JP4877854B2 - 書類処理装置および書類処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、種々の書類や帳票等を搬送路に従って搬送する書類処理装置および書類処理方法に関する。
現在、あらゆる業種において多種多様の書類や帳票等が使用され、それらを短時間に確実に処理する必要性が増してきている。例えば、大規模な病院では、多数のレセプト(診療報酬請求書)を処理する必要があり、大規模小売店や通信販売業者、運送業者等では、国内のみならず世界的な規模で商品等の物流が進展しているため、大量の書類や伝票、帳票等を効率的に処理することが不可欠となる。このため各業界では、高速での処理を可能にするため、書類等の種類に応じた処理装置を使用している。例えば、特許文献1に記載の装置では、ホッパ装置に載置された書類を1綴りごとに分離して、所定の速度で認識部に送り込み、認識部を所定速度で通過する際、その書類表面または裏面のイメージが読み取られ、必要な画像解析処理が行われる。このような処理装置は、多岐に渡る帳票等を短時間に確実に処理する必要性から、例えば、所定の速度で回転駆動されるベルトからなるフィーダ機構・搬送機構を備えている。
特開2003−54812号公報
上記の書類処理装置では、書類等の認識部における画像解析処理、すなわち、書類等に記載されている情報を高速かつ確実に読み取るために、例えば、搬送終了後、ホッパから処理すべき書類を取り出して給紙を開始することで、書類等を認識部に連続して搬送する際、個々の書類等が認識部での処理時間を確保できる間隔を有するように搬送する必要がある。従来の書類処理装置では、先行する書類とそれに続く書類との間隔が、単にフィーダ部における搬送速度と、それよりも高速の認識部における搬送速度との速度差に基づいて作り出されており、搬送される各書類間の間隔は、搬送方向の長さが最小のものを基準とし、しかも、フィーダ部と認識部それぞれの搬送速度は、あらかじめ定めた一定の速度に固定されている。
このような書類処理装置において、サイズの異なる書類が混在して搬送された場合、同一サイズの書類相互間の間隔は、フィーダ部と認識部の搬送速度の差に応じて一定に保たれるが、基準としたサイズよりも長いサイズの書類が後続する場合、以下のような問題が生じる。すなわち、搬送方向の長さが最小の書類を基準に搬送速度を固定化して設定しているため、長いサイズの書類については、基準にしたサイズと長いサイズの書類の差分に応じて、先行する書類との間隔が不必要に長くなる。このように搬送される書類間の間隔が長くなることは、認識部における画像認識処理等に無用な空白時間が生じ、書類処理の単位時間当たりの業務処理量(スループット)が低下するという問題が生じる。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サイズの異なる複数の書類や帳票等が連続して搬送される場合でも、搬送路上における各帳票間の間隔を帳票サイズに応じて短縮することのできる書類処理装置を提供することである。また、搬送途中において帳票等に傾きが生じても、容易に傾きを修正できる書類処理装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、搬送路の上流側より下流側へ書類を搬送可能な書類処理装置であって、第1の給紙速度で前記搬送路へ書類を供給する給紙手段と、前記搬送路に従って所定の搬送速度で書類を搬送する手段と、前記搬送路の所定位置において、その搬送路を搬送される書類の後縁部を検出する手段と、前記後縁部が検出された場合、後続する書類の給紙速度を前記第1の給紙速度から第2の給紙速度へ所定時間、減速する手段と、前記所定時間が経過後、前記減速後の第2の給紙速度を前記第1の給紙速度まで再加速する手段とを備え、前記第1の給紙速度を前記搬送速度よりも遅く設定し、前記搬送路を連続して搬送する複数の書類相互間に前記給紙速度の減速および再加速に応じた所定の間隔を設けることを特徴とする。
例えば、前記第1の給紙速度を前記搬送速度よりも10乃至20パーセント遅く設定し、前記所定時間は、前記搬送路に配された画像読取手段が、連続して搬送される書類上の画像を確実に読み取ることのできる最小の書類間隔に合わせて決定されることを特徴とする。また、例えば、少なくとも、搬送する複数の書類のうち、搬送方向の長さが最小の書類が前記給紙手段を通過するのに要する時間に相当する時間、前記給紙速度の再加速を継続することを特徴とする。
さらには、例えば、搬送される書類を挟持する上ローラおよび下ローラと、前記上ローラおよび下ローラのうち、一方のローラを書類の搬送方向に回転駆動する駆動手段と、前記上ローラと下ローラの回転速度の差をもとに前記上ローラと下ローラの間を通過する書類の二重搬送の有無を検出する手段とをさらに備えることを特徴とする。また、例えば、前記給紙手段は、前記搬送路の下流方向に向けて書類を搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送手段を回転駆動する第1の駆動手段と、前記第1の搬送手段に並列に配置され、前記搬送路の下流方向に向けて書類を搬送する第2の搬送手段と、前記第2の搬送手段を回転駆動する第2の駆動手段と、前記搬送路への到達前における書類の傾きを検知する検知手段と、前記傾きの方向に応じて前記第1の駆動手段および第2の駆動手段の回転速度を個別に制御する制御手段とを備え、前記制御手段は書類の傾き方向に応じて、前記第1の駆動手段の回転速度を前記第2の駆動手段の回転速度よりも速くするか、または、前記第2の駆動手段の回転速度を前記第1の駆動手段の回転速度よりも速くすることで書類の搬送速度を調整して、書類の傾きを補正することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明は、搬送路の上流側より下流側へ書類を搬送する書類処理方法であって、前記搬送路へ第1の給紙速度で書類を供給し、その搬送路に従って所定の搬送速度で書類を搬送し、前記第1の給紙速度を前記搬送速度よりも遅く設定し、前記搬送路の所定位置に配した検出手段により、その搬送路を搬送される書類の後縁部が検出された場合、後続する書類に対する給紙速度を前記第1の給紙速度から第2の給紙速度へ所定時間、減速するとともに、前記所定時間が経過後は、前記減速後の第2の給紙速度を前記第1の給紙速度まで再加速する処理を各書類ごとに連続して実施することで、前記搬送路を連続して搬送される複数の書類相互間に前記給紙速度の減速および再加速に応じた所定の間隔を設けることを特徴とする。
本発明によれば、異なるサイズの書類や帳票等を連続して搬送し、処理する際、搬送路上において、連続して搬送される各帳票間の間隔を帳票サイズに応じて短縮することができ、それによって、帳票等の搬送処理ならびに読取処理における業務処理量(スループット)が向上する。
本発明の実施の形態例に係る書類処理装置の全体構成を示す外観図である。 実施の形態例に係る書類処理装置のフィーダ装置、イメージ読取装置等の外観構成を示す図である。 実施の形態例に係る書類処理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 実施の形態例に係る書類処理装置における帳票等の搬送制御手順を示すフローチャートである。 実施の形態例に係る書類処理装置のフィーダ装置とイメージ読取装置それぞれにおける帳票等の搬送状態を模式的に示す図である。 実施の形態例に係る書類処理装置のフィーダ部の詳細構成を示す一部破断図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施の形態例について詳細に説明する。図1は、本実施の形態例に係る書類処理装置の全体構成を示す外観図である。図1に示す書類処理装置100は、フィーダ装置10、イメージ読取装置(読取装置ともいう。)20、判別装置30、スタッカ装置60からなる。フィーダ装置10は、後述するパドル部の移動により、ホッパ部に載置された書類や帳票等を分離・搬送するための装置であり、例えば、異なるサイズの帳票や一枚綴りの帳票のみならず、種々の厚さを有し、かつ、綴じ方も不定な帳票を一綴りごとに分離して、それらを読取装置20の搬送路へ送り込む。
イメージ読取装置20は、フィーダ装置10より、搬送路に従って搬送されてきた帳票等の表面全体の画像情報を読み取り、所定の画像解析処理を行う。具体的には、スキャナ(イメージリーダ)50が、搬送されてきた帳票等の表面あるいは裏面の画像情報をイメージとして電子的に取り込み、帳票等の所定領域に記載された文字等の画像を解析して、その記載内容を抽出する。そして、抽出された内容に従ってスタッカ装置60が制御される。
判別装置30は、読取装置20の下流側に位置し、読取装置20から送られてきた帳票の種類や帳票の重なり状態等を判定する。判別装置30の後段にはスタッカ装置60が配され、搬送されてきた帳票等を、読取装置20からの指示に従ったポケットに分離、載置する書類収納部として機能する。判別装置30の搬送面の内部には、搬送方向に直交させて、列状に複数個の発光素子が埋め込まれており、搬送面の垂直上部には、これらの発光素子各々に対向する位置に受光素子が配されている。そして、列状に配置された発光素子から、搬送面に設けた孔を介して垂直上部方向へ放出された光が、受光素子によって検知される。ここでは、受光素子による光の検知結果をもとに、これらの発光素子と受光素子間を通過する帳票の状態を判定する。
書類処理装置100は、さらに、作業者が種々の操作情報を入力したり、装置の動作状態等を表示したり、あるいは、イメージリーダ50で読み込んだ画像を可視表示するための、操作部や表示部等として機能するモニタ部40を有している。なお、ここでは、書類等からのイメージの読取り処理、帳票の種類等の判定方法や書類の収納処理の具体的な内容については説明を省略する。
次に、本実施の形態例に係る書類処理装置における、書類等のフィーダ機構および搬送機構について説明する。図2は、書類処理装置100のフィーダ装置10やイメージ読取装置20等の外観構成を示す斜視図である。図2に示す機構のうち、ホッパ部201は種々の厚さの書類、および綴じ方の異なる書類を一綴りごとに分離し、分離された各書類は、送出し部202を介して所定の速度で読取装置20へ送られる。ホッパ部201には、ピッカー部103と搬送ベルト部101とが配されており、搬送ベルト部101の一部は、後述するように書類の搬送のみならず、パドル部102そのものを移動して、ホッパ部201に載置された書類をピッカー部103へ搬送する機能を有する。
搬送ベルト部101を構成するベルトのうち、装置手前側(装置の操作者が立つ側)に配した2本のベルトは、その表面に一定間隔に配した歯形状のスリット(ベルトの移動方向と垂直な方向に走る突起部と溝部が、一定の間隔で連続する構造)を有する。この溝にパドル部102の底部の一部が係合し、搬送ベルト部101が動くことによる溝部の移動に従って、パドル部102自身もピッカー部103側へ移動する。このため、パドル部102の前方に載置された書類や帳票の束(図2では図示を省略している。)が搬送によって徐々に減じるのとほぼ同期して、搬送ベルト部101を駆動するという制御が行われる。
ピッカー部103には、上述した搬送ベルト101を動作させるため、ピックアップローラ131の下部に位置する書類の厚みによって、ピックアップローラ131の位置を検出するセンサ部104が配されている。また、フィーダ装置10に積載された書類の手前側のエッジを揃えるため、搬送ベルト部101の手前側に、それと並行して走る書類ガイド部107が設けられている。
送出し部202には、書類の分離・送り機構としてのフィーダ部130が配されている。このフィーダ部130は、図2に示すように安全用の覆いを被せた状態にあり、後述するように、相互に接触しながら反対方向へ回転移動する2つの搬送ベルトによって、書類や帳票の分離および搬送を行う。一方、イメージ読取装置20の搬送部203には、その搬送面205に沿って帳票等を搬送するために、複数本の搬送ベルト207が配されている。これらの搬送ベルト207は、一定の距離をおいて相互に平行に隣り合う位置関係を維持している。搬送ベルト207は、不図示の駆動モータで回転駆動されて、相互に同期して同一方向へ同じ速度で移動する。さらに、搬送面205の上流側であって、送出し部202に近接する箇所には、書類や帳票の端部を検出するためのギャップセンサ209が配され、搬送面205の下流側上部には、搬送されてきた帳票等から画像情報をイメージとして読み込むためのスキャナ50が配置されている。
次に、本実施の形態例に係る書類処理装置における帳票等の搬送処理について詳細に説明する。図3は、本実施の形態例に係る書類処理装置の主要部の構成を示すブロック図であり、図4は、書類処理装置における帳票等の搬送制御手順を示すフローチャートである。また、図5は、書類処理装置のフィーダ装置とイメージ読取装置それぞれにおける帳票等の搬送状態を模式的に示している。
図3において、中央制御部401は、例えば、マイクロプロセッサからなり、フィーダ部130の制御を司っている。また、メモリ407には、中央制御部401が必要とする制御プログラムや制御データ、制御パラメータ等が格納されている。中央制御部401は、後述するようにギャップセンサ209より、搬送される帳票等のエッジ部に対応する検出信号を受け、それに基づいて搬送ベルト301,303の駆動モータA(403)、駆動モータB(405)を制御する。このギャップセンサ209は、搬送される帳票等の縁部を検知するためのセンサであり、例えば、搬送面205に発光素子を埋め込み、その垂直上部に所定距離離間して受光素子を配する構成を有する。ギャップセンサ209は、これらの発光素子と受光素子間を通過する帳票等により、発光素子から受光素子へ到達する光の遮断の有無に基づいて、帳票等の通過状態を検出する。
本書類処理装置において帳票等の搬送を開始する場合、中央制御部401は、図4のステップS1において、帳票等の搬送速度を制御する変数(パラメータ)やI/Oピン状態等について初期化を行い、次のステップS3で、所定の通信処理を行う。そして、ステップS5では、イメージ読取装置20においてスキャナ全体を制御するスキャナ制御部315からの運転開始信号を待つ。運転開始信号を受信すると、中央制御部401は、ステップS7において、フィーダ装置10とイメージ読取装置20それぞれに配された搬送ベルトを駆動するモータに対して所定の駆動電圧を印加し、モータの励磁を開始する。ここでは、駆動モータへの励磁により、フィーダ装置10の搬送ベルトを搬送速度Vfで、イメージ読取装置20の搬送ベルトを搬送速度Vrで動作させる。このとき、Vf<Vrとし、例えば、VfをVrよりも10〜20パーセント遅くして、Vf:Vr=80:100、あるいは90:100の速度比を有するようにする。
本実施の形態例に係る書類処理装置では、例えば、フィーダ装置10のホッパ部201に帳票A,B,C,Dが載置されており、帳票A,B,Dが同一サイズで、帳票Cは他の帳票よりもサイズが大きく、帳票A→B→C→Dの順にフィーダ部130よりイメージ読取装置20の搬送ベルト207側へ送り出され、搬送される場合を想定する。書類処理装置の運転が開始されると、駆動モータへの励磁によりフィーダ部130が搬送動作を開始するので、最初に帳票Aが、図5(a)に示すようにフィーダ部130の搬送ベルト上を速度Vfで下流側へ送られる。搬送ベルト207は搬送速度Vrで駆動されているため、フィーダ部130から搬送ベルト207側へ送り込まれた帳票Aも速度Vrで下流に向けて搬送される。そして、帳票Aが、図5(b)に示すように、搬送ベルト207の上流端近傍に配されたギャップセンサ209の下部を通過すると、このギャップセンサ209によって帳票Aの後縁部(トレーリング・エッジ)が検知される。
中央制御部401は、ステップS9において、ギャップセンサ209からの帳票Aの後縁部検知信号TEを受信すると、続くステップS11で、ギャップセンサに対応するフラグを「真」にしてから、処理をステップS15に進める。このステップS15では、フィード制御モータの減速処理、すなわち、フィーダ部130の搬送ベルトを作動させる駆動モータA,Bの励磁状態を変更して、フィーダ部130における搬送速度をVfからVf´に減速する。次のステップS17では、減速のための励磁状態を継続するステップ数が所定数に達したか否かを判断する。そして、この減速ステップ数が満了するまで、駆動モータA,Bの減速処理を続行する。図5の(b)では、帳票Aに続く帳票Bがフィーダ部130の搬送ベルト上において減速状態にある。
ステップS17において、減速ステップ数が満了したと判断された場合、中央制御部401は、ステップS19でセンサフラグを「偽」にした後、ステップS21において、フィード制御モータの再加速処理、すなわち、フィーダ装置10のフィーダ部130を減速状態から加速状態に移行させるために駆動モータA,Bを再励磁する。図5(c)は、フィーダ装置10のフィーダ部130の搬送ベルトを速度Vf´からVfまで加速したときの状態を示している。具体的には、既に搬送ベルト207上へ送り込まれた帳票A(ここでは、先に搬送される帳票を「先行帳票」、それに続く帳票を「後行帳票」ともいう。)は、搬送ベルト207上を速度Vrで搬送されており、後行帳票である帳票Bが再加速処理により、速度Vfで搬送ベルト207側へ送り込まれる。そして、速度Vfでの後行帳票Bの搬送ベルト207側への送出しを所定の加速ステップ数が満了するまで行う(ステップS23)。なお、加速ステップ数については、例えば、搬送対象とする様々なサイズの帳票等のうち、搬送方向の長さが最小の帳票等がフィーダ部130を完全に通過するまでの時間に合わせて決定する。
図5(d)は、再加速処理によって、帳票Bがイメージ読取装置20の搬送ベルト207上に送り込まれ、先行帳票Aとともに速度Vrで下流側へ搬送される様子を示している。上記のような減速処理と再加速処理を行った結果、図5(d)に示すように先行帳票Aと後行帳票Bとの間には、減速ステップ数に対応する減速処理中における速度Vf´とVrの差で規定される間隔Gを設けることができる。そして、加速ステップ数の満了後は、ステップS25において、ギャップセンサ209によって、後行帳票の後縁部が検知される。図5(d)に示す例では、帳票Bの後縁部が検知され、その検知信号TEが中央制御部401へ送られる。続くステップS27において、ギャップセンサに対応するフラグを「真」にする。
ステップS29では、後続の帳票等の有無が判定される。ここでは、帳票Bの次に処理すべき帳票Cがあるので、中央制御部401は処理をステップS15に戻す。上記のようにギャップセンサ209によって帳票Bの後縁部が検知されたことで、センサフラグが「真」であるため、中央制御部401は、減速ステップ数が満了するまで、帳票Bに続く帳票Cに対して減速処理を行う(ステップS15,S17)。そして、減速ステップ数が満了し、フィード制御モータの再励磁によりフィーダ装置10のフィーダ部130の駆動モータA,Bが再加速状態に移行すると(ステップS21)、中央制御部401は、所定の加速ステップ数が満了するまで、イメージ読取装置側へ搬送速度Vfで帳票Cの送出しを行う(ステップS23)。図5(e)は、帳票Cが再加速処理されているときの様子を示す。
帳票Cは、加速ステップ数の基準となる他の帳票A,B等よりもサイズが大きい(搬送方向の長さが長い)ため、ステップS23において加速ステップ数が満了した後においても、帳票Cのフィーダ部130からイメージ読取装置20側への送出しは完了していない。そのため、図5(e)の状態では、ギャップセンサ209により帳票Cの後縁部が検知されていない。つまり、加速ステップ数が満了し、かつ後行帳票の後縁部が検知された場合は、後行帳票が所定の最小サイズの帳票であることになるが、加速ステップ数の満了後においても、依然として後行帳票の後縁部が検知されない場合は、その後行帳票が、あらかじめ決定した最小サイズよりも搬送方向の長さが長い帳票であることになる。この場合、中央制御部401は、フィード制御モータA,Bの加速処理を続行しつつ、ステップS25において、後行帳票(ここでは帳票C)の後縁部の検知処理が実行される。
図5の(f)は、上記の加速処理により帳票Cがイメージ読取装置20側に送り込まれたときの様子を示している。帳票Cに対する減速処理および加速処理の間、先行帳票A,Bともに搬送ベルト207により速度Vrで搬送される。その結果、図5(f)に示すように、先行帳票Bと後行帳票Cとの間に、帳票Cの減速処理中における速度Vf´とVrの差で規定される間隔G´が設けられる。
このように再加速処理の後、帳票Cがイメージ読取装置20の搬送ベルト207側に送り込まれると、ステップS23における加速ステップ数が既に満了しているため、ステップS25において、ギャップセンサ209により帳票Cの後縁部の検知が行われる。帳票Cの後縁部が検知されると、ギャップセンサ209より中央制御部401へ帳票Cの後縁部検知信号TEが送られ、ステップS27においてギャップセンサに対応するフラグが「真」となる。ここでは、次に処理すべき帳票Dがあるので(ステップS29でNO)、ステップS15において、帳票Cに後続する帳票Dについて、図5(f)に示すように、フィード制御のための駆動モータA,Bに対して減速処理のための励磁が行われる。以降、帳票Dに対して上記と同様の再加速処理が行われ(図5(g)参照)、帳票A,Bとともに搬送ベルト207上を速度Vrで搬送されている先行帳票Cと、後行帳票Dとの間に間隔Gが設けられる。そのときの帳票の様子を、図5の(h)に示す。そして、次に処理すべき帳票がない場合には(ステップS29でYES)、ステップS31で、フィーダ装置10とイメージ読取装置20の搬送ベルトを駆動するモータへの駆動電圧の印加を止め、モータの励磁を停止する。
なお、上述した減速ステップ数や減速後の搬送速度Vf´は、例えば、イメージ読取装置20に対して連続して搬送される帳票等に記載された情報を、スキャナ50が確実に読み取ることのできる最小の帳票間隔に合わせて決定する。また、これらの減速ステップ数や減速速度Vf´は、書類処理装置で扱う帳票等の種類に応じて適宜、最適な値を選択できるように、可変パラメータとしてメモリ407に格納されている。
次に、本実施の形態例に係る書類処理装置において書類の分離・送出しを行うフィーダ部について説明する。図6は、フィーダ部の詳細構成を示す一部破断図である。フィーダ部130は、ピッカー部103から送られてきた帳票500を下流側のイメージ読取装置20へ搬送駆動する。そのため、相互に並列に配置された2組のベルト搬送機構301,303と、ベルト搬送機構301,303の下流側に位置する重送検出機構350とを備える。重送検出機構350は、帳票等の二重搬送(同時搬送)を検出するためのもので、ドライブ輪351,353と、各ドライブ輪351,353に接触しながら回転する従輪352,354とからなる。
ベルト搬送機構301,303のうち、ベルト搬送機構301は、搬送モータ(駆動モータA)で駆動される駆動ローラ311と、駆動ローラ313と同軸構造であるがフリー回転するローラ312間に巻回され、駆動ローラ311の回転に従って、図中の矢印a方向へ回転駆動される上部搬送ベルト305と、上部搬送ベルト305の下部に位置し、この上部搬送ベルト305に面接触しながら、あるいは、わずかな間隙を保ちながら、それとは反対方向(図中の矢印b方向)へ不図示のモータで回転駆動されるリバースベルト321(セパレータベルト、あるいは逆転ベルトともいう。)からなる。同様にベルト搬送機構303は、駆動モータBで駆動される駆動ローラ313と、上記の駆動ローラ311と同軸構造であるがフリー回転するローラ314間に巻回され、駆動ローラ313の回転に従って、上述した上部搬送ベルト305と同様、矢印方向へ回転駆動される上部搬送ベルト307と、上部搬送ベルト307の下部にあって、上部搬送ベルト307と面接触しながら(あるいは、わずかな間隙を保ちながら)、上部搬送ベルト307とは反対方向へ、不図示のモータで回転駆動されるリバースベルト323により構成される。
上部搬送ベルト305,307が回転駆動しているときに、ピックアップローラ131の下部を通過して、フィーダ部130へ書類等が送られてくると、最上部の書類が、上部搬送ベルト305,307によってフィーダ部130側へ搬送される。一方、最上部にない下側の書類には、リバースベルト321,323が、上部搬送ベルト305,307と反対方向へ低速で回転しているため、フィーダ部130とは逆方向へ送り返す力が働く。その結果、最上部の書類のみがフィーダ部130の方向(下流方向)へ取り込まれる。なお、上部搬送ベルト305,307とリバースベルト321,323の接触面の水平位置が、フィーダ装置10等における帳票等の搬送面の位置である。
図6に示すように、ベルト搬送機構301,303の駆動ローラ311,313には、それぞれ独立して設けられた駆動モータA,Bが連結されているため、ベルト搬送機構301,303も互いに独立した動作をする。すなわち、これらのベルト搬送機構301,303は、後述する条件等に従って駆動モータA,Bの駆動速度(速度パラメータ)を変更することにより、互いに異なる速度で回転して、書類等を搬送することが可能である。一方、中央制御部401によって、駆動モータA,Bと同期して制御された駆動モータC(435)がドライブ(駆動)輪351,353を回転させることにより、従輪352,354に接続されたクラッチ機構部361が、上述した条件に対応した動作をする。ドライブ輪(駆動輪)351,353は、駆動モータCにより両輪が同時に回転駆動されているため、従輪352,354も、各ドライブ輪351,353に接触等している場合、ドライブ輪351,353からの回転駆動力を受けて、それらと同一速度で回転する。また、従輪352,354には、その軸部分に、連結用の継ぎ手370を介して、クラッチ機構部361が接続されている。
クラッチ機構部361は、いわゆる一方向クラッチ(ワンウエイクラッチ)として機能し、従輪352,354の回転トルクを受けて一定方向へ回転し、ドライブ輪351,353と従輪352,354相互の“すべり”状態(回転速度の違い)に応じた動作をする。そこで、搬送される帳票が重ならない正常な場合と、何らかの原因で、2枚以上の帳票が互いに重なった状態でドライブ輪351,353と従輪352,354間を通過する場合それぞれにおける動作を説明する。
帳票が重なっていない通常の状態では、ドライブ輪351,353が一定速度で回転すると、その回転力が、そのまま帳票を介して、従輪352,354へ伝達される。そのため、従輪352,354もドライブ輪351,353と同じ速度で回転する。この場合、従輪352,354は、あらかじめ設定した一定の速度で回転しているため、ワンウエイクラッチとしてのクラッチ機構部361は、従輪352,354の回転によるトルクを受け、従輪352,354に対して無負荷(自由回転)状態で回転する。よって、通常の状態では、ドライブ輪351,353と従輪352,354間には、上述した“すべり”が発生しない。
しかし、帳票が重なった状態で送り込まれた場合、ドライブ輪351,353に直接、接している帳票には、ドライブ輪351,353より、搬送下流側(読取装置20の方向)へ搬送力が付与されるが、最上部の帳票の下にある帳票には、ドライブ輪351,353の搬送力が直接、作用しなくなる。そのため、従輪352,354がドライブ輪351,353とは異なる速度で回転することになり、両輪の回転速度に差(すべり)が生じる。具体的には、従輪352,354には、“すべり”によって一定以上の回転トルクが働かなくなるため、従輪の回転速度がドライブ輪よりも遅くなる。場合によっては、その回転が止まる。そして、クラッチ機構部361がワンウエイクラッチとして機能し、従輪352,354に対して、一定の負荷をかけるように機能する。
このように、クラッチ機構部361によって一定の負荷がかけられた従輪352,354は、重なった状態にある帳票のうち、下部の帳票に対して、その搬送速度を遅くするように作用する。その結果、最上部の帳票だけが、下部の帳票よりも先行するかたちで、ドライブ輪351,353によって下流側へ搬送され、それにやや遅れて、下部の帳票が下流側へ送られることになる。重送検出機構350は、このような従輪352,354とドライブ輪351,353の回転速度を監視し、それらの間に速度差が生じた場合、帳票の搬送状態が重送状態にあることを検知する。
駆動モータA,Bと同期する駆動モータC(435)の駆動を受けて回転するドライブ(駆動)輪351,353の回転速度と、クラッチ機構部361に接続された状態でドライブ輪351,353に接して回転する従輪352,354の回転速度に速度差が生じた場合、帳票が重送状態にあることを意味している。また、本実施の形態例に係るフィーダ装置のフィーダ部130では、継ぎ手370を介して回転するクラッチ機構部361によって、“すべり”状態に応じた動作が行われる。つまり、フィーダ装置は、クラッチ機構部361により、帳票の二重搬送(2枚以上の帳票の同時搬送)時において適性なる動作が行われる。
一方、本実施の形態例に係る書類処理装置は、イメージ読取装置20の上流側に不図示の傾斜判別装置を備えており、搬送された帳票が正規の位置に対して傾斜している場合、その傾斜情報値を直ちに中央制御部401にフィードバックする。中央制御部401は、この判定情報に基づいて、駆動モータAおよびBを制御し、帳票の傾きを補正して、傾きのない正規のフィードに戻す働きをする。
具体的には、中央制御部401は帳票等の傾きに応じて、ベルト搬送機構を構成する上部搬送ベルト305を駆動モータA(403)で駆動し、上部搬送ベルト307を駆動モータB(405)で個別に駆動する。例えば、フィーダ装置の下流側の搬送面上にある帳票が、搬送方向に対して斜めになっている場合、搬送面に配された不図示の発光素子と受光素子間を通過中の帳票は、これらの光学的な素子(センサ)を均等に覆っていない状態にある。具体的には、搬送面の奥側にあるセンサのみが帳票で覆われるような光の遮断状態は、搬送される帳票が「右傾斜」の傾向にあることを示しており、搬送面の手前側にあるセンサのみが覆われる光の遮断状態は、帳票が「左傾斜」の傾向にあると判断する。この場合、それぞれのセンサの時間差の値が、傾斜情報として中央制御部401へ通知される。
帳票等が右傾斜して送られてきた場合、中央制御部401は、駆動モータA,Bを独立に制御して、ベルト搬送機構301を構成する上部搬送ベルト305の回転速度N1を、ベルト搬送機構303の上部搬送ベルト307の回転速度N2より速くする(N1>N2)。その結果、右傾斜していた帳票は、通常状態の帳票に位置修正(傾き補正)される。一方、フィーダ装置へ送られてきた帳票等が左傾斜しているときは、上部搬送ベルト307の回転速度N2を上部搬送ベルト305の回転速度N1より速くする制御を行う(N1<N2)。その結果、左傾斜していた帳票の傾きが補正され、通常状態の帳票に戻る。なお、フィーダ装置が、搬送されている帳票等に傾きが発生していないと判断した場合は、駆動モータA,Bを同期駆動制御して、上部搬送ベルト305,307を同一速度(N1=N2)で回転させる。
以上説明したように、本実施の形態例によれば、書類処理装置において、連続して搬送される帳票等のうち、先行する帳票の後縁部が検知された後、それに続く帳票のイメージ読取装置側への供給速度(送出し速度)を減速し、所定の減速ステップ数が満了後、帳票の供給速度を再加速する制御を、搬送されるすべての帳票に対して継続的に実施する。こうすることで、異なるサイズの帳票等が連続して搬送された場合でも、搬送路上において先行する帳票と後行帳票との間に、減速ステップ数とイメージ読取装置側の搬送速度等で規定される所定の間隔を設けることができる。その結果、帳票相互の間隔を帳票サイズに応じて短縮でき、帳票の供給速度を高速化して、搬送路における搬送速度に近づけても、画像読取部における画像認識処理等に無用な空白時間が生じないので、書類処理の単位時間当たりの業務処理量(スループット)を大幅に向上でき、搬送路における帳票等の渋滞の緩和や、読取装置における画像情報の読取速度との同期調整も容易になる。さらに、帳票の供給速度を可変できるようにパラメータ化することで、搬送する書類の種類等に応じて駆動モータの速度を自在に変えることができ、効率的な帳票等の搬送処理が可能となる。
また、書類処理装置のフィーダ部にドライブ輪と従輪からなる一方向クラッチ機構を設けることで、帳票等が重なって供給されても、フィーダ装置のおける帳票等の二重搬送を防止できる。さらに、搬送路上における帳票等の傾斜状態を検出し、それが右傾斜か左傾斜かに応じて駆動モータを独立に制御して、並行する2つの搬送ベルトの回転速度を個別に調整することで、傾斜している帳票を通常の位置へ戻す傾き補正をすることができ、帳票の傾きから生じる画像の読取処理への悪影響を排除できる。
10 フィーダ装置
20 読取装置
30 判別装置
40 モニタ部
50 撮像装置(イメージリーダ)
60 スタッカ装置
101 搬送ベルト部
102 パドル部
103 ピッカー部
130 フィーダ部
131 ピッカーローラ
201 ホッパ部
202 送出し部
203 搬送部
207 搬送ベルト
209 ギャップセンサ
301,303 ベルト搬送機構
305,307 上部搬送ベルト
315 スキャナ制御部
321,323 リバースベルト
350 重送検出機構
351,353 ドライブ輪
352,354 従輪
361 クラッチ機構部
380 重送検出部
401 中央制御部
407 メモリ
500 帳票

Claims (6)

  1. 搬送路の上流側より下流側へ書類を搬送可能な書類処理装置であって、
    第1の給紙速度で前記搬送路へ書類を供給する給紙手段と、
    前記搬送路に従って所定の搬送速度で書類を搬送する手段と、
    前記搬送路の所定位置において、その搬送路を搬送される書類の後縁部を検出する手段と、
    前記後縁部が検出された場合、後続する書類の給紙速度を前記第1の給紙速度から第2の給紙速度へ所定時間、減速する手段と、
    前記所定時間が経過後、前記減速後の第2の給紙速度を前記第1の給紙速度まで再加速する手段とを備え、
    前記第1の給紙速度を前記搬送速度よりも遅く設定し、前記搬送路を連続して搬送する複数の書類相互間に前記給紙速度の減速および再加速に応じた所定の間隔を設けることを特徴とする書類処理装置。
  2. 前記第1の給紙速度を前記搬送速度よりも10乃至20パーセント遅く設定し、前記所定時間は、前記搬送路に配された画像読取手段が、連続して搬送される書類上の画像を確実に読み取ることのできる最小の書類間隔に合わせて決定されることを特徴とする請求項1記載の書類処理装置。
  3. 少なくとも、搬送する複数の書類のうち、搬送方向の長さが最小の書類が前記給紙手段を通過するのに要する時間に相当する時間、前記給紙速度の再加速を継続することを特徴とする請求項1記載の書類処理装置。
  4. 搬送される書類を挟持する上ローラおよび下ローラと、
    前記上ローラおよび下ローラのうち、一方のローラを書類の搬送方向に回転駆動する駆動手段と、
    前記上ローラと下ローラの回転速度の差をもとに前記上ローラと下ローラの間を通過する書類の二重搬送の有無を検出する手段とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の書類処理装置。
  5. 前記給紙手段は、
    前記搬送路の下流方向に向けて書類を搬送する第1の搬送手段と、
    前記第1の搬送手段を回転駆動する第1の駆動手段と、
    前記第1の搬送手段に並列に配置され、前記搬送路の下流方向に向けて書類を搬送する第2の搬送手段と、
    前記第2の搬送手段を回転駆動する第2の駆動手段と、
    前記搬送路への到達前における書類の傾きを検知する検知手段と、
    前記傾きの方向に応じて前記第1の駆動手段および第2の駆動手段の回転速度を個別に制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は書類の傾き方向に応じて、前記第1の駆動手段の回転速度を前記第2の駆動手段の回転速度よりも速くするか、または、前記第2の駆動手段の回転速度を前記第1の駆動手段の回転速度よりも速くすることで書類の搬送速度を調整して、書類の傾きを補正することを特徴とする請求項1記載の書類処理装置。
  6. 搬送路の上流側より下流側へ書類を搬送する書類処理方法であって、
    前記搬送路へ第1の給紙速度で書類を供給し、その搬送路に従って所定の搬送速度で書類を搬送し、前記第1の給紙速度を前記搬送速度よりも遅く設定し、前記搬送路の所定位置に配した検出手段により、その搬送路を搬送される書類の後縁部が検出された場合、後続する書類に対する給紙速度を前記第1の給紙速度から第2の給紙速度へ所定時間、減速するとともに、前記所定時間が経過後は、前記減速後の第2の給紙速度を前記第1の給紙速度まで再加速する処理を各書類ごとに連続して実施することで、前記搬送路を連続して搬送される複数の書類相互間に前記給紙速度の減速および再加速に応じた所定の間隔を設けることを特徴とする書類処理方法。
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