JP3465966B2 - オイルシールリング - Google Patents
オイルシールリングInfo
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Description
を成形してなるオイルシールリングである。
速機等に取り付けられており、その性能としては、摩擦
摩耗特性に優れ(自在の摩耗及び相手材の摩耗)、かつ
オイルシール性に優れていることである。オイルシール
リングはこれらの回転軸及びシリンダーの間にとりつけ
られているが、その回転軸およびシリンダー材料として
はFC材(鋳鉄)が良く知られていた。ところが最近に
なって、機械の軽量化の為にアルミニウム合金の使用が
増加してきた。又、オイルシールリングの材料として
は、FC材(鋳鉄)がよく知られていたが、オイル漏れ
が多発しその改良が望まれていた。その後、特に盛んに
金属材料から樹脂材料への代替検討が行われてきた。そ
の中でも、樹脂は金属部品との摺動部に用いられること
が多く、金属に対する樹脂の摺動特性が重要視されてき
ている。従って、シール性の改良の為にフッ素樹脂が用
いられたが、シールリングを部品として組み付ける際
に、フッ素樹脂の特徴である柔軟性のため組み立て部と
のかじりを生じやすかった。さらに、合い口の隙間の変
形も起きやすかった。また、最近になって、式(1)で
表される繰り返し単位を有するポリイミドを用い、炭素
繊維、四フッ化エチレン樹脂、粒子状タルク(粒子状カ
ルシウム化合物)を特定量添加することにより、すぐれ
たオイルシールリングが得られることが(特開平5−2
62976号公報)、摺動特性の点では、まだ十分なも
のとは言えなかった。
特性良好かつオイルシール性及び組み付け性の良いオイ
ルシールリングを得ることにある。また得られたオイル
シールリングは樹脂本来の特性である高耐熱性、良好な
成形加工性、耐薬品性、耐久性、優れた機械特性等を併
せもつ優れたオイルシールリングを提供する。
を達成するために鋭意検討した結果、式(1)で表され
る繰り返し単位を有する特定量のポリイミド樹脂と炭素
繊維からなる樹脂組成物に対し、特定量のフッ素樹脂及
び黒鉛を含有することを特徴とするポリイミド系樹脂組
成物を成形してなるオイルシールリングを用いることに
より摺動特性良好かつオイルシール性の良いオイルシー
ルリングを得ることができることを見いだし、本発明を
完成した。
で表される繰り返し単位を有するポリイミド樹脂60〜
99重量部と炭素繊維40〜1重量部からなる樹脂組成
物100重量部に対し、フッ素樹脂及び黒鉛の総量1〜
50重量部を含有することを特徴とするポリイミド樹脂
組成物を成形してなるオイルシールリング、
化水素基、六フッ素化されたイソプロピリデン基、カル
ボニル基、チオ基、スルホニル基、エーテル基から成る
群より選ばれた少なくとも一種の基を表わし、Y1 、Y
2 、Y3 およびY 4 はそれぞれ水素、炭素数1〜6の低
級アルキル基、炭素数1〜6の低級アルコキシ基、塩素
および/または臭素の基を表わし、またR1 は炭素数4
〜9の脂肪族基、炭素数4〜10の単環式脂肪族基、単
環式芳香族基、縮合多環式芳香族基および/または芳香
族基が直接又は架橋員より相互に連結された非縮合多環
式芳香族基である4価の基を表わす。) (2)フッ素樹脂と黒鉛の総量10重量部中に、1〜9
重量部のフッ素樹脂を含む請求項1記載のオイルシール
リング、(3)式(1)で表される繰り返し単位を有す
るポリイミドが当該ポリイミドを製造する際に一般式
(2)〔化5〕
式芳香族基、縮合多環式芳香族基、芳香族基が直接また
は架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香族か
らなる群より選ばれた少なくとも1種の2価の基を表
す。)で表される芳香族ジカルボン酸無水物および/ま
たは芳香族モノアミンを共存化に反応させて得られるポ
リマーの分子末端を封止したポリイミド樹脂を含む請求
項1記載のオイルシールリング、である。本発明に用い
られるポリイミド系樹脂組成物における式(1)で表わ
される繰り返し単位を基本骨格として有するポリイミド
樹脂の原料として用いるジアミン成分は、式(4)〔化
7〕
(5)〔化8〕
ルボン酸二無水物とを有機溶媒の存在下または不存在下
において反応させ、得られたポリアミド酸を化学的にま
たは熱的にイミド化して製造することができる。反応温
度は通常250℃以下であり、反応圧力は特に限定され
ず、常圧で充分実施できる。また反応時間は使用するテ
トラカルボン酸二無水物、溶剤の種類、反応温度により
異なり、通常中間生成物であるポリアミド酸の生成が完
了するのに充分な時間反応させる。反応時間は24時
間、場合によっては1時間以内で充分である。このよう
な反応により式(1)の繰り返し単位に対応するポリア
ミド酸が得られ、ついでこのポリアミド酸を100〜4
00℃に加熱脱水するか、または通常用いられるイミド
化剤を用いて化学イミド化することにより式(1)の繰
り返し構造単位を有するポリイミドが得られる。また、
ポリアミド酸の生成と熱イミド化反応を同時に行ってポ
リイミドを得ることもできる。
ジアミンとしては、式(4)中のXが脂肪属基であるも
のとして、〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕
メタン、1,1−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)
フェニル〕エタン、1,2−ビス〔4−(3−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕エタン、2,2−ビス〔4−(3
−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2−〔4−
(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−2−〔4−(3
−アミノフェノキシ)−3−メチルフェニル〕プロパ
ン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)−3
−メチルフェニル〕プロパン、2−〔4−(3−アミノ
フェノキシ)フェニル〕−2−〔4−(3−アミノフェ
ノキシ)−3,5−ジメチルフェニル〕プロパン、2,
2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)−3,5−ジ
メチルフェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3−
アミノフェノキシ)フェニル〕ブタン、2,2−ビス
〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、式中のXが
直接結合のものとして、4,4’−ビス(3−アミノフ
ェノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノフ
ェノキシ)−3−メチルビフェニル、4,4’−ビス
(3−アミノフェノキシ)−3,3’−ジメチルビフェ
ニル、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)−3,
5−ジメチルビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノ
フェノキシ)−3,3’,5,5’−テトラメチルビフ
ェニル、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)−
3,3’−ジクロロビフェニル、4,4’−ビス(3−
アミノフェノキシ)−3,5−ジクロロビフェニル、
4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)−3,3’,
5,5’−テトラクロロビフェニル、4,4’−ビス
(3−アミノフェノキシ)−3,3’−ジブロモビフェ
ニル、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)−3,
5−ジブロモビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノ
フェノキシ)−3,3’,5,5’−テトラブロモビフ
ェニル、
〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビ
ス〔4−{4−(4−アミノフェノキシ)フェノキシ}
フェニル〕ケトン、式中のXが−S−基のものとして、
ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフ
ィド、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)−3−メト
キシフェニル〕スルフィド、〔4−(3−アミノフェノ
キシ)フェニル〕〔4−(3−アミノフェノキシ)3,
5−ジメトキシフェニル〕スルフィド、ビス〔4−(3
−アミノフェノキシ)−3,5−ジメトキシフェニル〕
スルフィド、式中のXが−SO2 −基のものとして、ビ
ス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホ
ン、ビス〔4−{4−(4−アミノフェノキシ)フェノ
キシ}フェニル〕スルホン、式中のXが−O−基のもの
として、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕エーテル、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フ
ェニル〕エーテル、式中のXがその他のものとして、
1,4−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェノキ
シ〕ベンゼン、1,4−ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェノキシ〕ベンゼン、1,4−ビス〔4−(3
−アミノフェノキシ)ベンゾイル〕ベンゼン、1,3−
ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)ベンゾイル〕ベン
ゼン、ビス〔4−{4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ノキシ}フェニル〕スルホンなどが挙げられ、これらは
単独あるいは2種以上混合して用いられる。
流動性を損なわない範囲で他のジアミンを混合して用い
ることもできる。混合して用いることのできるジアミン
としてはm−アミノベンジルアミン、p−アミノベンジ
ルアミン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、
3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジ
アミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェ
ニルスルフィド、3,4’−ジアミノジフェニルスルフ
ィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,
3’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミ
ノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニル
スルホン、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,
4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジアミノベ
ンゾフェノン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)
ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベン
ゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、
2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ビフェニル、4,4’−ビス(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−アミノフェノキシ)
フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕スルホン等が挙げられ、これらのジア
ミンは通常30重量%以下、好ましくは5重量%以下混
合して用いられる。
造するのに用いられる一方の原料であるテトラカルボン
酸二無水物の具体例としては、式(5)において式中の
R1が、次の(a)〜(e)からなる群より選ばれた少
なくとも1種のものと定義される。 (a)炭素数4〜9の脂肪族基 (b)炭素数4〜9の環式脂肪族基 (c)次式〔化9〕であらわされる単環式芳香族基
基
たは架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香族
基
カルボン酸二無水物、ブタンテトラカルボン酸二無水
物、式中のR1 が環式脂肪族基であるものとしてはシク
ロペンタンテトラカルボン酸二無水物、式中のR1 が単
環式脂肪族基であるものとしてはピロメリット酸二無水
物、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸二無水
物、式中のR1 が次式〔化12〕で表され、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2’,
3,3’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、
同式中のX1 が直接結合である3,3’,4,4’−ビ
フェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,
3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、同式中の
X1 が脂肪族基である2,2−ビス(3,4−ジカルボ
キシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(2,
3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,1
−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水
物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無
水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二
無水物、同式中のX1 が−O−基であるビス(3,4−
ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、同式中のX
1 が−SO2 −基であるビス(3,4−ジカルボキシフ
ェニル)スルホン二無水物、また、式(5)中のR1 が
縮合多環式芳香族基である2,3,6,7−ナフタレン
テトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレ
ンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタ
レンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペ
リレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−ア
ントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8
−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、同式中の
R1 がその他のものとして、ビス(3,4ジカルボキ
シ)(p−フェニレンジオキシ)二無水物などであり、
これらテトラカルボン酸二無水物は単独または2種以上
混合して用いられる。また、本発明に用いられる式
(1)で表されるポリイミド樹脂は、このポリイミドを
製造する際に一般式(2)〔化13〕
式芳香族基、縮合多環式芳香族基、芳香族基が直接また
は架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香族か
らなる群より選ばれた少なくとも1種の2価の基を表
す。)で表される芳香族ジカルボン酸無水物および/ま
たは芳香族モノアミンを共存化に反応させて得られるポ
リマーの分子末端を封止したポリイミド樹脂を含む。
酸無水物としては、例えば、無水フタル酸、2,3−ベ
ンゾフェノンジカルボン酸無水物、3,4−ベンゾフェ
ノンジカルボン酸無水物、2,3−ジカルボキシフェニ
ルフェニルエーテル無水物、3,4−ジカルボキシフェ
ニルフェニルエーテル無水物、2,3−ビフェニルジカ
ルボン酸無水物、3,4−ビフェニルジカルボン酸無水
物、2,3−ジカルボキシフェニルフェニルスルホン無
水物、3,4−ジカルボキシフェニルフェニルスルホン
無水物、2,3−ジカルボキシフェニルフェニルスルフ
ィド無水物、3,4−ジカルボキシフェニルフェニルス
ルフィド無水物、1,2−ナフタレンジカルボン酸無水
物、2,3−ナフタレンジカルボン酸無水物、1,8−
ナフタレンジカルボン酸無水物、1,2−アントラセン
ジカルボン酸無水物、2,3−アントラセンジカルボン
酸無水物、1,9−アントラセンジカルボン酸無水物等
のジカルボン酸無水物である。これらは単独、もしくは
に2種以上混合して用いても何等差し支えない。これら
のジカルボン酸無水物の中で無水フタル酸が、得られる
ポリイミドの性能面及び実用面から最も好ましい。ジカ
ルボン酸無水物を用いる場合、その量は、前記の一般式
(4)であらわされるジアミン1モルあたり、0.00
1〜1.0モル比である。0.001モル比未満では、
高温成形時に粘度の上昇がみられ成形加工性の低下の原
因となる。また、1.0モルを超えると機械的特性が低
下する。好ましい使用量は0.01〜0.5モルの割合
である。
アミンとしては、例えば、アニリン、o−トルイジン、
m−トルイジン、p−トルイジン、2,3−キシリジ
ン、2,6−キシリジン、3,4−キシリジン、3,5
−キシリジン、o−クロロアニリン、m−クロロアニリ
ン、p−クロロアニリン、o−ブロモアニリン、m−ブ
ロモアニリン、p−ブロモアニリン、o−ニトロアニリ
ン、m−ニトロアニリン、p−ニトロアニリン、o−ア
ミノフェノール、m−アミノフェノール、p−アミノフ
ェノール、o−アニシジン、m−アニシジン、p−アニ
シジン、o−フェネチジン、m−フェネチジン、p−フ
ェネチジン、o−アミノベンズアルデヒド、m−アミノ
ベンズアルデヒド、p−アミノベンズアルデヒド、o−
アミノベンズニトリル、m−アミノベンズニトリル、p
−アミノベンズニトリル、2−アミノビフェニル、3−
アミノビフェニル、4−アミノビフェニル、2−アミノ
フェニルフェニルエーテル、3−アミノフェニルフェニ
ルエーテル、4−アミノフェニルフェニルエーテル、2
−アミノベンゾフェノン、3−アミノベンゾフェノン、
4−アミノベンゾフェノン、2−アミノフェニルフェニ
ルスルフィド、3−アミノフェニルフェニルスルフィ
ド、4−アミノフェニルフェニルスルフィド、2−アミ
ノフェニルフェニルスルホン、3−アミノフェニルフェ
ニルスルホン、4−アミノフェニルフェニルスルホン、
α−ナフチルアミン、β−ナフチルアミン、1−アミノ
−2−ナフトール、2−アミノ−1−ナフトール、4−
アミノ−1−ナフトール、5−アミノ−2−ナフトー
ル、7−アミノ−2−ナフトール、8−アミノ−1−ナ
フトール、8−アミノ−2−ナフトール、1 アミノア
ントラセン、2−アミノアントラセン、9−アミノアン
トラセン等が挙げられる。これら芳香族モノアミンは、
アミンまたはジカルボン酸無水物と反応性を有しない基
で置換されていても差し支えないし、単独もしくは2種
以上混合して用いても何等差し支えない。
前記の一般式(5)であらわされるテトラカルボン酸二
無水物1モル当たり0.001〜1.0モル比である。
0.001モル未満では、高温成形時に粘度の上昇がみ
られ成形加工性の低下の原因となる。また、1.0モル
を超えると機械的特性が低下する。好ましい使用量は
0.01〜0.5モルの割合である。
(a)〜(f)からなる群より選ばれた少なくとも1種
であることが好ましい。 (a)分子内に、式、−(CF2 CF2)−で表わされる
繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレン樹脂 (b)分子内に、 式、−(CF2 CF2)− および 式、−〔CF(CF3)CF2 〕− で表わされる繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレ
ン樹脂−六フッ化プロピレン共重合樹脂 (c)分子内に、 式、−(CF2 CF2)− および 式、−〔CF(OCm F2m++1)CF2 〕(式中、mは正
の整数) で表される繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレン
−パーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹脂 (d)分子内に、 式、−(CF2 CF2)− および 式、−(CH2 CH2)− で表される繰り返し構造単位を有する四フッ化エチレン
−エチレン共重合樹脂 (e)分子内に、 式、−(CH2 CH2)− および 式、−(CFClCF2)− で表される繰り返し構造単位を有する三フッ化塩化エチ
レン−エチレン共重合樹脂 (f)分子内に、式、−(CF2 CH2)−で表わされる
繰り返し構造単位を有するフッ化ビニリデン樹脂等であ
る。
造方法による分類にすると、レーヨン系、ポリアクリロ
ニトリル(PAN)系、ピッチ系、気相成長炭素繊維
(VGCF)が挙げられる。好ましくは、レーヨン系、
PAN系、ピッチ系である。
素樹脂と黒鉛を含有することが必須である。また、それ
ぞれの最適組成内でないと本特性は発現されない。炭素
繊維が所定量より下回ると、摺動時に樹脂組成物の摩耗
が激しくかつ相手金属を著しく傷つける。また、炭素繊
維の添加量が所定量を上回ると、摺動時に樹脂組成物中
の炭素繊維が相手金属を著しく摩耗させ好ましくない。
炭素繊維の添加量は式(1)で表わされるくり返し構造
単位を有するポリイミドと該炭素繊維の総量100重量
部中に40〜1重量部であるが、好ましくは35〜1重
量部、さらに好ましくは30〜3重量部である。
ミド樹脂と炭素繊維との総量100重量部に対して1重
量部を下回ると、摺動特性は著しく悪く、摩擦係数が高
く、かつ樹脂組成物及び相手金属の摩耗が激しい。フッ
素樹脂及び黒鉛添加量が同様に50重量部を越えると樹
脂の摩耗が著しく増大し好ましくない。フッ素樹脂及び
黒鉛添加量は、上記のポリイミド樹脂と炭素繊維との総
量100重量部に対して1〜50重量部であるが、好ま
しくは5〜45重量部、さらに好ましくは10〜40重
量部である。
するポリイミド樹脂の対数粘度は0.35〜1.0dl
/gである。好ましくは0.40〜0.90dl/g、
より好ましくは0.40〜0.80、さらにより好まし
くは、0.40〜0.70である。もし対数粘度が0.
35を下回ると、樹脂の靱性が不十分であり、摺動特性
も悪く、高荷重、高速度の条件での使用が難しい。一
方、対数粘度が1.0を上回ると射出成形が困難にな
る。対数粘度はパラクロロフェノール/フェノール(9
0/10重量比)の混合溶媒中、濃度0.5g/100
mlの溶媒で加熱溶解した後、35℃に冷却して測定さ
れる。
成物の特性を損なわない範囲内で、ガラス繊維、チタン
酸カリウム繊維、セラミック繊維、金属繊維、ボロン繊
維、炭化ケイ素繊維、アスベスト繊維、ロックウール繊
維、アラミド繊維からなる群より選ばれる少なくとも一
種を含有してもよい。さらに、本樹脂組成物には、必要
に応じて、マイカ、ガラスビーズ、グラファイト、二硫
化モリブデン、クレー、シリカ、アルミナ、ケイソウ
土、水和アルミナ、シラスバルーン等の充填剤、滑剤、
離型剤、安定剤、着色剤、結晶核剤など)、液晶ポリマ
ー、熱可塑性樹脂(例えば、ポリエーテルイミド、ポリ
エーテルニトリル、ポリエーテルケトン、ポリエーテル
エーテルケトン、ポリエーテルケトンケトン、ポリエー
テルケトンエーテルケトンケトン、ポリアミドイミド、
ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリアリレート
及び/又はポリフェニレンスルフィド)、熱硬化性樹脂
(例えば、エポキシ樹脂、ポリベンゾイミダゾール樹
脂、ポリイミド樹脂等)を本樹脂組成物の特性を損なわ
ない範囲内で併用してもよい。本発明物、即ち本シール
リングは高圧、高速の条件でも使用できる。また、本シ
ールリングは使用時の油漏れが、FC材等の金属材と比
べ、著しく改良されている。さらに、シールリングを実
装置に組み付ける際のかじり、及び変形がなく実用的で
ある。
ると効果的である。即ち、熱処理によるポリイミド樹脂
の結晶化により耐熱性、耐薬品性、耐久性、機械特性は
もちろんのこと摺動特性も向上する。即ち、耐熱性向上
により限界PV値が向上し、より広いPV値の条件下で
使用できる。熱処理の温度としては、250〜350℃
の範囲が好ましい。さらに好ましくは260〜330℃
の範囲である。このように本シールリングはポリイミド
の結晶性ポリマーの性能を発現させて使用することもで
きる。
説明する。 実施例1 4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニルと
ピロメリット酸二無水物を原料、かつ無水フタル酸を分
子末端封止剤として用いて得られた対数粘度0.50d
l/gのポリイミド95重量部、黒鉛(日本黒鉛社製:
特CP)30重量部、フッ素樹脂(旭ICIフロロポリ
マーズ社製:L180)15重量部をミキサーを用いて
ドライブレンドし、その後二軸押出機を用いて、5重量
部のPAN系炭素繊維(東邦レーヨン社製:HTA−C
6)をサイドフィーダーより供給し370〜400℃で
押出して造粒し、得られたペレットを射出成形機(シリ
ンダー温度370〜410℃、射出圧力2300kg/c
m2、金型温度190℃)に供給し、後述する各試験法に
定められた試験片を成形した。なお、各試験方法は次の
通りである。試験の結果を表1に示す。 1)摩耗量(自材の摩耗量、相手材の摩耗量) 鈴木式の摩擦摩耗試験に準じ、相手材としてAl材(A
5052)を用い、室温下、オイル中(トランスミッシ
ョンフルード)、6時間の摩耗量を測定した。面圧は2
0kg/cm2、速度は250m/min にて行った。 2)摩擦係数 鈴木式の摩擦摩耗試験に準じ、相手材としてAl材(A
5052)を用い、室温下、オイル中(トランスミッシ
ョンフルード)、6時間後の摩擦係数を求めた。この時
の、面圧及び速度は20kg/cm2, 250m/min である。 3)限界PV値 鈴木式の摩擦摩耗試験に準じ、相手材としてAl材(A
5052)を用い、室温下、速度V250m/min 、オイ
ル中(トランスミッションフルード)、6時間試験を行
い樹脂組成物が座屈しない上限の面圧Pを求め、そのと
きのP×V〔(kg/cm2) ×(m/min)〕の値を求めた。 4)オイル漏れ量 52φのシールリング(幅2.3mm,厚さ2.3mm,合
い口0.3mm)をAl(ダイカスト用アルミニウム合
金、ADC12)製回転軸、Al(ダイカスト用アルミ
ニウム合金、ADC12)製ハウジングで構成された回
転部分に装着し、オイルとして日産トランスミッション
フルードを用い、12kg/cm2の油圧と、6000rpm の
軸回転を与え、100時間連続しておこなった。100
時間試験後のリング摩耗量(側面、外周面、軸溝)、ハ
ウジング摩耗量を測定した。オイル漏れ量は80時間〜
100時間の間のオイル漏れ量より、分あたりの漏れ量
(cc/min)を算出した。図1は本評価装置の概略であ
る。オイルの温度は120℃であった。第1図の1は回
転軸、2はシールリング、3はAl(ダイカスト用アル
ミニウム合金)製ハウジング、4は油圧計、5はオイル
供給管、6はオイルポンプ、7はオイルバス、8はオイ
ル漏れ量測定用バルブ、9はオイル漏れ量測定用オイル
排出管、10はメスシリンダーである。 5)合い口隙間の拡大の有無 組み付け性の良否を4)の試験前におこなった。各リン
グ内径を約10%拡大させ、その時の合い口の隙間を測
定した。リング内径の拡大はテーパーアーバーにリング
を15秒間で通過させることによった。隙間の間隔の変
化が2倍以上になる場合を’有’、隙間の間隔の変化が
2倍未満である場合を’無’として評価した。
例1と同様な方法によって行った。結果を表1に示す。
てピッチ系炭素繊維(クレハ化学社製:M107)を用
いる以外は実施例1と同様な方法によった。 実施例6 表1の実施例6に示す組成物を用いる以外は、実施例5
と同様な方法によって行った。結果を表1に示す。
施例1と同様な方法によって行った。結果を表1に示
す。
ピロメリット酸二無水物を原料、かつアニリンを分子末
端封止剤として用いて得られた対数粘度0.50dl/
gのポリイミド95重量部、黒鉛(日本黒鉛社製:特C
P)30重量部、フッ素樹脂(旭ICIフロロポリマー
ズ社製:L180)15重量部をミキサーを用いてドラ
イブレンドし、その後二軸押出機を用いて、5重量部の
PAN系炭素繊維(東邦レーヨン社製:HTA−C6)
をサイドフィーダーより供給し370〜400℃で押出
して造粒し、得られたペレットを射出成形機(シリンダ
ー温度370〜410℃、射出圧力2300kg/cm2、金
型温度190℃)に供給し、後述する各試験法に定めら
れた試験片を成形した。評価方法は実施例1と同様な方
法によっておこなった。結果を表2に示す。
例1と同様な方法によって行った。結果を表3に示す。
と同様な方法によって行った。結果を表3に示す。但
し、タルクとして浅田製粉社製エンスタック24を用い
た。
は、実施例1と同様におこなった。
1と同様におこなった。
のポリイミド系樹脂組成物を成形してなるオイルシール
リングは、自材及び相手材の摩耗が少なく、組み付け性
良好かつオイル漏れ量も小さいので、極めて有用であ
る。
対する評価装置の概略図である。
グ 4……油圧計 5……オイル供給管 6……オイルポンプ 7……オイルバス 8……オイル漏れ量測定用バルブ 9……オイル漏れ量測定用オイル排出管 10…メスシリンダー
Claims (3)
- 【請求項1】 式(1)〔化1〕で表される繰り返し単
位を有するポリイミド樹脂60〜99重量部と炭素繊維
40〜1重量部からなる樹脂組成物100重量部に対
し、フッ素樹脂及び黒鉛の総量1〜50重量部を含有す
ることを特徴とするポリイミド系樹脂組成物を成形して
なるオイルシールリング。 【化1】 (式中、Xは直結、イオウ、炭素数1〜10の二価の炭
化水素基、六フッ素化されたイソプロピリデン基、カル
ボニル基、チオ基、スルホニル基、エーテル基から成る
群より選ばれた少なくとも一種の基を表わし、Y1 、Y
2 、Y3 およびY 4 はそれぞれ水素、炭素数1〜6の低
級アルキル基、炭素数1〜6の低級アルコキシ基、塩素
および/または臭素の基を表わし、またR1 は炭素数4
〜9の脂肪族基、炭素数4〜10の単環式脂肪族基、単
環式芳香族基、縮合多環式芳香族基および/または芳香
族基が直接又は架橋員より相互に連結された非縮合多環
式芳香族基である4価の基を表わす。) - 【請求項2】 フッ素樹脂と黒鉛の総量10重量部中
に、1〜9重量部のフッ素樹脂を含む請求項1記載のオ
イルシールリング。 - 【請求項3】 式(1)で表される繰り返し単位を有す
るポリイミドが当該ポリイミドを製造する際に一般式
(2)〔化2〕 【化2】 及び/または一般式(3)〔化3〕 【化3】 (式中Z及びVはそれぞれ炭素数6〜15であり、単環
式芳香族基、縮合多環式芳香族基、芳香族基が直接また
は架橋員により相互に連結された非縮合多環式芳香族か
らなる群より選ばれた少なくとも1種の2価の基を表
す。)で表される芳香族ジカルボン酸無水物および/ま
たは芳香族モノアミンを共存化に反応させて得られるポ
リマーの分子末端を封止したポリイミド樹脂を含む請求
項1記載のオイルシールリング。
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JP21875494A JP3465966B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | オイルシールリング |
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JP21875494A Expired - Lifetime JP3465966B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | オイルシールリング |
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-
1994
- 1994-09-13 JP JP21875494A patent/JP3465966B2/ja not_active Expired - Lifetime
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