JP3990628B2 - トレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部 - Google Patents

トレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車をトレーに載せて格納する形式のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の機械式駐車装置では、一般に、地上1階に自動車の乗入部が設けられていて、この乗入部から自動車を入庫している。この自動車の入庫方式には、乗員の運転により、自動車を直接自動車の乗入部に着床されたリフトへ乗せる自走乗入式の他に、自動車の乗入階に設置されたローラとリフトに設置されたローラとの協働により、自動車を自動車の乗入階から自動車の乗入階に着床されたリフトへ自動的に移送するトレー式(例えば、特許文献1)や、自動車の乗入階に設置されたコンベアとリフトに搭載されたコンベアとの協働により、自動車を自動車の乗入階から自動車の乗入階に着床されたリフトへ自動的に搬入するコンベア式(例えば、特許文献2)などがある。トレー式、コンベア式の場合、自走乗入式と異なり、庫外まで延ばされたローラやコンベアに自動車を載せるだけでよく、リフト上の狭隘な車路を通る必要がないので、運転操作が未熟なドライバーでも自動車の入庫を容易に行うことができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−259371号公報(第2−3頁、図7)
【特許文献2】
特開平10−169237号公報(第2頁、図8)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記トレー式、コンベア式の入庫方式では、自走乗入式に比べて、入庫が容易になるものの、リフトにローラフレームやコンベアを搭載するため、リフトの構造が複雑化し、また重量が増大する分だけ大きな動力を必要とし、コストが増大するという問題がある。また、特にコンベア式の場合、自動車の格納部の各格納区画や搬器にコンベアを設置する必要があり、他の入庫方式に比べて装置全体のコストが著しく高くなるという問題がある。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、自動車の出庫を犠牲にすることなしに自動車の入庫を容易にする自動車の入庫方式を実現する一方、リフトの構造を簡素化し、また重量を軽減して動力の省力化を図り、さらに高価な装置を不要として、全体としてコストの低減を図ることのできるトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部は、自動車を自動車の格納部へ移送する搬器の待機部を備え、自動車をトレーに載せて格納する形式のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部において、入庫の自動車を停止する所定の停止位置と搬器の待機部に近接する近接位置との間に設置され、入庫の自動車を搬器の待機部に向けて移動するコンベアと、コンベアの近傍に設置され、コンベアの下部に設けられたトレー引き込み部と前記待機部上の搬器との間でトレーを移動するトレー送り装置とを備え、これらコンベアとトレー送り装置との協働により、入庫の自動車を停止位置から搬送し、トレーに載せながら、搬器へ移載することにより、自動車を自動入庫し、前記搬器の待機部の、前記コンベア及びトレー送り装置を設置された片側一方のサイドとこれらコンベア、トレー送り装置及び搬器に干渉しない退避位置との間を移動可能に設置され、前記片側一方のサイドの前記コンベア上に自動車の乗員の通路を形成する可動床と、前記搬器の待機部から前記コンベアの設置方向とは異なる方向に形成され、自動車を出庫するための出庫経路とを備え、出庫の自動車を前記搬器の待機部上のトレーから自走により出庫するようにしている。
この構成により、自動車の入庫に際して、入庫の自動車を自動車の停止位置上に停止すると、コンベアが搬器の待機部に向けて駆動され、入庫の自動車は自動的に搬器の待機部に向けて移動される。自動車がコンベアの終端に達するとともに、トレー送り装置が駆動され、コンベアの下部のトレー引き込み部から搬器の待機部に向けてトレーが送り出されて、自動車をトレーに載せる動作と同時に、自動車をコンベアから搬器へ受け渡しする動作が行われる。このようにして入庫の自動車が自動入庫される。
また、自動車の出庫に際して、まず、可動床がその退避位置から搬器の待機部の片側一方のサイドへ移動され、この可動床により片側一方のサイドにコンベア及びトレー送り装置を覆い、自動車の乗員の通路が形成され、続いて、搬器により出庫の自動車を載せたトレーが搬器の待機部まで移送される。乗員は自動車の乗入部の外部から内部に入り、可動床を通って自動車に乗り、自動車を搬器の待機部上のトレーから出庫経路へ運転走行する。このようにして出庫の自動車を自走により出庫する。
したがって、自動車の入庫に際し、乗員は自動車をコンベアの上に載せるだけでよく、自動車の入庫を容易に行うことができる。また、このように自動車の入庫を完全自動化していても、可動床により乗員の自動車の乗入部への入室を可能とし、また搬器の待機部のトレーから自動車の出庫経路が形成されていて、搬器の待機部のトレーから自動車を自走により出庫することができるので、同一の自動車の乗入部で自動車の出庫を併せて行うことができ、この自動車の乗入部と自動車の格納部との間に設置された搬器を入庫専用又は出庫専用に限定することなしに、有効に使用することができる。
また、この自動車の乗入部によれば、搬器には少なくともトレーを乗せるためのトレーガイドが設置されていればよく、搬器の構造を簡素化することができ、併せて搬器の重量を軽減して動力の省力化を図ることができる。さらに自動車の格納部は少なくともトレーを乗せるためのトレーレールで構成することができ、高価な装置を不要として、全体としてコストの低減を図ることができる。
【0006】
また、本発明は次のように具体化される。
第1に、コンベアは庫内と庫外に跨って設置される。
これにより、コンベアの駆動部が一系統で済むことから、コストダウンを図ることができるとともに、自動車の入庫に際し、自動車を庫内に入庫することなく、庫外に乗り捨てすることができ、自動車の入庫を一層容易に行うことができる。
第2に、可動床は、床本体をなすデッキと、デッキを搬器の待機部の片側一方のサイドと可動床の退避位置との間で移動案内するデッキガイドと、デッキを送り駆動するデッキ駆動部とを具備する。
これにより、簡単な構成で、デッキをその退避位置から搬器の待機部の片側一方のサイドへ移動して、そのサイドのコンベア上に自動車の乗員の通路を形成することができる。
第3に、可動床の退避位置は搬器の待機部の片側他方のサイドに設定される。
これにより、自動車の入庫に際して、可動床を自動車の乗入部に邪魔になることなしに退避することができる。
第4に、自動車の出庫経路はコンベアの設置方向に対して90度方向または180度方向に設定される。
これにより、入庫の際の自動車の向きに合わせて自動車の出庫方向を決め、自動車を前進出庫させることができる。また、自動車の乗入部周辺の諸条件に応じて自動車の入庫方向及び出庫方向を設定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に、本発明の一実施の形態におけるトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部を示している。なお、ここでトレー式機械式駐車装置は地下式の駐車設備として例示している。
【0008】
図1及び図2において、1は地上1階に設置された自動車の乗入部であり、その正面に自動車の入口2が形成されている。この入口2の場合、高さ、幅が駐車設備の利用対象となる自動車の高さ、全長よりも少し大きく設定されて、自動車が横向きの状態で通過可能に形成されている。この入口2に自動開閉ドア3が上下方向に開閉可能に設けられている。自動車の乗入部1と図示されない地下に形成された自動車の格納部との間にリフトの昇降路5が形成され、この自動車の乗入部1の、下部躯体スラブ6の奥側にリフトの昇降口7が形成されている。この自動車の乗入部1の場合、リフトの昇降口7は入口2の幅方向に向けて長い略矩形状に、自動車が横向きの状態でトレー8に載せられてリフト9に搭載できるように形成されている。なお、ここでリフト9は、(図5参照)昇降路5の四隅に立設された合計4本の昇降ガイド10と、これらの昇降ガイド10の案内により昇降される昇降部材11と、この昇降部材11上に立ち上げられた支持部材により昇降部材11上の所定の高さに配設され、トレー8を支持するトレー支持部材12と、昇降部材11を吊り下げ、昇降駆動する昇降駆動装置13とを備える。このリフト9の場合、特に、各昇降ガイド10が自動車の乗入部1の(下部躯体スラブ6の)下に収められて自動車の乗入部1の自動車の乗込レベル(フロアレベル)から上に出ないようにして、その高さが自動車の乗入部1の(下部躯体スラブ6の)直下の所定の高さに設定され、この昇降ガイド10上を昇降部材11が最上位置まで上昇されると、トレー支持部材12がリフトの昇降口7から少しだけ上がった所定の高さまで上昇可能に構成され、通常、リフトの昇降口7をリフトの待機部(搬器の待機部)として、トレー支持部材12が自動車の乗入部1と地下の自動車の格納部4との間で昇降し、自動車をトレー8に載せて自動車の乗入部1から自動車の格納部4へ又はその反対へ移送するようになっている。このようなリフト9の構成から、自動車の乗入部1上にリフト9の柱(昇降ガイド10)やスプロケット、チェーンなどが表れないので、自動車の乗入部1内部の見栄えをよくし、(後述するように)乗員が自動車の乗入部1に入室しても安心で、かつ安全な乗車空間を提供することができる。
【0009】
また、この自動車の乗入部1の下部躯体スラブ6は入口2の前後が段差凹部14になっている。入口2の前側は入口2からリフトの昇降口7までの範囲であり、この場合、入口2からリフトの昇降口7までの距離は自動車の幅よりも小さくてよい。また、入口2の後側は入口2から外部へ一定の範囲であり、この場合、入口2から外部への距離は少なくとも自動車の幅とその左右に乗員の乗降に必要なスペースが確保できる程度に設定されることが好ましい。この段差凹部14上に架台15が設置され、その上段にコンベア装置16とデッキ21が設置され、その下段にトレー引き込み部22が形成され、このトレー引き込み部22上にトレー送り装置23が設置されている。
【0010】
コンベア装置16は、一対のベルトコンベア17と、一対のガイドローラ18と、エンコーダー付きのモータプーリなどベルトコンベア17を駆動する駆動部20とを備えている。この場合、一対のベルトコンベア17はそれぞれ、段差凹部14の全長よりも小さい所定の長さと自動車のタイヤの直径と略同じか少し大きい幅を有し、架台15の上段に自動車の乗入部1の入口2から少し中に入った所定の位置、言い換えれば、リフトの昇降口7の縁部から入口2側に後退する所定の位置と架台15の外部端との間に設置されている。
一対のガイドローラ18はそれぞれ、複数のフリーローラ19からなり、各ベルトコンベア17の終端部、すなわち自動車の乗入部1内部側の端部とリフトの昇降口7縁部から昇降口7に僅かに突出する位置との間に設置されている。この場合、複数のフリーローラ19はベルトコンベア17からリフトの昇降口7に向けて徐々に小径のフリーローラが配列されて、そのガイド上面がベルトコンベア17からリフトの昇降口7に向けて徐々に下方に傾斜されている。デッキ21は架台15の上段に、自動車の乗入部1の入口2から僅かに中に入った所定の位置と外部端との間でかつ、一対のベルトコンベア17の中間及び両側など各ベルトコンベア17の周囲を塞ぐように設置されている。なお、自動車の乗入部1の入口2から僅かに中に入った所定の位置とリフトの昇降口7との間にデッキ21はなく、ベルトコンベア17とガイドローラ18のみがリフトの昇降口7に向けて延びている。
このようにコンベア装置16(特にベルトコンベア17単体)が自動車の乗入部1外部(庫外)と自動車の乗入部1内部(庫内)との間に跨って設置され、庫外に停止された自動車が庫内、リフトの昇降口7に向けて移送されるように構成されている。
【0011】
トレー引き込み部22は1枚のトレー8が横向きに収容可能に形成されている。トレー送り装置23は、図3に示すように、横向きのトレー8をトレー引き込み部22からリフト9へ又はその反対に移動案内するトレーガイド24と、トレー8を横送り駆動するトレー駆動装置25とを具備している。トレーガイド24は、トレー8に車輪付きのトレーが使用される場合、一対のトレーレールにより構成され、これらトレーレールがトレー引き込み部22上とリフト9の昇降部材11上にそれぞれ対向可能に配設されている。また、トレー8にレール付きのトレーが用いられる場合、トレーガイド24は複数のローラ又はころにより構成され、これらローラ又はころがトレー引き込み部22上とリフト9の昇降部材11上にそれぞれ連続可能に配設される。なお、リフト9のトレーガイド24と既述のトレー支持部材12は兼用できるので、これらを個別に設ける必要はない。また、トレー駆動装置25は、先端にピン26を上方に向けて突設された平面形状が略T字形のアーム27と、アーム27を直線的に移動案内する直動ガイド28と、直動ガイド28の中央に平行に配置され、アーム27に作動連結されたボールねじ29と、ボールねじ29を回転駆動するサーボモータ30とを備え、直動ガイド28とボールねじ29とをトレー引き込み部22の横方向中間部にリフトの昇降口7に向けて設置され、アーム27がトレー引き込み部22の引き込み端とリフトの昇降口7との間を移動可能に構成されている。なお、このトレー駆動装置25はトレー引き込み部22に代えて、リフト9の昇降部材11上に搭載してもよい。この場合、直動ガイド28とボールねじ29とを昇降部材11の中間部にトレー引き込み部22に向けて設置される。また、このトレー駆動装置25にシリンダなどを用いることもできる。
一方、トレー8の下面縁部(特に、トレー引き込み部22に近接する側の縁部)にはアーム27のピン26が係合可能なピン係合部材31が下方に向けて固着されている。この場合、ピン係合部材31はピン26が下から挿通可能な円筒形又は角筒形に、又は2枚の平板をトレー8の長手方向に向けて平行に配置して形成される。
なお、トレー送り装置23に図示されない自動車位置検出用のセンサが併設されている。このセンサはコンベア装置16による自動車の移送経路上、リフトの昇降口7に近接する所定の位置に設置され、このセンサで自動車が検出されると、トレー送り装置23が作動されるようになっている。
このようにコンベア装置16の下部にトレー引き込み部22が形成されて、トレー送り装置23が設置され、トレー引き込み部22からトレー8がリフトの昇降口7に待機されたリフト9へ受け渡しされるようになっている。
【0012】
この自動車の乗入部1にはまた、図1に示すように、自動車の乗員の通路を形成する可動床32と、自動車を出庫するための出庫経路40とを備えている。
可動床32はリフトの昇降口7の、コンベア装置16及びトレー送り装置23を設置された片側一方のサイド7Lとは反対側の片側他方のサイド7Rに設置され、通常、この片側他方のサイド7Rが可動床32の退避位置として設定されて、両サイド7L、7R間を移動可能に構成されている。可動床32は、床本体をなすデッキ33と、デッキ33をリフトの昇降口7の両サイド7L、7R間で移動案内するデッキガイド34と、デッキ33を送り駆動するデッキ駆動部37とを具備している。デッキ33はリフトの昇降口7の長手方向よりも少し長く、乗員の通行に適する適宜幅に形成されている。デッキガイド34はデッキ33の下部に軸支された複数のガイドローラ35(図4参照)と、両サイド7L、7R間に設置され、各ガイドローラ35が係合可能なガイドレール36とにより組み立てられている。この場合、複数のガイドローラ35はデッキ33の四隅に幅方向に向けて配列され、その一部のガイドローラ35がデッキ駆動部37としてモータ38に作動連結されている。なお、モータ38はデッキ33上の乗員の通行終端となる位置に設置されている。このデッキ33にはまた、フェンス39が設けられている。このフェンス39は乗員の進行方向を案内する形に、すなわち乗員の進入側となる一端に乗員が出入できるように開放部を設けてそのコーナーから一方の側部に沿い、そして乗員の通行終端である他端の手前(モータ38の設置位置の手前)で乗員の通行を遮断するようにデッキ33上を横切り、他方の側部に沿って他端まで設けられている(図1及び図4参照)。このようにしてデッキ33は下部の各ガイドローラ35が一対のガイドレール36上に係合されて乗せられ、リフトの昇降口7の、コンベア装置16及びトレー送り装置23を設置された片側一方のサイド7Lとこれらコンベア装置16、トレー送り装置23及びリフト9に干渉しない退避位置(7R)との間を移動可能に設置され、退避位置(7R)から片側一方のサイド7Lに移動されてコンベア装置16及びトレー送り装置23を覆い、自動車の乗員の通路が形成されるようになっている。なお、この実施の形態では、デッキ33にガイドローラ35が設けられ、リフトの昇降口7の片側一方のサイド7Lと片側他方のサイド7Rとの間に一対のガイドレール36が設置されているが、これとは反対にデッキ33にガイドレールが設けられ、両サイド7L、7R間にガイドローラが設置されていてもよい。また、リフトの昇降口7の片側他方のサイド7Rに可動床の退避位置が設定されているが、他に可動床の退避位置が確保できる場合には適宜変更される。
自動車の出庫経路40は、リフトの昇降口7からコンベア装置16の設置方向とは異なる方向に、この場合、ベルトコンベア17の設置方向に対して90度方向に形成され、自動車の乗入部1の右側面に出口41が形成されている。この出口41は高さ、幅が駐車設備の利用対象となる自動車の高さ、幅よりも少し大きく設定されて、自動車が前向きの状態で通過可能に形成されている。この出口41に自動開閉ドア42が上下方向に開閉可能に設けられている。このようにして出庫の自動車をリフトの昇降口7上のトレー8から自走により出庫するようになっている。なお、この自動車の出庫経路40は、自動車の乗入部1の設置場所や周辺の状況に応じて、コンベア装置16の設置方向に対して180度方向に設定されてもよく、この場合、コンベア装置16は自動車が前面(フロント)をリフト9に向けて乗せられる構造に変更されて、出口が入口2に対向する(自動車の乗入部1の)背面に形成される。
【0013】
次に、この自動車の乗入部1による自動車の入出庫動作について、図3及び図5乃至図11を用いて説明する。
自動車を入庫する場合、この駐車設備では予め、入庫の準備運転が行われて、自動車の格納部4から空のトレー8がリフト9により自動車の乗入部1(のリフトの昇降口7)まで移動され、さらにこのトレー8がリフト9からコンベア装置16下部のトレー送り装置23によりコンベア装置16下部のトレー引き込み部22に引き込まれている。この場合、トレー8のピン係合部材31とトレー送り装置23のピン26は係合状態になっている。また、リフト9はそのままリフトの昇降口7で待機され、昇降部材11上のトレーガイド12(24)と、トレー引き込み部22上のトレーガイド24が相互に近接して対向配置されている。また、可動床32はその退避位置であるリフトの昇降口7の片側他方のサイド7Rに退避されている。
【0014】
自動車の入庫に際して、まず、図5(1)に示すように、自動車を自動車の乗入部1の外(庫外)のコンベア装置16上に設定された自動車の停止位置に停止する。この場合、自動車の左右の前輪を一方のベルトコンベア17上に乗せ、左右の後輪を他方のベルトコンベア17上に乗せる。この自動車から乗員が離れると、図5(2)に示すように、入口2の自動開閉ドア3が開動される。続いて、図5(3)に示すように、各ベルトコンベア17がリフトの昇降口7に向けて駆動され、入庫の自動車は自動的にリフトの昇降口7に向けて移動される。
【0015】
図6(4)に示すように、自動車がベルトコンベア17の終端に達すると、自動車の、リフトの昇降口7側の一方の前輪及び後輪がリフトの昇降口7に向けて下方斜めに傾斜されたガイドローラ18に乗り上げられて、自動車の車体が斜めに傾きながら移動される。自動車の前記一方の前輪及び後輪がガイドローラ18の終端に達するまでの所定の位置で、この自動車が図示されないセンサに検出されて、コンベア装置16下部のトレー送り装置23が併せて作動される。すなわち、図3(a)に示すように、トレー駆動装置25によりアーム27が直動ガイド28上をトレー8の引き込み端からリフトの昇降口7に向けて移動され、このアーム27に係合されたトレー8が、図6(5)に示すように、トレー引き込み部22からリフトの昇降口7へ送り出されていく。図6(6)に示すように、トレー引き込み部22からトレー8が出されて、トレー引き込み部22のトレーガイド24からリフト9のトレーガイド12(24)へ渡り始めると略同時に、自動車の前記片側一方の前輪及び後輪がガイドローラ18(の終端)から、送り出し中のトレー8に乗せられて、自動車は片側他方の前輪及び後輪を乗せたベルトコンベア17の送りと片側一方の前輪及び後輪を乗せたトレー8の送りとにより、リフト9に向けて移動される。
【0016】
このようにコンベア装置16による自動車の移動に合せて、コンベア装置16下部のトレー送り装置23によりトレー引き込み部22からトレー8が送り出されていき、トレー8は自動車の下に進入されていく。続いて、入口2の自動開閉ドア3は閉動され、図7(7)に示すように、自動車の他方の前輪及び後輪がベルトコンベア17からガイドローラ18に乗り上げると、自動車はトレー8の送りにより移動され、同様にして自動車の片側他方の前輪及び後輪がガイドローラ18(の終端)から、トレー8に乗せられる。続いて、図7(8)及び図9に示すように、トレー8はトレー引き込み部22のトレーガイド24から離れてリフト9のトレーガイド12(24)上に完全に移載される。コンベア装置16、トレー送り装置23が停止され、図7(9)に示すように、リフト9の昇降駆動装置13が作動され、昇降部材11が所定の高さだけ上昇され、トレー送り装置23のピン26とトレー8のピン係合部材31との係合が外される。これによりトレー送り装置23とトレー8との係合が解除されると、リフト9の昇降駆動装置13は停止され、図8(10)に示すように、トレー送り装置23が作動されて、アーム27がリフトの昇降口7からトレー引き込み部22へ後退され、待機される。続いて、図8(11)に示すように、リフト9の昇降駆動装置13が作動し、昇降部材11が下降され、トレー8に載せられた自動車が自動車の格納部4へ移送され、トレー8とともに所定の格納区画に格納される。そして、入庫が続く場合、次の自動車は、図8(12)に示すように、同様してリフト9に移載され、同様にして自動車の格納部4へ移送される。
【0017】
また、自動車の出庫する場合は、図10及び図11を参照すると、まずリフト9が作動されて、自動車の格納部4に下降され、続いて自動車の乗入部1で可動床32が作動される。デッキ33はモータ38によりガイドローラ35が回転駆動され、一対のガイドレール36上を可動床の退避位置であるリフトの昇降口7の片側他方のサイド7Rからリフトの昇降口7上を通過して片側一方のサイド7Lへ移動される。これにより、片側一方のサイド7Lにコンベア装置16及びトレー送り装置23を覆い、自動車の乗員の通路が形成される。次いで、自動車の格納部4から、出庫の自動車を載せたトレー8がリフト9に乗せられて自動車の乗入部1へ移送され、リフト9が昇降口7に停止されるとともに、リフト9上のトレー8が自動車の出庫経路40と同じレベルに合わせられる。出口41の自動開閉ドア42が開動されると、乗員が出口41から自動車の乗入部1に入室し、可動床32により形成された乗員の通路に案内されて自動車の片側一方のドアの前まで移動して乗車する。そして、自動車は乗員の運転による前進走行により、自動車の出庫経路40、出口41を経て出庫される。
【0018】
なお、この出庫に続いてさらに出庫が続く場合、出口41の自動開閉ドア42が閉じられた後、リフト9上の空トレー8は自動車の格納部4に戻されるか又は自動車の乗入部1のトレー引き込み部22に預けられて、同様の出庫動作が繰り返される。また、この出庫に続いて入庫が続く場合、出口41の自動開閉ドア42が閉じられた後、リフト9上のトレー8はトレー引き込み部22に引き込まれて、既述のとおりの、入庫動作が行われる。リフト9上のトレー8がトレー引き込み部22に預けられ又は引き込まれる動作は、自動車の入庫動作で詳しく説明してあるトレー引き込み部22からトレー8が送り出されてから自動車の格納部4へ移動されるまでの一連の動作とは反対の動きとなる。つまり、図6(5)〜図8(11)に示す動作の流れが反対になる。但し、この場合、コンベア装置16は作動されない。
【0019】
このように上記実施の形態によれば、自動車の乗入部1にリフトの昇降口7に近接してコンベア装置16とトレー送り装置23とを設置して、これらコンベア装置16とトレー送り装置23との協働により、自動車をトレー8に載せる動作と自動車をコンベア装置16からリフト9へ受け渡しする動作とを同時に行うようにしたので、自動車の入庫に際して、乗員は自動車をコンベア装置16に載せるだけでよく、自動車の入庫を容易に行うことができる。特に、コンベア装置16を庫内と庫外に跨って設置しているので、自動車の入庫に際し、自動車を庫内に乗り入れることなく、庫外に乗り捨てることができ、自動車の入庫を一層容易に行うことができる。このコンベア装置16の場合、特にベルトコンベア17単体が庫内と庫外に跨って設置されていることで、その駆動部20が一系統で済むことから、コストダウンを図ることができるという利点もある。
【0020】
また、この自動車の乗入部1により、リフト9には少なくともトレー8を乗せるためのトレーガイド12(24)が設置されていればよく、リフト9の構造を簡素化することができ、併せてリフト9の重量を軽減して動力の省力化を図ることができる。
さらに自動車の格納部4は少なくともトレー8を乗せるためのトレーレールで構成することができ、高価な装置を不要として、全体としてコストの低減を図ることができる。
【0021】
また、コンベア装置16の終端側にガイドローラ18を併設して、自動車をトレー引き込み部22から送り出されるトレー8に向けて案内するようにしているので、自動車をコンベア装置16からトレー8に円滑に乗せ替えることができる。
さらに、トレー送り装置23を、トレーレール又はローラ若しくはころを用いたトレーガイド24と、ボールねじ機構又はシリンダなどを利用したトレー駆動装置25とにより構成しているので、簡単な装置構成で、コンベア装置16下部のトレー引き込み部22にリフト9上のトレー8を引き込み、このトレー8をリフト9へ確実に送り出すことができ、自動車をトレー8に載せる動作と同時に、自動車をコンベア装置16からリフト9へ受け渡しする動作を行うことができる。
【0022】
また、可動床32をリフトの昇降口7(リフトの待機部)の、コンベア装置16及びトレー送り装置23を設置された片側一方のサイド7Lとこれらコンベア装置16、トレー送り装置23及びリフト9に干渉しない退避位置(7R)との間を移動可能に設置するとともに、リフトの昇降口7からコンベア装置16の設置方向とは異なる方向に自動車を出庫するための出庫経路40を形成して、自動車の出庫に際して、可動床32をその退避位置(7R)からリフトの昇降口7の片側一方のサイド7Lへ移動して、この可動床32で片側一方のサイド7Lにコンベア装置16及びトレー送り装置23を覆い、自動車の乗員の通路を形成し、リフト9により出庫の自動車を載せたトレー8をリフトの昇降口7まで移送してから、乗員を自動車の乗入部1の外部から内部に入れ、可動床32を通って自動車に乗せ、自動車をリフトの昇降口7上のトレー8から出庫経路40へ運転走行することにより、出庫の自動車を自走により出庫するようにしているので、自動車の入庫を完全自動化していても、可動床32により乗員の自動車の乗入部1への入室を可能とし、入庫と同一の自動車の乗入部1で自動車の出庫を併せて行うことができ、この自動車の乗入部1と自動車の格納部4との間に設置されたリフト9を入庫専用又は出庫専用に制限することなく、有効に使用することができる。
【0023】
また、可動床32を、床本体をなすデッキ33と、デッキガイド34を形成するガイドローラ35、ガイドレール36と、デッキ33を駆動するデッキ駆動部37とにより構成し、デッキ33を移動するので、簡単な装置構成で、リフトの昇降口7の片側一方のサイド7Lにコンベア装置16及びトレー送り装置23を覆い、自動車の乗員の通路を形成することができる。
さらに、可動床32の退避位置はリフト9の待機部の片側他方のサイド7Rに設定しているので、自動車の入庫に際して、可動床32を自動車の乗入部1に邪魔になることなしに退避することができる。
さらに、可動床32に乗員の進行方向を案内する形にフェンス39を具備しているので、乗員を出庫の自動車の乗車位置に確実に案内し、また乗員が可動床32を通行中に可動床32の外部に落ちたりすることがないので、乗員は自動車の乗入部1内部を安心して通行し、自動車に確実に乗ることができる。
さらに、自動車の出庫経路40をコンベア装置16の設置方向に対して90度方向または180度方向に設定できるので、入庫の際の自動車の向きに合せて自動車の出庫方向を決め、自動車を前進出庫させることができる。また、自動車の乗入部1周辺の諸条件に応じて自動車の入庫方向及び出庫方向を設定することができる。
【0024】
なお、この実施の形態では、リフト9が自動車の乗入部1の下方に組み立てられて、自動車の乗入部1上に乗員が安心で、かつ安全な乗車空間が形成されているが、図12に示すように、リフト9は自動車の乗入部1上に立ち上げられていもよい。すなわち、リフト9は、昇降路5の四隅に立設された合計4本の昇降ガイド10と、これら昇降ガイド10の案内により昇降される昇降部材11と、昇降部材11の直上に直接配設され、トレー8を支持するトレー支持部材12と、昇降部材11を吊り下げ、昇降駆動する昇降駆動装置13とを備え、リフトの昇降口7をリフトの待機部(搬器の待機部)として、昇降部材11を自動車の乗入部1と地下の自動車の格納部4との間で昇降し、自動車をトレー8に載せて自動車の格納部4へ移送するように構成される。このリフト9の場合、特に、各昇降ガイド10が自動車の乗入部1(のフロアレベル)上に突出されて、その高さが自動車の乗入部1(のフロアレベル)上の所定の高さに設定され、この昇降ガイド10上を昇降部材11が最上位置まで上昇されると、トレー支持部材12がリフトの昇降口7の上方所定の高さ(前述のリフト9の場合よりも高い位置)まで上昇可能に構成され、通常、リフトの昇降口7をリフトの待機部(搬器の待機部)として、トレー支持部材12が自動車の乗入部1と地下の自動車の格納部4との間で昇降し、自動車をトレー8に載せて自動車の乗入部1から自動車の格納部4へ又はその反対へ移送するようになっている。
このようにすると、昇降部材11、トレー支持部材12を合わせた全体の高さ方向が前述のリフト9に比べて小さくでき、リフトの昇降路5最下部(機械の据付レベルの床)にリフトピットが要らなくなり、躯体側の工事の負担を軽減することができるなどの利点がある。
【0025】
また、この実施の形態では、地下式の駐車設備の自動車の乗入部、つまり上部乗込式の自動車の乗入部として例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、地上式の駐車設備の自動車の乗入部、すなわち下部乗込式の自動車の乗入部としても、さらに地上式及び地下式を合わせた駐車設備の自動車の乗入部、すなわち中間部乗込式の自動車の乗入部としても構成することができ、種々のトレー式の機械式駐車装置に適用することができる。
図13にその一例を示している。これは本願発明をトレー式のエレベータ式駐車装置に中間部乗込式として適用したもので、この駐車装置の場合、エレベータ43は昇降路44の四隅に立設された合計4本の昇降ガイド45と、これら昇降ガイド45の案内により昇降される昇降部材46と、昇降部材46の直上に直接配設され、トレー8を支持するトレー支持部材(トレーガイド)47と、昇降部材46を吊り下げ、昇降駆動する図示されない昇降駆動装置とを備え、例えば地上1階の自動車の乗込レベルをエレベータ43の待機部(搬器の待機部)として、昇降部材46を自動車の乗入部1と地上又は地下の自動車の格納部48又は49との間で昇降し、自動車をトレー8に載せて自動車の格納部48又は49へ移送するように構成されている。なお、自動車の乗入部1は既述のとおりであり、ここでは図13中に、上記実施の形態と同じ符号を付してその重複した説明を省略する。
このような駐車設備でも、コンベア装置16とトレー送り装置23との協働により、入庫の自動車を庫外の停止位置から搬送し、トレー8に載せながら、エレベータ43へ移載することにより、自動車を自動入庫するので、自動車の入庫に際し、乗員は自動車をコンベア装置16の上に載せるだけでよく、自動車の入庫を容易に行うことができる。一方、自動車の乗入部1にこれらコンベア装置16及びトレー送り装置23を覆い、自動車の乗員の通路を形成する可動床32と、エレベータ43の待機部からベルトコンベア17の設置方向とは異なる方向に形成された自動車の出庫経路40(図1参照)とにより、自動車の乗入部1に乗員の入室を可能として、出庫の自動車をエレベータ43の待機部上のトレー8から自走により出庫できるようにしているので、自動車の入庫を自動化していても、この同一の自動車の乗入部1で自動車の出庫を行うことができ、この自動車の乗入部1と自動車の格納部48又は49との間に設置されたエレベータ43を入庫専用又は出庫専用に制限することなしに、有効に使用することができるなど、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、この中間部乗込式のエレベータ式駐車装置の地下側の自動車の格納部49がない形式が下部乗込式で、地上側の自動車の格納部48がない形式が上部乗込式で、いずれの乗込式でも、本願発明の自動車の乗入部を適用でき、上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができることは言うまでもない。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動車の乗入部によれば、入庫の自動車を停止する位置から搬器の待機部に近接する位置まで移動するコンベアと、コンベアの下部に設けられたトレー引き込み部と前記待機部上の搬器との間でトレーを移動するトレー送り装置とを設け、これらコンベアとトレー送り装置との協働により、入庫の自動車を停止位置から搬送し、トレーに載せながら、搬器へ移載することにより、自動車を自動入庫するようにしたので、自動車の入庫に際し、乗員は自動車をコンベアの上に載せるだけでよく、自動車の入庫を容易に行うことができる。一方、自動車の乗入部にこれらコンベア及びトレー送り装置を覆い、自動車の乗員の通路を形成する可動床と、搬器の待機部からコンベアの設置方向とは異なる方向に自動車の出庫経路とを設け、自動車の乗入部に乗員の入室を可能として、出庫の自動車を前記搬器の待機部上のトレーから自走により出庫できるようにしたので、自動車の入庫を自動化していても、この同一の自動車の乗入部で自動車の出庫を行うことができ、この自動車の乗入部と自動車の格納部との間に設置された搬器を入庫専用又は出庫専用に制限することなしに、搬器を有効に使用することができる。
また、この自動車の乗入部によれば、搬器には少なくともトレーを乗せるためのトレーガイドが設置されていればよく、搬器の構造を簡素化することができ、併せて搬器の重量を軽減して動力の省力化を図ることができる。さらに自動車の格納部は少なくともトレーを乗せるためのトレーレールで構成することができ、高価な装置を不要として、全体としてコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部を示す平面図
【図2】同自動車の乗入部の側面図
【図3】(a)同自動車の乗入部に備えたトレー送り装置を示し、その作動前の平面図(b)同自動車の乗入部に備えたトレー送り装置を示し、その作動後の平面図
【図4】同自動車の乗入部に備えた可動床を示す正面図
【図5】(1)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、自動車が自動車の乗入部の外(庫外)のコンベア装置上に設定された自動車の停止位置に停止された状態を示す断面図
(2)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、入口の自動開閉ドアが開動された状態を示す断面図
(3)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、各ベルトコンベアがリフトの昇降口に向けて駆動され、入庫の自動車は自動的にリフトの昇降口に向けて移動される状態を示す断面図
【図6】(4)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、自動車がベルトコンベアの終端に達し、自動車の、リフトの昇降口側の一方の前輪及び後輪がリフトの昇降口に向けて下方斜めに傾斜されたガイドローラに乗り上げて、自動車の車体が斜めに傾きながら移動される状態を示す断面図
(5)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、自動車の一方の前輪及び後輪がガイドローラの終端に達し、この自動車の位置が図示されないセンサに検出されて、コンベア装置下部のトレー送り装置が併せて作動され、トレーがトレー引き込み部からリフトの昇降口へ送り出されていく状態を示す断面図
(6)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、トレー引き込み部からトレーが出されて、トレー引き込み部からリフトへ渡り始めると略同時に、自動車の片側一方の前輪及び後輪がガイドローラから送り出し中のトレーに乗せられて、自動車は片側他方の前輪及び後輪を乗せたベルトコンベアの送りと片側一方の前輪及び後輪を乗せたトレーの送りとにより、リフトに向けて移動される状態を示す断面図
【図7】(7)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、コンベア装置による自動車の移動に合せて、コンベア装置下部のトレー送り装置によりトレー引き込み部からトレーが送り出されて、トレーが自動車の下に進入されていく一方、自動車の他方の前輪及び後輪がベルトコンベアからガイドローラに乗り上げた状態を示す断面図
(8)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、トレーがトレー引き込み部から離れてリフト上に完全に移載された状態を示す断面図
(9)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、コンベア装置、トレー送り装置が停止されて、リフトが所定の高さだけ上昇され、トレー送り装置とトレーとの係合が外された状態を示す断面図
【図8】(10)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、リフトが停止され、トレー送り装置が作動されて、アームがトレー引き込み部へ後退され、待機された状態を示す断面図
(11)同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、リフトが下降され、トレーに載せられた自動車が自動車の格納部へ移送される状態を示す断面図
(12)同自動車の乗入部による次の自動車の入庫動作を示す断面図
【図9】同自動車の乗入部による自動車の入庫動作を示し、トレーがトレー引き込み部から離れてリフト上に完全に移載された状態を示す平面図
【図10】同自動車の乗入部による自動車の出庫動作を示し、可動床がリフトの待機部の片側一方のサイドに移動されて、コンベア、ガイドローラを覆い、乗員の通路が形成された後、自動車の格納部からトレーに載せられた出庫の自動車がリフトに乗せられて自動車の乗入部に移送された状態を示す断面図
【図11】図10の平面図
【図12】同自動車の乗入部を搬器の異なるトレー式機械式駐車装置に適用した状態を示す断面図
【図13】同自動車の乗入部を機種の異なるトレー式機械式駐車装置に適用した状態を示す断面図
【符号の説明】
1 自動車の乗入部
2 入口
3 自動開閉ドア
4 自動車の格納部
5 リフトの昇降路
6 下部躯体スラブ
7 リフトの昇降口(リフトの待機部)
7L 片側一方のサイド
7R 片側他方のサイド(可動床の退避位置)
8 トレー
9 リフト
10 昇降ガイド
11 昇降部材
12 トレー支持部材(トレーガイド)
13 昇降駆動装置
14 段差凹部
15 架台
16 コンベア装置
17 ベルトコンベア
18 ガイドローラ
19 フリーローラ
20 駆動部
21 デッキ
22 トレー引き込み部
23 トレー送り装置
24 トレーガイド
25 トレー駆動装置
26 ピン
27 アーム
28 直動ガイド
29 ボールねじ
30 サーボモータ
31 ピン係合部材
32 可動床
33 デッキ
34 デッキガイド
35 ガイドローラ
36 ガイドレール
37 デッキ駆動部
38 モータ
39 フェンス
40 自動車の出庫経路
41 出口
42 自動開閉ドア
43 エレベータ
44 昇降路
45 昇降ガイド
46 昇降部材
47 トレー支持部材(トレーガイド)
48 地上側の自動車の格納部
49 地下側の自動車の格納部

Claims (5)

  1. 自動車を自動車の格納部へ移送する搬器の待機部を備え、自動車をトレーに載せて格納する形式のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部において、
    入庫の自動車を停止する所定の停止位置と搬器の待機部に近接する近接位置との間に設置され、入庫の自動車を搬器の待機部に向けて移動するコンベアと、コンベアの近傍に設置され、コンベアの下部に設けられたトレー引き込み部と前記待機部上の搬器との間でトレーを移動するトレー送り装置とを備え、これらコンベアとトレー送り装置との協働により、入庫の自動車を停止位置から搬送し、トレーに載せながら、搬器へ移載することにより、自動車を自動入庫し、
    前記搬器の待機部の、前記コンベア及びトレー送り装置を設置された片側一方のサイドとこれらコンベア、トレー送り装置及び搬器に干渉しない退避位置との間を移動可能に設置され、前記片側一方のサイドの前記コンベア上に自動車の乗員の通路を形成する可動床と、前記搬器の待機部から前記コンベアの設置方向とは異なる方向に形成され、自動車を出庫するための出庫経路とを備え、出庫の自動車を前記搬器の待機部上のトレーから自走により出庫することを特徴とするトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部。
  2. コンベアは庫内と庫外に跨って設置される請求項1に記載のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部。
  3. 可動床は、床本体をなすデッキと、デッキを搬器の待機部の片側一方のサイドと可動床の退避位置との間で移動案内するデッキガイドと、デッキを送り駆動するデッキ駆動部とを具備する請求項1又は2に記載のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部。
  4. 可動床の退避位置は搬器の待機部の片側他方のサイドに設定される請求項1乃至3のいずれかに記載のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部。
  5. 自動車の出庫経路はコンベアの設置方向に対して90度方向または180度方向に設定される請求項1乃至4のいずれかに記載のトレー式機械式駐車装置の自動車の乗入部。
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