JP3461430B2 - ロール状記録紙送給装置 - Google Patents
ロール状記録紙送給装置Info
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- JP3461430B2 JP3461430B2 JP07972397A JP7972397A JP3461430B2 JP 3461430 B2 JP3461430 B2 JP 3461430B2 JP 07972397 A JP07972397 A JP 07972397A JP 7972397 A JP7972397 A JP 7972397A JP 3461430 B2 JP3461430 B2 JP 3461430B2
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- cutter
- recording paper
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J23/02—Mechanical power drives
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- B65H2403/40—Toothed gearings
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- Y10T83/444—Tool engages work during dwell of intermittent workfeed
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- Y10T83/4488—In one of certain selected directions
-
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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-
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状記録紙を
所要のとおりに送給するロール状記録紙送給装置に関す
る。
所要のとおりに送給するロール状記録紙送給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ロール状記録紙を送給する送給装置とし
て、たとえば、登録実用新案第3004160号公報に
開示されたものが存在する。この公報に開示された装置
は、ロール状記録紙と、このロール状記録紙を所定方向
に送給するための送給手段と、ロール状記録紙から引出
された記録紙を切断するためのカッタ手段とを備えてい
る。カッタ手段は、固定カッタとこの固定カッタに対し
て相対的に移動される可動カッタとを有し、可動カッタ
が非切断位置から切断位置に移動することによって、両
者間に存在する記録紙が切断される。
て、たとえば、登録実用新案第3004160号公報に
開示されたものが存在する。この公報に開示された装置
は、ロール状記録紙と、このロール状記録紙を所定方向
に送給するための送給手段と、ロール状記録紙から引出
された記録紙を切断するためのカッタ手段とを備えてい
る。カッタ手段は、固定カッタとこの固定カッタに対し
て相対的に移動される可動カッタとを有し、可動カッタ
が非切断位置から切断位置に移動することによって、両
者間に存在する記録紙が切断される。
【0003】この記録紙送給装置においては、カッタ手
段と送給手段とが共通の駆動源によって作動されるよう
に構成されている。駆動源と送給手段との間には第1の
歯車列が介在され、また駆動源とカッタ手段との間には
第2の歯車列が介在されている。ロール状記録紙を送給
するときは、第1の歯車列が駆動連結状態に保持される
一方、第2の歯車列が駆動連結解除状態に保持され、こ
れによって駆動源からの駆動力は第1の歯車列を介して
送給手段に送給され、送給手段はロール状記録紙に作用
して所定方向に送給する。また、ロール状記録紙を切断
するときには、第2の歯車列が駆動連結状態に保持され
る一方、第1の歯車列が駆動連結解除状態に保持され、
これによって駆動源からの駆動力は第2の歯車列を介し
てカッタ手段に伝達され、カッタ手段の可動カッタは非
切断位置から切断位置に移動される。
段と送給手段とが共通の駆動源によって作動されるよう
に構成されている。駆動源と送給手段との間には第1の
歯車列が介在され、また駆動源とカッタ手段との間には
第2の歯車列が介在されている。ロール状記録紙を送給
するときは、第1の歯車列が駆動連結状態に保持される
一方、第2の歯車列が駆動連結解除状態に保持され、こ
れによって駆動源からの駆動力は第1の歯車列を介して
送給手段に送給され、送給手段はロール状記録紙に作用
して所定方向に送給する。また、ロール状記録紙を切断
するときには、第2の歯車列が駆動連結状態に保持され
る一方、第1の歯車列が駆動連結解除状態に保持され、
これによって駆動源からの駆動力は第2の歯車列を介し
てカッタ手段に伝達され、カッタ手段の可動カッタは非
切断位置から切断位置に移動される。
【0004】このようなロール状記録紙送給装置におい
ては、切断した後可動カッタが切断位置から非切断位置
に移動する際に、記録紙の先端をカット位置から送給方
向とは反対方向に引込む必要があり、このような操作を
しない場合には、可動カッタの復帰移動のときに記録紙
の先端が可動カッタに当たり、記録紙の先端を傷つけ
る、異音が発生するなどの問題が生じる。
ては、切断した後可動カッタが切断位置から非切断位置
に移動する際に、記録紙の先端をカット位置から送給方
向とは反対方向に引込む必要があり、このような操作を
しない場合には、可動カッタの復帰移動のときに記録紙
の先端が可動カッタに当たり、記録紙の先端を傷つけ
る、異音が発生するなどの問題が生じる。
【0005】上記公知の送給装置では、上述した問題を
解消するために、カッタ正転モードに加えて、カッタ逆
転モードが設けられている。カッタ正転モードにおいて
は、駆動源は所定方向に回転駆動され、これによって第
1の歯車列が駆動連結解除状態に保持された状態にて可
動カッタが非切断位置から切断位置に移動される。一方
カッタ逆転モードにおいては、駆動源が所定方向と反対
方向に回転駆動され、これによって第1の歯車列が駆動
連結状態になり、可動カッタが切断位置から非切断位置
に復帰されるとともに、この復帰の際に、送給手段が上
記所定方向とは反対方向に回転駆動される。
解消するために、カッタ正転モードに加えて、カッタ逆
転モードが設けられている。カッタ正転モードにおいて
は、駆動源は所定方向に回転駆動され、これによって第
1の歯車列が駆動連結解除状態に保持された状態にて可
動カッタが非切断位置から切断位置に移動される。一方
カッタ逆転モードにおいては、駆動源が所定方向と反対
方向に回転駆動され、これによって第1の歯車列が駆動
連結状態になり、可動カッタが切断位置から非切断位置
に復帰されるとともに、この復帰の際に、送給手段が上
記所定方向とは反対方向に回転駆動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上述した送給装置においては、次のとおりの解決すべき
問題が存在する。すなわち、記録紙の切断動作のとき、
まずカッタ正転モードが遂行され、しかる後カッタ逆転
モードが遂行されるので、可動カッタの移動に関連して
ロール状記録紙の先端を高精度に引込むことが困難であ
り、記録紙の先端が非切断位置に復帰する可動カッタに
作用するおそれがある。このような問題を解消するため
には、カッタの切断動作を検出するための検出センサを
設ければよいが、このように検出センサを設けると製造
コストが上昇するという問題が発生する。また、カッタ
正転モードからカッタ逆転モードへの切換のための処理
時間が長くなり、たとえばこのロール状記録紙送給装置
をファクシミリに適用した場合には、通信不良が生じる
おそれがある。
上述した送給装置においては、次のとおりの解決すべき
問題が存在する。すなわち、記録紙の切断動作のとき、
まずカッタ正転モードが遂行され、しかる後カッタ逆転
モードが遂行されるので、可動カッタの移動に関連して
ロール状記録紙の先端を高精度に引込むことが困難であ
り、記録紙の先端が非切断位置に復帰する可動カッタに
作用するおそれがある。このような問題を解消するため
には、カッタの切断動作を検出するための検出センサを
設ければよいが、このように検出センサを設けると製造
コストが上昇するという問題が発生する。また、カッタ
正転モードからカッタ逆転モードへの切換のための処理
時間が長くなり、たとえばこのロール状記録紙送給装置
をファクシミリに適用した場合には、通信不良が生じる
おそれがある。
【0007】本発明の目的は、比較的簡単な構成でもっ
て、ロール状記録紙の先端をカット位置から高精度で引
込むことができるロール状記録紙送給装置を提供するこ
とである。
て、ロール状記録紙の先端をカット位置から高精度で引
込むことができるロール状記録紙送給装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール状記録
紙と、該ロール状記録紙を所定方向に送給するための送
給手段と、該ロール状記録紙を切断するためのカッタ手
段と、該送給手段および該カッタ手段を作動させるため
の駆動源と、該駆動源と該送給手段との間に介在された
第1の歯車列と、該駆動源と該カッタ手段との間に介在
された第2の歯車列とを備えたロール状記録紙送給装置
において、該第1の歯車列は、該送給手段を駆動させる
ための送給歯車を含み、該第2の歯車列は、該カッタ手
段の可動カッタを非切断位置と切断位置との間を移動さ
せるためのカッタ歯車を含み、該第1の歯車列と該第2
の歯車列との間には、該カッタ歯車への駆動力を該送給
歯車に伝達するための逆転送給歯車が介在されており、
ロール状記録紙を送給する時、該第2の歯車列が非駆動
連結状態に保持される一方、該第1の歯車列が駆動連結
状態に保持され、これによって、該駆動源からの駆動力
が該第1の歯車列を介して該送給手段に伝達され、該送
給手段が所定方向に回転駆動され、ロール状記録紙を切
断する時、該第2の歯車列が駆動連結状態に保持される
一方、該第1の歯車列が非駆動連結状態に保持され、こ
れによって、該駆動源からの駆動力が該第2の歯車列を
介して該可動カッタに伝達され、該可動カッタが該非切
断位置から該切断位置に移動され、しかる後該切断位置
から該非切断位置に移動され、そして、該可動カッタが
該切断位置から該非切断位置に移動する際に、該逆転送
給歯車が第1の歯車列と該第2の歯車列とを駆動連結
し、これによって、該カッタ歯車への駆動力が該逆転送
給歯車を介して該送給歯車に伝達され、該送給手段が該
所定方向とは反対方向に回転駆動される、ことを特徴と
するロール状記録紙送給装置である。本発明に従えば、
駆動源と送給手段との間に第1の歯車列が介在され、駆
動源とカッタ手段との間に第2の歯車列が介在され、第
1の歯車列と第2の歯車列との間に、カッタ歯車への駆
動力を送給歯車に伝達するための逆転送給歯車が介在さ
れている。そして、第2の歯車列からの駆動力によって
可動カッタが切断位置から非切断位置に移動する際に、
逆転送給歯車が第1の歯車列と該第2の歯車列とを駆動
連結し、これによって、カッタ歯車への駆動力が逆転送
給歯車を介して送給歯車に伝達される。したがって、可
動カッタが非切断位置に復帰する際に、送給手段が所定
方向とは反対方向に回転駆動され、ロール状記録紙の先
端は所要のとおりに引込められ、ロール状記録紙の先端
が可動カッタに当接することが防止される。
紙と、該ロール状記録紙を所定方向に送給するための送
給手段と、該ロール状記録紙を切断するためのカッタ手
段と、該送給手段および該カッタ手段を作動させるため
の駆動源と、該駆動源と該送給手段との間に介在された
第1の歯車列と、該駆動源と該カッタ手段との間に介在
された第2の歯車列とを備えたロール状記録紙送給装置
において、該第1の歯車列は、該送給手段を駆動させる
ための送給歯車を含み、該第2の歯車列は、該カッタ手
段の可動カッタを非切断位置と切断位置との間を移動さ
せるためのカッタ歯車を含み、該第1の歯車列と該第2
の歯車列との間には、該カッタ歯車への駆動力を該送給
歯車に伝達するための逆転送給歯車が介在されており、
ロール状記録紙を送給する時、該第2の歯車列が非駆動
連結状態に保持される一方、該第1の歯車列が駆動連結
状態に保持され、これによって、該駆動源からの駆動力
が該第1の歯車列を介して該送給手段に伝達され、該送
給手段が所定方向に回転駆動され、ロール状記録紙を切
断する時、該第2の歯車列が駆動連結状態に保持される
一方、該第1の歯車列が非駆動連結状態に保持され、こ
れによって、該駆動源からの駆動力が該第2の歯車列を
介して該可動カッタに伝達され、該可動カッタが該非切
断位置から該切断位置に移動され、しかる後該切断位置
から該非切断位置に移動され、そして、該可動カッタが
該切断位置から該非切断位置に移動する際に、該逆転送
給歯車が第1の歯車列と該第2の歯車列とを駆動連結
し、これによって、該カッタ歯車への駆動力が該逆転送
給歯車を介して該送給歯車に伝達され、該送給手段が該
所定方向とは反対方向に回転駆動される、ことを特徴と
するロール状記録紙送給装置である。本発明に従えば、
駆動源と送給手段との間に第1の歯車列が介在され、駆
動源とカッタ手段との間に第2の歯車列が介在され、第
1の歯車列と第2の歯車列との間に、カッタ歯車への駆
動力を送給歯車に伝達するための逆転送給歯車が介在さ
れている。そして、第2の歯車列からの駆動力によって
可動カッタが切断位置から非切断位置に移動する際に、
逆転送給歯車が第1の歯車列と該第2の歯車列とを駆動
連結し、これによって、カッタ歯車への駆動力が逆転送
給歯車を介して送給歯車に伝達される。したがって、可
動カッタが非切断位置に復帰する際に、送給手段が所定
方向とは反対方向に回転駆動され、ロール状記録紙の先
端は所要のとおりに引込められ、ロール状記録紙の先端
が可動カッタに当接することが防止される。
【0009】また本発明は、前記逆転送給歯車は、該カ
ッタ歯車と一体的に回転駆動され、その一部に該第1の
歯車列に駆動連結する歯部を有し、該カッタ歯車が一回
転するとその回転の一部において該第1の歯車列と駆動
連結し、該逆転送給歯車の該歯部と該第1の歯車列とが
駆動連結される間、該送給手段が該所定方向とは反対方
向に回転駆動されることを特徴とする。本発明に従え
ば、逆転送給歯車はその一部に歯部を有し、カッタ歯車
と一体的に回転して上記歯部が第2の歯車列と駆動連結
する間駆動力を送給歯車に伝達する。したがって、逆転
送給歯車と第2の歯車列とが噛合する間送給手段が所定
方向と反対方向に回転駆動され、ロール状記録紙の先端
を確実に引込むことができる。
ッタ歯車と一体的に回転駆動され、その一部に該第1の
歯車列に駆動連結する歯部を有し、該カッタ歯車が一回
転するとその回転の一部において該第1の歯車列と駆動
連結し、該逆転送給歯車の該歯部と該第1の歯車列とが
駆動連結される間、該送給手段が該所定方向とは反対方
向に回転駆動されることを特徴とする。本発明に従え
ば、逆転送給歯車はその一部に歯部を有し、カッタ歯車
と一体的に回転して上記歯部が第2の歯車列と駆動連結
する間駆動力を送給歯車に伝達する。したがって、逆転
送給歯車と第2の歯車列とが噛合する間送給手段が所定
方向と反対方向に回転駆動され、ロール状記録紙の先端
を確実に引込むことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従うロール状記録紙送給装置の一実施形態について
説明する。なお、図示の実施形態においては、このロー
ル状記録紙送給装置をファクシミリに適用して説明する
が、プリンタ、複写機などの記録装置にも同様に適用す
ることができる。
明に従うロール状記録紙送給装置の一実施形態について
説明する。なお、図示の実施形態においては、このロー
ル状記録紙送給装置をファクシミリに適用して説明する
が、プリンタ、複写機などの記録装置にも同様に適用す
ることができる。
【0011】図1は、本発明に従う記録紙送給装置の一
例を備えたファクシミリを簡略的に示す断面図である。
図1において、図示のファクシミリは、ファクシミリ本
体2を備え、このファクシミリ本体2の上部にパネルユ
ニット4およびスキャナユニット6が設けられている。
ファクシミリ本体2には、ロール状記録紙8が回転自在
に支持され、このロール状記録紙8は、この本体2に規
定された記録紙送給経路10を通して送給される。記録
紙送給経路10には、ロール状記録紙10を送給するた
めの送給手段12が配設されている。図示の送給手段1
2は送給ロータ14から構成され、この送給ローラ14
は、後述する如くして所定方向および所定方向と反対方
向に回転駆動される。送給ローラ14に対向して記録ヘ
ッド16が配設されている。記録ヘッド16は、送給ロ
ータ14との間に介在される記録紙の表面に記録情報
(たとえば受信モードのときには受信信号に対応する情
報、コピーモードのときにはコピーすべき原稿に対応す
る情報)を記録する。送給ローラ14の下流側にカッタ
手段18が配設されている。図示のカッタ手段18は、
送給経路10の下側に配設された固定カッタ20と、そ
の上側に配設された可動カッタ22とを有し、可動カッ
タ22は、後述する如くして図1に実線で示す非切断位
置と図1に二点鎖線で示す切断位置との間を移動自在で
ある。
例を備えたファクシミリを簡略的に示す断面図である。
図1において、図示のファクシミリは、ファクシミリ本
体2を備え、このファクシミリ本体2の上部にパネルユ
ニット4およびスキャナユニット6が設けられている。
ファクシミリ本体2には、ロール状記録紙8が回転自在
に支持され、このロール状記録紙8は、この本体2に規
定された記録紙送給経路10を通して送給される。記録
紙送給経路10には、ロール状記録紙10を送給するた
めの送給手段12が配設されている。図示の送給手段1
2は送給ロータ14から構成され、この送給ローラ14
は、後述する如くして所定方向および所定方向と反対方
向に回転駆動される。送給ローラ14に対向して記録ヘ
ッド16が配設されている。記録ヘッド16は、送給ロ
ータ14との間に介在される記録紙の表面に記録情報
(たとえば受信モードのときには受信信号に対応する情
報、コピーモードのときにはコピーすべき原稿に対応す
る情報)を記録する。送給ローラ14の下流側にカッタ
手段18が配設されている。図示のカッタ手段18は、
送給経路10の下側に配設された固定カッタ20と、そ
の上側に配設された可動カッタ22とを有し、可動カッ
タ22は、後述する如くして図1に実線で示す非切断位
置と図1に二点鎖線で示す切断位置との間を移動自在で
ある。
【0012】パネルユニット4の表面には、操作パネル
(図示せず)が配設されている。この操作パネルには、
ファクシミリを作動させるための各種スイッチが設けら
れている。また、スキャナユニット6には、読取りヘッ
ド24が設けられている。
(図示せず)が配設されている。この操作パネルには、
ファクシミリを作動させるための各種スイッチが設けら
れている。また、スキャナユニット6には、読取りヘッ
ド24が設けられている。
【0013】ファクシミリ本体2とパネルユニット4お
よびスキャナユニット6との間には、原稿26を送給す
る原稿送給経路28が配設されている。原稿送給経路2
8の上方には原稿供給ローラ30が配設され、その下方
には、原稿供給ローラ30と協働する分離部材32が配
設ている。原稿供給ローラ30および分離部材32はフ
ァクシミリ本体2に装着され、原稿26(送信すべき原
稿および複写すべき原稿)は、上記原稿供給ローラ30
および分離部材32の間を通して送給される。また、読
取りヘッド24の下方には、原稿26を原稿送給経路2
8に沿って送給する原稿送給ローラ34が配設され、原
稿送給ローラ34と読取りヘッド24との間に位置する
原稿26の情報が、この読取りヘッド24によって読み
取られる。
よびスキャナユニット6との間には、原稿26を送給す
る原稿送給経路28が配設されている。原稿送給経路2
8の上方には原稿供給ローラ30が配設され、その下方
には、原稿供給ローラ30と協働する分離部材32が配
設ている。原稿供給ローラ30および分離部材32はフ
ァクシミリ本体2に装着され、原稿26(送信すべき原
稿および複写すべき原稿)は、上記原稿供給ローラ30
および分離部材32の間を通して送給される。また、読
取りヘッド24の下方には、原稿26を原稿送給経路2
8に沿って送給する原稿送給ローラ34が配設され、原
稿送給ローラ34と読取りヘッド24との間に位置する
原稿26の情報が、この読取りヘッド24によって読み
取られる。
【0014】このファクシミリにおいては、各種モード
時には、次のとおりに作動する。送信モードにおいて
は、送信すべき原稿26の先端部が分離部材32上に載
置され、原稿供給ローラ30の作用によって原稿26が
一枚毎原稿送給経路28に送給される。原稿送給経路2
8に送給された原稿26は、原稿送給ローラ34によっ
てさらに下流側に送給され、読取りヘッド24によって
その情報が読取られた後、矢印36で示すとおりに原稿
送給経路28から排出される。また、受信モードにおい
ては、送給ローラ14が所定方向に回転駆動され、これ
によってロール状記録紙8が記録紙送給経路10を通し
て送給される。記録紙送給経路10を通して送給される
記録紙には、記録ヘッド16によって受信した情報が記
録され、情報が記録された記録紙がさらに下流側に送給
される。記録紙送給経路10を通して送給された記録紙
は、後述如くしてカッタ手段18によって所定長さに切
断され、切断された記録紙が矢印38で示すとおりに記
録紙送給経路10から排出される。さらに、コピーモー
ドにおいては、複写すべき原稿26の先端部が分離部材
32に載置され、上述したとおりにしてこの原稿26が
原稿供給ローラ30および原稿送給ローラ34の作用に
よって原稿送給経路28を通して送給される。また、送
給ローラ14の作用によってロール状記録紙8が記録紙
送給経路10を通して送給される。そして、読取りヘッ
ド24にて読取られた原稿情報が、記録ヘッド16の作
用によって記録紙に記録され、原稿情報が記録された記
録紙がカッタ手段18によって切断された後記録紙送給
経路10から排出される。
時には、次のとおりに作動する。送信モードにおいて
は、送信すべき原稿26の先端部が分離部材32上に載
置され、原稿供給ローラ30の作用によって原稿26が
一枚毎原稿送給経路28に送給される。原稿送給経路2
8に送給された原稿26は、原稿送給ローラ34によっ
てさらに下流側に送給され、読取りヘッド24によって
その情報が読取られた後、矢印36で示すとおりに原稿
送給経路28から排出される。また、受信モードにおい
ては、送給ローラ14が所定方向に回転駆動され、これ
によってロール状記録紙8が記録紙送給経路10を通し
て送給される。記録紙送給経路10を通して送給される
記録紙には、記録ヘッド16によって受信した情報が記
録され、情報が記録された記録紙がさらに下流側に送給
される。記録紙送給経路10を通して送給された記録紙
は、後述如くしてカッタ手段18によって所定長さに切
断され、切断された記録紙が矢印38で示すとおりに記
録紙送給経路10から排出される。さらに、コピーモー
ドにおいては、複写すべき原稿26の先端部が分離部材
32に載置され、上述したとおりにしてこの原稿26が
原稿供給ローラ30および原稿送給ローラ34の作用に
よって原稿送給経路28を通して送給される。また、送
給ローラ14の作用によってロール状記録紙8が記録紙
送給経路10を通して送給される。そして、読取りヘッ
ド24にて読取られた原稿情報が、記録ヘッド16の作
用によって記録紙に記録され、原稿情報が記録された記
録紙がカッタ手段18によって切断された後記録紙送給
経路10から排出される。
【0015】上述したファクシミリは、図2に示す駆動
系によって駆動される。図2を参照して、図示の駆動系
は、駆動歯車42、第1の歯車列44および第2の歯車
列46を備えている。駆動歯車42は、ファクシミリの
駆動源を構成する駆動モータ(図示せず)の出力軸に固
定され、この出力軸と一体的に矢印48(図2)および
49(図3)で示す方向に選択的に回転駆動される。第
1の歯車列44は、送給ローラ14と一体的に回転駆動
される送給歯車50を含んでいる。駆動歯車42と送給
歯車50との間には、駆動歯車42と噛合う歯車52、
歯車52と噛合う歯車54、歯車54と一体的に形成さ
れた歯車56、歯車56と噛合う歯車58、歯車58と
噛合う遊星歯車60、遊星歯車60と連結解除自在に噛
合う歯車62、歯車62と一体的に形成された歯車6
4、歯車64と噛合う歯車66およびこの歯車66と一
体的に形成された歯車68が介在されており、これら歯
車54〜68も第1の歯車列44を構成し、歯車68が
上記送給歯車50に噛合っている。歯車58の支持軸に
は第1レバー70が回転自在に装着され、この第1のレ
バー70に遊星歯車60が回転自在に装着されている。
遊星歯車60が図2に示す位置にあるときには、遊星歯
車60はカム歯車72に駆動連結解除自在に噛み合い、
駆動歯車42からの駆動力は歯車52,54,56,5
8および遊星歯車60を介してカム歯車72、さらにこ
れに噛合うカム歯車74に駆動伝達され、駆動歯車42
が矢印48で示す方向に回転駆動されることによってこ
れら歯車52〜60,72,74は矢印で示す方向に回
動される。このとき、遊星歯車60は歯車64との噛合
いは解除されており、したがって、歯車58の駆動力が
送給歯車50に伝達されることはない。一方、遊星歯車
60が歯車58の周囲に沿って移動して歯車62に噛合
うと、駆動歯車42からの駆動力が歯車52〜68を介
して送給歯車50に伝達される。このとき、遊星歯車6
0はカム歯車72との噛合いは解除されており、したが
ってカム歯車72,74が回転駆動されることはない。
系によって駆動される。図2を参照して、図示の駆動系
は、駆動歯車42、第1の歯車列44および第2の歯車
列46を備えている。駆動歯車42は、ファクシミリの
駆動源を構成する駆動モータ(図示せず)の出力軸に固
定され、この出力軸と一体的に矢印48(図2)および
49(図3)で示す方向に選択的に回転駆動される。第
1の歯車列44は、送給ローラ14と一体的に回転駆動
される送給歯車50を含んでいる。駆動歯車42と送給
歯車50との間には、駆動歯車42と噛合う歯車52、
歯車52と噛合う歯車54、歯車54と一体的に形成さ
れた歯車56、歯車56と噛合う歯車58、歯車58と
噛合う遊星歯車60、遊星歯車60と連結解除自在に噛
合う歯車62、歯車62と一体的に形成された歯車6
4、歯車64と噛合う歯車66およびこの歯車66と一
体的に形成された歯車68が介在されており、これら歯
車54〜68も第1の歯車列44を構成し、歯車68が
上記送給歯車50に噛合っている。歯車58の支持軸に
は第1レバー70が回転自在に装着され、この第1のレ
バー70に遊星歯車60が回転自在に装着されている。
遊星歯車60が図2に示す位置にあるときには、遊星歯
車60はカム歯車72に駆動連結解除自在に噛み合い、
駆動歯車42からの駆動力は歯車52,54,56,5
8および遊星歯車60を介してカム歯車72、さらにこ
れに噛合うカム歯車74に駆動伝達され、駆動歯車42
が矢印48で示す方向に回転駆動されることによってこ
れら歯車52〜60,72,74は矢印で示す方向に回
動される。このとき、遊星歯車60は歯車64との噛合
いは解除されており、したがって、歯車58の駆動力が
送給歯車50に伝達されることはない。一方、遊星歯車
60が歯車58の周囲に沿って移動して歯車62に噛合
うと、駆動歯車42からの駆動力が歯車52〜68を介
して送給歯車50に伝達される。このとき、遊星歯車6
0はカム歯車72との噛合いは解除されており、したが
ってカム歯車72,74が回転駆動されることはない。
【0016】また、第2の歯車列46は、可動カッタ2
2に駆動連結されたカッタ歯車76を含んでいる。駆動
歯車42とカッタ歯車76との間には、駆動歯車42に
噛合う歯車78、歯車78と一体的に形成された歯車8
0、歯車80に噛合う遊星歯車82、遊星歯車82に連
結解除自在に噛合う歯車84およびこの歯車84に一体
的に形成された歯車86が介在されており、これら歯車
78〜86も第2の歯車列46を構成し、歯車86がカ
ッタ歯車76に噛合っている。歯車78の支持軸には第
2のレバー88が回転自在に装着され、この第2のレバ
ー88の第1レバー部90に遊星歯車82が回転自在に
装着されている。遊星歯車82が図2に示す位置にある
ときには、遊星歯車82と歯車84との駆動連結が解除
されており、駆動歯車42からの駆動力がカッタ歯車7
6に伝達されることはない。一方、遊星歯車82が歯車
80の周囲に沿って移動して歯車84に駆動連結する
と、駆動歯車42からの駆動力が歯車78〜86を介し
てカッタ歯車76に駆動伝達される。
2に駆動連結されたカッタ歯車76を含んでいる。駆動
歯車42とカッタ歯車76との間には、駆動歯車42に
噛合う歯車78、歯車78と一体的に形成された歯車8
0、歯車80に噛合う遊星歯車82、遊星歯車82に連
結解除自在に噛合う歯車84およびこの歯車84に一体
的に形成された歯車86が介在されており、これら歯車
78〜86も第2の歯車列46を構成し、歯車86がカ
ッタ歯車76に噛合っている。歯車78の支持軸には第
2のレバー88が回転自在に装着され、この第2のレバ
ー88の第1レバー部90に遊星歯車82が回転自在に
装着されている。遊星歯車82が図2に示す位置にある
ときには、遊星歯車82と歯車84との駆動連結が解除
されており、駆動歯車42からの駆動力がカッタ歯車7
6に伝達されることはない。一方、遊星歯車82が歯車
80の周囲に沿って移動して歯車84に駆動連結する
と、駆動歯車42からの駆動力が歯車78〜86を介し
てカッタ歯車76に駆動伝達される。
【0017】図示の実施形態では、第1の歯車列44の
歯車58に関連して第3の歯車列140が配設されてい
る。第3の歯車列140は、原稿送給ロータ34と一体
的に回転される原稿送給歯車92を含み、上記歯車58
と原稿送給歯車92との間に、歯車58と噛合う歯車9
4、歯車94と噛合う歯車96、歯車96と噛合う遊星
歯車98、遊星歯車98と駆動連結解除自在に噛合う歯
車100、歯車100と一体的に形成された歯車102
およびこの歯車102と噛合う歯車104とが介在され
ており、これら歯車94〜104も第3の歯車列140
を構成し、歯車104が上記原稿送給歯車92に噛合っ
ている。歯車96の支持軸には第3のレバー106が回
転自在に装着され、この第3のレバー106の先端部に
歯車98が回転自在に支持されている。遊星歯車98が
図2に示す位置にあるときには、歯車98と歯車100
との駆動連結は解除されており、したがって歯車58
(換言すると駆動歯車42)からの駆動力が原稿送給歯
車92に伝達されることはない。一方、遊星歯車98が
歯車96の外周に沿って移動して歯車100に駆動連結
されると、歯車58からの駆動力は歯車94〜104を
介して原稿送給歯車92に駆動伝達される。
歯車58に関連して第3の歯車列140が配設されてい
る。第3の歯車列140は、原稿送給ロータ34と一体
的に回転される原稿送給歯車92を含み、上記歯車58
と原稿送給歯車92との間に、歯車58と噛合う歯車9
4、歯車94と噛合う歯車96、歯車96と噛合う遊星
歯車98、遊星歯車98と駆動連結解除自在に噛合う歯
車100、歯車100と一体的に形成された歯車102
およびこの歯車102と噛合う歯車104とが介在され
ており、これら歯車94〜104も第3の歯車列140
を構成し、歯車104が上記原稿送給歯車92に噛合っ
ている。歯車96の支持軸には第3のレバー106が回
転自在に装着され、この第3のレバー106の先端部に
歯車98が回転自在に支持されている。遊星歯車98が
図2に示す位置にあるときには、歯車98と歯車100
との駆動連結は解除されており、したがって歯車58
(換言すると駆動歯車42)からの駆動力が原稿送給歯
車92に伝達されることはない。一方、遊星歯車98が
歯車96の外周に沿って移動して歯車100に駆動連結
されると、歯車58からの駆動力は歯車94〜104を
介して原稿送給歯車92に駆動伝達される。
【0018】ファクシミリ本体2には、さらに、アーム
部材112が旋回自在に装着されている。アーム部材1
12は、第2のレバー88に向けて延びる第1のアーム
部114と、カム歯車74に向けて延びる第2のアーム
部116を有している。また、カム歯車74には、これ
と一体的に回転するカム部材118が設けられており、
アーム部材112の第2のアーム部116がカム部材1
18の外周面に当接されている。したがって、アーム部
材112の第2のアーム部116がカム部材118のカ
ム円形部118aに作用する第1の角度位置(図2およ
び図3に示す角度位置)においては、アーム部材116
の第1のアーム部114の先端部が第2のレバー88の
第2のレバー部120(第1のレバー部90から所定角
度でもって第1のアーム部114に向けて延びている)
の先端部に作用し、第2のレバー88の図2における反
時計方向の回動を阻止し、これによって遊星歯車82が
歯車84に駆動連結することを阻止する。一方、アーム
部材112の第2のアーム部116がカム部材118の
カム凹部118bに作用する第2の角度位置(図4に示
す角度位置)においては、アーム部材116は上記第1
の角度位置から図2において時計方向に回動し、アーム
部材112の第1のアーム部114が第2のレバー88
の第2のレバー部120から後退し、これによって第2
のレバー88の図2における時計方向の回動が許容さ
れ、かくして遊星歯車82の歯車84への駆動連結が許
容される。
部材112が旋回自在に装着されている。アーム部材1
12は、第2のレバー88に向けて延びる第1のアーム
部114と、カム歯車74に向けて延びる第2のアーム
部116を有している。また、カム歯車74には、これ
と一体的に回転するカム部材118が設けられており、
アーム部材112の第2のアーム部116がカム部材1
18の外周面に当接されている。したがって、アーム部
材112の第2のアーム部116がカム部材118のカ
ム円形部118aに作用する第1の角度位置(図2およ
び図3に示す角度位置)においては、アーム部材116
の第1のアーム部114の先端部が第2のレバー88の
第2のレバー部120(第1のレバー部90から所定角
度でもって第1のアーム部114に向けて延びている)
の先端部に作用し、第2のレバー88の図2における反
時計方向の回動を阻止し、これによって遊星歯車82が
歯車84に駆動連結することを阻止する。一方、アーム
部材112の第2のアーム部116がカム部材118の
カム凹部118bに作用する第2の角度位置(図4に示
す角度位置)においては、アーム部材116は上記第1
の角度位置から図2において時計方向に回動し、アーム
部材112の第1のアーム部114が第2のレバー88
の第2のレバー部120から後退し、これによって第2
のレバー88の図2における時計方向の回動が許容さ
れ、かくして遊星歯車82の歯車84への駆動連結が許
容される。
【0019】この実施形態では、カッタ歯車76と可動
カッタ22とは、図5に示すようにリンク機構122を
介して駆動連結されている。ファクシミリ本体2には取
付ブラケット123が装着され、この取付ブラケット1
23に支持軸124を介して第1のリンク126の一端
部が回転自在に装着され、第1のリンク126に上記可
動カッタ22が固定されている。リンク機構122は、
また、カッタ歯車76と一体的に回転する固定ピン12
8を含み、この固定ピン128に第2のリンク130の
一端部が回転自在に装着され、第1および第2のリンク
126,130の他端部が連結ピン132を介して回転
自在に連結されている。固定ピン128は、カッタ歯車
76にその回転中心から偏心して固定されるが、歯車列
44,46における歯車の配置によっては、後述する逆
転送給歯車に設けることもできる。なお、固定カッタ2
0は、上記取付ブラケット123に取付けられている。
カッタ22とは、図5に示すようにリンク機構122を
介して駆動連結されている。ファクシミリ本体2には取
付ブラケット123が装着され、この取付ブラケット1
23に支持軸124を介して第1のリンク126の一端
部が回転自在に装着され、第1のリンク126に上記可
動カッタ22が固定されている。リンク機構122は、
また、カッタ歯車76と一体的に回転する固定ピン12
8を含み、この固定ピン128に第2のリンク130の
一端部が回転自在に装着され、第1および第2のリンク
126,130の他端部が連結ピン132を介して回転
自在に連結されている。固定ピン128は、カッタ歯車
76にその回転中心から偏心して固定されるが、歯車列
44,46における歯車の配置によっては、後述する逆
転送給歯車に設けることもできる。なお、固定カッタ2
0は、上記取付ブラケット123に取付けられている。
【0020】このように構成されているので、カッタ歯
車76が図5に示す位置にあるときには、可動カッタ2
2は固定カッタ20の上方に位置する非切断位置に保持
され、記録紙送給経路10(図1)を通して送給される
記録紙に作用することはない。カッタ歯車76がこの角
度位置から矢印134で示す方向に約180度回転する
と、固定ピン128が移動することによって、第2のリ
ンク130を介して第1のリンク26が支持軸124を
中心として図5において時計方向に旋回され、これによ
って可動カッタ22は支持軸124を中心として固定カ
ッタ20に向けて下方に図6に示す切断位置まで旋回さ
れる。このように可動カッタ22が移動すると、固定カ
ッタ20および可動カッタ22が記録紙送給経路10の
記録紙に作用し、ロール状記録紙8が所望長さに切断さ
れる。ロール状記録紙8の切断後、カッタ歯車76は図
6に示す角度位置を越えて元の角度位置(図5に示す角
度位置)まで矢印134で示す方向に回動し、図5に示
す位置まで回動すると元の非切断位置に復帰する。
車76が図5に示す位置にあるときには、可動カッタ2
2は固定カッタ20の上方に位置する非切断位置に保持
され、記録紙送給経路10(図1)を通して送給される
記録紙に作用することはない。カッタ歯車76がこの角
度位置から矢印134で示す方向に約180度回転する
と、固定ピン128が移動することによって、第2のリ
ンク130を介して第1のリンク26が支持軸124を
中心として図5において時計方向に旋回され、これによ
って可動カッタ22は支持軸124を中心として固定カ
ッタ20に向けて下方に図6に示す切断位置まで旋回さ
れる。このように可動カッタ22が移動すると、固定カ
ッタ20および可動カッタ22が記録紙送給経路10の
記録紙に作用し、ロール状記録紙8が所望長さに切断さ
れる。ロール状記録紙8の切断後、カッタ歯車76は図
6に示す角度位置を越えて元の角度位置(図5に示す角
度位置)まで矢印134で示す方向に回動し、図5に示
す位置まで回動すると元の非切断位置に復帰する。
【0021】第2の歯車列46と第1歯車列44との間
には、逆転送給歯車136(図2〜図4においては、こ
の逆転送給歯車を省略して示している)が介在されてい
る。図示の実施形態では、逆転送給歯車136はカッタ
歯車76と一体的に形成されている。この逆転送給歯車
136は、図5に示すとおり、その一部に歯部が設けら
れ、この実施形態ではこの歯部は1個の歯138を有し
ている。この逆転送給歯車136は、第1の歯車列44
の歯車66と噛合可能であり、両歯車136,66が噛
合うと、後述する如く第1の歯車列46のカッタ歯車7
6からの駆動力が逆転送給歯車136を介して第1の歯
車列44の歯車66に伝達され、さらに歯車68を介し
て送給歯車50に駆動伝達される。
には、逆転送給歯車136(図2〜図4においては、こ
の逆転送給歯車を省略して示している)が介在されてい
る。図示の実施形態では、逆転送給歯車136はカッタ
歯車76と一体的に形成されている。この逆転送給歯車
136は、図5に示すとおり、その一部に歯部が設けら
れ、この実施形態ではこの歯部は1個の歯138を有し
ている。この逆転送給歯車136は、第1の歯車列44
の歯車66と噛合可能であり、両歯車136,66が噛
合うと、後述する如く第1の歯車列46のカッタ歯車7
6からの駆動力が逆転送給歯車136を介して第1の歯
車列44の歯車66に伝達され、さらに歯車68を介し
て送給歯車50に駆動伝達される。
【0022】このような逆転送給歯車136を備えた駆
動系においては、カッタ手段18が記録紙を切断した後
可動カッタ22が切断位置から非切断位置に復帰する際
に、逆転送給歯車136の作用によって送給ローラ14
が所定方向と反対方向に幾分回動され、これによってロ
ール状記録紙8の先端がカット位置(固定カッタ20と
可動カッタ20とが相互に作用する位置)から幾分引込
まれる。さらに説明すると、ロール状記録紙8が記録紙
送給経路10を通して送給される受信モードにおいて
は、駆動系は図3に示す状態に保持される。すなわち、
カム歯車74と一体的であるカム部材118のカム円形
部118aがアーム部材112の第2のアーム部118
に作用し、このアーム部材112が図3に示す第1の角
度位置に保持される。したがって、アーム部材112の
第1のアーム部114が第2のレバー88の第2のレバ
ー部120に作用してこれを反時計方向に旋回し、第2
のレバー88が図3に示す角度位置に保持される。この
状態においては、遊星歯車82は歯車84から離隔して
位置し、遊星歯車82と歯車84との駆動連結が解除さ
れ、第2の歯車列46が連結解除状態に保持される。
動系においては、カッタ手段18が記録紙を切断した後
可動カッタ22が切断位置から非切断位置に復帰する際
に、逆転送給歯車136の作用によって送給ローラ14
が所定方向と反対方向に幾分回動され、これによってロ
ール状記録紙8の先端がカット位置(固定カッタ20と
可動カッタ20とが相互に作用する位置)から幾分引込
まれる。さらに説明すると、ロール状記録紙8が記録紙
送給経路10を通して送給される受信モードにおいて
は、駆動系は図3に示す状態に保持される。すなわち、
カム歯車74と一体的であるカム部材118のカム円形
部118aがアーム部材112の第2のアーム部118
に作用し、このアーム部材112が図3に示す第1の角
度位置に保持される。したがって、アーム部材112の
第1のアーム部114が第2のレバー88の第2のレバ
ー部120に作用してこれを反時計方向に旋回し、第2
のレバー88が図3に示す角度位置に保持される。この
状態においては、遊星歯車82は歯車84から離隔して
位置し、遊星歯車82と歯車84との駆動連結が解除さ
れ、第2の歯車列46が連結解除状態に保持される。
【0023】この状態において、駆動モータ(図示せ
ず)が正転して駆動歯車42が矢印49で示す方向に回
転駆動されると、歯車52,54,56を介して歯車5
8が回転駆動され、この歯車58の回転によって遊星歯
車66が歯車58の外周に沿って移動して歯車62に駆
動連結され、さらに歯車64,66,68を介して送給
歯車50が矢印142で示す方向に回動される。したが
って、駆動歯車42からの駆動力によって送給歯車50
が回転駆動され、送給ローラ14が所定方向に回転さ
れ、ロール状記録紙8は記録紙送給経路10に沿って送
給される。このとき、各種歯車は図3に矢印で示す方向
に回転駆動される(受信モードにおいて回転駆動される
歯車における回動方向を矢印で示す)。すなわち、第2
の歯車列46が駆動連結解除状態に保持されているの
で、駆動歯車42からの駆動力は歯車78,80,82
に伝達されるが、歯車84,86およびカッタ歯車76
に伝達されることはなく、カッタ手段18の可動カッタ
22は図5に示す非切断位置に保持される。また、第3
の歯車列140が駆動連結解除状態に保持され、歯車5
8からの駆動力は歯車94,96,98に伝達される
が、歯車100,102,104および原稿送給歯車9
2に伝達されることはなく、原稿送給ローラ34が回動
されることはない。
ず)が正転して駆動歯車42が矢印49で示す方向に回
転駆動されると、歯車52,54,56を介して歯車5
8が回転駆動され、この歯車58の回転によって遊星歯
車66が歯車58の外周に沿って移動して歯車62に駆
動連結され、さらに歯車64,66,68を介して送給
歯車50が矢印142で示す方向に回動される。したが
って、駆動歯車42からの駆動力によって送給歯車50
が回転駆動され、送給ローラ14が所定方向に回転さ
れ、ロール状記録紙8は記録紙送給経路10に沿って送
給される。このとき、各種歯車は図3に矢印で示す方向
に回転駆動される(受信モードにおいて回転駆動される
歯車における回動方向を矢印で示す)。すなわち、第2
の歯車列46が駆動連結解除状態に保持されているの
で、駆動歯車42からの駆動力は歯車78,80,82
に伝達されるが、歯車84,86およびカッタ歯車76
に伝達されることはなく、カッタ手段18の可動カッタ
22は図5に示す非切断位置に保持される。また、第3
の歯車列140が駆動連結解除状態に保持され、歯車5
8からの駆動力は歯車94,96,98に伝達される
が、歯車100,102,104および原稿送給歯車9
2に伝達されることはなく、原稿送給ローラ34が回動
されることはない。
【0024】ロール状記録紙8から引出された記録紙を
切断するときには、図4に示す切断駆動モードに切換え
られる。切換駆動モードに切換える際には、遊星歯車6
0がカム歯車72に噛合し、カム歯車72を介してカム
歯車74が図4に示す角度位置まで回転される。この切
断駆動モードにおいては、駆動系は図4に示す状態に保
持される。カム部材118のカム凹部118bがアーム
部材112の第2のアーム部118に作用し、このアー
ム部材112が図4に示す第2の角度位置に保持され
る。したがって、アーム部材112の第1のアーム部1
14が第2のレバー88の第2のレバー部120から後
退し、第2のレバー88が図4に示す角度位置に保持さ
れる。また、遊星歯車60はカム歯車72との駆動連結
が解除され、このカム歯車72と歯車62との間に保持
される。この状態においては、遊星歯車60と歯車62
との駆動連結も解除され、第1の歯車列44が連結解除
状態に保持される。
切断するときには、図4に示す切断駆動モードに切換え
られる。切換駆動モードに切換える際には、遊星歯車6
0がカム歯車72に噛合し、カム歯車72を介してカム
歯車74が図4に示す角度位置まで回転される。この切
断駆動モードにおいては、駆動系は図4に示す状態に保
持される。カム部材118のカム凹部118bがアーム
部材112の第2のアーム部118に作用し、このアー
ム部材112が図4に示す第2の角度位置に保持され
る。したがって、アーム部材112の第1のアーム部1
14が第2のレバー88の第2のレバー部120から後
退し、第2のレバー88が図4に示す角度位置に保持さ
れる。また、遊星歯車60はカム歯車72との駆動連結
が解除され、このカム歯車72と歯車62との間に保持
される。この状態においては、遊星歯車60と歯車62
との駆動連結も解除され、第1の歯車列44が連結解除
状態に保持される。
【0025】この状態において、駆動モータ(図示せ
ず)が正転して駆動歯車42が矢印49で示す方向に回
転駆動されると、歯車78を介して歯車80が回転駆動
され、この歯車80の回転によって遊星歯車82が歯車
80の外周に沿って移動して歯車84に駆動連結され、
さらに歯車86を介してカッタ歯車76が矢印134で
示す方向に回動される。したがって、駆動歯車42から
の駆動力によってカッタ歯車76が回転駆動され、可動
カッタ22が図5に示す非切断位置から図6に示す切断
位置に向けて移動される。このとき、各種歯車は図4に
矢印で示す方向に回転駆動される(切断駆動モードにお
いて回転駆動される歯車における回動方向を矢印で示
す)。すなわち、第1の歯車列44が駆動連結解除状態
に保持されているので、駆動歯車42からの駆動力は歯
車52,54,56,58,60に伝達されるが、歯車
62,64,66,68および送給歯車50に伝達され
ることはなく、送給ローラ14が回動されることはな
く、ロール状記録紙8の送給が停止される。また、第3
の歯車列90が駆動連結解除状態に保持され、歯車58
からの駆動力は歯車94,96,98に伝達されるが、
歯車100,102,104および原稿送給歯車92に
伝達されることはない。
ず)が正転して駆動歯車42が矢印49で示す方向に回
転駆動されると、歯車78を介して歯車80が回転駆動
され、この歯車80の回転によって遊星歯車82が歯車
80の外周に沿って移動して歯車84に駆動連結され、
さらに歯車86を介してカッタ歯車76が矢印134で
示す方向に回動される。したがって、駆動歯車42から
の駆動力によってカッタ歯車76が回転駆動され、可動
カッタ22が図5に示す非切断位置から図6に示す切断
位置に向けて移動される。このとき、各種歯車は図4に
矢印で示す方向に回転駆動される(切断駆動モードにお
いて回転駆動される歯車における回動方向を矢印で示
す)。すなわち、第1の歯車列44が駆動連結解除状態
に保持されているので、駆動歯車42からの駆動力は歯
車52,54,56,58,60に伝達されるが、歯車
62,64,66,68および送給歯車50に伝達され
ることはなく、送給ローラ14が回動されることはな
く、ロール状記録紙8の送給が停止される。また、第3
の歯車列90が駆動連結解除状態に保持され、歯車58
からの駆動力は歯車94,96,98に伝達されるが、
歯車100,102,104および原稿送給歯車92に
伝達されることはない。
【0026】切断駆動モードの初期においては、逆転送
給歯車136の歯138は、図5に示すとおり、第1の
歯車列44の歯車66とほぼ反対側に位置しており、し
たがってカッタ歯車76への駆動力がさらに上記歯車6
6に伝達されることはない。この切断駆動モードにおい
てカッタ歯車76が矢印134で示す方向に図6に示す
角度位置まで約180度回動すると、可動カッタ22が
上記非切断位置から図6に示す切断位置まで旋回し、こ
れによって記録紙送給経路10に位置する記録紙が所要
のとおりにして切断される。また、カッタ歯車76が約
180度まで回動すると、図6に示すとおり、逆転送給
歯車136の歯138が歯車66の歯部に係合してこの
歯車66を矢印144で示す方向に幾分回動し、この回
動力が歯車68を介して送給歯車50に伝達される。し
たがって、可動カッタ22の切断位置への移動によって
ロール状記録紙8を切断したとき、カッタ歯車76への
駆動力によって送給歯車50が矢印146で示す所定方
向とは反対方向に幾分回転駆動され、これによってロー
ル状記録紙8の先端はカット位置から幾分引込められ
る。このロール記録紙8の先端の引込みは、逆転送給歯
車136を介して行われるため、高精度にかつ確実に行
うことができる。
給歯車136の歯138は、図5に示すとおり、第1の
歯車列44の歯車66とほぼ反対側に位置しており、し
たがってカッタ歯車76への駆動力がさらに上記歯車6
6に伝達されることはない。この切断駆動モードにおい
てカッタ歯車76が矢印134で示す方向に図6に示す
角度位置まで約180度回動すると、可動カッタ22が
上記非切断位置から図6に示す切断位置まで旋回し、こ
れによって記録紙送給経路10に位置する記録紙が所要
のとおりにして切断される。また、カッタ歯車76が約
180度まで回動すると、図6に示すとおり、逆転送給
歯車136の歯138が歯車66の歯部に係合してこの
歯車66を矢印144で示す方向に幾分回動し、この回
動力が歯車68を介して送給歯車50に伝達される。し
たがって、可動カッタ22の切断位置への移動によって
ロール状記録紙8を切断したとき、カッタ歯車76への
駆動力によって送給歯車50が矢印146で示す所定方
向とは反対方向に幾分回転駆動され、これによってロー
ル状記録紙8の先端はカット位置から幾分引込められ
る。このロール記録紙8の先端の引込みは、逆転送給歯
車136を介して行われるため、高精度にかつ確実に行
うことができる。
【0027】カッタ歯車76がさらに回動すると、可動
カッタ22は上記切断位置から図5に示す非切断位置に
復帰する。この復帰の際、ロール状記録紙8の先端は上
記カット位置から幾分引込まれているので、この先端が
可動カッタ22に作用することはない。なお、逆転送給
歯車136は1個の歯138しか有していないので、逆
転送給歯車136と歯車66とが駆動連結される期間は
短く、したがってロール状記録紙8の先端が引込まれる
移動量は僅かである。このようにカッタ歯車76の一回
転という一連の動作でもってカッタ手段18による切断
とロール状記録紙8の引込みとが行われる。なお、逆転
送給歯車136に設ける歯138の位置を適宜設定する
ことによって、ロール状記録紙8が引込まれるタイミン
グを調整することができる。また、逆転送給歯車136
に設ける歯数を適宜設定することによって、ロール状記
録紙8が引込まれる移動量を調整することができる。
カッタ22は上記切断位置から図5に示す非切断位置に
復帰する。この復帰の際、ロール状記録紙8の先端は上
記カット位置から幾分引込まれているので、この先端が
可動カッタ22に作用することはない。なお、逆転送給
歯車136は1個の歯138しか有していないので、逆
転送給歯車136と歯車66とが駆動連結される期間は
短く、したがってロール状記録紙8の先端が引込まれる
移動量は僅かである。このようにカッタ歯車76の一回
転という一連の動作でもってカッタ手段18による切断
とロール状記録紙8の引込みとが行われる。なお、逆転
送給歯車136に設ける歯138の位置を適宜設定する
ことによって、ロール状記録紙8が引込まれるタイミン
グを調整することができる。また、逆転送給歯車136
に設ける歯数を適宜設定することによって、ロール状記
録紙8が引込まれる移動量を調整することができる。
【0028】この実施形態では、切断駆動モード中にカ
ッタ歯車76は一回転し、一回転すると切断駆動モード
が終了する。
ッタ歯車76は一回転し、一回転すると切断駆動モード
が終了する。
【0029】以上、本発明に従うロール状記録紙送給装
置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる形
態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱する
ことなく種々の変形、修正が可能である。
置の一実施形態について説明したが、本発明はかかる形
態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱する
ことなく種々の変形、修正が可能である。
【0030】たとえば、図示の実施形態では、第2の歯
車列46のカッタ歯車76と一体的に逆転送給歯車13
6を設けているが、第2の歯車列46の他の歯車に関連
して設けるようにしてもよい。
車列46のカッタ歯車76と一体的に逆転送給歯車13
6を設けているが、第2の歯車列46の他の歯車に関連
して設けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1のロール状記録紙送給
装置によれば、駆動源と送給手段との間に第1の歯車列
が介在され、駆動源とカッタ手段との間に第2の歯車列
が介在され、第1の歯車列と第2の歯車列との間に、カ
ッタ歯車へのの駆動力を送給歯車に伝達するための逆転
送給歯車が介在されている。そして、第2の歯車列から
の駆動力によって可動カッタが切断位置から非切断位置
に移動する際に、逆転送給歯車が第1の歯車列と該第2
の歯車列とを駆動連結し、これによって、カッタ歯車へ
の駆動力が逆転送給歯車を介して送給歯車に伝達され
る。したがって、可動カッタが非切断位置に復帰する際
に、送給手段が所定方向とは反対方向に回転駆動され、
ロール状記録紙の先端は所要のとおりに引込められ、ロ
ール状記録紙の先端が可動カッタに当接することが防止
される。
装置によれば、駆動源と送給手段との間に第1の歯車列
が介在され、駆動源とカッタ手段との間に第2の歯車列
が介在され、第1の歯車列と第2の歯車列との間に、カ
ッタ歯車へのの駆動力を送給歯車に伝達するための逆転
送給歯車が介在されている。そして、第2の歯車列から
の駆動力によって可動カッタが切断位置から非切断位置
に移動する際に、逆転送給歯車が第1の歯車列と該第2
の歯車列とを駆動連結し、これによって、カッタ歯車へ
の駆動力が逆転送給歯車を介して送給歯車に伝達され
る。したがって、可動カッタが非切断位置に復帰する際
に、送給手段が所定方向とは反対方向に回転駆動され、
ロール状記録紙の先端は所要のとおりに引込められ、ロ
ール状記録紙の先端が可動カッタに当接することが防止
される。
【0032】また本発明の請求項2のロール状記録紙送
給装置によれば、逆転送給歯車はその一部に歯部を有
し、カッタ歯車と一体的に回転して上記歯部が第1の歯
車列と駆動連結する間駆動力を送給歯車に伝達する。し
たがって、逆転送給歯車と第1の歯車列とが噛合する間
送給手段が所定方向と反対方向に回転駆動され、ロール
状記録紙の先端を確実に引込むことができる。
給装置によれば、逆転送給歯車はその一部に歯部を有
し、カッタ歯車と一体的に回転して上記歯部が第1の歯
車列と駆動連結する間駆動力を送給歯車に伝達する。し
たがって、逆転送給歯車と第1の歯車列とが噛合する間
送給手段が所定方向と反対方向に回転駆動され、ロール
状記録紙の先端を確実に引込むことができる。
【図1】本発明に従うロール状記録紙送給装置の一実施
形態を備えたファクシミリの一例を簡略的に示す断面図
である。
形態を備えたファクシミリの一例を簡略的に示す断面図
である。
【図2】図1のファクシミリにおける駆動系を簡略的に
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】図2の駆動系において、受信モードのときの状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
【図4】図2の駆動系において、切断駆動モードのとき
の状態を示す正面図である。
の状態を示す正面図である。
【図5】図1のファクシミリにおいて、可動カッタが非
切断位置にあるときのカッタ手段およびそれに関連する
要素を拡大して示す拡大側面図である。
切断位置にあるときのカッタ手段およびそれに関連する
要素を拡大して示す拡大側面図である。
【図6】可動カッタが切断位置にあるときの状態を示
す、図5に対応する拡大側面図である。
す、図5に対応する拡大側面図である。
2 ファクシミリ本体
6 スキャナユニット
8 ロール状記録紙
10 記録紙送給経路
12 送給手段
14 送給ローラ
18 カッタ手段
22 可動カッタ
42 駆動歯車
44 第1の歯車列
46 第2の歯車列
50 送給歯車
76 カッタ歯車
112 アーム部材
122 リンク機構
136 逆転送給歯車
138 歯
140 第3の歯車列
Claims (2)
- 【請求項1】 ロール状記録紙と、該ロール状記録紙を
所定方向に送給するための送給手段と、該ロール状記録
紙を切断するためのカッタ手段と、該送給手段および該
カッタ手段を作動させるための駆動源と、該駆動源と該
送給手段との間に介在された第1の歯車列と、該駆動源
と該カッタ手段との間に介在された第2の歯車列とを備
えたロール状記録紙送給装置において、 該第1の歯車列は、該送給手段を駆動させるための送給
歯車を含み、 該第2の歯車列は、該カッタ手段の可動カッタを非切断
位置と切断位置との間を移動させるためのカッタ歯車を
含み、 該第1の歯車列と該第2の歯車列との間には、該カッタ
歯車への駆動力を該送給歯車に伝達するための逆転送給
歯車が介在されており、 ロール状記録紙を送給する時、該第2の歯車列が非駆動
連結状態に保持される一方、該第1の歯車列が駆動連結
状態に保持され、これによって、該駆動源からの駆動力
が該第1の歯車列を介して該送給手段に伝達され、該送
給手段が所定方向に回転駆動され、 ロール状記録紙を切断する時、該第2の歯車列が駆動連
結状態に保持される一方、該第1の歯車列が非駆動連結
状態に保持され、これによって、該駆動源からの駆動力
が該第2の歯車列を介して該可動カッタに伝達され、該
可動カッタが該非切断位置から該切断位置に移動され、
しかる後該切断位置から該非切断位置に移動され、 そして、該可動カッタが該切断位置から該非切断位置に
移動する際に、該逆転送給歯車が第1の歯車列と該第2
の歯車列とを駆動連結し、これによって、該カッタ歯車
への駆動力が該逆転送給歯車を介して該送給歯車に伝達
され、該送給手段が該所定方向とは反対方向に回転駆動
される、ことを特徴とするロール状記録紙送給装置。 - 【請求項2】 前記逆転送給歯車は、該カッタ歯車と一
体的に回転駆動され、その一部に該第1の歯車列に駆動
連結する歯部を有し、該カッタ歯車が一回転するとその
回転の一部において該第1の歯車列と駆動連結し、該逆
転送給歯車の該歯部と該第1の歯車列とが駆動連結され
る間、該送給手段が該所定方向とは反対方向に回転駆動
されることを特徴とする請求項1記載のロール状記録紙
送給装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07972397A JP3461430B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | ロール状記録紙送給装置 |
US09/050,074 US6026723A (en) | 1997-03-31 | 1998-03-30 | Roll paper feeding apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07972397A JP3461430B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | ロール状記録紙送給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10277995A JPH10277995A (ja) | 1998-10-20 |
JP3461430B2 true JP3461430B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=13698129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07972397A Expired - Fee Related JP3461430B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | ロール状記録紙送給装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6026723A (ja) |
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US6095007A (en) * | 1999-02-03 | 2000-08-01 | International Business Machines Corporation | Staggered gear for bi-directional operation |
JP3719867B2 (ja) * | 1999-02-04 | 2005-11-24 | 株式会社沖データ | プリンタ及びその制御方法 |
JP2001001590A (ja) * | 1999-06-23 | 2001-01-09 | Alps Electric Co Ltd | プリンタ |
US6408727B1 (en) * | 2000-01-12 | 2002-06-25 | International Business Machines Corporation | Paper cutter using a blade lifting mechanism |
JP4131206B2 (ja) * | 2003-07-29 | 2008-08-13 | セイコーエプソン株式会社 | 媒体読み取り装置及び媒体読み取り方法 |
TWI265091B (en) * | 2005-08-31 | 2006-11-01 | Asia Optical Co Inc | Direction switching device |
US8177444B2 (en) * | 2008-01-08 | 2012-05-15 | Zih Corp. | Printer and associated ejection assembly |
JP5909372B2 (ja) | 2012-01-19 | 2016-04-26 | 富士通コンポーネント株式会社 | プリンタ装置及びプリンタ装置の制御方法 |
JP5849742B2 (ja) * | 2012-02-01 | 2016-02-03 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
KR101618599B1 (ko) * | 2014-04-30 | 2016-05-10 | 주식회사 신흥정밀 | 프린터의 동력 전환장치 |
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JP3004160U (ja) | 1994-05-12 | 1994-11-08 | 船井電機株式会社 | ファクシミリ装置 |
Family Cites Families (10)
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IT1184385B (it) * | 1985-04-05 | 1987-10-28 | Steiner Co Int Sa | Apparecchio per la distribuzione di asciugamani di carta da un rotolo |
JPS62196263A (ja) * | 1986-02-25 | 1987-08-29 | Toshiba Corp | 記録紙の切断方法 |
US4868674A (en) * | 1986-08-22 | 1989-09-19 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus with plural sheet supply and selective conveyance |
US5223940A (en) * | 1987-11-13 | 1993-06-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus with control of cutter blades and retraction of recording medium web in response to detection of a cut sheet |
JPH07106817B2 (ja) * | 1988-12-05 | 1995-11-15 | 三菱電機株式会社 | ファクシミリ装置 |
DE69006075T2 (de) * | 1989-04-03 | 1994-05-05 | Sharp Kk | Blattfördervorrichtung für Faksimilegerät. |
JP2793841B2 (ja) * | 1989-05-31 | 1998-09-03 | 京都電子工業株式会社 | 水分測定装置における測定終点判定方法 |
KR970003395B1 (ko) * | 1993-12-01 | 1997-03-18 | 삼성전자 주식회사 | 팩시밀리의 기록지 이송과 자동 절단장치 |
JP2865001B2 (ja) * | 1994-12-20 | 1999-03-08 | 村田機械株式会社 | 画像処理装置 |
-
1997
- 1997-03-31 JP JP07972397A patent/JP3461430B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-03-30 US US09/050,074 patent/US6026723A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3004160U (ja) | 1994-05-12 | 1994-11-08 | 船井電機株式会社 | ファクシミリ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10277995A (ja) | 1998-10-20 |
US6026723A (en) | 2000-02-22 |
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