JPH08241010A - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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Publication number
JPH08241010A
JPH08241010A JP7043094A JP4309495A JPH08241010A JP H08241010 A JPH08241010 A JP H08241010A JP 7043094 A JP7043094 A JP 7043094A JP 4309495 A JP4309495 A JP 4309495A JP H08241010 A JPH08241010 A JP H08241010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer material
fixing
speed
roller
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP7043094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Kondo
史朗 近藤
Satoru Ishikake
悟 石掛
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7043094A priority Critical patent/JPH08241010A/ja
Publication of JPH08241010A publication Critical patent/JPH08241010A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成でファーストプリントの時間を短く
することができる安価な電子写真装置を提供する。 【構成】駆動装置からの駆動力は駆動ギヤ5を介して定
着ローラ1に与えられるとともにアイドルギヤ7に伝わ
り、さらにアイドルギヤ8で増速されてギヤ6から下排
紙ローラ4に与えられる。下排紙ローラ4にはギヤ6と
下排紙ローラ4との間にトルクリミッタ10を介在さ
せ、転写材9が定着側のローラ対1,2と排紙ローラ対
3,4とに股がって挾持搬送されるとき、その線速差が
トルクリミッタ10によって吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動装置により回転駆
動されることにより転写材を挾持搬送し、その際転写材
上に担持された未定着トナー像を転写材に定着する定着
手段と、該定着手段を回転駆動する駆動装置に駆動連結
され、前記定着部を通過した転写材を排出部に向けて搬
送する排紙搬送手段とを有する、プリンタ、複写機、フ
ァクシミリ等の電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の電子写真装置では、定着部か
ら排紙部までの転写材送り速度(以下線速と称す。)が
概ね同速に設定されている。このため、排紙部の搬送路
が比較的長い場合、用紙の後端が定着部を通過してから
排出口から排出されるまでの時間も長くなり、従ってオ
ペレータがプリントの指示動作を行ってからプリントが
完了するまでの時間、すなわちファーストプリントの時
間が長くなるという問題があった。また、従来の電子写
真装置において、定着部と排紙部との間で転写材が弛ま
ないようにするため、排紙部側の線速を定着部側より数
パーセント速くなるように設定することも知られてい
る。この場合、排紙部が線速が僅かであるが速くなるた
め、線速が同速の場合よりも排出が僅かに速くなるが、
依然として大差なくファーストプリントの時間がかかる
という問題があった。
【0003】かかる問題を軽減するため、特開昭64−
46770号公報には定着装置の近傍に用紙検出手段を
設け、該用紙検出手段が用紙の後端を検知したときに排
紙部側に設けた中継搬送ローラの線速を速めるようにし
た用紙搬送装置が開示されている。この装置では、定着
部を通過した用紙を高速で排出することができるので、
ファーストプリントの時間を短くすることができ、この
効果は排紙部の搬送路が長いほど有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載された装置は用紙を検知するセンサと、速度を
変えるための電磁クラッチとが用いているため、構成が
複雑になるだけでなく、コストも嵩むという不具合があ
った。
【0005】本発明は、上記した従来の不具合を解消
し、簡単な構成でファーストプリントの時間を短くする
ことができる安価な電子写真装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、駆動装置により回転駆動されることにより
転写材を挾持搬送し、その際転写材上に担持された未定
着トナー像を転写材に定着する定着手段と、該定着手段
を回転駆動する駆動装置に駆動連結され、前記定着部を
通過した転写材を排出部に向けて搬送する排紙搬送手段
とを有する電子写真装置において、前記排紙搬送手段
は、その転写材送り速度が前記定着手段による転写材送
り速度よりも速くなる速度差を持って前記駆動装置に駆
動連結され、かつ前記排紙搬送手段に前記定着手段との
速度差を吸収する速度吸収機構を設けたことを特徴とし
ている。
【0007】さらに、本発明は上記目的を達成するため
に、前記速度差は前記排紙搬送手段の転写材送り速度が
前記定着手段による転写材送り速度の1.1倍から3倍
の範囲に設定されていることを特徴としている。
【0008】さらにまた、本発明は上記目的を達成する
ために、前記速度吸収機構がトルクリミッタであること
を特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、排紙搬送手段は、その転写
材送り速度が定着手段による転写材送り速度よりも速く
なる速度差を持って駆動装置に駆動連結され、かつ排紙
搬送手段に定着手段との速度差を吸収する速度吸収機構
を設けたので、転写材が定着手段と排紙搬送手段に股が
って搬送されるときには転写材を排紙搬送手段との間で
スリップすることなく定着手段による転写材送り速度で
搬送でき、転写材の後端が定着手段を通過したときには
転写材を高速の排紙搬送手段による転写材送り速度で搬
送することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例に添付図面に従って説
明する。
【0011】図1は、本発明に係る電子写真装置におけ
る定着部と排紙部の関連を示す説明図である。図1にお
いて、符号1は定着手段としての定着ローラ、2は該定
着ローラ1に圧接される加圧ローラであり、符号3,4
は定着部を通過した転写材9を排出する排紙搬送手段と
しての排紙ローラ対である。定着ローラ1は、その軸に
駆動ギヤ5が固定され、該駆動ギヤ5は図示していない
駆動装置に駆動連結されて時計方向に回転駆動される。
この定着ローラ1の駆動は、ローラ間摩擦、または紙と
ローラの摩擦によって加圧ローラ2に伝達され、加圧ロ
ーラ2は反時計方向に従動回転される。
【0012】他方、排紙ローラ対3,4は下排紙ローラ
4が回転駆動され、上排紙ローラ3は従動ローラであ
る。この場合、下排紙ローラ4の軸にはギヤ6が取り付
けられ、ギヤ6は駆動伝達手段を介して上記駆動ギヤ5
と駆動連結されている。本例の駆動伝達手段は、駆動ギ
ヤ5と噛み合うアイドルギヤ7と、該ギヤ7に噛み合う
小径ギヤ8a及びギヤ6に噛み合う大径ギヤ8bの2段
ギヤであるアイドルギヤ8とで構成されている。従っ
て、図示していない駆動装置からのトルクは駆動ギヤ5
を介して定着ローラ1に与えられるとともにアイドルギ
ヤ7に伝わり、さらにアイドルギヤ8で増速されて下排
紙ローラ4に与えられる。このとき、定着ローラ1と加
圧ローラ2とで転写材9を搬送する速度、すなわち定着
ローラ1の線速をV1とし、排紙ローラ対3,4で転写
材9を搬送する速度、すなわち下排紙ローラ4の線速を
2とすると、V2は上記の如く増速されているので、 V1<V2 となっている。また、定着ローラ1と加圧ローラ2によ
る転写材9の挾持力は排紙ローラ対3,4のそれよりも
大きく設定されている。
【0013】定着ローラ1と加圧ローラ2による転写材
9の送り速度は、画像形成部(図示せず)での送り速度
とほぼ同速であるのに対し、排紙ローラ対3,4による
転写材9の送り速度はその定着側のローラ対1,2より
高速になるため、素速い排出が可能となる。しかし、転
写材9は定着側のローラ対1,2と排紙ローラ対3,4
とに股がって挾持搬送されるとき、両者に速度差があっ
ても挾持力が大きい定着側のローラ対1,2の線速V1
で搬送され、転写材9と排紙ローラ対3,4との間では
スリップすることになる。このスリップ量は、V1とV2
の線速差(V2−V1)がある程度大きいと、転写材9を
擦り過ぎるため転写材9のコロ跡等の問題が発生してし
まう。
【0014】そこで、本発明では定着側のローラ対1,
2と排紙ローラ対3,4との線速差を吸収する速度吸収
機構としてギヤ6と下排紙ローラ4との間にトルクリミ
ッタ10を介在させている。このトルクリミッタ10
は、図2に示すように、下排紙ローラ4の軸4aに取り
付けられ、その外周に上記ギヤ6を設けている。このト
ルクリミッタ10の設定トルクは、下排紙ローラ4の摩
擦係数をμ、上排紙ローラ3の加圧力をN、下排紙ロー
ラ4の外径をrとすると、μ・N・rよりも小さいが、
下排紙ローラ4を駆動するトルクをTとすると、そのト
ルクTよりも大きくなるように設定している。
【0015】かく構成の電子写真装置は、定着側のロー
ラ対1,2の線速V1と排紙ローラ対3,4の線速V2
1<V2に設定し、さらにギヤ6と下排紙ローラ4との
間に、トルクを上記の如く設定したトルクリミッタ10
を介在させたことにより、図3に示すように、転写材9
が定着側のローラ対1,2と排紙ローラ対3,4とに股
がって挾持搬送されるときでも、転写材9と排紙ローラ
対3,4との間でスリップしない。すなわち、トルクリ
ミッタ10の設定トルクが上記μ・N・rよりも小さい
ので、転写材9が線速V1で搬送されるときには線速差
(V2−V1)がトルクリミッタ10に吸収され、転写材
9と排紙ローラ対3,4との間でスリップが発生しな
い。また、図4に示すように、転写材9の後端が定着側
のローラ対1,2を通過すると、転写材9は排紙ローラ
対3,4で挾持搬送され、このときトルクリミッタ10
の設定トルクはトルクTよりも大きく設定しているの
で、トルクTが吸収されず転写材9は高速の線速V2
排出される。
【0016】かくして、転写材9の後端が定着側のロー
ラ対1,2を通過すれば、転写材9が高速で排出される
ため、ファーストプリントの時間を短くすることができ
る。しかも、排紙ローラ対3,4の線速V2を定着側の
ローラ対1,2の線速V1より速くしてもその線速差
(V2−V1)はトルクリミッタ10で吸収でき、線速差
を設けたことによる不具合も発生しない。
【0017】ところで、線速V1と線速V2は線速V2
線速V1の1.1倍から3倍の範囲に設定することが好
ましい。すなわち、線速V2が線速V1の1.1倍以下で
あると、転写材9と排紙ローラ対3,4との間でのスリ
ップする量が少なく、スリップによるコロ跡も殆ど生じ
ないので、トルクリミッタ10を設ける必要がなくなる
が、転写材9の後端が定着側のローラ対1,2を通過し
ても送り速度は僅かに速くなる程度であって、ファース
トプリントの時間を短くする効果が乏しいためである。
また、線速V2が線速V1の3倍以上であると、転写材9
の後端が定着側のローラ対1,2を通過した後に高速で
排出されるため有利に思えるが、トルクリミッタ10の
摩耗が激しくすぐに劣化してしまい、この点の問題が大
きくなり過ぎるためである。
【0018】なお、定着手段としては転写材を挾持搬送
できる形式のもの、例えばローラとベルト、ローラと板
材等を組み合わせたものでもよい。
【0019】また、本発明は排紙部の搬送路が長く、排
紙ローラ対3,4のほかに排紙搬送手段を備えている場
合、その排紙搬送手段の駆動を下排紙ローラ4から伝達
するようにした装置にも有効である。
【0020】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、排紙搬送手段
は、その転写材送り速度が定着手段による転写材送り速
度よりも速くなる速度差を持って駆動装置に駆動連結さ
れ、かつ排紙搬送手段に定着手段との速度差を吸収する
速度吸収機構を設けたので、転写材が定着手段と排紙搬
送手段に股がって搬送されるときには転写材を排紙搬送
手段との間でスリップすることなく定着手段による転写
材送り速度で搬送でき、転写材の後端が定着手段を通過
したときには転写材を高速の排紙搬送手段による転写材
送り速度で搬送することができ、ファーストプリントの
時間を短縮することができる。
【0021】請求項2の構成によれば、速度差は前記排
紙搬送手段の転写材送り速度が前記定着手段による転写
材送り速度の1.1倍から3倍の範囲に設定したため、
ファーストプリントの時間短縮に有効で、かつ速度吸収
機構に過負荷をかける等の副作用の発生を防止すること
ができる。
【0022】請求項3の構成によれば、速度吸収機構と
してトルクリミッタを用いたので、簡易な構成でファー
ストプリントの時間短縮等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真装置の定着部と排紙部の
関連を示す説明図である。
【図2】図1の平面説明図である。
【図3】転写材が定着側のローラ対と排紙ローラ対とに
股がって挾持搬送される状態を示す説明図である。
【図4】転写材の後端が定着側のローラ対を通過した状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3 上排紙ローラ 4 下排紙ローラ 5 駆動ギヤ 6 ギヤ 7 アイドルギヤ 8a 小径ギヤ 8b 大径ギヤ 9 転写材 10 トルクリミッタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置により回転駆動されることによ
    り転写材を挾持搬送し、その際転写材上に担持された未
    定着トナー像を転写材に定着する定着手段と、該定着手
    段を回転駆動する駆動装置に駆動連結され、前記定着部
    を通過した転写材を排出部に向けて搬送する排紙搬送手
    段とを有する電子写真装置において、 前記排紙搬送手段は、その転写材送り速度が前記定着手
    段による転写材送り速度よりも速くなる速度差を持って
    前記駆動装置に駆動連結され、かつ前記排紙搬送手段に
    前記定着手段との速度差を吸収する速度吸収機構を設け
    たことを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子写真装置におい
    て、前記速度差は前記排紙搬送手段の転写材送り速度が
    前記定着手段による転写材送り速度の1.1倍から3倍
    の範囲に設定されていることを特徴とする電子写真装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子写真装置におい
    て、前記速度吸収機構がトルクリミッタであることを特
    徴とする電子写真装置。
JP7043094A 1995-03-02 1995-03-02 電子写真装置 Pending JPH08241010A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7043094A JPH08241010A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 電子写真装置

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JP7043094A JPH08241010A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 電子写真装置

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JPH08241010A true JPH08241010A (ja) 1996-09-17

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ID=12654258

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JP7043094A Pending JPH08241010A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 電子写真装置

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JP (1) JPH08241010A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7426366B2 (en) 2004-07-15 2008-09-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and paper ejection method of image forming apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7426366B2 (en) 2004-07-15 2008-09-16 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and paper ejection method of image forming apparatus
US7599654B2 (en) 2004-07-15 2009-10-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and paper ejection method of image forming apparatus
US7899388B2 (en) 2004-07-15 2011-03-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and paper ejection method of image forming apparatus
US8213855B2 (en) 2004-07-15 2012-07-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and paper ejection method of image forming apparatus

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