JP2003241562A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2003241562A
JP2003241562A JP2002039450A JP2002039450A JP2003241562A JP 2003241562 A JP2003241562 A JP 2003241562A JP 2002039450 A JP2002039450 A JP 2002039450A JP 2002039450 A JP2002039450 A JP 2002039450A JP 2003241562 A JP2003241562 A JP 2003241562A
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Japan
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roller
fixing
pressure
fixing device
fixing roller
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JP2002039450A
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English (en)
Inventor
Yasuhide Hamada
泰英 濱田
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Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】定着ローラ及び定着ベルトへの圧痕の発生を効
果的に抑制し、画質の向上を図ることのできる定着装置
を提供することである。 【構成】定着ローラ24と、この定着ローラ24に所定
の圧力で転接可能に設けられた加圧ローラ26と、定着
ローラ24から離間して配設された加熱ローラ28と、
この加熱ローラ28と定着ローラ24とにエンドレスに
掛け渡された定着ベルト32と、定着ベルト32を加熱
させて、定着ローラ24及び加圧ローラ26の転接部を
通過するシート上の未定着トナーを加熱する加熱源30
とを具備し、未定着トナーが表面上に担持されたシート
が、転接部を一方向に沿って通過することにより、未定
着トナーをシート上に定着させる定着装置において、加
圧ローラ26は、定着ローラ24に対して接離自在に設
けられ、定着ベルト32の非走行時に、加圧ローラ26
を定着ローラ24から離間させる接離機構62を更に具
備することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等において、シート上の未定着トナー
を溶融圧着し、該シートに定着させるために使用される
定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の電子写真装置用の定着装置におい
ては、例えば特開平6ー318001号(特許登録第2
813297号)に示されるように、2ローラ式の加熱
・定着ローラから熱源を外部に取り出し、熱源を内蔵し
た加熱ローラを別途設け、この加熱ローラからの熱を定
着ベルトを介して、定着ローラと加圧ローラとの転接部
に伝達してここを加熱するようにした所謂横型のベルト
式定着装置が開発され、実用に供されている。
【0003】このベルト式定着装置によれば、熱源を定
着ローラ(2ローラ式における加熱・定着ローラ)から
外部に取り出しているため、定着ローラを所謂ソフトロ
ーラから構成することができることとなると共に、加圧
ローラをハードローラと構成することとあいまって、定
着ローラと加圧ローラとの転接部(ニップ部)の形状
を、所謂下向き(上向きに凸)ニップ形状とすることが
できることになる。この結果、未定着シートは、このニ
ップ部を通過する際にに、この下向きのニップ形状に応
じた変形を受けることとなり、このニップ部から下向き
の変形力を受けた状態で排出される状態となる。また、
上述したベルト式定着装置においては、定着ベルトを未
定着シートの搬送経路を規定するガイド板に近接して配
設しているため、定着ベルトからの輻射熱により、ガイ
ド板上を搬送されている未定着シートを予熱することが
出来、これによりニップ部の温度を低く設定できること
になる。そして、熱容量の小さい定着ベルトを用いるこ
とで、ニップ部通過時に定着ベルトの温度を急速に冷却
させ、ニップ部出口での定着ベルトと分離するトナーの
凝集力を高めることで、定着ベルトとトナーとの離型性
を高めることのできる構成となっている。
【0004】このようにして、下向きのニップ形状と高
められたトナーの凝集力とにより、このベルト式定着装
置は、オイルレス或いは微量のオイルしか塗布しない場
合でも、オフセットの無い鮮明な定着画像が得られる
等、2ローラ方式では解決できなかった離型性とオイル
の塗布の問題を解決した定着装置として知られ、実用に
供することが出来ている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】一方、近年、1分間当たりの処理枚数の増
大化が要望され、これを達成するために、搬送速度の高
速化が要求されてて入る。このために、ベルト式定着装
置においては、例えば、本願特許出願人と同一出願人に
よる特開平11−224010号に開示されるように、
定着ローラと加圧ローラとの上方に加熱ローラを配設し
た所謂縦型のベルト式定着装置が提案され、高速化に対
応する努力がなされている。上記構成を有するベルト式
定着装置では、上述したような特徴を有する反面、常
時、加圧ローラが定着ローラ及びこれに巻き付けられて
いる定着ベルトに圧接しているため、定着ベルト及び定
着ローラに圧痕が発生する恐れがある。このように定着
ベルト及び定着ローラに圧痕が発生すると、これが画像
に残ってしまい、画質の点で重要な問題となり、解決が
要望されている。
【0006】この発明は、上述した事情に鑑みなされた
もので、この発明の主たる目的は、定着ローラ及び定着
ベルトへの圧痕の発生を効果的に抑制し、画質の向上を
図ることのできる定着装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この発明に係わる定着装置は、請
求項1の記載によれば、定着ローラと、この定着ローラ
に所定の圧力で転接可能とした加圧ローラと、前記定着
ローラから離間して配設された加熱ローラと、この加熱
ローラと定着ローラとにエンドレスに掛け渡された定着
ベルトと、前記定着ベルトを加熱させて、前記定着ロー
ラ及び加圧ローラの転接部を通過するシート上の未定着
トナーを加熱する発熱手段とを具備し、未定着トナーが
表面上に担持されたシートが、前記転接部を一方向に沿
って通過することにより、前記未定着トナーを前記シー
ト上に定着させる定着装置において、前記加圧ローラ
は、前記定着ローラに対して接離自在に設けられ、前記
定着ベルトの非走行時に、前記加圧ローラを前記定着ロ
ーラから離間させる接離手段を更に具備することを特徴
としている。
【0008】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項2の記載によれば、前記接離手段は、前記定着ベルト
の走行停止に伴い、前記加圧ローラを前記定着ローラか
ら離間させることを特徴としている。
【0009】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項3の記載によれば、前記接離手段は、前記定着ベルト
の走行時には、前記加圧ローラを前記定着ローラに対し
て圧接させることを特徴としている。
【0010】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項4の記載によれば、前記接離手段は、前記定着ベルト
の走行開始に伴い、前記加圧ローラを前記定着ローラに
圧接させることを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項5の記載によれば、前記加圧ローラを、これが前記定
着ローラに圧接する圧接位置と、該定着ローラから離間
する離間位置との間で移動自在に支持する支持部材を更
に具備することを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項6の記載によれば、前記支持部材は、自重により、前
記圧接位置から離間位置に向けて偏倚されて入ることを
特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項7の記載によれば、前記接離手段は、前記支持部材を
自重に抗して前記圧接位置にもたらす第1のカム面と、
自重により前記離間位置にもたらす第2のカム面とを有
するカム部材を備えていることを特徴としている。
【0014】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項8の記載によれば、前記支持部材に連結され、前記加
圧ローラを前記定着ローラに対して所定の圧接力で圧接
させる付勢部材を更に具備し、前記接離手段は、前記付
勢部材の付勢力に抗して、前記支持部材を前記圧接位置
から離間位置に向けて移動させることを特徴としてい
る。
【0015】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項9の記載によれば、前記接離手段は、前記支持部材に
係合可能に設けられ、該支持部材を前記付勢部材の付勢
力に従って前記圧接位置にもたらす第1のカム面と、該
支持部材を該付勢部材の付勢力に抗して前記離間位置に
もたらす第2のカム面を有するカム部材を備えているこ
とを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる定着装置は、請求
項10の記載によれば、前記接離手段は、前記支持部材
を、前記圧接位置と、前記離間位置との間で往復移動さ
せる電磁ソレノイドを備えていることを特徴としてい
る。
【0017】
【発明を実施する形態】以下に、この発明に係わる定着
装置の一実施例の構成を、添付図面を参照して以下に詳
細に説明する。
【0018】{定着装置10の概略説明}先ず、図1に
示すように、この一実施例の定着装置10は、ハウジン
グ構造として、図示しない電子式画像形成装置、例え
ば、電子プリンタのフレームに固定されるハウジング1
2を備えてている。このハウジング12は、装置フレー
ム上に直接的に固定される底板14と、この底板14の
前後両側縁から夫々起立した側板16とを備えて構成さ
れている。尚、図1は正面図として描かれており、詳細
は後述するが、未定着トナーが上面に担持された未定着
シートは、図中右方から左方に向けて図示しない搬送機
構を介して搬送されてくるように設定されている。
【0019】ここで、ハウジング12内の上部には、後
述する加熱ローラ28が回転自在に軸支される摺動ブラ
ケット18が、両側板16に対して、図中上下方向に沿
って摺動自在に取り付けられている。また、ハウジング
12内の下部には、後述する加圧ローラ26が回転自在
に軸支される揺動ブラケット20が、両側板16に対し
て、支軸22回りに揺動自在な状態で、両側板に支持さ
れている。
【0020】また、この定着装置10は、ローラ構成と
して、両側板16に固定軸線回りに回転自在に軸支され
た定着ローラ24と、定着ローラ24の略下方(具体的
には、図中左斜め下方)でこれに転接する状態で、且
つ、定着ローラ24の固定軸線と平行に設定された固定
軸線回りに揺動ブラケット20に回転自在に支持された
加圧ローラ26と、定着ローラ24の略上方に位置する
状態で摺動ブラケット18に回動自在に支持された加熱
ローラ28とを備えて構成されている。
【0021】また、この定着装置10は、加熱ローラ2
8の内部に配設された、例えばハロゲンランプ等の加熱
源30と、定着ローラ24と加熱ローラ28とに渡りエ
ンドレスに巻回された定着ベルト(熱伝達ベルト)32
とを更に備えている。
【0022】尚、上述した定着ローラ24と加圧ローラ
26との転接部の出口側(即ち、シート搬送方向に関し
て下流側)には、ここを通過した定着済みシートを、シ
ート排出口まで案内する上下一対の排紙ガイド板40
A,40Bが上下離間した状態で配設されている。両排
紙ガイド板40A,40Bの、シート搬送方向に関して
上流側の一端部は、夫々、定着ローラ24と加圧ローラ
26との外周面に近接して配設されている。
【0023】ここで、定着ローラ24は弾性ローラとし
て構成され、一方、加圧ローラ26は弾性ローラより硬
いローラ上硬度を有するローラから構成されている。一
方、揺動ブラケット20は、揺動自在に支軸22回りに
支持されていて、後述する接離機構62により、加圧ロ
ーラ26が定着ローラ24に圧接する方向に、偏倚され
るように構成されている。この結果、定着ローラ24と
加圧ローラ26との互いの転接部(ニップ部)において
は、両者は互いに所定の圧接力で転接し、これにより、
定着ローラ24が転接部で凹んだ状態にもたらされるこ
とになる。即ち、ニップ幅が十分に確保されるように設
定されている。
【0024】また、この定着装置10は、摺動ブラケッ
ト18の各端部と対応する側板16との間に介設され、
加熱ローラ28を定着ローラ24から離間する方向に付
勢して、定着ベルト32に所定のテンションを付与させ
るために第2のコイルスプリング36を更に備えてい
る。この第2のコイルスプリング36は、左右各端部に
おいて、前後1対づつ備えられている。
【0025】また、上述したハウジング12には、未定
着シートを転接部に向けてガイドする取り込みガイド板
38が取り付けられると共に、上述したように、転接部
を通過して定着動作が終了した定着済みシートを排紙口
60に向けて搬送する排紙ガイド板40A,40Bが取
り付けられている。更に、このハウジング12には、定
着ローラ24の外周面であって、定着ベルト32が巻回
されていない部分であり、且つ、転接部よりも定着ロー
ラ24の回転方向に関して直上流側に位置する部分の表
面温度を検出するためにサーミスタ42が取り付けられ
ている。ここで、このサーミスタ42は、この実施例に
おいては、被検出部の表面に接触して、ここの表面温度
を検出する形式の接触式の構造が採用されている。
【0026】尚、このサーミスタ42の温度検出位置
は、上述した定着ローラ24の外周面であって、定着ベ
ルト32が巻回されていない部分に限定されることな
く、定着ローラ24の外周に巻回されている定着ベルト
32の外周面であって、転接部よりも定着ローラ24の
回転方向に関して直上流側に位置する部分の表面温度を
検出するように取り付けられていても良いものである。
この場合、このサーミスタ42は、非接触式であること
が好ましい。
【0027】そして、図示しない搬送機構を介して定着
装置10に向けて搬送されてきた未定着シートの先端
は、先ず、取り込みガイド板38の上面に触れ、これに
案内された状態で、斜め上向きに搬送されるように設定
されており、更に、この取り込みガイド板38により案
内された未定着シートは、その先端が加圧ローラ26の
外周面に先ず接触した後、加圧ローラ26の外周面に沿
って移動して、定着ローラ24と加圧ローラ26との転
接部に導かれるように設定されている。
【0028】このように概略構成される定着装置10に
おいては、図示しない搬送機構を介して取り込みガイド
板38上に搬送されてきた未定着シートSは、未定着ト
ナーが付着していない下面を取り込みガイド板38に接
触・支持されると共に、定着ベルト32が巻かれた定着
ローラ24と加圧ローラ26との転接部(ニップ部)に
向けて案内され、両者24,26の間を圧接された状態
で挿通されることにより、未定着トナーが熱圧着されて
シート上に定着されることになる。
【0029】以下、上述した種々の構成要素を順次個別
に説明する。 {定着ローラ24の説明}上述した定着ローラ24は、
側板16にベアリング44(図2に示す)を介して回転
自在に軸支される芯金部24Aと、この芯金部24Aの
外周に同軸に配設され、定着ベルト32が巻回されるロ
ーラ本体24Bとを備えて構成されている。この定着ロ
ーラ24のローラ外径は、この一実施例では25mmに
設定されている。ここで、この一実施例において、芯金
部24Aは、直径15mmの鉄製シャフトから形成さ
れ、ローラ本体24Bは、芯金部24Aの外周に厚さ5
mmで取り付けられたシリコーンゴム耐熱弾性体(具体
的には、ローラ上にてアスカC硬度で23度)から形成
されている。
【0030】尚、図2に示すように、芯金部24Aの一
端に位置する軸部には、第1の従動ギヤ46がこれと同
軸に、詳細を後述するワンウエイクラッチ48を介して
取付けられており、この第1の従動ギヤ46には、加圧
ローラ26の後述する芯金部26Aの一端部に同軸に取
り付けられた第2の従動ギヤ50が噛合している。一
方、詳細は図示していないが、この第2の従動ギヤ50
には、駆動機構の一部を構成する駆動ギヤが噛合してい
る。このようにして、この駆動ギヤを介して駆動機構か
らの駆動力が第2の従動ギヤ50に図1において反時計
方向の回転力として伝達され、引き続き、第1の従動ギ
ヤ46に図中時計方向の回転力として伝達されて、ワン
ウェイクラッチ48を介して定着ローラ24にこの回転
力が伝達される構成とされている。
【0031】{ワンウェイクラッチ48の説明}ここ
で、このワンウェイクラッチ48は、定着ローラ24の
第1の従動ギヤ46に対する図中時計方向の相対的な回
転を許容するが、図中反時計方向の相対的な回転を係止
するように、換言すれば、両者が一体回転するように構
成されている。即ち、定着ベルト32が加圧ローラ26
と摩擦係合して、また、定着ローラ24が定着ベルト3
2と摩擦係合して、加圧ローラ26により定着ローラ2
4及び定着ベルト32が従動(連れ回り)する状態で
は、定着ローラ24の図中時計方向に回転する周速は、
加圧ローラ26の周速と同一となり、定着ローラ24の
回転は第1の従動ギヤ46の回転よりも僅かに速くなさ
れるように設定している。
【0032】{加圧ローラ26の説明}上述したよう
に、加圧ローラ26は、側板16にベアリング54を介
して回転自在に軸支される芯金部26Aと、この芯金部
26Aの外周に同軸に配設されたローラ本体26Bとを
備えて構成され、ローラ外径を24mmに設定されてい
る。ここで、この一実施例において、芯金部26Aは、
外径21mm、肉厚1.5mmの鉄製パイプから形成さ
れ、ローラ本体26Bは、芯金部26Aの外周に厚さ
1.5mmで取り付けられたシリコーンゴム耐熱弾性体
(具体的には、上述した定着ローラ24よりも硬めのロ
ーラ上にてASKER C硬度で74〜75度のもの)
から形成されている。
【0033】尚、芯金部26Aの一端に配設された軸部
は、上述したように、第2の従動ギヤ50が同軸に固定
されており、この第2の従動ギヤ50には、上述した第
1の従動ギヤ46が噛合しており、図示しない駆動ギヤ
を介してこれからの駆動力が第2の従動ギヤ50に直接
的に伝達されて、加圧ローラ26が定着ローラ24とは
反対の反時計方向に沿って回転駆動されるように構成さ
れている。
【0034】ここで、この一実施例においては、未定着
シートの搬送用の主駆動としては、加圧ローラ26が設
定されており、定着ローラ24はこれの熱膨張時におい
ても周速が加圧ローラ26の周速よりも早くならないよ
うに、第1及び第2の従動ギヤ46、50のギヤ比が設
定されている。即ち、定着ローラ24が第1の従動ギヤ
46により回転される際の回転速度は、定着ベルト32
を介して加圧ローラ26と摩擦係合して回転される際の
回転速度よりも、僅かに遅くなるように設定されてい
る。
【0035】一方、この一実施例においては、加圧ロー
ラ26は、定着ローラ24の直下方に位置しているので
はなく、定着ローラ24の直下方位置よりも、未定着シ
ートの搬送方向に沿って下流側に偏倚した位置に配設さ
れており、加熱ローラ28と定着ローラ24との両中心
点を通る線分を基線とした場合に、この基線と、定着ロ
ーラ24及び加圧ローラ26の両中心点を通る線分との
なす角度が、所定の鋭角となるような位置に配設されて
いる。尚、定着ローラ24と加圧ローラ26の両中心点
を通る線分は、未定着シートの搬送方向と略直交するよ
うに設定されているものである。
【0036】{加熱ローラ28の説明}上述した第1の
加熱源30を内蔵する加熱ローラ28は、この一実施例
においては、直径18mmで、肉厚0.1mmの鉄パイ
プ製芯金の外周面に、厚さ20μmのPTFEの被覆層
をコーティングしたものから構成されている。即ち、こ
の加熱ローラ28は、後述するようにウォーミングアッ
プ時間の短縮化の目的で、薄肉芯金を有するように構成
されている。尚、この加熱ローラ28の両端は、ベアリ
ング56を介して回転自在に軸支されており、各ベアリ
ング56の内側には、耐熱樹脂のポリエーテルエーテル
ケトン(PEEK)製のカラー58が寄り止め樹脂とし
て挿入されており、これにより、定着ベルト32のエン
ドレス走行時における蛇行や片寄りを防止している。
【0037】この加熱ローラ28の内部には、発熱手段
としての加熱源30が内蔵されているが、この一実施例
においては、この加熱源30は、最大出力が800Wの
ハロゲンランプから構成されている。
【0038】{定着ベルト32の説明}上述の定着ベル
ト32は、未定着シートS上の未定着トナーを定着温度
まで過剰な熱量を与えることなく定着できるように、そ
の定着ベルト32の1平方cm当たりの熱容量が、0.
002cal/℃乃至0.025cal/℃の範囲内の
ものが好ましいものである。
【0039】このため、この一実施例においては、図3
に示すように、定着ベルト32は、内径が40mm、厚
さが70μmのポリイミド樹脂製の無端状のベルト基体
32aと、このベルト基体32aの外周面(表層)に厚
さ30μmで被覆されたPFAの耐熱離型層32bとを
備えて構成されている。尚、ベルト表層の帯電を防止す
る場合には、導電性PFA耐熱離型層が有効である。ま
た、定着画質の向上を図る場合には、ベルト基材32a
の外周面上に直接的に、厚さ300μmでシリコーンゴ
ム等からなる弾性層をコーティングする場合がある。こ
の場合において、PFAの耐熱離型層32bは、弾性層
の外周面上に被覆されることになる。
【0040】ここで、この発明においては、このように
ベルト基体32aとしてポリイミド樹脂を用いることに
限定されることなく、ニッケル電鋳製の金属ベルトを用
いることが出来ることも言うまでもない。このようにニ
ッケル電鋳製の金属ベルトをベルト基体32aとして用
いる場合には、このベルト基体32aの厚さは例えば4
0μmのものを用い、このベルト基体32aの表面に厚
さ300μmで耐熱シリコーンゴムをコーティングし、
更に、この耐熱シリコーンゴム層の外周に、ベルト基体
32aの材質がポリイミド樹脂の場合と同様に、厚さ3
0μmで被覆されたPFA製の耐熱離型層32bを被覆
する構成が採用されている。
【0041】{定着ベルト32へのテンション付与機構
の説明}上述したように、この一実施例では、定着ベル
ト32へテンションを付与するための機構として、加熱
ローラ28を定着ローラ24から離間する方向に付勢す
る第2のコイルスプリング36を備えている。
【0042】即ち、この第2のコイルバネ36の付勢力
により摺動ブラケット18を介して加熱ローラ28は、
定着ローラ24から離間する方向に偏倚させられ、これ
により、加熱ローラ28と定着ローラ24とにエンドレ
スに掛け渡された定着ベルト32は、所定のテンション
に緊張された状態で張られることになる。
【0043】このように第2のコイルバネ36の作用に
より、定着ベルト32は、加圧ローラ26と摩擦係合し
て連れ回りし、且つ、この定着ベルト32の連れ回りに
応じて、定着ローラ24は定着ベルト32に対してスリ
ップや緩みの無い安定した状態で従動されることにな
る。
【0044】{加圧ローラ26の接離機構62の説明}
ここで、この発明の特徴をなす点であるが、この実施例
においては、加圧ローラ26は定着ローラ24に対して
接離機構62を介して接離自在に設けられている。詳細
には、この接離機構62は、図1に示すように、支持部
材としての揺動ブラケット20に係合可能に設けられた
カム部材64と、このカム部材64を回転駆動するため
のカム駆動モータ66と、このカム駆動モータ66を回
転制御するための制御機構68とを備えて構成されてい
る。
【0045】ここで、この実施例においては、支持部材
としての揺動ブラケット20は、加圧ローラ26を定着
ローラ24に圧接する圧接位置と、加圧ローラ26が定
着ローラ24から離間する離間位置との間で、揺動可能
(即ち、移動可能)に支持されている。そして、この実
施例においては、特に、この揺動ブラケット20は、自
重により、圧接位置から離間位置に向けて偏倚するよう
に設定されている。
【0046】一方、カム部材64は、揺動ブラケット2
0の下面に係合可能に設定されており、揺動ブラケット
20を自重に抗して圧接位置にもたらす第1のカム面6
4Aと、自重により離間位置にもたらす第2のカム面6
4Bとを備えている。
【0047】そして、上述した制御機構68は、定着ベ
ルト32の走行時には、図1に示すように、カム駆動モ
ータ66を駆動して、第1のカム面64Aが揺動ブラケ
ット20の下面に係合するように回動させて、揺動ブラ
ケット20を圧接位置にもたらし、加圧ローラ26を定
着ローラ24に対して圧接させるように構成されてお
り、更に具体的には、定着ベルト32の走行開始に伴
い、加圧ローラ26を定着ローラに圧接させるように構
成されている。
【0048】一方、この制御機構68は、定着ベルトの
非走行時には、図4に示すように、カム駆動モータ66
を駆動して、第2のカム面64Bが揺動ブラケット20
の下面に係合するように回動させて、揺動ブラケット2
0を離間位置にもたらし、加圧ローラ26を定着ローラ
24から離間させるように構成されており、更に具体的
には、定着ベルト32の走行停止に伴い、加圧ローラ2
6を定着ローラ24から離間させるように構成されてい
る。
【0049】以上のように、この実施例の定着装置10
を構成することにより、定着ベルト32が走行中のみ、
圧接ローラ26は定着ローラ24に圧接し、定着ベルト
32が停止中には、圧接ローラ26は定着ローラ24か
ら離間することになるので、定着ベルト32及び定着ロ
ーラ24に、圧接ローラ26による無用な加圧状態が回
避され、従って、定着ベルト32の停止中における加圧
ローラ26の加圧が解除されて圧痕が発生することが効
果的に抑制されることとなる。このように圧痕が発生す
ることがなくなるので、この圧痕に基づく画質の低下も
防止され、画質の向上を図ることができることになる。
【0050】この発明は、上述した実施例の構成に限定
されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形可能である事は言うまでもない。
【0051】例えば、上述した実施例においては、支持
部材としての揺動ブラケット20を、自重により圧接位
置から離間位置に偏倚させるように説明したが、この発
明は、このような構成に限定されることなく、図5及び
図6に他の実施例として示すように構成してもよいもの
である。
【0052】以下に、図5及び図6を参照して、接離機
構62の他の実施例の構成を説明する。尚、以下の説明
において、上述した実施例と同一部分には、同一符号を
付してその説明を省略する。
【0053】先ず、図5に示すように、この実施例にお
いては、揺動ブラケット20は、第1のコイルスプリン
グ34により、加圧ローラ26が定着ローラ24に圧接
する方向に向けて(即ち、離間位置から圧接位置に向け
て)、支軸22回りに回動付勢されている。一方、制御
機構は、定着ベルト32の走行時には、図5に示すよう
に、カム駆動モータ66を駆動して、第1のカム面64
Aを揺動ブラケット20の上面に対向するように回動さ
せて、第1のコイルスプリング34の付勢力により揺動
ブラケット20を圧接位置にもたらし、加圧ローラ26
を定着ローラ24に対して圧接させるように構成されて
おり、更に具体的には、定着ベルト32の走行開始に伴
い、加圧ローラ26を定着ローラに圧接させるように構
成されている。
【0054】一方、この制御機構68は、定着ベルトの
非走行時には、図6に示すように、カム駆動モータ66
を駆動して、第2のカム面64Bが揺動ブラケット20
の上面に係合するように回動させて、揺動ブラケット2
0を離間位置にもたらし、加圧ローラ26を定着ローラ
24から離間させるように構成されており、更に具体的
には、定着ベルト32の走行停止に伴い、加圧ローラ2
6を定着ローラ24から離間させるように構成されてい
る。
【0055】この結果、定着ローラ24と加圧ローラ2
6との互いの転接部(ニップ部)においては、定着ベル
ト32の走行時にのみ、両者は互いに所定の圧接力で転
接し、これにより、定着ローラ24が転接部で凹んだ状
態にもたらされることになる。
【0056】このようにして、この実施例においても、
上述した一実施例と同様の効果を奏することができるこ
とになる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、定着ローラ及び定着ベルトへの圧痕の発生を効果的
に抑制し、画質の向上を図ることのできる定着装置が提
供されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる定着装置の一実施例の構成
を、カム部材の第1のカム面が揺動ブラケットの下面に
係合する状態で示す正面断面図である。
【図2】図1に示す定着装置における各ローラの端部に
おける支持状態を示す断面図である。
【図3】定着ベルトの構成を取り出して示す正面図であ
る。
【図4】カム部材の第2のカム面が揺動ブラケットの下
面に係合する状態で示す正面図である。
【図5】他の実施例に係わる接離機構の構成を、カム部
材の第1のカム面が揺動ブラケットの上面に対向する状
態で示す正面図である。
【図6】図5に示す接離機構の構成を、カム部材の第2
のカム面が揺動ブラケットの上面に係合する状態で示す
正面図である。
【符号の説明】
10 定着装置 12 ハウジング 14 底板 16 側板 18 摺動ブラケット 20 揺動ブラケット(支持部材) 22 支軸 24 定着ローラ 24A 芯金部 24B ローラ本体 26 加圧ローラ 26A 芯金部 26B ローラ本体 28 加熱ローラ 30 加熱源 32 定着ベルト 32a ベルト基体 32b 耐熱離型層 34 第1のコイルスプリング 36 第2のコイルスプリング 38 取り込みガイド板 40A;40B 排紙ガイド板 42 サーミスタ 44 ベアリング 46 第1の従動ギヤ 48 ワンウェイクラッチ 50 第2の従動ギヤ 54 ベアリング 56 ベアリング 58 カラー 60 排紙口 62 接離機構 64 カム部材 64A 第1のカム面 64B 第2のカム面 66 カム駆動モータ 68 制御機構

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定着ローラと、この定着ローラに所定の圧
    力で転接可能とした加圧ローラと、前記定着ローラから
    離間して配設された加熱ローラと、この加熱ローラと定
    着ローラとにエンドレスに掛け渡された定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱させて、前記定着ローラ及び加圧
    ローラの転接部を通過するシート上の未定着トナーを加
    熱する発熱手段とを具備し、未定着トナーが表面上に担
    持されたシートが、前記転接部を一方向に沿って通過す
    ることにより、前記未定着トナーを前記シート上に定着
    させる定着装置において、 前記加圧ローラは、前記定着ローラに対して接離自在に
    設けられ、 前記定着ベルトの非走行時に、前記加圧ローラを前記定
    着ローラから離間させる接離手段を更に具備することを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】前記接離手段は、前記定着ベルトの走行停
    止に伴い、前記加圧ローラを前記定着ローラから離間さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】前記接離手段は、前記定着ベルトの走行時
    には、前記加圧ローラを前記定着ローラに対して圧接さ
    せることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】前記接離手段は、前記定着ベルトの走行開
    始に伴い、前記加圧ローラを前記定着ローラに圧接させ
    ることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】前記加圧ローラを、これが前記定着ローラ
    に圧接する圧接位置と、該定着ローラから離間する離間
    位置との間で移動自在に支持する支持部材を更に具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】前記支持部材は、自重により、前記圧接位
    置から離間位置に向けて偏倚されて入ることを特徴とす
    る請求項5に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】前記接離手段は、前記支持部材を自重に抗
    して前記圧接位置にもたらす第1のカム面と、自重によ
    り前記離間位置にもたらす第2のカム面とを有するカム
    部材を備えていることを特徴とする請求項6に記載の定
    着装置。
  8. 【請求項8】前記支持部材に連結され、前記加圧ローラ
    を前記定着ローラに対して所定の圧接力で圧接させる付
    勢部材を更に具備し、 前記接離手段は、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記
    支持部材を前記圧接位置から離間位置に向けて移動させ
    ることを特徴とする請求項5に記載の定着装置。
  9. 【請求項9】前記接離手段は、 前記支持部材に係合可能に設けられ、該支持部材を前記
    付勢部材の付勢力に従って前記圧接位置にもたらす第1
    のカム面と、該支持部材を該付勢部材の付勢力に抗して
    前記離間位置にもたらす第2のカム面を有するカム部材
    を備えていることを特徴とする請求項8に記載の定着装
    置。
  10. 【請求項10】前記接離手段は、 前記支持部材を、前記圧接位置と、前記離間位置との間
    で往復移動させる電磁ソレノイドを備えていることを特
    徴とする請求項5に記載の定着装置。
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