JP5984488B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等、或いはこれらの複合機等の画像形成装置に関し、詳しくは、シート給送部から送り出されたシートを画像形成部に搬送する構成を備えた画像形成装置に関する。
従来、複写機等の画像形成装置では、シートに画像を形成する画像形成部と、シート収納部に収納したシートを送り出すシート給送部と、シート給送部から送り出されたシートを画像形成部に搬送するシート搬送装置とを備えたものが知られている。このシート搬送装置では、シートを画像形成部に搬送する際の搬送バラツキを解消するために、プレレジストレーション動作を行うように構成したものがある。
このプレレジストレーション動作を行う構成を備えた画像形成装置が知られている。このプレレジストレーション動作では、シート搬送路中に配置したセンサによる検知を基準として、シートを一旦停止させ、所定の停止時間をとり、先行のシートが或る決められた場所まで進んだ後に、後続のシートをスタートさせる。これにより、一定の紙間(連続して搬送されるシートの間隔)で、画像形成部にシートを搬送することができる。このプレレジストレーション動作時には、所定位置に早く搬送されてきたら停止時間は長くなり、遅く搬送されてきたら停止時間は短くなる(特許文献1参照)。
特開2002−29649号公報
しかし、従来のプレレジストレーション動作を行う機構では、搬送の高速化に伴い紙間を狭くしていこうとすると、次のような問題が生じる。つまり、紙間を狭くするためには、先行シートが停止しているときに後続シートを搬送するなど、プレレジストレーション動作を行うローラの駆動と、このローラより下流側のローラの駆動とを個別に行わなければならない。その場合、駆動モータ等の駆動部が増える分、装置のコンパクト化が妨げられたり、コストアップを招いたりするおそれがある。
本発明は、プレレジストレーション動作を行うローラの駆動とその下流側のローラの駆動とを同じ駆動部で行うことを可能にし、駆動部の数を削減して装置コンパクト化と共にコストダウンを図ることを可能にした画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部に向けてシートを送り出すシート給送部と、前記画像形成部のシート搬送方向上流側に配置され、シートを一旦停止させてから前記画像形成部にその画像形成動作に合わせて送り込むレジストレーション動作を行う第1搬送ローラ対と、前記シート給送部のシート搬送方向下流側に配置され、シートを一旦停止させてから送り出すプレレジストレーション動作を行う第2搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対との間に配置され、前記第2搬送ローラ対から送られたシートを前記第1搬送ローラ対に向けて搬送する第3搬送ローラ対と、前記第1搬送ローラ対を駆動する第1駆動部と、前記第2及び第3搬送ローラ対を所定搬送速度で駆動する第2駆動部と、前記第1及び第2搬送ローラ対の各ニップ部に先行シート及び後続シートそれぞれの先端を当接させて一旦停止させた状態から、前記第1及び第2駆動部を同時に駆動開始し、前記後続シートをニップしている前記第2搬送ローラ対及び前記先行シートをニップしている第3搬送ローラ対を前記所定搬送速度で駆動し、前記先行シートをニップしている前記第1搬送ローラ対を、前記先行シートの上流端が前記第3搬送ローラ対を抜けるまでは前記所定搬送速度で駆動し、前記先行シートの前記上流端が前記第3搬送ローラ対を抜けたら前記第1搬送ローラ対の速度を前記所定搬送速度より遅い画像形成速度に変更して、前記後続シートをニップしている前記第2搬送ローラ対を前記所定搬送速度で駆動させたまま前記第1搬送ローラ対を記画像形成速度で駆動するように制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によると、第3搬送ローラ対とでシートを共に挟持する可能性のある第1搬送ローラ対の駆動を所定搬送速度から画像形成速度に切換え制御することにより、第3搬送ローラ対を第2搬送ローラ対と共に共通の第2駆動部で駆動することができる。このため、紙間を短くして搬送することを可能としながらも、駆動部の数を削減して、装置コンパクト化と共にコストダウンを図ることができる。
本発明に係る実施形態のデジタル複合複写機(画像形成装置)を示す概略構成図。 図1における特徴部分を拡大して示す概略構成図。 本実施形態のデジタル複合複写機におけるシート搬送時の動作を説明するためのダイアグラム。 本実施形態におけるシート搬送時の駆動状態を示すタイミングチャート図。 比較例におけるシート搬送時の動作を説明するためのダイアグラム。 図5におけるシート搬送時の動作を詳細に示すダイアグラム。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を用いて、本発明に係る画像形成装置を適用したデジタル複合複写機200について説明する。
図1に示すように、デジタル複合複写機(画像形成装置)200は、画像形成装置本体としての複写機本体1と、この複写機本体1に接続された大容量デッキ40とを備えている。デジタル複合複写機200は、原稿の画像を読み取る原稿読取部4と、原稿読取部4で読み取った画像情報に基づいて電子写真方式でシートに画像形成する画像形成部42とを有している。
さらに、デジタル複合複写機200は、画像形成部42に向けてシートを送り出すシート給送部としてのデッキ給送部34,35、カセット給送部36,37及び大容量デッキ給送部39を有している。デジタル複合複写機200では、各シート給送部から複数枚のシートを、連続して画像形成部42に給送することが可能に構成されている。
複写機本体1の内部には、デジタル複合複写機200の各部を統括的に制御する制御部130が配置されている。複写機本体1の上部には、固定して設けられた透明ガラス板からなる原稿台2が配置されている。この原稿台2の上部には、原稿台2の所定位置に原稿を搬送する原稿送り装置3が配置され、原稿台2の下部に、上記原稿読取部4が配置されている。
デジタル複合複写機200では、原稿台2上の原稿の画像が原稿読取部4で読み取られ、そのデータをもとに、書き込みレーザ部5がレーザ光を射出し、一様に帯電された感光体ドラム12上を走査することで、感光体ドラム12上に静電潜像が形成される。
デジタル複合複写機200では、複写機本体1に内蔵されたデッキ収納庫30,31やシートカセット32,33に積載されたシートSを、デッキ給送部34,35及びカセット給送部36,37によって画像形成部42に給送する。
デッキ給送部34には、デッキ収納庫30に積載・収容されたシートSを送り出すピックアップローラ101と、ピックアップローラ101で送り出されたシートSを分離・給送するフィードローラ102及びリタードローラ103とが設けられている。これら各ローラは、デッキ給送部35及びカセット給送部36,37においても同様に設けられている。
画像形成部42は、感光体ドラム12と、感光体ドラム表面に均一な帯電を施すための帯電器13と、帯電器13により帯電された感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像を現像して、シートSに転写すべきトナー像を形成する現像器14とを有する。また画像形成部42は、感光体ドラム12の表面に現像されたトナー像をシートSに転写する転写帯電器19を有している。画像形成部42は、シートに密着して転写帯電器19と感光体ドラム12間を通過して感光体ドラム12からトナー像を転写されたシートを分離する分離帯電器20と、トナー像の転写後、感光体ドラム12に残留したトナーを除去するクリーナ26とを有する。
画像形成部42の下流側には、トナー像が転写されたシートSをベルト搬送する搬送部21と、搬送部21により搬送されるシート上のトナー像を画像として定着する定着器22とが配置されている。また、定着器22でトナー像が定着されたシートSを複写機本体1から排出する排出ローラ24が配置されている。更に、複写機本体1の外側には、排出ローラ24で排出されたシートSを受け取るための排出トレイ25が配置されている。
シート給送部から画像形成部42までシートを搬送する搬送路上には、各種のローラ対105,107,108,109〜112,123と、シートの先端及び後端を検出するシートパスセンサ116,117,118,119が配置されている。そして、各ローラ対によって給送されたシートSは、レジストレーションローラ対106によって画像形成部42に送られる。
レジストレーションローラ対106のシート搬送方向上流側の近傍には、シート先端を検知するレジストレーションセンサ120が配置されている。なお、レジストレーションローラ対106は、画像形成部42のシート搬送方向上流側に配置され、シートSを一旦停止させてから画像形成部42にその画像形成動作に合わせて送り込むレジストレーション動作を行う第1搬送ローラ対を構成する。
上記ローラ対107は、各シート給送部から送られてきたシートSをレジストレーションローラ対106に送り込むためのレジストレーション前ローラ対である。このレジストレーション前ローラ対107は、レジストレーションローラ対106と大容量デッキ搬送ローラ対131との間に配置され、上記ローラ対131から送られたシートSを上記ローラ対106に向けて搬送する第3搬送ローラ対を構成する。
レジストレーション前ローラ対107の複写機本体1での上流側搬送路には、搬送ローラ対105、シートパスセンサ104、搬送ローラ対108,109、シートパスセンサ116、搬送ローラ対110、シートパスセンサ117がこの順に配置されている。
レジストレーション前ローラ対107と搬送ローラ対105との間の搬送路からは、デッキ給送部35に連なるシート搬送路が分岐している。このシート搬送路には、下流側から、搬送ローラ対111、搬送ローラ112、シートパスセンサ118、搬送ローラ対123がこの順に配置されている。
搬送ローラ112と搬送ローラ対123との間の搬送路からは、シート反転パスが分岐している。このシート反転パスには、下流側から、シートパスセンサ119、両面搬送ローラ対113,114、正逆方向に回転する反転ローラ115、及びシート反転部121がこの順に配置されている。
複写機本体1内には、レジストレーションローラ対106を駆動するレジストレーション駆動モータ137が配置されている。このレジストレーション駆動モータ137は、レジストレーションローラ対(第1搬送ローラ対)106を駆動する第1駆動部を構成する。
複写機本体1内には、複写機本体内のレジストレーション前ローラ対107と、シート給送ユニットである大容量デッキ40内の大容量デッキ搬送ローラ対131とを同時に駆動するレジストレーション前駆動モータ138が配置されている。
なお、大容量デッキ搬送ローラ対131は、大容量デッキ40内(シート給送ユニット内)にて、大容量デッキ給送部39のシート搬送方向下流側に配置され、シートSを一旦停止させてから送り出すプレレジストレーション動作を行う第2搬送ローラ対を構成する。大容量デッキ給送部39は、シート給送部を構成する。また、レジストレーション前駆動モータ138は、大容量デッキ搬送ローラ対(第2搬送ローラ対)131及びレジストレーション前ローラ対(第3搬送ローラ対)107を搬送速度(所定搬送速度)βで駆動する第2駆動部を構成する。なお、通常、シート給送部でのシートの分離給送は給送タイミングのバラツキが大きいため、設定されたシート間隔よりも短い間隔で送り出し、搬送経路中の途中でシートを一旦停止させてシートの間隔を調整している。この先行シートの搬送状況に合わせて後続シートを適正な間隔で搬送させるために、搬送経路中の所定の位置で後続シートを停止させる停止動作をプレレジストレーション動作と言う。
大容量デッキ40は、大容量デッキ収納庫38と、この大容量デッキ収納庫38に積載・収容されたシートSを画像形成部42に向けて送り出す大容量デッキ給送部39とを有している。大容量デッキ給送部39には、大容量デッキ収納庫38内のシートSを送り出すピックアップローラ134と、この送り出されたシートSを分離・給送する大容量デッキフィードローラ133及びリタードローラ135からなる分離ローラ対とが配置されている。また、大容量デッキ給送部39には、大容量デッキ搬送ローラ対132と大容量デッキフィードローラ133とを駆動する大容量デッキ駆動モータ139が配置されている。
大容量デッキ40の複写機本体1との接続部には、大容量デッキ40側から複写機本体1側にシートSを送り出す大容量デッキ搬送ローラ対131が配置されている。大容量デッキ搬送ローラ対131の上流側近傍には、搬送検知センサ136が配置されている。
大容量デッキ40は、複写機本体1に対して取り外し可能に連結される。大容量デッキ40は、図1のように連結された際に、大容量デッキ搬送ローラ対131の駆動ギヤ列(不図示)に対してレジストレーション前駆動モータ138の駆動力が伝達されるために、レジストレーション前駆動モータ138側のギヤが噛合される。この状態において、レジストレーション前駆動モータ138によりレジストレーション前ローラ対107と大容量デッキ搬送ローラ対131とを同時に駆動することができる。
複写機本体1内におけるレジストレーションローラ対106、レジストレーション前ローラ対107以外の他の各ローラは、不図示の駆動モータの駆動力を伝達されることで回転駆動される。これら各ローラは、対応する各シートパスセンサの検出結果に基づいて、制御部130により回転動作が制御される。
本実施形態では、複写機本体1内のレジストレーション前駆動モータ138によって、複写機本体1内のレジストレーション前ローラ対107と大容量デッキ40内の大容量デッキ搬送ローラ対131とを同時に駆動するように構成されている。そのため、これらローラ対107,131を個別に駆動する2個のモータを配置するような複雑な構成が不要となり、装置構成を簡略化してコンパクト化させ、コスト削減を図ることができる。
本実施形態では、大容量デッキ40内の大容量デッキ駆動モータ139によって、大容量デッキ搬送ローラ対132と大容量デッキフィードローラ133とを共通に駆動する構成を有している。そして、搬送ローラ対132と大容量デッキ駆動モータ139との間にはワンウェイクラッチ41が配置されている(図2参照)。このワンウェイクラッチ41は、大容量デッキ駆動モータ139が停止している状態であっても、搬送ローラ対132に噛み込まれているシートSを下流側から引き抜くことができる。これらにより、上記ローラ対132,133を個別に駆動する2個のモータを用いる必要が無くなり、装置構成が簡略化されてコンパクト化され、さらに、コスト削減が図れる。
次に、デジタル複合複写機200におけるシート給送時の動作について、デッキ給送部34から給送する場合を例にとって説明する。
すなわち、シート給送の開始時には、不図示の駆動モータによってピックアップローラ101、フィードローラ102、リタードローラ103、搬送ローラ対105、レジストレーション前ローラ対107がそれぞれ回転駆動される。この際、レジストレーションローラ対106は、まだ停止状態である。
そしてシート給送時には、まず、デッキ収納庫30に積載・収容されたシートSを、ピックアップローラ101がフィードローラ102とリタードローラ103のニップ部へと送る。ここで、シートSは、フィードローラ102に対向して設けられ一定のトルクで搬送方向と反対方向に回転する力を付与されるリタードローラ103によって、最上位のシートのみに分離される。
この最上位のシートSは、シートパスセンサ104によって先端を検知され、搬送ローラ対105によって搬送される。このとき、デジタル複合複写機200では、シート先端のバラツキを補正すると共にシート同士の間隔(紙間)を調整する、所謂プレレジストレーションの動作を行う。そのため、制御部130は、シートパスセンサ104によるシート先端の検知タイミングに基づいて、搬送ローラ対105の回転を一旦停止させる。これにより、搬送ローラ対105で挟持搬送中のシートSの先端を搬送路上の所定位置で停止させ、所定時間経過後に再び搬送ローラ対105の回転を開始させる。
すなわち、シート給送部では、先端がデッキ収納庫30の正規の積載位置にあるシートだけでなく、リタードローラ103によってデッキ収納庫30に戻されその先端がフィードローラ102の近傍にあるなどのシートも給送することになる。そのため、給送開始時におけるシート先端位置にはバラツキがあり、このバラツキをレジストレーションローラ対106の手前側で無くすることが必要である。このプレレジストレーション動作は、大容量デッキ40において大容量デッキ収納庫38から送り出されるシートSに対しても行うことが必要である。
デジタル複合複写機200では、シート両面への画像形成を行う場合は、画像形成部42で画像形成したシートSをシート反転部121及び反転ローラ115で反転させてシート反転パスに送り込む。そして、両面ローラ対114,113、搬送ローラ112、搬送ローラ対111、レジストレーション前ローラ対107、レジストレーションローラ対106の経路で、再び画像形成部42に送り込む。
次に、シート給送から転写までのシート搬送シーケンスについて、大容量デッキ給送部39を例に挙げて、図2及び図3を参照して詳細に説明する。なお、図2は、図1における特徴部分を拡大して示す概略構成図、図3は、シートの連続給送時における各シートの先端及び後端の位置関係についてあらわしたダイアグラムである。
レジストレーションローラ対106、レジストレーション前ローラ対107、大容量デッキ搬送ローラ対131,132、大容量デッキフィードローラ133は、プロセススピードαと搬送速度βとで回転可能に構成される。プロセススピードαは、画像形成部42の画像形成動作に対応した画像形成速度であり、搬送速度βはこのプロセススピードαより速い速度に設定される。
制御部130(図1参照)は、プロセススピードαと搬送速度βで各ローラが回転可能となるように、レジストレーション駆動モータ137、レジストレーション前駆動モータ138、大容量デッキ駆動モータ139の各駆動をそれぞれ制御する。制御部130は、図3及び図4に示すように、搬送速度βまで加速する場合は、各駆動モータ137,138,139を、搬送速度βより遅い初速度β1で回転を開始させて加速時間Tbだけ回転を続けるように加速駆動制御を行う。これにより、各ローラ対106,107,131(第1乃至第3搬送ローラ対)をそれぞれ、初速度β1から一定の時間(Tb)経過後に搬送速度βとなるように加速制御する。
本実施形態の制御部130は、レジストレーションローラ対106及び大容量デッキ搬送ローラ対131の各ニップ部に先行シート及び後続シート夫々の先端を当接させて一旦停止させた状態から、上記駆動モータ137,138を同時に駆動開始する。更に制御部130は、ローラ対106,131を搬送速度(所定搬送速度)βで駆動したままの状態で、レジストレーションローラ対106を、先行シートの上流端がレジストレーション前ローラ対107を抜けるまでは搬送速度βで駆動する。そして制御部130は、先行シートの上流端がレジストレーション前ローラ対107を抜けた時点から、レジストレーションローラ対106を搬送速度βより遅いプロセススピード(画像形成速度)αで駆動する。
大容量デッキ収納庫38からシートを送る場合、まず、大容量デッキ駆動モータ139が駆動されると共に、ピックアップローラ134の回転でシートSが初速度β1から搬送速度βとなって大容量デッキフィードローラ133に送られる(図3の矢印a部分)。この際、シートは、大容量デッキフィードローラ133に対向して設けられ、一定のトルクで搬送方向とは反対方向に回転する力を付与されるリタードローラ135によって、最上位のシートのみに分離される。
この最上位のシートは、大容量デッキ搬送ローラ対132を介して送られ搬送検知センサ136で先端を検知され、制御部130の制御で、先端が大容量デッキ搬送ローラ対131に突き当たって所定のループを形成した時点で停止される(図3の矢印b部分)。これにより、所謂プレレジストレーション動作が行われる。この時点で、これより先行のシートSは、先端をレジストレーションローラ対106に突き当てて所定のループを形成し、上流側をレジストレーション前ローラ対107に挟持された状態で停止されている。これにより、所謂レジストレーション動作が行われている。上記先行シートSとこれより後続のシートSは、図2の二点鎖線で示す状態となっている。
すなわち、上記プレレジストレーション動作は、リタードローラ135により、シートSが戻されたり、シート給送開始時のスタート位置がバラついていたりすることによる、シート搬送上のバラツキを取るために行う。ここで、プレレジストレーション時には、シートSが大容量デッキ収納庫38から早く搬送されてきた場合は大容量デッキ搬送ローラ対131での停止時間が長くなり、遅く搬送されてきた場合は大容量デッキ搬送ローラ対131での停止時間が短くなる。このように大容量デッキ搬送ローラ対131での停止時間の長さを適切に調整することで、シートSの大容量デッキ収納庫38からの到達時間を均一にしてバラツキを無くしながら、後段のレジストレーションローラ対106に送ることができる。
そして制御部130が、レジストレーション駆動モータ137、レジストレーション前駆動モータ138及び大容量デッキ駆動モータ139を同時に一斉駆動させる。これにより、レジストレーションローラ対106で停止している先行シートSと、大容量デッキ搬送ローラ対131で停止している後続シートSとが同時にスタートさせられる(図3の矢印A部分)。
この際、同時に駆動する上記駆動モータ137,138,139は、いずれも初速度β1であり、加速時間Tb内で加速して搬送速度βとなる(加速終了は図3の矢印B部分)。これにより、先行シートSと後続シートSとが一定の紙間をあけた状態で同時に搬送される。そして先行シートSは、レジストレーションローラ対106で画像形成部42に搬送され、後続シートSは、レジストレーション前ローラ対107を経由してレジストレーションセンサ120で先端を検知される。
そして後続シートSは、レジストレーションローラ対106のニップ部に先端を突き当てて所定量送られた時点で停止され、今度は先行シートとしてレジストレーションローラ対106のニップ部に当接した状態で所定量のループを生じさせる。これにより、今度の先行シートSは、ニップ部の延在方向に倣う形で斜行を補正される。
次いで、制御部130の制御により、前述のようにレジストレーション駆動モータ137、レジストレーション前駆動モータ138及び大容量デッキ駆動モータ139が、ともに初速度β1から搬送速度βとなるように同時に駆動開始される。
そして、今度の先行シートの後端が上記ローラ対107を抜けたとき(図3の矢印C部分)、この先行シートの先端がトナー像を転写される前の時点で、上記駆動モータ137の駆動で回転する上記ローラ対106はプロセススピードαに減速される。つまり、先行シート後端が上記ローラ対107を抜けて上記駆動モータ138による搬送状態から解放された時点で、今度はレジストレーション駆動モータ137の駆動によりレジストレーションローラ対106をプロセススピードαに切換えることができる。
そして、この先行シートSの後端がレジストレーションローラ対106を抜けてこのローラ対106が停止した時点で、上述と同様に、これに後続するシートSが先端をレジストレーションローラ対106に突き当てて所定のループを形成する。そして、この後続シートSは、その上流側をレジストレーション前ローラ対107に挟持された状態で停止されて、今度の先行シートとなる。
次いで、上述した本実施形態に対する比較例について、図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は、本比較例におけるシート搬送時の動作を説明するためのダイアグラム、図6は、図5におけるシート搬送時の動作を詳細に示すダイアグラムである。
仮に、大容量デッキ搬送ローラ対132の下流(両図のDで示す部分)でシートSを一旦停止させる構成とした場合、加速中(加速時間Tb)にシートSが大容量デッキ搬送ローラ対132に突入すると、速度差によりシートSにループができてしまう。そのため、図6のTc分だけ紙間時間を増やす必要がある(図6の矢印E部分)。図6において、Tcは、
〔(β1+β)/2〕×〔Tb/β〕
であらわされる。
また、その位置から大容量デッキ搬送ローラ対131までの搬送バラツキTa分も紙間時間を増やす必要がある。従って、本比較例によると、合計でTa+Tc分紙間を小さく制御することができない(図6の矢印F部分)。
このような比較例と本実施形態との差を例として出すと、例えば、
β=750mm/s
β1=250mm/s
Tb=50msからTc=33msとなり、
Ta=12msとすると、
Ta+Tc=45msとなる。
このように、例えば110枚機(545ms/枚)のデジタル複合複写機に本発明を適用すれば、120枚機(500ms/枚)にすることが可能となることが分かる。
以上説明したように、本実施形態によると、レジストレーション前ローラ対107とでシートSを共に挟持するレジストレーションローラ対106の駆動を搬送速度βからプロセススピードαに切換え制御することができる。これにより、レジストレーション前ローラ対107を大容量デッキ搬送ローラ対131と共に共通のレジストレーション前駆動モータ138で駆動することができる。このため、紙間を短くして搬送することを可能としながらも、上記ローラ対106,107,131を個別に駆動モータで駆動するような場合に比して、駆動モータ等の駆動部数を削減して、装置コンパクト化と共にコストダウンを図ることができる。
39…シート給送部(大容量デッキ給送部)、40…シート給送ユニット(大容量デッキ)、42…画像形成部、106…第1搬送ローラ対(レジストレーションローラ対)、107…第3搬送ローラ対(レジストレーション前ローラ対)、131…第2搬送ローラ対(大容量デッキ搬送ローラ対)、130…制御部、137…第1駆動部(レジストレーション駆動モータ)、138…第2駆動部(レジストレーション前駆動モータ)、200…画像形成装置(デジタル複合複写機)、S…シート,先行シート,後続シート

Claims (4)

  1. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に向けてシートを送り出すシート給送部と、
    前記画像形成部のシート搬送方向上流側に配置され、シートを一旦停止させてから前記画像形成部にその画像形成動作に合わせて送り込むレジストレーション動作を行う第1搬送ローラ対と、
    前記シート給送部のシート搬送方向下流側に配置され、シートを一旦停止させてから送り出すプレレジストレーション動作を行う第2搬送ローラ対と、
    前記第1搬送ローラ対と前記第2搬送ローラ対との間に配置され、前記第2搬送ローラ対から送られたシートを前記第1搬送ローラ対に向けて搬送する第3搬送ローラ対と、
    前記第1搬送ローラ対を駆動する第1駆動部と、
    前記第2及び第3搬送ローラ対を所定搬送速度で駆動する第2駆動部と、
    前記第1及び第2搬送ローラ対の各ニップ部に先行シート及び後続シートそれぞれの先端を当接させて一旦停止させた状態から、前記第1及び第2駆動部を同時に駆動開始し、前記後続シートをニップしている前記第2搬送ローラ対及び前記先行シートをニップしている第3搬送ローラ対を前記所定搬送速度で駆動し、前記先行シートをニップしている前記第1搬送ローラ対を、前記先行シートの上流端が前記第3搬送ローラ対を抜けるまでは前記所定搬送速度で駆動し、前記先行シートの前記上流端が前記第3搬送ローラ対を抜けたら前記第1搬送ローラ対の速度を前記所定搬送速度より遅い画像形成速度に変更して、前記後続シートをニップしている前記第2搬送ローラ対を前記所定搬送速度で駆動させたまま前記第1搬送ローラ対を記画像形成速度で駆動するように制御する制御部と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1及び第2駆動部を制御して、前記第1乃至第3搬送ローラ対をそれぞれ、初速度から一定の時間経過後に前記搬送速度となるように加速制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成部を備える画像形成装置本体と、画像形成装置本体に接続されるシート給送ユニットとを有し、前記シート給送ユニットに設けられた前記シート給送部から給送されるシートを前記シート給送ユニット内に配置された前記第2搬送ローラ対で前記プレレジストレーション動作を行わせる、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記第1搬送ローラ対に前記先行シートの先端を突き当てて前記先行シートにループを形成させてから前記第2駆動部を停止させた後、前記第2搬送ローラ対に前記後続シートの先端を突き当てて前記後続シートにループを形成するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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