JP3911968B2 - シート供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ等において、給紙トレイ内に収容された記録シートを一枚ずつ分離して引出した後に画像出力部へと送り込むシート供給装置に係り、詳細には、給紙トレイから引き出した記録シートを所定の時間で且つ安定して搬送するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やレーザビームプリンタの画像出力部に対して記録シートを給送するシート供給装置としては、記録シートを収容する給紙トレイと、この給紙トレイ内から記録シートを引き出すピックアップロールと、このピックアップロールよりも記録シート搬送方向下流側に設けられて記録シートの重送を防止する一対の分離供給ロールとから構成されたものが知られている。上記ピックアップロールによって給紙トレイから引き出された記録シートは一枚ずつに分離された後に、複写機やプリンタの画像出力部へと搬送されるが、通常、画像出力部の手前側には記録シートの搬送を一時的に係止するレジストレーションロールが設けられており、記録シートはここで画像出力部へ突入するためのタイミング調整がなされると共に、所謂スキュー(記録シートの搬送方向に対する斜行)が補正される。
【0003】
記録シートがレジストレーションロールを通過する速度は、通常、画像出力部のプロセス速度と同等であり、単位時間当たりの画像出力数が増加すれば、この速度も当然に高速となってくる。その反面、給紙トレイから記録シートを引き出す速度を極端に高速化した場合には、ピックアップロールと記録シートとのスリップによって給紙ミスが発生し易く、給紙速度の高速化には限界がある。このため、プロセス速度に対する給紙速度の遅れを解消すべく、従来より分離供給ロールの下流側にはピックアップロールや分離供給ロールよりも高速で記録シートを搬送するシート追送ロールが設けられており、給紙トレイから比較的低速で搬出された記録シートをこのシート追送ロールでレジストレーションロールへ高速搬送している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、給紙トレイ内における記録シートのセット位置の微妙なズレや、ピックアップロールと記録シートとのスリップ等により、給紙トレイから給紙された記録シートがレジストレーションロールに到達する時間は必ずしも一定とはならない。レジストレーションロールはこのような給紙間隔のばらつきを解消するために記録シートを一時的に係止するものではあるが、このばらつきが余りに大きいと、その分だけレジストレーションロールで記録シートを係止する時間を長く設定しなければならず、結果的に画像出力部に対する記録シートの供給間隔が拡がってしまい、単位時間当たりの画像出力数を高めることができなくなってしまう。従って、レジストレーショロールにおける記録シートの係止時間を短縮して、単位時間当たりの画像出力数を高めるためには、給紙トレイから搬出された記録シートがシート追送ロールに到達するまでの間に、給紙間隔のばらつきをある程度補正しておくことが必要となる。
【0005】
また、シート追送ロールは極めて高速で記録シートを搬送しており、画像出力部のプロセス速度が高まれば、それ以上の速度で記録シートをレジストレーションロールへ送り込む必要がある。このため、その搬送速度がシート追送ロールに到達した記録シートの速度と著しく異なる場合には、記録シートの先端がシート追送ロールに挿入された際に該記録シートに対して大きな加速力が作用し、給紙トレイからの搬出に伴って記録シートに発生していたスキューが更に増大されてしまう。従って、記録シートを安定して搬送するためには、かかる記録シートがシート追送ロールに到達する際の速度を該シート追送ロールによる搬送速度に十分近づけておく必要がある。
【0006】
このような要求に答えるものとしては、特開平2−123053号公報に開示されるシート供給装置が知られている。このシート供給装置では分離供給ロールとシート追送ロールとの間にシート検知センサを設け、このシート検知センサが分離供給ロールを通過した記録シートの先端を見出したら該記録シートの搬送を停止し、記録シートの搬送開始から所定の時間が経過したら搬送を再開するように構成している。給紙トレイから一旦引き出された記録シートは分離供給ロールに挟み込まれた状態で一時停止し、しかもその停止はシート検知センサの出力信号に基づいてなされるので、停止位置も一定している。従って、次に記録シートの搬送が再開された際には給紙間隔のばらつきが殆ど解消される結果となり、このシート供給装置では所定の間隔で記録シートをレジストレーションロールに送ることが可能であった。
【0007】
しかし、シート追送ロールの手前側で記録シートの搬送を一旦停止してしまうと、分離搬送ロールやピックアップロールを停止してしまうことになり、これらロールを駆動しているギヤのバックラッシュに起因して、再駆動の際にはロールの回転の立ち上がりにタイムロスが生じ、記録シートの搬送力が直ちには回復しない。このため、記録シートの搬送を安定して行うことができなかった。
【0008】
一方、特開平10−218398号公報に開示されるシート供給装置では、シート検知センサが分離供給ロールを通過した記録シートの先端を見出したら、該記録シートの搬送を加速し、シート追送ロールへの到達前に記録シートの搬送速度を高める試みがなされている。この場合、記録シートは十分に搬送速度が高まった状態でシート追送ロールへ受け渡されるので、記録シートのスキューが増大するといった不都合はなく、給紙動作を安定して行うことができる。しかし、給紙トレイからの搬出時に生じた給紙間隔のバラツキはレジストレーションロールの到達時まで保存されてしまうので、前述の如く、かかるレジストレーションロールにおける記録シートの係止時間を長く設定せざるを得ず、画像出力部に対する単位時間当たりの給紙枚数を増加させることが困難であった。
【0009】
また、これら従来のシート供給装置では、ピックアップロールが記録シートを給紙トレイから引出し、その先端が分離供給ロールに噛み込まれると、かかる分離供給ロールの回転負荷を軽減させる目的から、通常、上記ピックアップロールを記録シートから離間させる制御が行われていた。しかし、低速で給紙トレイから引き出した記録シートをシート追送ロールへの到達前に加速し、その搬送速度をシート追送ロールによる搬送速度と略同等の速度にまで高めるためには、より大きな搬送力が必要であり、ピックアップロールを直ちに記録シートから離間させてしまう従来のシート供給装置では、記録シートの搬送速度を再加速するのが困難であった。
【0010】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、給紙間隔のバラツキを抑えて画像出力部に対する単位時間当たりの給紙枚数を高めることができると共に、記録シートにスキューを発生させることなく、安定して記録シートの給紙動作を行うことが可能なシート供給装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のシート供給装置は、記録シートを画像出力部へと搬送するシート供給ロールと、このシート供給ロールよりも下流側に設けられると共に該シート供給ロールよりも高速で記録シートを更に前方へ搬送するシート追送ロールと、このシート追送ロールとシート供給ロールとの間に設けられ、上記シート供給ロールを通過した記録シートの先端を検知するシート検知手段と、このシート検知手段の出力信号を基に上記シート供給ロールによる記録シートの搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備えたシート供給装置において、上記搬送速度制御手段は、記録シートの先端が所定のタイミングで上記シート追送ロールへ到達するよう、記録シートを停止させることなく、その搬送速度を減速することを特徴とするものである。
【0012】
また、具体的には、記録シートを収容する給紙トレイと、この給紙トレイから記録シートを一枚ずつ分離して送り出す給紙手段と、この給紙手段よりも下流側に設けられると共に該給紙手段よりも高速で記録シートを更に前方へ搬送するシート追送ロールと、このシート追送ロールと給紙手段との間に設けられ、上記給紙トレイから送り出された記録シートの先端を検知するシート検知手段と、このシート検知手段の出力信号を基に上記給紙手段による記録シートの搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備え、上記搬送速度制御手段は、記録シートの先端が上記給紙手段による給紙の開始から所定時間経過後に上記シート追送ロールへ到達するよう、給紙開始後に記録シートを停止させることなく、その搬送速度を減速することを特徴とするものである。
【0013】
このような技術的手段によれば、記録シートは、その先端が給紙の開始から所定時間経過した後にシート追送ロールへ到達するよう、その搬送速度を調整されているので、給紙トレイから記録シートを搬出する際に生じた給紙間隔のバラツキはシート追送ロールまでにある程度補正され、記録シートは略一定の間隔でシート追送ロールに到達する。その結果、シート追送ロールよりも下流側に設けられるレジストレーションロールで記録シートの位置合わせを行う際に、記録シートの係止時間を短縮することができ、画像出力部に対する単位時間当たりの記録シートの給紙枚数を高めることが可能となる。
【0014】
また、このようにシート追送ロールの手前で記録シートの搬送速度を一旦減速し、かかるシート搬送ロールへの到達時間を調整するように構成した場合、記録シートは停止することなく動き続けているので、その後に記録シートの搬送速度を加速する場合であっても、給紙手段の搬送力が失われることはなく、直ちに搬送速度の加速を行うことができるものである。
【0015】
減速後の記録シートを安定した状態でシート追送ロールに受け渡すためには、かかる記録シートの搬送速度を再加速し、その搬送速度をシート検知手段による検知時よりも高めて、シート追送ロールによる搬送速度に近づける必要がある。その一方、記録シートの先端がシート搬送ロールに到達する迄の所要時間はある程度の範囲に収まらなければならないので、減速した記録シートをどの時点で再加速するかが問題となる。従って、かかる観点からすれば、給紙手段よる給紙の開始からシート検知手段による記録シートの検出迄の所要時間に応じ、記録シートの搬送速度の再加速タイミングを決定するのが好ましい。
【0016】
また、給紙手段よる給紙の開始からシート検知手段による記録シートの検出迄の所要時間が極端に短い場合には、記録シートの搬送速度を減速した程度ではシート搬送ロールへの到達時間を所定の範囲内に収めることが困難な場合も生じるので、そのような場合には、記録シートの搬送を一時的に停止しても良い。この場合、記録シートの搬送を停止するか、あるいは停止させることなく減速するかは、給紙開始から記録シートの検出迄の所要時間に基づいて決定することができる。
【0017】
更に、給紙手段をピックアップロール及び分離供給ロールで構成した場合、記録シートの搬送速度が減速後に再加速されることを考慮するならば、ピックアップロールはこの再加速の時点まで記録シートに接触させておくのが好ましい。このように構成すれば、記録シートの再加速時に分離供給ロールのみならず、ピックアップロールも記録シートに対して搬送力を及ぼすことができるので、記録シートの搬送速度の加速を素早く且つ安定して行うことが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のシート供給装置を詳細に説明する。
図1は本発明のシート供給装置によって記録シートの給紙が行われるデジタル複写機の一例を示すものである。この複写機は、プラテン10上に置かれた原稿11の画情報を光学的に読み取ってこれをCCDセンサ12で電気的な画像データに変換する画像入力部(IIT)1と、この画像入力部1から転送された画情データに基づいて記録シートP上に画像形成を行う画像出力部(IOT)2とから構成されており、更に、上記画像入力部1にはプラテン10に対して原稿11を自動給送するADF13を取り付けることができるようになっている。
【0019】
上記画像出力部2は画像入力部1から転送された画像データに基づいて感光体ドラム20上にトナー像を形成した後、かかるトナー像を無端状の転写ベルト3に一次転写し、更に転写ベルト3上のトナー像を記録シートPに二次転写することで該記録シートP上に記録画像を形成しており、トナー像が二次転写された記録シートPは定着器4を経て排出トレイ50上に排出されるようになっている。
【0020】
また、上記感光体ドラム20は所定のプロセス速度で矢線方向に回動しており、その周囲には、かかる感光体ドラム20の表面を所定の背景部電位にまで一様帯電する帯電コロトロン21と、画像データに基づいて変調されたレーザピームで感光体ドラム20を露光し、該感光体ドラム20上に静電潜像を形成するレーザビームスキャナ22と、感光体ドラム上の静電潜像を現像する現像器23と、転写ベルト3に対するトナー像の一次転写に先立って感光体ドラム20上の電位を除去する転写前処理コロトロン24と、トナー像の一次転写が終了した後の感光体ドラム20上の残留トナーを除去するクリーナ25とが配置されている。
【0021】
一方、上記転写ベルト3は複数のロールに掛け回されて矢線方向に回動しており、感光体ドラム20上に形成されるトナー像はこの転写ベルト3に転写された後に、かかる転写ベルト3から記録シートPへ二次転写されるようになっている。この転写ベルト3を挟んで感光体ドラム20と対向する位置には該感光体ドラム20との間に転写電界を形成する一次転写ロール30が配設される一方、トナー像の二次転写位置には二次転写ロール31及び対向電極ロール32が転写ベルト3を挟んで配設されており、記録シートPは上記二次転写ロール31と転写ベルト3との間に挿通されてトナー像の転写を受けるように構成されている。また、転写ベルト3の回動経路のうち、二次転写位置と一次転写位置との間には、二次転写が終了した転写ベルト3の表面から紙粉や残留トナーを除去するベルトクリーナ33が設けられている。
【0022】
また、上記画像出力部2の下方には該画像出力部に対して記録シートを供給するための給紙部となっており、サイズの異なる記録シートPを収容した4段の給紙トレイ5a〜5dが装備されている。そして、複写作業で選択されたサイズの記録シートPがピックアップロール51の回動により、いずれかの給紙トレイから画像出力部2へ送り出されるようになっている。各給紙トレイ5a〜5dからトナー像の二次転写位置へ至る記録シートPの搬送経路上には複数のシート追送ロール52が配設されると共に、二次転写位置の直前にはレジストレーションロール53が配設されており、かかるレジストレーションロール53は給紙トレイ5a〜5dから送り出された記録シートPを感光体ドラム20に対する静電潜像の書き出しタイミングに同期した所定のタイミングで二次転写位置に送り込む。
【0023】
尚、図1中において、符号26は画像入力部1から画像出力部2に転送されてきた画像データを複写作業の内容に応じて処理した後に上記レーザビームスキャナ22に供給する画像処理部、符号54は記録シートPの手差し給紙に用いる手差しトレイ、符号55はトナー像が二次転写された記録シートPを定着器4へ給送するためのシート搬送ベルト、符号56は記録シートPの両面コピーの際に該記録シートPを反転させて定着器4から二次転写位置へ給送するためのインバータ通路である。
【0024】
以上のように構成された本実施例の複写機では、画像入力部1によって取り込まれた原稿の画情報に基づいてレーザビームスキャナ22が感光体ドラム20を露光し、感光体ドラム20上には画情報に対応した静電潜像の書き込みが行われる。この静電潜像は現像器23によってその書き込みタイミングから少し遅れて現像される。そして、このようにして形成されたトナー像は一次転写ロール30によって転写ベルト3上に一次転写され、転写ベルト3はトナー像を担持したまま回転する。転写ベルト上に一次転写されたトナー像は所定のタイミングでレジストレーションロール53から送られてきた記録シートPに二次転写され、未定着トナー像が転写された記録シートPは定着器4を経て排出トレイ50に排出される。
【0025】
図2は上記給紙部における各給紙トレイ5a〜5dの構成を示す概略図である。
この給紙トレイ5は記録シートPの収容空間を備えて略矩形状に形成されており、給紙部を構成する複写機の筐体に対してフロント側(図1の紙面手前側)から挿入し得るように構成されている。給紙トレイ5の内部には記録シートPを搭載すると共に、該記録シートPの先端を上方へ向けて押し上げるボトムプレート60が設けられており、このボトムプレート60は記録シートPの後端側に対応した後端部を支点として揺動するように構成されている。また、このボトムプレート60の下側には該ボトムプレート60の先端を上方へリフトアップさせるための押し上げアーム(図字せず)が配置されており、この押し上げアームが回転することによってボトムプレート60が揺動し、記録シートPの先端が持ち上がるようになっている。
【0026】
この給紙トレイ5が挿入される複写機の筐体側には、給紙トレイ5内に位置決めされた記録シートPの先端に対応して前述のピックアップロール51が設けられており、ボトムプレート60の上昇によって記録シートPの先端が持ち上がると、給紙トレイ5内で最上位に位置する記録シートPの先端がピックアップロール51と圧接するようになっている。これにより、ピックアップロール51が回転すると、記録シートPとピックアップロール51との間に所定の摩擦力が作用し、最上位の記録シートPが給紙トレイ5から引き出される。また、このピックアップロール51はボトムプレート60によって持ち上げられた記録シートPと接離自在に配設されており、図示外の昇降ソレノイドによって記録シートPへの作用位置(実線位置)又は退避位置(一点鎖線位置)のいずれかに設定されるようになっている。
【0027】
一方、給紙トレイ5から引き出された記録シートPが多数枚重なった状態で搬送される所謂重送を防止するため、複写機の筐体側には上記ピックアップロール51に隣接して分離供給ロールとしてのフィードロール63及びリタードロール64が設けられている。給紙トレイ5から引き出された記録シートPはこれらフィードロール63及びリタードロール64の間を通過する際に一枚ずつに分離される。また、フィードロール63よりも下流側には前記シート追送ロール52が設けられている。このシート追送ロール52はフィードロール63及びピックアップロール51よりも高速で回転しており、これらロール63,51によって給紙トレイ5から送り出されてきた記録シートPの先端を挟み込むと、かかる記録シートPを一気に給紙トレイ5から引き抜いてレジストレーションロール53へと搬送する。このため、上記フィードロール63はワンウェイクラッチ(図示せず)を介して後述する給紙モータと結合されており、シート追送ロール52によって記録シートPが高速で搬送される際には、フィードロール63が空転するように構成されている。尚、フィードロール63とピックアップロール51は共通のモータ(図示せず)によって回転駆動される一方、リタードロール64は回転することなくフィードロール63と対向している。
【0028】
更に、上記フィードロール63の下流側には該ロール63に隣接してシート検知センサ62が設けられており、給紙トレイ5から引き出されてフィードロール63を通過した記録シートPの先端を検知し得るようになっている。このシート検知センサ62の出力信号は、後述するように、シート追送ロール52迄の記録シートPの搬送速度を制御する目的で利用される。
【0029】
次に、図3はピックアップロール51及びフィードロール63の制御系を示すブロック図である。これらのピックアップロール51とフィードロール63は同一の給紙モータ65によって駆動されており、この給紙モータ65の回転及びその回転速度は搬送速度制御手段66によってコントロールされている。この搬送速度制御手段66は画像出力部(IOT)2の動作情報を取り込み、画像出力部2に対する給紙が要求されている場合に給紙モータ65の駆動信号を送出する。また、搬送速度制御手段66は上記シート検知センサ62の出力信号をも取り込み、記録シートPの搬送状況に応じて給紙モータ65の回転速度を変更する他、適当なタイミングでピックアップロール51の昇降ソレノイド67の駆動信号をも送出する。
【0030】
図4乃至図6は、ピックアップロール51からシート追送ロール52に至る迄の記録シートPの搬送の状態を示すタイミングチャートであり、縦軸は記録シートPの位置を、横軸は時間を示している。この複写機の給紙部では記録シートPが給紙トレイ5からシート追送ロール52へ到達する迄の所要時間をある一定の範囲内に収めるべく、ピックアップロール51による記録シートPの搬送開始から、上記シート検知センサ62が記録シートPの先端を検知する迄の時間(以下、「プレフィードタイム」という)に応じ、シート検知センサ62からシート追送ロール52迄の間の記録シートの搬送速度を3種類に分けて制御している。
【0031】
先ず、図4は、ピックアップロール51及びフィードロール63によって送り出されてきた記録シートPの先端が、第1チェックタイムTI後から第2チェックタイムT2までの間にシート検知センサ62に到達した場合を示している。上記搬送速度制御手段66は画像出力部2の要求に応じて給紙モータ65を回転させ、ピックアップロール51による給紙を開始する。これによって記録シートPは搬送速度V1で給紙トレイ5から搬出される。しかし、給紙トレイ5内の記録シートPのセット位置の微妙なズレ、記録シートPとピックアップロール51とのスリップ、給紙モータ65からピックアップロール51へ動力を伝達するギヤ列のバックラッシュ等により、上記プレフィードタイムには多少のバラツキが存在する。そこで、記録シートPの先端が予め定められている第1チェックタイムT1の経過後、第2チェックタイムT2の経過前にシート検知センサ62によって検出された場合、すなわちプレフィードタイムが第1チェックタイムT1と第2チェックタイムT2との間に存在する場合には、シート検知センサ62が記録シートPの先端を検知した直後に給紙モータ65の回転を減速し、記録シートPの搬送速度を一時的にV2(<V1)に切り換える。この後、搬送速度制御手段66は記録シートの搬送速度を加速し、その速度をV3(>V1)まで増速する。
【0032】
記録シートPの搬送速度をV2からV3へ加速するタイミングは、上記プレフィードタイムの長さによって決定される。ここで、搬送速度V1でシート検知センサー62まで搬送されてきた記録シートPを搬送速度V2に減速するのは、記録シートPのシート追送ロール52への到達時間を調整するためであるから、プレフィードタイムが短い程、すなわちシート検知センサ62への到達時間が早い程、搬送速度V2を長く継続する必要がある。よって、プレフィードタイムの長さに応じて搬送速度V3への加速開始タイミングを決定することにより、記録シートPがシート追送ロール52へ到達する時間を略一定に補正することができる。また、シート追送ロール52へ到達する際の記録シートの最終的な搬送速度は給紙開始時の搬送速度V1よりも速いV3であり、シート追送ロールにおける搬送速度V4に近いものとなっていることから、このように記録シートの搬送速度の制御を行った場合には、記録シートPをシート追送ロール52に受け渡した際のスキューの増大を防止し、給紙動作の安定化を図ることも可能となる。
【0033】
ここで、記録シートPのシート追送ロール52への到達時間を補正するための手法としては、前述したように、シート検知センサ62とシート追送ロール52との間で記録シートPの搬送を一時的に停止する方法があるが、この方法だと、フィードロール63から記録シートPに伝達されていた搬送力が一時的に失われるので、再度フィードロール63を駆動する際にはギヤ列のバックラッシュ等によるタイムロスを考慮しなくてはならず、記録シートPの搬送状態が不安定化し易かった。この点、図4に示すように、記録シートPをシート検知センサ62への到達後に停止させることなく減速させる場合には、フィードロール63から記録シートPに対して常時搬送力が作用している状態にあり、搬送速度V2からV3へ加速する場合であっても、フィードロール63のギヤ列のバックラッシュに起因したタイムロスを生じることなく、直ちに加速することが可能である。このため、シート検知センサ62からシート追送ロール52迄の短い距離の間で記録シートPの搬送速度を確実にV4に近づけ、前述した給紙動作の安定過を図ることができるものである。
【0034】
殆どの記録シートPは図4に示した搬送速度制御に当てはまるものと考えられるが、給紙トレイ5内でのセット位置のズレが大きい場合等は、かかる記録シートPの先端が上記第2チェックタイムT2を経過してからシート検知センサ62へ到達することもある。図5はこの場合に対応した搬送速度制御を示すものである。具体的には、プレフィードタイムが第2チェックタイムT2よりも大きい場合、シート検知センサ62が記録シートPの先端を検知した直後に記録シートPの搬送速度をV3(>V1)に向けて加速する。プレフィードタイムが第2チェックタイムよりも大きいということは、記録シートの搬送が図4に示した搬送速度制御の場合よりも遅れていることを示している。従って、より低速の搬送速度V2を用いることなく、V1から直接V3へ加速することによって記録シートの搬送の遅れを回復し、シート追送ロールへの到達時間を一定範囲内に収めることが可能となる。
【0035】
また、同様にして、記録シートPの先端が第1チェックタイムT1以前にシート検知センサ62へ到達してしまう場合もある。図6はこの場合に対応した搬送速度制御を示すものである。具体的には、プレフィードタイムが第1チェックタイムT1よりも小さく、且つ、搬送速度制御手段66がシート検知センサ62の出力信号のチェックを開始した第3チェックタイムT3よりも大きい場合、シート検知センサ62が記録シートPの先端を検知したら一定時間経過後に給紙モータ65を停止させ、記録シートPの搬送を一時停止する。この後、給紙モータ65の停止から予め定められている一定時間が経過したら、搬送速度制御手段66は給紙モータ65の駆動を再開し、搬送速度V3(>V1)に向けて記録シートの搬送速度を加速する。プレフィードタイムが第1チェックタイムT1よりも小さいということは、記録シートPの搬送が図4に示した搬送速度制御の場合よりも進んでいることを示しており、記録シートの搬送速度をV2に減速しても、なお記録シートが予定より早くシート追送ロールに到達してしまう虞がある。また、モータの構造上、極端に低速で回転させ、その回転を精度良く制御することも困難である。このため、記録シートPの搬送を一時的に停止し、時経過を待って搬送を再開するように構成している。
【0036】
また、これら3種類の搬送速度制御においては、記録シートPの搬送速度がV3に加速されるまで、上記ピックアップロール51を作用位置に設定し、これを記録シートPに接触させ続けている。このように構成すれば、例えば、搬送速度をV2からV3へ加速する際、あるいは停止状態からV3へ加速する際に、フィードロール63及びピックアップロール51の双方で記録シートPに対して搬送力を与えることができ、記録シートPの搬送速度の加速をより素早く且つ得円滑に行うことができるからである。また、フィードロール63の回転負荷を軽減するため、記録シートPがピックアップロール51からフィードロール63に受け渡されて時点でピックアップロール51を退避位置に設定し、その後、搬送速度V3への加速の際に再度ピックアップロール51を作用位置に設定し直すことも考えられるが、ピックアップロール51が退避位置から作用位置に設定される迄のタイムロスが生じ、その間は十分な搬送力を記録シートPに与えることができなくなってしまう。従って、記録シートPの搬送速度がより高速になるまでピックアップロールを作用位置に設定し続けた方が、シート追送ロールに至る迄の記録シートの搬送をより安定して確実に行うことができるものである。
【0037】
そして、以上のようにして給紙部における記録シートPの搬送を制御した場合、記録シートPがシート追送ロール52へ到達する迄の時間を略一定に補正することができるので、レジストレーションロール53における記録シートPの係止時間を短く設定することが可能となり、画像出力部2に対する記録シートPの給紙間隔を極めて短縮化することができるものである。その結果、複写機の単位時間当たりの画像出力枚数の向上を達成することが可能となる。また、記録シートPがシート追送ロール52へ到達する際の搬送速度が該シート追送ロール52における搬送速度に接近しているので、記録シートPをフィードロール63からシート追送ロール52へ受け渡す際に、記録シートPの姿勢の安定化を図ることができ、給紙部の信頼性を高めることが可能となる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のシート供給装置によれば、記録シートの先端が給紙の開始から所定時間経過後に上記シート追送ロールへ到達するよう、給紙開始後に記録シートを停止させることなくその搬送速度を減速することによ り、給紙トレイから記録シートを搬出する際に生じた給紙間隔のバラツキをシート追送ロールまでにある程度補正することができる他、この減速後に記録シートの搬送速度を加速する場合であっても直ちに搬送速度の加速を行うことができるので、給紙間隔のバラツキを抑えて画像出力部に対する単位時間当たりの給紙枚数を高めることができると共に、記録シートにスキューを発生させることなく、安定して記録シートの給紙動作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシート供給装置を適用したデジタル複写機の実施例を示す概略図である。
【図2】 本発明のシート供給装置の構成を示す概略図である。
【図3】 本発明のシート供給装置の制御系を示すブロック図である。
【図4】 記録シートの搬送速度制御の第1のパターンを示すタイミングチャートである。
【図5】 記録シートの搬送速度制御の第2のパターンを示すタイミングチャートである。
【図6】 記録シートの搬送速度制御の第3のパターンを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
5…給紙トレイ、51…ピックアップロール、52…シート追送ロール、62…シート検知センサ、63…フィードロール、P…記録シート

Claims (7)

  1. 記録シートを画像出力部へと搬送するシート供給ロールと、このシート供給ロールよりも下流側に設けられると共に該シート供給ロールよりも高速で記録シートを更に前方へ搬送するシート追送ロールと、このシート追送ロールとシート供給ロールとの間に設けられ、上記シート供給ロールを通過した記録シートの先端を検知するシート検知手段と、このシート検知手段の出力信号を基に上記シート供給ロールによる記録シートの搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備えたシート供給装置において、
    上記搬送速度制御手段は、記録シートの先端が所定のタイミングで上記シート追送ロールへ到達するよう、記録シートを停止させることなく、その搬送速度を減速することを特徴とするシート供給装置。
  2. 記録シートを収容する給紙トレイと、この給紙トレイから記録シートを一枚ずつ分離して送り出す給紙手段と、この給紙手段よりも下流側に設けられると共に該給紙手段よりも高速で記録シートを更に前方へ搬送するシート追送ロールと、このシート追送ロールと給紙手段との間に設けられ、上記給紙トレイから送り出された記録シートの先端を検知するシート検知手段と、このシート検知手段の出力信号を基に上記給紙手段による記録シートの搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備えたシート供給装置において、
    上記搬送速度制御手段は、記録シートの先端が上記給紙手段による給紙の開始から所定時間経過後に上記シート追送ロールへ到達するよう、給紙開始後に記録シートを停止させることなく、その搬送速度を減速することを特徴とするシート供給装置。
  3. 上記搬送速度制御手段は、記録シートの先端が上記シート追送ロールに到達する前に該記録シートの搬送速度を再加速し、かかる搬送速度を記録シート検知時の搬送速度よりも高速にすることを特徴とする請求項2記載のシート供給装置。
  4. 上記搬送速度制御手段は、上記給紙手段による給紙の開始からシート検知手段による記録シート検知迄の所要時間に応じ、記録シートの搬送速度の再加速タイミングを決定することを特徴とする請求項3記載のシート供給装置。
  5. 上記搬送速度制御手段は、上記給紙手段による給紙の開始からシート検知手段による記録シート検知迄の所要時間が所定の時間よりも短い場合には、記録シートの搬送を一定時間停止した後に再開し、その搬送速度を記録シート検知時の搬送速度よりも高速にすることを特徴とする請求項2記載のシート供給装置。
  6. 上記給紙手段が、給紙トレイ内の記録シートに対して接離自在に配設されると共に該記録シートを引き出すピックアップロールと、このピックアップロールよりも下流側に設けられて記録シートの重送を防止する一対の分離供給ロールとから構成され、
    上記ピックアップロールは搬送速度が再加速された後に記録シートから離間することを特徴とする請求項3又は5記載のシート供給装置。
  7. 記録シートを収容する給紙トレイと、給紙トレイ内の記録シートに対して接離自在に配設されると共に該記録シートを引き出すピックアップロールと、このピックアップロールよりも下流側に設けられて記録シートの重送を防止する一対の分離供給ロールと、この分離供給ロールよりも下流側に設けられると共に該分離供給ロールよりも高速で記録シートを更に前方へ搬送するシート追送ロールと、このシート追送ロールと給紙手段との間に設けられ、上記給紙トレイから送り出された記録シートの先端を検知するシート検知手段と、このシート検知手段の出力信号を基に上記分離供給ロールによる搬送速度を制御する搬送速度制御手段とを備えたシート供給装置において、
    上記ピックアップロールはシート検知手段による記録シートの検知後、かかる記録シートの搬送速度が加速された後に記録シートから離間することを特徴とするシート供給装置。
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