JP2002003048A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002003048A
JP2002003048A JP2000193394A JP2000193394A JP2002003048A JP 2002003048 A JP2002003048 A JP 2002003048A JP 2000193394 A JP2000193394 A JP 2000193394A JP 2000193394 A JP2000193394 A JP 2000193394A JP 2002003048 A JP2002003048 A JP 2002003048A
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Japan
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sheet
image forming
fixing
gear
conveyance
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JP2000193394A
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Hiroshi Goto
五藤  宏史
Masafumi Maeda
前田  雅文
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Canon Inc
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動両面画像形成可能であり、かつ両面画像
形成時の画像形成速度が速い画像形成装置を、低コスト
にて提供する。 【解決手段】 一面に印字されたシートが所定位置に達
すると第1モータ21が矢印とは逆方向に回転する。第
1振子アーム24はY1の方向へ回転し、第1振子ギア
25はアイドラギア27から離間してアイドラギア30
と連結し、定着加圧ローラーに取り付けられた加圧ロー
ラーギア29が矢印方向に同速度で回転する。同様に、
第2振り子アーム34がZ1方向に回転し、第2振子ギ
ア35はアイドラギア39から離間し、2段ギア37に
連結する。排出ローラーに取り付けられた排出ローラー
ギア38は3倍に増速されて反転する。同様に中間排紙
ローラーに取り付けられた中間排紙ローラー第1,第2
ギア43,44、両面搬送ローラに取り付けられた両面
搬送ローラーギア51も3倍に増速される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート反転機構を
有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真式プリンタなどの画像形成装置
において、紙などの記録シートの両面に自動印字を行う
ためのシート搬送パスを有するものがある。こういった
装置は一般に、シートの片面に印字した後に、シートを
反転させて再び画像形成部へ搬送することによって二面
目に印字を行うように構成されている。
【0003】シートの両面に印字可能な画像形成装置と
して、図8に示すような電子写真式プリンタが提案され
ている。以下に図8を参照して、この画像形成装置につ
いて概要を説明する。
【0004】図8に示したように、画像形成装置Dは、
得られた画像情報に基づいたレーザーLをレーザースキ
ャナー1によって発射し、プロセスカートリッジ2に内
蔵された感光ドラム3上にレーザーLを照射する。する
と感光ドラム3上には潜像が形成され、プロセスカート
リッジ2によって、この潜像がトナーにより現像化され
る。
【0005】一方、記録紙積載板5上に積載された記録
紙Sが、給紙ローラー6、および分離パッド7によって
1枚づつ分離されながら給紙され、中間ローラー8と搬
送ローラー9によって、さらに下流側に搬送され、この
搬送された記録紙上に、上述の感光ドラム3上に形成さ
れたトナーによる顕像が転写ローラー4によって転写さ
れる。ここで、レーザースキャナー1,プロセスカート
リッジ2,転写ローラー4が画像形成手段を構成する。
【0006】そして、この未定着のトナー像が形成され
た記録紙Sは、さらに下流側に搬送され、内部に熱源を
有する定着器(定着手段)12によってトナー像が定着
されて、その後、片面のみ印字する場合は、中間排紙ロ
ーラー13aを経て、排出ローラー14によって機外に
排出される。
【0007】次に、シートの両面に印字する場合の装置
の構成について説明する。
【0008】排出ローラー14は、正逆転可能に構成さ
れている。ここで、シートS′の後端が中間排紙ローラ
ー13aと中間排紙コロ13bで形成されるニップを抜
けて、図8の実線の位置まで来た時に、排出ローラーは
逆転動作を始める。即ち、これまで回転していた矢印Y
の向きとは逆向きに回転する。
【0009】なおシートの通過検知に関して、センサア
ーム19とセンサアーム19の動きを検知するフォトイ
ンタラプタ(図示せず)によって行う。すなわち、シー
トがセンサアームを通過する際にはセンサアームは図の
実線の位置にあり、そうでない時は破線の位置にある。
この位置の違いをフォトインタラプタによって検出する
ことでシートの後端位置を検出し、排出ローラー14の
逆転動作開始のタイミングを決定する。
【0010】この逆転動作によって、シートはガイド1
6に沿って下方へ搬送され、スイッチコロ15と中間排
紙ローラー13aで形成されるニップに導かれる。この
後、シートは中間排紙ローラー13aに搬送され、両面
搬送ローラー17を経て中間ローラー8に到達する。そ
して、1面目に画像形成を行ったのと同様に転写ローラ
ー4にて画像を転写され、定着ローラー12、中間排紙
ローラー13aを経て排出ローラー14によって機外に
排出される。
【0011】ここで定着器の構成について、詳細に説明
する。図9に定着器の断面についての拡大図を示す。図
8,9の定着器は、加圧部材駆動式・テンションレスタ
イプのフィルム加熱方式の加熱装置である(特開平4−
44075〜44083号公報、同4−204980〜
204484号公報等)。12aは耐熱性樹脂製のステ
イであり、エンドレス耐熱性フィルム(定着フィルム)
12bの内面ガイド部材となるとともに、加熱体として
のヒータ12cを有している。定着フィルム12bは、
ヒータ12cを含む上記ステイ12aに外嵌させてあ
る。この定着フィルム12bの内周長とヒータ12cを
含むステイ12aの外周長は、定着フィルム12bの方
を大きくしてあり、従って定着フィルム12bはステイ
12aに対して周長が余裕を持ってルーズに接してい
る。
【0012】12dはヒータ12cとの間でフィルム1
2bを挟んで圧接ニップである定着部Nを形成し、フィ
ルム12bを駆動する定着加圧ローラー(回転体)であ
る。定着加圧ローラー12dは、金属軸と、金属軸に外
装したシリコンゴムから構成されている。
【0013】ここでヒーター12cの加熱に伴って、定
着加圧ローラー12dは時間の経過とともに温度上昇す
るため、この際にゴム部の熱膨張により外径が大きくな
る。定着加圧ローラーは通常一定回転数で回転駆動され
ているため、定着加圧ローラーが高温の時には低温の時
よりも熱膨張が大きくなって回転周速度が増加し、シー
ト搬送速度が速くなってしまう。
【0014】さて、図8の装置では装置をより小型化す
るための方策として、転写ローラーから定着器に至る距
離lが短く設定されている。こうした装置では、転写ロ
ーラーから定着器にかけてのシートのたるみが少ないた
めに、転写から定着の間で上記シート搬送速度変動によ
って、転写ローラーから定着器にかけてのシートのテン
ションがより変動しやすく、画像の伸び、乱れといった
問題を生ずることがあった。
【0015】こうした問題を解決するための手段とし
て、特開平7−261584の加熱装置及び画像形成装
置が提案されている。この方法では、主に定着器を駆動
するモータ(定着系モータ)と、画像形成部を中心とす
る他の被駆動部を駆動するモータが別モータであるた
め、定着系モータの駆動速度をコントロールすることに
よって、転写ローラーから定着器にかけてのシートのテ
ンションが変動しないように制御し、上記問題の解決を
図ることが可能となっている。
【0016】ここで、図8の装置に対して、上記モータ
構成(主に定着器を駆動するモータと、画像形成部を中
心とする他の被駆動部を駆動するモータが別モータとな
っている)を適用した場合、反転する排出ローラーを駆
動するために更に一つのモータ(計3個)が必要となっ
てくる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において
は、前述のようにモータ(駆動源)に要するコストが増
大するという問題を有していた。また、両面プリント時
においては、1面目から2面目に至るシートの反転およ
び搬送に時間を要し、プリント速度が遅くなるという問
題を有していた。
【0018】本発明の目的は、自動両面画像形成可能で
あり、かつ両面画像形成時の画像形成速度が速い画像形
成装置を、低コストにて提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シートにトナー画像を形成する画像形成
手段と、シートに形成されたトナー画像をシートに定着
させる定着手段と、定着手段の搬送方向下流側に設けら
れシートを装置の機外へ排出するシート排出手段と、定
着手段の搬送方向下流側に設けられシートの搬送方向を
逆転させるスイッチバック搬送手段と、スイッチバック
搬送手段と画像形成手段に対してシート搬送方向上流側
のシート搬送路とを連通する再給紙搬送路と、少なくと
もスイッチバック搬送手段と定着手段を駆動する正逆転
可能な第1の駆動源と、少なくとも画像形成手段の駆動
部分を駆動する第2の駆動源とを有する画像形成装置で
あって、第1の駆動源の正転から逆転への切替に伴っ
て、スイッチバック搬送手段によるシートの搬送方向
を、シートを機外へ排出する方向である第1の搬送方向
から、再給紙搬送路へ搬送する第2の搬送方向へと切り
替える際に、前記第1の搬送方向へのシートの搬送速度
よりも、前記第2の搬送方向へのシートの搬送速度が大
きくなるように搬送速度を切り替える速度切替機構を備
えたことを特徴とする。
【0020】このようにすれば、1面目から2面目に至
るシートの反転および搬送に要する時間を短縮すること
が可能であり、両面プリント時のプリント速度を大きく
することが可能である。
【0021】また、前記定着手段が、加熱体と、加熱体
と圧接しながら回転する回転体とから構成されており、
該回転体が前記第1の駆動源によって駆動されるように
してもよい。
【0022】また、前記第1の駆動源の正転から逆転へ
の切替に伴う、前記定着手段を構成する回転体の逆転を
防止する逆転防止機構が設けられているようにしてもよ
い。
【0023】また、前記第1の駆動源が逆転する際に
も、前記定着手段を構成する回転体は前記第1の駆動源
の正転時と同じ速度で駆動されるようにしてもよい。
【0024】また、前記スイッチバック搬送手段がシー
ト排出手段と同一であるようにしてもよい。
【0025】また、シートにトナー画像を形成する画像
形成手段と、シートに形成されたトナー画像をシートに
定着させる定着手段と、定着手段の搬送方向下流側に設
けられシートを装置の機外へ排出するシート排出手段
と、定着手段の搬送方向下流側に設けられシートの搬送
方向を逆転させるスイッチバック搬送手段と、スイッチ
バック搬送手段と画像形成手段に対してシート搬送方向
上流側のシート搬送路とを連通する再給紙搬送路と、少
なくともスイッチバック搬送手段と定着手段を駆動する
正逆転可能な第1の駆動源と、少なくとも画像形成手段
の駆動部分を駆動する第2の駆動源とを有する画像形成
装置であって、第1の駆動源は、逆転時の回転速度が正
転時の回転速度より大きいことを特徴とする。
【0026】このようにすれば、1面目から2面目に至
るシートの反転および搬送に要する時間を短縮すること
が可能であり、両面プリント時のプリント速度を大きく
することが可能である。
【0027】また、前記定着手段が、加熱体と、加熱体
と圧接しながら回転する回転体とから構成されており、
該回転体が前記第1の駆動源によって駆動されており、
前記第1の駆動源が逆転する時の、前記定着手段を構成
する回転体の回転速度を、第1の駆動源が正転する時と
等速に保つ減速機構が設けられているようにしてもよ。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0029】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態に係る画像形成装置として、レーザープリンタに用い
た例について説明する。
【0030】図1は、第1の実施の形態に係る画像形成
装置Aについての断面図である。図2,3は、画像形成
装置Aを裏面側から見た駆動部側面図である。
【0031】図1において、21は定着加圧ローラー1
2d、排出ローラー14、中間排紙ローラー13a、両
面搬送ローラー17を駆動する第1モータ(第1の駆動
源)である。第1モータ21はステップモータにて構成
されており、スピードコントロールおよび正逆両方向の
回転が可能となっている。18は、その他のローラー
(感光ドラム3、転写ローラー4、中間ローラー8、搬
送ローラー9、給紙ローラー6)を駆動する第2モータ
(第2の駆動源)であり、DCモータによって構成され
ている。73は、軸73aの回りに揺動し、シートの通
過を検知する再給紙センサーアームであり、再給紙セン
サーアーム73とその動きを検知するフォトインタラプ
タ(図示せず)によって、シートの通過の検知を行う。
ここで、排出ローラ14及び中間排紙ローラ13aによ
ってシート排出手段が構成される。
【0032】図1のその他の符号については、図8の従
来例と同様である。
【0033】図2は、装置Aの第1モータ21の周辺の
部品について、図1の裏面側から見た側面図である。図
2において、21aは第1モータ21のモータ軸に取り
付けられたモータギア、29は定着加圧ローラー12a
に取り付けられた加圧ローラーギア、43は中間排紙ロ
ーラー13aに取り付けられた中間排紙ローラー第1ギ
ア、44は同じく中間排紙ローラー13aに取り付けら
れた中間排紙ローラー第2ギア、45は中間排紙ローラ
ー13aに取り付けられた中間排紙ローラープーリ、3
8は排出ローラー14に取り付けられた排出ローラーギ
ア、51は両面搬送ローラー17に取り付けられた両面
搬送ローラープーリである。23,31,37は二つの
歯車が一体となって形成された2段ギアである。27,
28,30,39,40,41,42はアイドラギアで
ある。24は2段ギア23のギア軸22を中心に回動自
在に設けられた第1振子アームである。第1振子アーム
24には、ギア軸26を中心に回転可能な第1振子ギア
25が設けられている。34はアイドラギア33のギア
軸32を中心に回動自在に設けられた第2振子アームで
ある。第2振子アーム34には、ギア軸36を中心に回
転可能な第2振子ギア35が設けられている。49は、
アイドラプーリである。中間排紙ローラープーリ45と
アイドラプーリ49、およびアイドラプーリ49と両面
搬送ローラープーリ51にはそれぞれ第1駆動ベルト4
8、および第2駆動ベルト50がかけられている。この
ため、第1駆動ベルト48、および第2駆動ベルト50
によって両面搬送ローラープーリ51に駆動力が伝達さ
れる。
【0034】図4に駆動部の上面展開図を示す。この図
は、モータギア21aから排出ローラーギア38に至る
ギア列の構成を示している。図4に示すようにフレーム
52に第1モータ21が取り付けられている。また駆動
側板53に各ギア軸が取り付けられており、ギア軸を中
心に回転可能なギア列によって、第1モータ21の駆動
力が排出ローラー38に伝達される。他のローラーへの
駆動伝達も同様に、フレーム52と駆動側板53に挟ま
れたギア列によって行われる。
【0035】図5に中間排紙ローラー13aの断面図を
示す。図5において、53は軸受である。図に示すよう
に、中間排紙ローラー13aには、ワンウェイクラッチ
54、ワンウェイクラッチ55を介してそれぞれ中間排
紙ローラー第1ギア43、中間排紙ローラー第2ギア4
4に接続されている。中間排紙ローラー第1ギア43は
アイドラギア42から、中間排紙ローラー第2ギア44
はアイドラギア47からそれぞれ駆動を伝達される。こ
こでワンウェイクラッチ54は、中間排紙ローラー13
aに対する中間排紙ローラー第1ギア43の回転速度が
図2の矢印Vの向きについて大となった時のみ両者が一
体となって回転するように設けられている。また、ワン
ウェイクラッチ55は、中間排紙ローラー13aに対す
る中間排紙ローラー第2ギア44の回転速度が図2の矢
印Vの向きについて大となった時のみ両者が一体となっ
て回転するように設けられている。
【0036】シートSが給送ローラー6によって給送さ
れた後、シートSの後端が定着加圧ローラー12dを抜
けるまで、モータギア21a、加圧ローラーギア29お
よび加圧ローラー12d、中間排紙ローラーギア44お
よび中間排紙ローラー13a、排出ローラーギア38お
よび排出ローラー14は、図2の矢印に示す向きに回転
している。この時、第1振子アーム24は、2段ギア2
3から第1振子ギア25を介しての力の伝達により図2
の位置に静止しており、第1振子ギア25は図示の向き
に回転してアイドラギア27に駆動を伝達している。ま
た第2振子アーム34は、アイドラギア33から第2振
子ギア35を介しての力の伝達により図2の位置に静止
しており、第2振子ギア35は図示の向きに回転してア
イドラギア39に駆動を伝達している。
【0037】次に、シートS1に自動両面プリンタを行
う場合の再給紙動作について説明する。
【0038】シートS1が中間排紙ローラー13aを抜
けて図1の位置まで到達すると、第1モータ21は図2
の矢印とは逆方向に回転を始める。
【0039】ここで2段ギア23は図2の矢印とは逆の
向きへ回転を始めようとするため、第1振子アーム全体
として矢印Y1の方向へ回転する力が加わることとな
る。その結果、第1振子アームは矢印Y1の方向へ回転
を始め、図3に示す位置まで回動する。ここで第1振子
ギア25はアイドラギア30と連結する。これによっ
て、その下段のギアの動力伝達によって、加圧ローラー
ギア29は図2と同様の向きに回転する。ここで、第1
振子アーム24,2段ギア23,第1振子ギア25が逆
転防止機構を構成する。
【0040】第1振子ギア25と同様な作用によって、
第2振子ギア35は図3に示すように2段ギア37に連
結する。ここで2段ギア37を前後するギア列の歯数比
によって、排出ローラーギア38は3倍に増速されて反
転する。同様に中間排紙ローラー第1,第2ギア43,
44も3倍に増速されて、第1モータ21正転時と同じ
向きに回転する。更にベルトによる駆動の伝達により、
両面搬送ローラーギア51も3倍に増速される。この駆
動機構の作用により、第1モータ21反転時において
は、排出ローラー14、中間排紙ローラー13a、両面
搬送ローラー17はシートを通常の3倍の搬送速度で搬
送する。ここで、排出ローラー14,中間排紙ローラー
15aがスイッチバック搬送手段を構成し、アイドラギ
ア31,2段ギア33,第2振子ギア35,アイドラギ
ア39及び2段ギア37が速度切替機構を構成する。
【0041】この後、シートは中間排紙ローラー13a
に搬送され、両面搬送ローラー17を経て中間ローラー
8に到達する。シートの先端が再給紙センサアーム22
に達すると第1モータは再び正転し始め、図2に示す位
置に第1振子アーム、第2振子アームが戻る。これによ
って、各ローラーは元の回転速度に戻って、シートを搬
送する。そして、転写ローラー4にて2面目に画像を転
写され、定着ローラー12、中間排紙ローラー13aを
経て排出ローラー14によって機外に排出される。
【0042】ここで、定着加圧ローラーが1方向へのみ
回転するように構成されている利点について説明する。
【0043】通常、図1の装置において定着フィルム1
2bは加圧ローラーの順方向への回転によって、図9に
示すようなたるみVが生じている。このため、定着フィ
ルム12bの下流側にはフィルムのたるみのためにスペ
ースが設けられている。
【0044】しかしながら定着加圧ローラーが逆転する
と仮定した場合、定着フィルムもそれに従動して逆転す
る。この場合、定着フィルムの上流側にたるみができる
ことになる。ここで通常、定着器入口部において紙をニ
ップに導く定着入口ガイド18は、紙をニップへ精度良
く導くためにニップとの間のクリアランスdを小さくし
て取り付けられている。従って、定着フィルム12bの
上流側にたるみができると、結果として定着フィルム1
2bと定着ガイド18が接触してしまう。定着フィルム
は極めて薄く形成されているため、この接触によって破
れてしまうことがある。
【0045】しかしながら、本実施形態では前述のよう
に、定着加圧ローラー12dが1方向へのみ回転するよ
うに構成されているため、こうした問題を生じることが
ない。
【0046】以上の説明から明らかなように本実施形態
によれば、排紙ローラーを反転させるために上記2個の
モータに加えて新たに正転・逆転可能なモータを付け加
える必要がない。さらにシートのスイッチバック時にお
いてはシート搬送速度が大きくなるため、両面プリント
時においても高いプリント速度を実現することができ
る。従って本実施形態によれば、低コストにて高速自動
両面プリント可能な画像形成装置を提供することができ
る。
【0047】(実施の形態2)第2の実施の形態に係る
画像形成装置は、第1の実施形態と同様、図1の断面を
有する画像形成装置に適用されるが、駆動部の構成が第
1の実施形態と異なっている。本実施形態においては、
シートを反転させるための反転ローラー(排出ローラ
ー)が反転する際に、モータの反転速度を変化させるこ
とで、両面プリント時におけるスピードアップを図って
いる。
【0048】図6,7は、画像形成装置を裏面側から見
た駆動部側面図である。図6,7において、67は減速
ギア、71,72はアイドラギアである。図6,7のそ
の他の符号については、図2の第1の実施形態と同様で
ある。図6,7から明らかなように、本実施形態におい
ては、第1モータ反転時の増速切換機構が設けられてい
ない。このため、正転時と逆転時のモータ回転速度を等
速とすれば、反転時に排出ローラーは回転の向きだけ変
えて同じスピードで回転することになる。
【0049】図6は、第1モータ21が正転している際
の駆動部の動きを示している。第1の実施形態と同様に
して、モータギア21a、加圧ローラーギア29および
加圧ローラー12d、中間排紙ローラーギア44および
中間排紙ローラー13a、排出ローラーギア38および
排出ローラー14は、図6の矢印に示す向きに回転して
いる。
【0050】シートS1が中間排紙ローラー13aを抜
けて図1の位置まで到達すると、第1モータ21は図6
の矢印とは逆方向に、正転時の3倍のスピードで回転を
始める。
【0051】ここで2段ギア64は図2の矢印とは逆の
向きへ回転を始めようとするため、振子アーム62全体
として矢印Y1の方向へ回転する力が加わることとな
る。その結果、振子アーム62は矢印Y1の方向へ回転
を始め、図7に示す位置まで回動する。ここで振子ギア
65は減速ギア67と連結する。ここで、減速ギアの減
速作用によって、加圧ローラーギア29は図2と同様の
向きに、第1モータ正転時と同じ速度で回転する。ここ
で、振子アーム62,2段ギア64,振子ギア65及び
減速ギア67が減速機構を構成する。
【0052】シートの先端が再給紙センサ22に達する
と第1モータは再び元の速度で正転し始め、図6に示す
ように駆動が伝達される。これによって、各ローラーは
元の回転速度に戻って、シートを搬送する。
【0053】以上の説明から明らかなように、本実施形
態においても第1の実施形態と同様の効果を得ることが
できるため、低コストにて高速自動両面プリント可能な
画像形成装置を提供することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動両面印字可能であり、かつ両面プリント時のプリント
速度が速い画像形成装置を、低コストにて提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる画像形成装置
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における駆動機構につ
いての側面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における駆動機構につ
いての側面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における駆動機構につ
いての上面図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における駆動機構につ
いての説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態における駆動機構につ
いての側面図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における駆動機構につ
いての側面図である。
【図8】従来の画像形成装置に係わる断面図である。
【図9】従来の画像形成装置に係わる定着器断面の拡大
図である。
【符号の説明】
12 定着器 13a 中間排紙ローラー 14 排出ローラー 15 スイッチコロ 21 第1モータ 24 第1振子アーム 34 第2振子アーム 62 振子アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 106 G03G 15/00 106 3F100 15/20 102 15/20 102 3J009 107 107 21/00 370 21/00 370 Fターム(参考) 2H027 DC06 DE09 ED16 EE03 EE04 EF09 FA13 2H028 BA06 BA09 BB04 2H033 AA20 AA46 BA11 BB01 BB28 BB37 CA04 CA13 CA30 CA36 CA40 CA48 3F049 AA10 DA12 EA12 EA17 LA01 LB03 3F053 BA03 BA12 BA14 BA19 LA01 LB03 3F100 AA02 BA17 CA15 EA04 EA05 3J009 DA18 EA11 EA21 EA43 FA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートにトナー画像を形成する画像形成
    手段と、 シートに形成されたトナー画像をシートに定着させる定
    着手段と、 定着手段の搬送方向下流側に設けられシートを装置の機
    外へ排出するシート排出手段と、 定着手段の搬送方向下流側に設けられシートの搬送方向
    を逆転させるスイッチバック搬送手段と、 スイッチバック搬送手段と画像形成手段に対してシート
    搬送方向上流側のシート搬送路とを連通する再給紙搬送
    路と、 少なくともスイッチバック搬送手段と定着手段を駆動す
    る正逆転可能な第1の駆動源と、 少なくとも画像形成手段の駆動部分を駆動する第2の駆
    動源とを有する画像形成装置であって、 第1の駆動源の正転から逆転への切替に伴って、スイッ
    チバック搬送手段によるシートの搬送方向を、シートを
    機外へ排出する方向である第1の搬送方向から、再給紙
    搬送路へ搬送する第2の搬送方向へと切り替える際に、
    前記第1の搬送方向へのシートの搬送速度よりも、前記
    第2の搬送方向へのシートの搬送速度が大きくなるよう
    に搬送速度を切り替える速度切替機構を備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着手段が、加熱体と、加熱体と圧
    接しながら回転する回転体とから構成されており、該回
    転体が前記第1の駆動源によって駆動されることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の駆動源の正転から逆転への切
    替に伴う、前記定着手段を構成する回転体の逆転を防止
    する逆転防止機構が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の駆動源が逆転する際にも、前
    記定着手段を構成する回転体は前記第1の駆動源の正転
    時と同じ速度で駆動されることを特徴とする請求項3に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記スイッチバック搬送手段がシート排
    出手段と同一であることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 シートにトナー画像を形成する画像形成
    手段と、 シートに形成されたトナー画像をシートに定着させる定
    着手段と、 定着手段の搬送方向下流側に設けられシートを装置の機
    外へ排出するシート排出手段と、 定着手段の搬送方向下流側に設けられシートの搬送方向
    を逆転させるスイッチバック搬送手段と、 スイッチバック搬送手段と画像形成手段に対してシート
    搬送方向上流側のシート搬送路とを連通する再給紙搬送
    路と、 少なくともスイッチバック搬送手段と定着手段を駆動す
    る正逆転可能な第1の駆動源と、 少なくとも画像形成手段の駆動部分を駆動する第2の駆
    動源とを有する画像形成装置であって、 第1の駆動源は、逆転時の回転速度が正転時の回転速度
    より大きいことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記定着手段が、加熱体と、加熱体と圧
    接しながら回転する回転体とから構成されており、 該回転体が前記第1の駆動源によって駆動されており、 前記第1の駆動源が逆転する時の、前記定着手段を構成
    する回転体の回転速度を、第1の駆動源が正転する時と
    等速に保つ減速機構が設けられていることを特徴とする
    請求項6に記載の画像形成装置。
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