JPH0630192A - 両面画像読取装置 - Google Patents
両面画像読取装置Info
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- JPH0630192A JPH0630192A JP4178616A JP17861692A JPH0630192A JP H0630192 A JPH0630192 A JP H0630192A JP 4178616 A JP4178616 A JP 4178616A JP 17861692 A JP17861692 A JP 17861692A JP H0630192 A JPH0630192 A JP H0630192A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 両面原稿の画像を効率的に読み取ることがで
きながら、画像メモリを不要にして構成を簡単にするこ
とによって小型で低コストにする。 【構成】 原稿搬送手段2により原稿Dを矢示Bの正方
向へ搬送させながら第1の読取部10によりその下面の
画像を読み取らせ、その後原稿を逆方向へ搬送させなが
ら第2の読取部20により上面の画像を読み取らせるこ
とにより、表と裏の画像を異なるタイミングでそれぞれ
読み取ることにより、その読み取った画像データをその
ままホストコンピュータに送ることができるようにし
て、読み取った一方の面の画像データを一旦画像メモリ
に記憶させなくてよいようにしてメモリの数を減らす。
また、画像読み取り後の原稿を逆方向へ搬送して回収す
ることにより、原稿排紙トレイ21を装置から突出させ
ないようにして小型にする。
きながら、画像メモリを不要にして構成を簡単にするこ
とによって小型で低コストにする。 【構成】 原稿搬送手段2により原稿Dを矢示Bの正方
向へ搬送させながら第1の読取部10によりその下面の
画像を読み取らせ、その後原稿を逆方向へ搬送させなが
ら第2の読取部20により上面の画像を読み取らせるこ
とにより、表と裏の画像を異なるタイミングでそれぞれ
読み取ることにより、その読み取った画像データをその
ままホストコンピュータに送ることができるようにし
て、読み取った一方の面の画像データを一旦画像メモリ
に記憶させなくてよいようにしてメモリの数を減らす。
また、画像読み取り後の原稿を逆方向へ搬送して回収す
ることにより、原稿排紙トレイ21を装置から突出させ
ないようにして小型にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送路に原稿の表裏
両面にそれぞれ対応させて配設した読取部により、原稿
の両面の画像を読み取る両面画像読取装置に関する。
両面にそれぞれ対応させて配設した読取部により、原稿
の両面の画像を読み取る両面画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図8に示すように、搬
送路71を矢示A方向に搬送される原稿Dに光源72か
ら光を照射し、その原稿Dからの反射光がミラー76及
びレンズ73を介してCCDラインイメージセンサ(以
下単に「CCD」と云う)74に入射することによりC
CDの光電変換によりアナログ信号が順次送出され、そ
のアナログ信号をA/D変換器でデジタル信号に変換し
て、それをホストコンピュータ等に送るようにした画像
読取装置がある。
送路71を矢示A方向に搬送される原稿Dに光源72か
ら光を照射し、その原稿Dからの反射光がミラー76及
びレンズ73を介してCCDラインイメージセンサ(以
下単に「CCD」と云う)74に入射することによりC
CDの光電変換によりアナログ信号が順次送出され、そ
のアナログ信号をA/D変換器でデジタル信号に変換し
て、それをホストコンピュータ等に送るようにした画像
読取装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像読取装置の場合には、画像読み取り開始
のタイミングを、例えば光源72の直前に配設したセン
サ75が原稿Dの先端を検知した時の信号によって決め
ていたため、その読み取り開始時期決定用のセンサ75
を必要とする分だけ部品点数が増えてコスト高になると
いうことがあった。
うな従来の画像読取装置の場合には、画像読み取り開始
のタイミングを、例えば光源72の直前に配設したセン
サ75が原稿Dの先端を検知した時の信号によって決め
ていたため、その読み取り開始時期決定用のセンサ75
を必要とする分だけ部品点数が増えてコスト高になると
いうことがあった。
【0004】また、画像の読み取りが終了した原稿は、
そのまま矢示A方向に搬送されて搬送経路の延長線上に
設けられている原稿排紙トレイ77上に排出される構成
になっていたため、原稿排紙トレイ77が装置本体70
から突出することによって、装置全体の長さが原稿の搬
送方向に長くなってしまうということがあった。
そのまま矢示A方向に搬送されて搬送経路の延長線上に
設けられている原稿排紙トレイ77上に排出される構成
になっていたため、原稿排紙トレイ77が装置本体70
から突出することによって、装置全体の長さが原稿の搬
送方向に長くなってしまうということがあった。
【0005】さらに、近年では資源保護の要求等によ
り、原稿の表裏両面に画像を書き込んだ両面原稿を使用
する機会が増えつつあるが、このような原稿の両面の画
像を効率的に読み取るためには、例えば図9に示すよう
に搬送路71の原稿Dの表裏両面に対応する位置に、図
8で説明したものと同様な光源72,レンズ73,CC
D74等からなる第1の読取部と、光源82,レンズ8
3,CCD84等からなる第2の読取部とをそれぞれ配
設すれば、原稿を1回の通紙によってその両面の画像を
1度に読み取ることができる。
り、原稿の表裏両面に画像を書き込んだ両面原稿を使用
する機会が増えつつあるが、このような原稿の両面の画
像を効率的に読み取るためには、例えば図9に示すよう
に搬送路71の原稿Dの表裏両面に対応する位置に、図
8で説明したものと同様な光源72,レンズ73,CC
D74等からなる第1の読取部と、光源82,レンズ8
3,CCD84等からなる第2の読取部とをそれぞれ配
設すれば、原稿を1回の通紙によってその両面の画像を
1度に読み取ることができる。
【0006】しかしながら、このように構成すると、そ
の1回の通紙により同時に読み取られる一方の面の画像
信号はデジタル信号に変換してそのままホストコンピュ
ータに送れるが、他方の面の画像信号はデジタル信号に
変換してその1ページ分を一旦メモリに記憶させ、読み
取り終了後にそれをホストコンピュータに送るようにな
るため、その原稿の表裏両面に対応する画像読み取り部
の両者にそれぞれ画像信号をデジタル信号に変換するた
めの画像処理部78,88及びそのいずれか一方には画
像メモリが必要となるため、構成が複雑になってコスト
高になってしまうということがあった。
の1回の通紙により同時に読み取られる一方の面の画像
信号はデジタル信号に変換してそのままホストコンピュ
ータに送れるが、他方の面の画像信号はデジタル信号に
変換してその1ページ分を一旦メモリに記憶させ、読み
取り終了後にそれをホストコンピュータに送るようにな
るため、その原稿の表裏両面に対応する画像読み取り部
の両者にそれぞれ画像信号をデジタル信号に変換するた
めの画像処理部78,88及びそのいずれか一方には画
像メモリが必要となるため、構成が複雑になってコスト
高になってしまうということがあった。
【0007】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、両面原稿の画像を効率的に読み取ることが
できながら、画像処理部(A/D変換部)の数を少なく
すると共に画像メモリを不要にして、構成を簡単にする
ことによって小型で低コストにすることを目的とする。
また、画像の読み取り開始時期を判断するためのセンサ
を不要にすることによってコスト低減を計ること、及び
装置の原稿搬送方向の長さを短かくすることも目的とす
る。
ものであり、両面原稿の画像を効率的に読み取ることが
できながら、画像処理部(A/D変換部)の数を少なく
すると共に画像メモリを不要にして、構成を簡単にする
ことによって小型で低コストにすることを目的とする。
また、画像の読み取り開始時期を判断するためのセンサ
を不要にすることによってコスト低減を計ること、及び
装置の原稿搬送方向の長さを短かくすることも目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上述したような両面画像読取装置におい
て、原稿を原稿給紙部から給紙する正方向とそれを逆行
させる逆方向の双方向へ搬送させるように原稿搬送手段
を駆動制御する原稿搬送方向制御手段と、原稿搬送手段
により原稿を正方向へ搬送させながら第1の読取部によ
りその原稿の一方の面の画像を読み取らせ、その後原稿
を逆方向へ搬送させながら第2の読取部によりその原稿
の他方の面の画像を読み取らせる読取制御手段とを設け
たものである。
達成するため、上述したような両面画像読取装置におい
て、原稿を原稿給紙部から給紙する正方向とそれを逆行
させる逆方向の双方向へ搬送させるように原稿搬送手段
を駆動制御する原稿搬送方向制御手段と、原稿搬送手段
により原稿を正方向へ搬送させながら第1の読取部によ
りその原稿の一方の面の画像を読み取らせ、その後原稿
を逆方向へ搬送させながら第2の読取部によりその原稿
の他方の面の画像を読み取らせる読取制御手段とを設け
たものである。
【0009】また、上記両面画像読取装置において、第
2の読取部の出力から原稿の端部を検出する第1の原稿
端部検知手段と、第1の読取部の出力から原稿の端部を
検出する第2の原稿端部検知手段と、第1の原稿端部検
知手段からの検出信号を用いて第1の読取部の読み取り
開始時期を決定し、第2の原稿端部検知手段からの検出
信号を用いて第2の読取部の読み取り開始時期を決定す
る読取開始時期決定手段とを設けるとよい。
2の読取部の出力から原稿の端部を検出する第1の原稿
端部検知手段と、第1の読取部の出力から原稿の端部を
検出する第2の原稿端部検知手段と、第1の原稿端部検
知手段からの検出信号を用いて第1の読取部の読み取り
開始時期を決定し、第2の原稿端部検知手段からの検出
信号を用いて第2の読取部の読み取り開始時期を決定す
る読取開始時期決定手段とを設けるとよい。
【0010】さらに、上記両面画像読取装置において、
搬送路を分岐させて原稿排紙トレイに通じる原稿排出路
を形成すると共に、その分岐部に原稿の正方向への搬送
を許容し、その原稿が逆方向へ搬送されたときに原稿を
原稿排出路へ導くフラッパを設けるとよい。
搬送路を分岐させて原稿排紙トレイに通じる原稿排出路
を形成すると共に、その分岐部に原稿の正方向への搬送
を許容し、その原稿が逆方向へ搬送されたときに原稿を
原稿排出路へ導くフラッパを設けるとよい。
【0011】
【作用】このように構成した両面画像読取装置によれ
ば、両面原稿の両面の画像を読み取る場合に、原稿搬送
方向制御手段がまず最初に原稿搬送手段により原稿を正
方向へ搬送させながら第1の読取部により原稿の一方の
面の画像を読み取らせ、その後その原稿を逆方向へ搬送
させながら第2の読取部によりその原稿の他方の面の画
像を読み取らせるので、原稿の表と裏の画像を異なるタ
イミングでそれぞれ読み取ることにより、その読み取っ
た画像信号を同じ画像処理部によってデジタル信号に変
換して、そのままホストコンピュータに送ることができ
る。したがって、一方の面の画像データを一旦メモリに
記憶させてからホストコンピュータに送る必要がないの
で画像メモリが不要になると共に、同一の画像処理部で
その両面の画像信号を処理できるので構成が簡単にな
る。
ば、両面原稿の両面の画像を読み取る場合に、原稿搬送
方向制御手段がまず最初に原稿搬送手段により原稿を正
方向へ搬送させながら第1の読取部により原稿の一方の
面の画像を読み取らせ、その後その原稿を逆方向へ搬送
させながら第2の読取部によりその原稿の他方の面の画
像を読み取らせるので、原稿の表と裏の画像を異なるタ
イミングでそれぞれ読み取ることにより、その読み取っ
た画像信号を同じ画像処理部によってデジタル信号に変
換して、そのままホストコンピュータに送ることができ
る。したがって、一方の面の画像データを一旦メモリに
記憶させてからホストコンピュータに送る必要がないの
で画像メモリが不要になると共に、同一の画像処理部で
その両面の画像信号を処理できるので構成が簡単にな
る。
【0012】そして、画像読み取り後の原稿は逆方向へ
搬送させて回収するので、原稿を回収するための原稿排
紙トレイを装置から突出させないようにすることができ
るので、装置の原稿搬送方向の長さを短くできる。
搬送させて回収するので、原稿を回収するための原稿排
紙トレイを装置から突出させないようにすることができ
るので、装置の原稿搬送方向の長さを短くできる。
【0013】また、第1,第2の原稿端部検知手段と読
取開始時期決定手段とを設ければ、その読取開始時期決
定手段が第1の原稿端部検知手段からの検出信号を用い
て第1の読取部の読み取り開始時期を決定し、第2の原
稿端部検知手段からの検出信号を用いて第2の読取部の
読み取り開始時期を決定するため、画像の読み取り開始
時期を決定するためのセンサを読取部の直前に設ける必
要がなくなるので、その分だけ構成が簡単になり、コス
ト低減を計ることができる。
取開始時期決定手段とを設ければ、その読取開始時期決
定手段が第1の原稿端部検知手段からの検出信号を用い
て第1の読取部の読み取り開始時期を決定し、第2の原
稿端部検知手段からの検出信号を用いて第2の読取部の
読み取り開始時期を決定するため、画像の読み取り開始
時期を決定するためのセンサを読取部の直前に設ける必
要がなくなるので、その分だけ構成が簡単になり、コス
ト低減を計ることができる。
【0014】さらに、搬送路を分岐させて原稿排出路を
形成すると共にその分岐部にフラッパを設ければ、搬送
路を正方向へ搬送される原稿はフラッパを通過して一方
の面の画像が読み取られ、その後に逆方向へ搬送されて
他方の面の画像が読み取られた後にフラッパに案内され
て元の位置に戻ることなしに原稿排出路へ導かれる。し
たがって、原稿を所定の間隔で連続して搬送させること
ができるので、複数の両面原稿の画像を読み取る際にそ
れを効率的に行うことができる。
形成すると共にその分岐部にフラッパを設ければ、搬送
路を正方向へ搬送される原稿はフラッパを通過して一方
の面の画像が読み取られ、その後に逆方向へ搬送されて
他方の面の画像が読み取られた後にフラッパに案内され
て元の位置に戻ることなしに原稿排出路へ導かれる。し
たがって、原稿を所定の間隔で連続して搬送させること
ができるので、複数の両面原稿の画像を読み取る際にそ
れを効率的に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例を示す両面画像読取
装置の全体構成図である。この両面画像読取装置は、原
稿給紙部25から給紙された原稿Dを原稿搬送手段2に
より搬送させる搬送路15に、原稿Dの表裏両面にそれ
ぞれ対応させて第1の読取部10及び第2の読取部20
を配設している。
明する。図1はこの発明の一実施例を示す両面画像読取
装置の全体構成図である。この両面画像読取装置は、原
稿給紙部25から給紙された原稿Dを原稿搬送手段2に
より搬送させる搬送路15に、原稿Dの表裏両面にそれ
ぞれ対応させて第1の読取部10及び第2の読取部20
を配設している。
【0016】その第1の読取部10は、光源(蛍光灯)
3と反射ミラー4とレンズ5とCCD6と光源3の安定
器43とCCDドライバ31とによって構成されてお
り、第2の読取部20は、光源(蛍光灯)53と反射ミ
ラー52,54とレンズ55とCCD56と光源53の
安定器44とCCDドライバ57とによって構成されて
いる。
3と反射ミラー4とレンズ5とCCD6と光源3の安定
器43とCCDドライバ31とによって構成されてお
り、第2の読取部20は、光源(蛍光灯)53と反射ミ
ラー52,54とレンズ55とCCD56と光源53の
安定器44とCCDドライバ57とによって構成されて
いる。
【0017】そして、その第1の読取部10は、装置本
体1内の原稿搬送手段2によって搬送路15を搬送され
る原稿Dの図1で下側の画像面を光源3によって照明
し、その原稿Dの光像を反射ミラー4及びレンズ5を介
してCCD6上に結像して読み取る。
体1内の原稿搬送手段2によって搬送路15を搬送され
る原稿Dの図1で下側の画像面を光源3によって照明
し、その原稿Dの光像を反射ミラー4及びレンズ5を介
してCCD6上に結像して読み取る。
【0018】また、第2の読取部20は、搬送路15を
搬送される原稿Dの図1で上側の画像面を光源53によ
って照明し、その原稿Dの光像を反射ミラー54,52
及びレンズ55を介してCCD56上に結像して読み取
る。なお、第2の読取部20の図1で左方側には、画像
の読み込み確認用として原稿Dの上面側の端部や裏面に
記号や文字列等の印字を行うエンドーサ印字ユニット7
を配設している。
搬送される原稿Dの図1で上側の画像面を光源53によ
って照明し、その原稿Dの光像を反射ミラー54,52
及びレンズ55を介してCCD56上に結像して読み取
る。なお、第2の読取部20の図1で左方側には、画像
の読み込み確認用として原稿Dの上面側の端部や裏面に
記号や文字列等の印字を行うエンドーサ印字ユニット7
を配設している。
【0019】また、この両面画像読取装置は、原稿Dを
原稿給紙部25から給紙する矢示Bの正方向とそれを逆
行させる逆方向の双方向へ搬送させるように、後述する
制御系が原稿搬送手段2を駆動制御すると共に、原稿搬
送手段2により原稿Dを矢示Bの正方向へ搬送させなが
ら第1の読取部10によりその原稿Dの一方の面(下面
側)の画像を読み取らせ、その後その原稿Dを矢示Bと
反対の逆方向へ搬送させながら第2の読取部20により
その原稿Dの他方の面(上面側)の画像を読み取らせる。
原稿給紙部25から給紙する矢示Bの正方向とそれを逆
行させる逆方向の双方向へ搬送させるように、後述する
制御系が原稿搬送手段2を駆動制御すると共に、原稿搬
送手段2により原稿Dを矢示Bの正方向へ搬送させなが
ら第1の読取部10によりその原稿Dの一方の面(下面
側)の画像を読み取らせ、その後その原稿Dを矢示Bと
反対の逆方向へ搬送させながら第2の読取部20により
その原稿Dの他方の面(上面側)の画像を読み取らせる。
【0020】原稿搬送手段2は、ピックアップローラ1
1と、それぞれ上下方向に対をなすローラによって形成
される給紙ローラ12及び搬送ローラ13とからなり、
原稿トレイ9上に載置された画像情報を読み取るための
原稿Dを搬送路15上を画像読み取り位置へ向けて搬送
すると共に、それを逆の方向にも逆搬送する。
1と、それぞれ上下方向に対をなすローラによって形成
される給紙ローラ12及び搬送ローラ13とからなり、
原稿トレイ9上に載置された画像情報を読み取るための
原稿Dを搬送路15上を画像読み取り位置へ向けて搬送
すると共に、それを逆の方向にも逆搬送する。
【0021】原稿トレイ9の先端側の上部には、原稿検
知センサ14が配設されていて、それによって原稿トレ
イ9上の原稿Dの有無を検知する。また、給紙ローラ1
2と搬送ローラ13の間の搬送路上にはジャム検知用の
センサ8が設けられていて、その搬送路上において発生
したジャムを検知する。なお、この原稿検知センサ1
4,及びジャム検知用のセンサ8は、例えば反射型フォ
トセンサを用いる。
知センサ14が配設されていて、それによって原稿トレ
イ9上の原稿Dの有無を検知する。また、給紙ローラ1
2と搬送ローラ13の間の搬送路上にはジャム検知用の
センサ8が設けられていて、その搬送路上において発生
したジャムを検知する。なお、この原稿検知センサ1
4,及びジャム検知用のセンサ8は、例えば反射型フォ
トセンサを用いる。
【0022】さらに、この両面画像読取装置は、搬送路
15の給紙ローラ12の給紙下流側を分岐させて原稿排
紙トレイ21に通じる原稿排出路22を形成すると共
に、その分岐部に原稿の矢示Bの正方向への搬送を許容
し、その原稿が逆方向(矢示Bと反対方向)へ搬送され
たときにそれを原稿排出路22へ導くフラッパ23を設
けている。
15の給紙ローラ12の給紙下流側を分岐させて原稿排
紙トレイ21に通じる原稿排出路22を形成すると共
に、その分岐部に原稿の矢示Bの正方向への搬送を許容
し、その原稿が逆方向(矢示Bと反対方向)へ搬送され
たときにそれを原稿排出路22へ導くフラッパ23を設
けている。
【0023】そのフラッパ23は、図2に明示するよう
に一端が軸24によって回動自在に支持されており、原
稿が搬送されていない状態ではそれが自重により先端2
3aが搬送路15の下ガイド板16の傾斜部16aに当
接し、図3に示すように原稿Dが搬送路15を矢示Bで
示す正方向へ搬送されると、その原稿Dの先端によって
容易に押し開かれて矢示C方向に回動し、原稿Dの搬送
を許容する。
に一端が軸24によって回動自在に支持されており、原
稿が搬送されていない状態ではそれが自重により先端2
3aが搬送路15の下ガイド板16の傾斜部16aに当
接し、図3に示すように原稿Dが搬送路15を矢示Bで
示す正方向へ搬送されると、その原稿Dの先端によって
容易に押し開かれて矢示C方向に回動し、原稿Dの搬送
を許容する。
【0024】また、その原稿Dを通過させた後、それが
図2に矢示Eで示す逆方向に搬送される際には、原稿D
をガイド面23bに摺接させてそれを原稿排出路22
(図1)へ導く。この際に、フラッパ23は逆方向に搬
送される原稿Dによってその先端23aが下ガイド板1
6の傾斜部16aに押し付けられるようになって図2に
示す位置に保たれる。
図2に矢示Eで示す逆方向に搬送される際には、原稿D
をガイド面23bに摺接させてそれを原稿排出路22
(図1)へ導く。この際に、フラッパ23は逆方向に搬
送される原稿Dによってその先端23aが下ガイド板1
6の傾斜部16aに押し付けられるようになって図2に
示す位置に保たれる。
【0025】図4は、図1の両面画像読取装置の制御系
を示すブロック図である。この図4において、31はC
CD6を駆動するCCDドライバ、32はデータ選択ユ
ニット40によって選択されるCCD6あるいは56か
らのアナログの画像信号を多値又は2値のデジタル信号
に変換する画像データ処理ユニット、30はこの両面画
像読取装置の各部を制御する制御ユニット、33はデジ
タル信号をメモリに蓄えるメモリユニット、34はメモ
リユニット33から出力される画像データを圧縮するデ
ータ圧縮ユニット、35はその圧縮された画像データを
ホストコンピュータ36に転送するインタフェースユニ
ットである。
を示すブロック図である。この図4において、31はC
CD6を駆動するCCDドライバ、32はデータ選択ユ
ニット40によって選択されるCCD6あるいは56か
らのアナログの画像信号を多値又は2値のデジタル信号
に変換する画像データ処理ユニット、30はこの両面画
像読取装置の各部を制御する制御ユニット、33はデジ
タル信号をメモリに蓄えるメモリユニット、34はメモ
リユニット33から出力される画像データを圧縮するデ
ータ圧縮ユニット、35はその圧縮された画像データを
ホストコンピュータ36に転送するインタフェースユニ
ットである。
【0026】また、37はピックアップローラ11,給
紙ローラ12及び搬送ローラ13等の原稿搬送手段2
(いずれも図1を参照)の各部を正逆両方向に回転駆動
し得るパルスモータである。なお、ピックアップローラ
11及び給紙ローラ12への駆動力の伝達は給紙クラッ
チ38を介して行われる。また、第1の読取部10の光
源3は安定器43を介して点灯制御され、第2の読取部
20の光源53は安定器44を介して点灯制御される。
読み取り確認文字は、ホストコンピュータ36からイン
タフェースユニット35を介して制御ユニット30へ送
信される。
紙ローラ12及び搬送ローラ13等の原稿搬送手段2
(いずれも図1を参照)の各部を正逆両方向に回転駆動
し得るパルスモータである。なお、ピックアップローラ
11及び給紙ローラ12への駆動力の伝達は給紙クラッ
チ38を介して行われる。また、第1の読取部10の光
源3は安定器43を介して点灯制御され、第2の読取部
20の光源53は安定器44を介して点灯制御される。
読み取り確認文字は、ホストコンピュータ36からイン
タフェースユニット35を介して制御ユニット30へ送
信される。
【0027】制御ユニット30は、その読み取り確認文
字をエンドーサ印字ユニット7のインクジェットプリン
タヘッドに対応したコード列に変換し、エンドーサ制御
ユニット39内のフィフォ(FIFO)メモリに転送す
る。エンドーサ制御ユニット39は所定タイミングでフ
ィフォメモリ内のデータをエンドーサ印字ユニット7へ
転送して、原稿への読み取り確認文字の印字を行う。
字をエンドーサ印字ユニット7のインクジェットプリン
タヘッドに対応したコード列に変換し、エンドーサ制御
ユニット39内のフィフォ(FIFO)メモリに転送す
る。エンドーサ制御ユニット39は所定タイミングでフ
ィフォメモリ内のデータをエンドーサ印字ユニット7へ
転送して、原稿への読み取り確認文字の印字を行う。
【0028】パルスモータ37は、ドライバ62を介し
て制御ユニット30のマイクロコンピュータ50に接続
されており、各出力ポートA,B,/A,/Bに図5の
(a)に示すタイミングで駆動信号が出力された時に正
回転し、図5の(b)に示すタイミングで駆動信号が出
力された時に逆回転する。
て制御ユニット30のマイクロコンピュータ50に接続
されており、各出力ポートA,B,/A,/Bに図5の
(a)に示すタイミングで駆動信号が出力された時に正
回転し、図5の(b)に示すタイミングで駆動信号が出
力された時に逆回転する。
【0029】データ選択ユニット40は、第1の読取部
10のCCDドライバ31から出力される画像信号及び
第2の読取部20のCCDドライバ57から出力される
画像信号を入力し、制御ユニット30からの選択信号で
そのCCDドライバ31又は57から入力される画像信
号を切り換えて画像処理ユニット32へ送る。
10のCCDドライバ31から出力される画像信号及び
第2の読取部20のCCDドライバ57から出力される
画像信号を入力し、制御ユニット30からの選択信号で
そのCCDドライバ31又は57から入力される画像信
号を切り換えて画像処理ユニット32へ送る。
【0030】原稿端部検出ユニット45は、第2の読取
部20のCCDドライバ57の出力から正方向(図1で
矢示B方向)に搬送中の原稿の先端を検出する第1の原
稿端部検知手段として機能するものであり、原稿端部検
出ユニット41は、第1の読取部10のCCDドライバ
31の出力から逆方向に搬送中の原稿の先端を検出する
第2の原稿端部検知手段として機能するものである。
部20のCCDドライバ57の出力から正方向(図1で
矢示B方向)に搬送中の原稿の先端を検出する第1の原
稿端部検知手段として機能するものであり、原稿端部検
出ユニット41は、第1の読取部10のCCDドライバ
31の出力から逆方向に搬送中の原稿の先端を検出する
第2の原稿端部検知手段として機能するものである。
【0031】そして、その原稿端部検出ユニット45か
らの検出信号を用いて第1の読取部10の読み取り開始
時期を決定し、原稿端部検出ユニット41からの検出信
号を用いて第2の読取部20の読み取り開始時期を決定
している。
らの検出信号を用いて第1の読取部10の読み取り開始
時期を決定し、原稿端部検出ユニット41からの検出信
号を用いて第2の読取部20の読み取り開始時期を決定
している。
【0032】すなわち、第1,第2の読取部10,20
の各CCD6,56に対応する読み取り位置には予め基
準白部(通常の白色用紙よりも白い色調)が設けられて
いて、原稿がその読み取り位置に無い場合にはCCD
6,56はその基準白部を常に読み取っていて、その基
準白部の画像データが図6に示す基準信号記憶部51に
記憶されるようになっている。
の各CCD6,56に対応する読み取り位置には予め基
準白部(通常の白色用紙よりも白い色調)が設けられて
いて、原稿がその読み取り位置に無い場合にはCCD
6,56はその基準白部を常に読み取っていて、その基
準白部の画像データが図6に示す基準信号記憶部51に
記憶されるようになっている。
【0033】そして、読み取り動作が開始されると、そ
の読み取った画像データを基準信号記憶部51に記憶さ
れているデータと1ライン単位で積分比較し、その読み
取った画像データの出力が基準信号記憶部51に記憶さ
れているデータより小さな値になると、そのとき原稿の
先端が読み取り位置を通過したと判断して、比較部61
が原稿の先端が読み取り位置を通過したことを示す原稿
端検知信号SDを制御ユニット30へ出力する。
の読み取った画像データを基準信号記憶部51に記憶さ
れているデータと1ライン単位で積分比較し、その読み
取った画像データの出力が基準信号記憶部51に記憶さ
れているデータより小さな値になると、そのとき原稿の
先端が読み取り位置を通過したと判断して、比較部61
が原稿の先端が読み取り位置を通過したことを示す原稿
端検知信号SDを制御ユニット30へ出力する。
【0034】制御ユニット30は、その原稿端検知信号
SDを用いて、原稿の画像データの読み取りを開始する
時期を決定する。すなわち、この実施例では、制御ユニ
ット30が読取開始時期決定手段として機能する。ま
た、この制御ユニット30は、原稿を正方向(図1の矢
示B方向)へ搬送させながら第1の読取部10により原
稿の一方の面の画像を読み取らせ、その後それを逆方向
へ搬送させながら第2の読取部20により他方の面の画
像を読み取らせる読取制御手段としても機能する。
SDを用いて、原稿の画像データの読み取りを開始する
時期を決定する。すなわち、この実施例では、制御ユニ
ット30が読取開始時期決定手段として機能する。ま
た、この制御ユニット30は、原稿を正方向(図1の矢
示B方向)へ搬送させながら第1の読取部10により原
稿の一方の面の画像を読み取らせ、その後それを逆方向
へ搬送させながら第2の読取部20により他方の面の画
像を読み取らせる読取制御手段としても機能する。
【0035】次に、この両面画像読取装置が、両面原稿
の両面の画像を読み取る場合の処理について、図7のフ
ローチャートを参照しながら説明する。この両面画像読
取装置により両面原稿の両面の画像を読み取らせる場合
には、最初に読み取らせる側の面を下向きにして図1の
原稿トレイ9上にセットする。
の両面の画像を読み取る場合の処理について、図7のフ
ローチャートを参照しながら説明する。この両面画像読
取装置により両面原稿の両面の画像を読み取らせる場合
には、最初に読み取らせる側の面を下向きにして図1の
原稿トレイ9上にセットする。
【0036】この状態で、図4に示した制御ユニット3
0のマイクロコンピュータ50が図7のフローチャート
に示す処理をスタートすると、まず最初のステップで読
取命令が出力されてそれを受信したか否かを判断し、ま
だ受信していなければそのまま待って、それを受信する
とパルスモータ37(図4)を正回転させて搬送ローラ
13を回転させると共に、給紙クラッチ38をオン状態
にしてピックアップローラ11と給紙ローラ12に駆動
力を伝達して、それらを回転させる。
0のマイクロコンピュータ50が図7のフローチャート
に示す処理をスタートすると、まず最初のステップで読
取命令が出力されてそれを受信したか否かを判断し、ま
だ受信していなければそのまま待って、それを受信する
とパルスモータ37(図4)を正回転させて搬送ローラ
13を回転させると共に、給紙クラッチ38をオン状態
にしてピックアップローラ11と給紙ローラ12に駆動
力を伝達して、それらを回転させる。
【0037】したがって、原稿Dが正方向(図1の矢示
B方向)に搬送され、それがフラッパ23を押し開きな
がら搬送路15を搬送される。次のステップでは、搬送
路15に設けられているセンサ8が原稿を検知してオン
になったか否かを判断し、オンになっていれば原稿はジ
ャムを発生することなしに正常搬送されているので、そ
の所定時間後(原稿の先端が少なくとも図1の搬送ロー
ラ13に達するタイミング以降)に給紙クラッチ38を
オフ状態にして、ピックアップローラ11と給紙ローラ
12を停止させる。
B方向)に搬送され、それがフラッパ23を押し開きな
がら搬送路15を搬送される。次のステップでは、搬送
路15に設けられているセンサ8が原稿を検知してオン
になったか否かを判断し、オンになっていれば原稿はジ
ャムを発生することなしに正常搬送されているので、そ
の所定時間後(原稿の先端が少なくとも図1の搬送ロー
ラ13に達するタイミング以降)に給紙クラッチ38を
オフ状態にして、ピックアップローラ11と給紙ローラ
12を停止させる。
【0038】そして、次のステップで、第2の読取部2
0側の原稿端部検出ユニット45(図4)が原稿の先端
を検知して原稿端検知信号SDがONになっているか否
かを判断し、ONになっていれば原稿が読み取り位置に
達する所定時間後に第1の読取部10の読み取りを開始
する。すなわち、図1に示した光源3により原稿の下面
側を照射して、その反射光Lを反射ミラー4によりレン
ズ5へと導く。
0側の原稿端部検出ユニット45(図4)が原稿の先端
を検知して原稿端検知信号SDがONになっているか否
かを判断し、ONになっていれば原稿が読み取り位置に
達する所定時間後に第1の読取部10の読み取りを開始
する。すなわち、図1に示した光源3により原稿の下面
側を照射して、その反射光Lを反射ミラー4によりレン
ズ5へと導く。
【0039】その反射光Lは、レンズ5により収束さ
れ、それが原稿の主走査方向の1ラインに対応させてア
レー状に配列されたCCD6に入光する。そして、原稿
が搬送ローラ13の搬送力によって図1で左方へ搬送さ
れることによって、CCD6に入光する反射光Lは原稿
Dの副走査方向に走査される。そのCCD6に入光した
反射光Lは、光の強度に応じてアナログ信号に変換さ
れ、CCDドライバ31によって読み出される。
れ、それが原稿の主走査方向の1ラインに対応させてア
レー状に配列されたCCD6に入光する。そして、原稿
が搬送ローラ13の搬送力によって図1で左方へ搬送さ
れることによって、CCD6に入光する反射光Lは原稿
Dの副走査方向に走査される。そのCCD6に入光した
反射光Lは、光の強度に応じてアナログ信号に変換さ
れ、CCDドライバ31によって読み出される。
【0040】そして、CCDドライバ31から出力され
る画像信号は、データ選択ユニット40に送られる。そ
のデータ選択ユニット40は制御ユニット30からの選
択信号によりCCDドライバ31からの画像信号を画像
処理ユニット32へ送る。
る画像信号は、データ選択ユニット40に送られる。そ
のデータ選択ユニット40は制御ユニット30からの選
択信号によりCCDドライバ31からの画像信号を画像
処理ユニット32へ送る。
【0041】そして、図7の次のステップで原稿端検知
信号SDがOFFになっているか否かを判断し、OFF
になっていれば原稿は既に読み取り位置を通過している
ので、その所定時間後に第1の読取部10による読み取
り動作を終了させる。また、正回転中のパルスモータ3
7を一旦停止させた後に、それを逆回転させる。
信号SDがOFFになっているか否かを判断し、OFF
になっていれば原稿は既に読み取り位置を通過している
ので、その所定時間後に第1の読取部10による読み取
り動作を終了させる。また、正回転中のパルスモータ3
7を一旦停止させた後に、それを逆回転させる。
【0042】次に、今度は第1の読取部10側の原稿端
部検出ユニット41(図4)が原稿の先端(正方向搬送
時の後端になる)を検知して原稿端検知信号SDがON
になっているか否かを判断し、ONになっていれば原稿
が読み取り位置に達する所定時間後に第2の読取部20
により上面側の読み取りを開始する。
部検出ユニット41(図4)が原稿の先端(正方向搬送
時の後端になる)を検知して原稿端検知信号SDがON
になっているか否かを判断し、ONになっていれば原稿
が読み取り位置に達する所定時間後に第2の読取部20
により上面側の読み取りを開始する。
【0043】そして、第1の読取部10の場合と同様に
読み取られた上面側の画像信号は、CCDドライバ57
からデータ選択ユニット40に送られ、そのデータ選択
ユニット40は制御ユニット30からの選択信号により
CCDドライバ57からの画像信号を画像処理ユニット
32へ送る。
読み取られた上面側の画像信号は、CCDドライバ57
からデータ選択ユニット40に送られ、そのデータ選択
ユニット40は制御ユニット30からの選択信号により
CCDドライバ57からの画像信号を画像処理ユニット
32へ送る。
【0044】次のステップでは、原稿端検知信号SDが
OFFになっているか否かを判断し、OFFになってい
れば原稿は既に読み取り位置を通過しているので、その
所定時間後に第2の読取部20による読み取り動作を終
了させる。また、逆回転中のパルスモータ37を、原稿
の原稿排紙トレイ21上への排出が完了するタイミング
で停止させて全ての処理を終了する。
OFFになっているか否かを判断し、OFFになってい
れば原稿は既に読み取り位置を通過しているので、その
所定時間後に第2の読取部20による読み取り動作を終
了させる。また、逆回転中のパルスモータ37を、原稿
の原稿排紙トレイ21上への排出が完了するタイミング
で停止させて全ての処理を終了する。
【0045】なお、この表裏全ての画像が読み取られた
原稿は、図2に示すようにフラッパ23に案内されて原
稿排出路22から原稿排紙トレイ21へ排出される。ま
た、原稿には、それが図1で左端付近まで搬送されたと
きに、その原稿面の端部等にエンドーサ印字ユニット7
によって必要に応じて記号や文字列等の印字ができるよ
うになっている。
原稿は、図2に示すようにフラッパ23に案内されて原
稿排出路22から原稿排紙トレイ21へ排出される。ま
た、原稿には、それが図1で左端付近まで搬送されたと
きに、その原稿面の端部等にエンドーサ印字ユニット7
によって必要に応じて記号や文字列等の印字ができるよ
うになっている。
【0046】そのエンドーサ印字ユニット7は、インク
ジェット式の印字ヘッドを備えた印字ユニットであり、
インクカートリッジと、それを保持するカートリッジ保
持部材とからなり、そのインクカートリッジの下面にイ
ンク噴射部を備えた印字ヘッドを取り付けていて、そこ
から原稿の印字部に向けてインクを噴射させて所望の印
字を行う。
ジェット式の印字ヘッドを備えた印字ユニットであり、
インクカートリッジと、それを保持するカートリッジ保
持部材とからなり、そのインクカートリッジの下面にイ
ンク噴射部を備えた印字ヘッドを取り付けていて、そこ
から原稿の印字部に向けてインクを噴射させて所望の印
字を行う。
【0047】画像処理ユニット32は入力されるアナロ
グの画像信号をデジタルの画像データに変換して制御ユ
ニット30に入力させる。制御ユニット30はその画像
データを順次インタフェースユニット35を介してホス
トコンピュータ36へ転送する。なお、転送するデータ
量を少なくするために、画像処理ユニット32から入力
される画像データを一旦メモリユニット33に格納して
データ圧縮ユニット34によってデータ圧縮処理を行わ
せた後、ホストコンピュータ36へ転送するようにして
もよい。
グの画像信号をデジタルの画像データに変換して制御ユ
ニット30に入力させる。制御ユニット30はその画像
データを順次インタフェースユニット35を介してホス
トコンピュータ36へ転送する。なお、転送するデータ
量を少なくするために、画像処理ユニット32から入力
される画像データを一旦メモリユニット33に格納して
データ圧縮ユニット34によってデータ圧縮処理を行わ
せた後、ホストコンピュータ36へ転送するようにして
もよい。
【0048】このように、この実施例による両面画像読
取装置は、両面原稿の両面の画像を読み取る場合には、
まず最初に原稿を正方向へ搬送させながら第1の読取部
10によって原稿の一方の面(下面)の画像を読み取
り、その後その原稿を逆方向へ搬送させながら第2の読
取部20によって他方の面の画像を読み取るので、原稿
の表と裏の画像を異なるタイミングでそれぞれ読み取る
ことにより、その読み取った画像データをそのままホス
トコンピュータに送ることができるため、読み取った一
方の面の画像データを一旦画像メモリに記憶させてから
ホストコンピュータに送る必要がないのでメモリの数を
減らすことができると共に、同一の画像処理ユニットに
よってその両面の画像をデジタル化する処理ができるの
で構成が簡単になる。
取装置は、両面原稿の両面の画像を読み取る場合には、
まず最初に原稿を正方向へ搬送させながら第1の読取部
10によって原稿の一方の面(下面)の画像を読み取
り、その後その原稿を逆方向へ搬送させながら第2の読
取部20によって他方の面の画像を読み取るので、原稿
の表と裏の画像を異なるタイミングでそれぞれ読み取る
ことにより、その読み取った画像データをそのままホス
トコンピュータに送ることができるため、読み取った一
方の面の画像データを一旦画像メモリに記憶させてから
ホストコンピュータに送る必要がないのでメモリの数を
減らすことができると共に、同一の画像処理ユニットに
よってその両面の画像をデジタル化する処理ができるの
で構成が簡単になる。
【0049】そして、画像読み取り後の原稿は逆方向へ
搬送して原稿排紙トレイ21上に排出するので、その原
稿排紙トレイ21を装置から突出(図8の原稿排紙トレ
イ77を参照)させないようにすることができるので、
装置の原稿搬送方向の長さを短くできる。
搬送して原稿排紙トレイ21上に排出するので、その原
稿排紙トレイ21を装置から突出(図8の原稿排紙トレ
イ77を参照)させないようにすることができるので、
装置の原稿搬送方向の長さを短くできる。
【0050】また、第1,第2の読取部10,20の読
取開始時期を、従来のように読み取り開始を決めるため
の専用のセンサを設けることなしに、原稿端部検出ユニ
ット41,45からの検出信号を用いて決定するように
しているため、そのセンサが不要になる分だけ構成が簡
単になって低コストになる。
取開始時期を、従来のように読み取り開始を決めるため
の専用のセンサを設けることなしに、原稿端部検出ユニ
ット41,45からの検出信号を用いて決定するように
しているため、そのセンサが不要になる分だけ構成が簡
単になって低コストになる。
【0051】さらに、搬送路15の分岐部にフラッパ2
3を設けているので、搬送路15を正方向へ搬送された
後に逆方向へ搬送される原稿は両面の画像が読み取られ
た後にそのフラッパ23に案内されて元の位置に戻らず
に原稿排出路22へ導かれるため、複数枚の原稿の画像
を読み取らす際の操作性が良いため、その作業を効率的
に行うことができる。
3を設けているので、搬送路15を正方向へ搬送された
後に逆方向へ搬送される原稿は両面の画像が読み取られ
た後にそのフラッパ23に案内されて元の位置に戻らず
に原稿排出路22へ導かれるため、複数枚の原稿の画像
を読み取らす際の操作性が良いため、その作業を効率的
に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、両面原稿の両面の画像を読み取る場合に原稿を正方
向へ搬送させた後にそれを逆方向へ搬送させて両面の画
像を読み取るので、両面を同時に読み取った場合のよう
に一方の面の画像データを一旦画像メモリに記憶させて
からホストコンピュータに送る必要がないのでメモリの
数を減らすことができる。また、1つの画像処理部で両
面の画像を処理できるので、読取部ごとに画像処理部を
必要としないため装置の構成が簡単になって、小型で低
コストにできる。
ば、両面原稿の両面の画像を読み取る場合に原稿を正方
向へ搬送させた後にそれを逆方向へ搬送させて両面の画
像を読み取るので、両面を同時に読み取った場合のよう
に一方の面の画像データを一旦画像メモリに記憶させて
からホストコンピュータに送る必要がないのでメモリの
数を減らすことができる。また、1つの画像処理部で両
面の画像を処理できるので、読取部ごとに画像処理部を
必要としないため装置の構成が簡単になって、小型で低
コストにできる。
【0053】また、画像読み取り後の原稿を逆方向へ搬
送させて回収するので、原稿排紙トレイを原稿の搬送方
向の延長線上に装置から突出させて設けるようなことを
しなくて済むので、それだけ装置の原稿の搬送方向の長
さを短くできる。さらに、第1,第2の原稿端部検知手
段と読取開始時期決定手段とを設ければ、画像の読み取
り開始時期を決定するためのセンサを読取部の直前に設
ける必要がなくなるので、その分だけ低コストにでき
る。
送させて回収するので、原稿排紙トレイを原稿の搬送方
向の延長線上に装置から突出させて設けるようなことを
しなくて済むので、それだけ装置の原稿の搬送方向の長
さを短くできる。さらに、第1,第2の原稿端部検知手
段と読取開始時期決定手段とを設ければ、画像の読み取
り開始時期を決定するためのセンサを読取部の直前に設
ける必要がなくなるので、その分だけ低コストにでき
る。
【0054】また、搬送路を分岐させて原稿排出路を形
成すると共にその分岐部にフラッパを設ければ、一方の
面の画像が読み取られた後に逆方向に搬送される原稿を
フラッパによって元の位置に戻すことなしに原稿排出路
へ排出することができるので、複数の両面原稿の画像を
読み取る際にそれを効率的に行うことができる。
成すると共にその分岐部にフラッパを設ければ、一方の
面の画像が読み取られた後に逆方向に搬送される原稿を
フラッパによって元の位置に戻すことなしに原稿排出路
へ排出することができるので、複数の両面原稿の画像を
読み取る際にそれを効率的に行うことができる。
【図1】この発明の一実施例を示す両面画像読取装置の
全体構成図である。
全体構成図である。
【図2】同じくその両面画像読取装置の搬送路15を逆
方向に搬送される原稿がフラッパ23によって原稿排出
路22に案内されている様子を示す概略図である。
方向に搬送される原稿がフラッパ23によって原稿排出
路22に案内されている様子を示す概略図である。
【図3】同じくそのフラッパ23が原稿の正方向への搬
送を許容する様子を示す概略図である。
送を許容する様子を示す概略図である。
【図4】図1の両面画像読取装置の制御系を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図5】同じくその両面画像読取装置に設けられている
原稿搬送手段を構成するパルスモータを正回転及び逆回
転させる際の各出力ポートにおける駆動信号の出力タイ
ミングをそれぞれ示すタイミング図である。
原稿搬送手段を構成するパルスモータを正回転及び逆回
転させる際の各出力ポートにおける駆動信号の出力タイ
ミングをそれぞれ示すタイミング図である。
【図6】読取開始時期を決定するために使用される原稿
端部検出ユニットの構成を示すブロック図である。
端部検出ユニットの構成を示すブロック図である。
【図7】図4の制御ユニット30のマイクロコンピュー
タ50が行う両面原稿の両面の画像を読み取る際の処理
を示すフロー図である。
タ50が行う両面原稿の両面の画像を読み取る際の処理
を示すフロー図である。
【図8】従来の画像読取装置の一例を示す概略図であ
る。
る。
【図9】従来の画像読取装置を使用して原稿の両面の画
像を一度に読み取ることができるようにした場合の例を
示す概略図である。
像を一度に読み取ることができるようにした場合の例を
示す概略図である。
2 原稿搬送手段 6,56 CC
D 9 原稿トレイ 10 第1の読
取部 15 搬送路 20 第2の読
取部 21 原稿排紙トレイ 22 原稿排出
路 23 フラッパ 25 原稿給紙
部 30 制御ユニット 37 パルスモ
ータ 41,45 原稿端部検出ユニット D 原稿
D 9 原稿トレイ 10 第1の読
取部 15 搬送路 20 第2の読
取部 21 原稿排紙トレイ 22 原稿排出
路 23 フラッパ 25 原稿給紙
部 30 制御ユニット 37 パルスモ
ータ 41,45 原稿端部検出ユニット D 原稿
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿給紙部から給紙された原稿を原稿搬
送手段により搬送させる搬送路に、原稿の表裏両面にそ
れぞれ対応させて第1及び第2の読取部を配設し、原稿
の両面の画像を読み取る両面画像読取装置において、 原稿を前記原稿給紙部から給紙する正方向とそれを逆行
させる逆方向の双方向へ搬送させるように前記原稿搬送
手段を駆動制御する原稿搬送方向制御手段と、前記原稿
搬送手段により原稿を正方向へ搬送させながら前記第1
の読取部により該原稿の一方の面の画像を読み取らせ、
その後該原稿を逆方向へ搬送させながら前記第2の読取
部により該原稿の他方の面の画像を読み取らせる読取制
御手段とを設けたことを特徴とする両面画像読取装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の両面画像読取装置におい
て、前記第2の読取部の出力から原稿の端部を検出する
第1の原稿端部検知手段と、前記第1の読取部の出力か
ら原稿の端部を検出する第2の原稿端部検知手段と、前
記第1の原稿端部検知手段からの検出信号を用いて前記
第1の読取部の読み取り開始時期を決定し、前記第2の
原稿端部検知手段からの検出信号を用いて前記第2の読
取部の読み取り開始時期を決定する読取開始時期決定手
段とを設けたことを特徴とする両面画像読取装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の両面画像読取装置
において、前記搬送路を分岐させて原稿排紙トレイに通
じる原稿排出路を形成すると共に、その分岐部に原稿の
前記正方向への搬送を許容し、該原稿が前記逆方向へ搬
送されたときに原稿を前記原稿排出路へ導くフラッパを
設けたことを特徴とする両面画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4178616A JPH0630192A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 両面画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4178616A JPH0630192A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 両面画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630192A true JPH0630192A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16051564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4178616A Pending JPH0630192A (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 両面画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630192A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001215639A (ja) * | 2000-01-28 | 2001-08-10 | Canon Inc | 画像読取装置 |
US7561313B2 (en) | 2003-07-29 | 2009-07-14 | Seiko Epson Corporation | Image scanner and image scanning method |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP4178616A patent/JPH0630192A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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