JP2020083647A - 給送装置及び画像記録装置 - Google Patents

給送装置及び画像記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020083647A
JP2020083647A JP2018225986A JP2018225986A JP2020083647A JP 2020083647 A JP2020083647 A JP 2020083647A JP 2018225986 A JP2018225986 A JP 2018225986A JP 2018225986 A JP2018225986 A JP 2018225986A JP 2020083647 A JP2020083647 A JP 2020083647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
feeding
tray
support surface
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018225986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7218555B2 (ja
Inventor
学郎 金澤
Gakuro Kanazawa
学郎 金澤
陽一郎 西村
Yoichiro Nishimura
陽一郎 西村
麻美 橋本
Asami Hashimoto
麻美 橋本
浅田 哲男
Tetsuo Asada
哲男 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2018225986A priority Critical patent/JP7218555B2/ja
Publication of JP2020083647A publication Critical patent/JP2020083647A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7218555B2 publication Critical patent/JP7218555B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manual Feeding Of Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】シートがトレイに支持されているか否かにかかわらず、トレイへの異物の付着を低減する。【解決手段】複合機10は、用紙Sを積層した状態で支持する支持面74を有するバイパストレイ71と、支持面74上の用紙Sを筐体14へ向けて給送向き87に給送する給送ローラ75と、給送ローラ75によって給送される用紙Sのうち最上の用紙Sを他の用紙Sから分離する分離部92を有する案内部材97と、支持面74の一部を覆うカバー110とを備える。カバー110は、給送ローラ75より給送向き87上流から分離部92より給送向き87下流に亘って延設され、軸77周りにバイパストレイ71に当接した第1位置とバイパストレイ71から離間した第2位置とに回動可能である。カバー110におけるバイパストレイ71との当接部である上流端部110Aは、軸77よりも給送向き87上流に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、シートを給送する給送装置、及び当該給送装置を備えておりシートに画像を記録可能な画像記録装置に関する。
従来より、シートを支持するトレイを有し、トレイに支持されたシートを画像記録装置などに給送する給送装置が知られている。このような給送装置の中には、複数枚が積層された状態のシートを支持するトレイを備えるものがある。この場合、ローラがトレイに支持されたシートのうち最上のシートと当接して、この最上のシートが目的地へ給送される。
上記のような給送装置では、トレイと画像記録装置との隙間から砂塵などの異物が進入して、トレイに付着するおそれがある。この対策が施された給送装置の一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された給送装置は、回動可能なトレイカバーを備えている。シートがトレイに支持されていないとき、トレイカバーが閉じるように回動されることによって、当該隙間を介しての異物の進入が防止される。
特開2016−28982号公報
しかしながら、特許文献1に開示された給送装置において、シートがトレイに支持されているとき、トレイカバーが開くように回動されることによって、シートを支持する。つまり、シートがトレイに支持されているとき、トレイカバーは閉じていないため、上記隙間を介しての異物の進入を防止することができない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、シートがトレイに支持されているか否かにかかわらず、トレイへの異物の付着を低減することができる給送装置を提供することにある。
(1) 本発明に係る給送装置は、シートを積層した状態で支持する支持面を有するトレイと、上記トレイを支持し、上記支持面に支持されたシートが搬送される搬送路を有する本体と、上記支持面に支持されたシートを上記搬送路へ向けて給送向きに給送するローラと、上記トレイよりも上記給送向きの下流に位置しており、上記支持面に対して傾斜し且つ上記ローラによって給送されるシートと当接して案内する傾斜面を有する案内部材と、上記傾斜面に設けられており、上記ローラによって給送されるシートのうち最上のシートを他のシートから分離する分離部と、上記支持面の少なくとも一部を覆い、上記トレイに当接可能な当接部を有するカバーと、を備える。上記カバーは、上記ローラよりも上記給送向きの上流から上記分離部よりも上記給送向きの下流に亘って延設されている。上記給送向きと交差し且つ上記支持面に沿った幅方向に延びた第1軸周りに、上記当接部が上記トレイに当接した第1位置と、上記当接部が上記トレイから離間した第2位置とに回動可能である。上記当接部は、上記第1軸よりも上記給送向きの上流に位置している。
本構成によれば、シートがトレイに支持されているか否かにかかわらず、トレイが第1位置へ向けて回動されることによって、異物の支持面や傾斜面への付着を低減することができる。
また、カバーが分離部よりも給送向きの下流まで延設されているため、異物の分離部への付着を低減することができる。
また、カバーが第1位置から第2位置へ回動されることによって、トレイにシートをセットすることができる。
本発明によれば、シートがトレイに支持されているか否かにかかわらず、トレイへの異物の付着を低減することができる。
図1は、複合機10の外観斜視図である。 図2は、カバー110がバイパストレイ71に当接した状態のプリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図3は、カバー110がバイパストレイ71から離間した状態のプリンタ部11の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図4は、バイパストレイ71と案内部材97と給送部72とカバー110とアーム支持部160を支持面74と直交する方向に視た模式平面図である。 図5は、変形例におけるバイパストレイ71と案内部材97と給送部72とカバー110とアーム支持部160を模式的に示す縦断面図である。 図6は、変形例におけるバイパストレイ71と案内部材97と給送部72とカバー110とアーム支持部160を模式的に示す縦断面図である。 図7は、変形例におけるバイパストレイ71と案内部材97と給送部72とカバー110とアーム支持部160を支持面74と直交する方向に視た模式平面図である。 図8は、変形例におけるバイパストレイ71と案内部材97と給送部72とカバー110とを支持面74と直交する方向に視た模式平面図である。 図9は、変形例におけるバイパストレイ71と案内部材97と給送部72とカバー110とアーム支持部160を模式的に示す縦断面図である。 図10は、変形例におけるバイパストレイ71と案内部材97と給送部72とカバー110とアーム支持部160を模式的に示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る複合機10について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明においては、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として、上下方向7が定義され、バイパストレイ71が設けられている面を背面(後面88)として前後方向8が定義され、複合機10を後面88と反対の前面89から視て左右方向9(幅方向の一例)が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は互いに直交している。
[複合機10の全体構成]
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体に形成されている。複合機10は、インクジェット記録方式で用紙S(図2参照)などのシートに画像を記録するプリンタ部11(画像記録装置の一例)と、シートの画像を読み取るスキャナ部12とを備えている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。なお、プリンタ部11は、インクジェット記録方式以外、例えば電子写真方式でシートに画像を記録するものであってもよい。
図2に示されるように、プリンタ部11は、給送トレイ20、給送部15、第1搬送ローラ対59、第2搬送ローラ対180、記録部24、及び給送装置を備えている。給送装置は、内部に搬送路65が形成された筐体14(図1参照、本体の一例)、バイパストレイ71(トレイの一例)、給送部72、案内部材97、及びカバー110を備えている。
図1に示されるように、バイパストレイ71は、筐体14によって、図1に示される起立位置と、図2に示される倒伏位置とに回動可能に支持されている。バイパストレイ71は、各種サイズの用紙Sを支持するものである。
図2に示されるように、給送トレイ20は、各種サイズの用紙Sを収容可能である。給送トレイ20は、筐体14の前面89(図1参照)に形成された開口(不図示)から後方に挿入可能であり且つ前方に脱抜可能である。
給送部15は、給送トレイ20から搬送路65へ用紙Sを給送するものである。給送部72は、バイパストレイ71から搬送路65へ用紙Sを給送するものである。第1搬送ローラ対59及び第2搬送ローラ対180は、用紙Sを搬送路65に沿って搬送するものである。記録部24は、搬送路65を搬送される用紙Sに画像を記録するものである。
給送部15、記録部24、第1搬送ローラ対59、及び第2搬送ローラ対180などは、筐体14の内部に配置されている。
図1に示されるように、プリンタ部11の上方には、スキャナ部12が設けられている。スキャナ部12は、フラットベッドスキャナである。なお、フラットベッドスキャナの構造は公知であるので、ここでは詳細な説明が省略される。
[給送トレイ20]
図2に示される給送トレイ20は、前後方向8及び左右方向9の長さが上下方向7の長さよりも長く、上面が開放された箱型の形状である。給送トレイ20の上方には、排出トレイ21が設けられている。給送トレイ20は、大小様々なサイズの用紙Sを支持面23で支持することにより、複数枚の用紙Sを積層した状態で収容可能である。
筐体14の下部に、ガイド部32が配置されている。ガイド部32は、筐体14に挿入された状態の給送トレイ20の後方に位置している。ガイド部32は、後方へ向かうにしたがって上方へ傾斜した傾斜面33を備えている。傾斜面33は、給送ローラ25によって給送トレイ20から後方へ送られた用紙Sに当接される。これにより、用紙Sは、傾斜面33に沿って搬送路65へ向けて案内される。
[給送部15]
図2に示されるように、給送部15は、給送ローラ25、給送アーム26、及び駆動伝達機構27を備えている。給送部15は、給送トレイ20の支持面23の上方に位置している。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部に回転可能に軸支されている。給送アーム26は、基端部に設けられた回動軸28を中心として、矢印98、99の向きに回動可能である。給送アーム26は、バネなどの付勢部材や自重などによって、矢印99の向きに付勢されている。これにより、給送ローラ25は、支持面23または支持面23に支持された用紙Sに対して接離可能である。
給送ローラ25には、モータ(不図示)の駆動力が駆動伝達機構27を通じて伝達される。駆動伝達機構27は、回動軸28に伝達された回転を無端ベルトにより給送ローラ25の軸へ伝達する。給送ローラ25が、給送トレイ20の支持面23に支持された用紙Sのうち一番上の用紙Sに当接された状態で回転することにより、当該用紙Sが搬送路65へ向けて給送される。なお、駆動伝達機構27は、無端ベルト以外、例えばギヤ列で構成されていてもよい。
[搬送路65]
図2に示されるように、筐体14の内部空間に形成された搬送路65は、給送トレイ20の後端部から上方へUターンするように湾曲して延びた後、前方へほぼ真っ直ぐに延びて排出トレイ21に至っている。搬送路65は、Uターンする湾曲路65Aと、真っ直ぐな直線路65Bとに大別される。
湾曲路65Aは、用紙Sが通過可能な空間を隔てて対向するガイド部材18及びガイド部材19によって構成されている。直線路65Bは、用紙Sが通過可能な空間を隔てて対向する記録部24及びプラテン42、並びにガイド部材31及びガイド部材19によって構成されている。ガイド部材31は、後述されるバイパス経路182を構成する部材でもある。プラテン42は、用紙Sを支持する部材である。
給送ローラ25によって搬送路65へ給送された用紙Sは、図2において一点鎖線で示される搬送向き17に沿って、湾曲路65A及び直線路65Bを搬送される。当該用紙Sは、第1搬送ローラ対59によって記録部24へ送られて、記録部24によって画像記録が行われて、第2搬送ローラ対180によって排出トレイ21へ排出される。
ガイド部材18は、回動部材43に取り付けられている。回動部材43は、筐体14によって、軸44周りに回動可能に支持されている。軸44は、左右方向9に延びており、筐体14の下部に位置している。回動部材43は、バイパストレイ71及び案内部材97より下方に位置している。回動部材43は、図1に示され且つ図2に実線で示される閉塞位置と、図2に破線で示される開放位置とに回動可能である。
回動部材43が閉塞位置のとき、ガイド部材18は湾曲路65Aを構成しており、湾曲路65Aは外部から閉塞されている。回動部材43が開放位置のとき、湾曲路65Aは外部に露出されている。湾曲路65Aに用紙Sが詰まった場合に、回動部材43が開放位置とされることによって、詰まった用紙Sの取り出しが容易となる。
回動部材43は、凹部45(収容部の一例)を備えている。凹部45は、回動部材43が閉塞位置のときの回動部材43の上面46から下方へ凹んでいる。回動部材43が閉塞位置の状態において、凹部45は、案内部材97の前端よりも前方から案内部材97の前端よりも後方に亘って設けられている。本実施形態において、凹部45は、案内部材97の一部(前部)の下方に位置している。なお、凹部45は、案内部材97の後端より後方にまで亘っていてもよい。つまり、凹部45は、案内部材97の全部の下方に位置していてもよい。凹部45は、上方から落下してきた異物を収容可能である。
[第1搬送ローラ対59及び第2搬送ローラ対180]
図2に示されるように、搬送路65におけるガイド部材31よりも搬送向き17の下流に、第1搬送ローラ対59が位置している。第1搬送ローラ対59は、第1搬送ローラ60とピンチローラ61とを有する。搬送路65における第1搬送ローラ対59よりも搬送向き17の下流に、第2搬送ローラ対180が位置している。第2搬送ローラ対180は、第2搬送ローラ62と拍車63とを有する。
第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62は、モータ(不図示)の回転が伝達されて回転する。ピンチローラ61は、バネなどの付勢部材によって第1搬送ローラ60に付勢されて当接されており、第1搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。拍車63は、バネなどの付勢部材によって第2搬送ローラ62に付勢されて当接されており、第2搬送ローラ62の回転に伴って連れ回る。第1搬送ローラ対59及び第2搬送ローラ対180は、それぞれを構成する各ローラの間に用紙Sを挟持した状態において、第1搬送ローラ60及び第2搬送ローラ62が回転することによって、用紙Sを搬送路65に沿って搬送向き17に搬送する。
[記録部24]
図2に示されるように、搬送路65における第1搬送ローラ対59と第2搬送ローラ対180との間に、記録部24が位置している。記録部24は、キャリッジ40と記録ヘッド39とを備えている。キャリッジ40は、記録ヘッド39を挟んで前後方向8に間隔を空けて配置された2つのガイドレール(不図示)によって、図2の紙面に直交する左右方向9に往復動可能に支持されている。2つのガイドレールの一方には、公知のベルト機構が設けられている。ベルト機構は、不図示のモータと連結されている。また、キャリッジ40は、ベルト機構の無端ベルトと連結されている。モータによって駆動された無端ベルトの回動により、キャリッジ40は、2つのガイドレールに沿って左右方向9に往復動する。
記録ヘッド39は、キャリッジ40に搭載されている。記録ヘッド39の下面には、複数のノズル38が形成されている。記録ヘッド39には、インクカートリッジ(不図示)からインクが供給される。記録ヘッド39は、複数のノズル38からインクを微小なインク滴として選択的に吐出する。キャリッジ40が左右方向9に移動しているときに、ノズル38から、搬送路65を搬送される過程においてプラテン42に支持されている用紙Sに対してインク滴が吐出される。吐出されたインク滴が用紙Sに付着することにより、用紙Sに画像が記録される。
[バイパストレイ71]
図1及び図2に示されるバイパストレイ71は、筐体14によって支持されている。バイパストレイ71は、図1に示される起立位置と、図2に示される倒伏位置とに回動可能である。
図1に示されるように、起立位置のバイパストレイ71の外面73は、上下方向7に沿っている。バイパストレイ71が起立位置の状態において、外面73は、筐体14の後面88の一部を構成している。起立位置のバイパストレイ71と、筐体14との間に、隙間184が形成されている。
図2に示されるように、倒伏位置のバイパストレイ71は、外面73の裏面である支持面74に、複数枚の用紙Sを積層した状態で支持可能である。支持面74、左右方向9に沿った面である。バイパストレイ71が倒伏位置のときの隙間184は、バイパストレイ71が起立位置のときの隙間184より大きい。
図4に示されるように、一対のサイドガイド54が、支持面74に沿って左右方向9に移動可能にバイパストレイ71によって支持されている。一対のサイドガイド54は、支持面74から突出している。一対のサイドガイド54は、左右方向9に対向して配置されている。各サイドガイド54の側面の各々には、支持面74に支持された用紙Sの左右両端が当接する。一対のサイドガイド54のうちの一方が右方または左方の一方へ移動すると、他方が連動して右方または左方の他方へ移動する。これにより、用紙Sは、バイパストレイ71の左右方向9の中央を基準として位置決めされる。
一対のサイドガイド54は、図4において実線及び破線で示された内位置と、図4において一点鎖線で示された外位置との間を移動可能である。一対のサイドガイド54が内位置のときの一対のサイドガイド54間の左右方向9の距離は、一対のサイドガイド54が外位置のときの一対のサイドガイド54間の左右方向9の距離より短い。一対のサイドガイド54は、内位置のときに互いに最も近づいており、外位置のときに互いに最も離れている。一対のサイドガイド54の位置は、支持面74に支持される用紙Sのサイズに基づいて決定される。例えば、バイパストレイ71に支持可能な最小サイズの用紙Sがバイパストレイ71に支持される場合に、一対のサイドガイド54は、内位置に移動される。
[給送部72]
図2に示されるように、給送部72は、筐体14を構成するフレームの一部であるアーム支持部160に支持されている。給送部72は、バイパストレイ71の支持面74と対向して配置されている。
給送部72は、給送ローラ75(ローラの一例)、給送アーム76(アームの一例)、及び駆動伝達機構(不図示)を備えている。給送ローラ75は、給送アーム76の先端部に回転可能に支持されている。給送アーム76の基端部は、アーム支持部160によって、左右方向9に延びた回動軸81(第2軸の一例)周りに矢印67、68の方向に回動可能に支持されている。給送アーム76は、基端部から、後述する給送向き87へ向かうにしたがって支持面74へ向かって延びている。給送アーム76は、バネなどの付勢部材や自重などによって、バイパストレイ71へ向けて、つまり矢印67の向きへ付勢されている。これにより、給送ローラ75は、バイパストレイ71の支持面74、または、支持面74に支持された用紙Sに対して接離可能である。
給送ローラ75には、モータ(不図示)の駆動力が駆動伝達機構を通じて伝達される。駆動伝達機構は、ギヤ列で構成されており、回動軸81に伝達された回転を給送ローラ75の軸へ伝達する。給送ローラ75が、支持面74に支持された用紙Sのうち一番上の用紙Sに当接された状態で回転することにより、当該用紙Sが給送向き87に給送される。給送向き87は、左右方向9と直交しており、後述するバイパス経路182に沿った向きである。なお、駆動伝達機構は、ギヤ列以外、例えば無端ベルトで構成されていてもよい。
[バイパス経路182]
図2に示されるように、筐体14の内部に、バイパストレイ71から第1搬送ローラ対59へと延びるバイパス経路182(給送路の一例)が形成されている。
バイパス経路182は、バイパストレイ71から概ね前方且つ下方に向かって延びる傾斜した経路である。バイパス経路182は、ガイド部材31及びカバー110と、ガイド部材19とによって構成されている。バイパス経路182は、搬送路65より上方に形成されている。
バイパストレイ71に支持された用紙Sは、給送ローラ75によって給送向き87に給送されることによって、バイパス経路182に至る。当該用紙Sは、バイパス経路182に沿って給送向き87へ案内されて、搬送路65に至る。当該用紙Sは、第1搬送ローラ対59によって直線路65Bを搬送される。当該用紙Sは、記録部24によって画像記録が行われて、第2搬送ローラ対180によって搬送されて排出トレイ21へ排出される。
[案内部材97]
図2に示されるように、案内部材97は、給送ローラ75よりも給送向き87の下流に位置している。案内部材97は、バイパストレイ71より下方に位置している。案内部材97の上面96(傾斜面の一例)は、バイパストレイ71の支持面74の給送向き87の端部(支持面74の下端部)から概ね前方に延びている。上面96は、支持面74に対して傾斜している。換言すると、支持面74は、案内部材97から斜め上方へ延びている。上面96は、隙間184を通じて複合機10の外部に露出しており且つ概ね上方を向いている。上面96には、支持面74に支持された用紙Sの先端(下端)が当接する。
上面96には、分離部92が形成されている。分離部92は、上面96の左右方向9の中央部から突出している。分離部92は、左右方向9において、内位置の一対のサイドガイド54の間に位置している。分離部92は、給送向き87に沿って間隔を空けて並んだ複数の歯で構成されている。複数の歯に、支持面74に支持された複数枚の用紙Sの先端が当接する。この状態で、支持面74に支持された複数枚の用紙Sが給送ローラ75によって給送向き87に給送された場合、分離部92は、複数枚の用紙Sのうち給送ローラ75と当接している最上位置の用紙S(最も支持面74から離れた用紙S)を、他の用紙Sから分離する。これにより、最上位置の用紙Sのみが、上面96に当接して案内され、バイパス経路182へ給送される。
[カバー110]
図2に示されるように、カバー110は、バイパストレイ71及び案内部材97と、アーム支持部160及びガイド部材31との間に位置している。カバー110は、バイパストレイ71及び案内部材97と対向している。カバー110は、案内部材97の上方に位置している。
図4に示されるように、カバー110は、概ね左右方向9及び給送向き87に拡がった板状の部材である。カバー110は、左右方向9において、内位置の一対のサイドガイド54の間に位置している。
図2及び図4に示されるように、カバー110は、給送向き87において、給送ローラ75よりも給送向き87の上流端部110A(当接部の一例)から、分離部92よりも給送向き87の下流端部110Bに亘って延設されている。本実施形態において、上流端部110Aは、バイパストレイ71の給送向き87の上流端71Aよりも給送向き87の下流であって、後述する軸77よりも給送向き87の上流の位置である。
カバー110が上述した範囲に亘って拡がっていることにより、カバー110は、左右方向9における内位置の一対のサイドガイド54の間であって、上流端部110Aよりも給送向き87の下流の範囲において、支持面74を覆っている。また、カバー110が上述した範囲に亘って拡がっていることにより、カバー110は、左右方向9における内位置の一対のサイドガイド54の間の範囲において、上方から案内部材97を覆っている。つまり、カバー110は、一対のサイドガイド54の間に位置する分離部92を覆っている。
図4に示されるように、カバー110には、開口116が形成されている。開口116が形成された部分には、給送部72が位置している。これにより、給送部72とカバー110との干渉が回避されている。
図2に示されるように、下流端部110Bは、凹部45の真上に位置している。下流端部110Bは、前後方向8において凹部45の前端及び後端の間に位置している。また、下流端部110Bは、左右方向9において凹部45の右端及び左端の間に位置している。よって、本実施形態では、上方から視て、カバー110の給送向き87の下流端部110Bの全てが、凹部45と重複している。
なお、上方から視て、下流端部110Bの一部が、凹部45と重複していてもよい。例えば、凹部45の左右方向9の長さが、カバー110の左右方向9の長さより短くてもよい。この場合、下流端部110Bの左右両端部は、凹部45より右方及び左方に位置するため、上方から視て下流端部110Bの一部のみが凹部45と重複する。
カバー110は、給送アーム76によって回動可能に軸支されている。カバー110は、給送アーム76に設けられた左右方向9に延びた軸77(第1軸の一例)周りに矢印111、112の方向に回動可能である。なお、左右方向9は、給送向き87と交差し(本実施形態では給送向き87と直交し)且つ支持面74に沿った方向である。カバー110は、図2に実線で示される第1位置と、図2に破線で示される第2位置と、図3に示される位置とに、軸77周りに回動可能である。
軸77には、ねじりコイルばね113(付勢部材の一例)が取り付けられている。ねじりコイルばね113の一端は給送アーム76に接続されており、ねじりコイルばね113の他端はカバー110に接続されている。ねじりコイルばね113は、カバー110を第1位置へ向けて、つまりカバー110を矢印111の向きへ付勢している。
なお、カバー110を第1位置へ向けて付勢するのは、ねじりコイルばね113に限らず、例えば板ばねなどであってもよい。また、給送装置は、付勢部材を備えていなくてもよい。この場合、カバー110は、自重によって第1位置へ付勢されている。
図2に示されるように、カバー110が第1位置の状態において、上流端部110Aが支持面74と当接している。これにより、カバー110が第1位置の状態において、隙間184を介してバイパストレイ71及びアーム支持部160の間に進入した砂塵などの異物は、カバー110に阻まれて、支持面74のうち上流端部110Aよりも給送向き87の下流にある部分及び案内部材97に到達しない。
なお、支持面74に用紙Sが支持されている場合、カバー110は第1位置よりも第2位置側(図3に示された位置側)に位置するが、カバー110は第1位置へ向けて付勢されているために、カバー110は、支持面74に支持された用紙Sと当接する。
図2に破線で示されるように、第2位置のカバー110は、支持面74から離間している。
図4に示されるように、カバー110は、下流端部110Bから右方及び左方へ突出する凸部115を備えている。
また、図2及び図4に示されるように、カバー110(詳細には凸部115)の下方には、ストッパ114が設けられている。ストッパ114は、第2位置のカバー110の凸部115に下方から当接して、第2位置のカバー110が軸77周りに矢印112の向きへ回動すること(換言すると第2位置のカバー110が軸77周りに第1位置から遠ざかる向きへ回動すること)を規制する。ストッパ114は、用紙Sの給送を阻むことがない位置に設けられている。本実施形態において、ストッパ114は、図4に示されるように、バイパストレイ71より右方及び左方(用紙Sより右方及び左方となる位置)に位置している。
以下、用紙Sがセットされていないバイパストレイ71に用紙Sがセットされる過程(換言すると、用紙Sが支持面74に支持される過程)が、図2及び図3が参照されつつ説明される。
最初に、第1位置へ向けて付勢されたカバー110の給送向き87の上流端部110Aが、ユーザによって把持されて持ち上げられる。これにより、カバー110は矢印112の向きへ回動する。つまり、カバー110は、図2に実線で示される第1位置から図2に破線で示される第2位置に回動する。カバー110が第2位置に到達すると、凸部115(図4参照)がストッパ114に上方から当接して、第2位置のカバー110の矢印112の向きへの回動は規制される。
凸部115がストッパ114に当接した状態において、ユーザが更にカバー110を持ち上げると、カバー110は2箇所のストッパ114及び凸部115の当接位置を結んだ左右方向9に延びる軸線周りに、図2に示される反時計回りに回動する。このとき、カバー110を軸支している給送アーム76も、カバー110の当該軸線周りの回動に連動して、回動軸81周りに矢印68の向きへ回動する。これにより、カバー110及び給送部72の双方が持ち上げられて、図3に示される状態となる。
図3に示される状態では、カバー110と支持面74との間隔が大きくなるため、用紙Sのバイパストレイ71へのセット(用紙Sの支持面74への支持)が容易である。また、図3に示される状態では、給送ローラ75が支持面74から離れているため、用紙Sのバイパストレイ71へのセット(用紙Sの支持面74への支持)が容易である。
[実施形態の効果]
本実施形態によれば、用紙Sがバイパストレイ71に支持されているか否かにかかわらず、バイパストレイ71が第1位置へ向けて回動されることによって、異物の支持面74や上面96への付着を低減することができる。
また、カバー110が分離部92よりも給送向き87の下流まで延設されているため、異物の分離部92への付着を低減することができる。
また、カバー110が第1位置から第2位置へ回動されることによって、バイパストレイ71に用紙Sをセットすることができる。
また、本実施形態によれば、ねじりコイルばね113によって、カバー110の上流端部110Aを確実にバイパストレイ71に当接させることができる。
また、用紙Sがバイパストレイ71にセットされるとき、最初に、カバー110が第1位置から第2位置へ向けて軸77周りに回動される。カバー110が第2位置に到達すると、ストッパ114によってカバー110の軸77周りの回動は規制される。しかし、カバー110は、ストッパ114との当接位置を中心として回動可能である。当接位置を中心としてカバー110が回動されると、軸77を介してカバー110と連結されている給送アーム76が連動して回動軸81周りに回動する。これにより、給送ローラ75が支持面74から離間するように移動する。その結果、用紙Sのバイパストレイ71へのセットが給送ローラ75によって阻害されることが防止可能である。
また、仮に、分離部92へ異物が付着すると、給送ローラ75によって給送される用紙Sのうち最上の用紙Sを他の用紙Sから分離することが困難となるおそれがある。本実施形態によれば、分離部92及びカバー110の双方が、左右方向9において一対のサイドガイド54の間に位置しているため、異物の分離部92への付着をカバー110によって低減することができる。
また、用紙Sがバイパストレイ71に支持されていない場合、第1位置のカバー110の上流端部110Aが支持面74に当接することによって、異物の支持面74や上面96への付着を低減することができる。また、用紙Sがバイパストレイ71に支持されている場合、第1位置のカバー110の上流端部110Aが支持面74に支持された用紙Sに当接することによって、異物の支持面74や上面96への付着を低減することができる。
また、本実施形態によれば、異物は、重力によって、給送装置の上方から分離部92へ向かう。しかし、本実施形態では、カバー110によって異物の分離部92への付着を低減することができる。
また、本実施形態によれば、カバー110に付着した異物がカバー110の給送向き87の下流端から落下した場合に、落下した異物を凹部45に収容することができる。
[変形例]
図5及び図6に示されるように、カバー110は、支持面74と当接する部分から給送向き87の上流へ突出した突出部121を備えていてもよい。突出部121の給送向き87の上流端は、バイパストレイ71の給送向き87の上流端71Aよりも給送向き87の上流に位置する。
例えば、図5に示されるように、突出部121は、カバー110における支持面74と当接する当接部110Cから概ね上方へ延びている。つまり、突出部121は、当接部110Cから支持面74とは異なる方向へ延びている。これにより、突出部121は、支持面74から離間するため、突出部121の把持が容易となる。図5において、カバー110は、当接部110Cを境界として屈曲している。また、図5において、カバー110は、当接部110Cにおいて支持面74と当接している。
また、例えば、図6に示されるような構成であってもよい。この場合、カバー110は、バイパストレイ71の支持面74以外の部分と当接している。詳細には、カバー110は、バイパストレイ71の給送向き87の上流端71A(バイパストレイ71の支持面74より給送向き87の上流に位置する部分)と当接している。つまり、カバー110が当接するのは、バイパストレイ71の支持面74に限らず、バイパストレイ71の支持面74以外の部分と当接していてもよい。図6の場合、カバー110のうち、上流端71Aと当接している部分が、当接部110Dである。
図6では、突出部121は、図5の構成とは異なり、当接部110Dから屈曲することなく、真っ直ぐ延びている。図6に示される構成では、突出部121は、支持面74よりも上方に位置する。そのため、突出部121の把持が容易となる。
図5及び図6に示される変形例によれば、カバー110がバイパストレイ71から給送向き87の上流へ突出している。そのため、カバー110を把持して回動させることが容易である。
図6に示される変形例によれば、支持面74より給送向き87の上流において、当接部110Dがバイパストレイ71と当接する。そのため、支持面74の全体に対して異物の付着を低減することができる。
図6に示されるように、カバー110は、コロ120を備えていてもよい。コロ120は、カバー110によって、左右方向9に延びる軸(不図示)周りに回転可能に支持されている。コロ120は、カバー110の給送向き87の下流端部110B(好ましくは、案内部材97よりも給送向き87の下流)に設けられている。コロ120の一部は、カバー110から案内部材97の側へ、つまりバイパス経路182の側へ突出している。これにより、コロ120は、給送ローラ75によって給送向き87に給送される用紙Sに当接可能である。なお、図6には、コロ120は1つのみ描かれているが、コロ120の数は1つに限らない。例えば、コロ120は、左右方向9に間隔を空けて複数配置されていてもよいし、給送向き87に間隔を空けて複数列配置されていてもよい。
コロ120を備えた変形例によれば、コロ120によって、用紙Sを円滑に給送することができる。
上記実施形態では、カバー110は、図4に示される範囲に亘って配置されていた。しかし、カバー110が配置される範囲はこれに限らない。
例えば、図7に示されるように、カバー110は、一対のサイドガイド54よりも給送向き87の下流に配置されていてもよい。この場合、カバー110の左右方向9の配置範囲が、一対のサイドガイド54によって制限されることはない。そのため、図7では、カバー110は、一対のサイドガイド54よりも右方及び左方に亘って配置されている。
図7に示される変形例によれば、カバー110が一対のサイドガイド54よりも給送向き87の下流に位置するため、支持面74における左右方向9の全域に亘ってカバー110を配置することができる。
また、例えば、図8に示されるように、カバー110は、下流部117と上流部118とを備えていてもよい。下流部117は、一対のサイドガイド54よりも給送向き87の下流に位置している。下流部117は、図7に示される構成と同様に、一対のサイドガイド54よりも右方及び左方に亘って配置されている。上流部118は、下流部117から給送向き87の上流へ延びている。上流部118は、左右方向9において一対のサイドガイド54の間に位置している。
図8に示される構成では、図9に示されるように、下流部117及び上流部118の各々が、支持面74と当接している。下流部117は、概ね後方へ突出する凸板119を備えている。カバー110が第1位置のときに、凸板119の先端である当接部119Aが、支持面74に当接する。また、上流部118のうち、カバー110の給送向き87の上流端部110A近くに位置する当接部118Aが、バイパストレイ71の給送向き87の上流端71Aに当接する。つまり、図8及び図9に示される構成では、下流部117及び上流部118の各々が、当接部を備えている。
図8及び図9に示される変形例によれば、支持面74における左右方向9の全域に亘って下流部117を配置することができるとともに、支持面74における下流部117よりも給送向き87の上流に上流部118を配置することができる。つまり、一対のサイドガイド54の移動範囲を避けつつも、多くの領域にカバー110を配置することができる。そして、前記のように上流部118及び下流部117が配置された場合であっても、上流部118及び下流部117の各々に設けられた当接部によって、異物の進入を低減することができる。
上記実施形態では、図4、図7、及び図8に示されるように、カバー110は支持面74の一部を覆っていたが、カバー110は支持面74の全部を覆っていてもよい。
上記実施形態では、カバー110は、給送アーム76によって支持されていた。しかし、カバー110は、給送アーム76以外、例えばアーム支持部160によって支持されていてもよい。この場合、カバー110と給送部72とは連動しない。
例えば、図10に示されるように、カバー110は、左右方向9に延びた軸78(第1軸の一例)周りに回動可能に支持されていてもよい。軸78は、給送アーム76よりも給送向き78の下流に位置している。また、図10に示される構成では、ストッパ114の代わりに、給送アーム76にストッパ79が設けられている。ストッパ79は、給送アーム76から左右方向9に突出している。ストッパ79は、カバー110と給送アーム76の回動軸81との間に設けられている。
以下、図10に示される構成において、用紙Sがセットされていないバイパストレイ71に用紙Sがセットされる過程(換言すると、用紙Sが支持面74に支持される過程)が説明される。
最初に、第1位置へ向けて付勢されたカバー110の給送向き87の上流端部110Aが、ユーザによって把持されて持ち上げられる。これにより、カバー110は軸78周りに矢印122の向きへ回動する。つまり、カバー110は、図10に実線で示される第1位置から図10に破線で示される第2位置に回動する。カバー110は、第2位置に到達すると、ストッパ79に下方から当接する。これにより、第2位置のカバー110の矢印112の向きへの回動(第2位置のカバー110が第1位置から遠ざかる向きへの回動)は規制される。
カバー110がストッパ79に当接した状態において、ユーザが更にカバー110を持ち上げるべく力を加えると、カバー110には、矢印122の向きへの力が作用する。これにより、カバー110は、矢印122の向きに回動して、下方から給送アーム76を押す。これにより、給送アーム76は軸81周りに矢印68の向きに回動して、カバー110及び給送部72の双方が持ち上げられた状態となる。当該状態では、カバー110と支持面74との間隔が大きくなるため、用紙Sのバイパストレイ71へのセット(用紙Sの支持面74への支持)が容易である。また、当該状態では、給送ローラ75が支持面74から離れているため、用紙Sのバイパストレイ71へのセット(用紙Sの支持面74への支持)が容易である。
上記実施形態や上記変形例では、ストッパ114、79が設けられていたが、ストッパ114、79は設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、給送装置は、バイパストレイ71、給送部72、及び案内部材97を備えていた。つまり、給送装置は、複合機10の後面に据え付けられたトレイを備えていた。しかし、給送装置は、バイパストレイ71以外のトレイを備えていてもよい。例えば、給送装置は、複合機10に対して挿入及び脱抜可能なトレイを備えていてもよい。具体的には、給送装置は、給送トレイ20、給送部15、及びガイド部32を備えていてもよい。この場合、給送トレイ20が上記実施形態におけるバイパストレイ71に相当し、給送部15が上記実施形態における給送部72に相当し、ガイド部32が上記実施形態における案内部材97に相当する。また、ガイド部32には、分離部92と同様の構成を有する分離片が形成されている。また、この場合、カバー110は、給送トレイ20の支持面23の少なくとも一部、及びガイド部32に設けられた分離片を、上方から覆う。
14・・・筐体(本体)
65・・・搬送路
71・・・バイパストレイ(トレイ)
74・・・支持面
75・・・給送ローラ(ローラ)
77・・・軸(第1軸)
87・・・給送向き
92・・・分離部
96・・・上面(傾斜面)
97・・・案内部材
110・・・カバー
110A・・・上流端部(当接部)

Claims (14)

  1. シートを積層した状態で支持する支持面を有するトレイと、
    上記トレイを支持し、上記支持面に支持されたシートが搬送される搬送路を有する本体と、
    上記支持面に支持されたシートを上記搬送路へ向けて給送向きに給送するローラと、
    上記トレイよりも上記給送向きの下流に位置しており、上記支持面に対して傾斜し且つ上記ローラによって給送されるシートと当接して案内する傾斜面を有する案内部材と、
    上記傾斜面に設けられており、上記ローラによって給送されるシートのうち最上のシートを他のシートから分離する分離部と、
    上記支持面の少なくとも一部を覆い、上記トレイに当接可能な当接部を有するカバーと、を備え、
    上記カバーは、
    上記ローラよりも上記給送向きの上流から上記分離部よりも上記給送向きの下流に亘って延設されており、
    上記給送向きと交差し且つ上記支持面に沿った幅方向に延びた第1軸周りに、上記当接部が上記トレイに当接した第1位置と、上記当接部が上記トレイから離間した第2位置とに回動可能であり、
    上記当接部は、上記第1軸よりも上記給送向きの上流に位置している給送装置。
  2. 上記カバーを上記第1位置へ付勢する付勢部材を備える請求項1に記載の給送装置。
  3. 上記幅方向に延びた第2軸周りに回動可能であり、上記第2軸から上記支持面へ向けて延びており、先端部において上記ローラを回転可能に支持するアームと、
    上記第2位置の上記カバーが上記第1位置から遠ざかる向きへ上記第1軸周りに回動することを規制するストッパと、を備え、
    上記カバーは、上記アームに軸支されている請求項1または2に記載の給送装置。
  4. 上記幅方向に延びた第2軸周りに回動可能であり、上記第2軸から上記支持面へ向けて延びており、先端部において上記ローラを回転可能に支持するアームと、
    上記アームに設けられており、上記第2位置の上記カバーが上記第1位置から遠ざかる向きへ上記第1軸周りに回動することを規制するストッパと、を備え、
    上記第1軸は、上記アームよりも上記給送向きの下流に位置している請求項1または2に記載の給送装置。
  5. 上記カバーは、上記当接部から上記給送向きの上流へ突出した突出部を有し、
    上記突出部の上記給送向きの上流端は、上記トレイの上記給送向きの上流端よりも上記給送向きの上流に位置する請求項1から4のいずれかに記載の給送装置。
  6. 上記支持面上を上記幅方向へ移動可能に上記トレイによって支持されており、上記支持面に支持されたシートの上記幅方向の両端に当接可能な一対のサイドガイドを備え、
    上記分離部は、上記幅方向において上記一対のサイドガイドの間に位置しており、
    上記カバーは、上記幅方向において、上記一対のサイドガイドが最も近づいた状態における上記一対のサイドガイドの間に位置する請求項1から5のいずれかに記載の給送装置。
  7. 上記支持面上を上記幅方向へ移動可能に上記トレイによって支持されており、上記支持面に支持されたシートの上記幅方向の両端に当接可能な一対のサイドガイドを備え、
    上記カバーは、
    上記一対のサイドガイドよりも上記給送向きの下流に位置する下流部と、
    上記下流部から上記給送向きの上流へ延びており、上記幅方向において上記一対のサイドガイドの間に位置する上流部と、を備え、
    上記当接部は、上記上流部及び上記下流部の各々に設けられている請求項1から5のいずれかに記載の給送装置。
  8. 上記支持面上を上記幅方向へ移動可能に上記トレイによって支持されており、上記支持面に支持されたシートの上記幅方向の両端に当接可能な一対のサイドガイドを備え、
    上記カバーは、上記一対のサイドガイドよりも上記給送向きの下流に位置する請求項1から6のいずれかに記載の給送装置。
  9. 上記当接部は、上記支持面に当接可能である請求項1から8のいずれかに記載の給送装置。
  10. 上記当接部は、上記トレイにおける上記支持面より上記給送向きの上流の部分に当接可能である請求項1から7のいずれかに記載の給送装置。
  11. 上記トレイは、上記案内部材より上方に位置しており、
    上記支持面は、上記案内部材から斜め上方へ延びており、
    上記カバーは、上方から上記分離部を覆っている請求項1から10のいずれかに記載の給送装置。
  12. 上記カバーの上記給送向きの下流端部に回転可能に支持されたコロを備え、
    上記コロの少なくとも一部は、上記カバーから、シートが給送される給送路へ向けて突出している請求項1から11のいずれかに記載の給送装置。
  13. 上記案内部材の少なくとも一部の下方に、異物を収容するための収容部を備え、
    上記案内部材は、上記カバーより下方に位置しており、
    上記カバーの上記給送向きの下流端は、上記収容部の真上に位置している請求項1から12のいずれかに記載の給送装置。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の給送装置と、
    上記搬送路を搬送されるシートに画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置。
JP2018225986A 2018-11-30 2018-11-30 給送装置及び画像記録装置 Active JP7218555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225986A JP7218555B2 (ja) 2018-11-30 2018-11-30 給送装置及び画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018225986A JP7218555B2 (ja) 2018-11-30 2018-11-30 給送装置及び画像記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020083647A true JP2020083647A (ja) 2020-06-04
JP7218555B2 JP7218555B2 (ja) 2023-02-07

Family

ID=70906278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018225986A Active JP7218555B2 (ja) 2018-11-30 2018-11-30 給送装置及び画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7218555B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187166A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Brother Ind Ltd シート状の被搬送部材の搬送装置、その装置に使用するゴミ除去部材及び前記搬送装置及びゴミ除去部材を有する情報処理装置
JP2018134854A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2018165209A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置及び画像記録装置
JP2018165213A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置及び画像記録装置
JP2018165210A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 ブラザー工業株式会社 給送トレイ及び画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005187166A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Brother Ind Ltd シート状の被搬送部材の搬送装置、その装置に使用するゴミ除去部材及び前記搬送装置及びゴミ除去部材を有する情報処理装置
JP2018134854A (ja) * 2017-02-23 2018-08-30 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2018165209A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置及び画像記録装置
JP2018165213A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置及び画像記録装置
JP2018165210A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 ブラザー工業株式会社 給送トレイ及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7218555B2 (ja) 2023-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6171904B2 (ja) シート搬送装置及び画像記録装置
JP5786681B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3870104B2 (ja) 給紙装置及びこれを備えた記録装置
JP6136821B2 (ja) シート搬送装置及び画像記録装置
US10882707B2 (en) Feed apparatus and image recording apparatus
JP2016193547A (ja) 搬送装置及び画像記録装置
JP6119587B2 (ja) 画像記録装置
JP6375828B2 (ja) 搬送装置
JP6176173B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP6187340B2 (ja) 記録装置
JP7218555B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP6693535B2 (ja) シート搬送装置及び画像記録装置
JP2013225063A (ja) 画像記録装置
JP6738566B2 (ja) 画像記録装置
JP6119539B2 (ja) インクジェット記録装置
JP7114898B2 (ja) 給送装置
JP6927379B2 (ja) 画像記録装置
JP2018167986A (ja) 搬送装置
US20230415499A1 (en) Image recording apparatus
JP6323596B2 (ja) シート搬送装置及び画像記録装置
JP4151589B2 (ja) インクジェットプリンタ
JP6179324B2 (ja) 給送装置
JP6503870B2 (ja) シート給送装置及びインクジェット記録装置
JP6079684B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP6488558B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7218555

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150