JP2009179471A - 処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートを良好な状態で整合できると共に、装置の小型化を図ることができる処理装置を提供する。
【解決手段】搬送領域に搬送されてきた用紙を整合する用紙処理装置。パドル24は、搬送領域に設けられ、かつ、ストッパまで用紙を搬送して整合する。トルクリミッタ54は、パドル24の搬送力を制御する。パドル退避機構55は、ソレノイド56等からなり、用紙が搬送領域に搬送されてくる際に、パドル24を矢印F方向に回転させて搬送領域から上方へと退避させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、処理装置に関し、より特定的には、シートを整合する処理装置に関する。
近年、複写機やプリンタなどの画像形成装置から排出されたシートに対して、ステープル処理、穴開け処理、紙折り処理などの後処理を施す後処理装置(フィニッシャとも称する)が種々開発、提供されている。例えば、ステープル処理を行うには、画像を形成されたシートを1枚ずつ整合トレイ上に収容・整合し、所定枚数のシートが整合された状態でステープラを動作させている。
整合トレイ上では、シートを搬送方向とは直交する方向に幅寄せすると共に、トレイの上方に配置した整合部材(一般に、パドル又はベルトが用いられている)を搬送方向とは逆方向に回転させ、トレイの一端に設けたストッパに接触するように搬送して整合させている。以下に、図面を参照しながら説明する。図7は、従来の後処理装置の主要部の構成図である。
整合トレイ20は、矢印B(以下、搬送方向Bと称す)で示す搬送方向に立ち上がるように傾斜して設置され、搬送方向Bとは逆方向(以下、整合方向B’と称す)の端部にストッパ21が設置されている。
整合トレイ20上には、複数の整合機構22が搬送方向Bとは直交する方向に所定の間隔で配置されている。整合機構22はシャフト23に摩擦力を有する2枚のパドル24を取り付けたもので、反時計回り方向に回転することでシートを整合方向B’に移動させる。シートは、1枚ずつ整合トレイ20上に収容されるごとに、整合機構22によって、搬送方向Bの後端部がストッパ21に到達・当接し、整合される。
更に、整合トレイ20上にはシートを幅方向に整合する一対の整合板(図示せず)が設置されている。この整合板は、シートが1枚ずつ整合トレイ20上に収容されるごとに、シートの幅サイズに応じた位置まで搬送方向Bとは直交する方向に移動し、シートを幅方向に整合する。
図7に示す後処理装置では、シートの整合後に搬送されてくる新たなシートがパドル24に衝突しないように、該整合機構22は、図7の点線に示すように、シートから離れた位置にパドル24が停止するように構成されている。より詳細には、整合機構22は、シートの整合後に、パドル24がシートから離れた位置に停止するように、ギアやクラッチ等(図示せず)により構成されている。
しかしながら、図7に示す後処理装置は、整合時に、シートが折れ曲がったり、シートに皺が形成されたりしてしまうという問題を有する。より詳細には、図7に示す後処理装置では、パドル24は、整合時において、ギアやクラッチ等の構成によって予め定められた角度だけ回転して停止する。ところが、パドル24が同じ角度だけ回転したとしても、シートのサイズや種類や枚数等の条件によって、シートの移動量が異なってくる。その結果、シートの移動量が大きすぎる場合には、シートがストッパ21に衝突して、シートが折れ曲がったり、シートに皺が形成されてしまったりする。
このような問題を解決する先行技術としては、例えば、特許文献1に記載のシート処理装置が挙げられる。該シート処理装置では、図7のパドル24に相当する整合ローラにトルクリミッタが設けられている。これにより、整合時にシートに対して過大な力が加わった場合には、整合ローラの回転がトルクリミッタにより停止させられる。その結果、整合時に、シートが折れ曲がったり、シートに皺が形成されてしまったりすることが防止される。
しかしながら、特許文献1に記載のシート処理装置では、以下に説明するように、装置が大型化してしまうという問題がある。より詳細には、トルクリミッタは、ストッパ21に相当する後端基準壁にシートが衝突したら、整合ローラの回転を停止させる。したがって、シートの整合後には、整合ローラは、シートに接触したままの状態である。そのため、整合後に新たなシートが搬送されてきた場合には、該新たなシートは、整合ローラに衝突してしまう。
そこで、特許文献1に記載のシート処理装置では、整合ローラは、シートが搬送されてくる搬送領域外に設けられている。しかしながら、該シート処理装置では、整合ローラが設けられている領域の分だけ、装置が大型化してしまう。
特開2006−298555号公報
そこで、本発明の目的は、シートを良好な状態で整合できると共に、装置の小型化を図ることができる処理装置を提供することである。
本発明は、所定領域に搬送されてきたシートを整合する処理装置において、ストッパと、前記所定領域に設けられ、かつ、前記ストッパまで前記シートを搬送して整合する整合部材と、前記整合部材の搬送力を制御する搬送力制御手段と、前記シートが前記所定領域に搬送されてくる際には、前記整合部材を該所定領域から退避した状態にする退避手段と、を備えること、を特徴とする。
本発明によれば、整合部材の用紙に対する搬送力を制御する搬送力制御手段が設けられているので、例えば、整合部材の搬送力が所定の大きさよりも大きくなることを制限できる。その結果、用紙がストッパに接触しているにもかかわらず、整合部材が動作してしまうことにより、用紙が折れ曲がったり、用紙に皺が形成されたりすることが低減される。すなわち、本発明は、良好な状態で用紙を整合することができる。
更に、本発明によれば、以下に説明するように、搬送力制御手段が用いられていても、整合部材を所定領域外に配置する必要がないので、装置を小型化できる。より詳細には、本発明では、用紙を整合する場合には、整合部材を所定領域に位置させると共に、用紙が搬送されてきた場合には、整合部材を所定領域から退避させている。その結果、本発明では、特許文献1に記載のシート処理装置のように、整合部材を固定的に所定領域外に設ける必要がない。その結果、本発明では、特許文献1に記載のシート処理装置に比べて、整合ローラが設けられている領域の分だけ小型化を図ることができる。
本発明において、前記搬送力制御手段は、前記シートが前記ストッパに接触したときに、前記整合部材を停止させてもよい。
本発明において、前記退避手段は、前記搬送力制御手段が前記整合部材を停止させた場合に、該整合部材を前記所定領域から退避させてもよい。
本発明において、前記搬送力制御手段は、前記整合部材の搬送力を所定の大きさに制限するトルクリミッタであってもよい。
本発明において、前記搬送力制御手段は、それぞれが前記整合部材の搬送力を互いに異なる大きさに制限する複数のトルクリミッタからなり、前記複数のトルクリミッタは、選択的に使用されていてもよい。
本発明において、前記整合部材は、所定方向に回転することにより前記シートを搬送する回転体であって、前記退避手段により退避させられる際に、該所定方向に回転してもよい。
本発明において、前記整合部材は、前記シートの搬送方向の整合を行ってもよい。
以下、本発明に係る処理装置の実施形態である用紙後処理装置について、添付図面を参照して説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置10を備えた複写機1の構成図である。複写機1は、上段部に設けた画像読み取りユニット(スキャナ)2にて光学的に読み取った原稿画像、あるいは、図示しないコンピュータから転送された画像データを、周知の電子写真方式にて用紙(シート)上にトナー画像を形成するもので、図1に示すように、中段部に感光体ドラムを中心とする画像形成ユニット5、下段部に給紙ユニット6を備えている。用紙は給紙ユニット6から1枚ずつ給紙され、搬送路7を上方に搬送され、画像形成ユニット5でトナー画像を転写された後、定着ユニット8でトナーの定着を施され、排出ローラ対9から排出される。
用紙後処理装置10は、ステープル処理、穴開け処理、紙折り処理など種々の後処理を可能とするが、ここではステープル処理を行う装置として説明する。この用紙後処理装置10は、複写機1から排出された用紙を受け入れるローラ対11、搬送ローラ対12〜14、上下一対のガイド板15、ステープラ16、整合トレイ20、整合機構22及び排紙トレイ30を備えている。
前記排出ローラ対9から排出された用紙は、受け入れローラ対11から用紙後処理装置10に導入され、搬送ローラ対12,13にて矢印A方向に搬送され、搬送ローラ対14から整合トレイ20上に1枚ずつ送り込まれ、整合機構22により整合され、所定枚数が積層される。その後、用紙束は、ステープラ16で端部にステープルを打ち込まれる。ステープルを打ち込まれた用紙束は、排出ローラ31a,31bから排紙トレイ30上にスタックされていく。排出ローラ31a,31bは、ステープル処理された用紙束を整合トレイ20から排出する再搬送部材として機能する。通常、排出ローラ31bは、排出ローラ31aから離間して配置され、排出時(再搬送時)に用紙束を介して排出ローラ31aに圧接することで用紙束を固定し、回転することで用紙束を整合トレイ30上に排出する。
また、用紙後処理装置10には、制御部40が設けられている。制御部40は、例えば、CPUにより構成され、用紙後処理装置10の動作を制御する。ただし、制御部40は、複写機1内であればどこに設けられていてもよく、用紙後処理装置10外に設けられていてもよい。
(整合トレイの構成)
次に、整合トレイ20の構成について図面を参照しながら説明する。図2(a)は、用紙の整合時における用紙後処理装置10の整合トレイ20付近の側面図である。図2(b)は、整合トレイ20を平面視した図である。図3は、用紙が搬送されてきたときにおける用紙後処理装置10の整合トレイ20付近の側面図である。図2及び図3において、矢印Bは、用紙の搬送方向を示す。
整合トレイ20は、図2(a)及び図2(b)に示すように、搬送ローラ対14により搬送されてきた用紙が整合前に位置する2次元の搬送領域αを有する。更に、該整合トレイ20は、矢印Bで示す搬送方向に向かって立ち上がるように傾斜して設置され、搬送方向Bとは逆方向(以下、整合方向B’と称する)の端部に、用紙の搬送方向Bの整合の基準となるストッパ21が設置されている。
整合トレイ20の搬送領域α上には、図2(a)に示すように、複数の整合機構22が搬送方向Bとは直交する方向に所定の間隔で配置されている。整合機構22は、シャフト23に摩擦力を有する2枚のパドル24を回転可能に取り付けたものである。パドル24は、反時計回り方向に回転することで用紙を整合方向B’に搬送する整合部材として機能する。用紙は、1枚ずつ整合トレイ20上に収容されるごとに、パドル24によって、搬送方向Bの後端部がストッパ21に到達・当接させられて、整合される。
更に、整合トレイ20上には用紙を幅方向に整合する一対の整合板(図示せず)が設置されている。この整合板は、用紙が1枚ずつ整合トレイ20上に収容されるごとに、用紙の幅サイズに応じた位置まで搬送方向Bとは直交する方向に移動し、用紙を幅方向に整合する。
ところで、用紙後処理装置10では、整合機構22による用紙の整合時に、該用紙が折れ曲がったり、用紙に皺が形成されたりすることを防止するために、パドル24の搬送力を制御する搬送力制御手段(図2では図示せず)が設けられている。更に、用紙後処理装置10では、用紙の整合後に新たな用紙が搬送されてきた際に、該新たな用紙がパドル24に衝突しないように、図3に示すように、パドル24を搬送領域α上から上方に退避した状態とする退避手段としてのパドル退避機構55が設けられている。以下に、搬送力制御手段及び退避手段について、図4を参照しながら説明する。図4は、パドル駆動機構50及びパドル退避機構55の外観斜視図である。
図4には、整合機構22、パドル駆動機構50及びパドル退避機構55が示されている。まず、パドル駆動機構50の構成について説明する。
パドル駆動機構50は、パドル24を回転させる役割を果たし、モータ51、ギア52a,52b,52c,52d,52e及びトルクリミッタ54を含んでいる。モータ51のシャフトの先端には、ピニオンギアが設けられている。該ピニオンギアは、ギア52aと噛み合っている。また、ギア52aとギア52bとは、シャフトを介して連結されている。ギア52b,52c,52d,52eは、この順に噛み合っている。これにより、モータ51が駆動すると、ギア52a,52b,52c,52d,52eが回転する。
ギア52eは、トルクリミッタ54と接続されている。更に、トルクリミッタ54には、整合機構22のシャフト23が接続されている。これにより、モータ51の駆動力は、トルクリミッタ54を介して、シャフト23へと伝達される。ここで、トルクリミッタ54は、パドル24の搬送力を制御する搬送力制御手段として機能する。より詳細には、トルクリミッタ54は、パドル24の搬送力を所定の大きさ以下に制限する。これにより、用紙がストッパ21に接触した場合には、パドル24の回転がトルクリミッタ54の働きにより停止する。
次に、パドル退避機構55の構成について説明する。パドル退避機構55は、パドル24を搬送領域α上から上方に移動させる役割を果たし、ソレノイド56、アーム58,60,64、シャフト62及び支持部材66を含んでいる。ソレノイド56は、電力の供給を受けて、アーム58を図4の矢印C方向に往復運動させることができる。アーム58の先端は、アーム60の一端に接続されている。また、アーム60の他端は、シャフト62の一端に接続されている。これにより、ソレノイド56が駆動した場合には、アーム60は、シャフト62を中心として矢印D方向に揺動運動することができる。
シャフト62の他端は、アーム64の一端に接続されている。アーム64の他端には、支持部材66が設けられている。該支持部材66は、中空の円筒形状を有しており、内部を貫通するシャフト23を回転可能に支持する役割を果たす。これにより、アーム60が揺動し、シャフト62が回転することにより、アーム64が、図4の矢印E方向に揺動運動することができる。そして、アーム64の揺動運動により、整合機構22も、図4の矢印F方向に揺動運動することができる。
(用紙後処理装置の動作)
以下に、用紙後処理装置10の動作について図面を参照しながら説明する。以下に説明する動作は、複写機1から排出されてきた用紙に対して後処理を行う動作である。図5は、用紙後処理装置10の制御部40が行う動作を示したフローチャートである。なお、図5に示すフローチャートでの処理は、制御部40において、ソフトウエアを実行することによって実現してもよいし、それら各処理を行う専用のハードウエア回路を用いて実現してもよい。
まず、制御部40は、図3に示すように、パドル24を搬送領域α上から上方へと退避させる(ステップS1)。より詳細には、制御部40は、図4に示すソレノイド56を駆動して、アーム58をソレノイド56側へと引き込ませる。これにより、アーム64は、図2において時計回りに回転し、パドル24は、上方へと移動する。
次に、制御部40は、複写機1から排出されてきた用紙を、ローラ対11を回転させて用紙後処理装置10内に受け入れる(ステップS2)。次に、制御部40は、受け入れた用紙を、搬送ローラ対12,13を回転させて搬送し(ステップS3)、搬送ローラ対14を回転させて整合トレイ20上に排出する(ステップS4)。
次に、制御部40は、パドル24を搬送領域α上へと移動させる(ステップS5)。より詳細には、制御部40は、図4に示すソレノイド56を駆動して、アーム58を押し出させる。これにより、アーム64は、図3において反時計回りに回転し、パドル24は、下方へと移動する。
パドル24の移動が完了すると、制御部40は、パドル24を回転させて、整合トレイ20上の用紙の整合を行う(ステップS6)。より詳細には、制御部40は、モータ51を回転し、パドル24を回転させて、用紙を整合方向B'に搬送する。なお、このとき、用紙は、図示しない幅方向の整合板にて幅方向に整合される。
次に、制御部40は、パドル24の回転が停止したか否かの判定を行う(ステップS7)。ステップS7では、制御部40は、用紙の搬送方向Bにおける整合が完了したか否かの判定を行っている。ステップS7の動作の一例としては、以下の通りである。用紙が整合方向B'に搬送されてストッパ21に接触すると、パドル24にかかる負荷が大きくなる。これにより、パドル24の用紙に対する搬送力が所定の大きさよりも大きくなり、トルクリミッタ54は、パドル24にモータ51の駆動力が伝達されないように、シャフト23に伝達する駆動力を制御する。その結果、パドル24の回転は停止する。制御部40は、例えば、トルクリミッタ54が駆動力の制御を行ったか否かにより、パドル24の回転が停止したか否かの判定を行う。パドル24の回転が停止した場合には、本処理はステップS8に進む。一方、パドル24の回転が停止していない場合には、本処理はステップS7を繰り返す。
パドル24の回転が停止した場合、制御部40は、用紙の枚数を一枚加算する(ステップS8)。次に、制御部40は、整合トレイ20に収容されている用紙が所定枚数に到達したか否かの判定を行う(ステップS9)。この所定枚数とは、一つのステープルが打ち込まれるべき用紙の枚数である。用紙が所定枚数に到達した場合には、本処理はステップS10に進む。一方、用紙が所定枚数に到達していない場合には、本処理はステップS1に戻る。本処理がステップS1に戻る場合、制御部40は、ステップS1において、新たな用紙がパドル24に衝突しないように、パドル24を搬送領域α上から上方へと退避させる。この後、新たな用紙の整合が行われる。なお、所定枚数の用紙が整合トレイ20に収容されるまで、ステップS1〜ステップS9の動作が繰り返される。
用紙が所定枚数に到達した場合、制御部40は、整合トレイ20に収容されている用紙束にステープル処理を行う必要があるか否かを判定する(ステップS10)。ステープル処理の要否については、ユーザが予め複写機1に入力している。そこで、制御部40は、ユーザの入力結果を確認することにより、ステープル処理の要否を判定する。ステープル処理を行う必要がある場合には、本処理はステップS11に進む。一方、ステープル処理を行う必要がない場合には、本処理はステップS12に進む。
ステープル処理を行う必要がある場合、制御部40は、ステープラ16を動作させて用紙束に対してステープルを打ち込む(ステップS11)。この後、本処理はステップS12に進む。
前記ステップS12において、制御部40は、排出ローラ31a,31bにより用紙束を圧接・固定する(ステップS12)。更に、制御部40は、排出ローラ31a,31bを回転させる(ステップS13)。これにより、用紙束は、排紙トレイ30に排出される。以上で、本処理は終了する。
(効果)
以上のように、本実施形態に係る用紙後処理装置10によれば、パドル24の用紙に対する搬送力を制限するトルクリミッタ54が設けられているので、パドル24の搬送力が所定の大きさよりも大きくなることが制限される。その結果、用紙がストッパ21に接触しているにもかかわらず、パドル24が回転してしまうことにより、用紙が折れ曲がったり、用紙に皺が形成されたりすることが低減される。すなわち、用紙後処理装置10は、良好な状態で用紙を整合することができる。
更に、用紙後処理装置10によれば、以下に説明するように、トルクリミッタ54が用いられていても、パドル24を搬送領域α外に配置する必要がないので、装置を小型化できる。より詳細には、トルクリミッタ54は、ストッパ21に用紙が接触したら、パドル24の回転を停止させる。したがって、用紙の整合後には、パドル24は、用紙に接触したままの状態である。そのため、整合後に新たな用紙が搬送されてきた場合には、該新たな用紙は、パドル24に衝突してしまう。
そこで、用紙後処理装置10では、用紙を整合する場合には、パドル24を搬送領域α上に位置させると共に、新たな用紙が搬送されてきた場合には、パドル24を搬送領域α上から上方に退避させている。その結果、用紙後処理装置10では、特許文献1に記載のシート処理装置のように、パドル24を固定的に搬送領域α外に設ける必要がない。その結果、用紙後処理装置10では、特許文献1に記載のシート処理装置に比べて、整合ローラが設けられている領域の分だけ小型化を図ることができる。
(その他の実施形態)
なお、本発明に係る用紙後処理装置は前記実施形態例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。以下に、図面を参照しながらその他の実施形態に係る用紙後処理装置10'について説明する。用紙後処理装置10'は、用紙後処理装置10とパドル駆動機構の構成が異なる。そこで、以下では、用紙後処理装置10'のパドル駆動機構について図6を参照しながら説明する。図6は、パドル駆動機構50'及びパドル退避機構55の外観斜視図である。図6において、図4と同じ構成については同じ参照符号が付してある。
図6に示すパドル駆動機構50'は、パドル24の搬送力を互いに異なる2種類の大きさに切り替えて制限することができる。パドル駆動機構50'は、モータ51、ギア52a,52c,52d,52e,252c,252d,252e,252f、トルクリミッタ54a,54b及びワンウェイギア152b,252bを含んでいる。モータ51のシャフトの先端には、ピニオンギアが設けられている。該ピニオンギアは、ギア52aと噛み合っている。また、ギア52aとワンウェイギア152b,252bとはそれぞれ、シャフトを介して連結されている。ワンウェイギア152b及びギア52c,52d,52eは、この順に噛み合っている。同様に、ワンウェイギア252b及びギア252c,252d,252e,252fは、この順に噛み合っている。
ワンウェイギア152b,252bは、所定方向にシャフトが回転した場合にのみ、後段のギア52c,252cに対して駆動力を伝達するギアである。具体的には、ワンウェイギア152bは、図6において、反時計回りにモータ51のピニオンギアが回転して、時計回りにシャフトが回転する場合には、後段のギア52cに対して駆動力を伝達する。一方、ワンウェイギア252bは、図6において、時計回りにモータ51のピニオンギアが回転して、反時計回りにシャフトが回転する場合には、後段のギア252cに対して駆動力を伝達する。
ギア52e,252fはそれぞれ、トルクリミッタ54a,54bと接続されている。更に、トルクリミッタ54a,54bには、整合機構22のシャフト23が接続されている。これにより、モータ51の駆動力は、トルクリミッタ54a又はトルクリミッタ54bを介して、シャフト23へと伝達される。ここで、トルクリミッタ54aは、パドル24の搬送力を第1の搬送力以下に制限する。また、トルクリミッタ54bは、パドル24の搬送力を第1の搬送力と異なる第2の搬送力以下に制限する。
以上のような構成により、2つのトルクリミッタ54a,54bを選択することにより、パドル24の搬送力を2種類の搬送力に制限することが可能となる。具体的には、パドル24の搬送力を第1の搬送力に制限する場合には、制御部40は、モータ51のピニオンギアを反時計回りに回転させると共に、トルクリミッタ54aのみを駆動させる。一方、パドル24の搬送力を第2の搬送力に制限する場合には、制御部40は、モータ51のピニオンギアを時計回りに回転させると共に、トルクリミッタ54bのみを駆動させる。これにより、パドル24の搬送力を、用紙のサイズ、向き、紙種、坪量等に対して最適な搬送力に制限することが可能となる。図6に示すパドル退避機構55の構成は、図4に示すパドル退避機構55と同じであるので、説明を省略する。
なお、図6に示すパドル駆動機構50'に、更なるトルクリミッタが設けられてもよい。また、図6では、モータ51のピニオンギアの回転方向により、トルクリミッタ54aとトルクリミッタ54bとを切り替えているが、トルクリミッタ54aとトルクリミッタ54bとの切り替えはこれに限らない。例えば、トルクリミッタ54a,54bのそれぞれに対応した2つのモータが設けられていてもよい。また、一つのモータに対してトルクリミッタ54a,54bのそれぞれに対応した2つの電磁クラッチが設けられてもよい。
また、用紙後処理装置10において、パドル24を図2に示す状態から図3に示す状態へと退避させる際に、用紙の整合時と同じ方向(図2では、反時計回り)にパドル24を回転させることが好ましい。以下に、理由について説明する。
パドル24は、図2において、シャフト62を中心として時計回りに回転することにより、図3に示す位置へと退避させられる。そのため、パドル24の退避時に、パドル24と用紙とが接触していると、用紙は、搬送方向Bへと移動させられてしまう。そこで、パドル24の退避時に、用紙の整合時と同じ方向(図2では反時計回り)にパドル24を回転させる。これにより、用紙が搬送方向Bへと移動させられてしまうことを防止できる。
また、例えば、用紙後処理装置はステープル処理のみならず、穴開け処理など他の後処理手段を含んでいてもよい。
また、用紙後処理装置10では、トルクリミッタ54がパドル24の回転を停止させた場合に、パドル退避機構55がパドル24を搬送領域α上から退避させているが、パドル24を退避させるタイミングはこれに限らない。パドル退避機構55は、少なくとも、用紙が搬送領域αに搬送されてくる際に、パドル24が搬送領域α上から退避した状態としていればよい。したがって、パドル退避機構55は、用紙が搬送領域αに搬送されてくることをトリガーとして、パドル24を搬送領域α上から退避させてもよい。
また、ソレノイド56の代わりにモータが用いられてもよい。
また、整合部材として、パドル24が用いられているが、整合部材は、これに限らず、例えば、ローラであってもよい。
また、搬送力制御手段としてトルクリミッタ54,54a,54bが用いられているが、搬送力制御手段はこれに限らない。例えば、制御部40が、モータ51に供給する電流値を制御することにより、パドル24の搬送力を制御してもよい。
本発明の一実施形態に係る用紙後処理装置を備えた複写機の構成図である。 図2(a)は、用紙の整合時における用紙後処理装置の整合トレイ付近の側面図である。図2(b)は、整合トレイを平面視した図である。 用紙が搬送されてきたときにおける用紙後処理装置の整合トレイ付近の側面図である。 パドル駆動機構及びパドル退避機構の外観斜視図である。 用紙後処理装置の制御部が行う動作を示したフローチャートである。 その他の実施形態に係るパドル駆動機構及びパドル退避機構の外観斜視図である。 従来の後処理装置の主要部の構成図である。
符号の説明
1 複写機
10 用紙後処理装置
11 ローラ対
12,13,14 搬送ローラ対
15 ガイド板
16 ステープラ
20 整合トレイ
21 ストッパ
22 整合機構
23 シャフト
24 パドル
30 排紙トレイ
31a,31b 排出ローラ
40 制御部
50,50' パドル駆動機構
51 モータ
54,54a,54b トルクリミッタ
55 パドル退避機構
56 ソレノイド

Claims (7)

  1. 所定領域に搬送されてきたシートを整合する処理装置において、
    ストッパと、
    前記所定領域に設けられ、かつ、前記ストッパまで前記シートを搬送して整合する整合部材と、
    前記整合部材の搬送力を制御する搬送力制御手段と、
    前記シートが前記所定領域に搬送されてくる際には、前記整合部材を該所定領域から退避した状態にする退避手段と、
    を備えること、
    を特徴とする処理装置。
  2. 前記搬送力制御手段は、前記シートが前記ストッパに接触したときに、前記整合部材を停止させること、
    を特徴とする請求項1に記載の処理装置。
  3. 前記退避手段は、前記搬送力制御手段が前記整合部材を停止させた場合に、該整合部材を前記所定領域から退避させること、
    を特徴とする請求項2に記載の処理装置。
  4. 前記搬送力制御手段は、前記整合部材の搬送力を所定の大きさに制限するトルクリミッタであること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の処理装置。
  5. 前記搬送力制御手段は、それぞれが前記整合部材の搬送力を互いに異なる大きさに制限する複数のトルクリミッタからなり、
    前記複数のトルクリミッタは、選択的に使用されること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の処理装置。
  6. 前記整合部材は、所定方向に回転することにより前記シートを搬送する回転体であって、前記退避手段により退避させられる際に、該所定方向に回転すること、
    を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の処理装置。
  7. 前記整合部材は、前記シートの搬送方向の整合を行うこと、
    を特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の処理装置。
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