JP2001097638A - シート処理装置及びその制御方法、シート処理方法および記憶媒体 - Google Patents

シート処理装置及びその制御方法、シート処理方法および記憶媒体

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JP2001097638A JP2000193058A JP2000193058A JP2001097638A JP 2001097638 A JP2001097638 A JP 2001097638A JP 2000193058 A JP2000193058 A JP 2000193058A JP 2000193058 A JP2000193058 A JP 2000193058A JP 2001097638 A JP2001097638 A JP 2001097638A
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sheet processing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い生産性を維持し、どのようなタイプのシ
ートに対してシート加工処理を実行しても、シート搬送
方向に対して直交する方向のシート加工処理位置のずれ
を最小限に抑えた高品位の処理を実行可能なシート処理
装置を提供する。 【解決手段】 パンチ動作が選択されている場合、シー
ト端部検知センサ93を用紙サイズに合わせた所定位置
(シート端部検知待機位置)に移動させる(S5)。シ
ート検知センサ31によってシートの先端が検知される
と、シート搬送長さからパンチスライド駆動開始待ち時
間を算出する。(S7)。パンチスライド駆動開始待ち
時間に達すると、パンチスライドモータを駆動させ、シ
ート端部検知センサ93がシートの端部を検知するよう
に、穿孔部90およびシート端部検知センサ93のシー
ト幅方向への移動を開始する(S10)。シート端部検
知センサ93によってシート端部が検知された場合、パ
ンチスライドモータを停止させ、穿孔部90およびシー
ト端部検知センサ93の移動を停止する(S32)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに対してパ
ンチ処理等のシート加工処理を行うシート処理装置及び
その制御方法、シート処理方法および記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置から排出される画像
形成済みのシートに、仕分け、綴じ、積載、パンチ処理
等のシート加工処理を施すシート処理装置が知られてい
る。
【0003】上述のようなシート処理装置によるシート
加工処理の一例として、シートに穿孔する穿孔処理(以
下、パンチ処理)を例に挙げ、このパンチ処理の方法に
関しては、例えば、処理トレイ上にシートをスタック
し、収納されたシート束に穿孔する方法等が提案されて
いるが、パンチ処理すべきシート束の枚数等によって
は、シート束が厚すぎてパンチ処理が出来なかったり、
又、このような問題を考慮して大掛りなパンチユニット
を設けなければならない等の不具合が生じる虞があっ
た。又、パンチ処理中、次のシートを搬送することがで
きず、また、パンチユニットの能力によっては画像形成
装置からのシート搬送を中断し、複数回に分けてパンチ
処理を行う必要がある等に起因して、処理速度を上げる
ことが困難である等の問題があった。
【0004】そこで、上述したような問題に対処すべ
く、シート搬送路上にパンチユニットを設けて、シート
を搬送しながら、1枚ずつパンチ処理を行うことが提案
されつつある。
【0005】この方法では、例えば、シート搬送路上に
パンチとダイスから構成されるパンチユニットを設け、
シート搬送速度とパンチ速度を同期させることにより搬
送中のシートを停止させることなくパンチ処理を行うこ
とで、パンチ処理の動作の有無によってシート処理時間
が増えることなく動作出来る。
【0006】上述したような、シートを搬送しながら当
該シートに対してパンチ処理を行う場合は、搬送される
シート上の適正な位置にパンチ処理を実行すべく、実際
にシートに対してパンチ処理を行う前に、予めパンチ位
置(穿孔位置)の調整を行うことが望ましく、シート搬
送方向側のパンチ位置の調整と、シート搬送方向に対し
て直交する方向のシート幅方向側のパンチ位置の調整
の、両者の調整を行い、これら両者の調整が済んでか
ら、搬送されるシートに対して実際にパンチ処理を実行
することが望ましい。上述の、シート搬送方向側のパン
チ位置の調整に関して、例えば、搬送されるシートの先
端(シート搬送方向側)の出現を検知し、その結果に基
づき、如何なるタイミングでパンチ処理を実行するべき
か、その時間的なタイミングを制御することで、シート
搬送方向側のパンチ位置を調整しており、一方、シート
搬送方向に対して直交する方向のシート幅方向側のパン
チ位置の調整に関しては、例えば、搬送中のシートの幅
方向側のシートの端部の検知を行い、その結果に基づ
き、シート幅方向にパンチユニットを移動調整して、パ
ンチ位置を調整する等の、パンチユニットの移動制御を
行うことで、シート幅方向側のパンチ位置の調整を行っ
ていた。これら両者の調整は、実際のパンチ処理と同様
に、パンチ処理すべきシートを搬送しながら、その搬送
されるシートを基に行っていた。
【0007】又、このような装置においては、互いにタ
イプ(例えば、サイズ)が異なる複数種のシートを搬送
可能であって、これらの各種のシートに対して上述のパ
ンチ処理を実行可能であるが、上述の、シート搬送方向
に対して直交する方向のシート幅方向側のパンチ位置の
調整に関し、どのようなタイプのシートに対してパンチ
処理しようとも、同じような方法で、シート幅方向側の
パンチ位置の調整を行っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような方法においては、パンチ位置の調整及び、上記
パンチ位置の調整に応じたパンチ処理の両者をシートを
搬送しながら実行しているので、例えば、パンチ処理す
べきシートが斜行した状態で搬送されているような場合
は、シート幅方向側のパンチ位置の調整を行った時点で
の当該シートの斜行量よりも、実際にパンチ処理を実行
する時点での当該シートの斜行量の方が、その度合いが
大きくなっており、即ち、シートを搬送している間に、
パンチ処理すべき適正な位置が、少しずつ変化してしま
い、シート搬送方向に対して直交する方向のシート幅方
向のパンチ位置のずれが発生してしまう可能性がある。
このような現象が発生する可能性があるにも拘わらず、
どのようなタイプのシートに対しても、同じような方法
で、シート幅方向側のパンチ位置の調整を行っていて
は、例えば、あるサイズのシートの場合はパンチ位置の
ずれが殆ど発生しないが、あるサイズのシートの場合
は、パンチ位置のずれ量が非常に大きく、それが原因
で、該シートは使い物にならならず資源の無駄使いにな
る等の不具合が生じてしまう虞がある。
【0009】本発明は、上述の問題を解決したシート処
理装置及びその制御方法、シート処理方法、並びに記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0010】本発明は、高い生産性を維持し、どのよう
なタイプのシートに対してシート加工処理を実行して
も、シート搬送方向に対して直交する方向のシート加工
処理位置のずれを最小限に抑えた高品位の処理を実行可
能なシート処理装置及びその制御方法、シート処理方
法、並びに記憶媒体を提供することを目的とする。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の請求
項1に係るシート処理装置は、搬送されたシートの穿孔
処理を行うシート処理装置であって、前記シートを穿孔
する穿孔手段と、該穿孔手段とともに移動し、前記搬送
されたシートの幅方向の端部を検知するシート端部検知
手段と、前記穿孔手段および前記シート端部検知手段を
前記シートの搬送方向に対して直交する幅方向に移動さ
せる移動手段と、前記搬送されるシートを検知するシー
ト検知手段と、該シートが検知されてからの前記シート
の移動量を検出する移動量検出手段と、該検出された移
動量により前記シートが所定位置に達したと判断される
場合、前記移動手段による前記穿孔手段および前記シー
ト端部検知手段の移動を開始する移動開始手段とを備え
たことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載のシート処理装置では、請
求項1に係るシート処理装置において、前記移動開始手
段は、前記シート端部検知手段と前記搬送されたシート
の後端との間における搬送方向の距離が所定距離に達し
た場合、前記移動手段による前記穿孔手段および前記シ
ート端部検知手段の移動を開始することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載のシート処理装置では、請
求項2に係るシート処理装置において、前記所定距離は
穿孔可能な最小長さであることを特徴とする。
【0014】請求項4に記載のシート処理装置では、請
求項1に係るシート処理装置において、前記移動開始手
段は、前記シート上の穿孔位置が所定位置に達した場
合、前記移動手段による前記穿孔手段および前記シート
端部検知手段の移動を開始することを特徴とする。
【0015】請求項5に記載のシート処理装置では、請
求項2に係るシート処理装置において、前記移動量検出
手段は、前記シート検知手段によって前記シートの後端
が検知されたとき、該シートの移動量の検出を開始する
ことを特徴とする。
【0016】請求項6に記載のシート処理装置では、請
求項2または請求項4記載のシート処理装置において、
前記移動量検出手段は、前記シート検知手段によって前
記シートの先端が検知されたとき、該シートの移動量の
検出を開始することを特徴とする。
【0017】請求項7に記載のシート処理装置では、請
求項1記載のシート処理装置において、前記移動量検出
手段は、前記シート検知手段によって前記シートが検出
されてからのシート移動時間および前記シート搬送速度
により、前記シートの移動量を検出することを特徴とす
る。
【0018】請求項8に記載のシート処理装置では、請
求項7記載のシート処理装置において、シートを搬送す
る搬送モータを備え、前記移動量検出手段は、前記シー
ト検知手段によって前記シートが検出されてからの前記
搬送モータのクロックを計数し、該計数値に応じた前記
シート移動時間に基づき、前記シートの移動量を検出す
ることを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するために、請求項9に記
載のシート処理方法は、搬送されたシートを穿孔部によ
り穿孔するシート処理方法において、前記搬送されるシ
ートを検知する工程と、該シートが検知されてからの前
記シートの移動量を検出する工程と、該検出された移動
量により前記シートが所定位置に達したと判断される場
合、前記シートの搬送方向に対して直交する幅方向に移
動自在な前記穿孔部の移動を開始する工程と、前記穿孔
部とともに移動し、前記搬送されるシートの幅方向の端
部を検知する工程とを有することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するために、請求項10に
記載の記憶媒体は、シート処理装置を制御するコンピュ
ータによって実行され、搬送されたシートを穿孔部によ
り穿孔するためのプログラムが格納された記憶媒体にお
いて、前記プログラムは、前記搬送されるシートを検知
する手順と、該シートが検知されてからの前記シートの
移動量を検出する手順と、該検出された移動量により前
記シートが所定位置に達したと判断される場合、前記シ
ートの搬送方向に対して直交する幅方向に移動自在な前
記穿孔部の移動を開始する手順と、前記穿孔部とともに
移動し、前記搬送されるシートの幅方向の端部を検知す
る手順とを含むことを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するために、請求項11に
記載のシート処理装置は、シートに対してシート加工処
理を実行するシート加工処理手段と、前記シート加工処
理手段によりシート加工処理すべきシートを搬送する搬
送手段と、搬送方向に対して直交する方向のシートの端
部検知を行う検知手段と、前記検知手段によりシートの
端部を検出したことに応じて、前記シート上の前記検出
手段による検出結果に応じた位置に、前記シート加工処
理を実行するよう前記シート加工処理手段を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段は、前記シート加工処理
手段によりシート加工処理されるシート加工処理位置付
近にて前記シート端部検知を行うよう前記検知手段によ
る前記シート端部検知動作の開始タイミングを制御する
ことを特徴とする。
【0022】請求項12に記載のシート処理装置では、
請求項11記載のシート処理装置において、前記制御手
段は、シート加工処理すべきシートの搬送方向の長さに
応じて、前記検知手段による前記シート端部検知動作の
開始タイミングを決定することを特徴とする。
【0023】請求項13に記載のシート処理装置では、
請求項11記載のシート処理装置において、前記シート
加工処理手段は、シートの搬送方向の長さが互いに異な
る複数種のシートに対してシート加工処理 を実行可能
であって、前記制御手段は、前記複数種のシートの各シ
ートの搬送方向の長さ毎に、前記検知手段による前記シ
ート端部検知動作の開始タイミングを異ならせることを
特徴とする。
【0024】請求項14に記載のシート処理装置では、
請求項13記載のシート処理装置において、第1サイズ
のシート、又は、前記第1サイズのシートよりもシート
搬送方向の長さが長い第2サイズのシートに対して、シ
ート加工処理を実行する場合において、前記制御手段
は、前記第2サイズのシートの場合における前記シート
端部検知動作の開始タイミングを、前記第1サイズのシ
ートの場合における前記シート端部検知動作の開始タイ
ミングよりも遅延させることを特徴とする。
【0025】請求項15に記載のシート処理装置では、
請求項13記載のシート処理装置において、前記制御手
段は、シートの搬送方向の長さに関係なく常に前記シー
ト加工処理位置付近にて前記シート端部検知を行うよ
う、前記検知手段による前記シート端部検知動作の開始
タイミングを前記複数種のシートの各シートの搬送方向
の長さ毎に異ならせることを特徴とする。
【0026】請求項16に記載のシート処理装置では、
請求項11記載のシート処理装置において、前記シート
加工処理手段は、搬送方向に対して直交する方向に移動
可能であることを特徴とする。
【0027】請求項17に記載のシート処理装置では、
請求項16記載のシート処理装置において、前記検知手
段は、搬送方向に対して直交する方向に移動可能である
ことを特徴とする。
【0028】請求項18に記載のシート処理装置では、
請求項17記載のシート処理装置において、前記検知手
段により前記シート端部検知動作を開始することに応じ
て、前記検知手段と共に前記シート加工処理手段を移動
させることを特徴とする。
【0029】請求項19に記載のシート処理装置では、
請求項11記載のシート処理装置において、前記シート
加工処理手段 は、前記搬送手段により搬送中のシート
に対して搬送動作を停止させることなくシート加工処理
を実行することを特徴とする。
【0030】請求項20に記載のシート処理装置では、
請求項11記載のシート処理装置において、前記シート
加工処理手段 は、穿孔を行う穿孔手段を含むことを特
徴とする。
【0031】請求項21に記載のシート処理装置では、
請求項11記載のシート処理装置において、前記シート
加工処理手段は、シートの整合処理)無しに、シートに
対して実行する処理を含むことを特徴とする。
【0032】請求項22に記載のシート処理装置では、
請求項11記載のシート処理装置において、前記シート
処理装置は、シート上に画像を形成する画像形成装置に
接続可能であって、前記シート加工処理手段は、前記画
像形成装置からのシートに対してシート加工処理を行う
ことを特徴とする。
【0033】請求項23に記載のシート処理装置では、
請求項22記載のシート処理装置において、前記制御手
段は、画像形成面が下向きの状態のシートの後端にシー
ト加工処理を行うよう前記シート加工処理手段によるシ
ート加工処理動作の開始タイミングを前記シート端部検
知動作の開始タイミングと共に制御することを特徴とす
る。
【0034】上記目的を達成するために、請求項24に
記載のシート処理装置の制御方法は、シートに対してシ
ート加工処理を実行するシート加工処理手段、前記シー
ト加工処理手段によりシート加工処理すべきシートを搬
送する搬送手段、及び搬送方向に対して直交する方向の
シートの端部検知を行う検知手段を有するシート処理装
置の制御方法であって、前記検知手段によりシートの端
部を検出したことに応じて、前記シート上の前記検知手
段による検知結果に応じた位置に、前記シート加工処理
を実行するよう前記シート加工処理手段を制御する制御
ステップを備え、前記制御ステップでは、前記シート加
工処理手段によりシート加工処理されるシート加工処理
位置付近にて前記シート端部検知を行うよう前記検知手
段による前記シート端部検知動作の開始タイミングを制
御することを特徴とする。
【0035】請求項25に記載の記憶媒体は、シートに
対してシート加工処理を実行するシート加工処理手段、
前記シート加工処理手段によりシート加工処理すべきシ
ートを搬送する搬送手段、及び搬送方向に対して直交す
る方向のシートの端部検知を行う検知手段を有するシー
ト処理装置に、前記検知手段によりシートの端部を検出
したことに応じて、前記シート上の前記検知手段による
検知結果に応じた位置に、前記シート加工処理を実行す
るよう前記シート加工処理手段を制御するステップと、
前記シート加工処理手段によりシート加工処理されるシ
ート加工処理位置付近にて前記シート端部検知を行うよ
う前記検知手段による前記シート端部検知動作の開始タ
イミングを制御するステップとを実行させる為のプログ
ラムを記憶したことを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明のシート処理装置、シート
処理方法および記憶媒体の実施の形態について説明す
る。本実施の形態におけるシート処理装置は画像形成シ
ステムに適用される。
【0037】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
におけるシート処理装置が適用された画像形成システム
の全体構成を示す断面図である。画像形成システムは、
読取給紙装置101、画像形成装置102およびシート
処理装置103等を有している。
【0038】読取給紙装置101は、セットされた原稿
束pを先頭ページ(即ち、原稿束pの最上層の原稿)か
ら順次原稿台ガラス78上の読み取り位置に搬送し、そ
の後、排紙位置まで搬送する自動原稿給送部51、読み
取り位置に搬送された原稿pを照射するランプ79、原
稿の画像を検出するCCDラインセンサ(以下、CCD
という)76、原稿pからの光をCCD76に導く反射
ミラー72、73、74および原稿の画像をCCD76
上に結ぶレンズ75を有する光学系52などから構成さ
れる。
【0039】画像形成装置102は、異なるサイズの記
録紙(シート)S(S1、S2)を積載した複数の記録
紙格納部53、54、記録紙を給紙する記録紙給紙部5
5、56を有する。給紙されたシートSはシート搬送路
57を介してシート搬送路60に搬送される。61は前
述した光学系52により読み取られた画像情報に基づ
き、レーザ光を走査して画像形成部62の感光体上に潜
像(トナー像)を形成するレーザスキャナである。
【0040】62は感光体上に形成されたトナー画像を
シートSに転写する画像形成部である。画像形成部62
によって画像が形成されたシートSは、搬送ベルト6
3、記録紙上のトナー画像を軟化溶融して定着させる定
着ローラ64、搬送ローラ65により、シート処理装置
103の搬送路に搬送される。尚、両面印刷の場合は、
先ず、画像形成部62によりシートの第1面に画像形成
し、当該シートをローラ64を介して、ローラ64a側
へと導き、再度、画像形成部62へと搬送し、当該シー
トの第2面に画像形成し、ローラ64、ローラ65を介
して、そのまま第2面が上向きの状態のまま、シート処
理装置103へと搬送する。一方、片面印刷の場合は、
画像形成部62により画像形成したシートを、一旦、ロ
ーラ64a側に導き、ローラ64aによりスイッチバッ
クしてから、ローラ65側へと導く。そして、当該搬送
制御により画像形成面が下向きの状態にされたシート
を、ローラ65を介して、シート処理装置103へと搬
送する(フェイスダウン排紙モード)。尚、シート処理
装置103側では、画像形成面が下向きの状態を維持し
てシートを搬送し、所定の積載ユニット(例えば、トレ
イ82やトレイ85、トレイ86)上に、画像形成面が
下向きの状態のままシートをスタックする。これによ
り、先頭ページ処理が可能になり生産性を向上させるこ
とが出来る。
【0041】40は画像形成装置102およびシート処
理装置103の動作設定や設定内容を確認するための操
作部である。操作部40は、設定内容を確認するための
表示部、この表示部上に重ねて配置され、画像形成動作
の詳細設定(例えば、画像形成すべきシートのサイズの
設定や倍率の設定等)やシート処理装置の動作設定(例
えば、パンチ処理やステイプル処理等のシート加工処理
モードの設定等)などを行うためのタッチパネルキー、
画像形成部数などの数値を設定するためのテンキー、画
像形成動作を停止するためのストップキー、初期設定に
戻すためのリセットキー、画像形成動作を開始するため
のスタートキーなどを有する。
【0042】103はシート処理装置(以下、フィニッ
シャという)である。1はフィニッシャ103の入り口
ローラであり、画像形成装置102から搬送されたシー
トSを搬送する。2、3はシートSまたは、予め画像形
成されたインサート紙Iを搬送する搬送ローラである。
31は搬送されるシートSまたはインサート紙Iの通過
を入り口側で検知するシート検知センサである。50は
搬送されてくる画像形成面が下向きの状態のシートSま
たはインサート紙Iの後端付近に穴あけ(パンチ処理)
を行うパンチユニットである。パンチユニット50の詳
細については、後述する。このように、画像形成面が下
向きの状態のシートの後端部分にパンチ処理を行わせる
ことで、画像形成面から見てシートの左側がパンチ位置
となる出力結果をユーザが得る事ができる。
【0043】5は搬送途上に配置された比較的大口径の
ローラ(以下、バッファローラという)であり、その外
側周囲に配された各押し付けコロ12、13、14によ
ってシートをロール面に押圧して搬送する。
【0044】11は第1の切り換えフラッパであり、ノ
ンソートパス4とソートパス8とを選択的に切り換え
る。10は第2の切り換えフラッパであり、シートSま
たはインサート紙Iを一時的に貯えるためのバッファパ
ス43とソートパス8を切り換える。33はノンソート
パス4内のシートを検知するシート検知センサ、32は
ソートパス8内のシートを検知するシート検知センサで
ある。6はソートパス8に設けられた搬送ローラであ
る。
【0045】84はシートを一時的に集積し、集積され
たシートSまたはインサート紙Iを整合し、ステイプル
ユニット80によってステープル処理を行うため等に設
けられた中間トレイ(以下、処理トレイという)82、
およびこの処理トレイに積載されたシートSまたはイン
サート紙Iを整合する整合板88を含む処理トレイユニ
ットである。
【0046】処理トレイ82は、画像形成面が下向きの
状態で搬送されたシートS及びインサート紙Iを、画像
形成面が下向きの状態を維持したままスタックする。整
合板88は、シート搬送方向に対して直交する方向(垂
直方向、即ち、シート幅方向)のシートのずれ、及びシ
ートの斜行等を補正すべく、画像形成面が下向きの状態
でスタックされた処理トレイ82上のシートに対して整
合処理を行う。ステイプルユニット80は、画像形成面
が下向きの状態で集積、整合されたシートの後端部位に
ステイプル処理を行う。
【0047】これにより、先頭ページから順番に画像形
成されたシートを下向きの状態で排出できるので、例え
ば、複写機能の他にファクシミリ機能やプリンタ機能を
有す画像形成装置において、如何なる機能においても先
頭ページからの処理が可能になると共に、画像形成装置
本体102側にステイプラユニット80を設けることが
出来るので、シート処理装置103が大型化、複雑化す
ること無く、頁順序及び画像の向きが整った、画像形成
面からみてシートの左側が綴じ位置となる出力結果をユ
ーザが得る事ができ、使い勝手や生産性及びコストパフ
ォーマンス等を向上させることが出来る。尚、このこと
に関連して、パンチ処理に関しても、シートの後端部に
パンチ処理を行わせるよう制御している。
【0048】この処理トレイ82の排出端側には、束排
出ローラを構成する一方の排出ローラ、ここでは、固定
側としての排出ローラ83bが配置されている。7はソ
ートパス8に配され、シートSまたはインサート紙Iを
処理トレイ82上に排出するための第1の排出ローラで
ある。9はノンソートパス4に配され、シートSまたは
インサート紙Iをサンプルトレイ(第1の積載トレイ)
85上に排出するための第2排出ローラである。
【0049】83aは揺動ガイド81に支持されてお
り、この揺動ガイド81が閉じ位置に来たとき、下排紙
ローラ83bに加圧的に当接して処理トレイ82上のシ
ートSまたはインサート紙Iをスタックトレイ(第2の
積載トレイ)86上に束排出する上排出ローラである
(尚、当該シート束排出動作は、部の切れ目等、1つの
グループの処理が完了する度に行われる)。87は、ス
タックトレイ86、サンプルトレイ85上に積載される
シート束の後端縁(束排出方向に対しての後端縁)を突
き当て支持する束積載ガイドであり、ここではシート処
理装置103の外装を兼ねている。
【0050】20は、画像形成装置本体側からのシート
にインサートすべき、予め画像形成されたインサート紙
Iをセットするインサート紙格納部である。21はイン
サート紙を給紙する給紙ローラ、22は給紙したインサ
ート紙を分離する分離ローラである(当該形態では、最
上層のインサート紙から順次分離給送する)。27はイ
ンサート紙格納部20にインサート紙がセットされてい
るか否かを検知するインサート紙セット検知センサであ
る。給紙したインサート紙Iは、搬送ローラ23、2
4、25、26によって搬送ローラ2に搬送される。
【0051】尚、オペレータにより、上記格納部20上
には、画像形成面が上向きの状態(ファイスアップ状
態)でインサート紙Iがセットされ、複数ページの場合
は、最上層のシートが先頭ページで、最下層のシートが
最終ページとなるようセットされる。又、給紙されたイ
ンサート紙Iは、搬送ローラ23、24、25、26上
の搬送パスを介すことで、シートの表裏が反転され、搬
送ローラ2を通過する際には、既に、画像形成面が下向
きの状態となっている。
【0052】このような構成の当該画像形成システムに
おいて、読取給紙装置101の自動原稿給送部51に原
稿をセットし、操作部40からユーザが所望の設定を行
い、動作開始を指定することで、画像形成動作が開始す
る。画像形成動作が開始すると、まず読取給紙装置10
1で原稿の読み取りを先頭ページ側から順次行うと同時
に、画像形成装置102では設定された記録紙格納部5
3、54から記録紙の給紙を開始し、シート搬送路を介
して画像形成部62に搬送する。読取給紙装置101で
読み取った画像情報に基づいて形成されたトナー画像
を、給紙したシートに転写し、定着部を通過させてシー
ト上に固定する。そして、画像形成面が下向きとなるよ
うシートの表裏を反転させ、シート処理装置103へシ
ートを搬送する。シート処理装置103では、インサー
ト紙の搬送、パンチ、シートの分類、ステイプル等のシ
ートの処理を行った後、シートが出力される。
【0053】図2はシート処理装置103が有するパン
チユニット50の構成を示す図(尚、この図は当該ユニ
ットを上方から見た図である)である。パンチユニット
50は、シート搬送方向Aと直交するシート幅方向のシ
ート端部を検知するシート端部検知センサ93および穿
孔部90を有する。シート端部検知センサ93は発光部
および受光部を有するフォトカプラから構成されてお
り、発光部および受光部間にシートが介在して発光部か
らの光が遮られたことによってシート端部を検知する。
尚、本形態では、シート端部検知センサ93と穿孔部9
0は一体型とし、シート搬送方向に直交する方向DE
に、シート端部検知センサ93と穿孔部90とが一緒に
移動可能に構成している。
【0054】穿孔部90は回転軸191の側面に突設し
たポンチ91および回転軸191と平行に設けられた回
転軸192(図3参照)に軸支されたダイス92を有す
る。回転軸191および回転軸192はパンチ駆動モー
タ(図示せず)により同期して回転する。
【0055】図3はパンチユニット50による穿孔動作
を示す図である。通常、パンチユニット50は同図
(A)に示すホームポジション(HP)の位置にあり、
回転軸191に取り付けられているパンチ位置フラグ9
8を検知するパンチ位置センサ99によって位置決めさ
れる。シート検知センサ31がシート後端を検知した
後、所定のタイミングでパンチ駆動モータを駆動するこ
とにより、ポンチ91とダイス92が回転し、ポンチ9
1がダイス92に形成されたダイス穴92aに噛み合
い、搬送中のシートを穿孔する(同図(B)参照)。そ
して、搬送中のシートへの穿孔を終了すると、ポンチ9
1は搬送路から抜ける(同図(C)参照)。この穿孔動
作の際、ポンチ91およびダイス92の回転速度を搬送
ローラ対3の回転速度と同一にすることで、搬送中のシ
ートに穿孔することが可能である。
【0056】また、穿孔部90には、シートの搬送方向
Aと直交するシート幅方向(図2の矢印DE方向)に移
動自在なパンチスライドHP検知センサ94が設けられ
ている。パンチスライドHP検知センサ94を矢印E方
向に移動することにより、シート処理装置103に設け
られたパンチスライドHP規定部95を検知する。ここ
で、パンチスライドHPは、斜行や横レジのずれ量に相
当するシート基準位置の数mm手前(図2のL2に相
当)とする。
【0057】さらに、穿孔部90には、シート端部検知
センサ93および横レジHP検知センサ96が設けられ
ており、センサスライドモータ(図示せず)の駆動によ
り、シート端部検知センサ93および横レジHP検知セ
ンサ96は矢印D、E方向に移動自在である。横レジH
P検知センサ96を矢印E方向に移動することにより、
横レジHP規定部97を検知する。また、シート端部検
知センサ93を矢印D方向に移動させ、選択されたシー
トサイズに対応するシート端部検知待機位置に待機させ
ておく。ここで、シート端部検知待機位置とは、パンチ
ユニット50の中心から用紙幅の半分の長さ分離れた位
置である。このように、シート搬送前にセンサスライド
モータを駆動し、シート端部検知センサ93を、パンチ
ユニット50の中心から用紙幅の半分の長さ分離れた位
置に移動させておく。
【0058】シート検知センサ31によってシートの先
端を検知してから所定時間が経過したことに応じて、パ
ンチスライドモータ(図示せず)を駆動し、穿孔部90
およびシート端部検知センサ93を矢印D方向に移動
し、シート端部検知センサ93の発光部および受光部間
がシートによって遮られることによりシート端部を検知
した後、パンチスライドモータを停止させる。これによ
り、穿孔位置をシート端部を基準に揃えることが可能で
ある。この時点で、シート搬送方向に直交する方向(シ
ート幅方向)のパンチ位置の調整が完了する。このよう
に、上述のシート端部検知センサ93は、シート上にお
ける適正な位置にパンチ処理を実行可能にすべく、パン
チ処理すべき位置の位置決めを行うものであって、そし
て、穿孔部50は、シート上における当該シート端部検
知センサ93の検知結果に応じた位置に、パンチ処理す
る。
【0059】尚、後述するが、本形態では、パンチ処理
すべきシートのサイズ(例えば、シートの搬送方向の長
さ)が異なる場合、それに応じて、穿孔部90およびシ
ート端部検知センサ93を矢印D方向に移動させるタイ
ミングを、異ならせるよう制御している。即ち、互いに
サイズ(例えば、シートの搬送方向の長さ)が異なる複
数のシートの各シートのサイズ(例えば、シートの搬送
方向の長さ)毎に上述の所定時間を異ならせている。
【0060】つぎに、シート検知センサ31によってシ
ートSの先端を検知してから、パンチスライドモータ
(図示せず)を駆動するまでの所定時間Tの算出方法に
ついて示す。図4は穿孔されたシートSを示す図であ
る。ここで、搬送方向のシートの長さ(サイズ)をL、
パンチ穴の中心とシート搬送方向Aに対するシート後端
との距離(パンチオフセット)をXとする。また、シー
ト検知センサ31とシート端部検知センサ93の距離を
Kとし(図2参照)、シートSの搬送速度をVとする。
【0061】シート検知センサ31によってシートSの
先端が検知されてから、シートS上の穿孔位置がシート
端部検知センサ93に到達するまでの時間T1は、数式
(1)に示す通りである。
【0062】 T1= (K+L−X)/V …… (1) また、L2(図2参照)はシートSの斜行または横ずれ
等の許容範囲である。すなわち、L2はシート搬送方向
Aに対して直交する方向に、シート搬送中心を基準とし
たシート端部が通過しうる許容範囲であり、シート搬送
中心の手前および奥行方向(DE方向)にそれぞれ設定
されている。つまり、シートの横ずれ量や斜行量が、L
2に相当する値を超える場合は、シートの搬送不良とみ
なし、例えば、パンチ処理等の処理を実行しないように
制御する。
【0063】さらに、パンチスライドの移動速度、すな
わち穿孔部90およびシート端部検知センサ93が矢印
D方向に移動する速度をV2とすると、穿孔部90およ
びシート端部検知センサ93が移動するために必要な最
大時間T2は、数式(2)に示す通りである。
【0064】 T2 = (2×L2)/V2 …… (2) 図5はシート検知センサ31、シート端部検知センサ9
3、パンチスライドHP検知センサ94、パンチ位置セ
ンサ99、パンチ駆動モータ、パンチスライドモータの
信号および駆動波形を示すタイミングチャートである。
ここで、T3はパンチ駆動モータが駆動を開始してか
ら、ポンチ91およびダイス92が搬送中のシートを介
して噛み合って穿孔するまでの時間である。尚、T3は
ポンチ91およびダイス92が搬送中のシートを介して
噛み合ってから穿孔するまでの時間であってもよい。す
なわち、シート検知センサ31によって搬送方向におけ
るシートの先端が検知されたタイミングからパンチスラ
イドモータ(当該モータは、上述したように、穿孔部9
0とシート端部検知センサ93を移動させる為のモー
タ)を駆動するまでの時間Tは、数式(3)に示す通り
である。
【0065】T=T1−T2−T3 …… (3) ここで、Tは、シートが実際にシート端部検知センサ9
3の位置に達していないと、シート端部を検知すること
が不可能であるので、T>K/V という条件を満足し
ている。
【0066】上述の算出結果Tは、次のように用いられ
る。例えば、シート検知センサ31によって搬送方向に
おけるシートの先端が検知した時点から上記算出結果で
ある時間Tが経過したことに応じて、パンチスライドモ
ータを駆動してシート端部検知センサ93によるシート
端部検知を開始させる(つまり、シートの端部をサーチ
すべく、D方向にシート端部検知センサ93を移動させ
る。尚、穿孔部90とシート端部検知センサ93は一体
型なので、当然、穿孔部90も一緒にD方向に移動す
る)。そして、当該センサ93によりシートの端部を検
知したら、その検知結果に基づいた位置をパンチ処理す
べきパンチ位置として、穿孔部90の位置決めを完了さ
せ、その後、当該検知結果に基づいた位置に穿孔部90
によるパンチ処理を実行させる。
【0067】以上の説明を踏まえ、パンチ処理すべきシ
ートのサイズ(シートの搬送方向の長さ)、及び、シー
ト検知センサ31により搬送方向におけるシートの先端
を検知してからシート端部検知センサ93によりシート
の端部検知処理を開始させるまでの時間(シート端部検
知センサ93の移動を開始するまでの待機時間)、及
び、シート端部検知センサ93によりシートの端部検知
処理を行う位置、及び、シート端部検知センサ93によ
りシートの端部検知処理を行ってから実際にシートに対
してパンチ処理するまでの時間の、これらの関係につい
て以下の具体的な例を用いて説明する。
【0068】例えば、パンチ処理すべきシートが、A4
サイズのシートの場合と、当該シートよりも搬送方向の
長さが大サイズのA3サイズのシートの場合と、を比較
しながら説明すると、本形態では、A3サイズのシート
の場合におけるシート端部検知センサ93によるシート
の端部検知を開始させるタイミング(D方向に向けての
シート端部検知センサ93の移動の開始タイミング)
を、A4サイズのシートの場合におけるシート端部検知
センサ93によるシートの端部検知を開始させるタイミ
ングよりも遅延させるよう制御している。
【0069】この理由は、当該装置にて搬送可能で且つ
パンチ処理可能なシートであれば、どのようなサイズの
シートに対しても、常に、シートの後端部側で、シート
の端部検知を行わせる為であり、シートの後端部を基準
とするシート端部検知を実現する為である。何故、シー
トの後端部を基準にするかは、シートの後端部にパンチ
処理を行うからである。
【0070】つまり、本形態では、当該装置にて搬送可
能で且つパンチ処理可能なシートであれば、どうのよう
なサイズ(シートの搬送方向の長さに相当)のシートに
対しても、常に、パンチ処理すべきシート上のパンチ位
置付近(パンチ処理すべき位置周辺のポイント)にて、
シート搬送方向に直交する方向のシート端部検知を実行
するよう制御しているからである。
【0071】このような理由により、シート検知センサ
31により搬送方向におけるシートの先端を検知してか
ら、シート端部検知センサ93によりシートの端部検知
処理を開始させるまでの時間を、サイズ(本形態では、
シートの搬送方向の長さ)が異なる複数のシートの各シ
ートのサイズ毎に異ならせるよう制御しており、例え
ば、パンチ処理すべきシートのサイズに応じて、シート
端部検知動作の開始タイミングを早めたり、遅延させた
りする。
【0072】そして、シート端部検知センサ93により
シートの端部検知処理を行う位置に関しては、上述した
ように、シートのサイズに関係に無く、常に、シートの
後端側、即ち、パンチ処理すべきシート上のパンチ位置
付近(パンチ処理すべき位置周辺のポイント)にて、シ
ートの端部検知を行うよう制御しており、シートのサイ
ズに関係になく、常に同じポイントでシートの端部検知
を行うよう制御している(即ち、シートのサイズに関係
に無く、シート端部検知センサ93による検知位置から
シートの最も後端位置までの距離が、常に一定とな
る)。
【0073】そして、シート端部検知センサ93により
シートの端部検知処理を行ってから実際にシートに対し
てパンチ処理するまでに要する時間(所要時間)に関し
ても、シートのサイズに関係なく、常に一定となるよう
制御しており、シート上のパンチ位置付近で、シートの
端部検知を行うことにより、当該時間を非常に短くする
こと出来る。
【0074】このように、シートのサイズに関係なく、
シート端部検知センサ93によりシートの端部検知処理
を行ってから実際にシートに対してパンチ処理するまで
に要する時間を非常に短くしているので、パンチ処理す
べきシートの斜行や、横ずれが発生したとしても、又
は、それがどのようなサイズのシートであろうとも、シ
ートの端部検知を行った時点での斜行量と、実際にシー
トに対してパンチ処理した時点での斜行量との、その度
合いの差が大きくなるのを防ぎ、パンチ処理すべき適正
な位置が非常に変化することを防止して、シート搬送方
向に対して直交する方向のシート幅方向のパンチ位置の
ずれを、最小限に抑えることが出来る。
【0075】図6は画像形成システムの制御部の構成を
示すブロック図である。コントローラ回路部200は、
中央処理演算部(以下、CPUという)2002、メモ
リ2001、I/O制御部2003などを有する。CP
U2002は所定のプログラム(後述するフローチャー
トの処理を含む各種の処理を実行する為のプログラム等
を含む)にしたがって演算を行いかつ全体の制御を司
る。メモリ2001はプログラムや所定のデータを格納
するRAM、ROM、ICカード、フロッピーディスク
などを含み、プログラム(後述するフローチャートの処
理を含む各種の処理を実行する為のプログラム等を含
む)やデータの読み書きを行う。I/O制御部2003
は入出力信号の伝送や制御を行う。
【0076】I/O制御部2003には、操作部制御部
201、記録紙給紙制御部202、読取給紙装置制御部
203、画像形成制御部204およびシート処理装置制
御部205が接続されている。
【0077】また、メモリ2001およびI/O制御部
2003は、CPU2002からの制御信号により制御
される。さらに、コントローラ回路部200は、I/O
制御部2003を介して、操作部制御部201、記録紙
給紙制御部202、読取給紙装置制御部203、画像形
成制御部204およびシート処理装置制御部205を動
作させる。
【0078】上記構成を有する画像形成システムでは、
ユーザが読取給紙装置101の自動原稿給送部51上に
原稿をセットし、画像形成装置の操作部40で動作モー
ドの設定および複写開始を指定すると、自動原稿給送部
51は原稿を1枚づつ先頭ページから順次、原稿台ガラ
ス78上の読み取り位置に給送し、光学系52を用いて
読み取りを行う。
【0079】CCDラインセンサ76で露光された原稿
画像を光電変換し、画像信号として読み取る。読み取ら
れた画像信号に対し、操作部40からのユーザの設定に
応じて各種画像処理を施した後、画像信号は感光体を露
光するための光信号に変換される。そして、通常の電子
写真プロセスの帯電、露光、潜像、現像、転写、分離、
定着工程を経てシートS上に画像が形成される。画像が
形成されたシートSはローラ64aによりスイッチバッ
ク搬送され、画像形成面が下向きの状態にされ、搬送ロ
ーラ65により画像形成装置102本体側から排出さ
れ、入り口ローラ1を介してシート処理装置103の搬
送路に搬送される。シート処理装置103は、操作部4
0からの設定に応じてコントローラ回路部200により
制御される。画像形成装置102から排出されたシート
Sは、シート処理装置103に移送される。
【0080】操作部40でパンチ動作モードが選択され
ている場合、コントローラ回路部200はシート処理装
置制御部205を動作させ、センサスライドモータを駆
動し、シート搬送開始前にシート端部検知センサ93を
用紙サイズに合わせた所定位置(シート端部検知待機位
置)に移動させる。
【0081】シート検知センサ31によってシート先端
を検知すると、コントローラ回路部200はシートSの
シート搬送方向長さによりパンチスライド駆動開始まで
の待ち時間を計算し、タイマを動作させる(当該待ち時
間は、上述したように、シートの搬送方向の長さ毎に異
なる値である)。コントローラ回路部200は、パンチ
スライド駆動開始待ち時間を経過したと判断した場合、
シート処理装置制御部205を動作させ、パンチスライ
ドモータを駆動し、穿孔部90およびシート端部検知セ
ンサ93をシート幅方向(図2の矢印D方向)に移動さ
せる。そして、シート端部検知センサ93がシート端部
を検知すると、コントローラ回路部200は、パンチス
ライドモータを停止して穿孔部90およびシート端部検
知センサ93の位置決めを行う。
【0082】シート検知センサ93によってシート後端
を検知すると、コントローラ回路部200はシートS上
の穿孔位置であるパンチオフセット(X)に基づき、パ
ンチスライド駆動開始までの待ち時間を計算し、タイマ
を動作させる。所定時間経過後、コントローラ回路部2
00は、パンチ駆動モータ(図示せず)を駆動し、穿孔
部90のポンチ91およびダイス92を回転動作させて
シートSを穿孔する。
【0083】パンチ位置センサ99によって穿孔動作
(パンチ動作)の終了を検知すると、コントローラ回路
部200は、シート処理装置制御部205を動作させ、
パンチスライドモータ(図示せず)を駆動し、穿孔部9
0およびシート端部検知センサ93をパンチスライドH
P方向(図2の矢印E方向)に移動させる。
【0084】パンチHP検知センサ94によってパンチ
スライドHP規定部95が検知されると、コントローラ
回路部200はシート処理装置制御部205を動作さ
せ、パンチスライドモータ(図示せず)を停止させて穿
孔部90およびシート端部検知センサ93を待機させ
る。
【0085】また、コントローラ回路部200はシート
処理装置制御部205を動作させ、搬送フラッパ11を
駆動して搬送経路を切り替える。サンプルトレイ85に
積載する場合、シートSは排出ローラ9を経由して排出
される。スタックトレイ86に積載する場合、シートS
は搬送ローラ6を経由して、排紙ローラ7から排出さ
れ、処理トレイ82に排出される。
【0086】操作部40でステイプル動作が選択されて
いる場合、コントローラ回路部200はシート処理装置
制御部205を動作させ、ステイプルユニット80を動
作し、処理トレイ82に積載したシート束のその後端に
ステイプル処理を行う。また、コントローラ回路部20
0はシート処理装置制御部205を動作させ、整合板8
8を動作させ、積載するシート束を整えるとともに、ス
タックトレイ86上に積載する束の仕分け方向を制御す
る。さらに、コントローラ回路部200はシート処理装
置制御部205を動作させ、揺動ガイド81を閉じた
後、束排紙ローラ(上排紙ローラ83a、下排紙ローラ
83b)を駆動し、処理トレイ82内のシート束をスタ
ックトレイ86に排出して積載する。
【0087】図7、図8および図9はパンチ動作処理手
順を示すフローチャートである。この処理プログラムは
メモリ2001内のROMに格納されており、CPU2
002によって実行される。
【0088】CPU2002は、操作部制御部201を
動作させ、積載動作、ステイプル動作、パンチ動作の入
力を受け付け、操作部40でユーザの入力により指定さ
れた動作設定に基づき、記録紙給紙制御部202、読取
給紙装置制御部203、画像形成制御部204、シート
処理装置制御部205を動作させる。
【0089】まず、CPU2002は、ユーザによって
コピースタート動作が選択されたか否か、つまりコピー
スタートキーがオンしたか否かを判別する(ステップS
1)。コピースタートがオンであると判別した場合、画
像形成動作を開始する(ステップS2)。
【0090】ユーザによってコピースタート動作が選択
される前に、ユーザによってパンチ動作モードが選択さ
れているか否かを判別し(ステップS3)、ユーザによ
ってパンチ動作モードが選択されていないと判別した場
合、JOBが終了したか否かを判別する(ステップS
4)。
【0091】JOBが終了したと判別した場合、ステッ
プS1の処理に戻り、一方、JOBが終了していないと
判別した場合、ステップS2の処理に戻り、画像形成動
作を継続する。
【0092】一方、ステップS3でユーザによってパン
チ動作が選択されている場合、CPU2002は、シー
ト処理装置制御部205を動作させ、センサスライドモ
ータを駆動し、シート端部検知センサ93を用紙サイズ
に合わせた所定位置(シート端部検知待機位置)に移動
させる(ステップS5)。そして、シート検知センサ3
1によってシートの先端が検知されるのを待つ(ステッ
プS6)。
【0093】CPU2002は、シートの先端が検知さ
れると、シート搬送長さからパンチスライド駆動開始待
ち時間を算出する。(ステップS7)。そして、CPU
内部のタイマAをクリアした後、スタートさせる(ステ
ップS8)。尚、ステップS7において、算出する値
は、上述したように、各シートのサイズ(シートの搬送
方向の長さ)毎に異なる。
【0094】タイマAのカウントがパンチスライド駆動
開始待ち時間に達するのを待ち(ステップS9)、パン
チスライド駆動開始待ち時間に達すると、CPU200
2は、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチ
スライドモータを駆動させ、シート端部検知センサ93
がシートの端部を検知するように、穿孔部90およびシ
ート端部検知センサ93のシート幅方向(図2の矢印D
方向)への移動を開始する(ステップS10)。この
後、CPU2002はタイマAを停止してクリアする
(ステップS11)。
【0095】ここで、ステップS10で穿孔部90およ
びシート端部検知センサ93のシート幅方向への移動を
開始すると、シート端部検知処理が起動する。図10は
シート端部検知処理手順を示すフローチャートである。
この処理プログラムはメモリ2001内のROMに格納
されており、CPU2002によって図7、図8および
図9に示す処理と並列処理で実行される。すなわち、シ
ート端部検知センサ93によってシート端部が検知され
るのを待ち(ステップS31)、シート端部が検知され
た場合、CPU2002はパンチスライドモータを停止
させ、穿孔部90およびシート端部検知センサ93の移
動を停止し(ステップS32)、処理を終了する。ここ
までの処理で、搬送方向に対して直交するシートの幅方
向のパンチ位置の調整が完了する。
【0096】一方、ステップS11でタイマAをクリア
した後、CPU2002は、シート検知センサ31によ
ってシートの後端が検知されるのを待つ(ステップS1
2)。シートの後端が検知されると、CPU2002は
予め設定されているシート搬送方向に対するパンチ位置
(シート後端からXの位置)に応じたパンチ回転駆動開
始待ち時間を算出する(ステップS13)。そして、タ
イマAをスタートさせ(ステップS14)、タイマAの
カウントがパンチ回転駆動開始待ち時間に達するのを待
ち(ステップS15)、シート処理装置制御部205を
動作させ、パンチ駆動モータを駆動し、搬送中のシート
の後端に穿孔処理を行う(ステップS16)。そして、
CPU2002はタイマAを停止し、クリアする(ステ
ップS17)。
【0097】パンチ位置検知センサ99によって穿孔終
了が検知されるのを待ち(ステップS18)、穿孔終了
が検知されると、CPU2002はシート処理装置制御
部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動し、
穿孔部90およびシート端部検知センサ93のパンチス
ライドHPへの移動を開始する(ステップS19)。
【0098】パンチスライドHPセンサ94によってパ
ンチスライドHP規定部95が検知されるのを待ち(ス
テップS20)、パンチスライドHP規定部95が検知
されると、CPU2002は穿孔部90およびシート端
部検知センサ93のパンチスライドHPへの移動を停止
させる(ステップS21)。
【0099】そして、パンチ位置検知センサ99によっ
てパンチHPが検知されるのを待ち(ステップS2
2)、パンチHPが検知されると、CPU2002はポ
ンチ91およびダイス92の回転動作を停止させ(ステ
ップS23)、ステップS4の処理に戻る。
【0100】この後、前述したように、CPU2002
は、ステップS4でJOBが終了したか否かを判別し、
JOBが終了したと判別された場合、ステップS1の処
理に戻り、次のJOBに備える。一方、ステップS4で
JOBが続行すると判別された場合、CPU2002は
ステップS2の処理を実行して画像形成動作を継続す
る。
【0101】このように、第1の実施形態における画像
形成システムでは、シート幅の長さ(シートの搬送方向
の長さ)情報に基づき、シート端部検知待機位置にシー
ト端部検知センサを移動させておき、シートの端部を検
知するために、シート端部検知センサ93の位置に対
し、シート上の穿孔位置が、検知するシートの長さに関
係無く、所定位置に到達するタイミングに合わせて、シ
ート端部検知センサ93をシート端部検知待機位置から
移動させる(即ち、どのようなサイズのシートに対して
も、実際にパンチ処理すべきパンチ位置付近にて、シー
トの端部を検知出来るようにする為に、シート端部検知
センサ93の移動開始のタイミングを各シートの搬送方
向の長さ毎に異ならせる)。そして、シート端部検知セ
ンサ93によってシート端部を検知したとき、パンチス
ライドの移動を終了させ、穿孔動作を行うことにより、
シート搬送方向と直交するシート幅方向に対してのパン
チ位置のずれを最小限にすることができ、より高品位な
シート処理装置をユーザに提供できる。
【0102】[第2の実施形態]第2の実施形態におけ
る画像形成システムは、前記第1の実施形態と同一の械
的構成および電気的構成を有するので、その説明を省略
し、ここでは、前記第1の実施形態と異なるパンチ動作
処理を中心に説明することとする。
【0103】第2の実施形態では、パンチ可能なシート
サイズはシート搬送方向長さから判断可能である。前述
した図4は穿孔処理可能なシートの搬送方向の長さが最
小であるシートを示し、穿孔処理されていることを示し
ている。
【0104】すなわち、穿孔処理可能なシートの搬送方
向の最小長さをL、パンチ穴の中心とシート搬送方向A
におけるシート後端との間の距離(パンチオフセット)
をXとする。また、シート検知センサ31と穿孔部90
との間の距離をMとし(図2参照)、シート検知センサ
31とシート端部検知センサ93との間の距離をKとす
る。さらに、シートの搬送速度をVとする。
【0105】シート検知センサ31によってシートの後
端が検知されてから、シート上のパンチ位置が穿孔位置
に到達するまでの時間T1は、数式(4)に示す通りで
ある。
【0106】T1= (M−X)/V …… (4) 前述した図5において、T3はパンチ駆動モータが駆動
を開始してから、ポンチ91およびダイス92が搬送中
のシートを介して噛み合って穿孔するまでの時間であ
る。すなわち、シート検知センサ31においてシートの
後端を検知した後、パンチ駆動モータを駆動させて穿孔
位置に穿孔できるためには、数式(5)を満足すること
が必要である。
【0107】T1 > T3 …… (5) また、L2(図2参照)はシートSの斜行または横ずれ
等の許容範囲である。すなわち、シート搬送方向Aに対
して直交する幅方向において、シート搬送中心を基準と
したシート端部が通過しうる許容範囲であり、シート搬
送中心の手前および奥行方向(DE方向)にそれぞれ設
定されている。さらに、パンチスライドモータの速度を
V2とすると、パンチスライドが移動するために、必要
な最大時間T2は、前述した数式(2)に示す通りであ
る。
【0108】 T2 = (2×L2)/V2 …… (2) 実際、シート端部検知センサ93がシート端部を検知す
るためには、シートがシート端部検知センサ93を通過
中に、穿孔部90およびシート端部検知センサ93が2
×L2の距離を移動できなければならない。すなわち、
数式(6)の条件が満たされていることが必要である。
【0109】 T2 < (L−X)/V −T3 …… (6) つぎに、穿孔処理可能なシートの搬送方向の最小長さL
と、シート検知センサ31とシート端部検知センサ93
との間の距離Kとの関係について示す。図11は第2の
実施形態における穿孔処理可能なシートの搬送方向の最
小長さLと、シート検知センサ31とシート端部検知セ
ンサ93との間の距離Kとの関係を示す図である。ここ
で、穿孔処理するシートの搬送方向の長さをNとする
(N>L)。
【0110】同図(A)はK>Lの場合である。この場
合、シート検知センサ31によってシートの後端を検知
した後、シートの移動量を検出する。シートの移動量の
検出は、例えばシート搬送モータのクロックを検知する
ことで可能であり、シート検知センサ31によってシー
トの後端を検知した後、(K−L)分のクロックをカウ
ントすることにより、シートの後端とシート端部検知セ
ンサ93との間の距離が穿孔処理可能なシートの搬送方
向の最小長さLと等しいと判断することができ、パンチ
スライドモータ(図示せず)の駆動を開始する。
【0111】あるいは、シート搬送モータの速度Vか
ら、シート検知センサ31によってシートの後端を検知
した後、(K−L)/V分の時間をタイマでカウントす
ることで、シートの後端とシート端部検知センサ93と
の間の距離が穿孔処理可能なシートの搬送方向の最小長
さLと等しいと判断することができ、パンチスライドモ
ータ(図示せず)の駆動を開始する。
【0112】同図(B)はK=Lの場合である。この場
合、シート検知センサ31によってシートの後端を検知
した後、パンチスライドモータ(図示せず)の駆動を開
始する。
【0113】同図(C)はK<Lの場合である。この場
合、シート検知センサ31によってシートの先端を検知
した後、シートの移動量を検出する。シートの移動量の
検出は、例えばシート搬送モータのクロックを検知する
ことで可能であり、シート検知センサ31によってシー
トの先端を検知した後、(N+K−L)分のクロックを
カウントすることでシートの後端とシート端部検知セン
サ93との間の距離が、穿孔処理可能なシートの搬送方
向の最小長さLと等しいと判断することができ、パンチ
スライドモータ(図示せず)の駆動を開始する。
【0114】あるいは、シート搬送モータの速度Vか
ら、シート検知センサ31によってシートの後端を検知
した後、(N+K−L)/V分の時間をタイマでカウン
トすることでシートの後端とシート端部検知センサ93
との間の距離が、穿孔処理可能なシートの搬送方向の最
小長さLと等しいと判断することができ、パンチスライ
ドモータ(図示せず)の駆動を開始する。
【0115】そして、パンチスライドモータ(図示せ
ず)を駆動し、穿孔部90およびシート端部検知センサ
93を矢印D方向に移動し、シート端部検知センサ93
の発光部および受光部間がシートによって遮られること
により、シート端部を検知した後、パンチスライドモー
タを停止させる。これにより、シート端部を基準に穿孔
位置を揃えることが可能になる。
【0116】このように、穿孔処理可能なシートの搬送
方向の最小長さLと、シート検知センサ31とシート端
部検知センサ93との間の距離Kとの関係が図11
(A)、(B)のように、K≧Lである場合、シート検
知センサ31によってシート後端を検知すると、あるい
は図11(C)のように、K<Lである場合、シート検
知センサ31によってシート先端を検知すると、コント
ローラ回路部200はシートの後端とシート端部検知セ
ンサ93との間の距離が、穿孔処理可能なシートの搬送
方向の最小長さLと等しくなるまで待つ。これは、前述
したように、シートの搬送速度およびシートの搬送方向
の長さデータから判断可能である。あるいは、シート搬
送モータのクロックをカウントすることにより判断可能
である。
【0117】コントローラ回路部200がシートの後端
とシート端部検知センサ93と間の距離が穿孔処理可能
なシートの搬送方向の最小長さLに等しいと判断した場
合、シート処理装置制御部205を動作させ、パンチス
ライドモータを駆動し、穿孔部90およびシート端部検
知センサ93をシート幅方向(図2の矢印D方向)に移
動させる。シート端部検知センサ93がシート端部を検
知すると、コントローラ回路部200は、パンチスライ
ドモータを停止して穿孔部90およびシート端部検知セ
ンサ93の位置決めを行う。
【0118】上述の説明を踏まえて説明すると、本形態
は、シート端部センサ93と搬送されるシートの後端と
の距離が所定長さ(所定距離)であるか否かを確認し、
確認結果に応じて、シート端部検知センサ93による端
部検知動作を開始させるよう制御しており、シート検知
センサ31によってシートの先端を検知してから、どれ
だけシートを搬送したかに応じて、シート端部検知セン
サ93による端部検知動作を開始させるよう制御する。
以下に具体的な例を用いて説明する。
【0119】例えば、上記所定長さを、185mmと仮
定し、A4サイズのシートに対してパンチ処理する場
合、当該シートの搬送方向の長さは、210mmなの
で、210−185=25mmとなり、つまり、シート
検知センサ31により当該シートを検出してから、当該
シートを、シート搬送方向下流側に、更に25mm搬送
した時点で、シート端部検知センサ93による端部検知
を開始させる。又、例えば、A3サイズのシートに対し
てパンチ処理する場合は、当該シートの搬送方向の長さ
は、420mmなので、420mm−185mm=13
5mmとなり、つまり、シート検知センサ31により当
該シートを検出してから、当該シートを、シート搬送方
向下流側に、更に135mm搬送した時点で、シート端
部検知センサ93による端部検知を開始させる。
【0120】これにより、シートの搬送方向の長さに関
係なく、実際にパンチ処理すべき位置付近でのシートの
端部検知を実行すること出来る。また、シートの端部検
知を行う位置が、実際にパンチ処理すべき位置に、近け
れば近いほど、シートの横ずれや、斜行が発生した場合
における、シートの端部検知を行った時点での斜行量と
実際にパンチ処理した時点での斜行量との、その度合い
の差を最小限に抑えることができ、シート幅方向のパン
チ位置のずれを最小限にすることができる。従って、パ
ンチ処理に先行して、シート端部検知を行うことが出来
るだけの時間を確保することを条件とし、パンチ処理す
べき位置に出来るだけ近い位置にてシートの端部検知を
実行させる。
【0121】尚、図2を参照し、シート先端検知センサ
31と端部検知センサ93との距離kは、メカ的な構成
データとして予めメモリに記憶されている。また、シー
ト搬送方向の長さデータは、操作部における用紙選択等
のオペレータからの設定情報によって、事前に所得可能
である(尚、例えば、シート検知センサ31と同等なセ
ンサをシート搬送方向上流側に設け、当該センサ上にシ
ートの先端が達してから、シートが通過するまでの時間
を計測することで、シート搬送方向の長さデータを取得
するようにしてもよい)。このように、本形態では、シ
ート先端検知センサ31と端部検知センサ93との距離
K及び、穿孔すべきシートの搬送方向の長さデータを事
前に取得可能に構成しているので、搬送されるシートの
後端とシート端部検知センサ93との距離を適宜チェッ
クすることが可能である。
【0122】図12、図13および図14はパンチ動作
処理手順を示すフローチャートである。この処理プログ
ラムはメモリ2001内のROMに格納されており、C
PU2002によって実行される。
【0123】CPU2002は、操作部制御部201を
動作させ、積載動作、ステープル動作、パンチ動作の入
力を受け付け、操作部40でユーザの入力により指定さ
れた動作設定に基づき、記録紙給紙制御部202、読取
給紙装置制御部203、画像形成制御部204、シート
処理装置制御部205を動作させる。
【0124】まず、CPU2002は、ユーザによって
コピースタート動作が選択されたか否か、つまりコピー
スタートキーがオンしたか否かを判別する(ステップS
51)。コピースタートがオンであると判別した場合、
画像形成動作を開始する(ステップS52)。
【0125】ユーザによってコピースタート動作が選択
される前に、ユーザによってパンチ動作が選択されてい
るか否かを判別し(ステップS53)、ユーザによって
パンチ動作が選択されていないと判別した場合、JOB
が終了したか否かを判別する(ステップS54)。
【0126】JOBが終了したと判別した場合、ステッ
プS51の処理に戻り、一方、JOBが終了していない
と判別した場合、ステップS52の処理に戻り、画像形
成動作を継続する。
【0127】一方、ステップS53でユーザによってパ
ンチ動作が選択されている場合、CPU2002は、シ
ート処理装置制御部205を動作させ、センサスライド
モータを駆動し、シート端部検知センサ93を用紙サイ
ズに合わせた所定位置(シート端部検知待機位置)に移
動させる(ステップS55)。
【0128】そして、シート検知センサ31とシート端
部検知センサ93と間の距離Kが穿孔処理可能なシート
の搬送方向の最小長さL以上であるか否かを判別する
(ステップS56)。CPU2002は、シート検知セ
ンサ31とシート端部検知センサ93との距離Kが穿孔
処理可能なシートの搬送方向の最小長L以上であると判
別した場合、シート検知センサ31によってシートの後
端が検知されるのを待つ(ステップS57)。シート検
知センサ31によってシートの後端が検知されると、C
PU2002はタイマAをスタートさせ(ステップS5
8)、予め設定されているシート搬送方向に対するパン
チ位置(シート後端からXの位置)に応じたパンチ回転
駆動開始待ち時間を算出する。(ステップS59)。
【0129】CPU2002は、タイマAのカウントが
パンチスライド開始待ち時間(K−L)/Vに達するの
を待ち(ステップS60)、達すると、シート処理装置
制御部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動
させ、シート端部検知センサ93がシートの端部を検知
するように、穿孔部90およびシート端部検知センサ9
3のシート幅方向(図2のD方向)への移動を開始する
(ステップS61)。
【0130】一方、ステップS56でシート検知センサ
31とシート端部検知センサ93との間の距離Kが、穿
孔処理可能なシートの搬送方向の最小長さLより短いと
判断された場合、シート検知センサ31によってシート
の先端が検知されるのを待つ(ステップS62)。シー
ト検知センサ31によってシートの先端が検知される
と、CPU2002はタイマAをスタートさせる(ステ
ップS63)。
【0131】タイマAのカウントがパンチスライド開始
待ち時間(N+K−L)/Vに達するのを待ち(ステッ
プS64)、達すると、タイマAを停止してクリアする
(ステップS65)。そして、CPU2002は、シー
ト処理装置制御部205を動作させ、パンチスライドモ
ータを駆動させ、シート端部検知センサ93がシートの
端部を検知するように、穿孔部90およびシート端部検
知センサ93のシート幅方向(図2のD方向)への移動
を開始する(ステップS66)。
【0132】ここで、ステップS61あるいはステップ
S66で穿孔部90およびシート端部検知センサ93の
シート幅方向への移動を開始すると、シート端部検知処
理が起動し、前述した図10のシート端部検知処理を実
行する。この処理は、CPU2002によって図12、
図13および図14に示す処理と並列処理で実行され
る。すなわち、ステップS31でシート端部検知センサ
93によってシート端部が検知されるのを待ち、シート
端部が検知された場合、CPU2002は、ステップS
32でパンチスライドモータを停止させ、穿孔部90お
よびシート端部検知センサ93の移動を停止し、処理を
終了する。
【0133】そして、ステップS66の処理後、CPU
2002は、シート検知センサ31によってシートの後
端が検知されるのを待つ(ステップS67)。シート検
知センサ31によってシートの後端が検知されると、C
PU2002はタイマAをスタートさせる(ステップS
68)。予め設定されているシート搬送方向に対するパ
ンチ位置(シート後端からXの位置)に応じたパンチ回
転駆動開始待ち時間を算出する(ステップS69)。
【0134】この後、タイマAのカウントがパンチ回転
駆動開始待ち時間に達するのを待ち(ステップS7
0)、CPU2002はタイマAを停止してクリアする
(ステップS71)。そして、シート処理装置制御部2
05を動作させ、パンチ駆動モータを駆動し、搬送中の
シートを穿孔する(ステップS72)。
【0135】パンチ位置検知センサ99によって穿孔終
了が検知されるのを待ち(ステップS73)、穿孔終了
が検知されると、CPU2002はシート処理装置制御
部205を動作させ、パンチスライドモータを駆動し、
穿孔部90およびシート端部検知センサ93のパンチス
ライドHPへの移動を開始する(ステップS74)。
【0136】パンチスライドHPセンサ94によってパ
ンチスライドHP規定部95が検知されるのを待ち(ス
テップS75)、パンチスライドHP規定部95が検知
されると、CPU2002は穿孔部90およびシート端
部検知センサ93のパンチスライドHPへの移動を停止
させる(ステップS76)。
【0137】さらに、パンチ位置検知センサ99によっ
てパンチHPが検知されるのを待ち(ステップS7
7)、パンチHPが検知されると、CPU2002はポ
ンチ91およびダイス92の回転動作を停止させ(ステ
ップS78)、ステップS54の処理に戻る。
【0138】この後、CPU2002は、ステップS5
4でJOBが終了したか否かを判別し、JOBが終了し
たと判別した場合、ステップS51の処理に戻り、次の
JOBに備える。一方、ステップS54の処理でJOB
を続行すると判別した場合、ステップS52の処理に戻
り、画像形成動作を継続する。
【0139】第2の実施形態における画像形成システム
では、シート幅の長さ情報に基づき、シート端部検知待
機位置にシート端部検知センサを移動させておき、シー
トの端部を検知するために、パンチ可能最小用紙(長さ
L)のシート搬送のタイミングに合わせて、シート端部
検知センサ93をシート端部検知待機位置から移動さ
せ、シートの横レジおよび斜行の影響を小さくする。シ
ート端部検知センサ93によってシート端部を検知した
とき、パンチスライドの移動を終了し、穿孔動作を行う
ことで、シート搬送方向と直交するシート幅方向に対し
てのパンチ位置のずれを最小限にすることができ、より
高品位なシート処理装置をユーザに提供できる。
【0140】尚、本形態では、シート加工処理モードの
一例として、パンチ処理モードの場合について主に説明
したが、これに限らず、例えば、上述のパンチ処理モー
ドのように、シートの整合動作を行うこと無く、シート
に対してシート加工処理を実行する動作モードであれ
ば、本発明を適用出来る。
【0141】また、本形態では、シートを搬送しながら
穿孔処理する場合について主に述べたが、これに限ら
ず、例えば、シート搬送路上でシートを一旦停止させ、
そしてパンチ処理を行い、シートの搬送を再開するよう
な構成でも本発明を適用できる。即ち、シート搬送路上
で一旦停止させ、パンチ処理するような構成であって
も、パンチ処理に先立ち、シートの整合動作が行われな
ければ、シートが搬送方向に対して垂直方向にずれた
り、シートの斜行が発生する虞があり、そのような現象
が発生した場合は、搬送方向に対して垂直方向にずれた
り、斜行が発生した状態のシートに対して、そのままの
状態で、パンチ処理しなければならないので、本形態の
制御が特に有効になる。
【0142】又、シート端部検知センサ93と穿孔部9
0とは一体型でなくても良く、シート端部検知センサ9
3と、穿孔部90とが、夫々互いに独立して、移動可能
に構成しても本形態は適用できる。
【0143】尚、本発明はシステムあるいは装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。この場合、本発明を達成
するためのソフトウェアによって表されるプログラムを
格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に読み出すこ
とによってそのシステムあるいは装置が本発明の効果を
享受することが可能となる。
【0144】図15は記憶媒体としてのメモリ2001
内のROMのメモリマップを示す図である。このROM
には、図7、図8および図9のフローチャートに示すパ
ンチ動作処理プログラムモジュール、図10のフローチ
ャートに示すシート端部検知処理プログラムモジュー
ル、図12、図13および図14のフローチャートに示
すパンチ動作処理プログラムモジュールが格納されてい
る。
【0145】プログラムモジュールを供給する記憶媒体
としては、ROMに限らず、例えばフロッピーディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮発性
のメモリカードなどを用いることができる。
【0146】
【発明の効果】このように、本形態では、大きいサイズ
のシートであろうが、小さいサイズのシートであろうが
関係なく、常に、実際にシート加工処理すべきシート加
工処理位置の付近にて、シート搬送方向に直交する方向
のシートの端部検知を行うべく、シートの搬送方向の長
さ情報に応じて、シート端部検知センサによるシート端
部検知動作の開始タイミングをコントロールし、例え
ば、大きいサイズのシートの場合は、シート端部検知セ
ンサによるシートの端部検知動作の開始のタイミングを
遅延させたり、小さいサイズのシートの場合は、シート
の端部検知動作の開始のタイミングを早めたりして、シ
ートの搬送方向の長さに関係なく、常に、実際にシート
加工処理すべき位置(シートの後端)付近でのシートの
端部検知を実行し、シート上の適正な位置にシート加工
処理を実行できるよう制御する。
【0147】これにより、高い生産性を維持し、どのよ
うなタイプのシートに対してシート加工処理を実行して
も、適正な位置にシート加工処理を実行でき、シートの
横レジおよび斜行の影響を小さくし、例えば、どのよう
なサイズのシートにおいてシートの横ずれや斜行が発生
した場合でも、シート搬送方向に対して直交する幅方向
のシート加工処理位置のずれを最小限に抑えることがで
きる。これにより、高品位なシート処理装置をユーザに
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態におけるシート処理装置が適用
された画像形成システムの全体構成を示す断面図であ
る。
【図2】シート処理装置103に収納されたパンチユニ
ット50の構成を示す図である。
【図3】パンチユニット50による穿孔動作を示す図で
ある。
【図4】穿孔されたシートSを示す図である。
【図5】シート検知センサ31、シート端部検知センサ
93、パンチスライドHP検知センサ94、パンチ位置
センサ99、パンチ駆動モータ、パンチスライドモータ
の信号および駆動波形を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】画像形成システムの制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】パンチ動作処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】図7につづくパンチ動作処理手順を示すフロー
チャートである。
【図9】図7および図8につづくパンチ動作処理手順を
示すフローチャートである。
【図10】シート端部検知処理手順を示すフローチャー
トである。
【図11】第2の実施形態における穿孔処理可能なシー
トの搬送方向の最小長さLと、シート検知センサ31と
シート端部検知センサ93との間の距離Kとの関係を示
す図である。
【図12】パンチ動作処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】図12につづくパンチ動作処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図14】図12および図13につづくパンチ動作処理
手順を示すフローチャートである。
【図15】記憶媒体としてのメモリ2001内のROM
のメモリマップを示す図である。
【符号の説明】
31 シート検知センサ 90 穿孔部 91 ポンチ 92 ダイス 93 シート端部検知センサ 94 パンチスライドHP検知センサ 103 シート処理装置 200 コントローラ回路部 205 シート処理装置制御部 2001 メモリ 2002 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 範書 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 3F102 AA01 BA02 BB04 CA04 CB01 FA03 3F108 GA01 GB07

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されたシートの穿孔処理を行うシー
    ト処理装置であって、 前記シートを穿孔する穿孔手段と、 該穿孔手段とともに移動し、前記搬送されたシートの幅
    方向の端部を検知するシート端部検知手段と、 前記穿孔手段および前記シート端部検知手段を前記シー
    トの搬送方向に対して直交する幅方向に移動させる移動
    手段と、 前記搬送されるシートを検知するシート検知手段と、 該シートが検知されてからの前記シートの移動量を検出
    する移動量検出手段と、 該検出された移動量により前記シートが所定位置に達し
    たと判断される場合、前記移動手段による前記穿孔手段
    および前記シート端部検知手段の移動を開始する移動開
    始手段とを備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 前記移動開始手段は、前記シート端部検
    知手段と前記搬送されたシートの後端との間における搬
    送方向の距離が所定距離に達した場合、前記移動手段に
    よる前記穿孔手段および前記シート端部検知手段の移動
    を開始することを特徴とする請求項1記載のシート処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記所定距離は穿孔可能な最小長さであ
    ることを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 【請求項4】 前記移動開始手段は、前記シート上の穿
    孔位置が所定位置に達した場合、前記移動手段による前
    記穿孔手段および前記シート端部検知手段の移動を開始
    することを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  5. 【請求項5】 前記移動量検出手段は、前記シート検知
    手段によって前記シートの後端が検知されたとき、該シ
    ートの移動量の検出を開始することを特徴とする請求項
    2記載のシート処理装置。
  6. 【請求項6】 前記移動量検出手段は、前記シート検知
    手段によって前記シートの先端が検知されたとき、該シ
    ートの移動量の検出を開始することを特徴とする請求項
    2または請求項4記載のシート処理装置。
  7. 【請求項7】 前記移動量検出手段は、前記シート検知
    手段によって前記シートが検出されてからのシート移動
    時間および前記シート搬送速度により、前記シートの移
    動量を検出することを特徴とする請求項1記載のシート
    処理装置。
  8. 【請求項8】 シートを搬送する搬送モータを備え、 前記移動量検出手段は、前記シート検知手段によって前
    記シートが検出されてからの前記搬送モータのクロック
    を計数し、該計数値に応じた前記シート移動時間に基づ
    き、前記シートの移動量を検出することを特徴とする請
    求項7記載のシート処理装置。
  9. 【請求項9】 搬送されたシートを穿孔部により穿孔す
    るシート処理方法において、 前記搬送されるシートを検知する工程と、 該シートが検知されてからの前記シートの移動量を検出
    する工程と、 該検出された移動量により前記シートが所定位置に達し
    たと判断される場合、前記シートの搬送方向に対して直
    交する幅方向に移動自在な前記穿孔部の移動を開始する
    工程と、 前記穿孔部とともに移動し、前記搬送されるシートの幅
    方向の端部を検知する工程とを有することを特徴とする
    シート処理方法。
  10. 【請求項10】 シート処理装置を制御するコンピュー
    タによって実行され、搬送されたシートを穿孔部により
    穿孔するためのプログラムが格納された記憶媒体におい
    て、 前記プログラムは、 前記搬送されるシートを検知する手順と、 該シートが検知されてからの前記シートの移動量を検出
    する手順と、 該検出された移動量により前記シートが所定位置に達し
    たと判断される場合、前記シートの搬送方向に対して直
    交する幅方向に移動自在な前記穿孔部の移動を開始する
    手順と、 前記穿孔部とともに移動し、前記搬送されるシートの幅
    方向の端部を検知する手順とを含むことを特徴とする記
    憶媒体。
  11. 【請求項11】シートに対してシート加工処理を実行す
    るシート加工処理手段と、 前記シート加工処理手段によりシート加工処理すべきシ
    ートを搬送する搬送手段と、 搬送方向に対して直交する方向のシートの端部検知を行
    う検知手段と、 前記検知手段によりシートの端部を検出したことに応じ
    て、前記シート上の前記検出手段による検出結果に応じ
    た位置に、前記シート加工処理を実行するよう前記シー
    ト加工処理手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記シート加工処理手段によりシート
    加工処理されるシート加工処理位置付近にて前記シート
    端部検知を行うよう前記検知手段による前記シート端部
    検知動作の開始タイミングを制御することを特徴とする
    シート処理装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、シート加工処理すべ
    きシートの搬送方向の長さに応じて、前記検知手段によ
    る前記シート端部検知動作の開始タイミングを決定する
    ことを特徴とする請求項11記載のシート処理装置。
  13. 【請求項13】 前記シート加工処理手段は、シートの
    搬送方向の長さが互いに異なる複数種のシートに対して
    シート加工処理を実行可能であって、 前記制御手段は、前記複数種のシートの各シートの搬送
    方向の長さ毎に、前記検知手段による前記シート端部検
    知動作の開始タイミングを異ならせることを特徴とする
    請求項11記載のシート処理装置。
  14. 【請求項14】 第1サイズのシート、又は、前記第1
    サイズのシートよりもシート搬送方向の長さが長い第2
    サイズのシートに対して、シート加工処理を実行する場
    合において、 前記制御手段は、前記第2サイズのシートの場合におけ
    る前記シート端部検知動作の開始タイミングを、前記第
    1サイズのシートの場合における前記シート端部検知動
    作の開始タイミングよりも遅延させることを特徴とする
    請求項13記載のシート処理装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、シートの搬送方向の
    長さに関係なく常に前記シート加工処理位置付近にて前
    記シート端部検知を行うよう、前記検知手段による前記
    シート端部検知動作の開始タイミングを前記複数種のシ
    ートの各シートの搬送方向の長さ毎に異ならせることを
    特徴とする請求項13記載のシート処理装置。
  16. 【請求項16】前記シート加工処理手段は、搬送方向に
    対して直交する方向に移動可能であることを特徴とする
    請求項11記載のシート処理装置。
  17. 【請求項17】前記検知手段は、搬送方向に対して直交
    する方向に移動可能であることを特徴とする請求項16
    記載のシート処理装置。
  18. 【請求項18】前記検知手段により前記シート端部検知
    動作を開始することに応じて、前記検知手段と共に前記
    シート加工処理手段を移動させることを特徴とする請求
    項17記載のシート処理装置。
  19. 【請求項19】 前記シート加工処理手段は、前記搬送
    手段により搬送中のシートに対して搬送動作を停止させ
    ることなくシート加工処理を実行することを特徴とする
    請求項11記載のシート処理装置。
  20. 【請求項20】 前記シート加工処理手段は、穿孔を行
    う穿孔手段を含むことを特徴とする請求項11記載のシ
    ート処理装置。
  21. 【請求項21】 前記シート加工処理手段は、シートの
    整合処理無しに、シートに対して実行する処理を含むこ
    とを特徴とする請求項11記載のシート処理装置。
  22. 【請求項22】 前記シート処理装置は、シート上に画
    像を形成する画像形成装置に接続可能であって、 前記シート加工処理手段は、前記画像形成装置からのシ
    ートに対してシート加工処理を行うことを特徴とする請
    求項11記載のシート処理装置。
  23. 【請求項23】 前記制御手段は、画像形成面が下向き
    の状態のシートの後端にシート加工処理を行うよう前記
    シート加工処理手段によるシート加工処理動作の開始タ
    イミングを前記シート端部検知動作の開始タイミングと
    共に制御することを特徴とする請求項22記載のシート
    処理装置。
  24. 【請求項24】 シートに対してシート加工処理を実行
    するシート加工処理手段、前記シート加工処理手段によ
    りシート加工処理すべきシートを搬送する搬送手段、及
    び搬送方向に対して直交する方向のシートの端部検知を
    行う検知手段を有するシート処理装置の制御方法であっ
    て、 前記検知手段によりシートの端部を検出したことに応じ
    て、前記シート上の前記検知手段による検知結果に応じ
    た位置に、前記シート加工処理を実行するよう前記シー
    ト加工処理手段を制御する制御ステップを備え、 前記制御ステップでは、前記シート加工処理手段により
    シート加工処理されるシート加工処理位置付近にて前記
    シート端部検知を行うよう前記検知手段による前記シー
    ト端部検知動作の開始タイミングを制御することを特徴
    とするシート処理装置の制御方法。
  25. 【請求項25】 シートに対してシート加工処理を実行
    するシート加工処理手段、前記シート加工処理手段によ
    りシート加工処理すべきシートを搬送する搬送手段、及
    び搬送方向に対して直交する方向のシートの端部検知を
    行う検知手段を有するシート処理装置に、 前記検知手段によりシートの端部を検出したことに応じ
    て、前記シート上の前記検知手段による検知結果に応じ
    た位置に、前記シート加工処理を実行するよう前記シー
    ト加工処理手段を制御するステップと、 前記シート加工処理手段によりシート加工処理されるシ
    ート加工処理位置付近にて前記シート端部検知を行うよ
    う前記検知手段による前記シート端部検知動作の開始タ
    イミングを制御するステップとを実行させる為のプログ
    ラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ読取可能
    な記憶媒体。
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