JP2912982B2 - 転写紙搬送装置 - Google Patents
転写紙搬送装置Info
- Publication number
- JP2912982B2 JP2912982B2 JP3048649A JP4864991A JP2912982B2 JP 2912982 B2 JP2912982 B2 JP 2912982B2 JP 3048649 A JP3048649 A JP 3048649A JP 4864991 A JP4864991 A JP 4864991A JP 2912982 B2 JP2912982 B2 JP 2912982B2
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- Japan
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- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は例えば複写機のような画
像形成装置の下流側に配されて転写紙を受け入れ、その
さらに下流側に配される、例えばソータのような転写紙
処理装置に受け渡す転写紙搬送装置に関する。
像形成装置の下流側に配されて転写紙を受け入れ、その
さらに下流側に配される、例えばソータのような転写紙
処理装置に受け渡す転写紙搬送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、大量複写や操作性の向上を目的と
して複写機に密着接続して、多数のコピーを仕分けした
り、綴じたりする周辺機器、即ち、ソータやソータステ
ープラーが数多く開発されている。図５はかかる周辺機
器の従来例を示したものであり、(a) は標準タイプの複
写機２００を表し、(b) はその複写機２００の排紙部３
０に密着接続される低量タイプ用ソータ３００を装填し
た状態を表している。小型で廉価な複写機を提供するた
めに、複写機は多品種生産され、従ってそれら複写機に
接続されるソータ等の周辺機器は特定の複写機に対応し
たものと言うよりは、ある程度多品種の複写機に対応す
るものとして開発される場合が多い。
して複写機に密着接続して、多数のコピーを仕分けした
り、綴じたりする周辺機器、即ち、ソータやソータステ
ープラーが数多く開発されている。図５はかかる周辺機
器の従来例を示したものであり、(a) は標準タイプの複
写機２００を表し、(b) はその複写機２００の排紙部３
０に密着接続される低量タイプ用ソータ３００を装填し
た状態を表している。小型で廉価な複写機を提供するた
めに、複写機は多品種生産され、従ってそれら複写機に
接続されるソータ等の周辺機器は特定の複写機に対応し
たものと言うよりは、ある程度多品種の複写機に対応す
るものとして開発される場合が多い。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる周辺機器を複写
機に接続した場合、一般に周辺機器と複写機とで転写紙
の搬送速度が一致しないことが多く、通常は周辺機器の
搬送速度が複写機のそれよりも速くなるように設計され
ている。このような状態で周辺機器を複写機に接続した
場合、複写機から排出された転写紙を周辺機器側の受入
ローラが引っ張る形になり、複写機の排紙ローラ、また
は周辺機器の受入ローラが転写紙を滑り搬送したり、駆
動機構の駆動プーリーと駆動ベルトの間で滑り駆動状態
が生じる。こうした異常滑り現象が生じたまま装置を使
用していると、コピーが汚染したり、駆動伝達機構に経
時劣化が生じて不安定になり、紙詰まりを生じたりす
る。本発明はかかる問題点を解消すべくなされたもの
で、例えば複写機とその周辺機器のように内部に転写紙
搬送機構を備えた２つの転写紙処理装置で転写紙の搬送
速度が異なっていても、その間に接続され、搬送される
転写紙の搬送速度を調整して、コピーの汚染や紙詰まり
を生じることのない転写紙搬送装置を提供することを目
的とする。
機に接続した場合、一般に周辺機器と複写機とで転写紙
の搬送速度が一致しないことが多く、通常は周辺機器の
搬送速度が複写機のそれよりも速くなるように設計され
ている。このような状態で周辺機器を複写機に接続した
場合、複写機から排出された転写紙を周辺機器側の受入
ローラが引っ張る形になり、複写機の排紙ローラ、また
は周辺機器の受入ローラが転写紙を滑り搬送したり、駆
動機構の駆動プーリーと駆動ベルトの間で滑り駆動状態
が生じる。こうした異常滑り現象が生じたまま装置を使
用していると、コピーが汚染したり、駆動伝達機構に経
時劣化が生じて不安定になり、紙詰まりを生じたりす
る。本発明はかかる問題点を解消すべくなされたもの
で、例えば複写機とその周辺機器のように内部に転写紙
搬送機構を備えた２つの転写紙処理装置で転写紙の搬送
速度が異なっていても、その間に接続され、搬送される
転写紙の搬送速度を調整して、コピーの汚染や紙詰まり
を生じることのない転写紙搬送装置を提供することを目
的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、第１の手段は駆動源に駆動される駆動ギ
ヤと、該駆動ギヤに歯合する従動ギヤと、該従動ギヤの
回転軸上に固定された駆動プーリおよび駆動ローラと、
前記駆動プーリーとの間に掛け渡された駆動ベルトによ
って駆動力を伝達される搬送プーリーと、該搬送プーリ
ーの回転軸上に固着された搬送ローラと、前記従動ギヤ
回転軸を軸支すると共に、フレーム上の支点を中心に回
動自在に支持されて転写紙を案内するガイド板と、前記
駆動ギヤと前記従動ギヤが歯合する方向に前記ガイド板
を付勢する付勢手段を有し、前記駆動ローラと前記搬送
ローラとで転写紙を搬送するようにしたものである。ま
た、第２の手段は第１の手段においてフレーム上の支点
は従動ギヤ回転軸の軸支位置より下流側に位置させたも
のである。さらに、第３の手段は第２の手段において搬
送ローラが搬送する転写紙を所定の力で下流側に牽引し
た時、ガイド板は付勢手段の付勢力に抗して従動ギヤと
駆動ギヤの歯合を解除する方向に回動するようにしたも
のである。
決するために、第１の手段は駆動源に駆動される駆動ギ
ヤと、該駆動ギヤに歯合する従動ギヤと、該従動ギヤの
回転軸上に固定された駆動プーリおよび駆動ローラと、
前記駆動プーリーとの間に掛け渡された駆動ベルトによ
って駆動力を伝達される搬送プーリーと、該搬送プーリ
ーの回転軸上に固着された搬送ローラと、前記従動ギヤ
回転軸を軸支すると共に、フレーム上の支点を中心に回
動自在に支持されて転写紙を案内するガイド板と、前記
駆動ギヤと前記従動ギヤが歯合する方向に前記ガイド板
を付勢する付勢手段を有し、前記駆動ローラと前記搬送
ローラとで転写紙を搬送するようにしたものである。ま
た、第２の手段は第１の手段においてフレーム上の支点
は従動ギヤ回転軸の軸支位置より下流側に位置させたも
のである。さらに、第３の手段は第２の手段において搬
送ローラが搬送する転写紙を所定の力で下流側に牽引し
た時、ガイド板は付勢手段の付勢力に抗して従動ギヤと
駆動ギヤの歯合を解除する方向に回動するようにしたも
のである。
【０００５】
【作用】駆動源に駆動される駆動ギヤが回転すると、該
駆動ギヤに歯合する従動ギヤを回転させ、さらにそれと
同軸上に固定された駆動プーリおよび駆動ローラを回転
させる。一方、搬送プーリーは駆動プーリー間に掛け渡
された駆動ベルトによって駆動力を伝達されて搬送ロー
ラを回転させる。駆動ローラと搬送ローラは受け入れた
転写紙を回転搬送する。搬送ローラが搬送する転写紙を
所定の力で下流側に牽引した時、ガイド板は付勢手段の
付勢力に抗して、フレーム上の支点を中心に従動ギヤと
駆動ギヤの歯合を解除する方向に回動する。
駆動ギヤに歯合する従動ギヤを回転させ、さらにそれと
同軸上に固定された駆動プーリおよび駆動ローラを回転
させる。一方、搬送プーリーは駆動プーリー間に掛け渡
された駆動ベルトによって駆動力を伝達されて搬送ロー
ラを回転させる。駆動ローラと搬送ローラは受け入れた
転写紙を回転搬送する。搬送ローラが搬送する転写紙を
所定の力で下流側に牽引した時、ガイド板は付勢手段の
付勢力に抗して、フレーム上の支点を中心に従動ギヤと
駆動ギヤの歯合を解除する方向に回動する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図１は実施例の転写紙搬送装置の正面
図、図２は同じくその駆動ローラ軸および搬送ローラ軸
を通る断面の断面模式図、図３は同じくその駆動ギヤと
従動ギヤの作用および反作用を示す説明図、図４は転写
紙搬送装置を複写機とソータの間に接続した場合の装置
全体の背面図である。図４に示すように、装置全体をコ
ンパクトな構成にするため、転写紙搬送装置１００は従
来例の低量タイプ用ソータ３００を装填した、複写機２
００の排紙部３０に密着接続される位置に配置し、複写
機２００から排紙された転写紙を受け入れて、下流側に
密着接続させた大量タイプ用ソータ４００に受け渡すも
のである。
細に説明する。図１は実施例の転写紙搬送装置の正面
図、図２は同じくその駆動ローラ軸および搬送ローラ軸
を通る断面の断面模式図、図３は同じくその駆動ギヤと
従動ギヤの作用および反作用を示す説明図、図４は転写
紙搬送装置を複写機とソータの間に接続した場合の装置
全体の背面図である。図４に示すように、装置全体をコ
ンパクトな構成にするため、転写紙搬送装置１００は従
来例の低量タイプ用ソータ３００を装填した、複写機２
００の排紙部３０に密着接続される位置に配置し、複写
機２００から排紙された転写紙を受け入れて、下流側に
密着接続させた大量タイプ用ソータ４００に受け渡すも
のである。
【０００７】図１ないし図３において、１はフレーム、
２はフレーム１と並行する側板、４はフレーム１に固定
され、転写紙Ｐを案内する上ガイド板、５はフレーム１
に固定された支軸２１に回動可能に支持され、上ガイド
板４と共に転写紙Ｐを案内する下ガイド板、６はフレー
ム１とギヤブラケット３に軸支されて図示しない駆動源
からの駆動力を伝達する駆動ギヤ、７は駆動ギヤ６と歯
合してつれ回る従動ギヤ、８は同じく駆動ギヤ６と歯合
して図示しない駆動源から駆動力を伝達するアイドルギ
ヤ、９は従動ギヤ７と一体となった駆動プーリー、１０
は軸受１５を介して下ガイド板５に支持された従動ギヤ
７回転軸に同軸的に固着された駆動ローラである。ま
た、１２は駆動プーリー９との間に掛け渡された駆動ベ
ルト２３によって駆動力を伝達される搬送プーリー、１
１は軸受１６を介してフレーム１に支持された搬送プー
リー１２の回転軸に同軸的に固着された搬送ローラ、１
３および１４はそれぞれ駆動ローラ１０および搬送ロー
ラ１１に対接してつれ回る第１および第２の従動ロー
ラ、１７および１８はそれぞれ第１および第２の従動ロ
ーラ１３，１４の回転軸を軸支する軸受、１９および２
０は図示しない支持機構を介して軸受１７および１８を
フレーム１に支持すると共に、それぞれ第１および第２
の従動ローラ１３，１４を駆動ローラ１０および搬送ロ
ーラ１１に付勢するスプリング、２２は支軸２１に捲着
されると共に、一端が下ガイド板５下端を、他端がフレ
ーム１の側端を支持して下ガイド板５を支軸２１を支点
に時計回り方向に付勢する解除バネ、２４は転写紙Ｐを
排紙する複写機２００の排紙ローラ対、２５はソータ４
００の受入ローラ対である。
２はフレーム１と並行する側板、４はフレーム１に固定
され、転写紙Ｐを案内する上ガイド板、５はフレーム１
に固定された支軸２１に回動可能に支持され、上ガイド
板４と共に転写紙Ｐを案内する下ガイド板、６はフレー
ム１とギヤブラケット３に軸支されて図示しない駆動源
からの駆動力を伝達する駆動ギヤ、７は駆動ギヤ６と歯
合してつれ回る従動ギヤ、８は同じく駆動ギヤ６と歯合
して図示しない駆動源から駆動力を伝達するアイドルギ
ヤ、９は従動ギヤ７と一体となった駆動プーリー、１０
は軸受１５を介して下ガイド板５に支持された従動ギヤ
７回転軸に同軸的に固着された駆動ローラである。ま
た、１２は駆動プーリー９との間に掛け渡された駆動ベ
ルト２３によって駆動力を伝達される搬送プーリー、１
１は軸受１６を介してフレーム１に支持された搬送プー
リー１２の回転軸に同軸的に固着された搬送ローラ、１
３および１４はそれぞれ駆動ローラ１０および搬送ロー
ラ１１に対接してつれ回る第１および第２の従動ロー
ラ、１７および１８はそれぞれ第１および第２の従動ロ
ーラ１３，１４の回転軸を軸支する軸受、１９および２
０は図示しない支持機構を介して軸受１７および１８を
フレーム１に支持すると共に、それぞれ第１および第２
の従動ローラ１３，１４を駆動ローラ１０および搬送ロ
ーラ１１に付勢するスプリング、２２は支軸２１に捲着
されると共に、一端が下ガイド板５下端を、他端がフレ
ーム１の側端を支持して下ガイド板５を支軸２１を支点
に時計回り方向に付勢する解除バネ、２４は転写紙Ｐを
排紙する複写機２００の排紙ローラ対、２５はソータ４
００の受入ローラ対である。
【０００８】転写紙搬送装置１００の動作を説明する。
まず、複写機２００とソータ４００のそれぞれの転写紙
搬送速度が等しい場合は、図３の(a) に示すように、駆
動ギヤ６の駆動力はそれに歯合してつれ回る従動ギヤ７
に作用ｆ１を及ぼす。従動ギヤ７に加わる作用ｆ１は下
ガイド板５に対して従動ギヤ７を介して時計回り方向の
回転モーメントを与えるように作用するから、下ガイド
板５は所定の位置決め位置に支持されて駆動ギヤ６から
従動ギヤ７への駆動力伝達が確実に行われる。もちろ
ん、複写機２００から受け入れてソータ４００に転写紙
Ｐを受け渡す駆動ローラ１０および搬送ローラ１１、そ
れらに対接してつれ回る第１および第２の従動ローラ１
３，１４と転写紙Ｐとの滑り搬送や、駆動ベルト２３が
間に掛け渡された駆動プーリー９および搬送プーリー１
２と駆動ベルト２３との間で滑り駆動状態が生じること
はない。次にソータ４００の転写紙搬送速度が転写紙搬
送装置１００のそれより大きい場合は、排紙ローラ対２
４を通過した転写紙Ｐの先端を銜え込んだ受入ローラ対
２５が引っ張り、駆動ローラ１０および搬送ローラ１
１、それらに対接する第１および第２の従動ローラ１
３，１４をそれらの駆動源による回転速度よりも速く回
転させようとする。この時、図３の(b) に示すように、
従動ギヤ７から駆動ギヤ６に作用ｆ２を及ぼす。従動ギ
ヤ７は駆動ギヤ６から反作用ｆ３を受けて、下ガイド板
５に対して反時計回り方向の回転モーメントを与える。
この転写紙Ｐの牽引力による回転モーメントが解除バネ
２２の弾性力を上回ると、下ガイド板５が反時計回り方
向に回動することにより従動ギヤ７は駆動ギヤ６との歯
合から解除される。この時、駆動ローラ１０および、そ
れと駆動ベルト２３を介して連動する搬送ローラ１１は
自由回転可能になるから、転写紙Ｐは受入ローラ対２５
の回転搬送速度に合わせて搬送される。このように、駆
動ローラ１０および搬送ローラ１１の回転搬送速度は上
述の解除バネ２２を用いた解除機構により適宜調整され
るから、ソータ４００と転写紙搬送装置１００の転写紙
搬送速度が異なっていても各ローラと転写紙Ｐの滑り搬
送、あるいは各プーリーと駆動ベルト２３との間の滑り
駆動状態が生じることはない。なお、本実施例において
は弾性によるスムーズな動作を確保するため、下ガイド
板５は樹脂を用いて成形したが、他の材料を用いて形成
したものでも良い。また、駆動ギヤ６を駆動する駆動源
は複写機２００の駆動系からの駆動力を援用したが、も
ちろん独立したものを用いても良い。さらに、用紙検知
センサーは複写機２００の排紙ローラ対２４およびソー
タ４００の受入ローラ対２５の近傍に設けられたものを
活用したが、転写紙搬送装置１００内の適当個所に別途
設けても良い。図４において、ソータ４００を取り外し
た状態で使用することもでき、その場合は搬送ローラ１
１（第２の従動ローラ１４）が装置全体の排紙ローラと
なり、例えばその間に指を挟まれるようなことがあって
も傷害事故を防止できる。
まず、複写機２００とソータ４００のそれぞれの転写紙
搬送速度が等しい場合は、図３の(a) に示すように、駆
動ギヤ６の駆動力はそれに歯合してつれ回る従動ギヤ７
に作用ｆ１を及ぼす。従動ギヤ７に加わる作用ｆ１は下
ガイド板５に対して従動ギヤ７を介して時計回り方向の
回転モーメントを与えるように作用するから、下ガイド
板５は所定の位置決め位置に支持されて駆動ギヤ６から
従動ギヤ７への駆動力伝達が確実に行われる。もちろ
ん、複写機２００から受け入れてソータ４００に転写紙
Ｐを受け渡す駆動ローラ１０および搬送ローラ１１、そ
れらに対接してつれ回る第１および第２の従動ローラ１
３，１４と転写紙Ｐとの滑り搬送や、駆動ベルト２３が
間に掛け渡された駆動プーリー９および搬送プーリー１
２と駆動ベルト２３との間で滑り駆動状態が生じること
はない。次にソータ４００の転写紙搬送速度が転写紙搬
送装置１００のそれより大きい場合は、排紙ローラ対２
４を通過した転写紙Ｐの先端を銜え込んだ受入ローラ対
２５が引っ張り、駆動ローラ１０および搬送ローラ１
１、それらに対接する第１および第２の従動ローラ１
３，１４をそれらの駆動源による回転速度よりも速く回
転させようとする。この時、図３の(b) に示すように、
従動ギヤ７から駆動ギヤ６に作用ｆ２を及ぼす。従動ギ
ヤ７は駆動ギヤ６から反作用ｆ３を受けて、下ガイド板
５に対して反時計回り方向の回転モーメントを与える。
この転写紙Ｐの牽引力による回転モーメントが解除バネ
２２の弾性力を上回ると、下ガイド板５が反時計回り方
向に回動することにより従動ギヤ７は駆動ギヤ６との歯
合から解除される。この時、駆動ローラ１０および、そ
れと駆動ベルト２３を介して連動する搬送ローラ１１は
自由回転可能になるから、転写紙Ｐは受入ローラ対２５
の回転搬送速度に合わせて搬送される。このように、駆
動ローラ１０および搬送ローラ１１の回転搬送速度は上
述の解除バネ２２を用いた解除機構により適宜調整され
るから、ソータ４００と転写紙搬送装置１００の転写紙
搬送速度が異なっていても各ローラと転写紙Ｐの滑り搬
送、あるいは各プーリーと駆動ベルト２３との間の滑り
駆動状態が生じることはない。なお、本実施例において
は弾性によるスムーズな動作を確保するため、下ガイド
板５は樹脂を用いて成形したが、他の材料を用いて形成
したものでも良い。また、駆動ギヤ６を駆動する駆動源
は複写機２００の駆動系からの駆動力を援用したが、も
ちろん独立したものを用いても良い。さらに、用紙検知
センサーは複写機２００の排紙ローラ対２４およびソー
タ４００の受入ローラ対２５の近傍に設けられたものを
活用したが、転写紙搬送装置１００内の適当個所に別途
設けても良い。図４において、ソータ４００を取り外し
た状態で使用することもでき、その場合は搬送ローラ１
１（第２の従動ローラ１４）が装置全体の排紙ローラと
なり、例えばその間に指を挟まれるようなことがあって
も傷害事故を防止できる。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写紙の下流側に所定の大きさ以上の牽引力が加えられた
時、その転写紙を搬送する駆動ローラおよび搬送ローラ
に回転力を伝達する駆動ギヤと従動ギヤの歯合を解除す
る機構を有するから、前段または後段の転写紙処理装置
の排紙ローラ、または受入ローラが転写紙を滑り搬送し
たり、転写紙搬送装置の駆動機構の駆動プーリーと駆動
ベルトの間で滑り駆動状態が生ぜず、コピーの汚染や紙
詰まりの発生を防止できる。
写紙の下流側に所定の大きさ以上の牽引力が加えられた
時、その転写紙を搬送する駆動ローラおよび搬送ローラ
に回転力を伝達する駆動ギヤと従動ギヤの歯合を解除す
る機構を有するから、前段または後段の転写紙処理装置
の排紙ローラ、または受入ローラが転写紙を滑り搬送し
たり、転写紙搬送装置の駆動機構の駆動プーリーと駆動
ベルトの間で滑り駆動状態が生ぜず、コピーの汚染や紙
詰まりの発生を防止できる。
【図１】実施例の転写紙搬送装置の正面図である。
【図２】同じくその駆動ローラ軸および搬送ローラ軸を
通る断面の断面模式図である。
通る断面の断面模式図である。
【図３】同じくその駆動ギヤと従動ギヤの作用および反
作用を示す説明図である。
作用を示す説明図である。
【図４】転写紙搬送装置を複写機とソータの間に接続し
た場合の装置全体の背面図である。
た場合の装置全体の背面図である。
【図５】従来例に係る複写機とその複写機に低量タイプ
用ソータを装填した状態を示す説明図である。
用ソータを装填した状態を示す説明図である。
１ フレーム ４ 上ガイド板 ５ 下ガイド板 ６ 駆動ギヤ ７ 従動ギヤ ８ アイドルギヤ １０ 駆動ローラ １１ 搬送ローラ １２ 搬送プーリー １３，１４ 従動ローラ １７，１８ 軸受 １９，２０ スプリング ２１ 支軸 ２２ 解除バネ ２３ 駆動ベルト ２４ 排紙ローラ ２５ 受入ローラ
Claims (3)
- 【請求項１】 駆動源に駆動される駆動ギヤと、該駆動
ギヤに歯合する従動ギヤと、該従動ギヤの回転軸上に固
定された駆動プーリおよび駆動ローラと、前記駆動プー
リーとの間に掛け渡された駆動ベルトによって駆動力を
伝達される搬送プーリーと、該搬送プーリーの回転軸上
に固着された搬送ローラと、前記従動ギヤ回転軸を軸支
すると共に、フレーム上の支点を中心に回動自在に支持
されて転写紙を案内するガイド板と、前記駆動ギヤと前
記従動ギヤが歯合する方向に前記ガイド板を付勢する付
勢手段を有し、前記駆動ローラと前記搬送ローラとで転
写紙を搬送する転写紙搬送装置。 - 【請求項２】 請求項１の記載において、フレーム上の
支点は従動ギヤ回転軸の軸支位置より下流側に位置して
いることを特徴とする転写紙搬送装置。 - 【請求項３】 請求項２の記載において、搬送ローラが
搬送する転写紙を所定の力で下流側に牽引した時、ガイ
ド板は付勢手段の付勢力に抗して従動ギヤと駆動ギヤの
歯合を解除する方向に回動することを特徴とする転写紙
搬送装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048649A JP2912982B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 転写紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3048649A JP2912982B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 転写紙搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04272045A JPH04272045A (ja) | 1992-09-28 |
| JP2912982B2 true JP2912982B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12809210
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3048649A Expired - Fee Related JP2912982B2 (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 転写紙搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2912982B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104555511B (zh) * | 2014-12-26 | 2016-08-24 | 汕头市澄海区金冠塑胶制品有限公司 | 一种使用上、下限位传感器的印刷介质夹持引导装置 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP3048649A patent/JP2912982B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04272045A (ja) | 1992-09-28 |
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