JP4919349B2 - 給紙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙台上に積載された複数枚の用紙を第1給紙機構により1枚ずつ取り出して搬送し、その第1給紙機構により搬送した用紙を第2給紙機構により所定の時期に画像形成部へ搬送する給紙装置に関するものである。
従来、インクジェットプリンターや孔版印刷装置などの印刷機に組み込まれる給紙装置が種々提案されている。
上記のような給紙装置は、一般に、給紙台上に載置された複数枚の用紙を回転駆動する給紙ローラにより1枚ずつ取り出してレジストローラに搬送し、その用紙を上記レジストローラによってインクを吐出するラインヘッドや版胴を備えた画像形成部へ搬送するように構成されている。
また、このような給紙装置は、搬送過程における用紙の斜め送りによる用紙の傾きを解消するために、レジストローラの回転開始以前に用紙の先端がレジストローラに到着してもなお少しの間は給紙ローラの駆動が行なわれるようになっている。したがって、このような給紙装置では、給紙ローラにより給紙台からレジストローラへ搬送された用紙は、レジストローラによって画像形成部へ搬送されるまでの間、給紙ローラとレジストローラとの間にてその搬送方向にたるみが生じる。このように用紙に適度のたるみを持たせることによって搬送過程における斜め走りにより生じた用紙の傾きを解消することができる。
そして、上述のような従来の給紙装置では、一般に、給紙ローラは電磁クラッチを介して駆動源に連動連結されており、一枚の用紙の取出し毎に電磁クラッチが接続されて、予め定められた一定角度だけ給紙ローラが回転駆動されるようになっている。
また、たとえば、特許文献1には、画像形成部における印刷スピードが異なる場合に、一律に、上記のように一定角度だけ給紙ローラを回転駆動させるようにしたのでは給紙・搬送不良を引き起こしてしまうことを考慮して、画像形成部における印刷スピードに応じて給紙ローラを回転駆動する角度を変化させる給紙装置が提案されている。
特開平10−35910号公報
ここで、上記のような給紙装置においては、図4に示すように、給紙台11への用紙のセッティングの仕方によって用紙の待機位置が給紙毎にばらつくことがあり、常識的な使用環境では、上流側は15mm程度のばらつきがあり、下流側は重送度合いで規定できない。したがって、図5において矢印で示すような範囲で用紙の待機位置がばらつく可能性があり、このように用紙待機位置が異なる用紙を同じように搬送したのでは、上述したたるみ量が一定にならず、画像形成部への給紙タイミングが給紙毎に異なってしまい、用紙に形成される画像の位置がずれてしまうという問題が生じる。
特許文献1に記載の給紙装置は、画像形成部における印刷スピードを考慮したものであるが、上記のような用紙待機位置のばらつきを考慮したものではない。
本発明は、上記事情に鑑み、上記のような用紙待機位置のばらつきがあったとしても、上記たるみ量を一定に維持することができる給紙装置を提供することを目的とするものである。
また、上記のような給紙装置においては、レジストローラから画像形成部へと用紙を受け渡す際、レジストローラの用紙搬送速度と画像形成部の用紙搬送速度とを一致させる必要があるが、レジストローラの用紙搬送速度を画像形成部における用紙搬送速度と常に同じ搬送速度としたのでは、用紙の間隔は画像形成部の用紙搬送速度に依存し、画像形成部の用紙搬送速度が比較的遅い場合には、用紙間隔が広くなって生産性の低下を招いてしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、生産性をより向上することができる給紙装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の給紙装置は、給紙台上に積載された複数枚の用紙を1枚ずつ取り出して搬送する第1給紙機構と、第1給紙機構により搬送された用紙を所定の時期に画像形成部へ搬送する第2給紙機構とを備えた給紙装置において、第1給紙機構と第2給紙機構との間に設けられた用紙の端面を検出する1つの用紙端面検出器と、第1給紙機構が用紙を第1の速度で搬送した後、用紙端面検出器により用紙の先端が検出された後から用紙を第1の速度以下の第2の速度で搬送するよう第1給紙機構を制御するとともに、用紙の先端が検出された時点に基づいて第2の速度を設定する給紙制御部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の第1の給紙装置においては、給紙制御部を、第2給紙機構が用紙を第3の速度で所定期間搬送した後、画像形成部における用紙の搬送速度と同じ速度である第4の速度で搬送するよう第2給紙機構を制御するものとし、第3の速度を、第4の速度よりも大きい速度に設定するようにすることができる。
また、給紙制御部を、第2給紙機構により既に搬送されている前の用紙の後端が用紙端面検出器により検出された時点から第1給紙機構が次の用紙の搬送を開始するように第1給紙機構を制御するものとすることができる。
また、給紙制御部を、第2給紙機構により搬送された前の用紙の後端が第2給紙機構を通過した後の所定の時点から第1給紙機構による次の用紙の搬送が終了するまでの間、第2給紙機構の駆動を停止するようにすることができる。
また、給紙制御部を、1給紙機構による用紙の搬送を終了した後、所定の期間経過後に第2給紙機構による用紙の搬送を開始するよう第1給紙機構および第2給紙機構を制御するものとすることができる。
また、画像形成部を、その画像形成部における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する画像形成部用パルス信号発生手段を備えるものとし、給紙制御部を、用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点を画像形成部用パルス信号発生手段から出力されたパルス信号に基づいて計測するものとすることができる。
また、給紙制御部を、画像形成部用パルス信号発生手段より発生したパルス信号のカウント値に基づいて第1給紙機構および第2給紙機構の駆動のタイミングを制御するものとすることができる。
また、画像形成部用パルス信号発生手段により発生したパルス信号を、画像形成部における印字タイミングを制御するため印字パルス信号とすることができる。
また、給紙制御部を、用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点において計測された画像形成部用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値が所定値以上の場合には用紙搬送エラーと判断するものとすることができる。
本発明の第2の給紙装置は、給紙台上に積載された複数枚の用紙を1枚ずつ取り出して搬送する第1給紙機構と、第1給紙機構により搬送された用紙を所定の時期に画像形成部へ搬送する第2給紙機構とを備えた給紙装置において、第1給紙機構と第2給紙機構との間に設けられた用紙の端面を検出する第1用紙端面検出器と、第1給紙機構と第2給紙機構との間であって、第1用紙端面検出器よりも第2給紙機構側に設けられた用紙の端面を検出する第2用紙端面検出器と、第1給紙機構が用紙を第1の速度で搬送した後、第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された後から用紙を第1の速度以下の第2の速度で搬送するよう第1給紙機構を制御するとともに、第1用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点と第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点とに基づいて第2の速度を設定する給紙制御部とを備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の第2の給紙装置においては、給紙制御部を、第2給紙機構が用紙を第3の速度で所定期間搬送した後、画像形成部における用紙の搬送速度と同じ速度である第4の速度で搬送するよう第2給紙機構を制御するものとし、第3の速度を、第4の速度よりも大きい速度に設定するようにすることができる。
また、給紙制御部を、第2給紙機構により既に搬送されている前の用紙の後端が第1用紙端面検出器により検出された時点から第1給紙機構が次の用紙の搬送を開始するように第1給紙機構を制御するものとすることができる。
また、給紙制御部を、第2給紙機構により搬送された前の用紙の後端が第2給紙機構を通過した後の所定の時点から第1給紙機構による次の用紙の搬送が終了するまでの間、第2給紙機構の駆動を停止するものとすることができる。
また、給紙制御部を、1給紙機構による用紙の搬送を終了した後、所定の期間経過後に第2給紙機構による用紙の搬送を開始するよう第1給紙機構および第2給紙機構を制御するものとすることができる。
また、画像形成部を、その画像形成部における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する画像形成部用パルス信号発生手段を備えるものとし、給紙制御部を、第1用紙端面検出器および第2用紙先端検出器により用紙の先端が検出された時点を画像形成部用パルス信号発生手段から出力されたパルス信号に基づいて計測するものとすることができる。
また、給紙制御部を、画像形成部用パルス信号発生手段より発生したパルス信号のカウント値に基づいて第1給紙機構および第2給紙機構の駆動のタイミングを制御するものとすることができる。
また、第1給紙機構を、その第1給紙機構における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する第1給紙機構用パルス信号発生手段を備えるものとし、給紙制御部を、第1用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点における第1給紙機構用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値と第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点における第1給紙機構用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値との差に基づいて第1給紙機構の搬送率を算出し、その搬送率に基づいて第2の速度を設定するものとすることができる。
また、給紙制御部を、搬送率を搬送される用紙毎に算出するものとすることができる。
また、画像形成部用パルス信号発生手段により発生したパルス信号を、画像形成部における印字タイミングを制御するため印字パルス信号とすることができる。
また、給紙制御部を、第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点において計測された画像形成部用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値が所定値以上の場合には用紙搬送エラーと判断するものとすることができる。
本発明の第1の給紙装置によれば、給紙台上に積載された複数枚の用紙を第1給紙機構により1枚ずつ取り出して搬送し、第1給紙機構により搬送した用紙を第2給紙機構により所定の時期に画像形成部へ搬送する給紙装置において、第1給紙機構と第2給紙機構との間に用紙の端面を検出する1つの用紙端面検出器を設け、第1給紙機構が用紙を第1の速度で搬送した後、用紙端面検出器により用紙の先端が検出された後から用紙を第1の速度以下の第2の速度で搬送するよう第1給紙機構を制御するとともに、用紙の先端が検出された時点に基づいて第2の速度を設定するようにしたので、給紙台上に積載された用紙の待機位置に影響されることなく、上述したたるみ量を一定に維持することができるので、画像形成部において用紙の適切な位置に画像を形成することができる。
また、第1の速度で用紙を搬送した後、第1の速度以下の第2の速度で搬送するようにしたので、用紙が第2給紙機構に衝突した際の衝突音をより小さくすることができる。
また、上記本発明の第1の給紙装置において、第2給紙機構が用紙を第3の速度で所定期間搬送した後、画像形成部における用紙の搬送速度と同じ速度である第4の速度で搬送するよう第2給紙機構を制御するとともに、第3の速度を、第4の速度よりも大きい速度に設定するようにした場合には、第3の速度を第4の速度よりも大きくすることによって、その分用紙間隔を狭くすることができ、生産性を向上させることができる。
また、前もって用紙の長さを認識している必要がないので、長さ検出装置やデータ伝達装置などを設ける必要がなく、コストの削減を図ることができる。
また、用紙の長さが混在であっても所定の用紙間隔で画像形成部に引き渡すことが可能である。
また、第2給紙機構により既に搬送されている前の用紙の後端が用紙端面検出器により検出された時点から第1給紙機構が次の用紙の搬送を開始するように第1給紙機構を制御するようにした場合には、前の用紙の後端と次の用紙の先端とが衝突することなく、かつ生産性の低下を招くことなく用紙を順次搬送することができる。
また、第2給紙機構により搬送された前の用紙の後端が第2給紙機構を通過した後の所定の時点から第1給紙機構による次の用紙の搬送が終了するまでの間、第2給紙機構の駆動を停止するようにした場合には、第2給紙機構が停止している間も第1給紙機構によって用紙を搬送することによって用紙に適切なたるみを持たせることができる。
また、第1給紙機構による用紙の搬送を終了した後、所定の期間経過後に第2給紙機構による用紙の搬送を開始するよう第1給紙機構および第2給紙機構を制御するようにした場合には、第1給紙機構から第2給紙機構への用紙の受け渡しをよりスムーズに行なうことができる。
また、画像形成部にその画像形成部における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する画像形成部用パルス信号発生手段を設け、用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点を画像形成部用パルス信号発生手段から出力されたパルス信号に基づいて計測するようにした場合には、用紙の先端が検出された時点を計測する時間計測タイマーなどを新たに設けることなく、画像形成部で発生したパルス信号を利用して適切に用紙先端検出時点を計測することができる。
また、画像形成部用パルス信号発生手段より発生したパルス信号のカウント値に基づいて第1給紙機構および第2給紙機構の駆動のタイミングを制御するようにした場合には、煩雑なタイミングを決定するスケジューラや用紙サイズ、印字速度別の種々のパラメータのテーブルデータ化など不要でデータ量が極めて少ない、すなわちメモリ容量が小さいシステムを構成することができる。
また、画像形成部用パルス信号発生手段により発生したパルス信号を、画像形成部における印字タイミングを制御するため印字パルス信号とした場合には、画像形成部用パルス信号発生手段により発生した信号を印字パルス信号と用紙先端検出時点の計測用の信号とで兼用することができる。
また、用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点において計測された画像形成部用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値が所定値以上の場合には用紙搬送エラーと判断するようにした場合には、用紙搬送エラーを適切に検出することができる。
本発明の第2の給紙装置によれば、給紙台上に積載された複数枚の用紙を第1給紙機構により1枚ずつ取り出して搬送し、第1給紙機構により搬送した用紙を第2給紙機構により所定の時期に画像形成部へ搬送する給紙装置において、第1給紙機構と第2給紙機構との間に用紙の端面を検出する第1用紙端面検出器を設けるとともに、第1給紙機構と第2給紙機構との間であって、第1用紙端面検出器よりも第2給紙機構側に用紙の端面を検出する第2用紙端面検出器を設け、第1給紙機構が用紙を第1の速度で搬送した後、第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された後から用紙を第1の速度以下の第2の速度で搬送するよう第1給紙機構を制御するとともに、第1用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点と第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点とに基づいて第2の速度を設定するようにしたので、給紙台上に積載された用紙の待機位置に影響されることなく、上述したたるみ量を一定に維持することができるので、画像形成部において用紙の適切な位置に画像を形成することができる。
また、第1の速度で用紙を搬送した後、第1の速度以下の第2の速度で搬送するようにしたので、用紙が第2給紙機構に衝突した際の衝突音をより小さくすることができる。
また、上記本発明の第2の給紙装置において、第2給紙機構が用紙を第3の速度で所定期間搬送した後、画像形成部における用紙の搬送速度と同じ速度である第4の速度で搬送するよう第2給紙機構を制御するとともに、第3の速度を、第4の速度よりも大きい速度に設定するようにした場合には、第3の速度を第4の速度よりも大きくすることによって、その分用紙間隔を狭くすることができ、生産性を向上させることができる。
また、前もって用紙の長さを認識している必要がないので、長さ検出装置やデータ伝達装置などを設ける必要がなく、コストの削減を図ることができる。
また、用紙の長さが混在であっても所定の用紙間隔で画像形成部に引き渡すことが可能である。
また、第2給紙機構により既に搬送されている前の用紙の後端が第1用紙端面検出器により検出された時点から第1給紙機構が次の用紙の搬送を開始するように第1給紙機構を制御するようにした場合には、前の用紙の後端と次の用紙の先端とが衝突することなく、かつ生産性の低下を招くことなく用紙を順次搬送することができる。
また、第2給紙機構により搬送された前の用紙の後端が第2給紙機構を通過した後の所定の時点から第1給紙機構による次の用紙の搬送が終了するまでの間、第2給紙機構の駆動を停止するようにした場合には、第2給紙機構が停止している間も第1給紙機構によって用紙を搬送することによって用紙に適切なたるみを持たせることができる。
また、1給紙機構による用紙の搬送を終了した後、所定の期間経過後に第2給紙機構による用紙の搬送を開始するよう第1給紙機構および第2給紙機構を制御するようにした場合には、第1給紙機構から第2給紙機構への用紙の受け渡しをよりスムーズに行なうことができる。
また、画像形成部にその画像形成部における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する画像形成部用パルス信号発生手段を設け、第1用紙端面検出器および第2用紙先端検出器により用紙の先端が検出された時点を画像形成部用パルス信号発生手段から出力されたパルス信号に基づいて計測するようにした場合には、用紙の先端が検出された時点を計測する時間計測タイマーなどを新たに設けることなく、画像形成部で発生したパルス信号を利用して適切に用紙先端検出時点を計測することができる。
また、画像形成部用パルス信号発生手段より発生したパルス信号のカウント値に基づいて第1給紙機構および第2給紙機構の駆動のタイミングを制御するようにした場合には、煩雑なタイミングを決定するスケジューラや用紙サイズ、印字速度別の種々のパラメータのテーブルデータ化など不要でデータ量が極めて少ない、すなわちメモリ容量が小さいシステムを構成することができる。
また、第1給紙機構にその第1給紙機構における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する第1給紙機構用パルス信号発生手段を設け、第1用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点における第1給紙機構用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値と第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点における第1給紙機構用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値との差に基づいて第1給紙機構の搬送率を算出し、その搬送率に基づいて第2の速度を設定するようにした場合には、たとえば、用紙の紙質が異なって搬送率が変化した場合にも、その搬送率の変化に影響されることなく、上述したたるみ量を一定に維持することができる。
また、搬送率を搬送される用紙毎に算出するようにした場合には、用紙の紙質などに影響されることなく、上述したたるみ量を一定に維持することができる。
また、画像形成部用パルス信号発生手段により発生したパルス信号を、画像形成部における印字タイミングを制御するため印字パルス信号とした場合には、画像形成部用パルス信号発生手段により発生した信号を印字パルス信号と用紙先端検出時点の計測用の信号とで兼用することができる。
また、第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点において計測された画像形成部用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値が所定値以上の場合には用紙搬送エラーと判断するようにした場合には、用紙搬送エラーを適切に検出することができる。
以下、図面を参照して本発明の給紙装置の第1の実施形態を用いたインクジェットプリンターについて詳細に説明する。本発明は、以下に説明するインクジェットプリンターにおける給紙部の制御の方法に特徴を有するものであるが、まずは、インクジェットプリンターの概略構成について説明する。図1は、本インクジェットプリンターの概略構成図である。
インクジェットプリンター1は、図1に示すように、給紙部10と、画像形成部20と、排紙部30とから構成されている。
給紙部10は、用紙2が積載される給紙台11と、給紙台11に積載された用紙2を上部よりピックアップローラで一枚ずつ捌いて後述する第2給紙機構14に向かって送り出し、第2給紙機構14に突き当てる第1給紙機構12と、第1給紙機構12により送り出された用紙2の先端および後端を検出する用紙端面検出器13と、第1給紙機構12により送り出された用紙2を所定の用紙間隔をもって画像形成部20へ引き渡す第2給紙機構14を備えている。
画像形成部20は、第2給紙機構14から引き渡された用紙2を搬送する用紙搬送手段21と、搬送面の上方に非接触状態で配設され、用紙2に向かってインクを選択的に吐出するラインヘッド22とを備えている。
用紙搬送手段21は、用紙2を搬送する搬送ベルト21a、搬送ベルト21aを搬送する搬送ローラ21b、搬送ローラ21bを回転させる駆動モータ(図示省略)などで構成され、給紙部10から搬送された用紙2を搬送ベルト21aに吸引または静電吸着させた状態で、一定の速度を維持しながら用紙2を画像形成位置まで搬送し、画像形成した後、排紙部30まで用紙2を搬送する。
ここで、インクジェットプリンター1においては、ラインヘッド22からインクを吐出するのに所定の時間が必要であり、平面的画像を形成するためには、用紙搬送と同期して印字を進める必要がある。したがって、用紙搬送速度は、ラインヘッド22の能力に適合しなければならない。また、用紙搬送と同期して画像を形成する必要性から用紙移動に同期して印字パルス信号を発生させる画像形成部用ロータリーエンコーダ21cが搬送ローラ21bを駆動する駆動モータに取り付けられている。
ラインヘッド22は、搬送された用紙2にインクを選択的に吐出して画像形成を行なうものである。また、本実施形態のインクジェットプリンター1は、フルカラー画像を形成するため、K(黒)、C(シアン)、M(マゼンダ)、Y(イエロー)の4色のヘッドで構成される。
排紙部30は、排紙台31を備えており、画像形成部20で印字された用紙2を排紙台31に随時ストックするものである。
次に、インクジェットプリンター1における給紙部10について、図2を参照してより詳細に説明する。
給紙部10の第1給紙機構12は、2連のゴムローラ12a,12bと第1給紙駆動モータ12cとを備えており、ゴムローラ12a、12bは第1給紙駆動モータ12cによって用紙搬送方向(紙面左から右)に回転するが、第2給紙機構14によって用紙を搬送する時点では用紙の移動に合わせて連れ回りする(ワンウェー)構造である。また、第1給紙駆動モータ12cには、ゴムローラ12a,12bの回転に応じたパルス信号を発生する第1給紙機構用ロータリーエンコーダ12eを備えている。
上流側のゴムローラ12aは、給紙台11に積載された最上部の用紙に対し、所定の圧力で圧接し、その摩擦力で用紙を下流へと流す。下流側のゴムローラ12bは、さばき板12dとで用紙を挟むように構成されている。そして、用紙が複数枚供給されたとしてもさばき板12dは固定されていて用紙間の摩擦力よりも大きな摩擦力を得られる材質でできているため、さばき板12dに近い用紙ほど搬送力を失い、ゴムローラ12bに近い用紙のみが下流に運ばれるよう構成されている。
給紙部10の第2給紙機構14は、用紙を挟みこむ(ニップする)ように構成された一対の搬送ローラ14a,14bとこの搬送ローラ対を駆動する第2給紙駆動モータ14cとを備えている。第2給紙機構14は、第2給紙機構12と異なり用紙の搬送量を精度良く制御できる構造であって、用紙毎に間欠的な動作をして画像形成部20にタイミング良く用紙を送り込むことができるものである。
用紙端面検出器13は、第1給紙機構12と第2給紙機構14との間の位置に配置され、第1給紙機構12から第2給紙機構14に向かって搬送される用紙の先端と後端とを検出するものである。
次に、本実施形態のインクジェットプリンターの制御系について、図3を参照して説明する。
本実施形態のインクジェットジェットプリンター1は、画像形成部20における用紙の搬送速度などのオペレータの所定の入力を受け付けるオペレータ入力部41と、オペレータ入力部41から出力された用紙の搬送速度などの情報を受け付けて、その情報に応じた制御信号を出力するとともに、装置全体の制御を行なうシステム制御部41とを備えている。
画像形成部20は、システム制御部41から出力された用紙の搬送速度の情報に基づいて用紙搬送手段21の搬送ローラ21bを駆動する駆動モータを制御するとともに、上述した画像形成部用ロータリーエンコーダ21cにより発生した印字パルス信号を出力する用紙搬送制御部23と、用紙搬送制御部23から出力された印字パルス信号を受け付け、その印字パルス信号に基づいてラインヘッド22からのインクの吐出を制御する画像形成制御部24とを備えている。
給紙部10は、システム制御部41から出力された用紙の搬送速度の情報と用紙搬送制御部23から出力された印字パルス信号とに基づいて第1給紙機構12および第2給紙機構14における用紙の搬送速度を算出する給紙制御部15と、給紙制御部15から出力された搬送速度指示に基づいて第1給紙機構12の第1給紙駆動モータ12cを制御する第1給紙機構搬送速度制御部16と、給紙制御部15から出力された搬送速度に基づいて第2給紙機構14の第2給紙駆動モータ14cを制御する第2給紙機構搬送速度制御部17とを備えている。
第1給紙機構搬送速度制御部16と第2給紙機構搬送速度制御部17とは、すでに公知の負帰還(フィードバック)式PID制御を行なうものであり、詳細な説明は省略するが、ゴムローラ12a,12bの搬送速度または搬送ローラ14a,14bの搬送速度が、給紙制御部15から出力された搬送速度指示通りに追従するように構成されている。なお、第1給紙機構12の第1給紙駆動モータ12cと第2給紙機構14の第2給紙駆動モータ14cとには、上記PID制御を行なうためそれぞれ速度を検出する検出器が設けられている。
ここで、上記のように構成されたインクジェットプリンター1においては、第1給紙機構12により給紙台11から用紙を繰り出し、駆動を停止している第2給紙機構14に搬送し、第2給紙機構14に用紙が当接した後も第1給紙機構12により用紙搬送を続けることによって用紙にたるみをもたせ、その後、第2給紙機構14の駆動を開始して画像形成部20に給紙を行なうことにより用紙の斜行補正を行なうように第1給紙機構12および第2給紙機構14が制御される。
しかしながら、図4に示すように、給紙台11への用紙のセッティングの仕方によって用紙の待機位置が給紙毎にばらつくことがあり、常識的な使用環境では、上流側は15mm程度のばらつきがあり、下流側は重送度合いで規定できない。したがって、図5において矢印で示すような範囲で用紙の待機位置がばらつく可能性があり、このように用紙待機位置が異なる用紙を同じように搬送したのでは、上述したたるみ量が一定にならず、画像形成部20への給紙タイミングが給紙毎に異なってしまい、用紙に形成される画像の位置がずれてしまうという問題が生じる。
そこで、本実施形態のインクジェットプリンター1においては、上述したたるみ量が一定になるように第1給紙機構12を制御する。
また、さらに、画像形成部20に給紙される用紙の用紙間隔をできるだけ詰めることによって生産性を向上できるように第2給紙機構14を制御する。
以下、本実施形態のインクジェットプリンター1における第1給紙機構12および第2給紙機構14の制御方法について説明する。
まずは、第1給紙機構12および第2給紙機構14の制御方法をおおまかに説明するが、図6に、第1給紙機構12、用紙端面検出器13、第2給紙機構14および画像形成部20の予め設定された位置関係の詳細を示す。図6に示すA〜GおよびVgは以下のように設定されている。
A:ゴムローラ12bの位置Pa(さばき板12dとの圧接位置)から用紙端面検出器
13の位置Pbまでの距離=48.7mm
B:用紙端面検出器13の位置Pbから搬送ローラ対14a,14bのニップ位置Pc
までの距離=35.3mm
C:第1給紙機構12と第2給紙機構14間での用紙2のたるみ量(斜行補正量)=5
mm
D:用紙待機位置の余裕量(給紙可能な最上流位置)=16mm
E:第1給紙機構12の総搬送距離(A+B+C+D)=105mm
F:搬送ローラ対14a,14bのニップ位置Pcから画像形成部20引渡し位置(用
紙先端到達)Pdまでの距離=58mm
G:画像形成部20における用紙間隔(前用紙後端と次用紙先端との距離)=40mm
Vg:画像形成部20の搬送ベルト21aによる用紙搬送速度=700mm/s
そして、図7に、用紙端面検出器13により検出された検出信号、第1給紙機構12の搬送速度推移、第2給紙機構14の搬送速度推移を表したタイミングチャートを示す。また、図8に、第1給紙機構12と第2給紙機構14のおおまかな制御方法のフローチャートを示す。以下、図7および図8を参照しながら、第1給紙機構12と第2給紙機構14のおおまかな制御方法を説明する。
まず、オペレータ入力部40により印刷指示が入力され、給紙台11を積載用紙の最上部が第1給紙機構12に圧接する位置まで上昇させる。そして、画像形成部20の用紙搬送手段21の搬送ベルト21aの搬送速度を規定値(700mm/s)に保持し、その他画像形成部20での用紙搬送に必要な制御の段取りをすませる。
そして、給紙制御部15が第1給紙機構12の第1給紙駆動モータ12cを所定の加速度でもって起動する(S2)。そして、第1給紙機構12は、給紙台11の最上部の用紙を搬送開始する。そして、第1給紙機構12の搬送速度が予め設定された第1の速度V1になった後は、その速度を維持して用紙を搬送する(S4)。
そして、適宜のタイミングで用紙の先端が用紙端面検出器13に到達して検出される(S6)。用紙端面検出器13の検出信号(図7の立ち上がり)に応じて給紙制御部15は、第1給紙機構12の第1給紙駆動モータ12cを所定の加速度で減速し、第1給紙機構12の搬送速度を第2の速度V2にする(S8)。そして、第2の速度V2で所定期間用紙が搬送された後、給紙制御部15は所定の加速度で減速して第1給紙機構12を停止させる(S10)。なお、第2の速度V2は第1の速度V1よりも遅い速度である。
そして、第1給紙機構12が停止した後、所定期間経過後に第2給紙機構14が起動開始する(S12)。第2給紙機構14の第2給紙駆動モータ14cは所定の加速度で加速され、第3の速度V3になった後は、その速度を維持する(S14)。そして、第2給紙機構14により第3の速度V3で所定期間用紙が搬送された後、第2給紙機構14の第2給紙駆動モータ14cは所定の加速度で減速され、第4の速度V4になった後は、その速度を維持して用紙を搬送する(S16)。なお、第4の速度V4は第3の速度V3よりも遅い速度であり、かつ画像形成部20の用紙搬送手段21の搬送速度と同じ速度である。
ここで、画像形成部20の用紙搬送手段21の搬送方式は、上述したようにサクション吸引方式または静電吸着方式であるが、この方式では用紙搬送手段21に用紙が十分に送り込まれないと十分な用紙搬送力は期待できない。すなわち、第2給紙機構の用紙搬送精度に画像形成の精度が依存することになる。したがって、用紙の先端が画像形成部20の直前(図6に示すPdの位置)に到着したときには第2給紙機構14の搬送速度は、画像形成部20の用紙搬送手段21の搬送速度と同じ第4の速度V4になるようにすることが必然となる。
そして、適宜なタイミングで用紙端面検出器13に用紙の後端が到達して検出される(S18)。そして、用紙端面検出器13の検出信号(図7の立ち下り)応じて、再び、S2からの処理が行われ、第1給紙機構12による2枚目の用紙の搬送が開始される。
一方、第2給紙機構14は、用紙端面検出器13により1枚目の用紙の後端が検出された後、用紙を所定期間搬送し、1枚目の用紙の後端が第2給紙機構14の搬送ローラ対14a,14bを通過した後、起動が停止され(S20)、1枚目の用紙搬送を終了する(S22)。
そして、2枚目の用紙についても1枚目の用紙と同様にして搬送され、その後、順次用紙が搬送される。
次に、上述した第1給紙機構12の制御方法についてより詳細に説明する。図9に用紙端面検出器13の検出信号、第1給紙機構12の搬送速度推移、第2給紙機構14の搬送速度推移、印字パルス信号のカウント値を表したタイミングチャートを示す。また、図10に、第1給紙機構12の制御方法のフローチャートを示す。
まず、用紙端面検出器13により前に搬送されている用紙の後端が検出されたかどうかモニターする(S2)。そして、用紙端面検出器13により前用紙の後端が検出されると(図9における時刻t1、用紙端面検出器の検出信号の立ち下り)、給紙制御部15は、第1給紙機構12の第1給紙駆動モータ12cを駆動させて用紙搬送を開始するとともに、用紙搬送制御部23から出力された印字パルス信号のカウンターPc1をリセットして0にした後、カウンターPc1の計測を開始する(S4)。なお、このとき用紙搬送手段21は既に起動しているものとし、用紙搬送制御部23は、画像形成部用ロータリーエンコーダ21cにより発生した印字パルス信号を給紙制御部15に出力する。また、1枚目の用紙の搬送であって、前の搬送されている用紙がない場合には、任意のタイミングでS4が行なわれる。
そして、給紙制御部15は、第1給紙機構12の搬送速度が予め設定された第1の速度V1になるまで第1給紙駆動モータ12cを一定の加速度α1upで加速する(S6、S8)。そして、第1給紙機構の搬送速度が第1の速度V1になった時点からその一定速度V1を維持する(S10)。
そして、カウンターPc1をモニターし(S12)、カウンターPc1が予め設定されたC2rになったとき(図9の時刻t2)カウンターPc2をリセットして0にした後、カウンターPc2の計測を開始する(S14)。なお、C2rの値については、後で詳述するが、カウンターPc1がC2rになった時というのは、前用紙の後端が第2給紙機構14の搬送ローラ14a,14bを通過したときである。そして、その後、用紙端面検出器13により次の用紙の先端が検出されたかどうかモニターする(S16)。そして、用紙端面検出器13により用紙の先端が検出されると(図9の時刻t3)、給紙制御部15は、カウンターPc1の値をC1pとして取得し、このC1pを用いて第2の速度V2を算出するとともに、その算出した第2の速度V2を用いて第2の速度V2の終了値C1eを算出する(S18)。なお、用紙の先端が検出されるタイミングは用紙待機位置と第1給紙機構の用紙の搬送率(なお、搬送率とは、第1給紙機構12によって搬送される用紙自身の搬送速度を第1給紙機構搬送速度制御部16によって制御された第1給紙機構12の搬送速度で割った値である。)によって異なってくる(図9の用紙端面検出器の検出器の点線部分参照)。そして、この用紙の先端が検出されるタイミングによって第2の速度V2の値も変わってくる(図9の第1給紙機構の搬送速度の点線部分参照)。第2の速度およびC1eの算出方法については、後で詳述する。また、給紙制御部15は、上記のようにして取得したC1pのカウント値が所定値(本実施形態では、たとえば630)以上である場合には、用紙搬送エラーと判断する。そして、たとえば、用紙搬送エラーの警告音を鳴らしたり、警告表示をしたりするように制御信号を出力する。
そして、給紙制御部15は、第1給紙機構12の搬送速度が第2の速度V2になるまで第1給紙駆動モータ12cを一定の加速度α1dnで減速する(S20、S22)。そして、第1給紙機構12の搬送速度が第2の速度V2になった時点からその一定速度V2を維持する(S24)。
そして、カウンターPc2をモニターし(S26)、カウンターPc2が、第2の速度V2の終了値C1eになったとき(図9の時刻t4)、給紙制御部15は、第1給紙駆動モータ12cを一定の加速度α1dnで減速し、カウンターPc2がC1sになった時点で第1給紙駆動モータ12cの駆動を停止する(S28)。
そして、次の用紙がある場合には、第1給紙機構12はS2からの処理を同様に行い、次の用紙がない場合には、用紙の搬送を終了する。
なお、上記説明においては、S14においてカウンターPc2を計測開始し、S26においてカウンターPc2がC1eになったかモニターし、また、S28においてカウンターPc2がC1sになったかモニターするようにしたが、必ずしもカウンターPc2を利用する必要はなく、カウンターPc1を利用し、S26においては、カウンターPc1がC2r+C1eになったかモニターし、また、S28においては、カウンターPc1がC2r+C1sになったかモニターするようにしてもよい。
ここで、上記で説明した第1給紙機構12の制御方法において用いたカウント値と第1の速度V1と第2の速度V2について説明する。
まず、C2rは、用紙端面検出器13により前の用紙の後端が検出されてからその後端が第2給紙機構14に到達するまでのその後端の移動距離Bを印字パルス信号のカウント値に換算したものである。したがって、画像形成部20の用紙搬送速度Vgに関係なく一定値である。ここで、本実施形態のインクジェットプリンター1は印字画素密度Gpが300[dpi]=25.4[mm]/300=84.667[μm]である。
したがって、C2r=B/Gp=35.3[mm]/84.667[μm]=417となる。
C1pは、第1給紙機構12により用紙の搬送を開始してからその用紙の先端が用紙端面検出器13により検出されるまでのカウント値で、用紙の待機位置および搬送率によって変わる値である。本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部20の用紙搬送速度Vg=700[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフを図11に示す。なお、用紙の待機位置は、図6のPaを待機位置0とし、上流側を正に下流側を負にとっている。図11に示すように、用紙の待機位置が上流側にあるほどC1pは大きい値となる。また、搬送率が低いほどC1pは大きい値となる。なお、図12には、本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部20の用紙搬送速度Vg=350[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフを示す。
C1sは、用紙の後端が第2給紙機構14の搬送ローラ対14a,14bを通過した直後から第1給紙機構12による用紙の搬送停止までの相当量で固定時間t=70[ms]分のカウント値換算である。所定時間tは、t=カウント値×Gp/Vgと表せるので、所定時間tをカウント値に換算する式は、カウント値=Vg×t/Gpとなる。
したがって、C1s=70[ms]/84.667[μm]×Vg=0.827×Vgとなる。
なお、本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、画像形成部の搬送速度Vg=700[mm/s]に設定したが、図13に、搬送速度Vgを変化させた場合におけるC2rおよびC1sの値の変化を示す。上述したようにC2rはVgに関係なく一定値417である。C1sはVgと比例関係にある。
次に、第1の速度V1の算出方法について説明する。第1の速度V1は、給紙台11における用紙の待機位置が最上流で、かつ第1給紙機構12の搬送率が最低の条件で用紙を第2給紙機構14まで到達させることができる必要性より決定される。これにより第1の速度V1≧第2の速度V2の条件が設定される。勿論、第2の速度V2の最大値=V1となる。
そして、第1給紙機構12による用紙自身の搬送距離Eは、E=A+B+C+Dである。そして、搬送率の最低値を70%とすると、第1給紙機構12の搬送距離は、E/0.7となる。したがって、図14に示す台形の面積がE/0.7となればよい。
ここで、図9より、
t_all=(C2r+C1s)×Gp/Vg [s]
t_1=V1/α1up [s]
t_3=V1/α1dn [s]
なお、α1upとα1dnはシステム条件で決まる要件でVgに無関係な固定値である。
よって、t_2=t_all−(t_1+t_3) [s]
=(C2r+C1s)×Gp/Vg−(V1/α1up+V1/α1d
n)
したがって、
V1×t_1/2+V2×t_2+V1×t_3/2=E/0.7
となるので、t_1、t_2、t_3を上式に代入し、
{1/(2×α1up)+1/(2×α1dn)}=a
{(C2r+C1s)×Gp/Vg}=b
{E/0.7}=c
と置くと、a・V1−b・V1+c=0
となる。そして、これを解くと、V1={b−√(b−4a・c)}/(2・a)となる。
上記のようにして第1の速度V1を算出することができるが、図15に、本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの第1の速度V1の値を示す。図15に示すように、画像形成部の搬送速度Vgと第1の速度V1とは比例関係にある。
次に、第2の速度V2の算出方法について説明する。
第2の速度V2を算出するには、図16に示す斜線の部分の面積が、用紙の先端が検出された時点から第1給紙機構12が停止するまでの第1給紙機構12の搬送距離と等しくなるようにすればよい。用紙の先端が検出された時点から第1給紙機構12が停止するまでの用紙自身の搬送距離はB+Cである。したがって、第1給紙機構12の中心搬送率を0.75とすると、用紙の先端が検出された時点から第1給紙機構12が停止するまでの第1給紙機構12の搬送距離は、(B+C)/0.75となる。
ここで、図9より、
t_all=(C2r+C1s)×Gp/Vp [s]
t_3=V1/α1dn [s]
t_4=C1p×Gp/Vg [s]
t_5=t_all−(t_3+t_4) [s]
=(C2r+C1s−C1p)×Gp/Vg−V1/α1dn
したがって、
(B+C)/0.75=t_3×V1/2+t_5×V2
よって、V2={(B+C)/0.75−t_3×V1/2}/t_5
={(B+C)/0.75−V1/(2・α1dn)}/t_5
={(B+C)/0.75−V1/(2・α1dn)}/{(C2r+
C1s−C1p)×Gp/Vg−V1/α1dn}
なお、図6に示す構成で上記A〜Vgの条件下において、D≧用紙待機位置≧−25mm(図6のPaを待機位置0とし、上流側を正に下流側を負とする。)であれば、上式によって第2の速度V2を算出することができる。
上記のようにして第2の速度V2を取得することができ、第2の速度V2は用紙の待機位置によって変化するが、図17に第2の速度V2と用紙の待機位置との関係を示す。なお、画像形成部の搬送速度は700[mm/s]として算出している。また、用紙の待機位置は、図6のPaを待機位置0とし、上流側を正に下流側を負にとっている。また、上記実施形態においては、第1給紙機構12の用紙搬送率を75%として第2の速度V2を算出するようにしたが、図17には、搬送率を70%と80%として第2の速度V2を算出した結果も示す。図17に示すように、第2の速度V2は、用紙の待機位置が上流側にあるほど大きい値となる。また、第2の速度V2は、第1給紙機構12の用紙搬送率が小さくなるほど大きい値となる。また、図18に画像形成部の搬送速度を350[mm/s]として算出した第2の速度V2を示す。
次に、第2の速度V2による搬送の終了値C1eの算出方法について説明する。
C1eを算出するには、図19に示すt_7をカウント値換算すればよい。
ここで、図9より、
t_6=C1s×Gp/Vg [s]
よって、
t_7=t_6−V2/α1dn
=C1s×Gp/Vg−V2/α1dn [s]
C1e=t_7×Vg/Gp=C1s−(V2/α1dn)×Vg/Gp
なお、上記説明で使用した時間t_all、t_1〜t_7は、説明の便宜上用いたものであり、本実施形態のインクジェットプリンターにおいて実際に計算に使用されるものではない。本実施形態のインクジェットプリンターは、上記のような時間情報を予め印字パルスのカウント値として反映させることによって、操作者が指示する印字速度Vgと画像形成部20と同期した印字パルスをカウントするだけで用紙搬送制御を行なうことができるものである。
本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、上記のように用紙の先端が用紙端面検出器によって検出されたタイミングに応じて第2の速度V2とその第2の速度V2を終了するカウント値C1eを決定するようにしたので、図20に示すように、用紙の待機位置に関係なく、用紙のたるみ量を一定にすることができる。なお、本実施形態のインクジェットプリンターのおいては、第1給紙機構12の搬送率を75%として第2の速度V2とカウント値C1eを算出しているので、たるみ量は目標設計値の5mmとなるが、たとえば、用紙の搬送率が変化した場合には、たるみ量も変化することになる。図20には、搬送率を70%と80%として第2の速度V2およびカウント値C1eを算出した場合におけるたるみ量を示す。つまり、本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、用紙の待機位置に左右されることなく用紙のたるみ量を一定とすることができるが、たとえば、用紙の紙質などが異なって用紙の搬送率が変化した場合には、その影響によって用紙のたるみ量は変化してしまうことになる。なお、図20は、画像形成部の搬送速度Vg=700[mm/s]とした場合のたるみ量であるが、図21に、画像形成部の搬送速度Vg=350[mm/s]の場合のたるみ量を示す。図20および図21に示すように、搬送速度Vg=700[mm/s]の場合も搬送速度Vg=350[mm/s]の場合も用紙のたるみ量は変化しない。
次に、上述した第2給紙機構14の制御方法についてより詳細に説明する。また、図22A、22Bに、第2給紙機構14の制御方法のフローチャートを示す。なお、図9についても適宜参照する。
まず、用紙端面検出器13により前に搬送されている用紙の後端が検出されたかどうかモニターする(S2)。そして、用紙端面検出器13により前用紙の後端が検出されると(図9における時刻t1、用紙端面検出器の検出信号の立ち下り)、給紙制御部15は、上記第1給紙機構12の制御方法でも説明したように、用紙搬送制御部23から出力された印字パルス信号のカウンターPc1をリセットして0にした後、カウント値Pcの計測を開始する(S4)。
そして、給紙制御部15は、カウンターPc1をモニターし(S6)、カウンターPc1が予め設定されたC2rになったとき(図9の時刻t2)カウンターPc2をリセットして0にした後、カウンターPc2の計測を開始する(S8)。なお、C2rは、上述したように、用紙端面検出器13により前の用紙の後端が検出されてからその後端が第2給紙機構14に到達するまでのその後端の移動距離Bを印字パルス信号のカウント値に換算したものである。
そして、その後、カウンターPc1をモニターし(S10)、カウンターPc1が予め設定されたCn2Hになったとき(図9の時刻t2’)、第2給紙機構14の第2給紙駆動モータ14cを一定の加速度α2dnで減速して停止させる(S12)。そして、次の用紙がない場合は、S12で用紙の搬送を終了する。
そして、次の用紙がある場合には、給紙制御部15は、S12の後、カウンターPc2をモニターし、カウンターPc2がC2sになったとき(図9の時刻t5)(S14)、第2給紙駆動モータ14cの駆動を開始し、第2給紙機構14の搬送速度が第3の速度V3になるまで一定の加速度α2upで加速する(S18、S20)。そして、第2給紙機構14の搬送速度が第3の速度V3になった時点(図9の時刻t6)のからその一定速度V3を維持するとともに、カウンターPc3をリセットして計測を開始する(S22)。
そして、カウンターPc3をモニターし(S24)、カウンターPc3が、C2hになったとき(図9の時刻t7)、給紙制御部15は、第2給紙駆動モータ14cを一定の加速度α2dnで減速する(S26、S28、S30)。そして、第2給紙機構14の搬送速度が第4の速度V4になった時点(図9の時刻t8)のからその一定速度V4を維持する(S32)。そして、S2に戻る。なお、1枚目の用紙の搬送の場合には、カウンターPc1のカウント値がC2rになった後、カウンターPc2がC2sになったかどうかモニターするところ(S14)から開始される。
ここで、上記で説明した第2給紙機構14の制御方法において用いたカウント値と第3の速度3について説明する。
まず、Cn2Hは、用紙端面検出器13により前の用紙の後端が検出されてから第2給紙駆動モータの減速を開始するまでのその後端の搬送距離Hを印字パルス信号のカウント値に換算したものである。したがって、画像形成部20の用紙搬送速度Vgに関係なく一定値である。搬送距離Hは、用紙の後端が確実に第2給紙機構14の搬送ローラ対14a,14bを通過したと予測できる値に設定する必要があり、本実施形態においては、7.5[mm]のマージンをとるものとする。
したがって、Cn2H=(35.5(距離B)+7.5[mm])/Gp
=42.8[mm]/84.667[μm]=505となる。
C2sは、用紙の後端が第2給紙機構14の搬送ローラ対14a,14bを通過した直後から第2給紙機構14による用紙の搬送開始までの相当量で固定時間t=75[ms]分のカウント値換算である。
したがって、C2s=75[ms]/84.667[μm]×Vg=0.886×Vgとなる。
C2hは、第2給紙機構14の第2給紙駆動モータ14cの周速度が第3の速度V3に到達してから第4の速度V4へ減速を開始するまでの相当量で固定時間t=8[ms]分のカウント値換算である。
したがって、C2h=8[ms]/84.667[μm]×Vg=0.094×Vgとなる。
なお、本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、画像形成部の搬送速度Vg=700[mm/s]に設定したが、図13に、搬送速度Vgを変化させた場合におけるCn2H、C2sおよびC2hの値の変化を示す。上述したようにCn2HはVgに関係なく一定値505である。C2sとC2hはVgと比例関係にある。
次に、第3の速度V3の算出方法について説明する。第3の速度V3は、生産性をあげる(用紙間隔Gを詰める)のに必要な要件となる。勿論、第3の速度V3>第4の速度V4となる。
しかしながら、生産性をひたすらあげたいからといって、用紙間隔をひたすら詰める訳にもいかず、下流に位置する機能への弊害がない範囲でなければならない。したがって、下流に位置する機能として、各部での搬送ジャム検出や、用紙排出部における排出が適正に実行される必要もあります。
そこで、本実施形態では、画像形成部20の搬送速度Vg=700[ms](画像形成部20でのインクの吐出制御の最大値。これ以上早くなると画像形成が追いつかなくなる)で、用紙サイズA4横の160[ppm]の生産性を担保できるように第3の速度V3を設定する。すなわち、A4横=210mm、160[ppm]を担保するには、
700[mm/s]/(160/60)=262.5
用紙間隔G≦262.5−210=52.5
となる。本実施形態においては、マージンを含め、用紙間隔G=40[mm]と設定している。
そして、第3の速度V3はこの条件を満足するように設定する必要がある。本実施形態の場合、Vg=700[mm/s]の時、V3=1500[mm/s]を設定すると画像形成部20に用紙間隔G=40[mm]で搬送することができる。
上記の関係を固定比率とした場合、任意の画像形成部の搬送速度Vgに対する第3の速度を算出する式は下式となる。
V3=(1500/700)×Vg [mm/s]
また、任意の画像形成部の搬送速度Vgに対する用紙間隔を算出する式は下式となる。
G≒(40[mm]/700[mm/s])× Vg[mm/s]
図15に、本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの第3の速度V3の値を示す。図15に示すように、画像形成部の搬送速度Vgと第3の速度V3とは比例関係にある。
なお、第4の速度V4については、上述したように画像形成部20の用紙搬送速度Vgと同じ速度である。
本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、上記のように第3の速度V3を算出して設定するようにしたので、用紙間隔Gをより狭くすることができ、生産性を高めることができる。図23に、画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの用紙間隔Gの目標設定値と実際に上記のようにして第3の速度V3を算出して第2給紙機構14を制御した結果の用紙間隔Gとを示す。
次に、本発明の給紙装置の第2の実施形態を用いたインクジェットプリンターについて詳細に説明する。第2の実施形態を用いたインクジェットプリンターは、用紙端面検出器を2つ備えている点で第1の実施形態を用いたインクジェットプリンターとは異なる。その他の概略構成は同じであるので、以下、第1の実施形態を用いたインクジェットプリンターと異なる点を中心に説明する。なお、以下、第1の実施形態を用いたインクジェットプリンターと同様の構成要素については、同じ符号を付するものとする。
本実施形態のインクジェットプリンター3は、図24に示すように、第1用紙端面検出器13aと第2用紙端面検出器13bとの2つの用紙端面検出器を備えている。第1用紙端面検出器13aと第2用紙端面検出器13bは、第1給紙機構12と第2給紙機構14との間の位置に配置され、第1給紙機構12から第2給紙機構14に向かって搬送される用紙の先端と後端とを検出するものである。なお、画像形成部の構成については、図1に示す第1の実施形態のインクジェットプリンターと同様である。
次に、本実施形態のインクジェットプリンター3の制御系は、第1の実施形態のインクジェットプリンター1とほぼ同様であるが、給紙部10における給紙制御部15が、第1用紙端面検出器13aの検出信号と第2用紙端面検出器13bの検出信号とに基づいて第1給紙機構12の第2の速度V2を算出し、これらの検出信号に基づいて第1給紙機構12の搬送速度を制御する点で異なる。
以下、本実施形態のインクジェットプリンター3における第1給紙機構12の制御方法について説明する。
図24に、第1給紙機構12、第1用紙端面検出器13a、第2用紙端面検出器13b、第2給紙機構14および画像形成部20の予め設定された位置関係を示す。図24に示すA1、B1、B2、C〜GおよびVgは以下のように設定されている。
A1:ゴムローラ12bの位置Pa(さばき板12dとの圧接位置)から第1用紙端面
検出器13aの位置Pb1までの距離=43.7mm
B1:第1用紙端面検出器13aの位置Pb1から搬送ローラ対14a,14bのニッ
プ位置Pcまでの距離=40.3mm
B2:第2用紙端面検出器13bの位置Pb2から搬送ローラ対14a,14bのニッ
プ位置Pcまでの距離=30.3mm
C:第1給紙機構12と第2給紙機構14間での用紙2のたるみ量(斜行補正量)=5
mm
D:用紙待機位置の余裕量(給紙可能な最上流位置)=16mm
E:第1給紙機構12の総搬送距離(A+B+C+D)=105mm
F:搬送ローラ対14a,14bのニップ位置Pcから画像形成部20引渡し位置(用
紙先端到達)Pdまでの距離=58mm
G:画像形成部20における用紙間隔(前用紙後端と次用紙先端との距離)=40mm
Vg:画像形成部20の搬送ベルト21aによる用紙搬送速度=700mm/s
図25に、第1用紙端面検出器13aにより検出された検出信号、第2用紙端面検出器13bにより検出された検出信号、第1給紙機構12の搬送速度推移、第2給紙機構14の搬送速度推移を表したタイミングチャートを示す。図26A、26Bに、第1給紙機構12の制御方法のフローチャートを示す。
本実施形態の第1給紙機構12の制御方法においては、まず、第1用紙端面検出器13aにより前に搬送されている用紙の後端が検出されたかどうかモニターする(S2)。そして、第1用紙端面検出器13aにより前用紙の後端が検出されると(図25における時刻t1、第1用紙端面検出器の検出信号の立ち下り)、給紙制御部15は、第1給紙機構12の第1給紙駆動モータ12cを駆動させて用紙搬送を開始するとともに、用紙搬送制御部23から出力された印字パルス信号のカウンターPc1をリセットして0にした後、カウンターPc1の計測を開始する(S4)。なお、このとき用紙搬送手段21は既に起動しているものとし、用紙搬送制御部23は、画像形成部用ロータリーエンコーダ21cにより発生した印字パルス信号を給紙制御部15に出力する。また、1枚目の用紙の搬送であって、前の搬送されている用紙がない場合には、任意のタイミングでS4が行なわれる。
そして、給紙制御部15は、第1給紙機構12の搬送速度が予め設定された第1の速度V1になるまで第1給紙駆動モータ12cを一定の加速度α1upで加速する(S6、S8)。そして、第1給紙機構12の搬送速度が第1の速度V1になった時点からその一定速度V1を維持する(S10)。
そして、カウンターPc1をモニターし(S12)、カウンターPc1が予め設定されたC2rになったとき(図16の時刻t2)カウンターPc2をリセットして0にした後、カウンターPc2の計測を開始する(S14)。
一方、S4の後、第1用紙端面検出器13aにより次の用紙の先端が検出されたかどうかをモニターする(S16)。そして、第1用紙端面検出器13aにより用紙の先端が検出されると、第1給紙機構カウンターPc4をリセットして0にした後、第1給紙機構カウンターPc4の計測を開始する(S18)。なお、第1給紙機構カウンタPc4は、第1給紙機構12に設けられた第1給紙機構用ロータリーエンコーダ12eによって発生したパルス信号をカウントするものである。そして、次に、第2用紙端面検出器13bにより用紙の先端が検出されたかどうかをモニターする(S20)。そして、第2用紙端面検出器13bにより用紙の先端が検出されると(図16の時刻t3)、カウンターPc1のカウント値がC1pとして取得されるとともに、第1給紙機構カウンターPc4のカウント値が第1給紙機構カウント値Cn1Bとして取得される(S22)。
そして、給紙制御部15は、上記のようにして取得した第1給紙機構カウント値Cn1Bを用いて第1給紙機構12の搬送率Jを算出し、その算出した搬送率Jと上記のようにして取得したC1pを用いて第2の速度V2を算出するとともに、その算出した第2の速度V2を用いて第2の速度V2の終了値C1eを算出する(S24)。なお、第2の速度V2とC1eの算出方法については、後で詳述する。また、給紙制御部15は、上記のようにして取得したC1pのカウント値が所定値以上である場合には、用紙搬送エラーと判断する。そして、たとえば、用紙搬送エラーの警告音を鳴らしたり、警告表示をしたりするように制御信号を出力する。
そして、その後、給紙制御部15は、第1給紙機構12の搬送速度が第2の速度V2になるまで第1給紙駆動モータ12cを一定の加速度α1dnで減速する(S26、S28)。そして、第1給紙機構12の搬送速度が第2の速度V2になった時点からその一定速度V2を維持する(S30)。
そして、カウンターPc2をモニターし(S32)、カウンターPc2が、第2の速度V2の終了値C1eになったとき(図16の時刻t4)、給紙制御部15は、第1給紙駆動モータ12cを一定の加速度α1dnで減速し、カウンターPc2がC1sになった時点で第1給紙駆動モータ12cの駆動を停止する(S34)。
そして、次の用紙がある場合には、第1給紙機構12はS2からの処理を同様に行い、次の用紙がない場合には、用紙の搬送を終了する。
なお、上記説明においては、S14においてカウンターPc2を計測開始し、S32においてカウンターPc2がC1eになったかモニターし、また、S34においてカウンターPc2がC1sになったかモニターするようにしたが、必ずしもカウンターPc2を利用する必要はなく、カウンターPc1を利用し、S32においては、カウンターPc1がC2r+C1eになったかモニターし、また、S34においては、カウンターPc1がC2r+C1sになったかモニターするようにしてもよい。
ここで、上記で説明した第1給紙機構12の制御方法において用いたカウント値と第1の速度V1と第2の速度V2について説明する。
まず、C2rは、第2用紙端面検出器13aにより前の用紙の後端が検出されてからその後端が第2給紙機構14に到達するまでのその後端の移動距離B1を印字パルス信号のカウント値に換算したものである。したがって、画像形成部20の用紙搬送速度Vgに関係なく一定値である。ここで、本実施形態のインクジェットプリンター1は印字画素密度Gpが300[dpi]=25.4[mm]/300=84.667[μm]である。
したがって、C2r=B1/Gp=40.3[mm]/84.667[μm]=476となる。
C1pは、第1給紙機構12により用紙の搬送を開始してからその用紙の先端が第2用紙端面検出器13bにより検出されるまでのカウント値で、用紙の待機位置および搬送率によって変わる値である。本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部20の用紙搬送速度Vg=700[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフを図27に示す。なお、用紙の待機位置は、図24のPaを待機位置0とし、上流側を正に下流側を負にとっている。図27に示すように、用紙の待機位置が上流側にあるほどC1pは大きい値となる。また、搬送率が低いほどC1pは大きい値となる。なお、図28には、本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部20の用紙搬送速度Vg=350[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフを示す。
C1sは、用紙の後端が第2給紙機構14の搬送ローラ対14a,14bを通過した直後から第1給紙機構12による用紙の搬送停止までの相当量で固定時間t=70[ms]分のカウント値換算である。
所定時間tは、t=カウント値×Gp/Vgと表せるので、所定時間tをカウント値に換算する式は、カウント値=Vg×t/Gpとなる。
したがって、C1s=70[ms]/84.667[μm]×Vg=0.827×Vgとなる。
なお、本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、画像形成部の搬送速度Vg=700[mm/s]に設定したが、図29に、搬送速度Vgを変化させた場合におけるC2rおよびC1sの値の変化を示す。上述したようにC2rはVgに関係なく一定値476である。C1sはVgと比例関係にある。
次に、第1の速度V1の算出方法について説明する。第1の速度V1は、給紙台11における用紙の待機位置が最上流で、かつ第1給紙機構12の搬送率が最低の条件で用紙を第2給紙機構14まで到達させることができる必要性より決定される。これにより第1の速度V1≧第2の速度V2の条件が設定される。勿論、第2の速度V2の最大値=V1となる。
そして、第1給紙機構12による用紙自身の搬送距離Eは、E=A1+B1+C+Dである。そして、搬送率の最低値を70%とすると、第1給紙機構12の搬送距離は、E/0.7となる。
具体的な算出方法については、上記第1の実施形態で説明した方法と同様で、
V1={b−√(b−4a・c)}/(2・a)
1/(2×α1up)+1/(2×α1dn)}=a
{(C2r+C1s)×Gp/Vg}=b
{E/0.7}=c
となる。
上記のようにして第1の速度V1を算出することができるが、図30に、本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの第1の速度V1の値を示す。図30に示すように、画像形成部の搬送速度Vgと第1の速度V1とは比例関係にある。
次に、第2の速度V2の算出方法について説明する。
第2の速度V2を算出するには、上記第1の実施形態と同様に、図16に示す斜線の部分の面積が、第2用紙端面検出器13bにより用紙の先端が検出された時点から第1給紙機構12が停止するまでの第1給紙機構12の搬送距離と等しくなるようにすればよい。第2用紙端面検出器13bにより用紙の先端が検出された時点から第1給紙機構12が停止するまでの用紙自身の搬送距離はB2+Cである。したがって、第1給紙機構12の中心搬送率を0.75とすると、用紙の先端が検出された時点から第1給紙機構12が停止するまでの第1給紙機構12の搬送距離は、第1給紙機構12の搬送率をJとすると(B2+C)/Jとなる。
具体的な算出方法は、第1の実施形態と同様で、
(B2+C)/J=t_3×V1/2+t_5×V2
よって、V2={(B2+C)/J−V1/(2・α1dn)}/{(C2r+
C1s−C1p)×Gp/Vg−V1/α1dn}
なお、搬送率Jは、第1用紙先端検出器13aと第2用紙先端検出器13bとの間を用紙が実際に移動した距離を10[mm]、第1給紙機構12の搬送距離をLn1B[mm]とした場合、
J=10/Ln1B=10/(0.154×Cn1B)となる。
なお、上式における0.154は第1給紙機構用ロータリーエンコーダ12eの1パルス当たりの用紙の搬送距離であり、下式によって算出される。
49[mm]×π/(2.5×400[ppr])=0.154[mm/パルス数]
ただし、第1給紙機構用ロータリーエンコーダのパルス数は400[ppr]
第1給紙駆動モータ12cのモータ軸とゴムローラ12aの伝達比は1:2.5
ゴムローラ12aの直径は49[mm]
上記のようにして第2の速度V2を取得することができ、第2の速度V2は用紙の待機位置によって変化するが、図31に第2の速度V2と用紙の待機位置との関係を示す。なお、画像形成部の搬送速度は700[mm/s]として算出している。また、用紙の待機位置は、図24のPaを待機位置0とし、上流側を正に下流側を負にとっている。図31には、搬送率Jが72,5%、60%および85%の場合の第2の速度V2を算出した結果を示している。図31に示すように、第2の速度V2は、用紙の待機位置が上流側にあるほど大きい値となる。また、第2の速度V2は、第1給紙機構12の用紙搬送率が小さくなるほど大きい値となる。また、図32に画像形成部の搬送速度を350[mm/s]として算出した第2の速度V2を示す。
次に、第2の速度V2による搬送の終了値C1eの算出方法は、上記第1の実施形態と同様で、
C1e=C1s−(V2/α1dn)×Vg/Gp
本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、上記のように用紙の先端が用紙端面検出器によって検出されたタイミングに応じて第2の速度V2とその第2の速度V2を終了するカウント値C1eを決定するようにしたので、図33に示すように、用紙の待機位置に関係なく、用紙のたるみ量を一定にすることができる。また、本実施形態のインクジェットプリンターのおいては、第1給紙機構12の搬送率Jを算出し、その搬送率Jも考慮して第2の速度V2とカウント値C1eを算出しているので、搬送率Jの値に関係なくたるみ量は目標設計値の5mmとなる。つまり、第1の実施形態のインクジェットプリンターにおいては、用紙の紙質などが異なって用紙の搬送率が変化した場合には、その影響によって用紙のたるみ量は変化してしまっていたが、第2の実施形態のインクジェットプリンターによれば、用紙の搬送率が変化してもたるみ量を一定に維持することができる。なお、図33は、画像形成部の搬送速度Vg=700[mm/s]とした場合のたるみ量であるが、図34に、画像形成部の搬送速度Vg=350[mm/s]の場合のたるみ量を示す。図33および図34に示すように、搬送速度Vg=700[mm/s]の場合も搬送速度Vg=350[mm/s]の場合も、用紙のたるみ量は変化しない。
第2の実施形態のインクジェットプリンター3における第2給紙機構14の制御方法については、上記第1の実施形態と同様であり、図22A,22Bに示すフローチャートのように制御される。
ただし、第2の実施形態の第2給紙機構14の制御方法において使用されるカウント値は異なる。
まず、C2rは、上述したように移動距離B1を印字パルス信号のカウント値に換算したものであり、C2r=B1/Gp=40.3[mm]/84.667[μm]=476となる。
次に、Cn2Hは、第1用紙端面検出器13aにより前の用紙の後端が検出されてから第2給紙駆動モータの減速を開始するまでのその後端の搬送距離Hを印字パルス信号のカウント値に換算したものである。したがって、画像形成部20の用紙搬送速度Vgに関係なく一定値である。搬送距離Hは、用紙の後端が確実に第2給紙機構14の搬送ローラ対14a,14bを通過したと予測できる値に設定する必要があり、本実施形態においては、7.5[mm]のマージンをとるものとする。
したがって、Cn2H=(40.3(距離B1)+7.5[mm])/Gp
=47.8[mm]/84.667[μm]=565となる。
C2s、C2hについては、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、画像形成部の搬送速度Vg=700[mm/s]に設定したが、図29に、搬送速度Vgを変化させた場合におけるCn2H、C2sおよびC2hの値の変化を示す。上述したようにCn2HはVgに関係なく一定値565である。C2sとC2hはVgと比例関係にある。
第3の速度V3と第4の速度V4の算出方法についても上記第1の実施形態と同様である。図30に、本実施形態のインクジェットプリンターにおいて、画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの第3の速度V3の値を示す。図30に示すように、画像形成部の搬送速度Vgと第3の速度V3とは比例関係にある。
本実施形態のインクジェットプリンターにおいては、上記のように第3の速度V3を算出して設定するようにしたので、用紙間隔Gをより狭くすることができ、生産性を高めることができる。図35に、画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの用紙間隔Gの目標設定値と実際に上記のようにして第3の速度V3を算出して第2給紙機構14を制御した結果の用紙間隔Gとを示す。
なお、上記説明においては、本発明の給紙装置の第1および第2の実施形態をインクジェットプリンターに用いた場合を説明したが、本発明の給紙装置は、孔版印刷装置にも適用可能である。
本発明の給紙装置の第1の実施形態を用いたインクジェットプリンターの概略構成図 図1に示すインクジェットプリンターにおける給紙部の詳細構成図 図1に示すインクジェットプリンターの制御系を示すブロック図 給紙台に積載された用紙の待機位置のばらつきを説明するための図 給紙台に積載された用紙の待機位置のばらつきを説明するための図 図1に示すインクジェットプリンターの第1給紙機構、用紙端面検出器、第2給紙機構および画像形成部の予め設定された位置関係の詳細を示す図 第1の実施形態のインクジェットプリンターにおける用紙端面検出器により検出された検出信号、第1給紙機構の搬送速度推移、第2給紙機構の搬送速度推移を表したタイミングチャート 第1の実施形態のインクジェットプリンターにおける第1給紙機構と第2給紙機構のおおまかな制御方法を示すフローチャート 第1の実施形態のインクジェットプリンターにおける用紙端面検出器の検出信号、第1給紙機構の搬送速度推移、第2給紙機構の搬送速度推移、印字パルス信号のカウント値を表したタイミングチャート 第1の実施形態のインクジェットプリンターにおける第1給紙機構の詳細な制御方法を示すフローチャート 画像形成部の用紙搬送速度Vg=700[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフ 画像形成部の用紙搬送速度Vg=350[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフ 画像形成部の搬送速度Vgを変化させた場合におけるCn2H、C2r、C2s、C1sおよびC2hの値の変化を示すグラフ 第1の速度V1の算出方法を説明するための図 画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの第1の速度V1および第3の速度V3の変化を示すグラフ 第2の速度V2の算出方法を説明するための図 画像形成部の搬送速度が700[mm/s]の場合における第2の速度V2と用紙の待機位置との関係を示すグラフ 画像形成部の搬送速度が350[mm/s]の場合における第2の速度V2と用紙の待機位置との関係を示すグラフ 第2の速度V2による搬送の終了値C1eの算出方法を説明するための図 本発明の給紙装置の第1の実施形態により第1給紙機構を制御した場合における用紙待機位置とたるみ量との関係を示すグラフ 本発明の給紙装置の第1の実施形態により第1給紙機構を制御した場合における用紙待機位置とたるみ量との関係を示すグラフ 第1の実施形態のインクジェットプリンターにおける第2給紙機構の詳細な制御方法を示すフローチャート 第1の実施形態のインクジェットプリンターにおける第2給紙機構の詳細な制御方法を示すフローチャート 画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの用紙間隔Gの目標設定値と本発明の給紙装置により第3の速度V3を算出して第2給紙機構を制御した結果の用紙間隔Gとを示すグラフ 本発明の給紙装置の第2の実施形態を用いたインクジェットプリンターの第1給紙機構、用紙端面検出器、第2給紙機構および画像形成部の予め設定された位置関係の詳細を示す図 第2の実施形態のインクジェットプリンターにおける用紙端面検出器の検出信号、第1給紙機構の搬送速度推移、第2給紙機構の搬送速度推移、印字パルス信号のカウント値を表したタイミングチャート 第2の実施形態のインクジェットプリンターにおける第1給紙機構の詳細な制御方法を示すフローチャート 第2の実施形態のインクジェットプリンターにおける第1給紙機構の詳細な制御方法を示すフローチャート 画像形成部の用紙搬送速度Vg=700[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフ 画像形成部の用紙搬送速度Vg=700[mm/s]の場合におけるC1pと用紙の待機位置および搬送率との関係を表すグラフ 画像形成部の搬送速度Vgを変化させた場合におけるCn2H、C2r、C2s、C1sおよびC2hの値の変化を示すグラフ 画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの第1の速度V1および第3の速度V3の変化を示すグラフ 画像形成部の搬送速度が700[mm/s]の場合における第2の速度V2と用紙の待機位置との関係を示すグラフ 画像形成部の搬送速度が350[mm/s]の場合における第2の速度V2と用紙の待機位置との関係を示すグラフ 本発明の給紙装置の第2の実施形態により第1給紙機構を制御した場合における用紙待機位置とたるみ量との関係を示すグラフ 本発明の給紙装置の第2の実施形態により第1給紙機構を制御した場合における用紙待機位置とたるみ量との関係を示すグラフ 画像形成部の搬送速度Vgを変化させたときの用紙間隔Gの目標設定値と本発明の給紙装置により第3の速度V3を算出して第2給紙機構を制御した結果の用紙間隔Gとを示すグラフ
符号の説明
1,3 インクジェットプリンター
2 用紙
10 給紙部
11 給紙台
12 第1給紙機構
12a,12b ゴムローラ
12c 第1給紙駆動モータ
12e 第1給紙機構用ロータリーエンコーダ(第1給紙機構用パルス信号発生手
段)
13 用紙端面検出器
13a 第1用紙端面検出器
13b 第2用紙端面検出器
14 第2給紙機構
14a,14b 搬送ローラ対
14c 第2給紙駆動モータ
15 給紙制御部
16 第1給紙機構搬送速度制御部
17 第2給紙機構搬送速度制御部
20 画像形成部
21 用紙搬送手段
21a 搬送ベルト
21b 搬送ローラ
21c 画像形成部用ロータリーエンコーダ(画像形成部用パルス信号発生手段)
22 ラインヘッド
23 用紙搬送制御部
24 画像形成制御部
30 排紙部
31 排紙台
40 オペレータ入力部
41 システム制御部

Claims (23)

  1. 給紙台上に積載された複数枚の用紙を1枚ずつ取り出して搬送する第1給紙機構と、該第1給紙機構により搬送された用紙を一旦停止してたるみを形成した後、所定の時期に画像形成部へ搬送する第2給紙機構とを備えた給紙装置において、
    前記第1給紙機構と前記第2給紙機構との間に設けられた前記用紙の端面を検出する1つの用紙端面検出器と、
    前記第1給紙機構が前記用紙を第1の速度で搬送し、前記用紙端面検出器により前記用紙の先端が検出された後から、前記第1の速度以下の第2の速度であって、前記用紙の搬送開始時点と前記用紙の先端が検出された時点とに基づいて前記たるみの量が一定となるように算出された第2の速度で前記用紙を搬送するよう前記第1給紙機構を制御する給紙制御部とを備えたことを特徴とする給紙装置。
  2. 前記給紙制御部が、前記第2給紙機構が前記用紙を第3の速度で所定期間搬送した後、前記画像形成部における前記用紙の搬送速度と同じ速度である第4の速度で搬送するよう前記第2給紙機構を制御するものであり、
    前記第3の速度が、前記第4の速度よりも大きい速度に設定されていることを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記給紙制御部が、前記第2給紙機構により既に搬送されている前の用紙の後端が前記用紙端面検出器により検出された時点から前記第1給紙機構が次の用紙の搬送を開始するように前記第1給紙機構を制御するものであることを特徴とする請求項1または2記載の給紙装置。
  4. 前記給紙制御部が、前記第2給紙機構により搬送された前の用紙の後端が前記第2給紙機構を通過した後の所定の時点から前記第1給紙機構によって次の用紙が搬送され、該搬送された用紙の先端が前記第2給紙機構に当接して所定のたるみ量が形成されるまでの間、前記第2給紙機構を停止制御または停止するものであることを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の給紙装置。
  5. 前記給紙制御部が、前記第1給紙機構によって用紙が搬送され、該搬送された用紙の先端が前記第2給紙機構に当接して所定のたるみ量が形成された後、所定の期間経過後に前記第2給紙機構による前記用紙の搬送を開始するよう前記第1給紙機構および前記第2給紙機構を制御するものであることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の給紙装置。
  6. 前記画像形成部が、該画像形成部における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する画像形成部用パルス信号発生手段を備え、
    前記給紙制御部が、前記用紙の搬送開始時点から前記用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点までの期間を前記画像形成部用パルス信号発生手段から出力されたパルス信号に基づいて計測するものであることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の給紙装置。
  7. 前記給紙制御部が、前記画像形成部用パルス信号発生手段より発生したパルス信号のカウント値に基づいて前記第1給紙機構および前記第2給紙機構の駆動のタイミングを制御するものであることを特徴とする請求項6記載の給紙装置。
  8. 前記画像形成部用パルス信号発生手段により発生したパルス信号が、前記画像形成部における印字タイミングを制御するため印字パルス信号であることを特徴とする請求項6または7記載の給紙装置。
  9. 前記給紙制御部が、前記用紙の搬送開始時点から前記用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点までの期間において計測された前記画像形成部用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値が所定値以上の場合には用紙搬送エラーと判断するものであることを特徴する請求項6から8いずれか1項記載の給紙装置。
  10. 給紙台上に積載された複数枚の用紙を1枚ずつ取り出して搬送する第1給紙機構と、該第1給紙機構により搬送された用紙を一旦停止してたるみを形成した後、所定の時期に画像形成部へ搬送する第2給紙機構とを備えた給紙装置において、
    前記第1給紙機構と前記第2給紙機構との間に設けられた前記用紙の端面を検出する第1用紙端面検出器と、
    前記第1給紙機構と前記第2給紙機構との間であって、前記第1用紙端面検出器よりも第2給紙機構側に設けられた前記用紙の端面を検出する第2用紙端面検出器と、
    前記第1給紙機構が前記用紙を第1の速度で搬送した後、前記第2用紙端面検出器により前記用紙の先端が検出された後から、前記第1の速度以下の第2の速度であって、前記用紙の搬送開始時点と前記第1用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点と前記第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点とに基づいて前記たるみの量が一定となるように算出された第2の速度によって前記用紙を搬送するよう前記第1給紙機構を制御する給紙制御部とを備えたことを特徴とする給紙装置。
  11. 前記給紙制御部が、前記第2給紙機構が前記用紙を第3の速度で所定期間搬送した後、前記画像形成部における前記用紙の搬送速度と同じ速度である第4の速度で搬送するよう前記第2給紙機構を制御するものであり、
    前記第3の速度が、前記第4の速度よりも大きい速度に設定されていることを特徴とする請求項10記載の給紙装置。
  12. 前記給紙制御部が、前記第2給紙機構により既に搬送されている前の用紙の後端が前記第1用紙端面検出器により検出された時点から前記第1給紙機構が次の用紙の搬送を開始するように前記第1給紙機構を制御するものであることを特徴とする請求項10または11記載の給紙装置。
  13. 前記給紙制御部が、前記第2給紙機構により搬送された前の用紙の後端が前記第2給紙機構を通過した後の所定の時点から前記第1給紙機構によって次の用紙が搬送され、該搬送された用紙の先端が前記第2給紙機構に当接して所定のたるみ量が形成されるまでの間、前記第2給紙機構の駆動を停止するものであることを特徴とする請求項10から12いずれか1項記載の給紙装置。
  14. 前記給紙制御部が、前記1給紙機構によって用紙が搬送され、該搬送された用紙の先端が前記第2給紙機構に当接して所定のたるみ量が形成された後、所定の期間経過後に前記第2給紙機構による前記用紙の搬送を開始するよう前記第1給紙機構および前記第2給紙機構を制御するものであることを特徴とする請求項10から13いずれか1項記載の給紙装置。
  15. 前記画像形成部が、該画像形成部における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する画像形成部用パルス信号発生手段を備え、
    前記給紙制御部が、前記用紙の搬送開始時点から前記第用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点までの期間を前記画像形成部用パルス信号発生手段から出力されたパルス信号に基づいて計測するものであることを特徴とする請求項10から14いずれか1項記載の給紙装置。
  16. 前記給紙制御部が、前記画像形成部用パルス信号発生手段より発生したパルス信号のカウント値に基づいて前記第1給紙機構および前記第2給紙機構の駆動のタイミングを制御するものであることを特徴とする請求項15記載の給紙装置。
  17. 前記第1給紙機構が、該第1給紙機構における用紙の搬送に応じてパルス信号を発生する第1給紙機構用パルス信号発生手段を備え、
    前記給紙制御部が、前記第1用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点から前記第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点までの期間における前記第1給紙機構用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値に基づいて前記第1給紙機構の搬送率を算出し、該搬送率に基づいて前記第2の速度を設定するものであることを特徴とする請求項15または16記載の給紙装置。
  18. 前記給紙制御部が、前記搬送率を搬送される用紙毎に算出するものであることを特徴とする請求項17記載の給紙装置。
  19. 前記画像形成部用パルス信号発生手段により発生したパルス信号が、前記画像形成部における印字タイミングを制御するため印字パルス信号であることを特徴とする請求項15から18いずれか1項記載の給紙装置。
  20. 前記給紙制御部が、前記用紙の搬送開始時点から前記第2用紙端面検出器により用紙の先端が検出された時点までの期間において計測された前記画像形成部用パルス信号発生手段から発生したパルス信号のカウント値が所定値以上の場合には用紙搬送エラーと判断するものであることを特徴する請求項15から19いずれか1項記載の給紙装置。
  21. 前記第1の速度が、予め設定された前記第2給紙機構による前記用紙の搬送開始タイミングに基づいて設定されたものであることを特徴とする請求項1から20いずれか1項記載の給紙装置。
  22. 前記第2の速度が、予め設定された前記第2給紙機構による前記用紙の搬送開始タイミングに基づいて設定されたものであることを特徴とする請求項1から21いずれか1項記載の給紙装置。
  23. 前記第3の速度が、予め設定された用紙間隔と前記第4の速度とに基づいて設定されるものであることを特徴とする請求項1から22いずれか1項記載の給紙装置。
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