JP4537329B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、正逆転可能な駆動源を利用して一方の面に画像が形成されたシートをスイッチバック搬送して画像形成部に再給送し、前記シートの他方の面にも画像を形成することが可能な画像形成装置に関するものである。
従来、レーザプリンタなどの画像形成装置において、シートの両面に画像を形成する場合、一方の面に画像が形成されたシートをスイッチバック搬送して画像形成部に再給送する両面ユニットを外付けのオプション機器として設ける技術が知られている。この両面ユニットは、正逆転可能なステッピングモータを持ち、前記スイッチバック搬送のために画像形成装置本体側の排出部のローラを正逆転可能としている。更に以下に示す特許文献1,2では、2面目の記録の際に使用する再給送路や再給送ローラを両面ユニット側に持たせて、画像形成装置本体は片面画像形成に必要な機構のみになり、画像形成装置本体のコストダウンを図っている。また、前記両面ユニットでは、再給送路上の再給送ローラは一方向(常にシートを再給送する方向)にしか回転しないため、ステッピングモータの正逆転の駆動を常に一方向の回転に変換する振り子機構を持っている。
特開平8−231105 特開平9−194097
しかしながら、振り子機構によって駆動力が伝達される再給送路上の再給送ローラは、ステッピングモータが回転方向を切り換えるときに前記振り子機構によるギアの噛み合いが一旦解除されるため、一瞬回転が停止する。これにより、以下のように、シートの2面目の記録精度や画像品質を低下させてしまう可能性がある。
画像形成時に、画像形成部にシートを送り込むレジストローラや、画像形成部にて転写されたトナー像をシートに定着する定着ローラなどは、前記ステッピングモータとは別の駆動源によって回転駆動されている。このため、前述の如く再給送路上の再給送ローラが一瞬停止しても、前記再給送ローラのシート搬送方向下流側にあるレジストローラは回転し続けている。よって、再給送ローラに挟持されているシートの先端がレジストローラのニップに達している場合は、レジストローラの搬送力が再給送ローラのブレーキ力に負けてスリップし、2面目のシート先端のレジストが小さくなってしまうことがある。
あるいは、レジストローラと再給送ローラとの間でシートが引っ張り状態となり、レジストローラにバックテンションがかかり、ギアの噛み合い精度による速度変動が顕著になる。その状態でシートに画像が転写されると、レジストローラでの振動がシートを伝わって転写まで影響し、2面目の画像に周期的な乱れが生じてしまう可能性もある。
そこで、本発明の目的は、駆動源の回転方向の切り換え時に再給送ローラの回転が一瞬停止してしまうことに起因する、シートの2面目の記録精度や画像品質の低下を防止することである。
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、画像形成手段において画像が形成されたシートを受け取り、そのシートの搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段と、前記スイッチバック搬送されたシートを再び前記画像形成手段へ向けて給送する再給送手段と、前記スイッチバック搬送手段と前記再給送手段を駆動する正転又は反転可能な駆動源と、前記駆動源の回転方向の切り換えに関わらず前記駆動源の正転及び反転時に前記再給送手段がシートの再給送方向にのみ回転するよう駆動力を伝達する駆動伝達手段と、を有し、前記画像が形成されたシートを再び前記画像形成手段に給送する際に、前記再給送手段に狭持搬送されているシートの先端が前記駆動源とは別の駆動源によって回転駆動される回転体に狭持される前に、前記駆動源の回転方向の切り換えを行うことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、駆動源の回転方向を切り換えるときに前記再給送手段の回転が一瞬停止してしまうことに起因する、シートの2面目の記録精度や画像品質の低下を防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、以下の実施形態では、画像形成装置としてプリンタを例示して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば複写機、ファクシミリ装置等の他の画像形成装置や、或いはこれらの機能を組み合わせた複合機等の他の画像形成装置であっても良い。
〔第1実施形態〕
図1〜図6を用いて、第1実施形態に係るプリンタについて説明する。図1はプリンタの概略構成を示す模式断面図である。図1において、1は像担持体としての感光体ドラムである。感光体ドラム1の周囲には、画像形成手段を構成する帯電ローラ2、光学ユニット3、現像ローラ4、転写ローラ5などが配置されている。感光体ドラム1は、その表面が帯電ローラ2によって一様に帯電された後、光学ユニット3によって画像情報に応じた光が照射され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム1には、現像ローラ4によってトナーが供給され、前記静電潜像が顕像化されトナー像が形成される。前記トナー像は、転写ローラ5によって感光体ドラム1からシート上に転写された後、定着手段7にてシートに定着される。
前記シートは、給送ローラ9によってカセット8から一枚ずつ分離給送され、回転体としてのレジストローラ14によって前述した画像形成手段における画像形成タイミングに合わせて感光体ドラム1と転写ローラ5の間に送り込まれる。
また、画像が定着されたシートは、回転体としての第1FUローラ12を介して、正転する中間排出ローラ13及びFDローラ11によって装置上部のFDトレイ上に排出される。前記中間排出ローラ13及びFDローラ11は、後述する再給送ユニット側の駆動源によって、シートを排出する排出方向及びこの排出方向とは逆の方向に回転可能なスイッチバック搬送手段を構成している。なお、前記中間排出ローラ13及びFDローラ11は、後述する再給送ユニットの未装着時には、前記駆動源とは別の装置本体側の駆動源によってシート排出方向にのみ回転する構成となっている。
一方、シート両面に画像を記録する場合には、前述の如くして一方の面に画像が定着されたシートを、前記正転している中間排出ローラ13及びFDローラ11を逆転させることで、第2FUローラ22を介して後述する再給送ユニット15に送る。そして、前記シートは、再給送ユニット15を通して再び前記画像形成手段に給送される。
再給送ユニット15は、プリンタ本体に対して着脱可能となっており、再給送手段としての再給送ローラ18,19を有している。また再給送ユニット15は、正転又は反転可能な駆動源としての再給送モータM3を有している。ここでは再給送モータM3としてステッピングモータを用いている。更に再給送ユニット15は、前記再給送モータM3の回転方向の切り換えに関わらず前記再給送モータM3の正転及び反転時に前記再給送ローラ18,19がシートの再給送方向にのみ回転するよう駆動力を伝達する駆動伝達手段30(図3参照)を有している。この駆動伝達手段30は、前記再給送モータM3の回転方向の切り換えに応じて前記中間排出ローラ13及びFDローラ11をシート排出方向及び排出方向とは逆方向(再給送方向)に回転させるよう駆動力を伝達する。すなわち、前記再給送モータM3は、前記駆動伝達手段30を通して、前記再給送ローラ18,19だけでなく、装置本体側の中間排出ローラ13及びFDローラ11も回転駆動する。なお、17は装置本体側に設けられた再給送ローラであり、再給送ユニット15から搬送されてきたシートをレジストローラ14へ搬送する。この再給送ローラ17は、再給送ユニット15が装置本体に装着されることで再給送モータM3により回転駆動される。
次に図2を用いて、上記画像形成装置における各ローラの駆動系について説明する。図2に示すように、給送ローラ9、搬送ローラ21、レジストローラ14、感光体ドラム1、及び転写ローラ4は装置本体側の駆動源であるメインモータ(DCブラシレスモータ)M1によって回転駆動される。また、定着手段7の定着ローラ20や、第1FUローラ12、第2FUローラ22は装置本体側の他の駆動源である定着モータ(DCブラシレスモータ)M2によって回転駆動される。次に再給送ユニット15の装着時はFDローラ11、中間排出ローラ13、再給送ローラ18,19、及び再給送ローラ17が正逆転可能な再給送モータ(ステッピングモータ)M3によって回転駆動される。すなわち、FDローラ11と中間排出ローラ13は正逆転してシートのスイッチバック搬送を可能にしている。再給送ローラ18,19、及び再給送ローラ17は駆動伝達手段30(図3参照)の振り子機構によって再給送モータM3の正逆回転に係らず常に一方向(シートの再給送方向)にのみ回転する。なお、再給送ユニット15を装置本体から抜いた状態では、FDローラ11と中間排出ローラ13は定着モータM2によって回転駆動され、再給送ローラ17は駆動が伝達されず回転しない構成となっている。
ここで、図3を用いて、再給送ユニット15の駆動部をなす駆動源と駆動伝達手段の構成について説明する。図3に示すように、M3は正逆転可能な駆動源としての再給送モータであり、このモータM3の駆動力が駆動伝達手段30を介して、スイッチバック搬送手段と再給送手段とに伝達される。31は中間排出ローラ13やFDローラ11に再給送モータM3の駆動力を伝達するFD駆動ギアである。また、32は再給送ローラ18,19や再給送ローラ17に再給送モータM3の駆動力を伝達する再給送駆動ギアである。また34は振り子機構を構成する振り子ギアであり、振り子ギア34は軸35を中心に揺動する振り子アーム33に設けられている。この振り子機構により、再給送モータM3が正転又は反転をすることで、振り子ギア34が第1アイドラギア36と第2アイドラギア37に交互に噛み合う構成となっている。
以上の構成により、スイッチバック搬送手段を構成するFDローラ11や中間排出ローラ13は、再給送モータM3の正転により、画像が記録されたシートを装置外へ排出する方向に回転する。ここで、シートの両面に画像を記録する場合、1面目の画像が記録されたシートの後端部が第1FUローラ12のニップを通過してから、前記再給送モータM3の回転方向を切り換える。すなわち、再給送モータM3の反転により前記FDローラ11や中間排出ローラ13が逆転し、1面目の画像が記録されたシートは排出方向とは逆方向へスイッチバックされ、再給送ユニット15へ搬送される。一方、再給送手段を構成する再給送ローラ18,19や再給送ローラ17は、前記再給送モータM3の正逆転に関わらず、前記振り子機構によって常に一方向(再給送方向)にのみ回転する。
図4は前記プリンタにおける搬送系を抽出した模式図である。再給送ユニット15内に設けられたローラは再給送ローラ18,19の2つであり、その他のローラは全てプリンタ本体内に設けられている。ただし中間排出ローラ13と再給送ローラ17は、再給送ユニット15がプリンタ本体に装着された状態では前記再給送ユニット15の駆動部によって回転駆動される。これらローラが配置された搬送路中においてシートを検知する検知手段としては、以下のセンサを備えている。S1はTOPセンサであり、レジストローラ14のニップ直後にて書き出しタイミングを検知する。S2はループセンサであり、転写ローラ5と定着ローラ20の間にてシートのループを検知する。S3はFUセンサであり、定着ローラ20のニップ直後にてシートを検知する。S4,S5はジャムセンサであり、再給送ユニット15内のシートのジャムを検知する。これらセンサの検知信号に基づいて、不図示の制御手段によりモータM1,M2,M3の駆動及び振り子機構の動作を制御している。
図5に両面記録時のシート搬送の様子を示す。再給送モータM3は、シートの1面目に画像が記録された後、そのシート後端がFUセンサS3をオフしてから所定の位置(例えばセンサから20mm下流側の位置)で、回転方向を正転から反転に切り換える。これによりFDローラ11と中間排出ローラ13が今までの方向(排出方向)とは逆方向(再給送方向)に回転するので、シートはスイッチバックして第2FUローラ22にニップされ、再給送ユニットに送られる。前記シートは、再給送モータM3の反転により再給送方向に回転する再給送ローラ18,19、及び再給送ローラ17に搬送される。そして前記再給送モータM3は、前記シートの後端が第2FUローラ22を抜けて、シート先端がレジストローラ14のニップから所定の距離t1(ここでは10mm)だけ上流側の位置で、回転方向を反転から正転に切り換える。この時、シートはレジストローラ14には狭持されていないため、再給送モータM3の回転方向の正逆切り換えを行って再給送ローラ18,19、及び再給送ローラ17が一瞬停止したとしても、先端レジストには影響しない。同時にレジストローラ14と再給送ローラ17の間でシートが引っ張られることもないので、2面目の周期的な画像乱れが生ずることもない。
次に図6を用いて上記プリンタにおける再給送モータの駆動制御の一例について説明する。図6に示すように、再給送モータの定常駆動周波数は526ppsであり、スローアップ・スローダウンは200〜408ppsは1−2相励磁で行い、408pps〜526ppsは2相励磁で行う。再給送モータは526ppsで正転し、1面目の記録がなされたシートがスイッチバックポイント付近まで来ると、2相励磁で58ms、1−2相励磁で78msかけてスローダウンし、その後10ms停止する。そして再給送モータM3は回転方向を切り換えて反転方向に1−2相励磁で78msかけてスローアップし408ppsまで上がると2相励磁で49msかけて513ppsまで加速する。513ppsで一定時間(A4縦の場合、0.9s)回転した後、9msかけて526ppsまで加速し、シートを再給送ユニット内へ搬送する。そして再給送モータM3は、シートの先端が再給送ローラ17を抜けた後136msかけてスローダウンし、シート先端がレジストローラ14の手前10mmの位置で10ms停止する。そして再給送モータM3は再び回転方向を切り換えて正転方向に計136msかけて526ppsまでスローアップし、前記シートが画像形成手段に再給送されて2面目の記録がなされる。
上述したように、本実施形態によれば、再給送モータM3の回転方向を切り換えるときに再給送ローラ18,19及び再給送ローラ17の回転が一瞬停止してしまうことに起因する、シートの2面目の記録精度や画像品質の低下を防止することができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、シートが再給送ローラ以外に、装置本体側の回転体(レジストローラ又は第2FUローラ)にも狭持されている状態で、再給送モータの回転方向の切り換えが行われても、2面目の周期的な画像乱れやシート後端のバタツキ音が生じないようにする手段について示す。なお、シートが前述の如き状態となる理由としては、装置本体が小型化である場合や、記録するシートがA3やLDRなど比較的大きいサイズシートである場合などである。
第2実施形態におけるプリンタ全体の基本構成は前述した第1実施形態と同様であるため、ここでは本実施形態の特徴となるシートの搬送動作についてのみ説明する。図7はシート先端がレジストローラ14のニップを通過してから再給送モータM3の正逆回転を切り換える場合の搬送動作を示す。なお、搬送動作においてもシートが給送されて1面目の記録がなされ、スイッチバックするところまでは、前述した第1実施形態と同様である。
ここでは再給送ローラ17に挟持搬送されるシートの先端が、レジストローラ14のニップを通過して所定の距離t2(ここでは45mm)だけ下流側に搬送されたところで再給送モータM3の回転方向の切り換えを行う場合を例示して説明する。この場合、スイッチバックされたシートの先端がレジストローラ14のニップを45mm通過したところで再給送ローラ18,19、及び再給送ローラ17が一時停止する。レジストローラ14はその間も回転し続けるので、レジストローラ14と再給送ローラ17の間でシートが引っ張り合う。そこで、再給送モータM3が反転から正転に切り換わる時、モータM3の回転数を一定時間(ここでは0.12秒間)だけ通常の搬送速度よりも増速(ここでは25%増速して回転数を700pps)する。するとレジストローラ14の搬送速度よりも再給送ローラ17の搬送速度の方が速くなるため、瞬時にレジストローラ14と再給送ローラ17の間でシートのたるみが再生される。シートが転写ニップに突入する前に、シートは適度なたるみに戻るため、レジストローラ14が再給送ローラ17から受けるバックテンションは正常な搬送状態と同等になり、2面目の周期的な画像乱れが改善される。
次に図8を用いて上述の如き増速を行う再給送モータの駆動制御の一例について説明する。図8に示すように、再給送モータの定常駆動周波数は526ppsであり、200〜408ppsは1−2相励磁、408以上は2相励磁である。再給送モータは526ppsで正転し、スイッチバックポイント付近で計136msかけてスローダウンし、10ms停止する。再給送モータM3は回転方向を切り換えて、1−2相励磁で78msかけてスローアップし408ppsまで上がると2相励磁で49msかけて513ppsまで加速する。513ppsで一定時間(A3縦の場合、1.14s)回転した後、9msかけて526ppsまで加速し、シートを再給送ユニット内へ搬送する。そして再給送モータM3は、シートの先端がレジストローラ14を43mmほど通過した付近で35msかけてスローダウンしてシート先端がレジストローラ下流45mmまで搬送された位置で、10ms停止する。その後、再給送モータM3は再び回転方向を切り換えて、51msかけて前記526ppsより速い700ppsまでスローアップする。そして再給送モータM3は、一定時間(ここでは120ms)だけ700ppsで正転し、その後、16msかけて定常駆動周波数である526ppsまでスローダウンし、前記シートが画像形成手段に再給送されて2面目の記録がなされる。
以上の制御を行うことで、再給送ローラ17に狭持搬送されているシートの先端が再給送モータM3とは別の駆動源(ここではメインモータ)によって回転駆動されるレジストローラ(回転体)14に狭持されている状態であっても、再給送モータM3の回転方向を切り換えるときに再給送ローラ18,19及び再給送ローラ17の回転が一瞬停止してしまうことに起因する、シートの2面目の記録精度や画像品質の低下を防止することができる。
また図示しないが、再給送ローラ18に狭持搬送されているシートの後端が再給送モータM3とは別の駆動源(ここでは定着モータ)によって回転駆動される第2FUローラ(回転体)22に狭持されている状態で、再給送モータM3の回転方向の切り換えを行う場合も、前述したような再給送モータの増速制御は有効である。
すなわち、再給送ローラ18,19及び再給送ローラ17の回転が一瞬停止している間も第2FUローラ22は回転し続けるので、第2FUローラ22と再給送ローラ18の間でシートに過剰のループが形成される。ここで、もし再給送モータM3の増速制御を行わない場合は、過剰のループの状態でシート後端が第2FUローラ22を抜けるため、シートのコシによって勢いよく元に戻ろうとして、シート後端がばたつく音が発生する。これに対して前記再給送モータM3の増速制御を行うことで再給送ローラ18,19及び再給送ローラ17の搬送速度が一時的に増加するため、シートの過剰のループがすぐに適度な状態に戻り、シート後端が第2FUローラ22から抜ける時、シート後端のバタツキ音は軽減される。
本実施形態ではレジストローラ通過後45mm下流側の位置を再給送モータの回転方向切り換えポイントとして例示したが、この切り換えポイントは、これに限定されるものではない。この切り換えポイントは、画像形成装置本体の大きさやローラの配置、各ローラをどのモータから駆動させているかなど様々な要因から鑑みて、最適な位置を決定する必要がある。
プリンタの概略構成を説明する模式断面図 プリンタにおける各ローラの駆動源を説明する模式図 プリンタの再給送ユニット内の駆動系を説明する模式側面図 プリンタにおける搬送系を抽出した模式構成図 第1実施形態に係るシート再給送動作を示す模式構成図 第1実施形態に係る再給送モータの駆動制御の一例を示すタイミングチャート図 第2実施形態に係るシート再給送動作を示す模式構成図 第2実施形態に係る再給送モータの駆動制御の一例を示すタイミングチャート図
符号の説明
M1 …メインモータ
M2 …定着モータ
M3 …再給送モータ
1 …感光体ドラム
2 …帯電ローラ
3 …光学ユニット
4 …現像ローラ
5 …転写ローラ
7 …定着手段
8 …カセット
9 …給送ローラ
11 …FDローラ
12 …第1FUローラ
13 …中間排出ローラ
14 …レジストローラ
15 …再給送ユニット
17 …再給送ローラ
18,19 …再給送ローラ
20 …定着ローラ
21 …搬送ローラ
22 …第2FUローラ
30 …駆動伝達手段
31 …FD駆動ギア
32 …再給送駆動ギア
33 …振り子アーム
34 …振り子ギア
35 …軸
36 …第1アイドラギア
37 …第2アイドラギア

Claims (5)

  1. 画像形成手段において画像が形成されたシートを受け取り、そのシートの搬送方向を逆転させるスイッチバック搬送手段と、
    前記スイッチバック搬送されたシートを再び前記画像形成手段へ向けて給送する再給送手段と、
    前記スイッチバック搬送手段と前記再給送手段を駆動する正転又は反転可能な駆動源と、
    前記駆動源の回転方向の切り換えに関わらず前記駆動源の正転及び反転時に前記再給送手段がシートの再給送方向にのみ回転するよう駆動力を伝達する駆動伝達手段と、を有し、
    前記画像が形成されたシートを再び前記画像形成手段に給送する際に、前記再給送手段に狭持搬送されているシートの先端が前記駆動源とは別の駆動源によって回転駆動される回転体に狭持される前に、前記駆動源の回転方向の切り換えを行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記再給送手段に狭持搬送されているシートの先端又は後端が前記駆動源とは別の駆動源によって回転駆動される回転体に狭持されている状態で、前記駆動源の回転方向の切り換えを行う場合、切り換え後の前記再給送手段の搬送速度を一定時間だけ前記回転体の搬送速度に比べて増速することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記再給送手段を駆動する駆動源とは別の駆動源によって回転駆動される回転体とは、前記画像形成手段における画像形成タイミングに合わせて前記画像形成手段にシートを送り込む回転体であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記再給送手段を駆動する駆動源とは別の駆動源によって回転駆動される回転体とは、前記画像形成手段において画像が形成されたシートを前記再給送手段に送り込む回転体であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記再給送手段、前記駆動源、及び前記駆動伝達手段は再給送ユニットとして一体に設けられ、前記再給送ユニットは画像形成装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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