JP3322690B2 - 画像形成装置のシート給送方法 - Google Patents

画像形成装置のシート給送方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、給紙装置によって1
枚づつ分離して送り出されたシートを画像形成部まで順
次給送するレーザビームプリンタ,デジタル複写機,普
通紙ファクシミリ等の画像形成装置のシート給送方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置のシート給送方法と
しては、例えば特開昭59−227639号公報に記載
されているような方法がある。すなわち、積載状態にあ
るシートをピックアップローラでシート分離部に向けて
送り出し、そのシートをシート分離部とその搬送下流側
に設けられている搬送ローラ対により搬送し、そのシー
ト後端がシート分離部の搬送下流側に設けられているセ
ンサを通過した後に次のシートをピックアップローラに
よって再び給送し、その後行するシートの先端を上記セ
ンサが検知したときにその搬送を一旦停止させ、それに
よって分離位置におけるシートのばらつきを一律に矯正
する。そして、この動作は、給紙されるシートのシート
長に関係なく常に同一の動作で行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシート給送方法の場合には、ピックアップローラに
よって送り出されたシートは、例えば上下方向に互いに
圧接させた対のローラからなるシート分離部により1枚
に分離される際に、シート毎に異なるスリップ量でスリ
ップされながら給紙されるため、ピックアップローラに
より常に一定の時間間隔で正確に送り出されたとして
も、それがシート分離部を過ぎた時点では先行するシー
トと後行するシートとのシート間隔に大きなばらつきが
生じる。
【0004】そのため、従来のシート給送方法では図8
に示すように、この最大のばらつき幅Bmaxを考慮し
て先行するシートPと後行するシートPとの間にシ
ート間隔Laを開けるタイミングで後行のシートP
給送するようにしている。ところで、従来のアナログ式
複写機では、シートに画像形成を行う毎に原稿のスキャ
ン時間が介在したので、必然的にシート間隔を大きくと
る必要があった。また、ページプリンタや普通紙ファク
シミリでは、プリントを行う際に画像処理時間がかかる
ため、シート間隔を短くして給送することは取り上げら
れることはなかった。
【0005】しかしながら、近年におけるデシタル式複
写機の登場や、プリンタやファクシミリに搭載されてい
る画像処理装置の高速化、さらには効率化によって、シ
ート間隔は可能な限り詰めて(例えば5mm程度)単位
時間当たりに処理できるプリント枚数をできるだけ多く
する高速処理の必要性が求められるようになってきた。
【0006】そこで、例えば図8に示すようにシート分
離部24の搬送下流側にグリップローラ23を、さらに
その下流側にタイミングローラ22を配設し、シート分
離部24によって1枚に分離されてグリップローラ23
により停止した状態にあるタイミングローラ22まで搬
送されたシートを、所定のタイミングでそれまでの搬送
速度よりも速い速度で高速搬送(a部)し、先行するシ
ートPと後行するシートPとのシート間隔Laを画
像形成部20に至るまでの搬送経路上で詰めることによ
って小さなシート間隔Lsにできるようにすれば、単位
時間当たりに多くのプリント枚数が得られる高速処理が
可能になる。
【0007】しかしながら、従来のシート給送方法の場
合には図8に示したように、シート分離部24を過ぎた
時点における後行するシートPのばらつき幅Bmax
は、非常に大きいため、シート分離部24ですべりが最
小であったときの最も速い給送時(線bの部分)には、
そのシートPの先端がc点まで給送されてタイミング
ローラ22まで達したときに、そのシートPは本来は
停止状態にあるタイミングローラ22に突き当てられて
レジスト調整されなければならないが、この時点では図
示のようにタイミングローラ22は先行するシートP
の後端を丁度搬送し終えたタイミングとなるためまだ完
全に停止しておらず、そこに後行するシートPの先端
を突き当てさせるだけ時間的な余裕がない。したがっ
て、このような場合には後行するシートPの正確なレ
ジスト調整ができない。
【0008】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、シートを画像形成部に必要最小限のシート
間隔で、その画像形成部による画像形成動作と同期させ
たタイミングで確実に精度良く連続して給送できるよう
にすることを目的とする。また、その画像形成動作と同
期させたタイミングでシートを給送するのを、シートサ
イズに係らずできるようにすることも目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明、上記の目的を
達成するため、上述したような画像形成装置のシート給
送方法において、画像形成部による画像形成動作とその
画像形成部へのシートの給送タイミングとを同期させる
ために上記シートを一旦停止させる第1のシート停止位
置と、その第1のシート停止位置からシート搬送経路の
上流側にシートの搬送方向の長さ以上離れた位置にシー
トを一旦停止させる第2のシート停止位置とを設け、先
行するシートが第1のシート停止位置に停止している期
間も含めて、後行するシートを第2のシート停止位置ま
で搬送し、且つ第1のシート停止位置と第2のシート停
止位置との間のシート搬送経路の長さを、給送するシー
トの搬送方向の長さに応じて変化させる画像形成装置の
シート給送方法を提供する。
【0010】
【作用】この画像形成装置のシート給送方法によれば、
先行するシートが第1のシート停止位置でタイミング調
整のために停止している期間も含めて、後行するシート
を第2のシート停止位置まで搬送するので、そこで後行
するシートを停止させることによりシート分離部でシー
ト間隔に大きなばらつきが生じても、それを補正して小
さくすることができる。また、第1と第2のシート停止
位置の間のシート搬送経路の長さを給送するシートの搬
送方向の長さに応じて変化させるため、シートサイズに
応じて搬送経路の長さを変化させることができるので、
大サイズのシートであっても長い搬送経路を通して給送
することにより、第1のシート停止位置にあるシートの
後端を第2のシート停止位置に達しないようにすること
できる。したがって、後行するシートを第2のシート
停止位置に停止させて、シートを1枚に分離する際に発
生したシートのばらつきを確実に補正することができ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の画像形成装置のシー
ト給送方法を実施するシート給送装置の搬送系の概要を
説明するための概略図である。このシート給送装置は、
給紙装置1のピックアップローラ2を矢示A方向に回転
させてシート積載部3に積載されたシートPを上側より
矢示B方向に順次送り出し、それを矢示方向に回転可能
なフィードローラ5と、その回転に逆らう矢示方向に図
示しないトルクリミッタを介して回転力が付与され、重
送時のように所定のトルク以下になる時にはその矢示方
向に回転し、所定のトルクを越える負荷となるシートP
が1枚のときのみフィードローラ5に連れ回りするリバ
ースローラ6とからなる公知のFRR方式のシート分離
部4により、1枚づつ分離してシート搬送経路8上を給
送する。
【0012】そのシート分離部4の搬送下流側には、上
下方向にローラを互いに圧接させたグリップローラ7を
配設し、その上流側にはシート搬送経路8を搬送される
シートを検知する手段であり、例えば反射形フォトセン
サであるグリップセンサ9を設けている。さらに、シー
ト搬送経路8のグリップローラ7の搬送下流側には、対
の突き当てローラ11を設けると共に、その下流側に対
のタイミングローラ12を、さらにその下流側に対のト
ランスポートローラ14を設け、タイミングローラ12
の搬送上流側には例えば反射形フォトセンサであるタイ
ミングセンサ13を設けている。このシート給送装置に
は、感光体ドラム15が配設されている画像形成部によ
る画像形成動作とその画像形成部へのシートの給送タイ
ミングとを同期させるために、シートPを一旦停止させ
る図1にシートPが位置する第1のシート停止位置
と、その第1のシート停止位置からシート搬送経路8の
上流側に標準サイズのシートの搬送方向の長さ以上離れ
た位置にシートを一旦停止させる同図にシートPが位
置する第2のシート停止位置とを設けている。
【0013】そして、先行するシートPが第1のシー
ト停止位置に停止している期間も含めて、後行するシー
トPを第2のシート停止位置まで搬送する。すなわ
ち、ピックアップローラ2によりシート積載部3から送
り出してシート分離部4により1枚づつ分離したシート
Pを、シート搬送経路8上のグリップローラ7及び突き
当てローラ11により停止状態にあるタイミングローラ
12まで搬送してシートPで示すようにそこに先端を
突き当てさせ、それによってシートPにスキューが生
じていた場合にはそれを矯正する。そして、その先行す
るシートPが第1のシート停止位置に停止している期
間も含めて、後行するシートPを同様にピックアップ
ローラ2により所定の給紙タイミングで送り出し、その
先端をグリップセンサ9が検知した時点から所定の時間
経過後に、そのシートPを図1に示す第2のシート停
止位置に停止させる。
【0014】次に、タイミングローラ12を、画像形成
部の感光体ドラム15の表面15aに形成された画像に
先行するシートPが同期するタイミングで回転させ、
シートPを搬送することによって、その所定の位置に
画像をずれることなく転写させ、後行するシートP
同様な給送方法により給紙して、そこに画像を転写す
る。ところで、一般的にシートを給送する際には、それ
を1枚に分離するシート分離部の段階でシート毎にスリ
ップ量が異なるため、シート間隔にばらつきが発生しや
すい。そのため、このようにシートを1枚ずつ分離して
連続給紙する場合には、先行するシートPと次に続く
後行するシートPとの間に正常なシート間隔を保つた
め、予めこのようなシートのばらつき分を考慮した分だ
け間隔を開けたタイミングで後行するシートPの給送
を開始する必要がある。
【0015】ところが、このシートのばらつきは、画像
形成部の搬送速度が通常の速度であるときには問題とな
ることはないが、近年における画像処理の高速化及び効
率化により高速にして、画像形成部においてシート間隔
が最小になるように詰めて搬送した場合に問題があっ
た。すなわち、図8を用いて説明したように、後行する
シートPがシート分離部で最もスベリ量が少なくて、
ばらつき範囲内で最も短時間でその先端がc点まで給送
されてタイミングローラ22まで達したときには、タイ
ミングローラ22はその時点で先行するシートPの後
端を搬送し終えた直後のタイミングであるため、シート
の先端をそのタイミングローラ22を停止状態にし
て突き当てさせようとしても全く時間的な余裕が取れな
い。
【0016】したがって、そのタイミングローラ22が
まだ完全に停止していない状態でそこに後行するシート
の先端が突き当たった場合には、シートPの先端
がタイミングローラ22のニップを越えた位置で停止す
るようになるため、その分だけシートPの停止位置が
本来の位置に対してずれてしまうためシートの正確な位
置決めができない。そのため、シートPに転写される
画像の位置がその分だけずれてしまうことになる。しか
しながら、このシート給送装置では図1で説明したよう
に、先行するシートPがタイミングローラ12に突き
当てられて第1のシート停止位置に停止している期間も
含めて後行するシートPを搬送し、その先端をグリッ
プセンサ9が検知してから一定の時間経過後に、グリッ
プローラ7及びその上流側のフィードローラ5等の駆動
を停止させることによりシートPを第2のシート停止
位置まで搬送して停止させて位置出しを行い、シートP
の後端とシートPの先端との間のシート間隔のばら
つきを第1のシート停止位置に至る前の第2のシート停
止位置の段階で事前にばらつき幅を小さく補正するの
で、シートのばらつきに対して第1のシート停止位置で
行うタイミングローラ12による後行のシートPのレ
ジスト調整のための時間的な余裕度が大きくとれ、高速
の画像形成装置においても最小限のシート間隔にして画
像形成ができる。
【0017】そのシートのばらつき幅を小さく補正する
ことによって、余裕を持って後行するシートPのレジ
スト調整ができる様子を、図2のダイアグラムを参照し
て詳しく説明する。シート分離部4を過ぎた時点におけ
る後行するシートPは、シート毎に分離時におけるす
べり量が異なることにより、その搬送方向の位置のばら
つき量Bmaxは図示のように大きい(例えば50mm
程度)。今、仮りにすべり量が最小でそのばらつき内で
最も速く後行するシートPが線bで示すように給送さ
れたとすると、そのシートPは先端がグリップセンサ
9に検知されてから一定の時間経過後に第2のシート停
止位置まで搬送されてd点の時間まで一旦停止され、そ
の後に再び給送されて突き当てローラ11に向かう。そ
のため、この第2のシート停止位置におけるシートP
の位置出し補正により、シートPはグリップローラ7
以降はばらつき量が、それ以前のばらつき量Bmaxに
対して小さなばらつき量Bas(例えば30mm)にな
る。
【0018】したがって、後行するシートPの先端が
c点まで搬送されてタイミングローラ12まで達したと
きには、先行するシートPの後端Pbは既にそのタイ
ミングローラ12を余裕を持って通過しているので、タ
イミングローラ12は完全に停止してレジスト調整可能
な状態でその後行するシートPの先端をそこに余裕を
持って突き当てさせることができる。そのため、このよ
うにa部で高速搬送を行うことによってシート間隔を可
能な限り詰めて、単位時間当たりのプリント枚数を増大
させる高速処理の画像形成装置であっても、給送したシ
ートを画像形成部による画像形成動作と同期させたタイ
ミングで確実に精度良く連続して給送することができ
る。そして、図1で説明したように第2のシート停止位
置を、第1のシート停止位置からシート搬送経路8の上
流側に標準サイズのシートの搬送方向の長さ以上離れた
位置にシートを一旦停止させる位置に設けているので、
標準サイズのシートを給送しているときに、図1に示す
ように後行するシートPが第2のシート停止位置で停
止しているときにその先端が先行するシートPの後端
に干渉するようなことがない。
【0019】ところで、シートPが標準サイズのシート
よりも小さいときには、図1で説明した第2のシート停
止位置のままであると、図3に示すように先行するシー
トPは搬送方向の長さが短いので、その後端Pbの位
置が仮想線で示す標準サイズのシートPmの時に対して
寸法差Lだけ突き当てローラ11側に寄った位置に停
止するようになる。また、後行するシートPの先端P
aは、第2のシート停止位置で標準サイズのシートの場
合と同様に図示の位置で停止するため、標準サイズのシ
ートPmを給送した場合のシート間隔Laに比べて寸法
差Lだけ間隔が広がってしまう。そこで、このシート
給送装置では、第2のシート停止位置をシートPの搬送
方向の長さ(シートPのサイズ)に応じて図3の矢示E
方向に変更することにより、そのシート間隔の拡大を
ぐようにしている
【0020】すなわち、図3に示したように搬送方向の
長さが短いシートの場合には、図4に示すように第2の
シート停止位置を突き当てローラ11側に変更し、先行
と後行のシートPとPのシート間隔Laを最適な値
に調整する。その小サイズのシートを給送する際に第2
のシート停止位置を変更しなかった場合と変更した場合
について図5を参照して説明する。第2のシート停止位
置を、標準サイズのシートの停止位置のまま変更しなか
った場合には、図5に一点鎖線で示すようになってトラ
ンスポートローラ14付近におけるシート間隔Laは非
常に広くなってしまい、単位時間当たりのプリント枚数
を増大させる高速処理ができない。しかしながら、実線
で示すように第2のシート停止位置を突き当てローラ1
1側に移動させれば、トランスポートローラ14付近に
おけるシート間隔Ldは狭まって高速処理が可能にな
る。なお、この場合であっても、先行するシートP
後行するシートPが線速差により追いつく期間が、シ
ートの搬送方向の長さが短くなる分だけ短期間になるの
で、標準のシートサイズに比べると若干のシート間隔の
拡大が生じる。
【0021】ところで、このシート給送装置は、図6に
示すように第1と第2のシート停止位置の間のシート搬
送経路の長さをシートの搬送方向の長さに応じて変化さ
せることができるようになっている。以下、そのシート
搬送経路の長さを変化させて行う画像形成装置のシート
給送方法について図7のダイアグラムを示す線図をも参
照して説明する。シートサイズが標準的なシートよりも
長い場合には、シートの搬送方向の長さが長くなるた
め、第1のシート停止位置にある先行するシートの後端
は第2のシート停止位置にまで達してしまう。そのた
め、第2のシート停止位置を設定することが困難にな
る。そこで、このシート給送装置では、このような搬送
方向に長いシートの場合には、第1のシート停止位置と
第2のシート停止位置との間のシート搬送経路の長さ
を、その給送するシートの搬送方向の長さに応じて変化
させるようにしている
【0022】すなわち、直線状のシート搬送経路8の第
1のシート停止位置と第2のシート停止位置との間にバ
イパス搬送経路10を設けると共に、その各分岐部に切
換爪16,17をそれぞれ設け、給送するシートの搬送
方向の長さが標準サイズのシートよりも長い場合には切
換爪16と17を図6に実線で示す位置に切り換えて搬
送し、それ以下のシート長の場合には仮想線で示す位置
にして、シートを直進させるようにしている。このよう
にすれば、シートの搬送方向の長さが標準サイズのシー
トよりも長い場合には、それをバイパス搬送経路10を
通すことにより、図7に破線で示すようにすることなし
に実線で示すようにすることができるので、後行するシ
ートPを図6に示すように第2のシート停止位置に停
止させることができる。そして、このシート給送装置
は、先行するシートPに後行するシートPが線速差
により追いつく期間がシート長が長くなる分だけ長期間
になるので、その期間にシート間隔を最小間隔にまで詰
めるのが容易に行えるようになり、その分停止時間を拡
大でき、シートばらつきに対する余裕度が更に広がる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、先行するシートが第1の停止位置で高精度に先端位
置決めされている期間も後行するシートを第2のシート
停止位置に位置決めすることができるため、シート分離
部でシート位置に大きなばらつきが生じても、後行する
シートを第2のシート停止位置で停止させることにより
シート分離部で生じたシート間隔の大きなばらつきを補
正して小さくできるので、次の第1の停止位置で行うレ
ジスト調整のためのシート位置決めに時間的な余裕がも
てるようになる。したがって、シートを画像形成部に必
要最小限のシート間隔で、その画像形成部による画像形
成動作と同期させたタイミングで確実に精度良く連続給
できる また、第1と第2のシート停止位置の間のシ
ート搬送経路の長さを給送するシートの搬送方向の長さ
に応じて変化させるため、シートサイズに応じて搬送経
路の長さを変化させることができるので、大サイズのシ
ートであっても長い搬送経路を通して給送することによ
り、第1のシート停止位置にあるシートの後端を第2の
シート停止位置に達しないようにすることができる。し
たがって、後行するシートを第2のシート停止位置に停
止させて、シートを1枚に分離する際に発生したシート
のばらつきを確実に補正して、給送するシート間隔を最
小にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置のシート給送方法を実
施するシート給送装置の搬送系の概要を説明するための
概略図である。
【図2】同じくそのシート給送方法によってシートを給
送した際のダイアグラムを示す線図である。
【図3】給送するシートの搬送方向の長さに応じて第2
のシート停止位置を変更する場合について説明する概略
図である。
【図4】搬送方向の長さが短いシートを給送した際の第
2のシート停止位置を示す概略図である。
【図5】同じくそのダイアグラムを示す線図である。
【図6】第1と第2のシート停止位置の間のシート搬送
経路の長さをシートの搬送方向の長さに応じて変化させ
る画像形成装置のシート給送方法を説明するための概略
図である。
【図7】同じくそのダイアグラムを示す線図である。
【図8】従来のシート給送方法によって分離搬送手段を
過ぎた時点で後行するシートのばらつき幅が大きい場合
にその後行するシートの先端をタイミングローラに突き
当てようとしても時間的な余裕がもてない様子を説明す
るためのダイアグラムを示す線図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 4 シート分離部 7 グリップローラ 8 シート搬送経
路 8 グリップセンサ 10 バイパス搬
送路 11 突き当てローラ 12 タイミング
ローラ 14 トランスポートローラ 15 感光体ドラ
ム P シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−235848(JP,A) 特開 平3−3829(JP,A) 特開 昭60−112552(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙装置によって1枚づつ分離して送り
    出されたシートを画像形成部まで順次搬送する画像形成
    装置のシート給送方法において、 前記画像形成部による画像形成動作と該画像形成部への
    シートの給送タイミングとを同期させるために前記シー
    トを一旦停止させる第1のシート停止位置と、該第1の
    シート停止位置からシート搬送経路の上流側にシートの
    搬送方向の長さ以上離れた位置にシートを一旦停止させ
    る第2のシート停止位置とを設け、 先行するシートが前記第1のシート停止位置に停止して
    いる期間も含めて、後行するシートを前記第2のシート
    停止位置まで搬送し、且つ前記第1のシート停止位置と
    前記第2のシート停止位置との間のシート搬送経路の長
    さを、給送するシートの搬送方向の長さに応じて変化さ
    せることを特徴とする画像形成装置のシート給送方法。
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