JP3959589B2 - シート搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば画像形成装置等で用いられるシート搬送装置に係り、特に、複数のシート供給手段からシートが供給されるタイプのシート搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電子写真複写機等の画像形成装置で用いられる用紙給送装置としては、用紙トレイに積載された用紙をナジャーロールで取り出し、この取り出された用紙を例えばフィードロール及びリタードロールからなる捌き機構で一枚ずつ捌いて送り出し、そして送り出された用紙を搬送ロール対で画像形成部へと搬送するようにしたものがある。
【0003】
このような用紙給送装置では、捌き機構における用紙のスリップ量が用紙毎に異なるため、捌き機構から送り出される用紙の給紙タイミングがばらついてしまうことがある。
【0004】
そこで、捌き機構と搬送ロール対との間に用紙検知センサを配設し、用紙の先端が検知された時点で捌き機構の駆動を一旦停止させると共に、その後所定のタイミングで捌き機構の駆動を再開し用紙を再給送することで、給紙タイミングのばらつきを補正するようにしたものが知られている(特開昭60−112551号公報参照)。
【0005】
また、搬送ロール対の下流側に用紙検知センサを配設し、用紙の先端が検知された時点すなわち用紙が搬送ロール対に挟持された後に捌き機構の駆動を一旦停止させると共に、その後所定のタイミングで搬送ロール対の駆動を再開し用紙を再給送することで、給紙タイミングのばらつきを補正するようにしたものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの用紙給送装置にあっては、用紙トレイの数だけ用紙検知センサを配設しなければならないために装置構成が複雑化し、また、用紙検知センサの数だけ電源供給や信号授受用のハーネスを設けなければならないためにコストがかかってしまうという技術的課題がみられた。
【0007】
また、複数ある用紙トレイのうち上流側の用紙トレイから用紙を給紙した場合には、給紙再開後の搬送経路長が下流側の用紙トレイから給紙した場合よりも増加するので、一度給紙タイミングの補正を行っているのにも関わらず、その後の搬送経路中で誤差が生じ給紙タイミングにばらつきを生じてしまうという技術的課題がみられた。
【0008】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、簡易な構成で、複数あるシート供給手段のいずれから供給されたシートについても、給紙タイミングのばらつきを防止することのできるシート搬送装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1に示すように、シートSを積載する複数のシート積載手段1(例えば1a、1b)と、前記複数のシート積載手段1に夫々設けられ、シートSを一枚ずつに捌いて供給する複数のシート供給手段2(例えば2a、2b)と、前記複数のシート供給手段2の下流側に夫々設けられ、当該複数のシート供給手段2の何れかから供給されたシートSを夫々挟持すると共に、当該シートSを下流側に搬送する複数のシート搬送手段3(例えば3a、3b)とを備えたシート搬送装置において、前記複数のシート搬送手段3のうち最下流側のシート搬送手段3bの下流側に設けられ、搬送されるシートSの先端及び後端を検知する一つのシート検知手段4と、前記シート検知手段4からのシートSの先端による検知情報に基づき、前記最下流側のシート搬送手段3bにより前記シートSが挟持された状態で前記複数のシート搬送手段3を一時的に停止させると共に、その後、所定のタイミングに合わせて当該複数のシート搬送手段3の駆動を所定の搬送速度で再開させる一方、前記シート検知手段4からのシートSの後端による検知情報に基づき、前記シート供給手段2から後続シートSが供給された条件にて当該複数のシート搬送手段3によるシート搬送速度を所定の搬送速度よりも増速させるように制御する制御手段5とを備えたことを特徴とする。
【0010】
このような技術的手段において、シート積載手段1は、シートSを積載可能なものであれば適宜選定して差し支えなく、その数については複数であればいくつあってもよい。尚、図1においては、シート積載手段1が2つ(1a、1b)設けられた態様を例示している。
【0011】
また、シート供給手段2は、前記シート積載手段1に積載されたシートSを一枚ずつに捌いて供給できるものであれば、シートSの捌き方については適宜手法を採用して差し支えない。
【0012】
更に、シート搬送手段3は、前記シート供給手段2から供給されたシートSを挟持して搬送できるものであれば適宜選定して差し支えない。
【0013】
更にまた、シート検知手段4は、シートSの有無を検知可能なものであれば、その検知方式としては、接触式、非接触式等を問わない。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は、本発明の基本的構成が適用されたシート搬送装置を備えた電子写真複写機(画像形成装置)の実施の形態示したものである。尚、本実施の形態は、本発明と異なるシート搬送制御を採用した参考の形態である。
同図において、符号11は矢印方向に回転する感光体ドラム、符号12は感光体ドラム11を予め帯電するコロトロン等の帯電器、符号13はレーザ走査装置などの画像書込装置(ROS)であり、各色成分毎に生成されたレーザ駆動信号により変調されたレーザビームによって感光体ドラム11の表面を照射するようになっている。このROS13は、図示しないホスト装置から入力された画像出力指示に従って、画像処理部(IPS)15を介して画像読取装置60から入力されたデジタル画像を感光体ドラム11上に静電潜像として書き込む。また、符号14はY、M、C、Kの各色に対応した現像器が搭載されたロータリー型現像装置であり、感光体ドラム11に形成された静電潜像を現像して各色成分トナー像を形成するようになっている。また、符号16は感光体ドラム11上の残留トナーを除去するドラムクリーナ、符号17は感光体ドラム11の表面に当接されるように配置された中間転写ベルトであり、複数のロールに張架されて矢印方向へ回動するようになっている。更に、中間転写ベルト17の感光体ドラム11に対向する部位(一次転写位置)には転写ロール18が配設されており、この転写ロール18にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム11上のトナー像が中間転写ベルト17に静電吸引されるようになっている。
【0015】
更にまた、シートとしての用紙Pの搬送経路に面した中間転写ベルト17の二次転写位置には二次転写ロール及び対向ロールからなる二次転写装置19が配設され、搬送された用紙Pに対して静電潜像を転写するようになっている。その後、未定着画像が転写された用紙Pは、定着装置20にて熱定着される。
また、符号70は制御手段としての制御部であり、画像形成時における各種制御の他、用紙Pの供給、搬送等を制御している。
【0016】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の用紙搬送系について説明する。用紙搬送系は、用紙Pを積載するシート積載手段としての複数の用紙トレイ31〜34、装置の外から用紙Pを供給する手差しトレイ35を有している。またシート供給手段として、各用紙トレイ31〜34の上部には、積載された用紙Pに接触して上面から取り上げるナジャーロール36(具体的には36a〜36d)が設けられ、更にその下流側には、用紙Pを一枚ずつ捌くフィードロール及びリタードロールからなる捌き機構37(具体的には37a〜37d)が設けられている。更に、その下流側には用紙Pを一旦停止させた後に所定のタイミングをもって再送するシート搬送手段としてのテイクアウェイロール38(具体的には38a〜38d、以下、T/Aロールという)を有している。これらT/Aロール38は、より下段の用紙トレイ32〜34から用紙Pが供給される場合には、その用紙Pを単純に搬送するための搬送ロールとしての機能も有している。
【0017】
これらT/Aロール38の下流側にあたる用紙経路40には、画像形成のタイミングに合わせて二次転写装置19へと用紙Pを搬送するためのレジストレーションロール(レジストロール)39を有し、このレジストロール39で位置決め停止させられた後に、用紙Pに未定着画像を転写させている。更に、その下流側には、搬送ベルト41が設けられ、この搬送ベルト41にて用紙Pが定着装置20へと搬送される。
【0018】
また、本実施の形態では、両面モード選択時に、定着装置20で片面定着済みの用紙Pを反転させて再度二次転写位置へ戻すための用紙戻し機構が設けられている。この用紙戻し機構は、定着装置20からの用紙排出経路43に対して下方側に分岐する用紙分岐経路44を設け、この用紙分岐経路44には更に下方側に向かって用紙反転経路45を延設すると共に、この用紙反転経路45から二次転写位置手前の用紙経路40へ戻る用紙戻し経路46を連通接続したものである。そして、用紙分岐経路44、用紙反転経路45及び用紙戻し経路46には複数の搬送ロール47が設けられており、特に、用紙反転経路45に設けられる搬送ロール47は適宜タイミングで正逆回転するようになっている。
更に、用紙排出経路43と用紙分岐経路44との間、用紙分岐経路44、用紙反転経路45及び用紙戻し経路46との間には、搬送経路を切り替えるための切り替えゲート(図示せず)が設けられており、選択されたモードに応じて用紙経路を適宜切り替えるようになっている。
【0019】
図3は、本実施の形態における用紙搬送装置としての用紙供給機構を説明するための概略構成図である。尚、ここでは、最上流側(最下部)の用紙トレイ34を例に説明するが、他の用紙トレイ31〜33も同様の機構を有している。
用紙Pa(P)を積載した用紙トレイ34は、その用紙トレイの抜き差しを検知するトレイセンサ51aと、用紙トレイ34に積載された用紙サイズに伴うトレイサイズを検出するトレイサイズセンサ52aとを備えている。また、用紙トレイ34が装着されたことにより動作するリフター60aを有し、積載された用紙Paを供給可能な位置まで上昇させるようになっている。
ここで、ナジャーロール36aは捌き機構37aにおけるフィードロール57aの軸を支点とするブラケット59aを介して上下動するように構成され、ナジャーソレノイド55aのオン(給電)により用紙表面に落下して用紙Paを送り出す機能を有している。また、符号53aは、用紙トレイ34内に用紙Paが有ることを検知するノーペーパーセンサであり、リフター60aにより用紙Paが上昇し、用紙Paを搬送できる所謂READY状態となったときに、ノーペーパーセンサ53aがオン(受光)であれば用紙トレイ34内に用紙Paが存在するものと検知する。更に、符号54aは、用紙Paの高さが基準値にあることを検知するためのトレイレベルセンサであり、ブラケット59aの一部がナジャーロール36aの上下動に追従してこのトレイレベルセンサ54aをオン/オフすることで用紙高さを検知するように構成されている。
【0020】
また、捌き機構37aは、用紙Paの搬送方向に回転するフィードロール57aと、停止又は搬送方向と逆方向に回転するリタードロール58aとを備えており、ナジャーロール36aから送り出された用紙Paを捌き、1枚だけを下流側に搬送するように構成されている。そして、符号56aはこれらフィードロール57a及びナジャーロール36aの駆動源としてのフィードモータであり、フィードクラッチ68aの作動により回転駆動及び停止が実行される。
【0021】
更に、前記捌き機構37aの更に下流側に設けられたT/Aロール38aは、EPDMからなる駆動ロール65aとポリアセタール(POM)からなる従動ロール66aとから構成されている。
そして、捌き機構37aとT/Aロール38aとの間には、図示しない外側ガイドと内側ガイドとにより用紙搬送経路が形成されており、捌き機構37aから供給された用紙Paを確実にT/Aロール38aまで導くようになっている。
【0022】
ここで、符号67は、各用紙トレイ31〜34に対応して設けられたT/Aロール38a〜38dを駆動するメインモータであり、本実施の形態では、T/Aロール38a〜38dとメインモータ67との間にクラッチなどは設けられておらず、直接且つ一括にT/Aロール38a〜38dを駆動するようになっている。
【0023】
また、前記T/Aロール38a〜38dのうち、用紙Pの搬送方向最下流側のT/Aロール38dの下流側近傍には、搬送された用紙Pの有無を検知するシート検知手段としての用紙検知センサ69が配設されている。
【0024】
次に、本実施の形態に係る用紙供給機構の用紙供給動作を図2、図3及び図4に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。尚、ここでは、用紙トレイ34より用紙Paを供給する場合について説明する。
用紙トレイ34に用紙Paが積載され、装置本体に用紙トレイ34が挿入されると、制御部70は、トレイセンサ51aの出力信号を受けてリフター60aを駆動し、用紙Paを押し上げる。
次に、制御部70から給紙信号が送出されると(時間T0)、ナジャーソレノイド55aがオンし、ナジャーロール36aが用紙Paの表面に下がると共に、フィードクラッチ68aの作動により駆動力が伝達されて回転することにより用紙Paが引き込まれる。この引き込まれた用紙Paは、捌き機構37aのフィードロール57aとリタードロール58aとにより一枚に捌かれ、主にフィードロール57aの搬送力によりT/Aロール38aまで搬送される。
また、時間T0において、メインモータ67も駆動されて回転を開始する。
このとき、メインモータ67により駆動されるT/Aロール38a〜38dの回転速度(搬送速度)はA(mm/sec)に、一方、フィードロール57aの回転速度(搬送速度)はB(mm/sec)(ここでA≧Bである)に設定されることから、用紙Paは、T/Aロール38a〜38dに引っ張られる形で搬送されていく。
【0025】
その後、用紙Paの先端が用紙検知センサ69に到達すると(時間T1)、この用紙検知センサ69の出力を受けて、制御部70はフィードクラッチ68aを切ると共にメインモータ67の駆動を停止させ、所謂プレフィードの状態を形成する。
尚、給紙信号が送出された時間T0から所定時間が経過しても用紙Paが検知されないような場合には、制御部70はジャムが発生したものと判断しジャム表示を行う。
【0026】
次に、用紙搬送タイミングを図って制御部70から再給紙信号が送出されると(時間T2)、メインモータ67の駆動が再開される。このとき、メインモータ67により駆動されるT/Aロール38a〜38dの回転速度(搬送速度)は、一次転写位置における用紙搬送速度と同じB(mm/sec)に設定される。
【0027】
そして、用紙Paの後端が用紙検知センサ69に到達すると(時間T3)、この用紙検知センサ69の出力を受けて、制御部70はメインモータ67の駆動を停止させてT/Aロール38a〜38dの回転を停止させ、用紙Paの一枚目の供給プロセスを終了する。
更に、次の用紙Paが供給される場合には、時間T0'で制御部70より給紙信号が送出され、上述したプロセスが繰り返されることとなる。
【0028】
また、上述した説明は用紙トレイ34から用紙Paを供給する場合のものであるが、例えば用紙トレイ31から用紙Pdを供給する場合にも、用紙Pdの先端が用紙検知センサ69に到達した時点で用紙Pdの搬送を一時停止させてプレフィード状態とし、その後、給紙を再開させるプロセスが実行される。
【0029】
このように、本実施の形態では、最下流のT/Aロール38dの下流側に用紙検知センサ69を設け、この用紙検知センサ69の検知結果に基づいて前記T/Aロール38dで挟持した状態で用紙P(Pa〜Pd)を一時停止させる(プレフィード状態とする)ようにしたので、何れの用紙トレイ31〜34から用紙P(Pa〜Pd)が供給された場合にあっても、再給紙後の搬送経路長を用紙P(Pa〜Pd)によらず一定とすることができ、レジストロール39に対する給紙タイミングのばらつきを防止することができる。
【0030】
また、用紙検知センサ69一つで各用紙トレイ31〜34からの給紙を監視できるので、その分、装置構成を簡易化でき、かかるコストを低減化することができる。
【0031】
◎実施の形態2
本実施の形態は、実施の形態1と略同様であるが、用紙Pの搬送間隔を短くするため、T/Aロール38で前の用紙Pを再給紙している間に次の用紙Pの給紙を開始するようにしたものである。
尚、本実施の形態に係る画像形成装置の構成要素のうち、実施の形態1に係る画像形成装置と同様のものについては、実施の形態1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0032】
本実施の形態に係る用紙供給機構の用紙供給動作を図2、図3及び図5に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。尚、ここでは、用紙トレイ32より用紙Pc(用紙Pcは実施の形態1で説明に用いた用紙Paよりも小サイズであるものとする)を供給する場合について説明する。
用紙トレイ32に用紙Pcが積載され、装置本体に用紙トレイ32が挿入されると、制御部70は、トレイセンサ51cの出力信号を受けてリフター60cを駆動し、用紙Pcを押し上げる。
次に、制御部70から給紙信号が送出されると(時間T0)、ナジャーソレノイド55cがオンし、ナジャーロール36cが用紙Pcの表面に下がると共に、フィードクラッチ68cの作動により駆動力が伝達されて回転することにより用紙Pcが引き込まれる。この引き込まれた用紙Pcは、捌き機構37cのフィードロール57cとリタードロール58cとにより一枚に捌かれ、主にフィードロール57cの搬送力によりT/Aロール38cまで搬送される。
また、時間T0において、メインモータ67も駆動されて回転を開始する。
このとき、メインモータ67により駆動されるT/Aロール38a〜38dの回転速度(搬送速度)はA(mm/sec)に、一方、フィードロール57cの回転速度(搬送速度)はAより小さいB(mm/sec)に設定されることから、用紙Pcは、T/Aロール38c〜38dに引っ張られる形で搬送されていく。
【0033】
その後、用紙Pcの先端が用紙検知センサ69に到達すると(時間T1)、この用紙検知センサ69の出力を受けて、制御部70はフィードクラッチ68cを切ると共にメインモータ67の駆動を停止させ、所謂プレフィードの状態を形成する。
尚、給紙信号が送出された時間T0から所定時間が経過しても用紙Pcが検知されないような場合には、制御部70はジャムが発生したものと判断しジャム表示を行う。
【0034】
次に、用紙搬送タイミングを図って制御部70から再給紙信号が送出されると(時間T2)、メインモータ67の駆動が再開される。このとき、メインモータ67により駆動されるT/Aロール38a〜38dの回転速度(搬送速度)は、一次転写位置における用紙搬送速度と同じB(mm/sec)に設定される。
【0035】
そして、次の用紙Pcが供給される場合には、再給紙中の用紙Pc(以下必要に応じて前の用紙Pcという)の後端が捌き機構37cを抜けた後のタイミングで、制御部70から次の用紙Pcの給紙信号が送出され(時間T0')、これに伴い、ナジャーソレノイド55cがオンし、ナジャーロール36cが次の用紙Pcの表面に下がると共に、フィードクラッチ68cの作動により駆動力が伝達されて回転することにより次の用紙Pcが引き込まれる。この引き込まれた次の用紙Pcは、捌き機構37cのフィードロール57cとリタードロール58cとにより一枚に捌かれ、主にフィードロール57cの搬送力によりT/Aロール38cまで搬送される。すると、この時点でT/Aロール38a〜38dは前の用紙Pcを搬送しているため、次の用紙Pdは、B(mm/sec)の搬送速度で搬送されていく。
【0036】
その後、前の用紙Pcの後端が用紙検知センサ69に到達すると(時間T3a)、この用紙検知センサ69の出力を受けて、制御部70はメインモータ67の駆動力を増加させてT/Aロール38a〜38dの搬送速度をA(mm/sec)まで加速させる。尚、この時点で、前の用紙Pc(一枚目)の供給プロセスは終了する。
【0037】
更に、次の用紙Pcの先端が用紙検知センサに到達すると(時間T1')、この用紙検知センサ69の出力を受けて、制御部70はフィードクラッチ68cを切ると共にメインモータ67の駆動を停止させ、再度プレフィード状態を形成させる。
そして、次の用紙Pcが再給紙される場合には、時間T2'で制御部70より再給紙信号が送出され、上述したプロセスが繰り返されることとなる。
【0038】
このように、本実施の形態では、前の用紙Pの再給紙中に次の用紙Pの給紙を開始させるようにしたので、用紙間隔を短くすることができ、その分、生産性を向上させることができる。また、その際、前の用紙Pが用紙検知センサ69を通過するまではB(mm/sec)に搬送速度を設定し、通過後にA(mm/sec)に加速させるようにしているので、画像形成部に対する給紙タイミングにばらつきを生じることはない。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、最下流側のシート搬送手段の下流側に一つのシート検知手段を設け、この一つのシート検知手段による搬送されるシート先端の検知情報に基づいて搬送されるシートを一時停止させると共に、その後、所定のタイミングに合わせて当該複数のシート搬送手段の駆動を所定の搬送速度で再開させる一方、搬送されるシート後端の検知情報に基づいてシート供給手段から後続シートが供給された条件にて複数のシート搬送手段のシート搬送速度を所定の搬送速度より増速するようにしたので、簡易な構成で、複数あるシート供給手段のいずれから供給されたシートについても、給紙タイミングのばらつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシート搬送装置の概要説明図である。
【図2】 本発明の基本的構成が適用された参考の形態のシート搬送装置を備えた電子写真複写機の実施の形態1の全体構成図である。
【図3】 実施の形態1における用紙供給機構の概略構成図である。
【図4】 実施の形態1に係る用紙供給機構のタイミングチャートである。
【図5】 実施の形態1に係る用紙供給機構のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1(1a、1b)…シート積載手段,2(2a、2b)…シート供給手段,3(3a、3b)…シート搬送手段,4…シート検知手段,S…シート,31〜34…用紙トレイ,36(36a〜36d)…ナジャーロール,37(37a〜37d)…捌き機構,38(38a〜38d)…テイクアウェイ(T/A)ロール,67…メインモータ,69…用紙検知センサ,70…制御部

Claims (1)

  1. シートを積載する複数のシート積載手段と、
    前記複数のシート積載手段に夫々設けられ、シートを一枚ずつに捌いて供給する複数のシート供給手段と、
    前記複数のシート供給手段の下流側に夫々設けられ、当該複数のシート供給手段の何れかから供給されたシートを夫々挟持すると共に、当該シートを下流側に搬送する複数のシート搬送手段とを備えたシート搬送装置において、
    前記複数のシート搬送手段のうち最下流側のシート搬送手段の下流側に設けられ、搬送されるシートの先端及び後端を検知する一つのシート検知手段と、
    前記シート検知手段からのシートの先端による検知情報に基づき、前記最下流側のシート搬送手段により前記シートが挟持された状態で前記複数のシート搬送手段を一時的に停止させると共に、その後、所定のタイミングに合わせて当該複数のシート搬送手段の駆動を所定の搬送速度で再開させる一方、前記シート検知手段からのシートの後端による検知情報に基づき、前記シート供給手段から後続シートが供給された条件にて当該複数のシート搬送手段によるシート搬送速度を所定の搬送速度よりも増速させるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とするシート搬送装置。
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