JP4131206B2 - 媒体読み取り装置及び媒体読み取り方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙、カード等の読み取り媒体を読み取る媒体読み取り装置及び媒体読み取り方法に関し、特にカード上の画像を読み取る画像読み取り装置および画像読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
用紙やカード等の読み取り媒体上に描かれた画像情報を取得する装置としては、イメージスキャナが一般的に用いられている。イメージスキャナは、読み取りヘッドを読み取り媒体に密着させた状態で、読み取りヘッドに設けられたLED等から読み取り媒体に光を照射し、読み取り媒体上で反射した光を読み取りヘッドに設けられた画像読み取りセンサを用いて受光することによって読み取り媒体上の画像情報を取得する。
【0003】
イメージスキャナとしては、自走型イメージスキャナとシートフィード型イメージスキャナの2種類が存在する。自走型イメージスキャナは、例えばフラットッド型のイメージスキャナに代表されるように、その読み取りヘッドが読み取り媒体上を移動することにより読み取り媒体上の全画像情報を取得するものである。一方、シートフィード型イメージスキャナは、読み取り媒体を読み取りヘッドに密着させた状態で読み取り媒体を移動させることにより読み取り媒体上の全画像情報を取得するものである。
【0004】
自走型イメージスキャナは、その装置内に読み取りヘッドを移動させるためのスペースを確保する必要があるため、装置のサイズが大型化してしまう傾向にある。そのため、小型化の観点からいえば、シートフィード型イメージスキャナのほうが自走型イメージスキャナよりも有利である。
【0005】
図13は、シートフィード型イメージスキャナ200を示す図である。シートフィード型イメージスキャナ200では、給紙トレイ202上に載置されたシート原稿Pは、昇降トレイ203によって上昇し、給紙ローラ204によってピックアップされて、挿入口Fからシートフィード型イメージスキャナ200内部に搬送される。そして、シート原稿Pは、分離ローラ対205および搬送ローラ対206により画像センサ201まで搬送される。画像センサ201は、搬送されたシート原稿Pを読み取り、読み取りが終了したシート原稿Pは、排紙ローラ対207によって排出口Rから排紙トレイ208に排出される(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−284801((0014),図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シートフィード型イメージスキャナ200のように、挿入口Fから一方向に搬送されて、排出口Rから排出されるイメージスキャナでは、挿入口Fと排出口Rが互いに逆方向に設けられているため、例えば挿入口Fを手前側となるようにイメージスキャナを配置すると、読み取り媒体は、イメージスキャナ後方から排出されることとなり、読み取り媒体が取り出しにくく、操作性が好ましくない。
【0008】
また、読み取り媒体がイメージスキャナ内に斜めに挿入されてしまった場合には、そのまま搬送されて斜めに読み取られるか、またはガイドによって途中から矯正されることとなり、結果として斜めの画像または途中から曲がった画像しか得ることができない。これにより、例えば、読み取り媒体が表面に顔写真等を含む身分証明用のカードであり、このカード上の画像を個人の認証用の一データとして読み取るような場合には、入手した顔写真等が歪む、または全ての領域が正しく入手できないような状況も考えられる。
【0009】
また、読み取り媒体が斜めに挿入された場合、状況によってはイメージスキャナ内部の搬送路内で読み取り媒体が詰まって、ジャミングを引き起こしてしまう場合も考えられる。このような場合には、詰まった読み取り媒体を取り除き、再度読み取りを実行しなければならず、非常に操作性が悪い。
【0010】
また、読み取り媒体が斜めに挿入されたことをユーザが読み取った画像を確認する以前に検知して媒体搬送不良を検出するためには、挿入検出器、媒体先端検出器、媒体後端検出器、排出検出器等の複数の検出器が必要である。このような複数の検出器をイメージスキャナに設けると、イメージスキャナのサイズが大きくなり小型化が困難になってしまう。また、複数の検出器からの検出出力を処理する必要があるので、処理が煩雑となってしまうという問題もある。
【0011】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、操作性が良く、かつ常に安定して読み取り媒体の情報を取得可能な媒体読み取り装置及び媒体読み取り方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、以下のような構成によって達成される。
(1) 媒体挿入口から挿入される読み取り媒体を媒体搬送路に沿って搬送する搬送ローラと、
前記媒体搬送路内で搬送される前記読み取り媒体を読み取る媒体読み取りセンサと、
前記読み取り媒体を検出する少なくとも1つの媒体検出器と、
前記媒体搬送ローラ及び前記媒体読み取りセンサを制御する制御器と、を有し、
前記媒体搬送ローラは、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を順方向に頭出し位置まで搬送した後に、前記読み取り媒体を前記媒体挿入口に向かって逆方向に搬送し、
前記媒体検出器は、前記読み取り媒体の搬送開始から、前記読み取り媒体の後縁を検出するまでの搬送方向上の媒体長さを検出し、
前記制御器は、前記媒体長さが第1の所定値より短ければ、前記媒体読み取りセンサに、前記頭出し位置から前記逆方向に搬送される前記読み取り媒体を読み取らせ、
前記媒体長さが前記第1の所定値以上であれば、前記読み取り媒体を読み取らずに前記読み取り媒体を前記媒体挿入口から排出させることを特徴とする媒体読み取り装置。
(2) 前記媒体搬送ローラによって搬送される前記読み取り媒体を前記媒体搬送路に沿って案内する案内部材を有することを特徴とする(1)記載の媒体読み取り装置。
(3) 前記制御器は、前記媒体検出器による前記媒体の検出長さが第2の所定値以下であれば、前記媒体搬送ローラを逆転駆動して前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする(1)記載の媒体読み取り装置。
(4) 前記制御器は、前記読み取り媒体を前記頭出し位置から前記逆方向に第3の所定値より短い長さ搬送した時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出された場合、前記媒体読み取りセンサによる前記読み取り媒体の読み取りを中止し、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする(1)記載の媒体読み取り装置。
(5) 前記制御器は、前記読み取り媒体を前記頭出し位置から前記逆方向に第4の所定値以上搬送した時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出されなかった場合、前記媒体読み取りセンサによる前記読み取り媒体の読み取りを中止し、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする(1)記載の媒体読み取り装置。
(6) 前記媒体読み取りセンサは、前記読み取り媒体上の画像を読み取る画像読み取りセンサであることを特徴とする(1)〜(5)の何れか一つに記載の媒体読み取り装置。
(7) 前記読み取り媒体は、写真付きのカードであることを特徴とする(1)〜(6)の何れか1項に記載の媒体読み取り装置。
(8) (1)〜(7)の何れか1つに記載の媒体読み取り装置を備えた媒体読み取り装置付きプリンタ。
(9) 媒体挿入口への読み取り媒体の挿入を少なくとも1つの媒体検出器を用いて検出する挿入検出ステップと、
前記媒体挿入口から挿入された前記読み取り媒体の媒体長さを検出する媒体長さ検出ステップと、
前記読み取り媒体を順方向に搬送して前記読み取り媒体を頭出し位置に位置決めする位置決めステップと、
前記媒体長さが第1の所定値より短ければ、前記頭出し位置に位置決めされた前記読み取り媒体を逆方向に搬送しながら前記読み取り媒体を読み取る読み取りステップと、
前記媒体長さが前記第1の所定値以上であれば、前記読み取り媒体を読み取らずに、前記読み取り媒体を前記媒体挿入口側へ排出する排出ステップと、を有することを特徴とする媒体読み取り方法。
(10) 前記読み取り媒体を順方向に搬送しながら前記読み取り媒体の向きを揃えるステップを有することを特徴とする(9)記載の媒体読み取り方法。
(11) 前記媒体の検出長さが第2の所定値以下であれば、前記読み取り媒体を読み取らずに、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする(9)記載の媒体読み取り方法。
(12) 前記読み取り媒体が前記頭出し位置から前記逆方向に第3の所定値より短い長さ搬送された時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出された場合、前記読み取り媒体の読み取りを中止して、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする(9)記載の媒体読み取り方法。
(13) 前記読み取り媒体を前記頭出し位置から前記逆方向に第4の所定値以上搬送した時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出されなかった場合、前記読み取り媒体の読み取りを中止して、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする(9)記載の媒体読み取り方法。
(14) 前記読み取りステップは、前記読み取り媒体上の画像を読み取ることを特徴とする(9)〜(13)の何れか1項に記載の媒体読み取り方法。
(15) 前記読み取り媒体は、写真付きの身分証明カードであることを特徴とする(9)〜(14)の何れか1項に記載の媒体読み取り方法。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明に係る媒体読み取り装置及び媒体読み取り方法の実施形態について、詳細に説明を行う。
【0014】
図1は、本実施形態の媒体読み取り装置である画像読み取りセンサ付きプリンタ10を示す外観斜視図である。図2は、画像読み取りセンサ付きプリンタ10の部分断面図である。図3は、画像読み取りセンサ付きプリンタ10の上面蓋体部を示す斜視図である。図4は、内部カバーが開かれた状態におけるカード搬送路の上面側を示す断面図である。
【0015】
本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、ロール紙Pとスリップ紙Sの双方へ印刷可能であり、かつスリップ紙S、カードC等に記録された画像情報を読み取り可能なスキャナ付きプリンタである。
【0016】
画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、筐体11a内部に連続紙としてのロール紙Pを収納するとともに、このロール紙Pへの印字を行う印字機構等を備える背面側筐体部11と、背面側筐体部11の正面側に設けられ、背面側筐体部11との間にスリップ紙Sが搬送されるスリップ紙搬送路21を画成する正面側筐体部12と、背面側筐体部11の上面側を覆うように取り付けられ、カード等の媒体に記録された画像情報を読み取るカード画像読み取りセンサ等を収納する上面蓋体部13とが一体に形成されて構成されている。
【0017】
ここで、正面側筐体部12は、スリップ紙搬送路21を介して筐体部11から隔てられた正面側カバー12aと、正面カバー12aを片支持状態で保持する正面側側部12bとから構成されている。スリップ紙Sは、図1に示すように、画像読み取りセンサ付きプリンタ10の正面側であって、かつ背面側筐体部11の筐体11aと正面側筐体部12の正面側筐体部12の正面カバー12aとの間に開口したスリップ紙挿入口21aからスリップ紙搬送路21内に挿入可能とされている。
【0018】
スリップ紙搬送路21には、図示せぬ複数の搬送ローラが設けられており、スリップ紙Sはこれらの搬送ローラによって搬送されながら、表面または裏面に印字が行われる。また、スリップ紙搬送路21には、図示せぬスリップ紙画像読み取りセンサが設けられており、スリップ紙Sの表面の画像を読み取り可能となっている。また、スリップ紙挿入口21a近傍には、図示せぬMICR読み取りセンサが設けられており、スリップ紙S上に印字されたMICR文字を読み取り可能に構成されている。
【0019】
次に、図2を参照しながら、ロール紙搬送路35と、ロール紙搬送路35近傍に配置された各部材の動作の説明を行う。筐体部11と上面側蓋体部13との間には、ロール紙搬送路35が形成されている。ロール紙Pは、背面側筐体部11内部に設けられたロール紙収納壁31によって形成されたロール紙収納部30に装填されている。このロール紙Pは、ロール紙搬送路35に沿って送り出され、筐体11aと上面カバー13aとの間に開口したロール紙排出口35aから排出される。
【0020】
このロール紙収納部30は、ドロップイン方式のロール紙収納部であり、ロール紙Pは、ロール紙収納部30内に投入して装填される。このロール紙Pの用紙供給は、ロール紙Pがロール紙収納壁31にガイドされながら回転することによって行われる。ロール紙収納部30に配置されたロール紙Pの一端は、ロール紙収納部30から引き出されて、プラテンローラ32によって搬送されながら、サーマル印字ヘッド33によって印字が行われる。印字されたロール紙Pは、ロール紙搬送路35を通ってロール紙排出口35aから排出される。
【0021】
プラテンローラ32及びサーマル印字ヘッド33の上方には、図2に示すように、オートカッタ34が配置されている。オートカッタ34は、ロール紙搬送路35の一方側に配置された固定刃34aと、ロール紙搬送路35を挟んで他方側に固定刃34aに対応して配置された可動刃34bとを有しており、可動刃34bが、ロール紙搬送路35に向かって図2の矢印A方向に移動して、固定刃34aとの間にロール紙Pを挟み込むことによって、ロール紙Pを切断する。
【0022】
上面蓋体部13の下部には、主要骨格としてフレーム51が設けられている。このフレーム51は、ヒンジ部52を介して、背面側筐体部11に設けられた固定部53に対して回動可能に構成されており、これにより上面蓋体部13が、ロール紙収納部30に対して開閉動作可能に構成されている。ロール紙Pの交換時には、ヒンジ部52を介して上面蓋体部13が開かれてロール紙収納部30にロール紙Pを挿入可能な状態となる。
【0023】
次に、カード画像情報読み取り部40について説明を行う。カード画像情報読み取り部40は、シートフィード方式のイメージスキャナであり、読み取り媒体であるカードCを搬送しながらカードC上の画像を読み取るものである。カード画像情報読み取り部40は、図2に示すように、上面カバー13aと、ロール紙収納部30との間に設けられており、カードC等を図2及び図3に示すカード挿入口41aからカード搬送路41内に挿入し、カードC上の画像情報を読み取り可能に構成されている。なお、図3に示すように、上面カバー13aのカード挿入口41aの手前側には、カードCをガイドしてカードCの挿入を補助するテーブル13bが形成されている。また、カード挿入口41aに隣接した上面カバー13aには、ユーザにカードCの読み取り動作に関わるプリンタの状態を通知するLED表示部16が設けられている。
【0024】
カード画像情報読み取り部40において、カード搬送路41の上面側、すなわち上面カバー13a側には、第1送りローラ43a、カード画像読み取りセンサ44、および第2送りローラ46aがカード搬送路41に沿って配置されている。一方、カード搬送路41の下面側、すなわちロール紙収納部30側には、第1押さえローラ43b、押しつけローラ45、および第2押さえローラ46bが、それぞれ第1カード送りローラ43a、カード画像読み取りセンサ44、および第2送りローラ46aと対向する位置に配置されている。
【0025】
第1送りローラ43aおよび第1押さえローラ43bは、カード挿入口41aとカード画像読み取りセンサ44との間(カード画像読み取りセンサ44の上流側)に配置されており、カード搬送路41内に挿入されたカードCをカード搬送路41に沿って前後に搬送可能に構成されている。第1送りローラ43aおよび第1押さえローラ43bによって搬送されたカードCは、カード画像読み取りセンサ44と押しつけローラ45との間に送られる。
【0026】
カード画像読み取りセンサ44は、カードCの表面に記録された文字や画像を読み取るCISタイプのイメージセンサである。カード画像読み取りセンサ44は、押しつけローラ45によってカード画像読み取りセンサ44の読み取り面44aにカード厚に応じた押し付け力によって適宜押しつけられた状態で、文字や画像等の画像情報を読み取る。具体的には、カード画像読み取りセンサ44は、カード搬送路41を搬送されるカードCの上面に光を照射し、カードC上で反射した光を読み取り面44aで受光する。読み取り面44a側には、図示せぬ複数の光電変換素子が長手方向(カード搬送方向に垂直な方向、カードCの幅方向)に1列に配列されており、各光電変換素子は受光した光量に応じた電気信号を生成する。
【0027】
第2送りローラ46aおよび第2押さえローラ46bは、カード画像読み取りセンサ44の下流側に配置されており、カード搬送路41内に挿入されたカードCをカード搬送路41に沿って前後に搬送可能に構成されている。
【0028】
また、第2送りローラ46aおよび第2押さえローラ46bの下流側であって、カード搬送路41と上面カバー13aとの交差する位置には、張り出し開口41bが開口している。この張り出し開口41bは、カード搬送路41内のカードCが、第2送りローラ46aおよび第2押さえローラ46bによってニップされた状態でカード搬送路41の下流側に送り出されて、一時的に画像読み取りセンサ付きプリンタ10の背面側から張り出すことを許容するものである。
【0029】
ロール紙収納部30側に配置された第1押さえローラ43b、押しつけローラ45、および第2押さえローラ46bは、カード搬送路41とロール紙収納部30との間に配置された内部カバー42に回転可能に支持されている。内部カバー42は、カード搬送路41をなすカード搬送面42aがその上面に形成されており、第1押さえローラ43b、押しつけローラ45、および第2押さえローラ46bは、カード搬送面42aから一部突出して、それぞれ第1カード送りローラ43a、カード画像読み取りセンサ44、および第2送りローラ46aに当接可能に構成されている。
【0030】
この内部カバー42は、ヒンジ部55を介して、上面蓋体部13側からカード搬送方向に略垂直に立設したガイド壁54,54に回動可能に取り付けられている。さらに詳細に説明すると、ヒンジ部55は、内部カバー42の背面側に設けられており、上面蓋体部13が開かれた状態で、上方に向けられた内部カバー42の正面側がプリンタ10の正面側に向かって引き出されて、プリンタ10の正面側からカード搬送路41の各種部材のメンテナンス可能に構成されている。
【0031】
また、内部カバー42が取り付けられたガイド壁54,54は、図4に示すように、カード搬送路41内に挿入されたカードCの挿入方向を修正する案内部材となる。例えば、カードCがカード搬送方向(ここでは、カード挿入口41aに対して垂直かつ用紙搬送面42aに平行な方向)に対して少し斜めに挿入された場合には、第1送りローラ43aおよび第2送りローラ46aによって搬送されながら、ガイド壁54,54の何れか一方の壁面に当接して案内されることにより、カードCの挿入方向が曲げられ、カードCの搬送方向がカード搬送方向に揃うようになる。これにより、ガイド壁54,54は、カードCの挿入方向がカード搬送方向に対して少し角度を持っていた場合であっても、カードCは、カード搬送方向に沿って搬送されていく。
【0032】
このカード搬送方向の修正は、第1送りローラ43aおよび第1押さえローラ43bならびに第2送りローラ46aおよび第2押さえローラ46bによって、カード挿入口41a側から張り出し開口41bに向かって順方向に搬送されて、カードCが完全にカード画像読み取りセンサ44を通過するまでの間に行われる。そして、カードCは、カードCが完全にカード画像読み取りセンサ44を通過した後に、カード画像読み取りセンサ44の読み取り面44aに逆方向に搬送される。これにより、カード画像読み取りセンサ44は、常にカードCの向きが揃った状態で、カードCの画像情報を読み取ることができる。
【0033】
また、図4に示すように、カード搬送路41のカード挿入口41aの近傍には、カード検出器48が設けられている。このカード検出器48は、カード挿入口41aから挿入されたカードCを検出するセンサである。第1送りローラ43aおよび第2送りローラ46aは、このカード検出器48によって検出された後に、駆動開始するように構成されており、カードCの挿入がトリガーとなって、カード搬送路41内でのカード送り動作が開始される。
【0034】
次に、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10におけるカードCの画像読み取りについて詳細に説明する。
図5は、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10のカードCの画像読み取り制御に関連する構成要素を示すブロック図である。ここでは、カードCの読み取りに関連する構成要素のみを説明し、スリップ紙Sの印字及び読み取り、並びにロール紙Pの印字に関わる部材の説明は、省略する。
【0035】
本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10では、ROM62内に書き込まれているファームウェアをRAM61に読み出してCPU60上で実行され、ステッピングモータ63、カード検出器48,カード用LED16、ゲートアレイ64、A/Dコンバータ65、カード画像読み取りセンサ44、通信インターフェース66が統括的に制御される。
【0036】
ステッピングモータ63は、CPU60からの制御パルス信号のパルス数に応じてその回転数がステップ刻みで制御可能なモータである。ステッピングモータ63の出力は、第1送りローラ43a及び第2送りローラ46aに伝達され、第1送りローラ43a及び第2送りローラ46aを駆動する。これにより、第1送りローラ43a及び第2送りローラ46aの回転量、すなわちカードCの搬送長さは、ステッピングモータ63のステップ数に対応して制御される。
【0037】
カード検出器48は、カード挿入口41aから挿入されたカードCの有無を検出して、カードCの検出領域にカードCが存在するかどうかを判別する。CPU60は、カード検出器48の検出結果に応じて、カードCの搬送制御を行う。このカードCの搬送制御の詳細については、後述する。
【0038】
カード用LED16は、カードCの状態に関連して点灯するカード状態LED16aと、カードCの搬送にエラーがあった場合に点灯するエラーLED16bを有している。これらのLED16a,16bは、カードCの有無、カードCの搬送状態、エラーの有無に応じて点灯して、カードCの読み取り状態をユーザに知らせる。
【0039】
A/Dコンバータ65は、カード画像読み取りセンサ44の各光電変換素子から出力された1ライン分の電気信号をデジタル信号に変換する。A/Dコンバータ65は、デジタル信号に変換する前段において、各光電変換素子から出力された電気信号のオフセット、ゲインを調整した後にA/D変換するように構成しても良い。
【0040】
ゲートアレイ64は、A/Dコンバータ65によって作成された1ライン分のデジタル信号を一時保存するためのラインバッファである。ゲートアレイ64に保存された1ライン分のデジタル信号は、RAM61に転送され、RAM61内のカード画像保存領域に保存される。RAM61内には、カードCから取得した画像データが1ライン分ずつ保存されていき、最終的にカードCの二次元画像が得られる。
【0041】
通信インターフェース66は、画像読み取りセンサ付きプリンタ10の外部に設置されたホストコンピュータ100との通信を制御するものである。通信インターフェース66は、ホストコンピュータ100から各種制御コマンドを受信し、CPU60に伝達する。CPU60は、この各種制御コマンドに応じて、カードCの読み取り、取得した画像データのホストコンピュータ100への送信、画像読み取りセンサ付きプリンタ10の内部設定の変更等を実行する。
【0042】
次に、図6〜図12を参照しながら、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10におけるカードCの読み取りシーケンスについて説明する。
図6は、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10のカード画像情報読み取り部40の位置関係とカードCの状態を示す模式図であり、図7〜図12は、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10のカード画像読み取りシーケンスを示すフローチャートである。
【0043】
まず、画像読み取りセンサ付きプリンタ10におけるカード画像情報読み取り部40の各部材の位置関係を再確認する。図6に示すように、カード画像情報読み取り部40は、テーブル13bからカード挿入口41a、カード検出器48、第1送りローラ43a及び第1押さえローラ43b、カード画像読み取りセンサ44及び押しつけローラ45、第2送りローラ46a及び第2押さえローラ46b、そして張り出し開口41bの順に各要素が配置されて構成されている。
【0044】
以下の説明では、テーブル13bの手前側端からカード挿入口41aまでの長さをh1、カード挿入口41aからカード検出器48までの長さをh2、カード検出器48から第1送りローラ43a及び第1押さえローラ43bの当接位置までの長さをh3、第1送りローラ43a及び第1押さえローラ43bの当接位置からカード画像読み取りセンサ44及び押しつけローラ45の当接位置(カード画像読み取りセンサ44の焦点位置44bに相当)までの長さをh4、カード画像読み取りセンサ44及び押しつけローラ45の当接位置から第2送りローラ46a及び第2押さえローラ46の当接位置までの長さをh6、第2送りローラ46a及び第2押さえローラ46の当接位置から張り出し開口41bまでの長さをh7、そして挿入されるカードCのカード挿入方向長さをHとして説明を行う。図6において、長さh5は、長さh3とh4の和である。
【0045】
上記に設定した各長さh1〜h7及びHの具体的な値の一例としては、h1=15(mm)、h2=14(mm)、h3=11(mm)、h4=12(mm)、h5=23(mm)、h6=22(mm)、h7=28(mm)、そしてH=86(mm)が例示される。このサイズの装置は、免許証や写真付きクレジットカード等の写真付きカードを読み取ることを主眼において設計されている。
【0046】
以下、図7〜図12を参照しながら、具体的な画像読み取りシーケンスを説明する。
本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、基本的にホストコンピュータ100から送信されるカードCの画像読み取りを指示するスキャンコマンドに応じて、カードCの画像読み取りを行う。具体的には、図7に示すように、画像読み取りセンサ付きプリンタ10がホストコンピュータ100からスキャンコマンドを受け取ると(ステップS1)、カードCが挿入されるまで待機し(ステップS2:カード挿入待ち処理)、カードCが挿入されるとカードCをカード搬送方向に搬送しながらカードCのカード搬送方向長さを検出し(ステップS3:カード長さ検出処理)、カードCを頭出し位置に配置した後に(ステップS4:頭出し処理)、カードCを逆転搬送しながらカードC上の画像を読み取りを行い(ステップS5:カード読み取り処理)、カードCをカード挿入口41aから排出する(ステップS6:カード排出処理)。
【0047】
以下、具体的に説明する。ステップS1において画像読み取りセンサ付きプリンタ10がホストコンピュータ100からスキャンコマンドを受け取ると、図8に示すように、用紙挿入待ち処理S2がスタートする。そして、画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、その内部状態が用紙挿入待ち状態に遷移し、カード状態LED16aが点滅する(ステップS21)。ここでは、カード状態LED16aは、例えば第1の点滅パターンで点滅し、ユーザにカードCの挿入を促す。
【0048】
そしてステップS22に移行し、カード検出器48がON、つまりカードCがカード挿入口41aからカード搬送路41に挿入されてカード検出器48がカードCを検出したかどうかを確認する(ステップS22)。カードCが検出される状態とは、カードCがカード挿入口41aから長さh2以上挿入された状態である(図6の状態A)。ここで、カードCが検出されると、用紙挿入待ち処理を終了し、図7のステップS3に移行する。一方、カードCが検出されなければ、ステップS21に戻り、再度ステップS22に移行し、カードCが検出されるまでこのサイクルを繰り返す。
【0049】
なお、カードCが第1送りローラ43a及び第1押さえローラ43bによって搬送されるためには、カードCがカード挿入口41aから長さ(h2+h3)挿入されて、カードCの先端CFが第1送りローラ43a及び第1押さえローラ43bに当接している必要がある。本実施形態では、カードCが検出されたにもかかわらず、カードCの先端CFが第1送りローラ43aと第1押さえローラ43bによって搬送可能な位置に無い等の理由により、所定時間以内にカードCが搬送されて頭出し位置にカードCの後端CRが位置決めされなければ、再度カード挿入待ち状態に戻るように設定されている。
【0050】
次に、ステップS3に移行すると、図9に示すように、カード状態LED16aを点滅状態から点灯状態に変更し、CPU60からのパルス信号に応じてステッピングモータ63を1ステップ順方向に駆動して、第1送りローラ43a及び第1押さえローラ43bを回転させ、1ステップ分に対応した長さ(例えば、0.125mm)カードCをカード搬送方向に搬送する(ステップS31)。そして、CPU60は、カードCの搬送長さに応じてカードCのカード長を検出する(ステップS32)。ここでは、カード長(mm)は、検出ステップ数、すなわちステッピングモータ63が回転したステップ数を8で割った長さにh3を加えたものとして計算される。
【0051】
次に、ステップS33に移行し、カード検出器48の出力がOFFに変わったかどうかを確認する(ステップS33)。ここで、カード検出器48の出力がONであれば、ステップS35に移行する。カード検出器48の状態がONであるとは、カードCの後端CRがカード検出器48よりもカード挿入口41a側にあることを意味する。一方、カード検出器48の出力がOFFであれば、カードCの後端CRがカード検出器48よりも張り出し開口41b側にあることを意味し(図6の状態B)、ステップS34に移行する。
【0052】
ステップS35では、カード長さ検出処理をスタートしてからのカードCの搬送長さが所定の最大値L以上であるかどうかを判定する。この判定処理は、カード挿入口41aから挿入されたカードCの長さが所定値以上(例えば、240mm:1920ステップ分)である場合には、カードCの画像読み取りを行わないようにするためのものである。ここでは、長さL以上カードCが搬送されていれば、ステップS36に移行し、カード排出処理を行いステップS2へ戻る。一方、長さL以上カードCが搬送されていなければ、ステップS31に戻り、再度1ステップ正送りを実行する。
【0053】
次に、ステップ33にてカード検出器48の出力がOFFとなっていると(図6の状態B)、ステップ34において、カード長さ検出処理をスタートしてからのカードCの搬送長さが所定の最小値Sよりも小さいかどうかを判定する。この判定処理は、カード挿入口41aから挿入されたカードCの長さが所定値Sより短い場合(例えば、40mm:320ステップ分)には、カードCの画像読み取りを行わないようにするためのものである。ここでは、長さS以上カードCが搬送されていなければ、ステップS37に移行し、カード排出処理を行いステップS2へ戻る。一方、長さS以上カードCが搬送されていれば、カード長さ検出処理を終了し、ステップS4に移行する。画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、このカード長さ検出処理を終了した時点で、ステップS32によって検出されたカード長がカードCのカード長であると認識する。
【0054】
次に、ステップS4に移行すると、図10に示すように、カードCの頭出し処理を実行する(ステップS41)。ここでは、ステッピングモータ63を順方向に駆動してカードCをカード搬送方向に搬送し、図6に示すように、カード画像読み取りセンサ44の焦点位置44bから張り出し開口41b側にΔhずれた位置にカードCの後端CRが位置するようにする(図6の状態C)。具体的に、この搬送長さは、(h5+Δh)に相当する。
【0055】
次に、ステップS42にて、CPU60は、カード画像読み取りセンサ44に読み取りを実行させてカード検出を行い、カード画像読み取りセンサ44の焦点位置44bにカードCが存在するか否かを確認する(ステップS42)。ここで、正常であれば、画像読み取りセンサ44の焦点位置44bにカードCは存在せず、頭出し処理を終了して、ステップS5に移行する。一方、何らかの理由により、画像読み取りセンサ44の焦点位置44bにカードCが存在した場合には、何らかの異常が発生したと判断し、ステップS43にてカードを排出して、図12に示す(1)に移行する。
【0056】
次に、ステップS5のカード読み取り処理に移行すると、図11に示すように、カードCを1ステップ逆送り、つまりカードCを頭出し位置からカード挿入口41aに向かって1ステップ分搬送し、そしてカード画像読み取りセンサ44を用いてカードCの焦点位置部分の画像を1ライン分読み取る。(ステップS41)。
【0057】
その後、ステップS52では、CPU60は、カード読み取り処理が開始されてから、カードCを長さh5以上搬送したかどうかを判定する。そして、カードCの搬送量が長さh5未満であれば、ステップS54にてカード検出器48の出力がONであるかどうか判定される。ここで、カードCの搬送量が長さh5未満である場合とは、図6の状態Dに示される状態であり、カードCの後端CRは、正常に搬送が行われていればカード検出器48に検出されないべきである。この推定を利用し、ステップS54では、カード検出器48の出力を確認することによって、正常に搬送が行われているかどうかを確認する。ステップS54にて、カード検出器48の出力がOFF、すなわちカードCが検出されなければ、正常であると考えられ、ステップS58に移行する。一方、カード検出器の出力がON、すなわちカードCが検出されれば、何らかの異常が発生していると考えられ、ステップS57にてカード長さ分カードCの排出動作が行われ、図12に示す(1)に移行する。
【0058】
また、ステップS52において、長さh5以上カードCを搬送していれば、今度は、ステップS53にて、CPU60は、カード読み取り処理が開始されてから、カードCを長さ(h5+2Δh)以上搬送したかどうかを判定する。そして、カードCの搬送量が長さ(h5+2Δh)以上であれば、ステップS55にてカード検出器48の出力がONであるかどうか判定される。ここで、カードCの搬送量が長さ(h5+2Δh)以上である場合とは、図6の状態Eに示される状態であり、カードCの後端CRは、正常に搬送が行われていればカード検出器48に検出されるべきである。この推定を利用し、ステップS55では、カード検出器48の出力を確認することによって、正常に搬送が行われているかどうかを確認する。ステップS55にて、カード検出器48の出力がON、すなわちカードCが検出されれば、正常であると考えられ、ステップS58に移行する。一方、カード検出器48の出力がOFF、すなわちカードCが検出されれば、何らかの異常が発生していると考えられ、ステップS56にてカード長さ分カードCの排出動作が行われ、図12に示す(1)に移行する。
【0059】
ステップS58では、CPU60は、カード読み取り処理が開始されてから、カードCを所定の読み取り長さ(規定値)以上搬送したかどうかを判定する。この所定の読み取り長さは、読み取るカードCのサイズによって予めRAM61内に設定情報として設定されているものであり、例えば読み取るカードCが免許証やクレジットカードである場合には、所定の読み取り長さは90(mm)に設定される。ステップS58では、この所定の読み取り長さ以上カードCが搬送されていれば、カードCの画像読み取りは終了しているとして、カード読み取り処理を終了する。一方、カードCが、所定の読み取り長さ搬送されていなければ、ステップS51に戻り、所定の読み取り長さ分画像を読み取るまで、ステップS51〜S58の処理を繰り返す。
【0060】
ステップS5のカード読み取り処理が終了すると、図12に示すカード排出処理に移行する。カード排出処理では、まず、ステップS61において、カードCの排出を行う。ここでは、以下の式(1)及び式(2)に示す長さ分カードCをカード挿入口41a側に搬送する。
【0061】
(カード搬送量)=(カード長さ)−(所定の読み取り長さ)・・・(1)
但し、式(1)で得られた(カード搬送量)<h3の場合、
(カード搬送量)=h3 ・・・(2)
【0062】
ここで、検出されたカード長さと所定の読み取り長さが等しい場合等、式(1)にて得られるカードCの搬送量がh3より小さい場合には、カードCがカード送りローラ43a及びカード押さえローラ43bに挟まれた状態となってしまいカードCの取り出し性が悪くなる。本実施形態では、この問題を解決するために、上述の式(2)の条件を加え、カードCの先端CFがカード送りローラ43a及びカード押さえローラ43bの当接位置よりもカード挿入口41a側に位置するようにしている(図6の状態F)。
【0063】
ステップS61の排出動作が終了すると、ステップS62にて、CPU60は、カード画像読み取りセンサ44に読み取りを実行させてカード検出を行い、カード画像読み取りセンサ44の焦点位置44bにカードCが存在するか否かを確認する(ステップS62)。ここで、正常であれば、画像読み取りセンサ44の焦点位置44bにカードCは存在しない。一方、何らかの理由により、画像読み取りセンサ44の焦点位置44bにカードCが存在した場合には、何らかの異常が発生したと判断し、ステップS63に移行し、エラーが発生したと判断する。そして、エラーLED16bを点滅させて、ユーザにエラーが発生したことを通知して、エラー終了する。
【0064】
ステップS62にて、画像読み取りセンサ44の焦点位置44bにカードCが存在しなければ、ステップS64に移行し、カード検出器48の状態を判定する。ここでカード検出器48がONであれば、まだカード検出器48近傍にカードCが存在しているとして、ステップS65にてカード除去待ち状態となり、カード状態LED16aを点滅させて、ユーザにカードCの除去を促して、再度ステップS64に戻る。このステップS65では、カード状態LED16aは、ステップS21における第1の点滅パターンとは異なる第2の点滅パターンで点滅しユーザにカードCの除去を強く促すようにしてもよい。
【0065】
最終的に、ユーザがカードCをカード挿入口41aから抜き取り、ステップS64にてカード検出器48の出力がOFFとなれば、ステップS66に移行して、カード状態LED16aを消灯して、カード排出処理を終了し、全体のカード画像読み取り処理を終了する。
本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10を用いた画像読み取りシーケンスの説明は以上である。
【0066】
以上のような画像読み取りシーケンスによれば、例えば、カードCの長さが短すぎる、またはカードCの長さが長すぎるような場合には、ステップS34またはステップS35の処理によりカードCは排出され、カード挿入待ち状態に戻るため、カードCの長さが規定外であるために生じる可能性のあるエラーを予防することが可能になる。
【0067】
また、本実施形態によれば、ステップS22でカードCが検出されたにもかかわらず、所定時間以内にカードCが搬送されて頭出し位置にカードCの後端CRが位置決めされなければ、再度カード挿入待ち状態に戻るようにし設定されている。したがって、カードCの先端が第1送りローラ43aとカード検出器48の中間位置にあって、カードCが検出されたにもかかわらず、カードCを搬送できないような場合であっても、所定時間後には、再度カード挿入待ち状態に戻るので、全体の処理が停止して無限ループに陥る危険性がない。
【0068】
また、カードCが第1送りローラ43aまたは第2送りローラ46aによってカード挿入口41aから頭出し位置まで搬送されている途中で、カードCがカード挿入口41a側から張り出し開口41b側に押し込まれるような状況も考えられる。このような場合には、カード長さが実際よりも短く検出されてしまう恐れがあるが、カード長さが所定の最小値S以下であると検出されれば、画像読み取りを行わず排出されるため問題が生じない。また、カード長さが所定の最小値Sよりも長いと検出された場合であっても、カードCの後端CRから所定の読み取り長さでもって画像読み取りが行われるため、カードCの画像読み取りに何ら問題が生じない。
【0069】
カードCが第1送りローラ43aまたは第2送りローラ46aによってカード挿入口41aから頭出し位置まで搬送されている途中で、カードCがカード挿入口41a側に引き抜こうとする力が加えられる、またはカード挿入口41aから完全に引き抜かれてしまうような状況も考えられる。このような場合には、カード長さが実際よりも長く検出されてしまう恐れもあるが、カード長さが所定の最大値L以上であると検出されれば、画像読み取りを行わず排出されるため問題が生じない。また、カード長さが所定の最大値Lよりも小さく検出された場合であっても、カードCの後端CRから所定の読み取り長さでもって画像読み取りが行われるため、カードCの画像読み取りに何ら問題が生じない。また、完全に引き抜かれた場合には、ステップS34またはステップS56の処理において異常であると判断されて処理されるため、異常であるにもかかわらず正常に動作が終了したと判断されることがない。
【0070】
また、カードCが第1送りローラ43aまたは第2送りローラ46aによってカード挿入口41aから頭出し位置まで搬送されている途中で、張り出し開口41b側からカード挿入口41a側にカードCが押し込まれるような場合も考えられる。このような場合には、押し込まれたのがカード長さ検出前であれば、カード長さが実際よりも長く検出されてしまう恐れがあるが、カード長さが所定の最大値L以上であると検出されれば、画像読み取りを行わず排出されるため問題が生じない。また、カード長さが所定の最大値Lよりも小さく検出された場合であっても、カードCの後端CRから所定の読み取り長さでもって画像読み取りが行われるため、カードCの画像読み取りに何ら問題が生じない。
同様に、張り出し開口41b側から押し込まれたのがカード長さ検出後であれば、ステップS42において、頭出し処理が正常に行われていないと判断されて、画像読み取りを行わず排出されるため問題が生じない。
【0071】
また、カードCが第1送りローラ43aまたは第2送りローラ46aによってカード挿入口41aから頭出し位置まで搬送されている途中で、カードCが張り出し開口41b側に引き抜こうとする力が加えられる、または張り出し開口41bから完全に引き抜かれてしまうような状況も考えられる。このような場合には、張り出し開口41bから引き抜こうとする力が加えられたのがカード長さ検出前であれば、カード長さが実際よりも短く検出されてしまう恐れがあるが、カード長さが所定の最小値S以下であると検出されれば、画像読み取りを行わず排出されるため問題が生じない。また、カード長さが所定の最大値Sよりも大きく検出された場合であっても、カードCの後端CRから所定の読み取り長さでもって画像読み取りが行われるため、カードCの画像読み取りに何ら問題が生じない。また、完全に引き抜かれた場合には、ステップS34またはステップS56の処理において異常であると判断されて処理されるため、異常であるにもかかわらず正常に動作が終了したと判断されることがない。
【0072】
同様に、カードCを張り出し開口41bから引き抜こうとする力が加えられたまたはカードCが張り出し開口41bから完全に引き抜かれたのがカード長さ検出後であれば、ステップS55において、カードCが検出されないとして、画像読み取りを中止して排出されるため問題が生じない。
したがって、本実施形態の画像読み取りシーケンスによれば、上述のような異常使用状態においても、画像読み取りセンサ付きプリンタ10の処理が停止することなく、適切な画像読み取りまたはエラー処理を実行することが可能である。
【0073】
以上説明したように、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、読み取り媒体としてのカードCを読み取る媒体読み取り装置である。この画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、媒体挿入口であるカード挿入口41aから挿入されるカードCを媒体搬送路であるカード搬送路41に沿って搬送する搬送ローラとしての第1送りローラ43a、第1押さえローラ43b、第2送りローラ46a、第2押さえローラ46bと、カード搬送路41内を搬送されるカードCを読み取る媒体読み取りセンサとしてのカード画像読み取りセンサ44と、を有している。そして、第1送りローラ43a、第1押さえローラ43b、第2送りローラ46a、第2押さえローラ46bは、カード挿入口41aからカードCを順方向に頭出し位置まで搬送した後に、カードCをカード挿入口41aに向かって逆方向に搬送し、カード画像読み取りセンサ44は、頭出し位置から逆方向に搬送されるカードCの画像を読み取り、カードCは、カード挿入口41aから排出される。
【0074】
したがって、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10によれば、カード挿入口41から挿入されたカードCの画像を読み取った後、カード挿入口41から排出するように構成したので、カードCの挿入及び排出されたカードCの取扱が容易であり、操作性が向上する。
【0075】
また、本実施形態の画像読み取りセンサ10は、第1送りローラ43a、第1押さえローラ43b、第2送りローラ46a、第2押さえローラ46bによって搬送されるカードCをカード搬送路41に沿って案内するガイド壁54,54を有している。
したがって、本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10によれば、カード挿入口41aから挿入されたカードCは、このガイド壁54,54によって案内されて、向きが揃えられる。そして、本実施形態では、順方向に送り込むときにカードCの向きを搬送方向に揃え、向きが揃えられたカードCの画像読み取りを行うように構成したので、常に向きが揃ったカードCの画像を入手することが可能である。
【0076】
また、本実施形態の画像読み取りセンサ10は、カード挿入口41aからカード搬送路41内に挿入されるカードCを検出する媒体検出器としてのカード検出器48と、第1送りローラ43a及び第2送りローラ46aの駆動及びカード画像読み取りセンサ44を制御する制御器としてのCPU60、を有している。そして、CPU60は、カード検出器48によるカードCの検出に応じて、カードCを搬送する。
【0077】
本実施形態によれば、単一のカード検出用センサであるカード検出器48を用いて、カード搬送を制御することが可能である。このカード検出器48を用いたカードCの搬送制御の詳細としては、次のようなものが挙げられる。
【0078】
(a)カード検出器48によるカードCの検出長さが第1の所定値(最大値L)以上であれば、CPU60は、第1送りローラ43a及び第2送りローラ46aを逆転駆動してカード挿入口41aからカードCを排出する。
(b)カード検出器48によるカードCの検出長さが第2の所定値(最小値S)以下であれば、CPU60は、第1送りローラ43a及び第2送りローラ46aを逆転駆動してカード挿入口41aからカードCを排出する。
(c)CPU60は、カードCを頭出し位置から逆方向に第3の所定値(長さh5)より短い長さ搬送した時点で、カード検出器48によりカードCが検出された場合、カード画像読み取りセンサ44によるカードCの画像読み取りを中止し、カード挿入口41aからカードCを排出する。
(d)CPU60は、カードCを頭出し位置から逆方向に第4の所定値(長さ(h5+2Δh))以上搬送した時点で、カード検出器48によりカードCが検出されなかった場合、カード画像読み取りセンサ44によるカードCの読み取りを中止し、カード挿入口41aからカードCを排出する。
【0079】
以上の(a)〜(d)のような制御を行うことで、用紙の搬送途中で何らかの異常が発生した場合であっても、そのまま画像読み取りを続行する、または画像読み取りセンサ付きプリンタ10を適切にエラー終了させることができ、使い勝手の良い画像読み取りセンサ付きプリンタ10を提供することが可能となる。
【0080】
本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタ10は、読み取り媒体であるカードCが写真付きのカードであることを前提として設計することも可能である。このような場合には、例えば、顧客の提示した免許証や写真付きクレジットカードの認証媒体に含まれる写真を画像として取り込んで認証用に用いることにより、認証時の信頼性を高めることが可能となる。
【0081】
なお、本実施形態では、画像読み取りセンサ付きプリンタ10を例に説明したが、これに限られることはなく、カード画像情報読み取り部40のみが独立したスキャナ装置においても同様の作用効果を得ることが可能である。
【0082】
【発明の効果】
本発明の媒体読み取り装置及び媒体読み取り方法によれば、媒体挿入口から挿入された読み取り媒体を読み取った後、読み取り媒体を媒体挿入口から排出するように構成した。したがって、読み取り媒体の挿入口と排出口が一つであるため、読み取り媒体の挿入及び排出された読み取り媒体の取扱が容易であり、操作性が向上する。
【0083】
また、本発明によれば、順方向搬送時に案内部材によって読み取り媒体の向きを揃え、逆方向搬送時に読み取り媒体を読み取るように構成しているので、常に搬送方向に揃った向きで読み取り媒体を読み取ることが可能である。
【0084】
また、本発明によれば、単一の媒体検出器を用いて、読み取り媒体を検出し、各種制御を行うようにしたので、複数の検出器用いることなく、媒体読み取り装置を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタを示す外観斜視図である。
【図2】 画像読み取りセンサ付きプリンタの部分断面図である。
【図3】 画像読み取りセンサ付きプリンタの上面蓋体部を示す斜視図である。
【図4】 内部カバー開状態におけるカード搬送路の上面側を示す断面図である。
【図5】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタの制御ブロック図である。
【図6】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタのカード画像情報読み取り部の位置関係とカードの状態を示す模式図である。
【図7】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタのカード画像読み取りシーケンスを示すフローチャートである。
【図8】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタのカード画像読み取りシーケンスを示すフローチャートである。
【図9】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタのカード画像読み取りシーケンスを示すフローチャートである。
【図10】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタのカード画像読み取りシーケンスを示すフローチャートである。
【図11】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタのカード画像読み取りシーケンスを示すフローチャートである。
【図12】 本実施形態の画像読み取りセンサ付きプリンタのカード画像読み取りシーケンスを示すフローチャートである。
【図13】 従来の画像読み取り装置の例を示す図である。
【符号の説明】
10・・画像読み取りセンサ付きプリンタ 11・・背面側筐体部 12・・正面側筐体部 13・・上面蓋体部 40・・カード画像読み取り部 41・・カード搬送路 41a・・カード挿入口 41b・・張り出し開口 42・・内部カバー 43a・・第1送りローラ 43b・・第1押さえローラ 44・・カード画像読み取りセンサ 45・・押しつけローラ 46a・・第2送りローラ 46b・・第2押さえローラ 48・・カード検出器 60・・CPU 61・・RAM 62・・ROM 63・・ステッピングモータ 64・・ゲートアレイ 65・・A/Dコンバータ
Claims (15)
- 媒体挿入口から挿入される読み取り媒体を媒体搬送路に沿って搬送する搬送ローラと、
前記媒体搬送路内で搬送される前記読み取り媒体を読み取る媒体読み取りセンサと、
前記読み取り媒体を検出する少なくとも1つの媒体検出器と、
前記媒体搬送ローラ及び前記媒体読み取りセンサを制御する制御器と、を有し、
前記媒体搬送ローラは、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を順方向に頭出し位置まで搬送した後に、前記読み取り媒体を前記媒体挿入口に向かって逆方向に搬送し、
前記媒体検出器は、前記読み取り媒体の搬送開始から、前記読み取り媒体の後縁を検出するまでの搬送方向上の媒体長さを検出し、
前記制御器は、前記媒体長さが第1の所定値より短ければ、前記媒体読み取りセンサに前記頭出し位置から前記逆方向に搬送される前記読み取り媒体を読み取らせ、
前記媒体長さが前記第1の所定値以上であれば、前記読み取り媒体を読み取らずに、前記読み取り媒体を前記媒体挿入口から排出させることを特徴とする媒体読み取り装置。 - 前記媒体搬送ローラによって搬送される前記読み取り媒体を前記媒体搬送路に沿って案内する案内部材を有することを特徴とする請求項1記載の媒体読み取り装置。
- 前記制御器は、前記媒体検出器による前記媒体の検出長さが第2の所定値以下であれば、前記媒体搬送ローラを逆転駆動して前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする請求項1記載の媒体読み取り装置。
- 前記制御器は、前記読み取り媒体を前記頭出し位置から前記逆方向に第3の所定値より短い長さ搬送した時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出された場合、前記媒体読み取りセンサによる前記読み取り媒体の読み取りを中止し、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする請求項1記載の媒体読み取り装置。
- 前記制御器は、前記読み取り媒体を前記頭出し位置から前記逆方向に第4の所定値以上搬送した時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出されなかった場合、前記媒体読み取りセンサによる前記読み取り媒体の読み取りを中止し、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする請求項1記載の媒体読み取り装置。
- 前記媒体読み取りセンサは、前記読み取り媒体上の画像を読み取る画像読み取りセンサであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の媒体読み取り装置。
- 前記読み取り媒体は、写真付きのカードであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の媒体読み取り装置。
- 請求項1〜7の何れか1項に記載の媒体読み取り装置を備えた媒体読み取り装置付きプリンタ。
- 媒体挿入口への読み取り媒体の挿入を少なくとも1つの媒体検出器を用いて検出する挿入検出ステップと、
前記媒体挿入口から挿入された前記読み取り媒体の媒体長さを検出する媒体長さ検出ステップと、
前記読み取り媒体を順方向に搬送して前記読み取り媒体を頭出し位置に位置決めする位置決めステップと、
前記媒体長さが第1の所定値より短ければ、前記頭出し位置に位置決めされた前記読み取り媒体を逆方向に搬送しながら前記読み取り媒体を読み取る読み取りステップと、
前記媒体長さが前記第1の所定値以上であれば、前記読み取り媒体を読み取らずに、前記読み取り媒体を前記媒体挿入口側へ排出する排出ステップと、を有することを特徴とする媒体読み取り方法。 - 前記読み取り媒体を順方向に搬送しながら前記読み取り媒体の向きを揃えるステップを有することを特徴とする請求項11記載の媒体読み取り方法。
- 前記媒体の検出長さが第2の所定値以下であれば、前記読み取り媒体を読み取らずに、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする請求項9記載の媒体読み取り方法。
- 前記読み取り媒体が前記頭出し位置から前記逆方向に第3の所定値より短い長さ搬送された時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出された場合、前記読み取り媒体の読み取りを中止して、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする請求項9記載の媒体読み取り方法。
- 前記読み取り媒体を前記頭出し位置から前記逆方向に第4の所定値以上搬送した時点で、前記媒体検出器により前記読み取り媒体が検出されなかった場合、前記読み取り媒体の読み取りを中止して、前記媒体挿入口から前記読み取り媒体を排出することを特徴とする請求項9記載の媒体読み取り方法。
- 前記読み取りステップは、前記読み取り媒体上の画像を読み取ることを特徴とする請求項9〜13の何れか1項に記載の媒体読み取り方法。
- 前記読み取り媒体は、写真付きの身分証明カードであることを特徴とする請求項9〜14の何れか1項に記載の媒体読み取り方法。
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