JP2009029619A - 用紙処理装置および用紙処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コストを低減しつつ、適切に用紙を積載することが可能な用紙処理装置および用紙処理方法を提供すること。
【解決手段】 用紙の種類あるいは搬送速度によって、パンチ穿孔部62を駆動する横レジストモータM2の駆動開始のトリガとなるセンサを変更し、正確に退避位置からの駆動開始のタイミングを取る。または、パンチ処理の実行中にパンチ穿孔部62の第1の退避位置よりも用紙搬送路の中心に近い第2の退避位置を設定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、搬送されてくる用紙にパンチ処理を施す用紙処理装置および用紙処理方法に関する。
画像形成装置において仕分け、綴じ、穿孔などの処理を行う用紙処理装置が、特許文献1に開示されている。
特許文献1記載の装置は、画像形成装置から順次排出されてくる画像形成済みの用紙を穿孔するパンチユニットと、パンチユニットを用紙の搬送方向に交差する方向にスライドさせて穿孔位置を調整する調整手段と、スライドするパンチユニットに設けられ、用紙の搬送方向の先端および後端を検知する後端検知センサおよび後端検知センサが用紙の先端を検知してから所定のタイミングで移動を開始して用紙の側端を検知する横レジセンサを有するセンサユニットと、生産性重視モードと孔位置精度重視モードとを手動で切り替えるスイッチとを備える。生産性重視モードでは、後端検知センサが用紙の先端を検知した後、時間的に早いタイミングで横レジセンサの移動を開始し、搬送される用紙の先端側で用紙の側端を検知することでパンチ処理にかかる時間を短縮しており、孔位置精度重視モードでは、逆に横レジセンサの移動の開始タイミングを遅くして用紙の搬送が停止した状態で用紙の後端側を検知することで、処理の時間を犠牲にして孔位置を正確に決めている。
特開2007−91369号公報
しかしながら、上記の装置では、生産性重視モードや孔位置精度重視モードであっても、用紙サイズや用紙搬送速度に関係なく、後端検知センサで用紙の先端を検知してから所定のタイミングで横レジセンサの移動を開始させる。そのため、処理パフォーマンスを上げるために搬送速度を速くすると、検知位置までの駆動が間に合わなくなるという問題があった。特に、搬送方向に交差する用紙の幅方向のサイズが小さいほど、用紙の側端よりも外側に位置する待機位置から用紙側端までの移動量が大きくなる。したがって、用紙側端を検出する位置までの時間が長くかかるので、用紙の幅方向のサイズが小さいほど、搬送速度を速くしてパフォーマンスを向上させるということができなかった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、パンチ処理を高速化でき、パフォーマンスを向上させること可能な用紙処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の用紙処理装置は、搬送される用紙の搬送方向の先端を検知可能な第1の検知部材と、前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流に設けられ、搬送される前記用紙の前記先端を検知可能な第2の検知部材と、前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流において、用紙の搬送方向に交差する用紙の幅方向に移動可能、且つ、前記用紙にパンチ処理を施すパンチ穿孔部と、前記パンチ穿孔部とともに前記幅方向へ移動して、搬送される前記用紙の前記幅方向の端部を検知する端部検知部材と、前記用紙の搬送速度および搬送方向における用紙の長さの少なくともいずれかの情報に基づき、前記第1あるいは第2の検知部材が前記用紙の前記先端を検知してから前記端部検知部材の前記幅方向への移動を開始させるとした場合にこの端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかをそれぞれ判断し、この判断の結果、用いることができる前記第1あるいは第2の検知部材のうち搬送方向最下流に位置する検知部材を選択し、選択した前記第1あるいは第2の検知部材が搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知した場合に、前記端部検知部材が用紙の前記幅方向の端部を検知するための移動を開始させる制御部と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、パンチ処理を高速化でき、パフォーマンスを向上させること可能な用紙処理装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、用紙処理装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。
画像形成装置1は、読み取り対象の画像を読み取る画像読取部2と画像を形成する画像形成部3を備える。また画像形成装置1の上部には、タッチパネル式の表示部6と各種の操作キー7とを有する操作パネル5が設けられる。
操作パネル5の操作キー7は、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。また、表示部6では、用紙サイズやコピー枚数、穿孔(パンチ)処理等の各種処理の表示や入力が行われる。
画像読取部2は、透過性の原稿載置台8、キャリッジ9、露光ランプ10、反射ミラー11、反射光を収束する結像レンズ12、反射光を取り込み光による画像情報をアナログ信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)13を備える。
画像形成部3は、感光体16、感光体16上に静電潜像を形成するレーザユニット14、感光体16の周囲に順次配設された帯電装置18、現像装置20、転写装置22、クリーナ24、除電ランプ26を備える。
原稿載置台8におかれた原稿、もしくは自動原稿送り装置28によって送られてくる原稿にキャリッジ9とキャリッジ9に設けられた露光ランプ10とを有する露光手段によって原稿載置台8の下方から光が当てられると、原稿からの反射光は反射ミラー11によって誘導され、結像レンズ12で収束され、反射光像がCCD13に投影される。CCD13に取り込こまれた画像情報はアナログ信号で出力されたのち、デジタル信号に変換され、画像処理が施された後レーザユニット14へ送信される。
画像形成部3において画像形成が始まると、帯電装置18は回転する感光体16の外周面に電荷を供給する。帯電装置18によって軸方向に均一の電位に帯電された感光体16の外周面に、CCD13から送信されてきた画像情報に従ってレーザユニット14からレーザービームを照射する。レーザービームの照射によって感光体16の外周面に原稿の画像情報に対応した静電潜像が形成・保持されると、現像装置20によって感光体16の外周面に現像剤(例えばトナー)が提供され、静電潜像はトナー像に変換される。
この現像装置20は、回転自在に設けられた現像ローラを備えており、この現像ローラが感光体16に対向配置されて回転することにより、感光体16へトナーが供給される。感光体16の外周面にトナー画像が形成されると、搬送路31を通って給紙装置30より搬送されてきた用紙上に、転写装置22によってトナー画像が静電的に転写される。また、転写されずに残った感光体上のトナーは、転写装置22よりも感光体16の回転方向の下流に位置するクリーナ24によって除去され、さらに、感光体16の外周面の残留電荷が、除電ランプ26によって除去される。
一方、トナー像が転写された用紙は搬送ベルト32を経由して定着装置34に搬送され、用紙上に転写されたトナー画像は定着装置34によって用紙上に定着される。トナー画像が定着されることで画像形成が完了した用紙は、排出ローラ35により画像形成装置1から排出されて用紙処理装置4へ送られる。また、36は、用紙処理装置4へ送られる用紙を画像形成装置1側で最後に検知する最終センサである。なお、ここでいう用紙とは、例えば、普通紙、厚紙、薄紙、光沢紙またはOHPシートなどをいう。
用紙処理装置4は、画像形成装置1から搬出された用紙を画像形成装置1の操作パネルからの入力指示やPC(Personal Computer)からの処理指示に従って後処理するものであり、用紙にパンチ孔(穿孔)を開けるパンチ処理部37と、例えば、通常のソート処理や用紙束端部の綴じ処理を行う綴じ処理部40とを備える。
パンチ処理部37は、画像形成装置1から搬出された用紙を搬送する第1のローラ39と、パンチユニット56と、パンチ処理によって生じた屑が落下して集積されるダストボックス58とを備える。
綴じ処理部40は、ソート処理や綴じ処理を行わない用紙を積載する第1の積載トレイ44と、綴じ処理を行う用紙束を載置する処理トレイ49と、用紙束を綴じ処理するステイプラ50と、綴じ処理やソート処理された用紙束を積載する、上下に駆動可能な第2の積載トレイ54を備える。
この綴じ処理部40では、第2のローラ42がパンチ処理部37を経由して搬送されてきた用紙を綴じ処理部40内へ搬入する。用紙の後処理を行わない場合には、用紙をそのまま第1の積載トレイ44へ排出する。
綴じ処理やソート処理を行う場合には、第2のローラ42によって綴じ処理部40内へ搬入された用紙を第3のローラ46が待機トレイ48へ搬送する。
待機トレイ48は、搬送されてきた用紙を一時的に待機させ、所定の枚数の用紙を蓄積する。また、待機トレイ48は、所定の枚数を蓄積すると、蓄積した用紙を待機トレイ48の下側に配置される処理トレイ49上へ落下させる。
ここで、綴じ処理を行う場合には、処理トレイ49は、操作パネルやPCから指示された枚数の用紙を蓄積し、ステイプラ50はこの用紙束に綴じ処理を行う。ステイプラ50によって用紙束に綴じ処理が行われると、搬送機構52が駆動して用紙束を第2の積載トレイ54へ搬出する。また、ソート処理を行う場合には、処理トレイ49へ蓄積された用紙へステイプラ50による綴じ処理を行わず、搬送機構52が駆動して第2の積載トレイ54へ搬出する。なお、このような端部綴じ処理部40については、特開2007−76862号公報に記載された後処理装置をはじめ周知の技術を利用することができる。
次に、パンチ処理部37のパンチユニット56について説明する。図2はパンチユニットの概略斜視図、図3は図2の矢印A方向から見た概略正面図、図4は図2の上方からみた概略平面図である。
パンチユニット56は、用紙に穿孔する複数のパンチヘッド(穿孔刃)60と、パンチヘッド60が設けられるパンチ穿孔部62と、パンチヘッド60を駆動する駆動部66と、パンチ穿孔部62を移動させ、用紙の横ずれに対しての穿孔位置を調整する横ずれ調整部72と、用紙のスキューに対しての穿孔位置を調整するスキュー調整部86と、を有する。
パンチ穿孔部62は、パンチヘッド60を支持する支持部62aと、パンチ処理時のパンチヘッド60の刃先を受ける穴を有する受部62bとを有する。また、パンチ穿孔部62の支持部62aと受部62bには、それぞれ用紙の搬送をガイドするガイド64、65が取り付けられる。また、パンチ穿孔部62は、ガイド64、65を間に介して対向配置される発光部70a、受光部70bを有し、発光部70aと受光部70bの間を用紙が通過することで用紙を検知する用紙検知部70を有する。
駆動部66は、DCモータM1と、DCモータM1の駆動をパンチヘッド60に伝えて穿孔動作させる動力伝達部材68a、68b、68cとを有する。本実施の形態では、パンチヘッド60は、DCモータM1の回転によって、用紙の面に対して昇降駆動し、用紙に穿孔する。この駆動部66は、パンチ穿孔部62に取り付けられ、パンチ穿孔部62とともに一体に移動可能である。
横ずれ調整部72は、パンチ穿孔部62の用紙搬送方向に直交する用紙の幅方向(以下、横方向)のずれに対しての穿孔位置を調整する。横ずれ調整部72は、パンチ穿孔部62の一端に取り付けられた第1の横架部材74、ピニオン歯車76、ステッピングモータである横レジストモータM2を有する。第1の横架部材74はラックを有し、このラックと噛合するピニオン歯車76を介して横レジストモータM2の動力が第1の横架部材74へ伝えられる。また、第1の横架部材74には第1の長孔78が形成されており、この第1の長孔78には、パンチ処理部37の装置本体に設けられる固定軸80が嵌入される。したがって横レジストモータM2が回転すると、第1の横架部材74が取り付けられるパンチ穿孔部62は、固定軸80をガイドとして横方向、すなわち、図4の矢印B方向に、第1の長孔78の長さの範囲内で移動する。なお、パンチ穿孔部62の横方向の移動は、横レジストモータM2を駆動する際のパルス数で制御される。
また、横ずれ調整部72は、パンチ穿孔部62の用紙の横方向のホームポジション(以下、第1のHP)を検知する第1のHP検知センサ82を有する。また、第1のHP検知センサ82は、マイクロセンサ等を使用することができる。第1の横架部材74へ突出して設けられた遮光部材84が第1のHP検知センサ82を横切ると、第1のHP検知センサ82は、パンチ穿孔部62が第1のHPに位置することを検知する。パンチ穿孔部62の横方向の移動距離は、第1のHP検知センサ82が検知する横方向のHPを基準に、横レジストモータM2を駆動する際のパルス数で制御される。
スキュー調整部86は、パンチ穿孔部62の用紙のスキュー(用紙搬送方向に直交する用紙の幅方向からの傾き、以下、縦方向)に対しての穿孔位置を調整する。スキュー調整部86は、パンチ穿孔部62の他端に取り付けられた第2の横架部材88、扇形のカム90、ピニオン歯車92、ステッピングモータである縦レジストモータM3を有する。カム90はラックを有し、このラックと噛合するピニオン歯車92へ横レジストモータM2の動力が伝わると、カム90は、パンチ処理部37の装置本体に設けられる回動軸93を支点に回動する。
カム90は、第2の横架部材88側の一端に突出部91を有し、この突出部91には軸94が設けられる。また、第2の横架部材88には第2の長孔96が形成されており、この第2の長孔96に軸94が嵌入される。したがって縦レジストモータM3が回転すると、カム90が矢印C方向に回動し、第2の横架部材88が取り付けられるパンチ穿孔部62は、固定軸80を支点に縦方向、すなわち、図4の矢印D方向へ回動する。なお、パンチ穿孔部62の縦方向の回動は、縦レジストモータM3を駆動する際のパルス数で制御される。
また、スキュー調整部86は、パンチ穿孔部62の用紙の縦方向のホームポジション(以下、第2のHP)を検知する第2のHP検知センサ98を有する。第2のHP検知センサ98は、マイクロセンサ等を使用することが可能であり、カム90の他端へ突出して設けられた遮光部材100が第2のHP検知センサ98を横切ることにより、回動したパンチ穿孔部62が第2のHPに位置することを検知する。したがって、パンチ穿孔部62の縦方向の回動角度は、第2のHP検知センサ98が検知する縦方向のHPを基準に、縦レジストモータM3を駆動する際のパルス数で制御される。ここで、パンチ穿孔部62の横方向のHPを、例えば、先後端検知センサ102が搬送路の中心線E上、縦方向のHPを、パンチ穿孔部62が用紙搬送方向に直交する用紙の幅方向から傾斜する位置とする。
用紙検知部70は、用紙の搬送方向の端部(先端及び後端)を検知する先後端検知センサ102と、用紙の搬送方向に沿った用紙の端部(横端)を検知する横端検知センサ104とを有する。また、横端検知センサ104は、用紙サイズに対応した複数のセンサを有し、先後端検知センサ102側から順に、B5−Rサイズ紙に対応する横端検知センサ104a、A4−Rサイズ紙に対応する横端検知センサ104b、B5、B4、16K、8Kサイズ紙に対応する横端検知センサ104c、A4、A3サイズ紙に対応する横端検知センサ104dを有する。
また、パンチユニット60は、パンチ穿孔部62よりも用紙搬送方向上流に、用紙のスキューを検知するスキュー検知部106を有する。スキュー検知部106は、第1スキュー検知センサ107と、第2スキュー検知センサ108とを有する。第1および第2スキュー検知センサ107、108は、例えば、用紙検知部70のセンサと同様に、発光部と受光部を有するものを使用可能であり、互いの距離が穿孔可能な最小の用紙の幅寸法よりも狭く、且つ理想的な用紙搬送方向に対して直交する用紙の幅方向に並べて配置される。また、第1および第2スキュー検知センサ107、108は、搬送路中心の中心線E上から等距離に位置する。この第1および第2スキュー検知センサ107、108の間を用紙が通過することで用紙のスキューを検知する。
また、図4の110は、画像形成装置1の用紙搬送路に設けられる用紙検知センサである。用紙検知センサ110は、例えば、用紙検知部70のセンサと同様に、発光部と受光部を有するものを使用可能であり、本実施の形態では、画像形成装置1内の用紙搬送路の最下流に位置するものを用いる。なお、用紙検知センサ110画像形成装置1内の用紙搬送路の最下流に位置するものに限定されるものではなく、スキュー検知部106よりも搬送方向上流にあればよい。
また、第1のローラ39は、搬送モータM4により所定の回転数で駆動され、搬送されてくる用紙を搬送速度Vで下流へと搬送する。
図5は、画像形成装置および用紙処理装置の制御系を示す概略ブロック図である。
画像形成装置1は、画像形成装置1全体を制御する主制御部200を有する。この主制御部200は、画像読取部2、画像形成部3、操作パネル5、及び用紙処理装置4の制御部210を総合的に制御する。主制御部200はさらに、画像データの補正、あるいは圧縮・伸張などの画像処理のほか、圧縮処理された画像データや印刷データ等の記憶、および画像形成装置1の外部にあるPC(Personal Computer)220とのデータ通信等を行う。
用紙処理装置4の制御部210は、CPUやメモリ等を有し、第1のローラ39、搬送モータM4を含む搬送駆動系214や各モータM1乃至M3の動作を含むパンチ処理部の各種動作を制御する。制御部210には、第1および第2のHP検知センサ82、98、先後端検知センサ102、横端検知センサ104、スキュー検知センサ106、およびパンチヘッドHPセンサ212が接続され、各センサからの信号が制御部210へ送られる。パンチヘッドHPセンサ212は、DCモータM1によってパンチヘッド60が昇降したときのホームポジションを検知する。パンチヘッド60のホームポジションは、パンチ処理した用紙からパンチヘッド60が引き抜かれた状態、つまり用紙の紙面から離れた位置である。また、時間計測手段であるタイマー216が、制御部210に接続される。タイマー216は、制御部210の指示に基づき、各センサが用紙の通過を検知すると計時を開始する。
次に、用紙検知部70およびスキュー検知部106について図6を用いて説明する。図6は用紙検知部70およびスキュー検知部106の動作の一例を示すフローチャートである。
画像形成装置1の主制御部200よりパンチ処理の指示を受けると、制御部210は縦レジストモータM3を駆動してパンチ穿孔部62を第2のHPへ移動させ、用紙搬送方向に直交する用紙の幅方向に対してパンチ穿孔部62を傾斜させる(ステップS1)。また、制御部210は、操作パネル5やPC220で入力された搬送されてくる用紙の種類の情報を主制御部200から取得する。制御部210は、取得した用紙の種類の情報に基づき、使用する横端検知センサ104を選択する(ステップS2)。続いて、制御部210は、横レジストモータM2を駆動して、用紙搬送路中央から離れる横方向へパンチ穿孔部62を移動させる。制御部210は、選択した横端検知センサ104が、搬送されてくる用紙の横端よりも用紙搬送路の外側に来る位置(用紙搬送路中央から遠い位置、以下「退避位置」という)で待機させる(ステップS3)。なお、搬送されてくる用紙は、搬送路の中心から横方向へずれている場合があるため、退避位置は余裕を持って決められる。
画像形成装置1から用紙が搬送速度Vで搬送されてくると、第1および第2スキュー検知センサ107、108は、それぞれ用紙の搬送方向の先端(以下、用紙の先端)を検知する(ステップS4)。タイマー216は、第1および第2スキュー検知センサ107、108がそれぞれ用紙の先端を検知したタイミングで、それぞれの計時を開始する(ステップS5)。制御部210は、第1および第2スキュー検知センサ107、108が用紙の先端を検知すると、一方のセンサが用紙の先端を検知してから他方のセンサが用紙の先端を検知するまでに時間差が生じたかを判断する(ステップS6)。したがって、用紙が搬送方向に対して全く傾いていない場合には、第1および第2スキュー検知センサ107、108は用紙の先端を同時に検知するので、時間差は生じない。
ステップS6において時間差が生じた場合、制御部210は、生じた時間差と搬送速度Vから、スキュー誤差をもとめ、このスキュー誤差と、第1および第2スキュー検知センサ107、108の用紙先端を検知した順序、および第1スキュー検知センサ107と第2スキュー検知センサ108の間の距離からスキュー角度θを求める(ステップS7)。スキュー角度θが求まると、制御部210は、縦レジストモータM3をパルス数で駆動制御してパンチ穿孔部62を傾け、用紙のスキュー量に応じてスキュー補正を行う(ステップS8)。なお、用紙がスキューしていなかった場合は、パンチ穿孔部62を用紙の搬送方向に直交するように縦レジストモータM3をパルス数で駆動制御する。
次に、制御部210は、所定のタイミングで横レジストモータM2の駆動を開始する。すなわち、パンチ穿孔部62は、退避位置から用紙搬送路の中央へ向かって横方向の移動を開始する(ステップS9)。なお、横レジストモータM2の駆動は、タイミングによっては、ステップS1乃至ステップS7の処理と前後して、あるいは並行して行われる。横端検知センサ104は、横方向への移動中に搬送される用紙の横端を検知する(ステップS10)。制御部210は、用紙の横端の検知位置から、さらに用紙サイズ別に規定されている所定のパルス数で横レジストモータM2を駆動する。パンチ穿孔部62が穿孔位置に移動すると、制御部210は、パンチ穿孔部62の移動を停止する(ステップS11)。
続いて、第1および第2スキュー検知センサ107、108は、それぞれ用紙の搬送方向の後端(以下、用紙の後端)を検知する(ステップS12)。タイマー216は、第1および第2スキュー検知センサ107、108がそれぞれ用紙の後端を検知したタイミングで、それぞれの計時を開始する(ステップS13)。制御部210は、第1および第2スキュー検知センサ107、108が用紙の後端を検知すると、一方のセンサが用紙の先端を検知してから他方のセンサが用紙の先端を検知するまでに時間差を求める。(ステップS14)。続いて、制御部210は、ステップS6で検知した先端の時間差とステップS14で検知した先端の時間差とに誤差があるかを判断、すなわち、用紙先端のスキュー量と用紙後端のスキュー量に誤差があるかを判断する(ステップS15)。
ステップS15で誤差があった場合には、制御部210は、ステップS7と同様に補正角度を求め(ステップS16)、縦レジストモータM3を補正角度だけ回動するようパルス数で駆動制御してパンチ穿孔部62を傾け、スキュー誤差に合わせてスキュー補正する(ステップS17)。また、その際、スキュー誤差に合わせて、横レジストモータM2を駆動して、パンチ穿孔部62の横方向も微調整する。
また、先後端検知センサ102が搬送される用紙の後端を検知すると(ステップS18)、制御部210は、そこからさらに搬送モータM4を所定のパルス数で制御して、パンチ処理を行う位置へ用紙を搬送し、続いて、モータM4を停止する。搬送モータM4が停止すると、制御部210は、モータM1を駆動してパンチヘッド60でパンチ処理を行う(ステップS19)。パンチ処理が完了すると、制御部210は再度搬送モータM4を駆動して処理済の用紙を排出し、ジョブ数の用紙の処理が終わるまで、上記ステップを繰り返す。ジョブ中の用紙の処理が全て終わった場合には、パンチ穿孔部62を各HPに待機させる。
なお、パンチヘッド60を昇降させるモータM1の駆動開始のタイミングは、パンチヘッド60が動き出してから用紙に当接するまでの時間分、搬送モータM4が停止するよりも早いタイミングであってもよい。その際には、先後端検知センサ102が用紙の後端を検知してから、タイマー216によって時間を計時し、所定の時間が経過後にモータM1を駆動したり、あるいは、用紙後端の検知後、搬送モータM4のパルス数が一定数を越えた段階でモータM1を駆動したりしても良い。また、用紙の種類に対応する横端検知センサ104や、各モータを駆動するパルス数、タイマー216が計時する時間といったデータは、例えば、予めメモリ等に格納しておけばよい。
ところで、ステップS9において、制御部210が横レジストモータM2の駆動を開始するトリガとして、単に先後端検知センサ102を用いて制御しようとすると、搬送方向における用紙の長さが短い場合、あるいは、用紙の搬送速度Vが速い場合には、パンチ穿孔部62の横方向の移動速度には限界があるため、横端検知センサ104が用紙の横端を検知する前に、用紙が通りすぎてしまうことがある。逆に、用紙が通り過ぎないように、搬送速度Vを遅く、あるいは、一時的に停止したのでは処理パフォーマンスが悪くなってしまう。
そこで、本実施の形態では、用紙の種類あるいは搬送速度によって横レジストモータM2の駆動開始のトリガを変更し、正確に駆動タイミングをとってパンチ穿孔部62を駆動する。
一例として、A4(用紙長さ210mm)、A4−R(同297mm)、A3(同420mm)、B5(同182mm)、B5−R(同257mm)、B4(同364mm)、16K(同195mm)および8K(同390mm)のサイズの用紙について、それぞれ搬送速度を400、600、800、1000、1200mm/secとし、横レジストモータM2の駆動開始のトリガに先後端検知センサ102、スキュー検知部106、画像形成装置1の用紙搬送路に設けられる用紙検知センサ110を用いた実験結果を、次表〔表1〕に示す。
Figure 2009029619
上記の〔表1〕において、○は処理可能だったもの、×は処理不可能だったものを示す。ここで、制御部210は、横レジストモータM2の駆動開始のトリガに選択されたセンサが用紙の先端を検知してから、用紙の後端が判断基準位置を通過するまでの間に、横端検知センサ110が用紙の横端を検知可能か否か判断する。〔表1〕は、一例として判断基準位置にスキュー検知部106を用いて行った結果である。
前記〔表1〕に示すように、横レジストモータM2の駆動開始のトリガに先後端検知センサ102を用いた場合では、搬送速度600mm/secまでは、全ての用紙サイズで処理可能であったが、搬送速度800mm/sec以上では、用紙サイズA4、B5、16Kが、搬送速度1200mm/secでは用紙サイズB5−Rが処理不可能となった。
また、横レジストモータM2の駆動開始のトリガに先後端検知センサ102よりも搬送方向上流に位置するスキュー検知部106を用いた場合では、先後端検知センサ102を用いた場合と比較して、搬送速度800mm/secにおける用紙サイズA4、B5、16Kおよび搬送速度1200mm/secにおける用紙サイズB5−Rが新たに処理可能となった。なお、スキュー検知部106は、用紙にスキューが発生した場合、第1および第2スキュー検知センサ107、108のうち、いずれか早く検知したものを用いる。
また、スキュー検知部106よりもさらに搬送方向上流に位置する用紙検知センサ110を用いた場合は、実験を行った搬送速度1200mm/secまで、全ての用紙サイズが処理可能となった。
なお、前記〔表1〕は、実験の一例であり、搬送速度や用紙サイズは上記のものに限定されるものではない。
例えば、搬送速度Vで搬送される用紙は、選択可能な各センサのいずれかをトリガとして処理される。したがって、選択される各センサと搬送速度V[m/s]の関係は、判断基準位置、例えば、スキュー検出部106からトリガに選択されたセンサまでの距離をX[m]、退避位置から横端検知センサ104が用紙の横端を検知するまでの距離をX1[m]、横端検知センサ104の移動速度をV1[m/s]、搬送方向における用紙の長さをL[m]とするとき、次の数式〔数1〕を満たすものとする。
Figure 2009029619
ただし、距離Xは、トリガに選択されるセンサの位置が判断基準位置より搬送方向上流側なら正、下流側なら負とする。例えば、判断基準位置がスキュー検知部106の位置である場合、トリガがスキュー検知部106ならばXはゼロ、トリガが先後端検知センサ102ならばXは負となる。
また、横端検知センサ104の移動速度V1は、常に一定であることに限定されない。例えば、移動開始から数パルス後に最高移動速度に到達し、最高移動速度で用紙の横端を検知する場合には、移動速度V1に平均速度を用いればよい。
また、距離X1は、搬送されてくる用紙の搬送路の中心から横方向へのずれを考慮し、所定の誤差を許容した値を用いてもよい。したがって、実際に移動する距離ではなく、計算する上で、横端検知センサ104が退避位置から用紙の横端を検知するまで移動する距離と仮定した値を用いればよい。
また、処理可能な最大搬送速度Vmaxは、トリガとして選択可能なセンサのうち搬送方向最上流に位置するセンサからスキュー検出部106までの距離をXmaxとしたとき、次の数式〔数2〕を満たす。
Figure 2009029619
したがって、制御部210は、用紙の搬送速度Vが数式〔数2〕を満たす最大搬送速度Vmax以下になるように搬送する。なお、トリガとして選択されたセンサが画像形成装置1内の搬送路上にあるセンサであって、画像形成装置1内の用紙の搬送速度とパンチ処理部37内の判断基準位置までの用紙の搬送速度とが異なる場合には、例えば、両方の搬送速度の平均値を用いても良い。この場合、搬送速度の平均値は、前記数式〔数2〕を満たすものとする。
また、横端検知センサ104が用紙の横端を検知可能か否の判断は、例えば、予め、各センサ間の距離や、搬送速度、用紙サイズ別に計算した結果、あるいは前記数式〔数1〕および〔数2〕などの計算式をメモリ等に格納しておき、制御部210は、それに基づいて判断すればよい。
また、判断基準位置は、スキュー検知部106といったセンサや部材であることに限定されるものではない。例えば、スキュー検知部106より上流あるいは下流に、計算上用いる値として位置を決めれば良い。すなわち、判断基準位置は、要求させる処理パフォーマンスによって決定すれば良い。
例えば、上述したように、ステップS15でスキュー検知部106が用紙の後端を検知すると、先端検知時との誤差調整がされる。ここで、判断基準位置を、スキュー検知部106、あるいはさらに上流の所定の位置とする場合には、スキュー検知部106が用紙の後端を検知後、直ちにスキュー補正を行うことができる。
次に、スキュー検知部(第1の検知部材)106、先後端検知センサ(第2の検知部材)102、用紙検知センサ(第3の検知部材)110、および横端検知センサ(端部検知部材)104を用いた場合のパンチ処理動作の一例を図7のフローチャートを用いて説明する。なお、図6で説明した各動作については詳細な説明を省略する。
画像形成装置1の主制御部200よりパンチ処理の指示を受けると、制御部210は、主制御部200より、画像形成装置1からパンチ処理の各種情報を取得する。制御部210は受け取った情報から用紙の搬送速度Vおよび搬送方向における用紙の長さLの情報を取得する(ステップS20)。
制御部210は、取得した搬送速度Vが、取得した用紙サイズにおいて、選択可能な各センサの内、用紙の搬送方向最下流に位置する先後端検知センサ102で処理可能かを判断する(ステップS21)。先後端検知センサ102で処理可能である場合には、制御部210は、横レジストモータM2の駆動開始のトリガに先後端検知センサ102を選択する(ステップS22)。
一方、ステップS21において先後端検知センサ102で処理不可能であると判断した場合、制御部210は、取得した搬送速度Vが、取得した用紙サイズにおいて、選択可能な各センサの内、先後端検知センサ102よりも搬送方向上流に位置するスキュー検知部106で処理可能かを判断する(ステップS23)。スキュー検知部106で処理可能である場合には、制御部210は、横レジストモータM2の駆動開始のトリガにスキュー検知部106を選択する(ステップS24)。なお、ステップS21においてスキュー検知部106で処理不可能であると判断した場合には、スキュー検知部106よりもさらに搬送方向上流に位置する用紙検知センサ110を横レジストモータM2の駆動開始のトリガに選択する(ステップS25)。
続いて、トリガに選択されたセンサが用紙の先端を検知すると(ステップS26)、制御部210は、横レジストモータM2の駆動を開始する。以降は、ステップS9と同様に処理可能である。
上記用紙処理装置4によれば、用紙の種類あるいは搬送速度によって横レジストモータM2の駆動開始のトリガを変更し、正確に退避位置からの駆動開始のタイミングを取ることができる。したがって、用紙の搬送速度を速くした上でも確実に用紙の横端を検知できるので、パンチ処理を高速化でき、パフォーマンスを向上させることができる。
特に判断基準位置をスキュー検知部106、あるいはさらに上流の位置とする場合には、スキュー検知部106が用紙の後端を検知後、直ちにスキュー補正を行うことができるので、パンチ処理のパフォーマンスが良い。
また、制御部210が常に最適な処理時間でパンチ処理を行うことができる。
また、上記用紙処理装置4は、単にパンチ穿孔部62の駆動タイミングを早めるのではなく、最適なセンサを自動でトリガに選択し、トリガに選択されたセンサが用紙の先端を検知してから、パンチ穿孔部62の横方向の移動を開始する。すなわち、用紙の搬送速度Vが低速であっても、駆動開始のタイミングが早すぎて横難検知センサが用紙の横端よりも用紙搬送路の内側にくる虞がない。したがって、画像形成装置1が高速あるいは低速のいずれであっても、画像形成装置1のパフォーマンスを下げることなく、その性能に合わせて最適に処理することができる。
なお、上記実施の形態では、スキュー検知部106よりも搬送方向上流にある用紙検知センサ110は、画像形成装置1内の用紙搬送路に設けられるとしたが、これに限定されるものではない。すなわち、スキュー検知部106よりも搬送方向上流であれば良く、例えば、パンチ処理部37内の用紙搬送路に設けても良い。
また、用紙検知センサ110を用いない場合には、先後端検知センサ102およびスキュー検知部106からトリガを選択すれば良い。逆に、トリガに選択可能なセンサとして、用紙の搬送路に沿って、例えば、用紙検知センサ110を複数設けてもよい。
先後端検知センサ102は、1つのセンサであることに限定するものではなく、例えば、用紙の先端を検知するセンサと用紙の後端を検知するセンサというように複数のセンサであっても良い。その場合、先端を検知するセンサがトリガに選択可能なセンサとなる。
〔第2の実施の形態〕
次いで、第2の実施の形態について説明する。以下、第1の実施の形態で示した例と同一部分には同一符号を付し、本例の特徴部分のみを説明する。
パンチ穿孔部62は、用紙にパンチ処理を行う際に、以下の移動を繰り返す。1つは、退避位置から搬送路の中心へ向かって横方向に移動して用紙の横端を検知する動作。1つは、穿孔位置にて用紙に穿孔する動作。1つは、穿孔位置から退避位置まで移動する動作である。
このため、画像形成装置1の画像形成サイクルがさらに向上し、用紙の搬送速度Vが速くなったり用紙の搬送間隔が狭くなったりすると、例えば、穿孔位置から退避位置まで移動する前に後続の用紙が搬入されてしまうことになる。
また、例えば、画像形成装置1と用紙処理装置4との取り付けや、画像形成装置1内の給紙装置30と搬送路31との取り付けにより、パンチ穿孔部62へ搬送されてくる用紙には、搬送路の中心からのずれが発生する場合がある。したがって、このずれを許容して設計する場合、例えば、パンチ穿孔部62が退避位置から搬送路の中心へ向かって横方向に移動して用紙の横端を検知するまでの距離が本来よりも長くなってしまう場合がある。
図8は、パンチ穿孔部62の退避位置と穿孔位置の関係の一例を示す概略図である。点線で描かれたパンチ穿孔部62は穿孔位置にあるものを示す。実線で描かれたパンチ穿孔部62は退避位置にあるものを示す。なお、パンチ穿孔部62は、説明のため、用紙の搬送方向において軸をずらして示す。
また、Pは、理想的に用紙搬送路の中心を搬送される用紙を、P’は、用紙搬送路の中心から退避位置側へずれた用紙を、P”は、用紙搬送路の中心から退避位置とは反対側へずれた用紙を示す。
図8のX1は、退避位置から横端検知センサ104が用紙の横端を検知するまでの移動距離を示す。また、X2は、横端検知センサ104が用紙の横端を検知した位置から、パンチ穿孔部62が穿孔位置まで移動する距離を示す。なお、図8では、一例として、横端検知センサ104bを基準に各移動距離を示す。
まず、横端検知センサ104は、退避位置から搬送路の中心に向かって移動して搬送されてきた用紙の横端を検知する。したがって、退避位置は、用紙の横端よりも、さらに距離e1搬送路の外側にくるように設計される。また、パンチ穿孔部62は、搬送されてくる用紙の搬送路の中心から横方向へずれてもパンチ処理できるように、最大で誤差e2を許容して設計される。このため、用紙Pは、搬送路の中心を基準に、横方向の矢印GおよびH方向へe2のずれが許容される。
したがって、距離X1は、理想的に用紙搬送路の中心を搬送される用紙Pを基準としたずれをexとすると、次の数式〔数3〕により定めることができる。
Figure 2009029619
ただし、この時に、用紙Pあるいは中心線Eを基準に矢印G方向のずれを負、矢印H方向のずれを正とする。
また、距離X2は、搬送されてくる用紙のサイズによって規定される値であり、横端検知センサ104が用紙の横端の検知した位置から、横レジストモータM2が所定のパルス数でパンチ穿孔部62を駆動する。
しかしながら、矢印H方向の最大誤差e2を考慮し、予め退避位置を固定位置として定める場合、用紙Pを穿孔する理想的な穿孔位置から退避位置までの距離をYとすると、パンチ穿孔部62は、次の数式〔数4〕の範囲内の退避位置まで、パンチ処理ごとに移動することになる。
Figure 2009029619
例えば、用紙が用紙搬送路の中心から矢印G方向にe2ずれて搬送されてきた場合を考える。まず、パンチ穿孔部62は数式〔数4〕を満たす退避位置から矢印G方向へ移動する。用紙P”は、矢印G方向へe2ずれているため、前記数式〔数3〕より、パンチ穿孔部62は、次の数式〔数5〕をみたす距離X1移動すると、横端検知センサ104が用紙P”の横端を検知する。
Figure 2009029619
パンチ穿孔部62は、横端検知位置からさらに距離X2移動した位置で停止し、用紙にパンチ処理を行う。したがって、パンチ穿孔部62が退避位置から穿孔位置まで移動した距離Y’は、次の数式〔数6〕のとおりとなる。
Figure 2009029619
また、続いてパンチ処理を行う場合には、パンチ穿孔部62は、同じ距離Y’移動して退避位置まで移動することになる。すなわち、パンチ穿孔部62は、退避位置と穿孔位置との間を片道で誤差2×e2余分に移動することになる。
しかしながら、用紙に発生する用紙搬送路の中心からのずれは、画像形成装置1と用紙処理装置4との取り付けや、画像形成装置1内の給紙装置30と搬送路31との取り付けにより発生することが多い。そのため、例えば、1つのジョブ中にそのずれが大きく変わるおそれは小さい。
そこで、予め用紙ごとに決められた退避位置ではなく、パンチ処理の実行中に、新たな退避位置を定めて、パンチ穿孔部62の移動を制御する。
図9は、パンチ穿孔部の横方向における移動制御の例を示すフローチャートである。
画像形成装置1の主制御部200よりパンチ処理の指示を受けると、制御部210は、主制御部200より、画像形成装置1からパンチ処理の各種情報を取得する。制御部210は受け取った情報から横方向における用紙の長さ(以下、用紙の幅)の情報を取得する(ステップS27)。
続いて、制御部210からの指示に基づき、パンチ穿孔部62は、前記数式〔数4〕を満たす退避位置(第1の退避位置)まで移動して待機する(ステップS28)。パンチ穿孔部62は、制御部210から横端検知の開始の指示を受けると、退避位置から用紙搬送路の中央へ向かって横方向の移動を開始する(ステップS29)。同時に、制御部210は、横レジストモータM2を駆動するパルス数の取得を開始する(ステップS30)。また、パンチ穿孔部62の横端検知センサ104は、退避位置から前記数式〔数3〕に示す距離X1(第1の距離)移動した位置で用紙の横端を検知する(ステップS31)。
制御部210は、退避位置から横端検知センサ104が用紙の横端を検知するまでに移動した距離X1、あるいは、パンチ穿孔部62を距離X1移動させるまでの横レジストモータM2を駆動するパルス数(第1のパルス数)を取得する(ステップS32)。また、制御部210は、用紙の横端の検知位置から、さらに用紙サイズ別に規定されている所定のパルス数(第2のパルス数)で横レジストモータM2を駆動し、パンチ穿孔部62を距離X2(第2の距離)移動させる(ステップS33)。パンチ穿孔部62が距離X2移動するとともに、スキュー補正が行われ、パンチ穿孔部62が穿孔位置で停止すると、制御部210は、モータM1を駆動し、パンチヘッド60でパンチ処理を行う(ステップS34)
制御部210は、上記ステップの処理を所定の回数行い、所定数の第1の距離あるいは第1のパルス数を取得する(ステップS34)。また、制御部210は、第1の距離あるいは第1のパルス数を所定数取得すると、第1の距離あるいは第1のパルス数の平均値あるいは最小値として、第3の距離またはパンチ穿孔部62を第3の距離移動させる第3のパルス数を取得する(ステップS35)。
続いて、制御部210は、第3の距離あるいは第3のパルス数が、用紙の横端を検知するのに必要な所定の距離e1(第4の距離あるいは第4のパルス数)よりも大きいかを判断する(ステップS36)。すなわち、第3の距離(あるいは第3のパルス数)X3が次の数式〔数7〕をみたすか否かを判断する。
Figure 2009029619
ステップS36において、第3の距離あるいは第3のパルス数が、第4の距離あるいは第4のパルス数よりも大きい場合には、制御部210は、第1の退避位置よりも用紙搬送路の中央よりに位置する第2の退避位置を新たに設定する(ステップS37)。制御部210は、パンチ穿孔部62を第2の退避位置まで移動させ、パンチ処理を継続する(ステップS38)。なお、第2の退避位置から用紙の横端検知位置までの距離は、第4の距離あるいは第4のパルス数よりも大きくなることが好ましい。
一方、ステップS35において、第3の距離あるいは第3のパルス数が、第4の距離あるいは第4のパルス数よりも小さい場合には、制御部210は、パンチ穿孔部62の退避位置を第1の退避位置のまま(ステップS39)パンチ処理を継続する。
なお、第2の退避位置は、例えば、1ジョブ毎に設定しなおしても、1ジョブ中の所定の枚数、あるいは所定の部数毎に設定しなおしても良い。
第2の実施の形態の用紙処理装置4によれば、制御部210は、用紙パンチ処理の実行中に第1の退避位置よりも用紙搬送路の中心に近い第2の退避位置を設定することが可能となる。したがって、パンチ穿孔部62の移動距離が減るため、搬送速度の速い用紙のパンチ処理への対応が可能となり、パフォーマンスを向上させることができる。また、用紙がずれた状態で搬送される場合においても、最適な退避位置から横端検知の移動を開始し、余計な移動を省くことができる。
また、第1の退避位置での処理を複数回サンプリングする場合には、より正確に第2の退避位置を設定することができる。
また、退避位置から横端検知センサ104が用紙の横端を検知する位置までの距離X1を変更することになるので、上記第1の実施の形態と組み合わせることで、数式〔数1〕からも明らかなように、さらにパンチ処理の高速化が可能となり、パフォーマンスを向上させることができる。
なお、ステップS36において、第3の距離が第4の距離よりも大きいかを判断したものを記載しているが、これに限定されるものではない。例えば、ステップS36における判断をせず、ステップS35で取得した第3の距離あるいは第3のパルス数を等分、例えば、1/2倍にした値を求め、この値が第2の退避位置から横端検知の位置までの距離になるように第2の退避位置を定めても良い。
〔第3の実施の形態〕
図10は、パンチ穿孔部62の別の例を説明する概略正面図である。以下、上記実施の形態で示した例と同一部分には同一符号を付し、本例の特徴部分のみを説明する。
図10(a)に示すように、パンチユニット56では、パンチ穿孔部62が穿孔位置で停止した後、パンチヘッド60が用紙に穿孔する。また、パンチヘッド60は、駆動部66のDCモータM1から動力を得て、動力伝達部材68Cが矢印I、J方向に交互に移動することにより用紙の面に対して昇降駆動して穿孔する。
パンチヘッド60が下がった状態でジャム等が発生した場合、用紙処理装置4のパンチ処理部37において、ジャムを解除するために、装置本体を開き、回動軸120を支点にパンチユニット56を矢印K方向へ回動させる必要がある。しかしながら、パンチ処理部37では、第1のローラ39がパンチ穿孔部62の搬送方向下流側で用紙を押さえていることもあり、パンチヘッド60が下がった状態では、用紙を引き裂いてしまう虞がある。そのため、パンチヘッド60が用紙から引き抜かれた状態、例えば、パンチヘッドをホームポジションに戻してから、パンチユニット56を矢印K方向へ回動させる必要がある。
そこで、図10(b)に示すように、パンチヘッド60が下がった状態のパンチユニット56の回動を防止する留部材(防止部材)122を設ける。図10(b)は、図10(a)を上から見た概略図である。図10(c)は、パンチヘッド60が上がった状態を示す概略図である。
留部材122は、動力伝達部材68Cの矢印H、I方向の移動を妨げない位置において、例えば、パンチ処理部37の装置本体に取り付けられる。図10(b)、(c)には、一例として、パンチ穿孔部62を挟んで回動軸120とは逆側に留部材122を配置する。
また、動力伝達部材68Cの駆動部66が配置される一端および他端は、例えば、用紙搬送方向に沿ってL字状に屈折した突出部124を両端に有する。動力伝達部材68Cの他端には、動力伝達部材68Cの矢印H、I方向の移動を案内するカム128が配置される。また、突出部124には長孔126が形成されており、この長孔126にはそれぞれ、動力伝達部材68b、カム128に設けられた軸129、130が嵌入される。
留部材122は、パンチヘッド60が下がった状態において、例えば、動力伝達部材68Cの突出部124と接合し、パンチユニット56の矢印K方向への回動を防止する。パンチユニット56が矢印K方向、例えば、上方向へ回動可能である場合には、動力伝達部材68Cの上側を押さえるように配置される。
一方、留部材122は、パンチヘッド60が上がった状態では、パンチユニット56の回動を何ら規制しない。例えば、図10(c)に示すように、パンチヘッド60が上がった状態では、動力伝達部材68Cとの接合が解除される。
ここで、パンチヘッド60が下がった状態である時の動力伝達部材68Cの位置を第1の位置、パンチヘッド60が上がった状態である時の動力伝達部材68Cの位置を第2の位置とする。すなわち、留部材122は、パンチヘッド60が下がった状態、例えば、動力伝達部材68Cが第1の位置に位置する場合には、パンチユニット56の矢印K方向への回動を防止する。また、パンチヘッド60が上がった状態、例えば、動力伝達部材68Cが第2の位置に位置する場合には、パンチユニット56の矢印K方向への回動防止を解除する。
制御部210は、パンチ処理を行わない場合、あるいはパンチ処理が終了した場合には、パンチヘッド60をHPで待機させる。したがって、通常は、パンチ処理が行われていない場合には、パンチユニット56の回動が可能となる。
一方、ジャム等が発生し、パンチヘッド60が、下がった状態で停止した場合は、回動が防止される。そこで、パンチユニット56は、パンチヘッド60が制御部210によって自動でHPまで戻らない場合に、パンチヘッド60を手動でHP位置まで移動させるレバー132を有する。
レバー132は、動力伝達部材68aを回転させるために手動で回動可能に構成させる。なお、手動でパンチヘッド60を用紙から引き抜ければ良く、レバー132は、動力伝達部材68aに限定されるものではない。例えば、動力伝達部材68bを回転させるために回動させるものであっても、動力伝達部材68Cを直接押し引きして移動させるものであっても良い。
また、制御部210は、ジャム等が発生した場合、あるいはパンチ処理部37において、例えば、装置のケースが開かれた場合、パンチヘッドHPセンサ212によってパンチヘッド60がHPにあるかを検知する。ここで、パンチヘッド60がHPに無い場合には、例えば、その旨を表示部6に表示することにより、ユーザーに手動でパンチヘッド60を移動させる必要があることを報知する。パンチヘッド60がHPへ位置した場合には、開放ができる旨を報知する、もしくは、エラーの報知を解除する。
上記第3の実施の形態によれば、パンチヘッド60が用紙に突き刺さった状態において、パンチユニット56が回動することを防止することができる。したがって、用紙のジャム等が発生した場合に、パンチヘッド60で用紙を破いたりすることなくジャムを解除することができる。
なお、留部材122は、パンチヘッド60が下がった状態において、例えば、動力伝達部材68Cの突出部124と接合することに限定されるものではない。例えば、突出部124と離間配置され、パンチユニット56が回動する際に当接して回動を防止しても良い。
また、留部材122は、動力伝達部材68Cや動力伝達部材68Cの突出部124を用いてパンチヘッド60の回動を防止するものに限定されるものではない。また、留部材122の配置される位置は、駆動部66が配置される側であっても良い。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々、変形して実施することが可能である。
用紙処理装置を備えた画像形成装置の概略構成図。 パンチユニットの概略斜視図。 図2の矢印A方向から見た概略正面図。 図2の上方から見た概略平面図。 画像形成装置および用紙処理装置の制御系の概略ブロック図。 用紙検知部およびスキュー検知部の動作の一例を示すフローチャート。 パンチ処理動作の一例を示すフローチャート。 パンチ穿孔部の退避位置と穿孔位置の関係の一例を示す概略図。 パンチ穿孔部の横方向における移動制御の例を示すフローチャート。 パンチ穿孔部62の別の例を説明する概略正面図。 (図10(a)は、パンチヘッド60が上がった状態を示す概略図。図10(b)は、図10(a)を上から見た概略図。図10(c)は、パンチヘッド60が上がった状態を示す概略図。)
符号の説明
4 用紙処理装置
37 パンチ処理部
39 第1のローラ
56 パンチユニット
60 パンチヘッド
62 パンチ穿孔部
66 駆動部
68a、68b、68c 動力伝達部材
70 用紙検知部
72 横ずれ調整部
82 第1のHP検知センサ
86 スキュー調整部
98 第2のHP検知センサ
102 先後端検知センサ
104 横端検知センサ
106 スキュー検知部
110 用紙検知センサ
200 主制御部
210 制御部
212 パンチヘッドHPセンサ
216 タイマー
122 留部材
124 突出部
132 レバー
M1 DCモータ
M2 横レジストモータ
M3 縦レジストモータ
M4 搬送モータ

Claims (11)

  1. 搬送される用紙の搬送方向の先端を検知可能な第1の検知部材と;
    前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流に設けられ、搬送される前記用紙の前記先端を検知可能な第2の検知部材と;
    前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流において、用紙の搬送方向に交差する用紙の幅方向に移動可能、且つ、前記用紙にパンチ処理を施すパンチ穿孔部と;
    前記パンチ穿孔部とともに前記幅方向へ移動して、搬送される前記用紙の前記幅方向の端部を検知する端部検知部材と;
    前記用紙の搬送速度および搬送方向における用紙の長さの少なくともいずれかの情報に基づき、前記第1あるいは第2の検知部材が前記用紙の前記先端を検知してから前記端部検知部材の前記幅方向への移動を開始させるとした場合にこの端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかをそれぞれ判断し、この判断の結果、用いることができる前記第1あるいは第2の検知部材のうち搬送方向最下流に位置する検知部材を選択し、選択した前記第1あるいは第2の検知部材が搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知した場合に、前記端部検知部材が用紙の前記幅方向の端部を検知するための移動を開始させる制御部と;
    を備える用紙処理装置。
  2. 前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の上流に設けられ、搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知可能な第3の検知部材を備え、
    前記制御部は、前記用紙の搬送速度および搬送方向における用紙の長さの少なくともいずれかの情報に基づき、前記第1乃至第3の検知部材のいずれかが前記用紙の前記先端を検知してから前記端部検知部材の前記幅方向への移動を開始させるとした場合にこの端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかをそれぞれ判断し、この判断の結果、用いることができる前記第1乃至第3の検知部材のうち搬送方向最下流に位置する検知部材を選択し、選択した前記第1乃至第3の検知部材が搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知した場合に、前記端部検知部材が用紙の前記幅方向の端部を検知するための移動を開始させる請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 用紙の先端を検知可能な第3の検知部材を有する画像形成装置に接続される用紙処理装置であって、
    前記制御部は、前記用紙の搬送速度および搬送方向における用紙の長さの少なくともいずれかの情報に基づき、前記第1乃至第3の検知部材のいずれかが前記用紙の前記先端を検知してから前記端部検知部材の前記幅方向への移動を開始させるとした場合にこの端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかをそれぞれ判断し、この判断の結果、用いることができる前記第1乃至第3の検知部材のうち搬送方向最下流に位置する検知部材を選択し、選択した前記第1乃至第3の検知部材が搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知した場合に、前記端部検知部材が用紙の前記幅方向の端部を検知するための移動を開始させる請求項1に記載の用紙処理装置。
  4. 前記第1の検知部材は、前記用紙の搬送方向に対して直交する用紙の幅方向の線上に所定の間隔をおいて配置される第1のセンサと第2のセンサを有するスキュー検知センサである請求項1に記載の用紙処理装置。
  5. 前記制御部は、前記スキュー検知センサが搬送される前記用紙の後端を検知するまでに、前記端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかを判断する請求項4に記載の用紙処理装置。
  6. 前記第2の検知部材は、前記端部検知部材とともに前記幅方向へ移動する請求項1に記載の用紙処理装置。
  7. 前記制御部は、前記端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかについて、搬送方向下流側から順に第2の検知部材、第1の検知部材を用いる場合を判断し、第2の検知部材を選択可能と判断した場合には、第1の検知部材について判断することなく、第2の検知部材を選択する請求項1に記載の用紙処理装置。
  8. 搬送されてきた用紙の搬送方向の先端を検知可能な第1の検知部材と;
    前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流に設けられ、搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知可能な第2の検知部材と;
    前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流において、用紙の搬送方向に交差する用紙の幅方向に移動可能、且つ、前記用紙にパンチ処理を施すパンチ穿孔部と;
    前記パンチ穿孔部とともに前記幅方向へ移動して、搬送される前記用紙の前記幅方向の端部を検知する端部検知部材と;
    搬送されてくる前記用紙の搬送速度や搬送方向における用紙の長さに応じて、次の数式
    Figure 2009029619
    (ただし、V:用紙の搬送速度[m/s]、
    L:搬送方向における用紙の長さ[m]、
    X:検知可能かの判断の基準とする位置から選択する検知部材までの距離[m](基準とする位置より搬送方向上流は正、下流は負)、
    X1:端部検知部材が移動を開始してから用紙端部を検知するまでの距離[m]、
    V1:端部検知部材の移動速度[m/s])
    を満たす前記第1あるいは第2の検知部材のうち搬送方向最下流に位置する検知部材を選択し、選択した前記第1あるいは第2の検知部材が搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知した場合に、前記端部検知部材が用紙の前記幅方向の端部を検知するための移動を開始させる制御部と;
    を備える用紙処理装置。
  9. 前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の上流に設けられ、搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知可能な第3の検知部材を備え、
    前記制御部は、前記数式を満たす前記第1乃至第3の検知部材のいずれかのうち搬送方向最下流に位置する検知部材を選択し、選択した前記第1乃至第3の検知部材のいずれかが搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知した場合に、前記端部検知部材が用紙の前記幅方向の端部を検知するための移動を開始させる請求項8に記載の用紙処理装置。
  10. 前記制御部は、前記端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかについて、搬送方向下流側から順に第2の検知部材、第1の検知部材を用いる場合を判断し、第2の検知部材を選択可能と判断した場合には、第1の検知部材について判断することなく、第2の検知部材を選択する請求項8に記載の用紙処理装置。
  11. 搬送されてきた用紙の搬送方向の先端を検知可能な第1の検知部材と、
    前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流に設けられ、搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知可能な第2の検知部材と、
    前記第1の検知部材よりも用紙搬送方向の下流において、用紙の搬送方向に交差する用紙の幅方向に移動可能、且つ、前記用紙にパンチ処理を施すパンチ穿孔部と、
    前記パンチ穿孔部とともに前記幅方向へ移動して、搬送される前記用紙の前記幅方向の端部を検知する端部検知部材と、を有し、
    前記用紙の搬送速度および搬送方向における用紙の長さの少なくともいずれかの情報に基づいて前記第1あるいは第2の検知部材が前記用紙の前記先端を検知してから前記端部検知部材の前記幅方向への移動を開始させるとした場合にこの端部検知部材が前記用紙の前記端部を検知可能であるかをそれぞれ判断し、
    判断の結果にもとづいて、用いることができる前記第1あるいは第2の検知部材のうち搬送方向最下流に位置する検知部材を選択し、
    選択した前記第1あるいは第2の検知部材が搬送されてきた前記用紙の前記先端を検知した場合に、前記端部検知部材の移動を開始させ、前記端部検知部材に前記用紙の前記端部を検知させる用紙処理方法。
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