JPH06156806A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06156806A
JPH06156806A JP4313243A JP31324392A JPH06156806A JP H06156806 A JPH06156806 A JP H06156806A JP 4313243 A JP4313243 A JP 4313243A JP 31324392 A JP31324392 A JP 31324392A JP H06156806 A JPH06156806 A JP H06156806A
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JP
Japan
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paper
roller
time
recording
sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4313243A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Umeda
嘉伸 梅田
Yuji Matsuda
雄二 松田
Yoshio Komaki
由夫 小巻
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙の搬送異常を適正に検出すること。 【構成】 記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段
による記録媒体の搬送異常を検出する検出手段と、該検
出手段の検出結果に応じて、前記搬送手段の制御条件を
変更する手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体の搬送手段を有
する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(1) 従来の記録紙等の記録媒体の搬
送手段を有する画像形成装置において、ジャム検出は、
搬送系を駆動させ、一定時間経過しても紙の搬送が検知
されないとその時点で遅延ジャムが発生したと判断し、
エラー処理を行っていた。
【0003】(2) また、従来、画像形成装置におい
て、記録媒体の搬送の成否を判断することが可能なもの
がある。このような従来の画像形成装置における記録紙
搬送の一例を図15に示す紙搬送系を参照して以下に説
明する。
【0004】図15において、91は給紙カセットであ
り、給紙カセット91の紙セット面給紙端部上面には、
カット紙を1枚ずつ取り出すためのピックアップローラ
92が配設されている。このため、ピックアップローラ
92を駆動することにより給紙カセット91にセットさ
れた最上部の記録紙が取り出され、カット紙送りローラ
933に送られ、さらに、そのローラ93により給紙第
一ローラ94まで搬送される。
【0005】これらカット紙給紙系の動作シーケンスを
図16に示す。シーケンスがスタートすると、S90に
よりピックアップローラ92,給紙第一ローラ94の駆
動を開始し、S91により紙詰りエラー検知のためのタ
イマをスタートする。次にS92により第一ローラ前セ
ンサ95がカット紙を検知し、オン状態であれば次の処
理に進み、オフ状態であればS93に進み、タイマスタ
ートから所定の時間経過したかを判断し、経過していれ
ばS94に進み紙詰りエラーを表示する。経過していな
ければS92に戻る。ここでタイマスタートから紙詰り
エラーと判断するまでの時間は、設計時に固定値が与え
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記(1)で
は、経年変化などで搬送ローラのすべり量が増したと
き、遅延ジャムエラーとなるものでもジャム検知の時間
を延ばすことで正常な搬送が可能な場合がある。
【0007】また、前記(2)では、以下のような欠点
があった。すなわち、タイムアウトまでの時間は、設計
時に固定値として与えられる。このため、個体差や温
度,湿度などの設置環境の変化による搬送に要する時間
のバラツキにより誤って紙詰りエラーと判断しないため
に、タイムアウトまでの時間を十分に大きく設定する必
要があり、適切な紙詰りエラーの判断を妨げる傾向があ
った。
【0008】またタイムアウトまでの時間を十分に大き
く設定したにもかかわらず、搬送に必要な時間よりもタ
イムアウトまでの時間が短く記録紙の搬送が不可能とな
る場合も考えられる。
【0009】本発明の目的は、上記課題を解決した画像
形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段に
よる記録媒体の搬送異常を検出する検出手段と、該検出
手段の検出結果に応じて、前記搬送手段の制御条件を変
更する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明によれば、記録媒体の搬送異常が適切に
検出されるようになり、画像形成処理の効率が向上す
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0013】(実施例1)図1は、本発明の特徴を最も
よく表す図であり、図1において1は搬送される紙、2
は紙1を搬送ローラ3に押し当てるための加圧ローラ、
3は紙を上方に搬送するための搬送ローラ、4は搬送ロ
ーラ3を回転させるためのモータ、5は紙1を搬送ロー
ラ6に押し当てるための加圧ローラ、6は紙1を上方へ
搬送するための搬送ローラ、7は搬送ローラ6を回転さ
せるためのモータ、8および9は紙を検知するセンサで
ある。10は、加圧ローラ2および5の圧力、モ、ータ
4および7の回転数の出力、およびセンサ8および9か
らの入力などに対し、CPU11とデータのやりとりを
行うインターフェース、11はインターフェース10お
よびメモリ12とのデータの入出力および演算を行うC
PU、12はCPU11とのデータ転送を行うメモリで
ある。
【0014】図1の構成におけるジャム検出動作のフロ
ーチャートを図2に示す。初めにセンサ8が紙を検知
し、加圧Rーラ2と搬送ローラ3により、紙1の搬送が
開始される(S1)。センサ8により紙が検知されると
インターフェース10を介してCPU11に紙検出信号
が送られ、それによってメモリ12からのCPU11に
紙検知待ち時間のデータ、モータ4および7の回転数の
データ、および加圧ローラの加圧量のデータがロードさ
れ、各々のデータをインターフェース10に出力する
(S2)。CPU11は紙検知待ち時間の間インターフ
ェース10を介してセンサ9からの紙検知信号の待ち状
態となる(S3)。そして紙検知待ち時間内にセンサ9
より紙検知信号がCPU11に入力されると、CPU1
1は紙1が正常に送られていると判断し、印字開始する
(S4)。また、S3で紙検知待ち時間内にセンサ9よ
り紙検知信号が得られなかった場合、CPU11は紙送
りに異常が起こったと判断し、加圧ローラ2および搬送
ローラ3を停止させ(S5)、紙検知待ち時間を増加し
た後にその値をメモリ12にストアし(S6)、エラー
出力を出す(S7)。これにより、次回からのジャム検
出動作では今回変更された紙検知待ち時間により紙検知
が行われるので、紙検知待ち時間が延長されたことによ
って今後ジャムが検出される回数が減少する。なお、紙
検知待ち時間はある値で規制され、それ以上増加するこ
とはない。
【0015】(実施例2)図3に示す実施例は、別のジ
ャム検出動作のフローチャートである。すなわち、実施
例1と同様に、最初に設定された紙検知待ち時間内に紙
検知されなかった場合(S1〜S3)、さらにある一定
の時間おきに紙検知がなされ(S8,S9)、メモリ1
2に設定された最大時間以内にセンサ9より紙検知信号
が得られたならば(S8,S9,S10)、CPU11
は紙検知待ち時間の合計を次回からの紙検知待ち時間と
してメモリ12にストアし(S11)、印字を開始する
(S4)。また、メモリ12に設定された最大時間以内
にセンサ9より紙検知信号が得られなかった場合はS1
0からS12に進み、CPU11は紙送りに異常が起こ
ったと判断し、加圧ローラ2および搬送ローラ3を停止
した後(S12)、エラー出力を出す(S13)。
【0016】(実施例3)図4に示す実施例は、さらに
別のジャム検出動作のフローチャートである。すなわ
ち、実施例1と同様に、最初に設定された紙検知待ち時
間内に紙検知されなかった場合(S1〜S3)、CPU
11は紙送りに異常が起こったと判断し、加圧ローラ2
および搬送ローラ3を停止させた後(S5)、モータ4
の回転数のデータを増加した後にその値をメモリ12に
ストアし(S14)、エラー出力を出す(S15)。な
お、モータの回転数のデータは、ある値で規制され、そ
れ以上増加することはない。
【0017】(実施例4)図5に示す実施例は、さらに
別のジャム検出動作のフローチャートである。すなわ
ち、実施例1と同様に、最初に設定された紙検知待ち時
間内に検知されなかった場合(S1〜S3)、さらにあ
る一定の時間おきにモータの回転数を増加させて紙検知
がなされ(S16〜S19)、モータの回転数がメモリ
12に設定された最大値よりも小さい間にセンサ9より
紙検知信号が得られたならばS18からS20に進み、
CPU11はその時のモータの回転数を次回からのモー
タの回転数のデータとしてメモリ12にストアし(S2
0)、印字を開始する(S4)。また、S19でモータ
の回転数がメモリ12に設定された最大値を越えてしま
った場合は、CPU11は紙送りに異常が行ったと判断
し、加圧ローラ2および搬送ローラ3を停止した後(S
21)、エラー出力を出す(S22)。
【0018】(実施例5)図6に示す実施例は、さらに
別のジャム検出動作のフローチャートである。すなわ
ち、実施例と同様に、最初に設定された紙検知待ち時間
内に紙検知されなかった場合(S1〜S3)、CPU1
1は紙送りに異常が起こったと判断し、加圧ローラ2お
よび搬送ローラ3を停止させた後(S23)、加圧ロー
ラの加圧量のデータを増加した後にその値をメモリ12
にストアし(S24)、エラー出力を出す(S25)。
なお、加圧量のデータは、ある値で規制され、それ以上
増加することはない。
【0019】(実施例6)図7に示す実施例は、さらに
別のジャム検出動作のフローチャートである。すなわ
ち、実施例1と同様に、最初に設定された紙検知待ち時
間内に紙検知されなかった場合(S1〜S3)、さらに
ある一定の時間おきに加圧量を増加させて紙検知がなさ
れ(S26〜S29)、加圧ローラの加圧量がメモリ1
2に設定された最大値よりも小さい間にセンサ9より紙
検知信号が得られたならばS30に進み、CPU11は
その時の加圧量を次回からの加圧量のデータとしてメモ
リ12にストアし(S30)、印字を開始する(S
4)。また、S29で加圧量がメモリ12に設定された
最大値を越えてしまった場合は、CPU11は紙送りに
異常が行ったと判断し、加圧ローラ2および搬送ローラ
3を停止した後(S31)、エラー出力出す(S3
2)。
【0020】以上説明したように、実施例1〜6では紙
搬送系の設定値を調整することで従来環境変化や経年変
化によって起こっていた搬送ローラのすべり量の増加な
どの理由によるジャムの検出回数を減少させることによ
って、性能が向上する効果がある。また、紙の種類の変
化に対しても、同様に紙搬送系の設定値を調整すること
により対応が可能で、性能が向上する効果がある。
【0021】(実施例7)図8は、本実施例におけるデ
ジタル・カラー複写機の外観図である。
【0022】このデジタル・カラー複写機13は、大別
して2つの要素から構成されている。
【0023】すなわち、第1の大別要素として、上方に
位置する原稿画像をカラーで読み取り、デジタル・カラ
ー画像データを出力するカラー・イメージ・スキャナ部
(以下、「リーダ部」と略す)15を備える。なお、こ
のリーダ部15内には、デジタル・カラー画像データの
各種の画像処理を行うと共に、外部装置とのインタフェ
ース等の処理機能を有するコントローラ部14が内蔵さ
れている。
【0024】また、第2の大別要素として、リーダ部1
5の下方に位置し、該リーダ部15のコントローラ部1
4より出力されるカラー・デジタル画像信号を記録紙に
記録するためのプリンタ部20を備えている。
【0025】リーダ部15は、原稿押え板16の下の図
示しない原稿台上に下向きに置かれた、立体状またはシ
ートもしくは大判サイズのシート状原稿等の各種形状,
サイズの原稿より画像情報を読み取るための機構も内蔵
している。
【0026】また、リーダ部15の上面の一側には、コ
ントローラ部14に接続された操作部18が設けられて
いる。この操作部18は、複写機としての各種情報や動
作指示等を入力するためのものである。
【0027】さらに、コントローラ部14は、操作部1
8を介して入力された情報に応じて、リーダ部15やプ
リンタ部20に対する動作指示を行うよう構成されてい
る。そして、複雑な編集処理等を行う必要のある場合に
は、原稿押え板16に替えて、デジタイザ等を取り付
け、これをコントローラ部14に接続することができ、
これにより、より高度な画像処理が可能になる。
【0028】一方、本実施例のプリンタ部20において
は、特開昭54−59936号公報に記載された如きイ
ンク・バルブ・ジェット記録方式の記録ヘッドを使用し
たフル・カラーのインク・ジェット・プリンタが用いら
れている。
【0029】上述した2つの大別要素は、互いに分離可
能であり、接続ケーブルを延長することによって互いに
離れた場所に設置することも可能に設定されている。
【0030】以下、以上の大別要素を詳細に説明する。
【0031】図9は、図8に示したデジタル・カラー複
写機13の内部構成を横から見た状態で概略的に示す断
面図である。
【0032】(リーダ部15)まず、複写機13のリー
ダ部15の構成を説明する。
【0033】リーダ部15においては、露光ランプ2
2,レンズ24およびフルカラーでライン・イメージの
読み取りが可能なイメージ・センサ26(本実施例では
CCDセンサを採用)によって原稿台ガラス28上に置
かれた原稿の画像、プロジェクタによる投影像、また
は、シート送り機構30によるシート状原稿の画像が読
み取られる。
【0034】次に、このようにしてリーダ部15で読み
取られた画像情報に対する各種の画像処理を、該リーダ
部15およびコントローラ部14で行い、この後、読み
取り、画像処理された情報はプリンタ部20に送られ、
ここで記録紙に記録されることになる。
【0035】(プリンタ部20)次に、プリンタ部20
において、記録紙は小型定形サイズ(本実施例ではA4
〜3サイズまで)のカット紙を収納する給紙カセット3
2と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サイズま
で)の記録を行うためのロール紙34より選択的に供給
される。
【0036】また、給紙はコントローラ部14よりのプ
リント開始指示によって開始され、以下の経路でまず給
紙第1ローラ44位置まで搬送される。なお、本実施例
においては、給紙部カバー38に沿って記録紙を手差し
口34より記録紙を1枚ずつ手で入れることにより行う
手差し給紙(装置外部よりの給紙)をも可能にしてい
る。
【0037】プリンタ部20に装着された給紙カセット
32よりの記録紙給紙の場合には、給紙カセット32の
記録紙セット面給紙端部上面には、給紙カセット32よ
りカット紙を1枚ずつ取り出すためのピック・アップ・
ローラ40が配設されている。このため、ピック・アッ
プ・ローラ40を駆動することにより給紙カセット32
にセットされた最上部の記録紙が取り出され、カット紙
送りローラ42に送られ、さらに、そのローラ42によ
り給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0038】一方、ロール紙34の場合には、ロール紙
給紙ローラ46により連続して送り出され、カッタ48
により定形長にカットされ、上述した給紙第1ローラ4
4位置まで搬送される。
【0039】同様に、給紙が手差し口36よりの手差し
給紙である場合には、手差しされた記録紙は手差しロー
ラ50によって給紙第1ローラ44まで搬送される。
【0040】ここで、ピック・アップ・ローラ40,カ
ット紙送りローラ42,ロール紙給紙ローラ46,給紙
第1ローラ44,手差しローラ50は、不図示の給紙モ
ータ(本実施例ではDCサーボ・モータを使用してい
る)により駆動され、各々のローラに付帯した電磁クラ
ッチにより随時回転駆動のオン・オフ制御が行えるよう
に構成されている。
【0041】このようにして上述の給紙経路のいずれか
により選択給紙された記録紙は、給紙第1ローラ44ま
で搬送される。なお、記録紙の斜行(スキュー)を取り
除くため、この給紙に際しては、記録紙に所定量の紙ル
ープを形成した後、給紙第1ローラ44をオンして回転
駆動し、次に給紙第2ローラ52に記録紙が搬送される
ことになる。
【0042】また、給紙第1ローラ44と給紙第2ロー
ラ52との間には、記録ヘッド56の上側に配設された
紙送りローラ64と、下側に配設された給紙第2ローラ
52との間で正確な紙送り動作を行うために記録紙に所
定量たるませてバッファを作るように構成されている。
そして、このバッファには、記録紙のたるみ量としての
バッファ量を検出するためのバッファ量検知センサ54
が配設されている。このように記録紙にバッファを紙搬
送中において、常に作ることにより、特に大判サイズの
記録紙を搬送する場合の紙送りローラ64および給紙第
2ローラ52にかかる負荷を低減することができ、正確
な紙送り動作が可能になる。
【0043】以上のように記録紙の搬送システムが構成
されたプリンタ部20において、記録ヘッド56による
プリントの際には、記録ヘッド56が装着されている走
査キャリッジ58がキャリッジ・レール60上を走査モ
ータ62により図面の表裏方向に往復動して、記録紙の
主走査方向への走査が行われるように構成されている。
そして、往路の走査では、記録ヘッド56により記録紙
上に画像がプリントされ、復路の走査では、紙送りロー
ラ64により記録紙を所定量だけ送る副走査方向の送り
動作が行われる。
【0044】ここで、この副走査方向に沿う送り量は、
後述する定移動量として定義されており、ここでは、記
録ヘッド56の副走査方向に沿う幅に相当する長さ、す
なわち、図示していないが、プラテン74の記録ヘッド
56に対向する面部分に渡って形成されて吸引孔の配設
幅に相当する長さに設定されている。この吸引孔は、記
録紙をプラテン74に密着させた状態にするためのもの
である。
【0045】また、この復路の走査時における走査モー
タ62による記録紙駆動制御においては、バッファ量検
知センサ54を介してバッファ量を検知しながら、常に
所定のバッファ量となるよう制御されている。
【0046】そして、プリントされた記録紙は、排紙ト
レイ66に排出され、上述した一連のプリント動作を完
了する。
【0047】(走査キャリッジ系の構成)次に、図10
を参照して走査キャリッジ58まわりの構成の詳細な説
明を行う。
【0048】図10において、68は記録紙を副走査方
向に沿って間欠送りするための駆動源としての紙送りモ
ータである。この紙送りモータ68は、その回転量を任
意に設定・変更できるものであり、紙送りローラ64、
および、給紙第2ローラ用クラッチ70を介して給紙第
2ローラ52を駆動するよう構成されている。
【0049】また、前述した走査モータ62は、走査キ
ャリッジ58を走査ベルト72を介して矢印のA,Bで
示す主走査方向に沿って往復走査させるための駆動源と
して設けられている。
【0050】なお、本実施例では、任意の送り量での正
確な紙送り制御が必要なことから、紙送りモータ68と
走査モータ62にパルス・モータが使用されている。
【0051】本実施例においては、プラテン74の下端
に対向した位置に不図示の紙押え部材が配設されてお
り、走査キャリッジ56の走査中に該紙押え部材が記録
紙をプラテンに固定することにより記録紙の移動等が発
生しないよう制御されている。
【0052】ここで、記録紙が給紙第2ローラ52に到
達すると、給紙第2ローラ用クラッチ70および紙送り
モータ68がそれぞれオンされ、記録紙の先端は一対の
紙送りローラ64に挾持されるまで、プラテン74上を
搬送される。そして、搬送された記録紙は、プラテン7
4上に設けられた紙検知センサ76によってプラテン7
4を通過して搬送されたことを検知され、センサ情報は
位置制御、ジャム制御等に利用される。
【0053】記録紙の先端が紙送りローラ64に到達す
ると、給紙第2ローラ用クラッチ70,紙送りモータ6
8がそれぞれオフされ、次に、プラテン74の内側空間
は、不図示の吸引モータの起動により負圧となされ、吸
引動作が開始される。このような吸引動作により、記録
紙はプラテン74上に密着させられることになる。この
時、同時に上述した紙押え部材も記録紙をプラテンに固
定する。
【0054】ここで、記録紙への画像プリント動作に先
立って、走査キャリッジ58はホーム・ポジション・セ
ンサ78が配設された位置まで移動され、次に矢印Aの
方向に沿って往路走査が行われる。
【0055】この往路走査において、所定の位置よりシ
アン“C”,マゼンタ“M”,イエロー“Y”,ブラッ
ク“K”のそれぞれのインクを適宜記録ヘッド56より
吐出して、画像の記録(プリント)が行われる。そし
て、主走査方向に沿う所定の長さ分の画像記録動作を終
えたら、走査モータ62の駆動方向を逆転し、走査アリ
ッジ58を逆に、すなわち、矢印Bで示す方向に移動さ
せて復路走査を開始する。走査モータ62は、走査キャ
リッジ58がホーム・ポジション・センサ78の配設位
置に戻るまで逆転駆動される。
【0056】また、この復路走査の間、紙送りモータ6
8を起動させて紙送りローラ64を回転駆動することに
より、矢印Cで示す記録ヘッド56で記録した副走査方
向に沿う長さ分(記録ヘッド56の幅分)だけの紙送り
動作が行われる。なお、本実施例においては、この紙送
り量、すなわち、副走査方向の移動量は、上述した記録
ヘッド56の幅分の定移動量のみが設定されるわけでは
なく、最終ライン幅により規定される片移動量に設定さ
れる場合がある。
【0057】本実施例では、記録ヘッド56はインク・
ジェット・ノズルであり、合計256本のノズルがY,
M,C,Kの各色についてアセンブリされている。
【0058】一方、走査キャリッジ58がホーム・ポジ
ション・センサ78で規定されるホーム・ポジションに
停止すると、記録ヘッド56の回復動作が行われる。こ
の回復動作は、安定した記録動作を行うための処理であ
り、記録ヘッド56のノズル内に残留しているインクの
粘度変化等から生じる吐出開始時のムラを防止するため
の処理である。この処理では、給紙時間、装置内温度、
吐出時間等の予めプログラムされた条件に従って、記録
ヘッド56の各ノズルへの加圧動作を行い、各ノズルか
らインクの空吐出動作を行う。
【0059】以上説明の動作を繰り返すことにより、記
録紙上の全面に渡り所望の画像記録が行われることにな
る。
【0060】(システム構成)次に、本実施例のディジ
タル・カラー複写機13における制御システムの画像信
号の処理および制御について、図11を参照して説明す
る。
【0061】図11において、参照符号100は装置全
体の制御を司るメインCPUであり、メインCPU10
0には、プリンタの制御動作を司るプリンタ制御CPU
102,読み取り制御動作を司るリーダ制御CPU10
4,画像表示動作を処理するメイン画像処理部106,
操作者による入力部としての操作部108が接続されて
いる。
【0062】ここで、プリンタ制御CPU102とリー
ダ制御CPU104は、それぞれプリンタ部、リーダ部
の動作制御を行うもので、メインCPU100とはマス
タとスレーブの関係に設定されている。
【0063】上述したメイン画像処理部106は、エッ
ジ強調スムージング、マスキング、黒抽出、2値化、ト
リミング等の画像処理を行う。また、プリンタ制御CP
U102とメイン画像処理部106には同期メモリ11
0が接続されている。この同期メモリ110は、入力動
作の時間バラツキの吸収および前述した記録ヘッドの機
構上の並びによる遅延補正を行うためのものである。そ
して、この同期メモリ110の出力は記録ヘッド56に
接続されている。
【0064】プリンタ制御CPU102はプリンタ部の
入力駆動の制御を行うプリンタ部駆動系114に接続さ
れている。
【0065】また、リーダ制御CPU104はシェーデ
ィング補正、色補正、γ補正等の読み取り系で必要な補
正処理を行う入力系画像処理部116と、リーダの入力
駆動の制御を行うリーダ部駆動系118とに接続されて
いる。
【0066】さらに、入力系画像処理部116にはCC
Dラインセンサ120が接続されており、この入力系画
像処理部116はメイン画像処理部106に接続されて
いる。
【0067】ここで、リーダ部15はメインCPU10
0,リーダ制御CPU104,メイン画像処理部10
6,操作部108,入力系画像処理部116,リーダ部
駆動系118、並びに、イメージセンサとしてのCCD
ラインセンサ26とから構成されている。
【0068】また、プリンタ部20は、プリンタ制御C
PU102、同期メモリ110、記録ヘッド56、プリ
ンタ部駆動系114、後述の図13,図14の如きCP
U102の制御プログラムを格納したROM120、C
PU102の作業用のRAM122(不揮発RAMを含
む)とから構成されている。
【0069】次にカセット給紙系32,40,42,4
4の中で特に本実施例に特徴的な部分の構成を図12を
参照して説明する。
【0070】ピック・アップ・ローラ40を駆動するこ
とにより取り出された給紙カセット最上部の記録紙は、
第1カット紙給紙ローラ45に搬送される。第1カット
紙給紙ローラ45の手前には、第1カット紙センサ43
が配設されており、センサ上の記録紙の有無を検知す
る。第1カット紙給紙ローラ45により搬送された記録
紙は、第2カット紙給紙ローラ47に送られ、さらにそ
のローラ47により給紙第1ローラ44まで搬送され
る。給紙第1ローラ44の手前には第2カット紙センサ
49が配設されており、センサ上の記録紙の有無を検知
する。
【0071】次に、本実施例におけるプリンタ制御CP
U102において実行されるカット紙給紙系の動作シー
ケンスを図13に示すフローチャートを参照して以下に
説明する。
【0072】まず、操作部108においてカセットが選
択され、不図示のスタートキーが押下されると、ROM
120内からカセット給紙・タスクプログラムが呼び出
され、プリンタ制御CPU102は、図13のステップ
S41へ処理を進める。
【0073】S41ではピック・アップ・ローラ40、
給紙ローラ45,47,44の駆動を開始し、カット紙
の給紙を開始する。
【0074】S42では不揮発RAMから第1カセット
センサのタイムアウト時刻を読み出し、その値でタイマ
を設定する。S43でタイマ動作をスタートさせる。
【0075】次にS44において、第1カセットセンサ
43がカット紙を検知し、オン状態であればS46へ進
み、オフ状態であればS45へ進み、タイマスタートか
らS42で設定した時間経過したかを判断し、経過して
いれば紙詰りエラーとする。経過していなければS44
へ戻る。
【0076】S46では、現在のタイマの時刻にマージ
ンに相当する一定時間を加えた値を第1カセットセンサ
タイムアウト時刻として不揮発RAMを更新する。S4
7でタイマをリセットし、以後S48〜S53と第2カ
セットセンサ49について同様の処理を行いカセット給
紙シーケンスを終了する。
【0077】以上、本実施例で述べた如く、センサのタ
イムアウト時間を不揮発RAMに設定し毎給紙ごとに実
測定時間に一定のマージン時間を加算した値によりタイ
ムアウト時間を更新することにより常に適当なタイムア
ウト時刻を設定することができる。
【0078】(実施例8)次に本発明に係る第8の実施
例を関連する図面を参照して以下に説明する。
【0079】前述した実施例7は、カット紙給紙の滞留
検知についての例であるが、カット紙給紙に限定される
ものではなくあらゆる記録媒体の搬送のタイムアウト時
間の決定に用いることができる。また前述した実施例7
では、センサ上への記録紙の到差時刻により搬送の成否
を判断していたが、センサ上への記録紙の到差時点から
センサ上から記録紙が通過するまでの時間により搬送の
成否を判断することもできる。この場合の動作シーケン
スを図14に示す。
【0080】図13のS41〜S47のステップ終了
後、S54へ進み、不揮発RAMから第1カセットセン
サのオフ状態へのタイムアウト時刻を読み出し、その値
でタイマを設定する。S55でタイマ動作をスタートさ
せる。次にS56において第1カセットセンサ43がオ
フ状態であればS58へ進み、オン状態であればS57
へ進み、タイマスタートから設定時間経過していれば紙
詰りエラーとし、経過していなければS56へ戻る。S
58では、現在のタイマ時刻にマージンに相当する一定
時間を加えた値によりタイムアウト時間を更新し、S5
9でタイマをリセットし、以後第2カセットセンサ49
について同様の処理を行いシーケンスを終了する。
【0081】また前述した実施例1では現在のタイマ時
刻にマージンに相当する一定時間を加えた値によりタイ
ムアウト時間を更新していたが、現在のタイマ時刻を用
いた任意のアルゴリズムによりタイムアウト時間を更新
することもできる。さらにまた現在のタイマ時刻に限定
されるものではなく、以前の有限解のタイマ時刻の測定
データを用いて算出することもできる。たとえば現在の
タイマー時刻と直前の給紙におけるタイマ時刻の測定デ
ータの平均値に一定時間を加えた値によりタイムアウト
時間を更新することもできる。さらにまた毎給紙ごとに
タイムアウト時間を更新するのではなく電源投入時のみ
に更新するなど特定の給紙においてのみタイムアウト時
刻の更新を行うこともできる。
【0082】以上説明したように本実施例7,8によれ
ば個体差、環境の変化にかかわらずより適切な紙詰りエ
ラー検知が可能である。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録媒体の搬送異常が適正に検出され、したがって、画像
形成処理の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴を表したブロック図である。
【図2】実施例1におけるジャム検出のフローチャート
である。
【図3】実施例2におけるジャム検出のフローチャート
である。
【図4】実施例3におけるジャム検出のフローチャート
である。
【図5】実施例4におけるジャム検出のフローチャート
である。
【図6】実施例5におけるジャム検出のフローチャート
である。
【図7】実施例6におけるジャム検出のフローチャート
である。
【図8】実施例7におけるデジタル・カラー複写機の外
観図である。
【図9】同複写機の内部構成を示す断面図である。
【図10】走査キャリッジまわりの斜視図である。
【図11】制御システムのブロック図である。
【図12】搬送手段の構成を示す図である。
【図13】プリンタ制御CPUの制御手順を示す図であ
る。
【図14】プリンタ制御CPUの他の制御手順を示す図
である。
【図15】従来例の搬送手段の構成を示す図である。
【図16】同従来例の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 紙 2,3,5,6 ローラ 4,7 モータ 8,9 センサ 11 CPU 12 メモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送
    手段による記録媒体の搬送異常を検出する検出手段と、
    該検出手段の検出結果に応じて、前記搬送手段の制御条
    件を変更する手段とを備えたことを特徴とする画像形成
    装置。
JP4313243A 1992-11-24 1992-11-24 画像形成装置 Pending JPH06156806A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4313243A JPH06156806A (ja) 1992-11-24 1992-11-24 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

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Publications (1)

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JPH06156806A true JPH06156806A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18038847

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JP (1) JPH06156806A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007175912A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Seiko Epson Corp プリンタの紙送り制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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