JP3464980B2 - 水平循環式駐車装置 - Google Patents

水平循環式駐車装置

Info

Publication number
JP3464980B2
JP3464980B2 JP2000401625A JP2000401625A JP3464980B2 JP 3464980 B2 JP3464980 B2 JP 3464980B2 JP 2000401625 A JP2000401625 A JP 2000401625A JP 2000401625 A JP2000401625 A JP 2000401625A JP 3464980 B2 JP3464980 B2 JP 3464980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
lift
traverse
path
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000401625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002201810A (ja
Inventor
知之 高橋
Original Assignee
日精株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日精株式会社 filed Critical 日精株式会社
Priority to JP2000401625A priority Critical patent/JP3464980B2/ja
Publication of JP2002201810A publication Critical patent/JP2002201810A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3464980B2 publication Critical patent/JP3464980B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設置空間の平面効
率を最大限に活用する多層形の水平循環式駐車装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、水平循環式駐車装置は、図13
に示すように、自動車の格納部8に、トレー循環路80
が形成されていて、このトレー循環路80上に自動車を
載せる複数のトレーТが配置されている。トレー循環路
80は、第1、第2のトレー横行路81、82と、第
1、第2のトレー縦行路83、84とにより形成されて
いる。第1、第2のトレー横行路81、82は、第1、
第2のトレー横送りレール811、821と、第1、第
2のトレー横送り装置812、822とにより構成さ
れ、第1、第2のトレー横送りレール811、821が
2列平行に配置され、これらトレー横送りレール811
間、821間に第1、第2のトレー横送り装置812、
822が設置されている。第1、第2のトレー縦行路8
3、84は、第1、第2のトレー縦送りレール831、
841と、第1、第2のトレー縦送り装置832、84
2とにより構成され、第1、第2のトレー縦送りレール
831、841が第1、第2のトレー横送りレール81
1、821の両端部間に、これらトレー横送りレール8
11、821に直角に交差して配置され、これらトレー
縦送りレール831、841の外側に近接して第1、第
2のトレー縦送り装置832、842が設置されてい
る。第1、第2のトレー横行路81、82間における一
方の対角線上の端部にそれぞれトレー1台分の空きスペ
ースが形成されて、第1、第2のトレー横送りレール8
11、821上に、複数のトレーТが横列に、相互に隣
接する各トレーТ間がトレーТの縦方向及び上下方向の
移動により係脱可能な図示されないカップラにより連結
されて配置され、第1、第2のトレー列Т1、Т2が形
成される。多層形の場合、このようなトレー循環路80
が2階層以上設けられ、各トレー循環路80に同様にし
て複数のトレーТが配置される。このようにして第1、
第2のトレー横送り装置812、822と第1、第2の
トレー縦送り装置832、842とにより、第1、第2
のトレー横行路81、82間における一方の対角線上の
端部に形成された空きスペースに向けて第1、第2のト
レー列Т1、Т2を横送りする工程と、この横送りによ
り第1、第2のトレー横行路81、82における他方の
対角線上の端部に形成された空きスペースに向けて各ト
レーТを縦送りする工程とを繰り返すことにより、各ト
レーТをトレー循環路80上で循環移動する。
【0003】従来、この種の駐車装置において、特に中
間部乗入方式(トレー横行路81又は82の中間部上に
自動車の乗入部を設ける方式)では、自動車の格納部が
1階層のみの場合、トレー横行路81又は82上にパン
タリフトなど小型のリフトが設置され、このパンタリフ
トでトレー横行路81又は82上のトレー列Т1又はТ
2から1台のトレーТが持ち上げられてトレー列Т1又
はТ2から切り離され、これが自動車の格納部8から自
動車の乗入部へ又はその反対に昇降移送される。これに
対して多層形の自動車の格納部の場合、下階層のトレー
列Т1又はТ2のトレーТが上階層のトレー横行路81
又は82を通過できないため、通常、リフトはトレー循
環路80の外側に設置され、リフトと各階層のトレー循
環路80との間でトレーТが受け渡しされる。このた
め、多層形の場合、リフトがトレー循環路80の外側に
突き出される分だけ、平面効率が悪い。また、設置先の
建物の躯体構造によってはトレー循環路80の外側にリ
フトを設置できないことがある。
【0004】このような多層形の自動車の格納部を有
し、リフトをトレー横行路上のトレー縦行路に隣接する
トレー停止位置(以下、単に設定位置ということがあ
る。)に設置して設置空間の利用効率を高めた駐車装置
が、特開平3−115668号公報(特許番号第257
2281号)に開示されている。この駐車装置の場合、
トレー横行路のトレー横送りレールの設定位置上にリフ
トの昇降路が設定され、この昇降路上を通るトレー横送
りレールが部分的に別体の可動レールになっていて、リ
フトの昇降台を昇降する毎に可動レールがリフトの昇降
路からリフトと干渉しない退避位置に移動されるように
構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層形
の水平循環式駐車装置において、トレー横行路のトレー
横送りレールの設定位置上にリフトを設置するために、
上記従来の駐車装置のように、トレー横送りレールの一
部に別体の可動レールを設ける構造では、トレー横送り
レールの一部に可動レールとその駆動機構とを必要と
し、全体として構造が複雑になってコスト高であり、ま
たリフトの昇降台を昇降する毎に、全階層の自動車の格
納部に設けられた可動レールをリフトの昇降路からリフ
トと干渉しない退避位置へ移動しなければならないた
め、この動作の分だけ、駐車装置全体の入出庫動作に迅
速性、円滑性を欠くという問題がある。
【0006】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、水平循環式駐車装置において、トレー横
行路上の中間部にトレー横行路を簡単な構造にして、低
コストにリフトを設置すること、駐車装置全体の入出庫
動作を迅速、かつ円滑に行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の水平循環式駐車装置は、
自動車を載置する複数のトレーが横列に、かつ複数列平
行に配置され、これらトレー列を横送りする複数のトレ
ー横行路と、各トレー横行路の両端部間で各トレーを縦
送りする複数のトレー縦行路とを階層状に形成された複
数階層からなる自動車の格納部と、各階層の自動車の格
納部と自動車の乗入部との間に設置され、各トレーを昇
降移送するリフトとを備え、各階層の自動車の格納部
で、相互に隣り合う各トレー列間における一方の対角線
上の端部にそれぞれトレー1台分の空きスペースを有す
るトレー循環レイアウトが形成され、各トレー列をその
空きスペースに向けて横送りする工程と、この横送りに
より各トレー列間における他方の対角線上の端部に形成
された空きスペースに向けてトレーを縦送りする工程と
により、トレーを循環移動する水平循環式駐車装置にお
いて、リフトの昇降路が、全階層の自動車の格納部間
に、任意に選定された第1のトレー横行路において片側
一方のトレー縦行路に隣接するトレー停止位置を貫通し
形成されるとともに、各階層の自動車の格納部は第1
のトレー横行路がリフトの昇降路に中断されてその昇降
路の両側に分割形成され、リフトは、リフトの昇降路上
を昇降可能な昇降台と、この昇降台上に形成され、各階
層の自動車の格納部の第1のトレー横行路に連結可能な
トレー横行手段とを備え、全階層の自動車の格納部で、
第1のトレー横行路上のトレー列とこれに隣り合う第2
のトレー横行路上のトレー列が第1のトレー横行路上の
リフトの昇降路とその隣接するトレー縦行路にトレーの
空きスペースを連続して形成したトレー待機レイアウト
により待機され、自動車の入出庫に際して、リフトの昇
降台が昇降され、そのトレー横行手段が、自動車の入出
庫先の階層の自動車の格納部の第1のトレー横行路に連
結されることにより、その階層の自動車の格納部で第1
のトレー横行路が連続され、第1のトレー横行路上の
トレー列と第2のトレー横行路上のトレー列がトレー待
機レイアウトからトレー循環レイアウトシフトされる
一方、その他の階層はリフトの昇降路が開通されるよう
に構成されている。この構成により、第1のトレー横行
路上片側一方のトレー縦行路に隣接するトレー停止位置
(設定位置)に第1のトレー横行路を中断してリフトの
昇降路を形成し、リフトを設置するので、第1のトレー
横行路上の設定位置に第1のトレー横行路を簡単な構造
にして、低コストにリフトを設置することができる。ま
た、この構成から、リフトの昇降台のトレー横行手段を
入出庫先の自動車の格納部の第1のトレー横行路に連結
することにより、その階層の自動車の格納部で第1のト
レー横行路を連続して、第1のトレー横行路上のトレー
列とこれに隣り合う第2のトレー横行路上のトレー列を
トレー待機レイアウトからトレー循環レイアウトにシフ
トするので、リフトの昇降台が入出庫先の自動車の格納
部に移動すると即時に、その自動車の格納部でトレーを
循環移動することができ、さらにその他の階層の自動車
の格納部でリフトの昇降路が開通されているので、入出
庫先の自動車の格納部でリフトの昇降台上に入出庫のト
レーが移動されると即時に、このトレーをリフトの昇降
台により自動車の乗入部へ移送することができる。した
がって駐車装置全体の動作に無駄な動作がなく、入出庫
動作を迅速、かつ円滑に行うことができる。本発明の請
求項2に記載の水平循環式駐車装置は、請求項1の構成
において、リフトの昇降台上に、トレーに係脱可能に配
置され、トレーの移動を規制するトレー固定装置を備え
る。この構成により、リフトの昇降台にトレーを載せて
この昇降台をリフトの昇降路上で昇降する場合に、リフ
トの昇降台上にトレーを固定してその移動を確実に規制
することができ、リフトの昇降台を各階層の自動車の格
納部に移動してトレー横行手段をトレー横行路に連結し
た場合に、トレーの移動規制を解除してこのトレーを確
実に横送りすることができる。本発明の請求項3に記載
の水平循環式駐車装置は、請求項1又は2の構成におい
て、任意の自動車の格納部に、トレー横行路又はトレー
縦行路に近接してトレーの引き込み部を備える。この構
成により、自動車の格納部に駐車スペースを増設し、自
動車の収容台数の拡大を図ることができる。本発明の請
求項4に記載の水平循環式駐車装置は、請求項1乃至3
のいずれかの構成において、トレー横行路に、トレーを
横送り可能なトレー横送りレールと、トレーに係合して
その横行を案内するトレー横行ガイドとを備え、リフト
のトレー横行手段は、トレー横送りレールに連結可能な
トレーレールと、トレーの横行ガイドに連続的に配置可
能なトレーガイドとを具備する。この構成により、第1
のトレー横行路のトレー横送りレール上のリフトの設定
位置にトレー横送りレールを中断してリフトの昇降路を
形成し、リフトを設置するので、トレー横行路上の設定
位置にトレー横送りレールを簡単な構造にして、低コス
トにリフトを設置することができる。また、この構成か
ら、リフトの昇降台を入出庫先の自動車の格納部に移動
することにより、その自動車の格納部で第1のトレー横
行路のトレー横送りレールにトレーレールを連結し、ト
レー横行ガイドにトレーガイドを連続的に配置して第1
のトレー横行路を連続し、第1のトレー横行路上のトレ
ー列と第2のトレー横行路上のトレー列をトレー待機レ
イアウトからトレー循環レイアウトにシフトするので、
リフトの昇降台が入出庫先の自動車の格納部に移動する
と即時に、その自動車の格納部上でトレーを循環移動す
ることができ、さらにその他の階層の自動車の格納部で
リフトの昇降路が開通されているので、入出庫先の自動
車の格納部でリフトの昇降台上に入出庫のトレーが移動
されると即時に、このトレーをリフトの昇降台により自
動車の乗入部へ移送することができる。したがって駐車
装置全体の動作に無駄な動作がなく、入出庫動作を迅
速、かつ円滑に行うことができる。本発明の請求項5に
記載の水平循環式駐車装置は、請求項1乃至4のいずれ
かの構成において、リフトの昇降台上に、トレーを旋回
するトレー旋回装置を具備する。この構成により、トレ
ー横行路の中間部上で、トレーを旋回することができ、
自動車の前部を出庫方向に向けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施の形態にお
ける多層形の水平循環式駐車装置の構成が示されてい
る。なお、この実施の形態では、地下式の駐車設備とし
て例示されている。図1において、1は地上1階に設置
された自動車の乗入部であり、21、22は地下の設置
空間に2階層にして形成された自動車の格納部であり、
3は自動車の乗入部1と自動車の格納部21、22とを
連絡する昇降路4に設置された自動車移送用のリフトで
ある。
【0009】自動車の乗入部1は中間部乗入方式になっ
ている。この駐車装置の場合、自動車の乗入部1は自動
車の格納部21、22において形成されるトレー横行路
の中間部上、特にトレー縦行路に隣接するトレー停止位
置(設定位置)の上方に設置され、自動車の乗入部1と
各自動車の格納部21、22のトレー横行路の設定位置
との間にリフト3が据え付けられる。なお、リフト3の
設定位置は、建物の躯体構造に応じて任意のトレー横行
路上に選定され、ここではこの設定位置が選定されたト
レー横行路を第1のトレー横行路という。また、この自
動車の乗入部1は、90度乗り込み方式になっていて、
自動車の入出庫口10が自動車の格納方向に対して90
度の方向に向けて設けられている。なお、自動車の入出
庫口10には自動開閉ドア11が設けられている。
【0010】自動車の乗入部1の内部には、その床面に
円形の凹部12が設けられ、その中央部にリフトの昇降
路4に連通する開口13が形成されている。この凹部1
2の内周に沿って複数の支持ローラ14が固定され、こ
の凹部12にターンテーブル15が各支持ローラ14に
支持されて回転可能に設置されている。ターンテーブル
15には、その円形の平面の中心に昇降路4を昇降する
トレー5を通過させるための開口部16が穿たれてい
る。またターンテーブル15の下面側に、特に図示され
ていないが、開口部16の両側から開口部16に向けて
進退可能な一対のトレー支持アームと、これらトレー支
持アームを進退駆動する進退駆動機構とを備える。な
お、このターンテーブル15においては、その旋回駆動
装置にラック駆動方式を用いている。すなわち、ターン
テーブル15の周面にラックが設けられ、ターンテーブ
ル15の周囲に設置されたモータ駆動のピニオンによ
り、ターンテーブル15が回転駆動される。ここでター
ンテーブル15は1作動毎に90度正逆回転される。
【0011】2階層からなる自動車の格納部21、22
はそれぞれ、図2に示すように、第1、第2のトレー横
行路201、202と、第1、第2のトレー縦行路20
3、204とを備え、第1、第2のトレー横行路20
1、202上に自動車を載せる複数のトレー5が配置さ
れている。第1、第2のトレー横行路201、202
は、第1、第2のトレー横送りレール210、220
と、第1、第2のトレー横送り装置213、223とに
より構成され、第1、第2のトレー横送りレール21
0、220が2列平行に配置され、これらトレー横送り
レール210、220に近接して第1、第2のトレー横
送り装置213、223が設置される。第1、第2のト
レー縦行路203、204は、第1、第2のトレー縦送
りレール230、240と、第1、第2のトレー縦送り
装置233、243とにより構成され、第1、第2のト
レー縦送りレール230、240が第1、第2のトレー
横送りレール210、220の両端部間に、これらトレ
ー横送りレール210、220に直角に交差して配置さ
れ、これらトレー縦送りレール230、240に近接し
て第1、第2のトレー縦送り装置233、243が設置
される。第1、第2のトレー横行路201、202上
に、各トレー横行路201、202の端部にトレー1台
分の空きスペースSが設けられて、複数のトレー5が横
列に、相互に隣接するトレー5間がトレー5の縦方向及
び上下方向の移動により係脱可能なカップラ6(図4参
照)により連結されて配置され、第1、第2のトレー列
501、502が形成される。また、この実施の形態で
は、図1に示すように、上階層の自動車の格納部21に
トレーの引き込み部7が第1のトレー横行路201に近
接して増設され、トレー5が配置されている。
【0012】図1、図2において、各自動車の格納部2
1、22に配置された第1、第2のトレー横送りレール
210、220は、チャンネル鋼などにより形成された
前後一対のレール211、212からなり、これらのレ
ール211、212間の間隔にトレー5の長手方向より
も小さい所定の寸法(すなわち、図9に示すトレー5下
面の前後の横行車輪51の間隔と同じ寸法)を設定され
て、水平面上に横方向に向けて設置されている。また第
1のトレー横送りレール210にあっては、その設定位
置にリフトの昇降路4が設定されているため、一対のレ
ール211、212がリフトの昇降路4の両側(左右両
側)に分割されて配置されている。したがって、第1の
トレー横送りレール210はリフトの昇降路4上で切り
欠かれている。第1、第2のトレー縦送りレール23
0、240は、チャンネル鋼などにより形成された左右
一対のレール231、232からなり、これらのレール
231、232間の間隔にトレー5の幅方向よりも小さ
い所定の寸法(すなわち、図9に示すトレー5下面の左
右の縦行車輪52の間隔と同じ寸法)を設定されて、第
1、第2のトレー横送りレール210、220に直角に
交差して、水平面上に縦方向に向けて設置されている。
また、図3に示すように、第1、第2のトレー横送りレ
ール210、220には第1、第2のトレー縦送りレー
ル230、240に近接する位置(第1、第2のトレー
縦送りレール230、240上を移動するトレー5の前
後の横行車輪51に対応する位置)に、トレー5(の横
行車輪51)の担持部材として、ガイドローラ210R
がその回転軸を第1、第2のトレー横送りレール21
0、220が延びる方向に向けて軸支されている。ま
た、図4及び図5に示すように、第1、第2のトレー横
送りレール210、220の前側一方のレール211の
前側に沿って、トレーの横行ガイド250が設置されて
いる。これらの横行ガイド250は図9に示すトレー5
下面の第1のトレー縦横送りガイド対53に係合可能な
ガイドレール251、252からなり、第1、第2のト
レー横送りレール210、220の前側一方のレール2
11と平行に配置されている。なお、これらの横行ガイ
ド250は、図6に示すように、各トレー縦行路20
3、204で断続されていて、第1、第2のトレー縦送
りレール230、240の一対のレール231、232
間に2つに分割されたガイドレール252がこの両者間
に所定の間隙をあけて設置されている。また、図4に示
すように、第1のトレー横送りレール210側の横行ガ
イド250にあってはその設定位置にリフトの昇降路4
が設定されているため、ガイドレール251がリフトの
昇降路4の両側に分割して配置されている。したがっ
て、このガイドレール251はリフトの昇降路4上で切
り欠かれている。また、図3に示すように、第1、第2
のトレー縦送りレール230、240には第1、第2の
トレー横送りレール210、220に近接する位置(第
1、第2のトレー横送りレール210、220上を移動
するトレー5の左右の縦行車輪52に対応する位置)
に、トレー5(の縦行車輪52)の担持部材として、ガ
イドローラ230Rがその回転軸を第1、第2のトレー
縦送りレール230、240が延びる方向に向けて軸支
されている。また、図6に示すように、第1、第2のト
レー縦送りレール230、240に沿ってトレーの第
1、第2の縦行ガイド260、270が設置されてい
る。第1の縦行ガイド260は図9に示すトレー5下面
の左右の各縦行車輪52に係合可能なガイドレール26
1、261からなり、第1、第2のトレー縦送りレール
230、240の前後両端側所定の位置に、各一対のレ
ール231、232の内側に隣接して、かつ各レール2
31、232の走行面より上方所定の高さに突出されて
取り付けられている。第2の縦行ガイド270は図9に
示すトレー5下面の第2のトレー縦横送りガイド54に
係合可能な一対のガイドローラ271、272からな
り、第1、第2のトレー縦行路203、204において
第1のトレー横送りレール210の前側一方のレール2
11と第2のトレー横送りレール220の後側一方のレ
ール212の両側(すなわち、第1のトレー横送りレー
ル210の前側一方のレール211の後側と第2のトレ
ー横送りレール220の後側一方のレール212の前
側)で、かつ各トレー縦送りレール230、240の各
一対のレール231、232の中間(中央)にそれぞ
れ、第1、第2のトレー縦送りレール230、240と
平行に、所定の長さのチャンネル鋼からなるローラ支持
フレーム273が設置され、各一対のガイドローラ27
1、272は水平方向に回転可能に、各ローラ支持フレ
ーム273の前後両端に軸支されている。このようにし
て合計4個のガイドローラ271、272が縦方向に所
定の間隔で配置されている。
【0013】図2において、第1のトレー横送り装置2
13は、第1のトレー横送りレール210の各レール2
11、212間に設置され、ここでは特に図示されてい
ないが、両端に各トレー5の第2のトレー縦横送りガイ
ド54に係合可能なローラを有するクランクアームと、
クランクアームを水平方向に旋回駆動する駆動部とを対
にして備える。一対のクランクアームの旋回運動によ
り、各クランクアーム両端のローラが交互に各トレー5
の第2のトレー縦横送りガイド54の係脱端540に係
合離脱しながら各トレー5を横方向に押し出し、第1の
トレー横行路201上の第1のトレー列501全体を
(図2中、左方向又は右方向へ)横送りする。第2のト
レー横送り装置223は、第1のトレー横送り装置21
3と同様の構成を備え、第2のトレー横送りレール22
0の各レール211、212間に設置され、同様の動作
を行う。
【0014】図6において、第1のトレー縦送り装置2
33は、第1のトレー縦送りレール230の外側に近接
して設置され、モータ駆動の駆動側のスプロケット23
4、従動側のスプロケット235、エンドレスチェーン
236、一対の係合ピン237などにより構成される。
駆動側のスプロケット234は、第1のトレー横送りレ
ール210の前側一方のレール211の端部に近接した
位置に、水平方向に回転可能に軸支され、図示されない
駆動モータ(ギヤードモータ)に作動連結される。この
場合、スプロケット234の回転中心が前側一方のレー
ル211よりも前側に設定されていて、スプロケット2
34の周回軌道上の一点が第1のトレー横行路201側
の横行ガイド250(ガイドレール252)の延長上に
位置決めされる。従動側のスプロケット235は、第2
のトレー横送りレール220の前側一方のレール211
の端部に近接した位置に、水平方向に回転可能に軸支さ
れる。この場合、スプロケット235の回転中心が前側
一方のレール211よりも後側に設定されていて、スプ
ロケット235の周回軌道上の一点が第2のトレー横行
路202側の横行ガイド250(ガイドレール252)
の延長上に位置決めされる。エンドレスチェーン236
は、これら駆動側、従動側の各スプロケット234、2
35間に巻き掛けられている。このエンドレスチェーン
236に一対の係合ピン237が取り付けられている。
これらの係合ピン237はそれぞれ、各トレー5の第1
のトレー縦横送りガイド対53に係合可能に、上部に水
平方向に回転可能なローラを備え、このローラがエンド
レスチェーン236の上方に突出されてエンドレスチェ
ーン236に固定されている。ここで一対の係合ピン2
37は、エンドレスチェーン236の周回軌道上におい
て対称的な周回位置を取るように、つまり両者間に同じ
間隔、距離をおいて配置される。通常、各係合ピン23
7は各トレー横行路201、202の各ガイドレール2
52の延長上に設定された停止位置に待機され、第1、
第2のトレー縦送り装置233、243の1動作毎に各
係合ピン237が一方の停止位置から他方の停止位置ま
で周回移動される。第1、第2のトレー列501、50
2の横送りによりトレー5が第1、第2のトレー縦行路
203、204に移動されることにより、トレー5下面
の第1のトレー縦横送りガイド対53の一方に係合ピン
237が係合され、この係合状態から係合ピン237の
周回運動により、第1のトレー縦横送りガイド対53の
一方を縦方向に押して、トレー5を縦送りする。第2の
トレー縦送り装置243は、第1のトレー縦送り装置2
33と同様の構成を備え、第2のトレー縦送りレール2
40の外側に同様に設置され、同様の動作を行う。
【0015】リフトの昇降路4は、図4に示すように、
既述のとおり、第1のトレー横行路201上の設定位置
に形成され、この昇降路4上で第1のトレー横送りレー
ル210及びその前側の横行ガイド250が切り欠かれ
ている。このようにしてリフトの昇降路4がレールなど
干渉物が取り除かれた完全に貫通された空間に形成さ
れ、この昇降路4上にリフト3が設置される。ここでリ
フト3は、図7に示すように、合計4本のリフト柱31
と、これらのリフト柱31に固定された昇降ガイド32
と、この昇降ガイド32に沿って移動するガイドローラ
33により昇降案内される昇降フレーム34と、昇降フ
レーム34を昇降駆動する昇降駆動装置35とを備え
る。図4に示すように、4本のリフト柱31は昇降路4
の四隅で、昇降路4の両側の第1のトレー横送りレール
210及び横行ガイド250の外側に立ち上げて設置さ
れ、図7に示すように、これらのリフト柱31間に昇降
フレーム34がガイドローラ33と昇降ガイド32とを
組み付けて配置される。この昇降フレーム34は、図4
に示すように、全体が略矩形状に形成されていて、その
前後両側に第1のトレー横送りレール210に一体的に
連結可能な一対のトレーレール341と、さらにその前
側一方にトレーの横行ガイド250の延長上に配置可能
なトレーガイド342が取り付けられている。また昇降
フレーム34には、各トレーレール341の内側所定の
位置2箇所(さらに詳しくは、その幅方向中心で、かつ
長手方向中心から所定寸法だけ前側及び後側の位置)に
それぞれ、トレー固定装置343が据え付けられてい
る。これらのトレー固定装置343はそれぞれ、図7に
示すように、上部に水平方向に回転可能なローラを有す
る固定ピン344と、固定ピン344を上下方向に向け
て変位するモータ駆動の送り機構345とを備え、昇降
フレーム34上に上方に向けて取り付けられている。リ
フトの昇降駆動装置35は、モータ駆動の駆動側のスプ
ロケット37、従動側のスプロケット38、駆動チェー
ン39、カウンタウェイト40などにより構成される。
図1に示すように、駆動モータ36はリフトの昇降路4
の下部に設けられたピット上に設置される。図7に示す
ように、駆動側のスプロケット37はリフト柱31の下
部側に取り付けられて、駆動モータ36に作動連結さ
れ、従動側のスプロケット38はリフト柱31の上部側
に取り付けられる。これらのスプロケット37、38間
に駆動チェーン39が巻き掛けられ、この駆動チェーン
39にカウンタウェイト40が連結されて、昇降フレー
ム34が吊り下げられる。このようにして駆動モータ3
6によりスプロケット37、38が回転され、駆動チェ
ーン39が回転駆動されることにより、昇降フレーム3
4が昇降可能になっている。
【0016】自動車の格納部21、22に使用するトレ
ー5はすべて同一の構成になっている。図8、図9に示
すように、トレー5の下面に、その略四隅に横向きに軸
支され、各トレー横送りレール210、220上を走行
可能な4輪構成の横行車輪51と、各横行車輪51の内
側に近接して縦向きに軸支され、各トレー縦送りレール
230、240上を走行可能な4輪構成の縦行車輪52
とを備え、さらにこの下面の前側で各横行車輪51及び
縦行車輪52の外側にそれぞれ、所定の長さでトレー5
の幅方向に向けて配置され、トレーの横行ガイド250
と第1、第2のトレー縦送り装置233、243の係合
ピン237に係合可能な溝形(断面略逆U字形)の第1
のトレー縦横送りガイド対53と、この下面の中心に所
定の長さで、トレー5の長手方向に向けて配置され、ト
レー5の第2の縦行ガイド270と第1、第2のトレー
横送り装置213、223のクランクアーム(のロー
ラ)に係合可能な溝形(断面略逆U字形)の第2のトレ
ー縦横送りガイド54とを備える。なお、これらのガイ
ド53、54は大きさが異なり、第1のトレー縦横送り
ガイド対53がそれぞれ小形に、第2のトレー縦横送り
ガイド54が大形に形成されているが、その基本的な構
造は同じであり、トレー5の下面に一対のアングル材が
平行に取り付けられて形成され、その両端は係脱端53
0、540としてハの字形に拡開されている。また、各
トレー5の左右両側部には、トレー列として横方向に隣
接する各トレー5同士を連結するために、カップラ6が
設けられている。このカップラ6は、平断面が略U字形
の被係合部を有する雌連結金具60と、平断面が略逆U
字形の係合部を有する雄連結金具61とからなる。各ト
レー5の左側部の前側及び後側に雌連結金具60が取り
付けられていて、右側部の前側及び後側に雄連結金具6
1が取り付けられている。
【0017】このようにして複数のトレー5は、図1、
図2に示すように、2階層の各自動車の格納部21、2
2にそれぞれ、次のようなトレー待機レイアウトにより
配置される。すなわち、2階層の自動車の格納部21、
22において、図2に示すように、第1のトレー横行路
201上に、リフトの昇降路4とこれが隣接する第2の
トレー縦行路204にトレーの空きスペースSが連続し
て形成され、複数のトレー5が横列に、相互に隣接する
各トレー5間がカップラ6を介して係脱可能に連結され
て配置される。このようにして第1のトレー列501が
形成される。また、第2のトレー横行路202上に、ト
レーの空きスペースが設けられることなく、複数のトレ
ー5が横列に、相互に隣接する各トレー5間がカップラ
6を介して係脱可能に連結されて配置される。このよう
にして第2のトレー列502が形成される。このトレー
待機レイアウトでは、第2のトレー列502が第1のト
レー列501よりもトレー5が2台分だけ多く連結され
る。
【0018】また、上階層の自動車の格納部21にあっ
ては、既述のとおり、トレーの引き込み部7が増設され
ている。この引き込み部7は、第1のトレー横行路20
1の一方端(図中、左端)に近接して設定され、図10
に示すように、そこにトレー引込装置71が設置されて
いる。トレー引込装置71は、トレーの引き込み部7上
に縦方向に向けて設置されたガイドレール72と、この
ガイドレール72上に配置され、縦方向に変位可能な車
輪付きのガイドフレーム73と、このガイドフレーム7
3上に設置され、第1のトレー横送りレール210に連
続的に連結可能なトレー引込レール74と、ガイドフレ
ーム73を駆動するパワーシリンダなどの駆動装置75
とを備える。このトレー引き込み部7のトレー引込装置
71上にトレー5が配置され、必要に応じて、第1のト
レー列501端のトレー5(のカップラ6)に連結さ
れ、トレー循環路200上に循環可能になっている。
【0019】次に、この水平循環式駐車装置において自
動車の入出庫運転による動作について説明する。なおこ
こでは、2階層の各自動車の格納部21、22に自動車
を載せた実トレーと自動車を載せていない空トレーが混
在されていて、通常、これらのトレーがトレー待機レイ
アウトにより待機されている。 (入庫運転)自動車の入庫に際して、まず入庫の準備運
転が行われる。図1、図2において、空トレー5の取り
出し先の上階層又は下階層の自動車の格納部21(2
2)にリフト3の昇降フレーム34が移動される。当該
階層に昇降フレーム34が停止されると、(図4に示す
ように)当該階層の第1のトレー横送りレール210と
昇降フレーム34のトレーレール341が連続的に連結
され、さらにトレーの横行ガイド250とトレーガイド
342が同一直線上に連続的に配列されて、第1のトレ
ー横行路201が連続される。ここで、第1、第2のト
レー横行路上の第1、第2のトレー列501、502が
トレー待機レイアウトからトレー循環レイアウトにシフ
トされる。すなわち、第1のトレー横行路201上で第
1のトレー列501が、第1のトレー横送り装置213
により、リフトの昇降路4に向けて1トレー分だけ横送
りされる。これに続いて、第1のトレー縦行路203上
で第2のトレー横行路202側のトレー5が、第1のト
レー縦送り装置233により、第1のトレー横行路20
1側へ縦送りされ、第1のトレー列501に連結され
る。これにより第1、第2のトレー列501、502の
トレー台数が同じになり、第1、第2のトレー横行路2
01、202の第1、第2のトレー横送りレール21
0、220上にこれらトレー横送りレール210、22
0間の一方の対角線上の端部にそれぞれトレー1台分の
空きスペースSが形成されたトレー循環レイアウトに変
形される。なお、(図4に示すように)第1のトレー横
行路201において各トレー5は各トレー5の横行車輪
51が第1のトレー横送りレール210又はトレーレー
ル341に乗り、各トレー5の第1のトレー縦横送りガ
イド対53がトレーの横行ガイド250又はトレーガイ
ド342に係合されている。各トレー5はカップラ6を
介して連結され、第1のトレー列501全体が連結(連
続)されている。またリフトの昇降路4の片側一方(以
下、右側という。)の、2つのトレー5の各第2のトレ
ー縦横送りガイド54(の両係脱端540)に第1のト
レー横送り装置213の一対のクランクアームの各ロー
ラが係合され、第1のトレー列501が移動可能になっ
ている。また、第2のトレー横行路202において各ト
レー5は各トレー5の横行車輪51が第2のトレー横送
りレール210に乗り、各トレー5の第1のトレー縦横
送りガイド対53がトレーの横行ガイド250に係合さ
れている。各トレー5はカップラ6を介して連結され、
第2のトレー列502全体が連結(連続)されている。
また同様にして、2つのトレー5の各第2のトレー縦横
送りガイド54(の両係脱端540)に第2のトレー横
送り装置223の一対のクランクアームの各ローラが係
合されて第2のトレー列502が移動可能になってい
る。
【0020】続いて、第1、第2のトレー横送り装置2
13、223が作動され、各クランクアームの旋回運動
により、第1、第2のトレー列501、502が第1、
第2のトレー横行路201、202上の空きスペースS
に向けて横送りされる。このとき各トレー5の第1のト
レー縦横送りガイド対53がトレーの横行ガイド520
に沿って摺動され、この案内により各横行車輪51が第
1、第2のトレー横送りレール210、220上を転動
する。この横送りにより第1、第2のトレー列501、
502端のトレー5が第1、第2のトレー縦行路20
3、204に進入すると、トレー5下面の各縦行車輪5
2が第1、第2のトレー縦送りレール230、240の
一部に第1、第2のトレー横送りレール210、220
に近接して配置されたガイドローラ230Rに当接し、
このガイドローラ230Rの回転により各縦行車輪52
がガイドローラ230Rの頂部に乗り上げられ、各トレ
ー縦送りレール230、240上に位置決めされる。同
時に、トレー5下面の第1のトレー縦横送りガイド対5
3の一方の係脱端530に第1、第2のトレー縦送り装
置233、243の各係合ピン237が係合される。こ
の第1、第2のトレー列501、502の横送りにより
第1、第2のトレー横送りレール210、220間の他
方の対角線上の端部にそれぞれ空きスペースSが形成さ
れる。
【0021】これに続いて、第1、第2のトレー縦送り
装置233、243が作動され、(図6に示すように)
係合ピン237がその停止位置からスプロケット23
4、235に沿って90度回転されて係合ピン237と
トレー5下面の第1のトレー縦横送りガイド対53の一
方が完全に係合され、この係合ピン237の周回運動と
ともにトレー5が縦方向に押し出される。各トレー5は
まず前側又は後側の各縦行車輪52が第1の縦行ガイド
260に摺動案内されて第1のトレー縦送りレール23
0、240上を転動され、第1、第2のトレー縦行路2
03、204上を空きスペースSに向けて縦送りされ
る。なお、このトレー5の移動に際して、トレー5下面
の第1のトレー縦横送りガイド対53、第2のトレー縦
横送りガイド54はそれぞれ、第1、第2のトレー縦行
路203、204上のガイドレール252の両側及びそ
の間を通り抜けていく。この縦送り中、各トレー5はさ
らにトレー5下面の第2のトレー縦横送りガイド54と
各トレー縦行路203、204上の第2の縦行ガイド2
70、すなわち一対のガイドローラ271、272が係
合され、縦方向に移動案内されていく。各トレー5は各
トレー縦行路203、204の中間部に移動すると、ト
レー5下面の第2のトレー縦横送りガイド54が各トレ
ー縦行路203、204上の2組の第2の縦行ガイド2
70、すなわち合計4個のガイドローラ271、272
に係合されて縦方向に移動案内されて、前側又は後側の
各縦行車輪52が第2のトレー横行路202側又は第1
のトレー横行路201側の第1の縦行ガイド260から
離されていくとともに後側又は前側の各縦行車輪52が
第1のトレー横行路201側又は第2のトレー横行路2
02側の第1の縦行ガイド260に係合されていく。こ
の縦送りにより各トレー5が第1、第2のトレー横行路
201、202に進入すると、トレー5下面の各横行車
輪51が第1、第2のトレー横送りレール210、22
0の一部に第1、第2のトレー縦送りレール230、2
40に近接して配置されたガイドローラ210Rに当接
し、このガイドローラ210Rの回転により各横行車輪
51がガイドローラ210Rの頂部に乗り上げられ、各
トレー横送りレール210、220上に位置決めされ
る。同時に、第1、第2のトレー縦送り装置233、2
43の各係合ピン237がスプロケット234、235
に沿って90度回り込み、トレー5下面の第1のトレー
縦横送りガイド対53の一方の係脱端530に係合され
たまま停止される。
【0022】このように第1、第2のトレー横送り装置
213、223と、第1、第2のトレー縦送り装置23
3、243とにより、第1、第2のトレー横行路20
1、202における一方の対角線上の端部に形成された
トレー1台分の空きスペースSに向けて第1、第2のト
レー列501、502を横送りする工程と、この横送り
により第1、第2のトレー横行路201、202におけ
る他方の対角線上の端部に形成された空きスペースSに
向けてトレー5を縦送りする工程とを繰り返すことによ
り、トレー5がその自動車の格納部21(22)上で循
環され、リフトの昇降路4上に空トレー5が移動され
る。
【0023】ここで第1、第2のトレー横送り装置21
3、223、第1、第2のトレー縦送り装置233、2
43がそれぞれ停止される。これに続いて、昇降フレー
ム34上のトレー固定装置343が作動され、各固定ピ
ン344がその送り機構345により上昇変位され、空
トレー5下面の第2のトレー縦横送りガイド54に挿入
されて係合される。これにより、トレー5は昇降フレー
ム34上でその幅方向(左右方向)の移動を規制され
る。なお、トレー5は前後の各横行車輪51が昇降フレ
ーム34上のトレーレール341に乗せられるとともに
第1のトレー縦横送りガイド対53とトレーガイド34
2が係合されていて、トレー5は昇降フレーム34上で
その長手方向(前後方向)の移動を規制されている。この
ようにしてトレー5が昇降フレーム34上に固定され
る。
【0024】続いて、リフト3の昇降駆動装置35の作
動により、各スプロケット37、38が回転され、駆動
チェーン39の回転駆動により昇降フレーム34が昇降
ガイド32の案内によりリフトの昇降路4上を上昇し、
空トレー5が第1のトレー横行路201上の第1のトレ
ー列501から切り離されて、自動車の乗入部1へ移送
される。なお、この時点で空トレー5を取り出した一方
の階層の自動車の格納部21又は22においては、リフ
トの昇降路4が開通され、その片側一方(右側)に残さ
れた第1のトレー列501は、各トレー5がカップラ6
により連結され、その一部のトレー5が第1のトレー横
送り装置213に係合されていて、移動を規制されてい
る。昇降フレーム34は、空トレー5が自動車の乗入部
1に設置されたターンテーブル15の開口部16よりも
少し高い位置に上げられたところで停止される。続い
て、開口部16両側の一対のトレー支持アームがその進
退駆動機構により開口部16に向けて前進される。すな
わち、各トレー支持アームが開口部16上に停止中のト
レー5の下面側に差し込まれる。続いて、リフト3の作
動により昇降フレーム34が下降されて、トレー5が下
降され、開口部16のトレー支持アームに支持される。
同時にトレー5下面からリフト3の昇降フレーム34が
離れて、トレー5がリフト3からターンテーブル15に
受け渡しされる。続いて、ターンテーブル15はその旋
回駆動装置により90度回転されて、トレー5の長手方
向が自動車の入出庫口10に向けられる。このようにし
て入庫の準備運転が完了する。
【0025】このようにして自動車の乗入部1に空トレ
ー5が待機されると、ここで、自動車の入出庫口10の
自動開閉ドア11が開動される。入庫の自動車はそのま
ま前進で入庫する。自動車がトレー5上に乗り込み、乗
員が庫外に出ると、入出庫口10はその自動開閉ドア1
1により閉じられて、ターンテーブル15の旋回駆動装
置が作動され、ターンテーブル15が回転される。ター
ンテーブル15が90度回転したところで停止され、自
動車が自動車の格納部21、22における自動車の格納
方向に向けられる。
【0026】続いて、リフト3が作動される。昇降フレ
ーム34が上昇されて、トレー5が昇降フレーム34に
支持されると同時に、ターンテーブル15の開口部16
上に持ち上げられる。所定の高さまで持ち上げられたと
ころでリフト3が停止される。続いて、一対のトレー支
持アームがその進退駆動装置により、開口部16から後
退される。このトレー支持アームが後退された状態で、
リフト3の作動が再開され、入庫車搭載のトレー5を載
せた昇降フレーム34が昇降ガイド32に沿って下降さ
れていく。
【0027】リフト3の昇降フレーム34がトレー取り
出し先の上階層又は下階層の自動車の格納部21又は2
2に下降され、昇降フレーム34上のトレーレール34
1と第1のトレー横送りレール210が接続されて当該
階層の自動車の格納部21又は22で第1のトレー横行
路201が連続されるとともに、昇降フレーム34上の
トレー5がリフトの昇降路4の右側に残されているトレ
ー列501に相互のカップラ6を介して連結される。必
要に応じて、その自動車の格納部21又は22上でトレ
ー列501が同様にして循環される。このようにして入
庫の自動車が格納され、入庫が完了する。
【0028】(出庫運転)図1、図2において、自動車
の出庫に際して、まず、出庫の自動車を載せた実トレー
5の取り出し先の上階層又は下階層の自動車の格納部2
1又は22にリフトの昇降フレーム34が移動されて、
当該階層で第1のトレー横行路201が連続され、第
1、第2のトレー横送りレール210、220上で第
1、第2のトレー列501、502がトレー待機レイア
ウトからトレー循環レイアウトにシフトされる。入庫の
準備運転と同様に、第1、第2のトレー横送り装置21
3、223と、第1、第2のトレー縦送り装置233、
243とにより、第1、第2のトレー横行路201、2
02における一方の対角線上の端部に形成されたトレー
1台分の空きスペースSに向けて第1、第2のトレー列
501、502を横送りする工程と、この横送りにより
第1、第2のトレー横行路201、202における他方
の対角線上の端部に形成された空きスペースSに向けて
トレー5を縦送りする工程とを繰り返すことにより、実
トレー5がその自動車の格納部21又は22上で循環さ
れ、リフトの昇降路4上に移動される。この実トレー5
が昇降フレーム34上のトレー固定装置343により固
定された後、リフト3の昇降駆動装置35が作動され
る。昇降フレーム34がリフトの昇降路4上を上昇し、
出庫の自動車を載せたトレー5が第1のトレー横送りレ
ール210上の第1のトレー列501から切り離され、
自動車の乗入部1へ移送される。昇降フレーム34は、
実トレー5が自動車の乗入部1に設置されたターンテー
ブル5の開口部16よりも少し高い位置に上げられたと
ころで停止される。続いて、開口部16両側の一対のト
レー支持アームがその駆動機構により開口部16に向け
て前進され、トレー5の下面側に差し込まれる。続い
て、リフト3の作動により、昇降フレーム34が下降さ
れ、トレー5が下降されて、開口部16のトレー支持ア
ームに支持される。同時にトレー5下面からリフト3の
昇降フレーム34が離れて、トレー5がリフト3からタ
ーンテーブル15に受け渡しされる。これに続いて、タ
ーンテーブル15はその旋回駆動装置により90度回転
されて、トレー5の長手方向が自動車の入出庫口10に
向けられる。ここで自動車の入出庫口10の自動開閉ド
ア11が開動される。乗員が庫内に入り、乗車すると、
出庫車は、そのまま前進により出庫される。このように
して出庫が完了する。
【0029】このように上記実施の形態の水平循環式駐
車装置においては、第1のトレー横行路201を形成す
る第1のトレー横送りレール210上、トレーの横行ガ
イド250上の設定位置にトレー横送りレール210、
横行ガイド250を中断してリフトの昇降路4を形成
し、この完全に貫通した昇降路4にリフト3を設置する
ので、第1のトレー横行路201上の設定位置にトレー
横送りレール210、横行ガイド250を簡単な構造に
してリフト3を設置することができる。またリフト3に
おいては昇降フレーム34に第1のトレー横行路201
のトレー横送りレール210と横行ガイド250の一部
をなすトレーレール341とトレーガイド342を設け
るだけでよく、概ね既存のリフトの部品を共通に使用す
ることができ、全体として大幅なコストダウンを図るこ
とができる。
【0030】また、この水平循環式駐車装置において
は、リフト3の昇降フレーム34のトレーレール341
とトレーガイド342とを入出庫先の自動車の格納部2
1又は22の第1のトレー横行路201(第1のトレー
横送りレール210と横行ガイド250)に連結するこ
とにより、その階層の自動車の格納部21又は22で第
1のトレー横行路201を連続して、第1のトレー横行
路201上のトレー列501と第2のトレー横行路50
2上のトレー列502をトレー待機レイアウトからトレ
ー循環レイアウトにシフトするので、リフト3の昇降フ
レーム34が入出庫先の自動車の格納部21又は22に
移動すると即時に、その自動車の格納部21又は22で
トレー5を循環移動することができ、さらにその他の階
層の自動車の格納部22又は21でリフトの昇降路4が
開通されているので、入出庫先の自動車の格納部21又
は22でリフト3の昇降フレーム34上に入出庫のトレ
ー5が移動されると即時に、このトレー5をリフト3の
昇降フレーム34により自動車の乗入部1へ移送するこ
とができる。したがって駐車装置全体の動作に無駄な動
作がなく、入出庫動作を迅速、かつ円滑に行うことがで
きる。
【0031】また、この実施の形態においては、リフト
3の昇降フレーム34上に、トレー5下面の第2のトレ
ー縦横送りガイド54に固定ピン344をその送り機構
345により係脱するトレー固定装置343を備えてい
るので、トレー5下面の第2のトレー縦横送りガイド5
4に固定ピン344を係合することにより、リフト3の
昇降フレーム34上のトレー5の左右方向の移動を確実
に規制することができ、また、トレー5下面の第2のト
レー縦横送りガイド54から固定ピン344を離脱する
ことによりリフト3の昇降フレーム34上のトレー5の
移動規制を確実に解除することができる。また、各階層
の自動車の格納部21、22の各第1のトレー横行路2
01においては、リフトの昇降路4の右側に第1のトレ
ー列501が相互にカップラ6を介して連続されてい
て、その一部のトレー5が第1のトレー横送り装置21
3に係合されているので、トレー横送り装置213が停
止している間、第1のトレー列501の移動を規制する
ことができる。なお、この場合、リフトの昇降路4の左
側はトレー空きスペースになっていて、トレー5は停止
されていない。したがって、トレー5は昇降フレーム3
4上に乗せられたときに昇降フレーム34上のトレーガ
イド342とトレー5の第1のトレー縦横送りガイド対
53との係合によりその前後方向の移動が規制されてい
て、これに併せてトレー固定装置343により、昇降フ
レーム34上のトレー5の左右方向の移動を規制される
ので、リフトの昇降路4上で昇降フレーム34を昇降す
る場合に、昇降フレーム34上にトレー5を確実に固定
して、昇降フレーム34から落下するのを防止すること
ができる。また、各階層の自動車の格納部21、22で
リフトの昇降路4が開通され、第1のトレー横行路20
1が中断されていても、このトレー横行路201に特別
の装置を必要とすることなしに、第1のトレー横行路2
01上の第1のトレー列501の移動を規制することが
でき、リフト3の昇降フレーム34が一方の自動車の格
納部21(又は22)又は自動車の乗入部1に移動して
いる場合に、第1のトレー横行路201上のトレー5が
その昇降路4に落下するのを防止することができる。
【0032】また、この実施の形態においては、一方の
階層の自動車の格納部21又は22に、第1のトレー横
行路201端に近接してトレーの引き込み部7を設け、
この引き込み部7にトレー引込装置71を設置してトレ
ー5を配置し、このトレー5を第1のトレー列501に
連結できるようにしているので、この自動車の格納部2
1又は22に自動車1台分の駐車スペースを増設して、
自動車の収容台数の拡大を図っているが、全階層にトレ
ーの引き込み部7を設けることにより、さらに収容台数
を拡大することができる。
【0033】なお、この実施の形態では、自動車の乗入
部1にターンテーブル15を設置して、自動車の出庫時
(又は入庫時)に自動車の前部を自動車の入出庫口10
に向けるようにしているが、このターンテーブルに代え
て、リフトの昇降フレーム34上にトレー旋回装置17
を備えることができる。この場合、図11、図12に示
すように、自動車の乗入部1の床面中央部にトレー5を
通過させるため、トレー5よりも少し大きい矩形状の開
口13が設けられて、リフトの昇降路4に連通される。
一方、トレー旋回装置17は、旋回テーブル170と、
その旋回駆動装置173とを備える。旋回テーブル17
0は、トレー5の平面よりも少し小さい略矩形状に組ま
れたフレームからなり、下面側の中心にセンターポスト
171が取り付けられている。なお、トレーレール34
1はこの旋回テーブル170の上面側、前後両側に固定
され、トレーガイド342がこの旋回テーブル170の
上面側、前側に固定される。さらに一対のトレー固定装
置18がこの旋回テーブル170の上面側の所定の位置
に固定される。ここで、このトレー固定装置18に、リ
フトの昇降路4の片側他方(左側)に備え付けたロック
アーム42を具備するトレー固定装置41が用いられて
いる。ロックアーム42をトレー5のトレー縦横送りガ
イド54の係脱端540に係合離脱することにより、ト
レー5の移動規制とその解除とを行う。リフトの昇降フ
レーム34の中心にセンターポスト用の軸受172が固
定され、旋回テーブルはそのセンターポスト171が軸
受172に軸支されて、昇降フレーム34上に回転可能
に取り付けられている。この旋回テーブル170の旋回
駆動装置173にラック駆動方式が用いられている。す
なわち、旋回テーブル170のセンターポスト171の
周面にラック174を備え、昇降フレーム34上にセン
ターポスト171の軸受172に近接してモータ176
駆動のピニオン175を備え、ラック174とピニオン
175を係合する。
【0034】このようにして、トレー5は昇降フレーム
34の旋回テーブル170に固定されたトレーレール3
41上に乗せられる。図12に示すように、リフト3の
昇降駆動装置35の作動により、昇降フレーム34が上
昇され、トレー5が旋回テーブル170とともに、自動
車の乗入部1の開口13上に上げられると、旋回テーブ
ル170がその旋回駆動装置173により180度旋回
され、トレー5の前部(自動車の前部)が自動車の入出
庫口10に向けられる。続いて、昇降フレーム34が少
し下げられて、図11に示すように、トレー5がフロア
レベルに着床される。トレー5が自動車の格納部21又
は22に戻される場合、上記動作と逆になり、昇降フレ
ーム34が下降されて、上階層又は下階層の格納部21
又は22にトレー循環路200が形成されるとともにト
レー列501が循環可能に連続される。このようにして
も、第1のトレー横行路201の中間部上で、トレー5
を旋回することができ、自動車の前部を出庫方向に向け
ることができる。なお、図11、図12では、旋回テー
ブル170が180度旋回するようにしているが、90
度旋回など、建物のレイアウトに応じた旋回角度を設定
することもできる。また、このトレー旋回装置17の場
合、トレー5を第1のトレー横行路201の直上で旋回
することもできる。
【0035】また、上記実施の形態では、2階層構造の
自動車の格納部を例示しているが、3階層以上の自動車
の格納部にもリフトを同様にして備え、全階層の自動車
の格納部で、第1のトレー横行路上のトレー列と第2の
トレー横行路上のトレー列をトレー待機レイアウトによ
り待機させて、リフトの昇降路を開通し、リフトの昇降
フレームのトレーレール、トレーガイドを、自動車の入
出庫先の階層の自動車の格納部のトレー横行路に連結す
ることにより、その階層の自動車の格納部で第1のトレ
ー横行路を連続して、第1のトレー横行路上のトレー列
と第2のトレー横行路上のトレー列をトレー待機レイア
ウトからトレー循環レイアウトにシフトするようにする
ことにより、上記実施の形態と同様の作用効果を奏する
ことができる。また、上記実施の形態では、各階層の自
動車の格納部に2列のトレー横行路を例示しているが、
3列以上のトレー横行路を備えた自動車の格納部にも同
様に構成することにより、上記実施の形態と同様の作用
効果を奏することができる。また、上記実施の形態では
地下設置型の駐車設備として例示しているが、地上設置
型の駐車装置にも同様に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の水平循環
式駐車装置においては、トレー横行路上の設定位置、す
なわち片側一方のトレー縦行路に隣接するトレー停止位
置に、トレー横行路を中断してリフトの昇降路を形成
し、リフトを設置するので、トレー横行路上の設定位置
にトレー横行路を簡単な構造にして、低コストにリフト
を設置することができる。また、この水平循環式駐車装
置においては、リフトの昇降台に各階層の自動車の格納
部のトレー横行路に連結可能なトレー横行手段を設け、
全階層の自動車の格納部で、第1のトレー横行路上のト
レー列とこれに隣り合う第2のトレー横行路上のトレー
列を第1のトレー横行路上のリフトの昇降路とその隣接
するトレー縦行路にトレーの空きスペースを連続して形
成するトレー待機レイアウトにより待機させ、自動車の
入出庫に際して、リフトの昇降台のトレー横行手段を、
自動車の入出庫先の階層の自動車の格納部の第1のトレ
ー横行路に連結することにより、その階層の自動車の格
納部で第1のトレー横行路を連続して、第1のトレー横
行路上のトレー列と第2のトレー横行路上のトレー列を
トレー待機レイアウトからトレー循環レイアウトシフ
し、その他の階層のリフトの昇降路を開通するように
しているので、自動車の入出庫の場合に、リフトの昇降
台を入出庫先の自動車の格納部に移動すると即時に、そ
の自動車の格納部でトレーを循環移動することができ、
さらにその他の階層の自動車の格納部でリフトの昇降路
開通していることにより、入出庫先の自動車の格納部
でリフトの昇降台上に入出庫のトレーを移動すると即時
に、昇降台を昇降してこのトレーを自動車の乗入部へ移
送することができる。したがって自動車の入出庫運転を
効率良く行え、自動車の入出庫を迅速、かつ円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における水平循環式駐車
装置全体の正面縦断面図
【図2】同駐車装置の自動車の格納部の平面図
【図3】同駐車装置の自動車の格納部に備えたトレー横
送りレール、トレー縦送りレール、ガイドローラの斜視
【図4】同駐車装置の自動車の格納部の部分拡大平面図
【図5】同駐車装置の自動車の格納部に備えたトレー横
送りレール、横行ガイド、トレーの部分縦断面図
【図6】同駐車装置の自動車の格納部に備えたトレー縦
送りレール、縦行ガイド、トレー縦送り装置の平面図
【図7】同駐車装置に備えたリフトの拡大縦断面図
【図8】同駐車装置に備えたトレーの縦断面図
【図9】同駐車装置に備えたトレーの下面側の平面図
【図10】同駐車装置のトレーの引き込み部に備えたト
レー引込装置の平面図
【図11】同駐車装置に備えたトレー旋回装置のトレー
着床時の拡大縦断面図
【図12】同駐車装置に備えたトレー旋回装置のトレー
旋回時の拡大縦断面図
【図13】従来の水平循環式駐車装置の平面図
【符号の説明】
1 自動車の乗入部 10 自動車の入出庫口 11 自動開閉ドア 12 凹部 13 開口 14 支持ローラ 15 ターンテーブル 16 開口部 17 トレー旋回装置 170 旋回テーブル 171 センターポスト 172 軸受 173 旋回駆動装置 174 ラック 175 ピニオン 176 モータ 18 トレー固定装置 21、22 自動車の格納部 201 第1のトレー横行路 202 第2のトレー横行路 203 第1のトレー縦行路 204 第2のトレー縦行路 210 第1のトレー横送りレール 211、212 レール 210R ガイドローラ 213 第1のトレー横送り装置 220 第2のトレー横送りレール 223 第2のトレー横送り装置 230 第1のトレー縦送りレール 231、232 レール 230R ガイドローラ 233 第1のトレー縦送り装置 234 駆動側のスプロケット 235 従動側のスプロケット 236 エンドレスチェーン 237 係合ピン 240 第2のトレー縦送りレール 243 第2のトレー縦送り装置 250 横行ガイド(トレー横行ガイド) 251、252 ガイドレール 260 第1の縦行ガイド 261 ガイドレール 270 第2の縦行ガイド 271、272 ガイドローラ 273 ローラ支持フレーム 3 リフト 31 リフト柱 32 昇降ガイド 33 ガイドローラ 34 昇降フレーム(昇降台) 341 トレーレール(トレー横行手段) 342 トレーガイド(トレー横行手段) 343 トレー固定装置 344 固定ピン 345 送り機構 35 昇降駆動装置 36 駆動モータ 37 駆動側のスプロケット 38 従動側のスプロケット 39 駆動チェーン 40 カウンタウェイト 4 リフトの昇降路 5 トレー 51 横行車輪 52 縦行車輪 53 第1のトレー縦横送りガイド対 530 係脱端 54 第2のトレー縦横送りガイド 540 係脱端 501 第1のトレー列 502 第2のトレー列 6 カップラ 60 雌連結金具 61 雄連結金具 7 トレーの引き込み部 71 トレー引込装置 72 ガイドレール 73 ガイドフレーム 74 トレー引込レール 75 駆動装置 S トレーの空きスペース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 6/18 611,612 E04H 6/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を載置する複数のトレーが横列
    に、かつ複数列平行に配置され、これらトレー列を横送
    りする複数のトレー横行路と、各トレー横行路の両端部
    間で各トレーを縦送りする複数のトレー縦行路とを階層
    状に形成された複数階層からなる自動車の格納部と、各
    階層の自動車の格納部と自動車の乗入部との間に設置さ
    れ、各トレーを昇降移送するリフトとを備え、各階層の
    自動車の格納部で、相互に隣り合う各トレー列間におけ
    る一方の対角線上の端部にそれぞれトレー1台分の空き
    スペースを有するトレー循環レイアウトが形成され、各
    トレー列をその空きスペースに向けて横送りする工程
    と、この横送りにより各トレー列間における他方の対角
    線上の端部に形成された空きスペースに向けてトレーを
    縦送りする工程とにより、トレーを循環移動する水平循
    環式駐車装置において、 リフトの昇降路が、全階層の自動車の格納部間に、任意
    に選定された第1のトレー横行路において片側一方のト
    レー縦行路に隣接するトレー停止位置を貫通して形成さ
    るとともに、各階層の自動車の格納部は第1のトレー
    横行路がリフトの昇降路に中断されてその昇降路の両側
    に分割形成され、 リフトは、リフトの昇降路上を昇降可能な昇降台と、こ
    の昇降台上に形成され、各階層の自動車の格納部の第1
    のトレー横行路に連結可能なトレー横行手段とを備え、 全階層の自動車の格納部で、第1のトレー横行路上のト
    レー列とこれに隣り合う第2のトレー横行路上のトレー
    列が第1のトレー横行路上のリフトの昇降路とその隣接
    するトレー縦行路にトレーの空きスペースを連続して形
    成したトレー待機レイアウトにより待機され、 自動車の入出庫に際して、 リフトの昇降台が昇降され、
    のトレー横行手段が、自動車の入出庫先の階層の自動
    車の格納部の第1のトレー横行路に連結されることによ
    り、その階層の自動車の格納部で第1のトレー横行路が
    連続され、第1のトレー横行路上のトレー列と第2の
    トレー横行路上のトレー列がトレー待機レイアウトから
    トレー循環レイアウトシフトされる一方、その他の階
    層はリフトの昇降路が開通されることを特徴とする水平
    循環式駐車装置。
  2. 【請求項2】 リフトの昇降台上に、トレーに係脱可能
    に配置され、トレーの移動を規制するトレー固定装置を
    備える請求項1に記載の水平循環式駐車装置。
  3. 【請求項3】 任意の自動車の格納部に、トレー横行路
    又はトレー縦行路に近接してトレーの引き込み部を備え
    る請求項1又は2に記載の水平循環式駐車装置。
  4. 【請求項4】 トレー横行路に、トレーを横送り可能な
    トレー横送りレールと、トレーに係合してその横行を案
    内するトレー横行ガイドとを備え、リフトのトレー横行
    手段は、トレー横送りレールに連結可能なトレーレール
    と、トレーの横行ガイドに連続的に配置可能なトレーガ
    イドとを具備する請求項1乃至3のいずれかに記載の水
    平循環式駐車装置。
  5. 【請求項5】 リフトの昇降台上に、トレーを旋回する
    トレー旋回装置を具備する請求項1乃至4のいずれかに
    記載の水平循環式駐車装置。
JP2000401625A 2000-12-28 2000-12-28 水平循環式駐車装置 Expired - Fee Related JP3464980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401625A JP3464980B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 水平循環式駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000401625A JP3464980B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 水平循環式駐車装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002201810A JP2002201810A (ja) 2002-07-19
JP3464980B2 true JP3464980B2 (ja) 2003-11-10

Family

ID=18866030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000401625A Expired - Fee Related JP3464980B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 水平循環式駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3464980B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100339548C (zh) * 2004-01-02 2007-09-26 日精株式会社 水平循环式停车装置
JP4727966B2 (ja) * 2004-09-30 2011-07-20 日精株式会社 トレー送り機構及びこれを用いた物品格納装置
CN114673382A (zh) * 2022-05-10 2022-06-28 合肥工业大学 集成式公交站台共享单车存储系统及存取方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002201810A (ja) 2002-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06503618A (ja) 車のような物体を収容するための機械化した全自動制御装置
JP3464980B2 (ja) 水平循環式駐車装置
JP3302681B1 (ja) 水平循環式駐車装置
JP2863705B2 (ja) 機械式立体駐車装置
JP3820161B2 (ja) 立体駐車場
JP3668468B2 (ja) 水平循環式駐車装置
JP3638272B2 (ja) 機械式駐車装置のリフト
JPH05239947A (ja) 立体駐車装置用入庫待機機構
JP5049650B2 (ja) 機械式駐車装置
JP3208554B2 (ja) 連立型立体駐車装置
JPH0235173A (ja) 駐車装置
JP3638273B2 (ja) 機械式駐車装置のリフト
JP5653134B2 (ja) 連立型エレベータ式駐車装置
JP3905380B2 (ja) 機械式駐車装置の自動車旋回装置
JP3426978B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
JP2003176635A (ja) 機械式駐車装置のリフト
JP4028119B2 (ja) フォーク式立体駐車装置
JP3225208B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2990050B2 (ja) 車両搬送台車を備えた駐車装置
JP2002227447A (ja) トレーの縦横送り機構
JP4065633B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2572281B2 (ja) 水平循環式駐車装置
JP2591572Y2 (ja) 多層箱型循環式駐車装置
JP2003072674A (ja) 船舶用自動車収容装置
JP3657829B2 (ja) 平面往復式駐車装置及びその入出庫方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070822

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees