JPH04308149A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JPH04308149A
JPH04308149A JP3073154A JP7315491A JPH04308149A JP H04308149 A JPH04308149 A JP H04308149A JP 3073154 A JP3073154 A JP 3073154A JP 7315491 A JP7315491 A JP 7315491A JP H04308149 A JPH04308149 A JP H04308149A
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JP
Japan
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paper
rollers
pair
roller
conveyance
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JP3073154A
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English (en)
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Tadafumi Shimizu
忠文 志水
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙搬送装置、特に、
用紙のスイッチバック反転機構及び用紙のカール補正機
構を備えた用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真複写機やプリンタ等の
画像形成装置においては、トナーを用紙上に熱定着する
際、どうしても用紙にカールが発生してしまう。カール
の状態は熱源が上ローラに内蔵されている場合、あるい
は下ローラに内蔵されている場合や、温度、湿度によっ
て異なる。例えば、熱源が上ローラに内蔵されている場
合、高温、高湿時に用紙は図6中(A)に示すように上
方に湾曲する。一方、画像形成装置にあっては、用紙の
画像形成面を下に向けてトレイ又はソータのビンに排出
し、ページ揃えを行なうため(フェースダウン)、用紙
の先端と後端を通紙方向に対して切り換えるスイッチバ
ック方式の用紙反転ユニットを備えたものがある。この
ような用紙反転ユニットを通じて図6中(A)の如くカ
ールした用紙をトレイ、ビン上に排出すると、図6中(
B)に示すように下方に湾曲した状態となり、これでは
後続の用紙が先に排出された用紙の下にもぐり込み、ペ
ージ揃えが乱れ、また用紙がトレイ、ビン上でばらつい
てしまう問題点を有している。
【0003】また、従来では用紙のカール補正手段とし
て2組の搬送ローラの間に用紙をしごくための部材を設
け、いわば逆方向に強制的にカールを付けることにより
、用紙のカールを相殺することが知られている。しかし
、従来のカール補正手段と用紙反転ユニットを独立的に
用紙搬送部へ設置すると、用紙搬送部が大型化し、ひい
ては複写機、プリンタの小型化を阻害する。
【0004】
【発明の目的、構成、作用】そこで、本発明の目的は、
用紙反転ユニットと用紙のカール補正手段とをコンパク
トにまとめ、用紙を無理なくカール補正できる用紙搬送
装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は
、カール補正手段において用紙に適度な緊張力を付与で
き、ローラの用紙に対するスリップを防止し、安定した
カール補正作用を奏する用紙搬送装置を提供することに
ある。
【0005】以上の目的を達成するため、本発明に係る
用紙搬送装置は、用紙の先端と後端を通紙方向に対して
切り換えるスイッチバック方式の用紙反転部と、この用
紙反転部の入口又は出口のいずれかに設置された第1の
搬送ローラ対と、この第1の搬送ローラ対とは、所定の
距離をおいて、かつ、軸心が平行で通紙方向が異なるよ
うに設置された第2の搬送ローラ対と、第1、第2の搬
送ローラ対を、通紙方向下流側に位置するローラ対が上
流側のローラ対よりも搬送速度が大きくなるように駆動
する駆動手段と、第1、第2のローラ対の間に設置され
た用紙しごき部材とを備えたことを特徴とする。
【0006】以上の構成において、用紙のカールを補正
するための第1、第2の搬送ローラ対は用紙反転部の入
口又は出口に隣接して設置され、用紙を用紙反転部へ導
くとき、あるいは用紙反転部から送り出すとき、自然に
無理なく用紙のカールが補正される。また、本発明に係
る用紙搬送装置においては、前記第1、第2の搬送ロー
ラ対のうち、通紙方向下流側に位置するローラ対にトル
クリミッタを設けた。トルクリミッタによって搬送速度
の大きい下流側ローラ対には所定の駆動力しか伝達され
ず、ローラ対の間で用紙を適度に緊張させつつローラの
用紙に対するスリップが防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る用紙搬送装置の実施例に
つき、添付図面を参照して説明する。図1は本発明に係
る用紙搬送装置を備えた電子写真複写機を示す。この複
写機は略中央部に感光体ドラム1が矢印a方向に回転駆
動可能に設置され、その周囲には、帯電チャージャ2、
現像器3、転写チャージャ4、用紙分離チャージャ5、
残留トナーのクリーニング器6、残留電荷のイレースラ
ンプ7が配設されている。原稿は原稿台ガラス10上に
画像を下に向けて載置され、光学系11により感光体ド
ラム1上に露光される。なお、画像形成のプロセスにつ
いては周知であり、その説明は省略する。
【0008】用紙は複写機の左側に設けた上段の自動給
紙トレイ20又は下段の自動給紙トレイ25に収容され
ており、給紙ローラ21又は26の回転に基づいて、か
つ、さばきローラ対22,27によって1枚ずつ分離さ
れて給紙される。給紙された用紙はローラ群30,31
,32を経てタイミングローラ35で一旦停止され、感
光体ドラム1上に形成されたトナー画像と同期させて転
写部へ搬送され、トナー画像を転写される。用紙は転写
の進行と同時に感光体ドラム1から分離され、搬送ベル
ト36によって定着器40へ送り込まれる。定着器40
はヒートランプ41を内蔵した加熱ローラ42と表面部
に弾性材を設けた加圧ローラ43とで構成され、トナー
粒子を用紙上に溶融溶着させる。トナーを定着された用
紙は用紙反転ユニット100を通じて機外へ排出される
。用紙排出部には図示しないトレイあるいはソータが取
り付けられ、排出された用紙を収容する。
【0009】画像形成面を上方に向けてフェースアップ
で排出される場合、用紙は図1中eで示す上部の搬送路
を通じて排出される。また、画像形成面を下方に向けて
フェースダウンで排出される場合、用紙は搬送路f1へ
案内され、搬送ローラ112,113でスイッチバック
されて搬送路f2を通じて排出される。ここで用紙反転
ユニット100について詳述する。
【0010】図2に示す如く、用紙反転ユニット100
は用紙導入用の搬送ローラ110,111、ガイド板1
16,117,118,119,120,121,12
2、用紙反転ガイド板118,119の出入口部分に設
置したローラ群101,102,103、用紙を反転さ
せる反転ローラ112,113、フェースアップ及びフ
ェースダウンのいずれにも使用される搬送ローラ群10
7,108,109、排出ローラ114,115、通紙
方向切換え爪104,105及び通紙ガイド爪106に
て構成されている。用紙導入部には用紙を検出するため
のセンサ123が設置され、そのアクチュエータ124
は搬送ローラ110,111のニップ部に延在している
。切換え爪105は支軸105aに取り付けられ、ソレ
ノイド125がオンされると、実線位置から二点鎖線位
置へ移動する。この切換え爪105はソレノイド125
がオフされているとき実線位置にセットされ、用紙を上
面側でガイドして搬送ローラ107,109へガイドす
る。一方、ソレノイド125がオンされると二点鎖線位
置へ移動し、用紙を下面側でガイドして搬送ローラ10
1,102へガイドする。
【0011】ローラ群101,102,103はローラ
101がモータ126にて矢印g方向に回転駆動され、
それに追随してローラ102,103が従動回転する。 切換え爪104は支軸104aに取り付けられ、図示し
ないばね部材により矢印h方向に付勢され、先端がガイ
ド板118に軽く圧接している。用紙が搬送ローラ10
1,102によってガイド板118,119で形成され
ている反転通路へ送り込まれるとき、切換え爪104は
用紙に押されて矢印hとは逆方向に退避する。一方、以
下に説明する反転ローラ112,113によって用紙が
スイッチバックされると、切換え爪104は右側面で用
紙をガイドして搬送ローラ101,103へ案内する。
【0012】反転ローラ112,113はローラ113
がモータ126にて矢印i,i’方向に回転駆動され、
それに追随してローラ112が従動回転する。ここで、
反転ローラ113の駆動機構を図4を参照して説明する
。モータ126に連結されているタイミングベルト30
1は駆動軸303に固定されたプーリ302に巻回され
ている。駆動軸303に固定されたギヤ304は支軸3
07に取り付けられたアイドルギヤ308を介して反転
ローラ113の支軸310に設けたギヤ309に結合し
ている。支軸310とギヤ309との間にはトルクリミ
ッタ311が介在されている。このトルクリミッタ31
1はギヤ309が矢印i方向へ回転駆動されるとき、回
転力を支軸310へ伝達すると共に、支軸310(即ち
、反転ローラ113)に予め設定された負荷が作用する
と、空転してそれ以上の駆動力の伝達を断つ。また、ト
ルクリミッタ311は支軸310が矢印i’方向へ強制
的に回転駆動されるときも空転する。さらに、前記駆動
軸303の他端にはクラッチ305を介してギヤ306
が装着され、ギヤ306は支軸310の他端に固定した
ギヤ312と噛合している。
【0013】以上の構成において、クラッチ305がオ
フされているとき、ギヤ306は駆動軸303に対して
フリーとなり、タイミングベルト301によって駆動軸
303、ギヤ304へ伝達された矢印i方向の回転力は
アイドルギヤ308を介してギヤ309へ伝達され、ト
ルクリミッタ311を介して支軸310(反転ローラ1
13)を矢印i方向へ回転させる。一方、クラッチ30
6がオンされると、ギヤ306が駆動軸303に連結さ
れ、駆動軸303の矢印i方向の回転力はギヤ312へ
伝達され、支軸310(反転ローラ113)を矢印i’
方向へ回転させる。このとき、トルクリミッタ311は
支軸310に対して空転する。
【0014】フェースダウンモードのとき、当初クラッ
チ305はオフされており、反転ローラ113は矢印i
方向へ回転し、ガイド板118,119間へ送り込まれ
た用紙を下方へ搬送する。用紙の後端が切換え爪104
を抜けるとクラッチ305がオンされ、反転ローラ11
3の回転が矢印i’方向へ切り換えられ、用紙を上方に
搬送し(スイッチバック)、それまでの後端を先頭にし
て用紙を搬送ローラ101,103へ送り込む。
【0015】搬送ローラ群107,108,109は搬
送ローラ107が矢印j,j’方向に回転駆動され、そ
れに追随して搬送ローラ108,109が従動回転する
。フェースアップモードのとき、搬送ローラ107は矢
印j’方向に回転駆動され、切換え爪105の上面側で
ガイドされてきた用紙を排出ローラ114,115へ搬
送する。フェースダウンモードのとき、搬送ローラ10
7は矢印j方向に回転駆動され、前記反転ローラ112
,113でスイッチバックされた用紙を排出ローラ11
4,115へ搬送する。
【0016】搬送ローラ101,103及び107,1
08の間には用紙をガイドするためのガイド爪106が
設置されると共に、ガイド板120の端部が略直角に折
り曲げられて突出している。この折り曲げ部は用紙のカ
ールを補正するしごき部102aとして機能する。即ち
、定着器40で加熱された用紙は、高温、高湿の環境下
にあっては、図6中(A)で示す方向にカールし、この
用紙を反転させると、図6中(B)に示すように下方に
湾曲した状態でトレイ又はビン上に排出される。これで
は、後続する用紙が先に排出されている用紙の下に潜り
込む不具合を生じる。そこで、本実施例ではフェースダ
ウンモードにあっては用紙に強制的に逆方向のカールを
付け、図6中(C)に示すように、若干上方に湾曲した
状態でトレイ又はビン上へ排出されるようにカールを補
正する。
【0017】図3に図示されているように、搬送ローラ
101,103の通紙方向は矢印Aで示す方向であり、
搬送ローラ107,108の通紙方向は矢印Bで示す方
向であり、通紙方向A,Bは約130゜の角度を有して
いる。スイッチバックされた用紙は搬送ローラ101,
103によって矢印A方向に搬送され、ガイド爪106
の右側面にガイドされて通紙方向を変えられ、搬送ロー
ラ107,108によって矢印B方向に搬送される。用
紙は搬送ローラ101,103及び107,108のニ
ップ部の最短距離を通過しようとし、しごき部120a
に圧接し、これによって図6中(B)に示したカールが
(C)の状態に補正される。カール補正効果をより高め
るため、通紙方向上流側に位置する搬送ローラ101,
103の搬送速度V1に対して、下流側に位置する搬送
ローラ107,108の搬送速度V2を大きく設定し、
用紙に常時テンションをかけるようにした。同時に、下
流の駆動側搬送ローラ107にトルクリミッタを設け、
無理な力が用紙に作用することを防止した。トルクリミ
ッタを設けることにより、用紙を適度な張力でしごき部
102aに圧接させ、かつ搬送ローラ107の用紙に対
するスリップを防止でき、ローラの摩耗と紙粉の発生を
抑えることができる。
【0018】また、搬送ローラ101,103のニップ
部からしごき部120aまでの距離L2、しごき部12
0aから搬送ローラ107,108までの距離L1は極
力短くすることが好ましい。用紙の先端部は距離L1だ
け、用紙の後端部は距離L2だけカール補正力が作用し
ないからである。ここで、搬送ローラ107の駆動機構
について説明する。駆動機構は図4に示した反転ローラ
113の駆動機構と基本的には同様であり、図4中かっ
こで囲まれた符号が搬送ローラ107の駆動機構を示す
【0019】モータ126に連結されているタイミング
ベルト321は駆動軸323に固定されたプーリ322
に巻回されている。駆動軸323に固定されたギヤ32
4は支軸327に取り付けられたアイドルギヤ328を
介して搬送ローラ107の支軸330に設けたギヤ32
9に結合している。支軸330とギヤ329との間には
トルクリミッタ331が介在されている。このトルクリ
ミッタ331はギヤ329が矢印j方向へ回転駆動され
るとき、回転力を支軸330へ伝達すると共に、支軸3
30(即ち、搬送ローラ107)に予め設定された負荷
が作用すると、空転してそれ以上の駆動力の伝達を断つ
。また、トルクリミッタ331は支軸330が矢印j’
方向へ強制的に回転駆動されるときも空転する。さらに
、前記駆動軸323の他端にはクラッチ325を介して
ギヤ326が装着され、ギヤ326は支軸330の他端
に固定したギヤ332と噛合している。
【0020】以上の構成において、クラッチ325がオ
フされているとき、ギヤ326は駆動軸323に対して
フリーとなり、タイミングベルト321によって駆動軸
323、ギヤ324へ伝達された矢印j方向の回転力は
アイドルギヤ328を介してギヤ329へ伝達され、ト
ルクリミッタ331を介して支軸330(搬送ローラ1
07)を矢印j方向へ回転させる。一方、クラッチ32
6がオンされると、ギヤ326が駆動軸323に連結さ
れ、駆動軸323の矢印j方向の回転力はギヤ332へ
伝達され、支軸330(搬送ローラ107)を矢印j’
方向へ回転させる。このとき、トルクリミッタ331は
支軸330に対して空転する。
【0021】搬送ローラ101による用紙搬送速度をV
1とすると、搬送ローラ107による用紙搬送速度V2
は、ギヤ324,329及びトルクリミッタ331を経
由するとき、V2=1.2V1となるように、一方、ク
ラッチ325及びギヤ326,332を経由するとき、
V2=V1となるように、ギヤ324,329,326
,332の歯数が設定されている。搬送速度V1はこの
複写機での用紙搬送速度(システム速度)である。
【0022】フェースダウンモードのとき、クラッチ3
25がオフされており、搬送ローラ107は矢印j方向
へ回転し、搬送ローラ101,103から送り込まれた
用紙を排出ローラ114,115へ搬送する。このとき
、搬送ローラ107による用紙搬送速度V2は1.2V
1であり、用紙はしごき部120aへ圧接し、カールを
補正される。一方、フェースアップモードのとき、クラ
ッチ325はオンされ、搬送ローラ107は矢印j’方
向へ回転し、切換え爪105の上面側でガイドされてき
た用紙を排出ローラ114,115へ搬送する。このと
き、搬送ローラによる用紙搬送速度V2はシステム速度
V1と等しい。
【0023】次に、フェースダウンモードとフェースア
ップモードによる通紙動作を順を追って説明する。フェ
ースダウンモードにおいては、まず、ソレノイド125
がオンされ、切換え爪105が二点鎖線位置へ移動する
。搬送ローラ101は矢印g方向へ回転駆動され、排出
ローラ114は矢印k方向へ回転駆動される。クラッチ
325はオフ状態とされ、搬送ローラ107は矢印j方
向へ1.2V1の搬送速度で回転駆動される。用紙の先
端が搬送ローラ110,111に突入する際、アクチュ
エータ124が押し上げられてセンサ123が用紙の先
端を検出する。用紙は切換え爪105の下面側でガイド
され、搬送ローラ101,102を通じてガイド板11
8,119間へ送り込まれる。用紙は切換え爪104を
押し上げてガイド板118,119間を下方へ搬送され
る。用紙の先端がセンサ123で検出されてから時間T
1が経過すると、即ち、用紙の先端が反転ローラ112
,113に突入する前に、クラッチ305がオフされて
反転ローラ113が矢印i方向の回転に切り換えられる
。なお、用紙が1枚目の場合、クラッチ305は最初か
らオフされている。従って、用紙は反転ローラ112,
113によって下方に搬送される。
【0024】次に、用紙の後端が搬送ローラ110,1
11を通過すると、アクチュエータ124が下方に復帰
してセンサ123が用紙の後端を検出する。この後端検
出から時間T2が経過すると、即ち、用紙の後端が切換
え爪104を通過すると、クラッチ305がオンされ、
反転ローラ113が矢印j’方向に逆転する。これによ
って、用紙がそれまでの後端を先頭に上方へスイッチバ
ックされ、先端は切換え爪104の右側面に沿って搬送
ローラ101,103に突入する。さらに、用紙はガイ
ド爪106の右側面に沿って進行し、搬送ローラ107
,108によって搬送され、排出ローラ114,115
から機外へ排出される。このとき、搬送ローラ107に
よる搬送速度V2は前述の通り搬送ローラ101の搬送
速度V1の1.2倍に設定されているため、用紙はここ
で緊張状態で搬送され、しごき部120aに圧接して図
6中(B)に示したカールを(C)に示す状態へと補正
される。なお、搬送ローラ107の駆動はトルクリミッ
タ331を介在させているため、必要以上の力が用紙に
伝達されることはない。従って、用紙と搬送ローラ10
7間のスリップがなく、安定した張力を得ることができ
、搬送ローラ107の摩耗や紙粉の発生が抑えられる。
【0025】一方、フェースアップモードにおいて、ソ
レノイド125はオフ状態を保持し、切換え爪105は
実線位置にセットされている。排出ローラ114は矢印
k方向へ回転駆動され、搬送ローラ101及び反転ロー
ラ113は回転駆動力が断たれている。クラッチ325
はオンされ、搬送ローラ107は矢印j’方向へシステ
ム速度V1と同じ搬送速度で回転駆動される。用紙は搬
送ローラ110,111から切換え爪105の上面側に
沿って進行し、搬送ローラ107,109によって搬送
され、排出ローラ114,115から機外へ排出される
【0026】図5は本発明に係る用紙搬送装置の他の実
施例を示す。前記実施例はしごき部120aを用紙反転
部の出口側に設けたものを示したが、この実施例では入
口側に設置した。用紙導入用の搬送ローラ141,14
2と搬送ローラ143,144は通紙方向C,Dが略9
0゜異なるように設置され、その間にはガイド板145
,146が設置され、ガイド板146の折り曲げ部はし
ごき部146aとして機能する。また、搬送ローラ14
1,143には矢印m方向の回転力が伝達され、ローラ
143の搬送速度はローラ141の搬送速度に対して1
.2倍に設定され、ローラ143には図示しないトルク
リミッタが取り付けられている。搬送ローラ143,1
44の下流側には切換え爪145、反転ローラ146,
147が設置され、用紙排出部には排出ローラ148,
149が設置されている。切換え爪145は図示しない
ばね部材により支軸145aを支点として矢印n方向に
付勢され、先端がガイド板150に軽く圧接している。 反転ローラ146は矢印p,p’方向に正逆回転駆動可
能とされ、排出ローラ148は矢印r方向に回転駆動可
能とされている。
【0027】搬送ローラ141,142から搬入された
用紙は、搬送ローラ143,144で搬送される間にし
ごき部146aに圧接し、カールを補正される。用紙は
切換え爪145を押し除けて進行し、反転ローラ146
の矢印p方向の回転によって矢印E方向に搬送され、後
端が切換え爪145を抜けると直ちに反転ローラ146
が矢印p’方向の回転に切り換えられる。これにて、用
紙は切換え爪145の背面部及びガイド板151,15
2にガイドされて排出ローラ148,149から機外へ
排出される。
【0028】なお、本発明に係る用紙搬送装置は、前記
実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変更することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、用紙反転部の入口又は出口のいずれかに設置さ
れた第1の搬送ローラ対に対して第2の搬送ローラ対を
軸心が平行で通紙方向が異なるように設け、その間に用
紙しごき部材を設けると共に、通紙方向下流側に位置す
る一方のローラ対を他方のローラ対に対して搬送速度が
大きくなるように駆動したため、用紙反転ユニットと用
紙のカール補正手段とをコンパクトに設置することがで
き、しかも用紙の反転動作と並行してスムーズで無理な
くカールを補正できる。
【0030】また、通紙方向下流側に位置する第1又は
第2のローラ対にトルクリミッタを設けたため、用紙が
ローラ対の間で適度な緊張を保ち、ローラの用紙に対す
るスリップが防止され、ローラの摩耗、紙粉の発生が抑
制されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る用紙搬送装置の実施例を含む電子
写真複写機の概略構成図。
【図2】図1に示されている用紙反転ユニットの垂直断
面図。
【図3】図2の要部に関する断面図。
【図4】ローラ駆動機構を示す正面図。
【図5】本発明に係る用紙搬送装置の他の実施例を示す
垂直断面図。
【図6】用紙のカール状態の説明図。
【符号の説明】
100…用紙反転ユニット 101,103…搬送ローラ(第1の搬送ローラ対)1
07,108…搬送ローラ(第2の搬送ローラ対)12
0a…しごき部 141,142…搬送ローラ(第2の搬送ローラ対)1
43,144…搬送ローラ(第1の搬送ローラ対)14
6a…しごき部 324,326,328,329,332…ギヤ325
…クラッチ 331…トルクリミッタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  用紙の先端と後端を通紙方向に対して
    切り換えるスイッチバック方式の用紙反転部と、前記用
    紙反転部の入口又は出口のいずれかに設置された第1の
    搬送ローラ対と、前記第1の搬送ローラ対とは、所定の
    距離をおいて、かつ、軸心が平行で通紙方向が異なるよ
    うに設置された第2の搬送ローラ対と、前記第1、第2
    の搬送ローラ対を、通紙方向下流側に位置するローラ対
    が上流側のローラ対よりも搬送速度が大きくなるように
    駆動する駆動手段と、前記第1、第2のローラ対の間に
    設置された用紙しごき部材と、を備えたことを特徴とす
    る用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】  前記第1、第2の搬送ローラ対のうち
    、通紙方向下流側に位置するローラ対にトルクリミッタ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置
JP3073154A 1991-04-05 1991-04-05 用紙搬送装置 Pending JPH04308149A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06156816A (ja) * 1992-11-16 1994-06-03 Daiwa Seiko Inc 搬送ローラの駆動制御装置および方法
US6547241B2 (en) * 2000-05-12 2003-04-15 Hitachi, Ltd. Carrying direction changing apparatus for document and the like

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JPH06156816A (ja) * 1992-11-16 1994-06-03 Daiwa Seiko Inc 搬送ローラの駆動制御装置および方法
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