JP2002199154A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置及び画像形成装置

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JP2002199154A
JP2002199154A JP2000392970A JP2000392970A JP2002199154A JP 2002199154 A JP2002199154 A JP 2002199154A JP 2000392970 A JP2000392970 A JP 2000392970A JP 2000392970 A JP2000392970 A JP 2000392970A JP 2002199154 A JP2002199154 A JP 2002199154A
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Masaaki Sato
正昭 佐藤
Takuya Terae
卓也 寺江
Katsuto Kato
克人 加藤
Katsuaki Hirai
克明 平井
Tomohito Nakagawa
智仁 仲川
Shinsuke Unobayashi
伸介 鵜林
Kazuhiko Ishiwatari
和彦 石渡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿への負担や画像品質の劣化を招くことな
く原稿読み取りの効率化を図り、生産性の高い画像読取
装置及び画像形成装置を提供する。 【解決手段】 原稿を積載する原稿トレイ4から順次原
稿を搬送する搬送手段(分離給送ローラ8,第1給送ロ
ーラ対16,第2給送ローラ対9,第1読取ローラ対3
7,第2読取ローラ対38および排紙ローラ対12)
と、該搬送手段で原稿を搬送しつつ原稿の画像を読み取
る読取手段3と、読取手段3の画像読取位置たるプラテ
ンガラス3aの上流側で合流する2つの原稿搬送路
(ハ),(ニ)と、後続原稿P2を先行原稿P1とは異
なる原稿搬送路に導入する給送フラッパ22と、を備
え、先行原稿P1の後端と後続原稿P2の先端とを重ね
合わせて画像読み取り処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿上の画像を読
み取る画像読取装置及び読み取った画像に基づいてシー
トに画像形成を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像読取装置/形成装置
としては、たとえば、図17に示すような構成が知られ
ている。図17は画像形成部の上に積載された画像読取
装置の要部断面を示している。
【0003】図17に示す画像読取装置は、原稿積載手
段501上の原稿束Sから一枚の原稿を分離給送し、画
像読取位置まで搬送し精度良く停止させた上で、図中矢
印方向に移動する読取手段502によって原稿S1を走
査する。読み取られた画像情報は画像形成部へと送ら
れ、この画像情報に基づいてシートに画像形成が行われ
る。
【0004】このタイプの画像読取装置において原稿を
連続的に読み込む場合、先行原稿S1に続く後続原稿S
2は、その先端S2aを先行原稿S1の後端S1aから
所定の距離だけ離して待機させられ、先行原稿S1の画
像読み取り終了後、先行原稿S1の排出動作に合わせて
画像読取位置へと搬送、停止され、画像読み取りが行わ
れる。
【0005】また、図18には別のタイプの画像読取装
置の要部断面が示されている。
【0006】図18に示す画像読取装置は、積載手段6
01上の原稿束Sから一枚の原稿を分離給送した後、搬
送手段603によって等速度で画像読取位置を通過さ
せ、固定の読取手段602によって画像を読み取る構成
となっている。
【0007】このタイプの画像読取装置において原稿を
連続的に読み込む場合、各原稿同士について、先行原稿
の後端から後続原稿の先端までの紙間距離及びその搬送
時間が等しくなるように、原稿の搬送開始タイミングや
搬送スピードを制御している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0009】上記従来例のうち、図17に示したタイプ
の画像読取装置の場合には、原稿の画像を読み取る際
に、原稿を画像読取位置に精度良く一旦停止させる必要
がある。一方、原稿読み取りの生産性を高める要求に対
しては、原稿の搬送スピードをあげて原稿交換時間を短
縮する必要もある。
【0010】しかし、搬送スピードアップと停止精度向
上を両立させることは基本的に困難であり、また、停止
状態と高速状態の間を加減速させることは時間的にも無
駄が生じやすいと同時に、原稿に対しても負荷がかか
り、原稿が傷みやすいという問題があった。
【0011】また、図18に示したタイプの画像読取装
置の場合には、原稿を等速度で搬送しながら読み取るた
め、上述したような原稿への負荷は軽減されるものの、
移動体を直接読み取るという機構上、画像品質を優先し
た場合に移動スピードには自ずから限界があり、原稿読
み取りの生産性を高めていくのに難があった。
【0012】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、原稿
への負担や画像品質の劣化を招くことなく原稿読み取り
の効率化を図り、生産性の高い画像読取装置及び画像形
成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像読取装置にあっては、原稿を積載する原
稿積載手段と、該原稿積載手段から順次原稿を搬送する
搬送手段と、該搬送手段で原稿を搬送しつつ該原稿の画
像を読み取る読取手段と、該読取手段の画像読取位置の
上流側で、搬送中の先行原稿の後端と該先行原稿の直後
に続く後続原稿の先端とを略突き合わせ、または重ね合
わせる原稿重ね手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】前記原稿重ね手段は、前記画像読取位置の
上流側で合流する2つの原稿搬送路と、後続原稿を先行
原稿とは異なる原稿搬送路に導入する搬送路切替手段
と、を有し、前記2つの原稿搬送路の下流部で後続原稿
を先行原稿に略突き合わせ、または重ね合わせるとよ
い。
【0015】前記搬送路切替手段は、前記2つの原稿搬
送路に交互に原稿を導入するフラッパであるとよい。
【0016】前記搬送手段は、対向して設けられた2つ
の搬送ベルトを備え、前記搬送路切替手段は、前記2つ
の搬送ベルトの各搬送面に原稿を吸着させる吸着手段で
あって、該各搬送面が前記2つの原稿搬送路を構成する
ことも好適である。
【0017】また、前記原稿重ね手段による原稿の重ね
量を制御する制御手段を設けるとよい。
【0018】さらに、原稿の先端部または後端部の非画
像領域を検知する検知手段を設け、前記制御手段は、該
検知手段の検知結果に基づいて原稿の重ね量を制御する
とよい。
【0019】また、本発明の画像形成装置にあっては、
上記の画像読取装置によって読み取られた画像情報に基
づいて、シートに画像を形成する画像形成手段を備えた
ことを特徴とする。
【0020】また、原稿重ね手段による原稿の重ね量を
制御する制御手段を備えた画像読取装置によって読み取
られた画像情報に基づいて、シートに画像を形成する画
像形成手段を備えた画像形成装置において、前記制御手
段は、前記画像形成手段の画像非形成領域に基づいて原
稿の重ね量を制御することを特徴とする。
【0021】また、原稿重ね手段による原稿の重ね量を
制御する制御手段と、原稿の先端部または後端部の非画
像領域を検知する検知手段とを備えた画像読取装置によ
って読み取られた画像情報に基づいて、シートに画像を
形成する画像形成手段を備えた画像形成装置において、
前記制御手段は、前記検知手段の検知結果および前記画
像形成手段の画像非形成領域に基づいて原稿の重ね量を
制御することを特徴とする。
【0022】したがって、本発明の上記構成によれば、
原稿の連続読み取りにおいて、先行原稿の後端とそれに
続く後続原稿の先端とを略突き合わせた状態又は重ね合
わせた状態で読取処理を行うことができるので、原稿間
の隙間の存在による非読み取り時間を削減し、単位時間
あたりの読み取り枚数を増やすことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0024】(第1の実施の形態)まずは、本発明の第
1の実施の形態に係る原稿搬送装置、画像読取装置及び
画像形成装置の構成について、図面を参照しながら説明
する。
【0025】〈装置全体の説明〉図1は、本実施の形態
の画像読取装置および画像形成装置の要部断面を示して
いる。画像形成装置の上部に配置された原稿搬送装置2
は原稿積載手段たる原稿トレイ4を有していて、原稿ト
レイ4上の原稿Pは、最上紙から順に分離されて、複写
機本体1の画像読取位置であるプラテンガラス3a上に
搬送される。
【0026】複写機本体1は画像入力部(以下、リーダ
部とも称す)200と画像出力部(以下、プリンタ部と
も称す)300により構成されている。ここでは、原稿
搬送装置2と画像入力部200により画像読取装置を構
成し、さらに、原稿搬送装置2と画像入力部200と画
像出力部300により画像形成装置を構成している。
【0027】〈原稿トレイの説明〉図2は、本実施の形
態の原稿搬送装置の要部断面を示している。原稿トレイ
4には、一対の幅方向規制板42が原稿Pの幅方向にス
ライド自在に配置されていて、原稿トレイ4上にセット
された原稿Pの幅方向の積載位置を規制して、原稿Pの
給送時の安定性を確保している。
【0028】また、原稿トレイ4の原稿給送方向端部に
は、ストッパソレノイド106(図7)により回動制御
されるストッパ21が配置されている。原稿トレイ4上
にセットされた原稿Pは、突出するストッパ21により
給送方向端面を規制されて、下流に進出できないように
なっている。
【0029】〈原稿トレイ上の各種センサ配置の説明〉
ストッパ21の搬送方向上流部近傍には、原稿Pがセッ
トされたことを検出する透過型の光センサである原稿セ
ット検知センサ40(40a,40b)が設けられてい
る。
【0030】また、原稿トレイ4の中程には、反射型の
光センサである最終原稿検知センサ41が設けられてい
て、給送中の原稿Pが最終原稿であるか否かを検出でき
るようになっている。
【0031】さらに、幅方向規制板42の位置を検出す
ることにより、原稿トレイ4上にセットされた原稿Pの
幅方向の長さを検出する原稿幅検知センサ(不図示)が
原稿トレイ4の下部に設けられている。
【0032】〈分離部の説明〉図4〜図6は、原稿の分
離部の要部断面図である。
【0033】図4に示すように、原稿トレイ4の上方に
は、揺動アーム53(57)が、分離給送ローラ8の回
転軸中心C1に対して昇降する昇降アーム51の前後支
板51a(51b)に貫通支持されるアーム軸51cに
より、揺動規制されている。また、揺動アーム53(5
7)の先端には、給紙ローラ5が設けられている。
【0034】通常、給紙ローラ5はアーム軸51cに規
制されて、分離上ガイド板52より上方(ホームポジシ
ョン)に待避していて、原稿セット作業を阻害しないよ
うにしている。また、昇降アーム51は、昇降モータ1
03(図7)により、図4の位置に保持されている。
【0035】さらに、昇降アーム51は回転軸中心C1
を中心に回転して、図4の位置から図5の位置に昇降可
能になっている。
【0036】図6に示すように、給紙ローラ5は、回転
軸中心C1を中心に回転する揺動アーム53(57)の
先端に設けられている。揺動アーム53(57)は昇降
アーム51の昇降とともに自重で落下して、給紙ローラ
5が原稿P上に着地して停止する。この状態で、給紙ロ
ーラ5を回転させることにより、上から順に原稿Pを給
送可能にしている。
【0037】ストッパ21の搬送方向下流部近傍には、
周知の分離ベルト6と分離給送ローラ8からなる分離部
が設けられていて、図6の矢印方向に回転させることに
より、分離動作を行うようになっている。
【0038】〈搬送パスの説明〉図3は、原稿が搬送さ
れる原稿搬送路と、原稿を搬送する搬送手段たるローラ
の構成を模式的に示した図である。
【0039】原稿トレイ4からプラテンガラス3aにか
けて原稿搬送路(イ),(ロ)が構成され、さらに原稿
搬送路(ロ)から互いに分岐する2つの原稿搬送路
(ハ),(ニ)が接続されている。
【0040】原稿搬送路(ハ)と原稿搬送路(ニ)はそ
の下流部で合流し、原稿搬送路(イ)−(ロ)−(ハ)
と原稿搬送路(イ)−(ロ)−(ニ)はそれぞれ屈曲し
てプラテンガラス3a上の原稿読取路(ホ)に接続し
て、原稿Pをプラテンガラス3a上に搬送する搬送パス
を構成している。
【0041】プラテンガラス3a上の原稿Pは、読取手
段3(図10)によって画像が読み取られながら、原稿
読取路(ホ)、原稿排紙路(ヘ)を通過して、排紙トレ
イ10上に排出される。
【0042】〈ローラ配置の説明〉原稿搬送路(イ)
は、分離部で分離された原稿Pが分離給送ローラ8によ
り、下流方向に給送される給送路である。
【0043】原稿搬送路(イ)と原稿搬送路(ロ)の間
には第1給送ローラ対16が設けられていて、分離部か
ら給送されてくる原稿Pを拘束して、分離部による原稿
Pの斜行を防止している。
【0044】また、分離給送ローラ8には、ワンウェイ
機構が設けられていて、原稿Pが第1給送ローラ対16
により、分離部から引き抜かれる時の負荷を軽減してい
る。
【0045】原稿搬送路(ロ)と原稿搬送路(ハ)また
は原稿搬送路(ニ)の間には第2給送ローラ対9が設け
られていて、この第2給送ローラ対9は、到達した原稿
Pにループを形成して、原稿Pの斜行を補正している。
【0046】原稿読取路(ホ)の上流部近傍には第1読
取ローラ対37、下流部近傍には第2読取ローラ対38
が設けられていて、読み取られている原稿Pをプラテン
ガラス3aに密着させて、原稿Pの浮きによる画像読み
取り不良を防止している。
【0047】原稿排紙路(ヘ)には、排紙ローラ対12
が設けられていて、画像の読み取りが終了して、搬送さ
れてくる原稿Pを排紙トレイ10上に排出する。また、
排紙ローラ対12による搬送力は弱く設定されていて、
第2読取ローラ対38と排紙ローラ対12に原稿Pがニ
ップされている際に、排紙ローラ対12で原稿Pがスリ
ップするようになっている。
【0048】本実施の形態では、分離給送ローラ8,第
1給送ローラ対16,第2給送ローラ対9,第1読取ロ
ーラ対37,第2読取ローラ対38および排紙ローラ対
12で、原稿を搬送する搬送手段を構成している。
【0049】〈搬送パス内のフラッパの説明〉第2給送
ローラ対9の搬送方向下流部近傍には、搬送路切替手段
たる給送フラッパ22が設けられていて、原稿搬送路
(ハ)と原稿搬送路(ニ)の切り替えを行っている。原
稿搬送路(ハ)へ原稿Pを給送する場合は図3の実線位
置に、原稿搬送路(ニ)へ原稿Pを給送する場合は図の
破線位置に、給送フラッパ22が切り替わるようになっ
ている。
【0050】〈搬送パス内のセンサ配置の説明〉再び図
2に戻って、搬送パス内のセンサ配置について説明す
る。
【0051】分離給送ローラ8と第1給送ローラ対16
の間には、透過型の光センサである分離センサ30が設
けられていて、分離給送ローラ8により給送されてくる
原稿Pを検出できるようになっている。
【0052】また、分離センサ30と搬送方向に同じ位
置で、スラスト方向に一定距離離れた位置に、同じく透
過型の光センサである斜行検知センサ31が併設されて
いて、分離センサ30と共同で、給送されてくる原稿P
の斜行量を検出できるようになっている。
【0053】第1給送ローラ対16の下流上方には、原
稿Pの画像を読み取るための画像読取センサ32(検知
手段)が設けられ、原稿Pの先端部または後端部の穴あ
き部や余白部等の非画像領域を検知できるようになって
いる。画像読取センサ32は原稿の幅方向に配置される
ラインセンサを用いている。
【0054】第2給送ローラ対9の上流部近傍には、透
過型の光センサであるレジスト前センサ35が設けられ
ていて、原稿搬送路(イ)−(ロ)−(ハ)または原稿
搬送路(イ)−(ロ)−(ニ)を通過する原稿Pの先端
および後端を検出できるようになっている。
【0055】また、第2給送ローラ対9の下流部近傍に
は、同じく透過型の光センサであるレジスト後センサ3
9が設けられていて、原稿Pの先端を検出することによ
り、原稿Pの読み取り開始信号を複写機本体1に対して
出力している。
【0056】排紙ローラ対12の搬送方向上流部近傍に
は、透過型の光センサである排紙センサ34が設けられ
ていて、プラテンガラス3aから原稿排出路(ヘ)へ搬
送されてくる原稿Pを検出できるようになっている。
【0057】〈駆動系の説明〉図7は、本実施の形態の
原稿搬送装置の駆動系の構成の模式図であって、各ロー
ラおよびフラッパを駆動するためのモータ、クラッチお
よびソレノイドの駆動系統図を示している。
【0058】符号100は分離モータを示していて、こ
こではDCモータを用いている。この分離モータ100
は、第1給送ローラ対16を駆動している。
【0059】分離モータ100のモータ軸上には、複数
のスリットからなる分離クロック板100aが設けられ
ていて、スリットと透過型の光センサである分離クロッ
クセンサ100bにより、分離モータ100が回転する
時、モータの回転数に比例したクロックパルスが発生す
る。
【0060】符号101は給送モータを示していて、こ
こではステッピングモータを用いている。この給送モー
タ101は、第2給送ローラ対9を駆動している。
【0061】第2給送ローラ対9の従動ローラ軸上に
は、複数のスリットからなる給送クロック板101aが
設けられていて、スリットと透過型の光センサである給
送クロックセンサ101bにより、給送モータ101が
回転する時、モータの回転数に比例したクロックパルス
が発生する。
【0062】また、第2給送ローラ対9により原稿Pを
給送している際にスリップが発生した場合には、このク
ロックパルス数と給送モータ101の駆動クロック数か
らスリップ量を計測できるようになっている。
【0063】符号102は読取モータを示していて、こ
こではステッピングモータを用いている。この読取モー
タ102は、第1読取ローラ対37と第2読取ローラ対
38を駆動している。
【0064】また、この読取モータ102は、第2読取
ローラ対38から排紙ローラ対12へも駆動を伝えてい
て、排紙ローラ対12の排出速度がプラテンガラス3a
上の原稿Pの読取速度より速くなるように、増速駆動さ
れている。
【0065】符号103は正逆回転可能な昇降モータを
示していて、ここではステッピングモータを用いてい
る。この昇降モータ103は給紙ローラ5を揺動する昇
降アーム51(図4)を駆動している。
【0066】符号104は分離クラッチを示していて、
分離モータ100の駆動を給紙ローラ5、分離ベルト6
と分離給送ローラ8に伝えている。
【0067】符号105はフラッパソレノイドを示して
いて、給送フラッパ22を駆動している。フラッパソレ
ノイド105がオフしている場合は実線位置に、オンし
ている場合は破線位置に、給送フラッパ22が切り替わ
るようになっている。
【0068】符号106はストッパソレノイドを示して
いて、ストッパ21を駆動している。ストッパソレノイ
ド106がオフしている場合は実線位置に、オンしてい
る場合は破線位置に、ストッパ21が切り替わるように
なっている。
【0069】以上の構成に基づき、原稿搬送装置2の動
作について、再び図面を参照しながら説明を行う。
【0070】〈分離の動作説明〉原稿セット検知センサ
40により、原稿トレイ4上にセットされた原稿Pが検
出されると、分離の前動作が開始され、給紙ローラ5が
降下して、原稿P上に着地して停止する。以後の説明で
は、原稿トレイ4上に積載されている原稿Pを上から順
に原稿P1,原稿P2,原稿P3,・・・とする。ま
た、特に順番を指定しない場合は、原稿Pとする。
【0071】複写機本体1の操作部で複写条件が入力さ
れて、スタートキーが押されると、ストッパ21がスト
ッパソレノイド106(図7)により回勤して、原稿P
の進路が解放される。そして、原稿Pは給紙ローラ5に
より、最上紙である原稿P1から順に下流部へ進出す
る。
【0072】ストッパ21の下流部には、分離部を構成
する分離給送ローラ8および分離ベルト6が設けられて
いて、それぞれ、図4の矢印方向に回転して、原稿トレ
イ4上から進出してくる原稿Pを1枚ずつ分離して、さ
らに下流部に給送する。
【0073】分離部を通過した原稿Pは、分離センサ3
0、斜行センサ31により、斜行量の検出が行われた
後、第1給送ローラ対16により拘束されて、さらに下
流部に給送される。
【0074】第1給送ローラ対16により、原稿Pの給
送が行われると、給紙ローラ5は図4の位置に上昇す
る。続いて、分離クラッチ104(図7)がオフして、
分離ベルト6、分離給送ローラ8の駆動が切り離されて
停止する。また、分離給送ローラ8は、ワンウェイ機構
が設けられているため、給送中の原稿Pの動きに追従し
て回転(連れ回り)する。
【0075】このとき、原稿Pは第1給送ローラ対16
のみで給送されて、停止している第2給送ローラ対9の
ニップ部に突き当てられて、周知の斜行補正が行われ
る。
【0076】〈オーバーラップ搬送の動作説明〉斜行補
正が終了すると、第1給送ローラ対16と第2給送ロー
ラ対9は同時に回転し始めるが、これらのローラ対は、
それらの搬送速度が一致するように同期速度制御され
る。
【0077】奇数枚目の原稿P1(,P3,P5,…)
がこれらのローラ対により給送される場合は、フラッパ
ソレノイド105(図7)はオフ制御されるので、給送
フラッパ22は図の実線位置に切り替わり、1枚目の原
稿P1は原稿搬送路(ハ)に進入していく。
【0078】原稿P1の後端が給紙ローラ5のニップ部
を通過した時、給紙ローラ5は再び降下して、2枚目の
原稿P2の分離動作に備える。また、第1読取ローラ対
37は原稿P1が進入してくる前に、その搬送速度が第
1給送ローラ対9の搬送速度と一致するように同期速度
制御される。
【0079】そして、原稿P1の後端が第1給送ローラ
対16のニップ部を通過した時、分離クラッチ104
(図7)がオンして、給紙ローラ5により、原稿P2の
分離動作が開始される。この状態が図8に示されてい
る。
【0080】さらに、原稿P1の後端が第2給送ローラ
対9のニップ部を通過した時、第2給送ローラ対9は停
止する。そして、原稿P1は第1読取ローラ対37によ
り単独搬送されて、読取手段3(図10)により画像情
報を読み取られる。
【0081】同時に、原稿P2は、給紙ローラ5によ
り、分離動作が開始された後、急加速されて、第2給送
ローラ対9が停止する際に、レジスト前センサ35に到
達するように制御される。そして、原稿P2により、レ
ジスト前センサ35がオンすると、原稿P1の場合と同
様に、原稿P2は停止している第2給送ローラ対9のニ
ップ部に突き当てられて、斜行補正が行なわれる。この
状態が図9に示されている。
【0082】原稿P1の後端によりレジスト後センサ3
9がオンしてから原稿P1が所定距離搬送されると、原
稿P1の場合と同様に、第1給送ローラ対16と第2給
送ローラ対9は同時に回転し始める。
【0083】偶数枚目の原稿P2(,P4,P6,…)
がこれらのローラ対により給送される場合は、フラッパ
ソレノイド105(図7)はオン制御されるので、給送
フラッパ22は図2の破線位置に切り替わり、原稿P2
は原稿搬送路(ニ)に進入していく。
【0084】第1読取ローラ対37及び第2読取ローラ
対38により単独搬送されている原稿P1と第1給送ロ
ーラ対16及び第2給送ローラ対9により単独搬送され
ている原稿P2は、第1読取ローラ対37の搬送方向上
流部近傍の原稿搬送路(ハ)と原稿搬送路(ニ)の合流
部で、原稿P1の後端と原稿P2の先端がお互いに重な
るように搬送される。この状態が図10に示されてい
る。
【0085】ここで、原稿P2を第1給送ローラ対16
及び第2給送ローラ対9により給送し始める時の原稿P
1の後端から原稿P2の先端までの距離をL1、原稿搬
送路(ハ)(第2給送ローラ対9から第1読取ローラ対
37まで)の距離をL2、原稿搬送路(ニ)(第2給送
ローラ対9から第1読取ローラ対37まで)の距離をL
3とすると、L2>L3の時、原稿P1の後端と原稿P
2の先端の重なり量(以下、オーバーラップ量と言う)
L4は、以下の式で表される距離となり、この値L4が
0以上になるように搬送制御が行われる。 L4=(L2−L3)−L1≧0
【0086】これにより、原稿P1及び原稿P2は、原
稿P1の後端と原稿P2の先端がお互いに重なった状態
で搬送されて、読取手段3により画像情報を読み取られ
る。なお、L4が0の場合は、原稿P1と原稿P2とは
重ならずに、原稿P1の後端と原稿P2の先端とがちょ
うど突き当たるような状態で連続して搬送されることと
なる。
【0087】そして、原稿P1の後端が第2読取ローラ
対38のニップ部を通過した時、排紙ローラ対12によ
り増速搬送されて、排紙トレイ10上に排出される。こ
の状態が図11に示されている。
【0088】また、原稿P2を第1給送ローラ対16及
び第2給送ローラ対9により給送し始めるタイミングを
任意に変更することで、オーバーラップ量L4を選択的
に制御することができる。
【0089】さらに、画像読取センサ32で原稿P2の
先端部における穴空き部や余白部等の非画像領域をあら
かじめ検知しておき、その検知結果に基づき、原稿P1
との重ね量を決定するよう制御することもできる。
【0090】なお、原稿P2と原稿P3との重ね量を決
定する場合には、原稿P2の後端部における非画像領域
に基づいて、原稿P3との重ね量を決定する。本実施の
形態の構成では、プラテンガラス3aにおいて、原稿搬
送路(ニ)を通る原稿P2,P4,・・・は、原稿搬送
路(ハ)を通る原稿P1,P3,・・・の上に重ねられ
ることとなるため、偶数枚目と奇数枚目を考慮した制御
が必要とされる。
【0091】また、原稿の重ね量を、画像出力部300
における画像非形成領域に基づいて決定することもでき
る。ここで、画像非形成領域とは、画像出力部300に
おいてシートに画像形成が行われない領域のことをい
い、画像非形成領域には、画像形成装置の物理的制約等
により元々画像形成を行うことができない領域と、枠消
し機能等の画像処理によってシート端部の画像を消去す
る場合のその消去領域とが含まれる。
【0092】すなわち、上記画像非形成領域に相当する
原稿上の画像は、たとえ読み取ったとしても画像出力部
300において出力されないことが予めわかっているの
で、かかる領域を原稿の重ね量に設定しても画像品質に
は影響を及ぼさない。
【0093】本実施の形態では、画像出力部300側の
画像非形成領域の情報(設定)と、画像読取センサ32
の検知結果に基づく原稿の非画像領域の情報とから、原
稿を重ねることの可否、さらに重ねが可能な場合にはそ
の最適な重ね量を判断し、原稿重ね状態の選択制御を行
う。
【0094】〈制御回路の説明〉次に、上記の制御を行
う制御回路の構成と処理フローについて、図12と図1
3を参照して説明を行う。
【0095】図12は、本実施の形態の制御回路の構成
を示すブロック図であり、制御回路は制御手段たるCP
U(マイクロプロセッサ)201を中心に構成されてい
て、CPU201の入出力ポートには、各種負荷のドラ
イブ回路およびセンサ信号が接続されている。
【0096】また、制御回路は図示しない電池により、
バックアップされるRAMと制御シーケンスソフトが格
納されたROMを備えている。また、IPC202は、
複写機本体1とのデータ通信を制御するための通信用I
Cである。
【0097】分離モータ100はドライバ203とコン
トローラ203aにより駆動制御されていて、コントロ
ーラ203aには、CPU201からモータ回転数の基
準になる基準クロック、オン/オフ信号等が入力されて
いる。
【0098】給送モータ101はドライバ204によ
り、駆動制御されている。同様にして、読取モータ10
2もドライバ205により、駆動制御されている。ま
た、各々のドライバには、CPU201から相励磁信号
とモータ電流制御信号が入力されている。
【0099】昇降モータ103はドライバ206によ
り、駆動制御されている。
【0100】モータ100〜103は、それらの回転速
度を検出する手段として、各々エンコーダ100a〜1
03a及び検出手段100b〜103bを備えている。
【0101】分離クラッチ104はドライバ207によ
り、駆動制御されている。
【0102】ドライバ203〜207の動作は、すべ
て、CPU201の入出力ポートに接続された各種セン
サの発するセンサ信号に基づいて、制御されている。
【0103】さらに、分離センサ30,斜行検知センサ
31,画像読取センサ32,排紙センサ34,レジスト
前センサ35,レジスト後センサ39,原稿セット検知
センサ40,最終原稿検知センサ41,原稿幅検知セン
サ44の各種センサは、CPU201の入力ポートに接
続されていて、装置内における原稿Pの挙動及び駆動負
荷の挙動をモニターするために用いられている。
【0104】〈メインフロー〉次に、図13に示すメイ
ンフローに基づいて本実施の形態の動作説明を行う。
【0105】原稿トレイ4上に原稿Pがセットされたか
否かを原稿セット検知センサ40で検出して、複写機本
体1の操作部にあるスタートキーが押されることで動作
開始となる(draftmd0)。
【0106】給紙ローラ5を原稿トレイ4上にセットさ
れた原稿P上に降下させるために、ピックアップdow
n処理を行い(draftmd1)、その後、原稿Pを
最上紙から順に1枚ずつ分離するために、原稿P1の分
離処理(draftmd2)および給送処理(draf
tmd3)を行う。
【0107】さらに、原稿P1の画像の読み取りを複写
機本体1の読取手段3で行う原稿流し読み処理を行い
(draftmd4)、その後、分離センサ30によ
り、原稿P1の後端は検出されるのを待ち(draft
md5)、次原稿P2を給紙するためのピックアップd
own処理を行う(draftmd6)。
【0108】次に、原稿P1の後端が第1給紙ローラ対
16のニップを通過するのを待って(draftmd
7)、次原稿P2の分離処理を行い(draftmd
8)、レジスト前センサ35で原稿P1の後端を検知す
ることで原稿P1の後端が第2給紙ローラ対9のニップ
を通過するのを待って(draftmd9)、第2給紙
ローラ対9を停止し、次原稿P2の斜行補正を含んだ給
送処理を行う(draftmd10)。
【0109】偶数枚目の原稿P2が第2給紙ローラ以降
に搬送される際には、フラッパソレノイド105により
給送フラッパ22を原稿搬送路(ニ)の方向に切り替え
(draftmd11)、原稿P1の後端はレジスト後
センサ39に検知されるのを待ち(draftmd1
2)、さらに原稿P1が所定の距離L1だけ進むのを待
って(draftmd13)、原稿P2の流し読み処理
に移行する(draftmd14)。
【0110】その後、排紙処理を行い(draftmd
15)、ピックアップup処理を行って(draftm
d16)終了する。
【0111】本実施の形態では、2枚の原稿P1の後端
と原稿P2の先端をお互いに重ねた状態で搬送して、複
写機本体1の読取手段3により画像情報を読み取らせて
いるが、原稿P3の斜行補正が終了した後に、給送モー
タ101を増速制御することにより、原稿P2の後端と
原稿P3の先端をお互いに重ねることができる。
【0112】同様に、原稿P5,P7,・・・を増速制
御することにより、任意の枚数の原稿の後端と先端をお
互いに重ねた状態で搬送して、複写機本体1の読取手段
3により画像情報を読み取らせることができる。
【0113】以上述べたように、本実施の形態によれ
ば、原稿の連続読み取りにおいて、先行原稿の後端と後
続原稿の先端とを重ね合わせて読取処理を行うことがで
きるので、原稿間の隙間の存在による非読み取り時間を
削減して読み取りの効率を向上させ、読み取り及び装置
全体の生産性を向上させることができる。
【0114】また、画像出力部が元来有している画像形
成不可部分(余白部)や枠消し機能等による画像消去部
分など、予め画像形成装置が認識している画像非形成領
域を原稿の重ね量とすることにより、読み取りの無駄時
間を半減させることができ、画像品質に影響が及ばない
範囲で読み取り及び装置全体の生産性を向上させること
ができる。
【0115】また、画像読取センサ32で原稿の非画像
領域を検知し、それに基づいて原稿の重ね量を制御する
ようにすれば、一部分にしか画像が描かれていない原稿
などで、さらに読み取りの無駄時間を削減することが可
能となる。
【0116】さらに、画像出力部側の画像非形成領域や
原稿の非画像領域等の変化し得る条件に対応して、原稿
重ね量を選択制御した上で読み取り処理を行うようにす
れば、読み取り及び装置全体の生産性を最適化すること
ができる。
【0117】(第2の実施の形態)図14〜図16に
は、本発明の第2の実施の形態が示されている。上記第
1の実施の形態では、原稿搬送路を分岐合流させること
で先行原稿の後端と後続原稿の先端をお互いに重ね合わ
せる構成を説明したが、本実施の形態では、別の構成
で、先行原稿の後端と後続原稿の先端をお互いに重ね合
わせる方法を説明する。
【0118】なお、以下の説明では、第1の実施の形態
と同一の構成部分については詳しい説明を省略し、本実
施の形態の特徴部分についてのみ説明を行うものとす
る。
【0119】図14は原稿搬送装置400の概略構成断
面図、図15は原稿搬送装置400の搬送手段の要部斜
視図、図16は原稿搬送装置400の搬送手段の動作の
説明図である。
【0120】本実施の形態の搬送手段は、対向して設け
られた2つの吸引ベルト(搬送ベルト)401,402
を備えた構成となっている。
【0121】図15に示すように、各吸引ベルト40
1,402は無端ベルトに複数の細孔を有してなり、無
端ベルトの搬送面の反対側(裏側)には吸着手段として
の吸引ファンF1,F2を備えている。吸引ファンF
1,F2が無端ベルトの内側に吸引することにより、搬
送面に吸着力を発生させている。
【0122】図中、給紙ローラ5により原稿トレイ4上
から進出されて、分離ベルト6と分離給送ローラ8から
なる分離部により1枚ずつ分離給送された原稿Pは、吸
引モータM1により駆動されて、吸引ファンF1により
吸着搬送力を付与された吸引ベルト401、もしくは、
吸引モータM2により駆動されて、吸引ファンF2によ
り吸着搬送力を付与された吸引ベルト402により、搬
送方向下流部の複写機本体1の画像読取位置へ給送され
る。
【0123】本実施の形態では、吸引ベルト401,4
02の各々の搬送面が2つの原稿搬送路を構成してお
り、これらの搬送面に吸着力を発生させる吸引ファンF
1,F2が搬送路切替手段を構成している。
【0124】以下に、本実施の形態における原稿重ね手
段について、その詳細を説明する。
【0125】〈原稿の重ね合わせ処理の説明〉図16
(a)には、原稿P1が、吸引モータM1,M2により
回転する吸引ベルト401,402のうち、吸引ファン
F2が作動する吸引ベルト402側(上側)に原稿P1
を吸着搬送されている状態が示されている。
【0126】所定の位置に原稿P1の後端が到達した
時、原稿P1を吸引ベルト402に吸着させた状態で吸
引モータM2を停止すると同時に、吸引ファンF1を駆
動して、原稿P2との重ね合わせに備える。この状態が
図16(b)に示されている。
【0127】所定時間後、分離部より給送されてきた原
稿P2は、吸引ベルト402側が原稿P1により、吸引
ベルト401側(下側)よりも吸引力が低下しているた
めに、吸引ベルト401側に吸着されて搬送される。す
なわち、後続原稿P2は先行原稿P1とは異なる搬送面
(原稿搬送路)に吸着され搬送される。この状態が図1
6(c)に示されている。
【0128】所定時間後、吸引モータM2を再駆動する
と、原稿P1,P2はそれぞれ吸引ベルト401,40
2の搬送面に吸着されつつ別個に搬送される。そして、
所定時間後、吸引ファンF1を停止して、吸引ベルト4
01の下流部において原稿P1を吸引ベルト402側に
受け渡す。この状態が図16(d)に示されている。
【0129】これにより、原稿P1及び原稿P2は、原
稿P1の後端と原稿P2の先端がお互いに重なった状態
で搬送されて、複写機本体1の読取手段3により画像情
報を読み取られる。また、一定の方向に先行原稿の後端
と後続原稿の先端を重ねることが可能になり、増速制御
により紙間距離を縮めたり広げたりすることなく、原稿
の順番を変えずに排紙積載することが可能になる。
【0130】また、本実施の形態においても、画像出力
部側の画像非形成領域や原稿の非画像領域の条件に基づ
いて、吸引モータM1,M2の搬送制御および吸引ファ
ンF1,F2の搬送路切替制御を行うことによって、上
記第1の実施の形態と同様、原稿重ね量を適宜に選択制
御し、読み取り及び装置全体の生産性を向上させること
ができる。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、読取手
段の画像読取位置の上流側で、先行原稿の後端と後続原
稿の先端とを略突き合わせ、または重ね合わせる原稿重
ね手段を備えるので、原稿の連続読み取りにおいて、原
稿間の隙間の存在による非読み取り時間を削減して読み
取りの効率を向上させ、読み取り及び装置全体の生産性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
および画像形成装置の要部断面図である。
【図2】図1の画像読取装置の原稿搬送装置の要部断面
図である。
【図3】図2の原稿搬送装置の原稿搬送路およびローラ
構成の模式図である。
【図4】図2の原稿搬送装置の分離部の動作説明図であ
る。
【図5】図2の原稿搬送装置の分離部の動作説明図であ
る。
【図6】図2の原稿搬送装置の分離部の動作説明図であ
る。
【図7】図2の原稿搬送装置の駆動系の説明図である。
【図8】図2の原稿搬送装置の原稿搬送の説明図であ
る。
【図9】図2の原稿搬送装置の原稿搬送の説明図であ
る。
【図10】図2の原稿搬送装置の原稿搬送の説明図であ
る。
【図11】図2の原稿搬送装置の原稿搬送の説明図であ
る。
【図12】図2の原稿搬送装置の制御回路の構成ブロッ
ク図である。
【図13】図1の画像読取装置のメインフローチャート
である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置の原稿搬送装置の要部断面図である。
【図15】図14の原稿搬送装置の搬送手段の要部斜視
図である。
【図16】図14の原稿搬送装置の搬送手段の動作説明
図である。
【図17】従来例の画像読取装置の概略構成断面図であ
る。
【図18】従来例の画像読取装置の概略構成断面図であ
る。
【符号の説明】
1 複写機本体 2 原稿搬送装置 3 読取手段 3a プラテンガラス 4 原稿トレイ 5 給紙ローラ 6 分離ベルト 8 分離給送ローラ 9 第2給送ローラ対 10 排紙トレイ 12 排紙ローラ対 16 第1給送ローラ対 21 ストッパ 22 給送フラッパ 30 分離センサ 31 斜行検知センサ 32 画像読取センサ 34 排紙センサ 35 レジスト前センサ 37 第1読取ローラ対 38 第2読取ローラ対 39 レジスト後センサ 40 原稿セット検知センサ 41 最終原稿検知センサ 42 幅方向規制板 51 昇降アーム 51a,51b 前後支板 51c アーム軸 52 分離上ガイド板 53,57 揺動アーム 100 分離モータ 100a 分離クロック板 100b 分離クロックセンサ 101 給送モータ 101a 給送クロック板 101b 給送クロックセンサ 102 読取モータ 103 昇降モータ 104 分離クラッチ 105 フラッパソレノイド 106 ストッパソレノイド 200 画像入力部 201 CPU 300 画像出力部 400 原稿搬送装置 401,402 吸引ベルト F1,F2 吸引ファン M1,M2 吸引モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 5/26 B65H 5/26 5C062 9/00 9/00 B G03G 15/00 107 G03G 15/00 107 G06T 1/00 430 G06T 1/00 430J (72)発明者 加藤 克人 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 平井 克明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 仲川 智仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鵜林 伸介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石渡 和彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H076 BA17 BA22 BA41 BA45 BA68 BB05 3F049 AA10 EA23 EA24 FB07 LA05 LB02 3F101 LA05 LB02 3F102 AA03 AB01 BA02 BB02 DA06 EA03 FA03 5B047 AA01 BA01 CA08 CA09 CA12 CB23 5C062 AB17 AB22 AB30 AB31 AB32 AC11 AC65 AC66

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を積載する原稿積載手段と、 該原稿積載手段から順次原稿を搬送する搬送手段と、 該搬送手段で原稿を搬送しつつ該原稿の画像を読み取る
    読取手段と、 該読取手段の画像読取位置の上流側で、搬送中の先行原
    稿の後端と該先行原稿の直後に続く後続原稿の先端とを
    略突き合わせ、または重ね合わせる原稿重ね手段と、 を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記原稿重ね手段は、 前記画像読取位置の上流側で合流する2つの原稿搬送路
    と、 後続原稿を先行原稿とは異なる原稿搬送路に導入する搬
    送路切替手段と、を有し、 前記2つの原稿搬送路の下流部で後続原稿を先行原稿に
    略突き合わせ、または重ね合わせることを特徴とする請
    求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記搬送路切替手段は、前記2つの原稿搬
    送路に交互に原稿を導入するフラッパであることを特徴
    とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記搬送手段は、対向して設けられた2つ
    の搬送ベルトを備え、 前記搬送路切替手段は、前記2つの搬送ベルトの各搬送
    面に原稿を吸着させる吸着手段であって、該各搬送面が
    前記2つの原稿搬送路を構成することを特徴とする請求
    項2に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載
    の画像読取装置において、 前記原稿重ね手段による原稿の重ね量を制御する制御手
    段を設けたことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の画像読取装置において、 原稿の先端部または後端部の非画像領域を検知する検知
    手段を設け、 前記制御手段は、該検知手段の検知結果に基づいて原稿
    の重ね量を制御することを特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載
    の画像読取装置によって読み取られた画像情報に基づい
    て、シートに画像を形成する画像形成手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項5に記載の画像読取装置によって読
    み取られた画像情報に基づいて、シートに画像を形成す
    る画像形成手段を備えた画像形成装置において、 前記制御手段は、前記画像形成手段の画像非形成領域に
    基づいて原稿の重ね量を制御することを特徴とする画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】請求項6に記載の画像読取装置によって読
    み取られた画像情報に基づいて、シートに画像を形成す
    る画像形成手段を備えた画像形成装置において、 前記制御手段は、前記検知手段の検知結果および前記画
    像形成手段の画像非形成領域に基づいて原稿の重ね量を
    制御することを特徴とする画像形成装置。
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