JP3225208B2 - 機械式駐車装置 - Google Patents
機械式駐車装置Info
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Description
ターンテーブルを設置した機械式駐車装置に関し、特に
トレー式のエレベータを利用する機械式駐車装置に関す
る。
13に示すように、地上1階に自動車の乗込部101が
設けられている。図13中、101wはその側壁であ
り、101dはその入出庫口である。自動車の乗込部1
01には、床面102に円形の凹部103が設けられ、
その円形の凹部103内にターンテーブル104が回転
可能に設置されている。なお、円形の凹部103の中央
部に矩形状の穴が形成され、その下方がエレベータの昇
降路になっている。円形の凹部103において、その内
周に沿ってレール105が敷設され、ターンテーブル1
04はその外周に沿って配設された複数のローラ106
により、レール105上を走行可能に配置されている。
ここでは、円形の凹部103の外周にモータ駆動による
複数のフリクションローラ107を備え、ターンテーブ
ル104を回転駆動するようになっている。
自動車載置用のトレー108を通過させるため、トレー
108よりも少し大きい矩形状の開口部109が設けら
れている。地下駐車空間の昇降路上をエレベータにより
昇降移送されたトレー108が開口部109に嵌合さ
れ、図示されないトレー支持手段により支持される。
により昇降移送された出庫車搭載のトレー108がター
ンテーブル104の開口部109上でトレー支持手段に
より支持されて受け渡しされ、ターンテーブル104の
回転により旋回されて、自動車の前部が入出庫口101
dに向けられる。したがって自動車が前進で出庫するこ
とができる。
置を大規模駐車場として構成する場合、自動車の収容台
数が増大する分だけ自動車の入出庫をより迅速に行うこ
とが必要である。しかしながら、上記従来例に示すよう
なエレベータおよびターンテーブルによる自動車の出庫
方法では、例えば出庫に続けて入庫がある場合に、最初
に出庫車が庫外に完全に出てしまうまでは次の入庫に入
ることができず、入出庫処理に円滑性を欠くという問題
があり、大規模型の駐車場に十分に対応できない。
車の乗込部にローラコンベアやスラットコンベアなどの
コンベア装置を用い、自動車を幅方向に移動させてエレ
ベータに載せるようにしているものがあるが、コンベア
装置自体が高価であり、全体としてコスト高になってい
るという問題があった。
るものであり、機械式駐車装置において、自動車の円滑
な入出庫を実現して、大規模型の駐車場として十分に適
応できること、高価なコンベア装置を安価なターンテー
ブルに替えてコストダウンを図ることを目的とする。
においては、一台のターンテーブルに自動車載置用のト
レーを配置するための複数の開口部と支持手段とを具備
し、一台のターンテーブル上で複数のトレーを同時に旋
回できるようにしたものである。
庫を行ったり、出庫または入庫を連続して行ったりする
ことができるなど、自動車の円滑な入出庫を実現する。
また、自動車をターンテーブル上に載せてターンテーブ
ルの円周方向に180°旋回することにより、自動車を
その幅方向に移動できるなど、高価なコンベア装置に代
替する機能を併せ持たすことができる。
駐車装置においては、自動車の乗り込み口に、ターンテ
ーブルと、その旋回駆動装置とを備え、ターンテーブル
に、自動車を載置するトレーを通過可能に形成され、複
数のトレーを配置可能な複数の開口部と、各開口部に進
退可能に設けられ、各開口部上にトレーを支持可能な支
持手段とを具備し、自動車の乗り込み口で複数のトレー
を同時旋回するものである。
り、各開口部を順次エレベータの昇降路上に停止させ、
その開口部のトレー支持手段によりトレーを介して自動
車をターンテーブルからエレベータへ、またはエレベー
タからターンテーブルへ受け渡しすることができる。こ
れを利用して自動車の乗込部に複数の入出庫口を併設す
ることにより、自動車を連続して入庫したり、出庫した
り、さらに入庫と出庫とを同時に行ったりすることがで
きる。
て、その180°の回転により、ターンテーブルの円周
方向に旋回することにより、自動車の位置を車幅方向に
変移することができる。
においては、自動車の乗り込み口に、ターンテーブル
と、その旋回駆動装置とを備え、ターンテーブルは、自
動車を載置するトレーを通過可能に形成され、複数のト
レーを配置可能な複数の開口部と、各開口部に進退可能
に設けられ、各開口部上にトレーを支持可能な支持手段
とを具備し、複数の開口部の少なくとも1つがトレーを
昇降するエレベータの昇降路に連通され、自動車の乗り
込み口で、トレーをターンテーブルとエレベータとの間
で移載して、複数のトレーを同時旋回するものである。
り、各開口部を順次エレベータの昇降路上に停止させ、
その開口部のトレー支持手段によりトレーを介して自動
車をターンテーブルからエレベータへ、またはエレベー
タからターンテーブルへ受け渡しすることができる。こ
れを利用して自動車の乗込部に複数の入出庫口を併設す
ることにより、自動車を連続して入庫したり、出庫した
り、さらに入庫と出庫とを同時に行ったりすることがで
きる。
においては、請求項1または2の構成において、ターン
テーブルの複数の開口部がターンテーブルの回転中心を
対称中心として相互に対称的に設けられている。
においては、請求項1から3のいずれかの構成におい
て、ターンテーブルは円形に形成されている。
においては、請求項1から4のいずれかの構成におい
て、トレーの支持手段の進退駆動装置がターンテーブル
に一体的に組み込まれている。
においては、請求項1から4のいずれかの構成におい
て、トレーの支持手段の進退駆動装置がターンテーブル
から分離され、自動車の乗り込み口のピット内に固定さ
れている。
説明する。 (実施例1)図1、図2および図3は本発明の第1の実
施例の構成を示している。なお、この実施例においても
また、地下式駐車場として例示してある。
1階に設定された自動車の乗込部、2は地下駐車階層、
3は自動車の乗込部1と地下駐車階層2とを連絡する昇
降路である。4は昇降路3に設置されて自動車をトレー
5を介して昇降移送するエレベータである。6は自動車
の乗込部1の床面に設けられた凹部であり、7はそこに
設置されて、トレー5を旋回するターンテーブルであ
り、8はその旋回駆動装置である。なおここで、自動車
載置用のトレー5には、図7、図8に示すように、その
両側の前後部にそれぞれ、後述するトレー支持アーム7
13、714先端のロックピン713P、714Pが係
合可能なロック穴5Hを設け、また、下面の四隅近傍に
それぞれ、後述するエレベータ4の支持棒421先端の
突起421pが係合可能な係止穴5Fを設けてある。
は、図2に示すように、その正面に入庫口11と出庫口
12とを別々に備えている。入庫口11、出庫口12に
はそれぞれ自動開閉ドア11D、12Dが設けられてい
る。図1および図2に示すように、その床面に円形の凹
部6が設けられ、その一部に昇降路3に連通する開口6
01が形成されている。ここで、凹部6はターンテーブ
ル7を収容可能に、ターンテーブル7よりも僅かに大き
な円形に形成され、ターンテーブル7が、後述するよう
に、自動車を2台並べて搭載可能な大きさであるため、
凹部6全体が従来に比べて大きなものになっている。
レベータ4の昇降路3などとの関係から、出庫口12の
延長上に設定され、凹部6において片側に、出庫口12
方向に向けて矩形状に形成されている。なお、この開口
601の下方がエレベータ4の昇降路3である。
図7、図8に示すように、昇降路3の前後両側に立設さ
れた合計4本のガイドレール41F,41Rと、前側の
各ガイドレール41F間および後側の各ガイドレール4
1R間にそれぞれ配置された一対の昇降部材42F,4
2Rと、各ガイドレール41F,41Rの上部に構成さ
れた駆動機構43とを備える。
レール41F,41Rは断面四角形状の柱状部材、また
は断面コ字形のアングルを向かい合わせにして略四角形
状とした柱状部材からなり、その一側面に昇降部材42
F,42Rの挿通部が長手方向に沿って形成されてい
る。これらガイドレール41F,41Rは、図1または
図3に示すように、その上端の高さを略凹部6の開口6
01まで設定されて立ち上げられている。これらのガイ
ドレール41F,41Rには、上部駆動機構43に連結
された昇降杆411が昇降可能に配設されている。
に、一対の昇降部材42F,42Rは共にその左右方向
両側に、昇降路3に向けてL字状に突出する支持棒42
1を有し、一方の昇降部材42Fは前側の各ガイドレー
ル41F間に、他方の昇降部材42Rは後側の各ガイド
レール41R間にそれぞれ掛け渡されて昇降杆411に
連結されている。なお、各支持棒421の先端に上方に
向けて突出し、各トレー5下面の各係止穴5Fに係合可
能な突起421pを設けてある。昇降路3においてトレ
ー5をその前後両側から4点で係合し、支持する構造に
なっている。
に、上部駆動機構43は、前側の各ガイドレール41F
上部に1個ずつ配設された一対の従動側スプロケット4
31Hと、後側の各ガイドレール41R上部に2個ずつ
並列に配設され、減速機付きの駆動モータ432に作動
連結された一対の駆動側スプロケット431Kおよびア
イドラーとして機能する補助スプロケット431Sと、
従動側、駆動側の各スプロケット431H,431S,
431K間に巻き掛けられ、図3に示すように、一端が
前側の昇降杆411に連結される一方、他端にカウンタ
ウェイト433を吊り下げた第1の駆動チェーン434
および駆動側の各スプロケット431K上に巻き掛けら
れ、一端が後側の昇降杆411に連結される一方、他端
がカウンタウェイト433に連結された第2の駆動チェ
ーン435とにより構成されている。ここで、従動側、
駆動側の各スプロケット431H,431S,431K
は各ガイドレール41F,41R上において自動車の乗
込部1の凹部6の開口601内に配置され、その回転駆
動により一対の昇降部材42F,42Rが凹部6まで上
昇され、L字形に突出する各支持棒421によりトレー
5を自動車の乗込部1の床面に対して少し高い位置まで
移送可能になっている。
すように、円形の本体部71と、その下面側で本体部7
1の外周縁に対して少し内側に形成されたローラ取付部
材72とを備えている。ローラ取付部材72には、その
外側に所定の間隔で複数のローラ74が軸支されてい
る。本体部71は、全体が2台の自動車を平行に並べて
搭載可能に大きく形成され、その一部に昇降路3を昇降
するトレー5を通過させるための2つの開口部711、
712が穿たれている。これらの開口部711、712
はそれぞれ、トレー5よりも少し大きい矩形状に形成さ
れ、本体部71においてその中心(回転中心)を対称中
心として対称的に設けられている。また、その上面側で
各開口部711、712間の直径上に仕切板75が立設
されている。この仕切板75はその長さがターンテーブ
ル7の本体部71の直径と略等しく、その高さが自動車
の車高よりも高く設定された、略矩形状の板材からな
り、ターンテーブル7上に固定されて、ターンテーブル
7上が一方の開口部711側と他方の開口部712側と
に2分されるとともに、自動車の乗込部1が入庫口11
側と出庫口12側とに仕切られるようになっている。ま
た、下面側にはその中心にセンターポスト73を固定さ
れている。自動車の乗込部1の凹部6においてその中心
にセンターポスト73用の軸受け602が固定されると
ともに、その周囲に沿って円形のレール603が敷設さ
れ、ターンテーブル7はそのセンターポスト73を軸受
け602に軸支され、各ローラ74が円形のレール60
3上に配置されて回転可能に設置されている。
ルを用い、ターンテーブル7のローラ74に代えて、ス
ライドレール上にベアリングを介して跨り配置され、ス
ライドレール上を滑動可能なスライダーを用いてよい。
開口部711、712の両側から各開口部711、71
2に向けて進退可能に取り付けられ、トレー5を支持可
能な一対のトレー支持アーム713、714と、各トレ
ー支持アーム713、714を進退駆動する一対の進退
駆動装置716とを備えている。
各開口部711、712の両側部に対にして配置され、
図5に示すように、各側部毎に前部支持アーム713
F、714Fと、後部支持アーム713R、714Rと
からなり、この前部、後部両者がトグルリンク機構71
5により連結されている。また、これらのトレー支持ア
ーム713F、713R、714F、714Rの先端に
は、図4に示すように、上方に向けてトレー5保持用の
ロックピン713P、714Pが突設されている(図8
参照。)。
R、714F、714Rの進退駆動装置716には、図
5に示すように、合計4本のモートルシリンダ716C
が用いられている。ここで各モートルシリンダ716C
はターンテーブル7の下面側で各開口部711、712
の両側に固定され、その作動部716Pがトグルリンク
機構715に作動連結されている。したがって、各作動
部716Pの伸長により、各トグルリンク機構715が
外側に向けて伸展され、各リンク部の水平方向の回動に
より、各トレー支持アーム713F、713R、714
F、714Rが開口部711、712から後退される。
反対に各作動部716Pの収縮により、各トグルリンク
機構715が伸展した分だけ引き戻しされ、各リンク部
の水平方向の回動により、各トレー支持アーム713
F、713R、714F、714Rが開口部711また
は712に向けて前進し、開口部711または712上
に突出される。
R、または714F、714Rをトグルリンク機構71
5により連結するのに代えて、各トレー支持アーム71
3F、713R、714F、714Rをそれぞれ各モー
トルシリンダ716Cの作動部716Pに直接連結し、
これらのモートルシリンダ716Cを各開口部711、
712両側の前部および後部にそれぞれ、各トレー支持
アーム713F、713R、714F、714Rを開口
部711、712の方向に向けて取り付けて、各トレー
支持アーム713F、713R、714F、714Rを
モートルシリンダ716Cにより直接、進退駆動させる
ようにしてもよい。
13F、713R、714F、714Rの進退駆動装置
716がターンテーブル7に一体的に組み込まれている
が、これらの進退駆動装置716をターンテーブル7か
ら切り離して、自動車の乗込部1の凹部6上に固定して
もよい。この場合、2本のモートルシリンダ716Cを
凹部6の開口601両側に設置しておく。一方、各トレ
ー支持アーム713F、713R、714F、714R
を図示されないばね手段により、常態として開口部71
1、712上に突出させておき、モートルシリンダ71
6Cの作動部716Pの伸展により各トグルリンク機構
715を押圧伸展し、各リンク部の水平方向の回動によ
り、各トレー支持アーム713F、713R、714
F、714Rを開口部711、712から後退させる。
反対に作動部716Pの収縮により各トグルリンク機構
715の押圧を解除して、各トレー支持アーム713、
714をばね手段により各開口部711または712に
向けて前進させ、突出させる。ここでは、一対のトレー
支持アーム713、714が開口部711、712に対
して進退運動を行う機能を果たすことができれば他のど
のような手段に代えてもよい。
回駆動装置8にチェーン駆動方式を用いている。すなわ
ち、図6に示すように、ターンテーブル7下面のセンタ
ーポスト73に固定された大径のスプロケット81と、
ターンテーブル7下面にセンターポスト73から離間さ
れた位置に固定された駆動モータ82およびその出力軸
に固定された小径のスプロケット83と、両スプロケッ
ト81、83間に巻き掛けられた駆動チェーン84とを
備える。
ような種々の方式に変更することができる。第1にベル
ト駆動方式であり、上記チェーン駆動方式の構成におい
て、各スプロケットに替えてベルトプーリーを用い、駆
動チェーンに替えてVベルトまたは歯付ベルトを用い、
モータ駆動のベルトによりターンテーブルを回転駆動す
る。
ンテーブルの周囲にモータ駆動の複数のフリクションロ
ーラを配置して、これらのフリクションローラでターン
テーブルを回転駆動する。
ブルの周面にラックを設け、ターンテーブルの周囲に設
置されたサーボモータ駆動のピニオンにより、ターンテ
ーブルを回転駆動する。
テーブルの周囲にチェーンを配設し、ターンテーブルの
周囲に設置されたモータ駆動のスプロケットにより、タ
ーンテーブルを回転駆動する。
に軸支された複数のローラのうち、1個または2個のロ
ーラに駆動モータを連結し、ターンテーブルを自走回転
する。この方式では給電方法がトロリー給電になるた
め、ターンテーブルにトレー支持アームの進退駆動装置
を一体的に固定する場合に、その進退駆動装置に併せて
給電することができ、これらを併用することが効率的で
ある。
は1作動毎に180°回転され、常に各開口部711、
712の長手方向が入庫口11または出庫口12に向け
られる。また、自動車の入庫および出庫を確実に行うた
めに、入庫口11から入った自動車をその前方の開口部
712または711に待機中のトレー5上に案内する光
電管などのセンサーがトレー5の待機停止位置に対して
前後にそれぞれ配置されている。さらに、エレベータ4
の昇降路3上の開口部711または712上に支持され
たトレー5上で自動車の前後が規制範囲内に停止してい
るか否かを検知するセンサーがトレー5の停止位置に対
して前後にそれぞれ配置されている。
ル7の動作を中心に、自動車の入出庫運転について説明
する。 (入庫運転)図1、図2および図3において、自動車の
乗込部1では、ターンテーブル7の各開口部711、7
12に空のトレー5が、各開口部711、712上に突
出する各一対のトレー支持アーム713、714に支持
されて、待機されている。なお、自動車の乗込部1は、
ターンテーブル7上の仕切板75により、入庫口11側
と出庫口12側とに仕切られている。入庫口11の自動
開閉ドア11Dが開き、入庫車は自走により、入庫口1
1を通って、その前方のターンテーブル7の一方の開口
部712または711上に待機するトレー5上に乗り込
んでいく。なお、この乗込部1では柱などがないので、
自動車の乗り入れが容易であり、さらにトレー5への乗
り込みに際し、自動車が各センサーにより検知され、各
センサーからの信号に基づいて出力される案内パネルま
たは案内音声により案内されるので、自動車がトレー5
の適正な搭載位置に確実に乗り入れされる。
外に出ると、入庫口11はその自動開閉ドア11Dによ
り閉じられて、ターンテーブル7の作動が開始される。
図6においてターンテーブル7の駆動モータ82の作動
により、その出力軸の小径のスプロケット83が回転さ
れると同時に、駆動チェーン84が回転され、大径のス
プロケット81とともにセンターポスト73が回転駆動
されて、ターンテーブル7が回転される。ターンテーブ
ル7が180°回転したところで停止され、トレー5上
に搭載された入庫車の前部が出庫口12に向けて反転さ
れる。なお、ここでもまた、自動車が各センサーにより
検知され、自動車がトレー5上の適正な搭載位置に載せ
られていることが確認される。ここで、自動車が適正な
搭載位置にない場合、この入庫運転が中断される。
動を開始する。図3および図7、図8に示すように、ま
ず従動側、駆動側の各スプロケット431H,431K
の回転により第1、第2の駆動チェーン434,435
に連結された各昇降杆411が上昇され、一対の昇降部
材42F、42Rの各支持棒421が開口部712上の
トレー5に向けて上昇される。トレー5下面の各係止穴
5Fに4本の支持棒421先端の突起421pが挿入さ
れ、両者が係合することにより、トレー5が4点で支持
されると同時に、開口部712上に持ち上げられる。所
定の高さまで持ち上げられたところでエレベータ4が停
止される。
その進退駆動装置716により作動される。図5におい
て、モートルシリンダ716Cの駆動により、その作動
部716Pが伸長して各トグルリンク機構715が伸展
され、各トレー支持アーム714が水平方向の回動によ
り開口部712から後退される。このトレー支持アーム
714が後退された状態で、エレベータ4の作動が再開
され、各昇降杆411がガイドレール41F,41Rを
下降し、これに案内されて一対の昇降部材42F,42
Rが降下していく。これにより、一対の昇降部材42
F,42Rに4点支持された入庫車搭載のトレー5が昇
降路3上を地下駐車階層2に向けて下降される。そし
て、入庫車はトレー5とともに予め指定された駐車階層
2の駐車区画に受け渡しされる。入庫車は入庫したとき
とは反対の向きで格納される。
がエレベータ4により昇降移送され、同様にしてこのト
レー5がターンテーブル7の一方の開口部712上まで
持ち上げられる。ここでまた同様にして、開口部712
両側のモートルシリンダ716Cの作動により、作動部
716Pが収縮され、トグルリンク機構715を伸展し
た分だけ戻されて、各トレー支持アーム714が開口部
712に前進され、突出される。そして、エレベータ4
が下降されて、空のトレー5が開口部712上で一対の
トレー支持アーム714により支持されて待機される。
て、自動車の出庫に際して、自動車の乗込部1では、エ
レベータ4の昇降路3上のターンテーブル7の一方の開
口部711または712において、トレー5が退避さ
れ、一対のトレー支持アーム713または714が後退
されたままになっている。なお、自動車の乗込部1内は
ターンテーブル7上の仕切板75により入庫口11側と
出庫口12側とに仕切られている。地下駐車階層2から
出庫車搭載のトレー5がエレベータ4に受け渡しされ、
図7(a)に示すように、一対の昇降部材42F,42
Rの各支持棒421に支持されて、昇降路3上を上昇さ
れる。一対の昇降部材42F,42Rは上部の駆動機構
43の作動により引き上げられ、図7(b)に示すよう
に、その最上位置、自動車の乗込部1の凹部6まで上昇
されて停止される。ここで、トレー5は下面の各係止穴
5Fと4本の支持棒421の突起421pとの係合によ
り4点支持された状態で、ターンテーブル7の一方の開
口部711または712よりも少し高い位置に停止され
る。
口部711または712両側の各モートルシリンダ71
6Cの駆動によりその作動部716Pが収縮され、トグ
ルリンク機構715により一対のトレー支持アーム71
3または714が水平方向に回動して開口部711また
は712に向けて前進される。すなわち、各トレー支持
アーム713または714が開口部711または712
上に停止中のトレー5の下面側に差し込まれる。
動により、図8(b)に示すように、一対の昇降部材4
2F,42Rが下降されていく。トレー5が下降され、
その両側の各ロック穴5Hに各トレー支持アーム713
または714の各ロックピン713Pまたは714Pが
挿入されてロックされ、トレー支持アーム713または
714により4点支持される。同時にトレー5下面の各
係止穴5Fからエレベータ4の各支持棒421先端の突
起421pが抜け外れる。このようにしてトレー5がエ
レベータ4からターンテーブル7に受け渡しされ、出庫
車は、その前部が入庫の時点で既に出庫口102に向け
られているので、そのまま前進により出庫する。なお、
出庫が連続する場合、同様な動作が行われて出庫車を載
せたトレー5がエレベータ4からターンテーブル7に受
け渡しされ、既に各出庫車が出庫口12に向けられてい
るので、連続する出庫動作でも迅速に行うことができ
る。
大きな円形のターンテーブル7に、トレー5が通過可能
な2つの開口部711、712をターンテーブル7の回
転中心を対称中心として対称的に設け、各開口部71
1、712の両側に一対のトレー支持アーム713、7
14をトグルリンク機構715およびモートルシリンダ
716Cを介して開口部711、712に向けて進退可
能に配設しているので、ターンテーブル7の回転によ
り、一方の開口部711または712を出庫口12前方
に当たるエレベータ4の昇降路3上に停止することによ
り、一方の開口部711または712を通じ、トレー5
を介して自動車をターンテーブル7からエレベータ4
へ、またはエレベータ4からターンテーブル7へ受け渡
しすることができ、同時に他方の開口部712または7
11を入庫口11側に変移して入庫口11に向けること
ができる。
12上で自動車の入庫または出庫を行うと同時に、他方
の開口部712または711上にトレー5を介して入庫
する自動車を乗り入れすることができる。さらに、引き
続き同様な処理を繰り返し行うことができる。
の実施例の構成を示している。第2の実施例でも、上記
第1の実施例と同様に、自動車の乗込部1において、そ
の床面に円形に形成された凹部6に円形のターンテーブ
ル7が設置されている。円形の凹部6の片側に、エレベ
ータ4の昇降路3に連通する開口601が穿設されてお
り、ターンテーブル7の各開口部711、712が順次
開口601上、すなわちエレベータ4の昇降路3上に停
止され、その開口部711または712のトレー支持ア
ーム713または714の進退動作によりトレー5を介
して自動車をターンテーブル7からエレベータ4へ、ま
たはエレベータ4からターンテーブル7へ受け渡しする
ようになっている。
自動車の乗込部1の入庫口11と出庫口12が、エレベ
ータ4の昇降路3とは反対側のターンテーブル7の片側
で対向して形成されている。なお、入庫口11、出庫口
12は大きく開放されており、それぞれに常態開放のシ
ャッター11S、12Sが設けられている。シャッター
11S、12Sは自動開閉ドアに代えることができる。
このようにして、自動車の乗込部1において一方の片側
がターンテーブル7とエレベータ4との間の自動車の受
け渡しサイド1Aになり、他方の片側が自動車のトレー
5に対する乗降サイド1Bになっている。
の乗込部1の入庫口11を通じて、自動車の乗降サイド
1Bに入り、ターンテーブル7の一方の開口部712ま
たは711に支持されたトレー5上に乗り入れられる。
自動車がトレー5上に乗せられると、ターンテーブル7
がその旋回駆動装置8の作動により回転され、ターンテ
ーブル7上に載せた自動車がターンテーブル7の円周方
向に旋回される。ターンテーブル7が180°回転した
ところで停止され、自動車を載せたトレー5が自動車の
受け渡しサイド1Aに変移され、エレベータ4の昇降路
3上に待機される。その後の入庫動作は前述したとおり
である。また同時に、他方の開口部711または712
が自動車の乗降サイド1Bに変移され、他方の開口部7
11または712上に予め出庫車を載せていれば、出庫
口12を通じて前進でそのまま出庫させることができ、
また、空のトレー5を載せていれば、入庫口11を通じ
て次の自動車を入庫させることができる。
3の実施例の構成を示している。第3の実施例では、タ
ーンテーブルをコンベア装置の代替装置として利用した
ものであり、ここではターンテーブル7が庫内と庫外に
跨って設置されて、自動車の乗込部1が庫外に設定され
ている。なおここで、庫外は自動車が通り抜け可能な通
路になっている。
7を設置する円形の凹部6が庫内と庫外とに跨って形成
されている。なお、この凹部6はその中心を庫内と庫外
との境界上、中央に設定されて形成され、その庫内側に
はエレベータ4の昇降路3に連通する開口601が穿設
されている。
1、第2の実施例と同様な円形のターンテーブル7が設
置され、ターンテーブル7の各開口部711、712が
順次開口601上、すなわちエレベータ4の昇降路3上
に停止され、その開口部711または712のトレー支
持アーム713または714の進退動作によりトレー5
を介して自動車をターンテーブル7からエレベータ4
へ、またはエレベータ4からターンテーブル7へ受け渡
しするようになっている。
庫内と庫外との境界上に形成され、この入出庫口13に
上下駆動の自動開閉ドア13Dが設けられて、庫内と庫
外とが仕切られるようになっている。
には、ターンテーブル7の外側に固定フェンス90が設
置され、またトレー5の停止待機位置に対して前方およ
び後方で、ターンテーブル7の外側にそれぞれ、入庫車
の進入を一時規制する入庫用の遮断機91、出庫車の退
出を一時規制する出庫用の遮断機92が上下動可能に設
置されている。
断機91の上昇により、入庫された自動車がまず、ター
ンテーブル7の一方の開口部712または711に支持
されたトレー5上に乗り入れられる。自動車がトレー5
上に載せられると、ターンテーブル7がその旋回駆動装
置8の作動により回転され、ターンテーブル7上に載せ
た自動車がターンテーブル7の円周方向に旋回される。
ターンテーブル7が180°回転したところで停止さ
れ、その結果、自動車の位置が車幅方向に変移されて、
庫内のエレベータ4の昇降路3上に案内される。その後
の入庫動作は前述したとおりである。また同時に、他方
の開口部711または712が庫内から庫外に変移さ
れ、他方の開口部711または712上に予め出庫車を
載せていれば、出庫用の遮断機92の上昇を待ってその
まま出庫させることができ、また、空のトレー5を載せ
ていれば、入庫用の遮断機91の上昇を待って次の自動
車を入庫させることができる。
装置では、地下設置型、地上設置型のいずれにも適用す
ることができ、その駐車階層2に、エレベータ式、平面
往復式、水平循環式、多層循環式など各種駐車方式を採
用することができる。
うに、自動車の乗り込み口に設置するターンテーブル
に、自動車載置用のトレーを配置するための複数の開口
部と支持手段とを具備し、ターンテーブル上で複数のト
レーを同時に旋回できるようにしているので、複数の入
出庫口を併せて設けることにより、自動車を連続して入
庫したり、出庫したり、さらに入庫と出庫とを同時に行
ったりすることができ、自動車の円滑な入出庫を実現し
て、大規模型の駐車場に十分に適応することができる。
また、このターンテーブルを自動車の乗り込み口の内外
に跨って設置することにより、自動車の乗り込み口の内
外で自動車の案内移送に利用することができ、従来のよ
うに高価なコンベア装置から安価なターンテーブルに替
えてコストダウンを図ることができる。
の正面断面図
の進退駆動装置の平面図
装置の概略平面図
ベータがターンテーブルに向けてトレーを移送中の正面
図 (b)同駐車装置の入出庫運転において、エレベータに
載せたトレーをターンテーブルの開口部を通じ、その上
方所定の高さまで持ち上げて停止中の正面図
ベータに載せたトレーをターンテーブルの開口部を通
じ、その上方所定の高さまで持ち上げて停止中、ターン
テーブルの開口部両側のトレー支持アームを開口部に向
けて前進させてトレーの下面側に差し込んでいる正面図 (b)同駐車装置の入出庫運転において、エレベータに
載せたトレーをターンテーブルの開口部を通じ、その上
方所定の高さまで持ち上げて、ターンテーブルの開口部
両側のトレー支持アームを開口部に向けて前進させてト
レーの下面側に差し込んだ後、エレベータの下降によ
り、トレーをターンテーブルに受け渡ししている正面図
の正面断面図
置の正面断面図
いられるターンテーブルの平面図
Claims (6)
- 【請求項1】 自動車の乗り込み口に、ターンテーブル
と、その旋回駆動装置とを備え、 ターンテーブルに、 自動車を載置するトレーを通過可能に形成され、複数の
トレーを配置可能な複数の開口部と、 各開口部に進退可能に設けられ、各開口部上にトレーを
支持可能な支持手段とを具備し、 自動車の乗り込み口で複数のトレーを同時旋回すること
を特徴とする 機械式駐車装置。 - 【請求項2】 自動車の乗り込み口に、ターンテーブル
と、その旋回駆動装置とを備え、 ターンテーブルは、 自動車を載置するトレーを通過可能に形成され、複数の
トレーを配置可能な複数の開口部と、 各開口部に進退可能に設けられ、各開口部上にトレーを
支持可能な支持手段とを具備し、 複数の開口部の少なくとも1つがトレーを昇降するエレ
ベータの昇降路に連通され、 自動車の乗り込み口で、トレーをターンテーブルとエレ
ベータとの間で移載して、複数のトレーを同時旋回する
ことを特徴とする 機械式駐車装置。 - 【請求項3】 ターンテーブルの複数の開口部がターン
テーブルの回転中心を対称中心として相互に対称的に設
けられている請求項1または2記載の機械式駐車装置。 - 【請求項4】 ターンテーブルは円形に形成されている
請求項1から3のいずれかに記載の機械式駐車装置。 - 【請求項5】 トレーの支持手段の進退駆動装置がター
ンテーブルに一体的に組み込まれている請求項1から4
のいずれかに記載の機械式駐車装置。 - 【請求項6】 トレーの支持手段の進退駆動装置がター
ンテーブルから分離され、自動車の乗り込み口のピット
内に固定されている請求項1から4のいずれかに記載の
機械式駐車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13621997A JP3225208B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 機械式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13621997A JP3225208B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 機械式駐車装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10325259A JPH10325259A (ja) | 1998-12-08 |
JP3225208B2 true JP3225208B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=15170093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13621997A Expired - Fee Related JP3225208B2 (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 機械式駐車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3225208B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106639440A (zh) * | 2017-03-07 | 2017-05-10 | 长安大学 | 一种圆盘式电动车停车库及停取车方法 |
-
1997
- 1997-05-27 JP JP13621997A patent/JP3225208B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10325259A (ja) | 1998-12-08 |
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