JPH0734699A - エレベータ式駐車装置 - Google Patents

エレベータ式駐車装置

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JPH0734699A
JPH0734699A JP18008493A JP18008493A JPH0734699A JP H0734699 A JPH0734699 A JP H0734699A JP 18008493 A JP18008493 A JP 18008493A JP 18008493 A JP18008493 A JP 18008493A JP H0734699 A JPH0734699 A JP H0734699A
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JP
Japan
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carriers
vertical
parking
pallet
carrier
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JP18008493A
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English (en)
Inventor
Ikuo Mizutani
郁夫 水谷
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の入出庫時間を短縮して円滑性を向上し
得、収容台数を増加し得るエレベータ式駐車装置を提供
する。 【構成】 上下方向に延びる昇降路2に、複数の搬器5
a,5bを上下間隔調整可能に連結してなる昇降装置4
8を昇降可能に配設し、該昇降装置48の複数の搬器5
a,5bに対し自動車3,3を同時に乗り入れ可能な出
入口10a,10bを地上部分並びに地下部分に設ける
と共に、前記昇降路2の両側部に、前記昇降装置48の
複数の搬器5a,5bとの間で自動車3,3を受け渡し
可能な上下複数段の格納棚11を配設し駐車室12群を
形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ式駐車装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータ式駐車装置は、図5
及び図6に示されるように、建屋1内中央部の上下方向
に延びる昇降路2に、自動車3を載せるパレット4を搭
載可能な搬器5を、昇降用モータ6により減速機7を介
して駆動されるスプロケット8に掛け回した昇降用チェ
ーン9の駆動により昇降可能に配設し、前記搬器5上の
パレット4に対し自動車3を乗り入れ可能な出入口10
を地上部分に設けると共に、前記昇降路2の幅方向両側
部に、自動車3を載せるパレット4を前記搬器5との間
で受け渡し可能な上下複数段の格納棚11を配設して駐
車室12群を形成してなる構成を有している。
【0003】尚、図中、13は自動車3を出入口10か
ら搬器5上のパレット4に乗り入れ可能とすると共に、
搬器5上のパレット4に載置された自動車3を出入口1
0から出庫可能とするために、前記パレット4を水平旋
回せしめるターンテーブル装置である。
【0004】前記搬器5は、図7〜図9に示されるよう
に、前記昇降用チェーン9に吊り下げられる本体フレー
ム14上に、パレット4を支持し且つ横行せしめ得る横
行ガイドローラ15を配設すると共に、前記パレット4
を格納棚11から本体フレーム14上に引き出したり或
いは本体フレーム14上から格納棚11へ送り渡したり
するための横行装置16を配設してあり、該横行装置1
6は、横行用モータ17によりギアボックス18,1
9,20を介して回転駆動されるスプロケット21,2
2,23,24,25,26に横行用チェーン27,2
8を無端状に掛け回し、該横行用チェーン27,28
に、パレット4の四隅部に取り付けられ且つパレット4
長手方向へ延びるガイド部材の下溝(図示せず)に対し
係合離脱可能なローラ29,30を有するドッグピン3
1,32を一体に取り付けてなる構成を有している。
尚、図中、33は搬器5の昇降を案内する昇降用ガイド
レール、34は搬器5に取り付けられ昇降用ガイドレー
ル33に沿って転動する昇降用ローラである。
【0005】又、前記ターンテーブル装置13は、図1
0〜図12に示されるように、土台フレーム35上に、
上下動フレーム36をパンタグラフ式の姿勢維持リンク
機構37を介して昇降自在に設け、該上下動フレーム3
6上に、パレット4を旋回せしめるターンテーブル本体
38を複数の旋回支持ローラ39を介して旋回自在に配
設したものである。尚、前記上下動フレーム36の昇降
動作は、上下動用モータ40により回転駆動されるねじ
軸41に、前記上下動フレーム36の中心部に一体に設
けたナット部42を螺合せしめ、該ナット部42を前記
ねじ軸41の回転により上下動させるようにしてあり、
又、前記ターンテーブル本体38の旋回動作は、上下動
フレーム36に取り付けられた旋回用モータ43により
回転駆動される駆動スプロケット44と、ターンテーブ
ル本体38の中心部に一体に取り付けられた従動スプロ
ケット45との間に旋回用チェーン46を掛け回し、前
記駆動スプロケット44による旋回用チェーン46の駆
動により前記従動スプロケット45を回転させるように
してある。
【0006】前述の如きエレベータ式駐車装置では、自
動車3の入庫時には、空のパレット4を載置した搬器5
を昇降路2の最下部へ下降せしめると、搬器5の本体フ
レーム14内にターンテーブル装置13が入り込む形と
なり、この状態で、上下動用モータ40によりねじ軸4
1が回転駆動され、該ねじ軸41と螺合するナット部4
2が所要量上昇し、該ナット部42と一体の上下動フレ
ーム36並びにターンテーブル本体38も所要量上昇
し、該ターンテーブル本体38上に前記空のパレット4
が載置された状態となる。
【0007】前記ターンテーブル本体38上に空のパレ
ット4が載置されると、旋回用モータ43により旋回用
チェーン46が駆動され、ターンテーブル本体38が旋
回し、前記空のパレット4の長手方向端部が出入口10
に対向する形となり、該出入口10から自動車3がパレ
ット4上に乗り込む。
【0008】前記出入口10から自動車3がパレット4
上に乗り込むと、前記旋回用モータ43による旋回用チ
ェーン46の駆動によりターンテーブル本体38が旋回
して元の状態に復帰した後、前記上下動用モータ40に
よるねじ軸41の回転駆動によりナット部42と一体の
上下動フレーム36並びにターンテーブル本体38が所
要量下降し、自動車3が載置されたパレット4が搬器5
上に載せられ、該搬器5が所望の格納棚11の高さレベ
ルまで上昇する。
【0009】前記搬器5が所望の格納棚11の高さレベ
ルまで上昇すると、横行装置16の横行用モータ17に
よる横行用チェーン27,28の駆動により、パレット
4のガイド部材の下溝(図示せず)に対し係合している
ドッグピン31,32が横方向へ移動し、前記自動車3
を載置したパレット4が前記格納棚11上の駐車室12
に格納される。
【0010】又、自動車3の出庫時には、前述した入庫
時とは逆に、搬器5が出庫要求がなされた所望の格納棚
11の高さレベルまで昇降し、該格納棚11上の駐車室
12に格納されている自動車3をパレット4ごと横行装
置16の作動により受け取った後、該自動車3を載置し
た状態で昇降路2の最下部まで下降し、続いてターンテ
ーブル装置13の作動によりパレット4が所望の方向へ
旋回された後、自動車3が出入口10から出庫される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述の如き従来のエレ
ベータ式駐車装置では、一台の自動車3を一台の搬器5
で入出庫する形式であるため、通常使用する上での入庫
及び出庫の待ち時間を考慮すると、一基当りの収容台数
は50台程度が限界であったが、近年、ビルの高層化技
術の進歩と共に60台〜100台程度まで収容できるエ
レベータ式駐車装置の要求が高まってきていた。
【0012】一方、従来公知の垂直循環式駐車装置を高
層化して収容台数を増加しようとすると、ケージを吊り
下げるチェーンにかかる重量が増加するため、チェーン
強度を確保すべく大型のチェーンを装備する必要が生
じ、この結果、全重量が更に増加する形となり、ケージ
循環の駆動動力も大幅に増加しなければならず、実現は
不可能であった。
【0013】本発明は、斯かる実情に鑑み、全体の入出
庫時間を短縮して円滑性を向上し得、収容台数を増加し
得るエレベータ式駐車装置を提供しようとするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向に延
びる昇降路に、複数の搬器を上下間隔調整可能に連結し
てなる昇降装置を昇降可能に配設し、該昇降装置の複数
の搬器に対し自動車を同時に乗り入れ可能な出入口を所
要位置に設けると共に、前記昇降路の側部に、前記昇降
装置の複数の搬器との間で自動車を受け渡し可能な上下
複数段の格納棚を配設し駐車室群を形成したことを特徴
とするものである。
【0015】
【作用】従って、複数の自動車の入庫時には、複数の搬
器を上下間隔調整可能に連結してなる昇降装置を昇降路
の出入口レベルへ昇降せしめると、複数の出入口から複
数の自動車が複数の搬器上に乗り込み、該複数の搬器
が、その上下間隔が所望の目標とする複数の格納棚の上
下間隔に合致するよう上下間隔の調整が行われつつ、前
記目標とする複数の格納棚の高さレベルまで昇降して行
き、複数の搬器が夫々目標とする格納棚の高さレベルに
到達すると、複数の搬器から複数の自動車が前記複数の
格納棚上の駐車室に格納される。
【0016】一方、複数の自動車の出庫時には、複数の
搬器の上下間隔が出庫要求がなされた複数の格納棚の駐
車室の上下間隔に合致するよう調整が行われつつ、昇降
装置の昇降が行われ、複数の搬器が夫々目標とする格納
棚の高さレベルへ到達すると、複数の格納棚上から複数
の自動車が複数の搬器上に移載され、この後、前記複数
の搬器の上下間隔が複数の出入口の上下間隔に合致する
ように上下間隔調整が行われつつ、昇降装置が昇降路の
出入口レベルへ昇降して行き、前記複数の搬器上から複
数の自動車が複数の出入口を経て出庫される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。
【0018】図1及び図2は本発明の一実施例であっ
て、図中、図5及び図6と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしており、上下方向に延びる昇降路2に、複
数(二基)の搬器5a,5bを上下間隔調整装置47の
作動により上下間隔調整可能となるよう連結体49によ
り連結してなる昇降装置48を昇降可能に配設し、該昇
降装置48の複数の搬器5a,5bに対し自動車3,3
を同時に乗り入れ可能な出入口10a,10bを地上部
分並びに地下部分に設ける。
【0019】前記昇降装置48の連結体49は、昇降用
チェーン9に吊り下げられ、該チェーン9の駆動によっ
て昇降し得るようにしてあり、又、前記昇降装置48を
所望の位置に精度よく停止させる手段としては、センサ
を使って停止位置を制御するようにしてある。尚、昇降
装置48の昇降については、チェーン9の代りにワイヤ
ロープの巻上げ下げを利用するもの、油空圧装置又は非
接触電磁力装置を応用したもの等を適用してもよく、
又、昇降装置48を所望の位置に精度よく停止させる手
段としては、センサを使う代りに機械的機構を使用して
レベル合せを行うようにしてもよいことは勿論である。
【0020】前記搬器5a,5bは、図7〜図9に示し
たものと同様な構造を有しており、各々格納棚11との
間で自動車3,3をパレット4,4ごと受け渡し可能と
してある。
【0021】前記上下間隔調整装置47は、上側の搬器
5aを図示していない流体圧シリンダにより上下動させ
るものであり、搬器5a,5b上に載置した自動車3,
3の上下間隔を図1に示す如く駐車室12一つ分だけあ
けた状態、或いは図1に示す状態から搬器5aを上昇さ
せて搬器5a,5b上に載置した自動車3,3の上下間
隔を駐車室12二つ分だけあけた状態に保持し得るよう
にしてあり、又、前記出入口10a,10bの上下間隔
は、前記駐車室12一つ分だけあけた間隔としてある。
尚、上下間隔調整装置47としては、流体圧シリンダを
用いる代りに、ボールねじ機構、或いは滑車ロープ機構
等を利用して搬器5aを上下動させるようにしてもよい
ことは言うまでもない。
【0022】又、前記上下間隔調整装置47の下側に
は、搬器5a上に載置されたパレット4を出入口10a
部分において搬器5aから僅かに持ち上げて旋回せしめ
るターンテーブル装置13’を配設してある。尚、ター
ンテーブル装置13’は、上下間隔調整装置47の下側
に配設する代りに上下間隔調整装置47の上側に配設す
るようにしてもよいことは勿論である。
【0023】次に、上記実施例の作動を説明する。
【0024】自動車3,3の入庫時には、搬器5a,5
bに空のパレット4,4を載置した昇降装置48を昇降
路2の最下部へ下降せしめると、昇降装置48の下側の
搬器5b内にターンテーブル装置13が入り込む形とな
り、この状態で、ターンテーブル装置13により搬器5
b上の空のパレット4が、その長手方向端部が地下の出
入口10bに対向するよう旋回されると共に、昇降装置
48に装備されたターンテーブル装置13’により上側
の搬器5a上の空のパレット4が、その長手方向端部が
地上の出入口10aに対向するよう旋回され、前記出入
口10a,10bから自動車3,3が搬器5a,5b上
のパレット4,4上に乗り込む。
【0025】前記出入口10a,10bから自動車3,
3がパレット4,4上に乗り込むと、前記ターンテーブ
ル装置13’,13により搬器5a,5b上の自動車
3,3を載置したパレット4,4が元の状態に復帰する
よう旋回されて搬器5a,5b上に載せられ、該搬器5
a,5bが所望の目標とする格納棚11,11の高さレ
ベルまで上昇して行く。
【0026】前記搬器5a,5bの上昇中、目標とする
格納棚11,11の駐車室12,12間の上下間隔が、
駐車室12一つ分だけあいているか、或いは駐車室12
二つ分だけあいているかに応じて、それに合致するよう
に上下間隔調整装置47の作動により搬器5a,5bの
上下間隔の調整が行われており、該搬器5a,5bが夫
々目標とする格納棚11,11の高さレベルに到達する
と、搬器5a,5bの各横行装置の作動により、搬器5
a,5bから自動車3,3を載置したパレット4,4が
前記格納棚11,11上の駐車室12,12に格納され
る。
【0027】次のアクションで更に連続して自動車3,
3を入庫させる場合には、空のパレット4,4が所望の
格納棚11,11上より前記搬器5a,5b上に横行移
載された後、該搬器5a,5bの上下間隔を出入口10
a,10bの上下間隔に合致させるように上下間隔調整
装置47が作動しつつ、昇降装置48が昇降路2の最下
部へ下降して行き、以下、前述と同様の作動が行われ
る。
【0028】一方、昇降装置48の搬器5a,5bが空
のパレット4,4を載置した状態で出入口10a,10
b部分において待機している際に、例えば、上下間隔が
駐車室12二つ分だけあいている格納棚11,11の駐
車室12,12に格納されている自動車3,3の出庫要
求がなされた場合には、一旦、前記搬器5a,5b上の
空のパレット4,4が何も格納されていない所望の格納
棚11,11上へ移載された後、上下間隔調整装置47
の作動により搬器5a,5bの上下間隔が前記出庫要求
がなされた格納棚11,11の駐車室12,12の上下
間隔に合致するよう調整が行われつつ、昇降装置48の
昇降が行われ、搬器5a,5bが夫々目標とする格納棚
11,11の高さレベルへ到達すると、搬器5a,5b
の各横行装置の作動により、前記格納棚11,11上か
ら自動車3,3を載置したパレット4,4が搬器5a,
5b上に横行移載される。
【0029】この後、前記搬器5a,5bの上下間隔を
出入口10a,10bの上下間隔に合致させるように上
下間隔調整装置47が作動しつつ、昇降装置48が昇降
路2の最下部へ下降して行き、該昇降装置48の下側の
搬器5b内にターンテーブル装置13が入り込む形とな
ると、ターンテーブル装置13により搬器5b上の自動
車3を載置したパレット4が、その長手方向端部が出入
口10bに対向するよう旋回されると共に、昇降装置4
8に装備されたターンテーブル装置13’により上側の
搬器5a上の自動車3を載置したパレット4が、その長
手方向端部が出入口10aに対向するよう旋回され、前
記搬器5a,5b上のパレット4,4上から自動車3,
3が出入口10a,10bを経て出庫される。
【0030】この結果、上下間隔が駐車室12二つ分だ
けあいている格納棚11,11の駐車室12,12と、
上下間隔が駐車室12一つ分だけあいている出入口10
a,10bとの間を、上下間隔調整装置47により上下
間隔調整可能な複数の搬器5a,5bを備えた昇降装置
48により、外見上ワンモーション昇降で連絡すること
が可能となる。
【0031】こうして、上下間隔調整装置47により上
下間隔調整可能な複数の搬器5a,5bを備えた昇降装
置48により、複数台の自動車3,3を複数の出入口1
0a,10bを介して同時に入出庫することが可能とな
り、全体の入出庫時間を短縮して円滑性を向上し得、収
容台数を従来の50台程度から60台〜100台程度ま
で増加し得る。
【0032】尚、自動車3には、高さの低い普通乗用車
と高さの高いハイルーフ車とがあることから、駐車室1
2の高さを二種類用意し、例えば、自動車3の収容台数
を98台とし、そのうち24台分の駐車室12をハイル
ーフ車用とすると共に、24台のうちの12台分の駐車
室12を上部に、残り12台分の駐車室12を下部に設
けるようにした場合でも、昇降装置48の搬器5a,5
bは上下間隔調整装置47の作動により駐車室12一つ
或いは二つ分あけた間隔に調整できるため、普通乗用車
と普通乗用車の組合せは勿論のこと、普通乗用車とハイ
ルーフ車、又はハイルーフ車とハイルーフ車の組合せに
ついても同時入庫或いは同時出庫が可能となる。
【0033】図3及び図4は本発明の他の実施例であっ
て、図中、図1及び図2と同一の符号を付した部分は同
一物を表わしており、昇降装置48の複数の搬器5a,
5bに対し自動車3,3を同時に乗り入れ可能な出入口
10a,10cをいずれも地上部分に一階と二階という
形で設けた点以外の基本的な構成は、図1及び図2に示
したものと同様である。
【0034】図3及び図4に示す実施例の場合、自動車
3,3の入庫時には、搬器5a,5bに空のパレット
4,4を載置した昇降装置48を昇降路2の最下部へ下
降せしめると、昇降装置48の下側の搬器5b内にター
ンテーブル装置13が入り込む形となり、この状態で、
ターンテーブル装置13により搬器5b上の空のパレッ
ト4が、その長手方向端部が地上一階部分の出入口10
aに対向するよう旋回されると共に、昇降装置48に装
備されたターンテーブル装置13’により上側の搬器5
a上の空のパレット4が、その長手方向端部が地上二階
部分の出入口10cに対向するよう旋回され、前記出入
口10c,10aから自動車3,3が搬器5a,5b上
のパレット4,4上に乗り込む。
【0035】前記出入口10c,10aから自動車3,
3がパレット4,4上に乗り込むと、前記ターンテーブ
ル装置13’,13により搬器5a,5b上の自動車
3,3を載置したパレット4,4が元の状態に復帰する
よう旋回されて搬器5a,5b上に載せられ、該搬器5
a,5bが所望の目標とする格納棚11,11の高さレ
ベルまで上昇して行く。
【0036】前記搬器5a,5bの上昇中、目標とする
格納棚11,11の駐車室12,12間の上下間隔が、
駐車室12一つ分だけあいているか、或いは駐車室12
二つ分だけあいているかに応じて、それに合致するよう
に上下間隔調整装置47の作動により搬器5a,5bの
上下間隔の調整が行われており、該搬器5a,5bが夫
々目標とする格納棚11,11の高さレベルに到達する
と、搬器5a,5bの各横行装置の作動により、搬器5
a,5bから自動車3,3を載置したパレット4,4が
前記格納棚11,11上の駐車室12,12に格納され
る。
【0037】次のアクションで更に連続して自動車3,
3を入庫させる場合には、空のパレット4,4が所望の
格納棚11,11上より前記搬器5a,5b上に横行移
載された後、該搬器5a,5bの上下間隔を出入口10
c,10aの上下間隔に合致させるように上下間隔調整
装置47が作動しつつ、昇降装置48が昇降路2の最下
部へ下降して行き、以下、前述と同様の作動が行われ
る。
【0038】一方、昇降装置48の搬器5a,5bが空
のパレット4,4を載置した状態で出入口10c,10
a部分において待機している際に、例えば、上下間隔が
駐車室12二つ分だけあいている格納棚11,11の駐
車室12,12に格納されている自動車3,3の出庫要
求がなされた場合には、一旦、前記搬器5a,5b上の
空のパレット4,4が何も格納されていない所望の格納
棚11,11上へ移載された後、上下間隔調整装置47
の作動により搬器5a,5bの上下間隔が前記出庫要求
がなされた格納棚11,11の駐車室12,12の上下
間隔に合致するよう調整が行われつつ、昇降装置48の
昇降が行われ、搬器5a,5bが夫々目標とする格納棚
11,11の高さレベルへ到達すると、搬器5a,5b
の各横行装置の作動により、前記格納棚11,11上か
ら自動車3,3を載置したパレット4,4が搬器5a,
5b上に横行移載される。
【0039】この後、前記搬器5a,5bの上下間隔を
出入口10c,10aの上下間隔に合致させるように上
下間隔調整装置47が作動しつつ、昇降装置48が昇降
路2の最下部へ下降して行き、該昇降装置48の下側の
搬器5b内にターンテーブル装置13が入り込む形とな
ると、ターンテーブル装置13により搬器5b上の自動
車3を載置したパレット4が、その長手方向端部が出入
口10aに対向するよう旋回されると共に、昇降装置4
8に装備されたターンテーブル装置13’により上側の
搬器5a上の自動車3を載置したパレット4が、その長
手方向端部が出入口10cに対向するよう旋回され、前
記搬器5a,5b上のパレット4,4上から自動車3,
3が出入口10c,10aを経て出庫される。
【0040】この結果、上下間隔が駐車室12二つ分だ
けあいている格納棚11,11の駐車室12,12と、
上下間隔が駐車室12一つ分だけあいている出入口10
c,10aとの間を、上下間隔調整装置47により上下
間隔調整可能な複数の搬器5a,5bを備えた昇降装置
48により、外見上ワンモーション昇降で連絡すること
が可能となる。
【0041】こうして、図3及び図4に示す実施例にお
いては、上下間隔調整装置47により上下間隔調整可能
な複数の搬器5a,5bを備えた昇降装置48により、
複数台の自動車3,3を複数の出入口10c,10aを
介して同時に入出庫することが可能となり、全体の入出
庫時間を短縮して円滑性を向上し得、収容台数を従来の
50台程度から60台〜100台程度まで増加し得る。
【0042】尚、本発明のエレベータ式駐車装置は、上
述の実施例にのみ限定されるものではなく、搬器と格納
棚との間で自動車を受け渡す手段として、コンベアに自
動車を載せコンベアからコンベアへ横送りする形式のも
の、フォーク又はくし形フォークを利用する形式のもの
等を適用してもよいこと、又、パレットレス式のエレベ
ータ式駐車装置にも適用可能なこと、又、出入口を昇降
路の前後位置に設けて昇降装置の搬器上に直接自動車を
乗り入れ可能としたエレベータ式駐車装置の場合、ター
ンテーブルは必ずしも設けなくてもよいこと、又、出入
口を昇降路の上部に設けた上部乗込型や出入口を昇降路
の中間部に設けた中間乗込型のエレベータ式駐車装置に
も適用可能なこと等、その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のエレベー
タ式駐車装置によれば、複数台の自動車を上下間隔調整
可能な複数の搬器を備えた昇降装置により、複数の出入
口を介して同時に入出庫することが可能となり、全体の
入出庫時間を短縮して円滑性を向上し得、収容台数を増
加し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の側断面図である。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】従来例の側断面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】図5及び図6に示す従来例における搬器の断面
図である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図である。
【図9】図7のIX−IX断面図である。
【図10】図5及び図6に示す従来例におけるターンテ
ーブル装置の非作動状態並びに作動状態を表わす断面図
である。
【図11】図10のXI−XI矢視図である。
【図12】図10のXII−XII矢視図である。
【符号の説明】
2 昇降路 3 自動車 5a 搬器 5b 搬器 10a 出入口 10b 出入口 10c 出入口 11 格納棚 12 駐車室 47 上下間隔調整装置 48 昇降装置 49 連結体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる昇降路に、複数の搬器
    を上下間隔調整可能に連結してなる昇降装置を昇降可能
    に配設し、該昇降装置の複数の搬器に対し自動車を同時
    に乗り入れ可能な出入口を所要位置に設けると共に、前
    記昇降路の側部に、前記昇降装置の複数の搬器との間で
    自動車を受け渡し可能な上下複数段の格納棚を配設し駐
    車室群を形成したことを特徴とするエレベータ式駐車装
    置。
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