JP3411652B2 - 両面画像読取装置 - Google Patents

両面画像読取装置

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JP3411652B2 JP00793094A JP793094A JP3411652B2 JP 3411652 B2 JP3411652 B2 JP 3411652B2 JP 00793094 A JP00793094 A JP 00793094A JP 793094 A JP793094 A JP 793094A JP 3411652 B2 JP3411652 B2 JP 3411652B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原稿両面の画像を読
み取る両面画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置、例えば両面読取ス
キャナやデジタル式の両面複写装置の画像読取装置にお
いては、その原稿送り装置に原稿反転機構を備え、その
反転機構によって原稿を2回読み取り部を通過させるこ
とによりその両面画像の読み取りを実現させている。
【0003】このような画像読取装置において、読み取
った画像データを一旦メモリに蓄えた後外部装置に転送
することは一般的であるが、メモリの容量が十分でない
と、画像読み取り動作をメモリの容量単位で断続的に行
なわなければならず、しかも上述したように反転機構を
用いて原稿を2回読み取り部を通過させる必要があり、
その読み取った画像データを外部装置に転送するのに多
くの時間を要してしまうという問題があった。さらに、
原稿の両面画像を読み取るような場合には、原稿搬送動
作の停止と起動を繰り返すことになるため、読み取り画
像が歪みやすくなるという問題もあった。
【0004】そこで近年、原稿給送手段により給送され
る原稿を光源によって照明し、その原稿の光像をレンズ
を介して読み取りセンサ上に結像して画像を読み取る画
像読取手段を原稿面を挟んで両側に備えると共に、その
各読み取りセンサから送られてくる画像データをそれぞ
れメモリに一旦蓄積し、その各画像データを順次選択し
て外部装置に転送するようにした両面画像読取装置が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな両面画像読取装置では、1回の画像読み取り動作で
原稿の各面の画像データを2つのメモリに分けて蓄積
し、一方のメモリ内の画像データ(原稿の第1面用)を
外部装置に全て転送した後、もう一方のメモリ内の画像
データ(原稿の第2面用)を外部装置に転送しなければ
ならないため、その各メモリとしていずれも原稿1ペー
ジ分以上の蓄積容量を持つものを用意する必要があり、
大変コスト高になってしまうという問題があった。
【0006】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、原稿の両面を読み取る両面画像読取装置におい
て、原稿の第2面用のメモリの蓄積容量が原稿1ページ
分に満たなくても原稿の両面画像を同時に読み取れるよ
うにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、原稿給送手段により給送された原稿の第
1面及び第2面の各画像をそれぞれ読み取る第1,第2
の画像読取手段を備えた両面画像読取装置において、
稿1ページに相当する容量よりも小さい蓄積容量を有
し、第2の画像読取手段によって読み取られた画像デー
タを蓄積する蓄積手段と、該蓄積手段に所定量以上の画
像データが蓄積された時にニアフル信号を出力するニア
フル信号出力手段と、該手段からニアフル信号が出力さ
れた時に第1,第2の画像読取手段による読取動作を停
止させ、ニアフル信号の出力が解除された時に該読取動
作を再開させる読取制御手段と、ニアフル信号出力手段
からニアフル信号が出力されていない時には第1の画像
読取手段からの画像データを、ニアフル信号が出力され
ている時には蓄積手段からの画像データをそれぞれ選択
して外部装置に出力する外部出力手段とを設けたもので
ある。
【0008】なお、外部装置からの指示に基づいてニア
フル信号出力手段からニアフル信号が出力される時とそ
れが解除される時の蓄積手段による画像データの蓄積量
をそれぞれ上記蓄積容量以内で任意に設定するニアフル
量設定手段を設けるとよい。さらに、蓄積手段を着脱可
能に搭載してもよい。
【0009】
【作用】この発明による両面画像読取装置では、原稿1
ページに満たない蓄積容量の蓄積手段(原稿の第2面用
のメモリ)に所定量以上の画像データが蓄積された時に
ニアフル信号出力手段がニアフル信号を出力し、読取制
御手段がニアフル信号の出力時に第1,第2の画像読取
手段による読取動作を停止させ、ニアフル信号の出力が
解除された時にその読取動作を再開させ、外部出力手段
がニアフル信号出力手段からニアフル信号が出力されて
いない時には第1の画像読取手段からの画像データを、
ニアフル信号が出力されている時には蓄積手段からの画
像データをそれぞれ選択して外部装置に出力するので、
蓄積手段(原稿の第2面用のメモリ)の蓄積容量に係わ
らず、つまり蓄積手段の蓄積容量が原稿1ページ分に満
たなくても、原稿の両面画像を略同時に読み取ることが
でき、低コストを実現することができる。
【0010】なお、外部装置からの指示に基づいてニア
フル信号出力手段からニアフル信号が出力される時とそ
れが解除される時の蓄積手段による画像データの蓄積量
をそれぞれ上記蓄積容量以内で任意に設定可能にすれ
ば、スキャナシステムとしての自由度が高まる。さら
に、蓄積手段を着脱可能に搭載すれば、用途や代価に合
わせて最適な両面画像読取装置を構成できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明の一実施例である両面
画像読取装置を示す全体構成図、図1はその制御系を示
すブロック構成図である。この両面画像読取装置1は、
第1の画像読取手段である第1の画像読取部2と、第2
の画像読取手段である第2の画像読取部3とを備え、さ
らにエンドーサ印字ユニット4を搬送経路上に設けてい
る。
【0012】第1の画像読取部2は、原稿給送手段であ
る原稿給送部5により給送した原稿Dの第1面(図2で
下面側)を光源6によって照明し、その原稿Dの光像を
反射ミラー7及びレンズ8を介して読み取りセンサであ
るCCD9上に結像して第1面の画像を読み取り、それ
を第1画像データとして出力する。
【0013】第2の画像読取部3は、原稿給送部5によ
って給送した原稿Dの第2面(上面)を光源10によっ
て照明し、その原稿Dの上面側の光像を反射ミラー1
1,12及びレンズ13を介して読み取りセンサである
CCD14上に結像して第2面の画像を読み取り、それ
を第2画像データとして出力する。エンドーサ印字ユニ
ット4は、原稿Dに読み込み確認用として原稿Dの端部
や裏面に記号や文字列等の印字を行なう。
【0014】原稿給送部5は、ピックアップローラ15
と、それぞれ上下方向に対をなすローラによって形成さ
れる給紙ローラ16及び搬送ローラ17とからなり、原
稿トレイ18上に積載された画像情報を読み取るための
原稿Dを画像読み取り位置へ搬送する。
【0015】原稿トレイ18の先端側の上部には、原稿
検知センサ19が配置されていて、それによって原稿ト
レイ18上の原稿Dの有無を検知する。また、給紙ロー
ラ16と搬送ローラ17との間の搬送経路上にはジャム
検知センサ20が設けられていて、その搬送経路上にお
いて発生したジャムを検知する。さらに、画像読み取り
位置の直前にはセンサ21が設けられていて、そのセン
サ21からの信号によって読み取り開始のタイミングを
決めている。
【0016】なお、その原稿検知センサ19,ジャム検
知センサ20,及びセンサ21は、例えば反射型フォト
センサを用いる。原稿トレイ18上から原稿給送部5に
よって給送された原稿Dは、画像読み取り位置に達する
と、所定の読み取りタイミングで光源6(例えば蛍光
灯)又は10により下面又は上面が照明される。
【0017】そして、光源6によって原稿Dの下面が照
明された場合には、その反射光Lが反射ミラー7により
レンズ8へと導かれて収束された後、原稿の主走査方向
の1ラインに対応させてアレイ状に配列されたCCD9
に入光する。そして、原稿Dが搬送ローラ17の駆動に
より図2の左方へ搬送されることによって、CCD9に
入光する反射光Lは原稿の副走査方向に走査される。そ
のCCD9に入光した反射光Lは、光の強度に応じたア
ナログ信号に変換される。
【0018】また、光源10によって原稿Dの上面が照
明された場合には、その反射光Lが反射ミラー11,1
2によりレンズ13へと導かれて収束された後、原稿の
主走査方向の1ラインに対応させてアレイ状に配列され
たCCD14に入光する。そして、原稿Dが搬送ローラ
17の駆動により図2の左方へ搬送されることによっ
て、CCD14に入光する反射光Lは原稿の副走査方向
に走査される。そのCCD14に入光した反射光Lは、
光の強度に応じたアナログ信号に変換される。
【0019】画像情報が読み取られた原稿Dは、上下に
ローラが対をなす排紙ローラ22によって排紙トレイ2
3に向けて搬送され、その搬送過程でオペレータにより
選択された印字面(原稿面)の端部等にエンドーサ印字
ユニット4により記号や文字列等の印字が行なわれて排
紙トレイ23上に排紙される。なお、図2における24
は光源6の安定器、25は光源10の安定器、26は電
源ユニットである。
【0020】また、27はこの両面画像読取装置の各部
を制御するマイクロコンピュータを用いた制御部(読取
制御手段)、28はCCD9を駆動するCCDドライ
バ、29はCCD9からのアナログ信号を多値又は2値
のデジタル値のデジタル信号に変換する画像データ処理
部、30は画像データ処理部29を介して第1の画像読
取部2から送られてくるデジタル信号(第1画像デー
タ)を入力するメモリとその書き込み/読み出し部を備
えた第1のメモリ部、31はCCD14を駆動するCC
Dドライバ、32はCCD14からのアナログ信号を多
値又は2値のデジタル値のデジタル信号に変換する画像
データ処理部である。
【0021】さらに、33は画像データ処理部32を介
して第2の画像読取部3から送られてくるデジタル信号
(第2画像データ)を蓄えるメモリ(蓄積手段)とその
書き込み/読み出し部,ニアフル検出回路(ニアフル信
号出力手段),メモリ量検出回路,及びニアフル量設定
回路(ニアフル量設定手段)を備えた第2のメモリ部で
ある。なお、図1においては画像データ処理部29,3
2の図示を省略している。
【0022】さらにまた、34は第1のメモリ部30か
らの第1画像データと第2のメモリ部33からの第2画
像データを制御部27からの選択信号で切り換えて出力
する画像データ選択部、35は画像データ選択部34か
ら入力される画像データをスモール・コンピュータ・シ
ステム・インタフェースであるSCSIを用いてパーソ
ナルコンピュータやワークステーション等の外部装置3
6へ高速転送するインタフェース(I/F)制御部であ
る。なお、画像データ選択部34及びI/F制御部35
が外部出力手段としての機能を果たす。
【0023】ここで、第2のメモリ部33に設けられた
ニアフル検出回路は、メモリに所定量A以上の画像デー
タが蓄積されると、それを検出して制御部27へニアフ
ル信号を出力し(ニアフル信号をオン状態にし)、メモ
リ内の画像データが所定量B以下になると、それを検出
してニアフル信号の出力を解除する(ニアフル信号をオ
フ状態にする)。また、メモリ量検出回路がメモリに蓄
積されているデータ量を検出して制御部27へ知らせ
る。さらに、ニアフル量設定回路が上記所定量A,Bを
それぞれ制御部27からの指示に基づいて任意に設定す
ることができる。
【0024】図3は第2のメモリ部33の具体例を示す
ブロック構成図であり、スイッチSW1,SW2等から
なる搭載メモリ量検出回路40と、蓄積手段であるデュ
アルポートメモリ(以下単に「メモリ」という)41
と、書き込み/読み出し部を構成する書き込みアドレス
カウンタ42及び読み出しアドレスカウンタ43と、メ
モリ量検出回路を構成する減算回路44と、ニアフル量
設定回路を構成するラッチ45,46と、ニアフル検出
回路を構成する比較回路47及びフリップフロップ(以
下「F/F」という)回路48とによって構成されてい
る。
【0025】搭載メモリ量検出回路40のスイッチSW
1,SW2は、この両面画像読取装置に搭載されている
メモリ41のデータ蓄積容量(搭載メモリ量)に従って
オン/オフを設定するスイッチである。搭載メモリ量検
出回路40は、表1に示すようにスイッチSW1,SW
2のオン/オフ状態に対応する搭載メモリ量検出信号
1,2を制御部27へ出力する。
【0026】
【表1】
【0027】メモリ41は、第2の画像読取部3から送
られてくる第2画像データを画像クロック入力と書き込
みアドレスカウンタ42の指示により書き込んで蓄積
し、その蓄積された第1画像データを読み出しクロック
入力と読み出しアドレスカウンタ43の指示により読み
出して出力する。
【0028】書き込みアドレスカウンタ42は、制御部
27から画像読み取りに先立って出力されるクリア信号
が入力端子CLRから入力された時に初期化を行ない、
入力端子CKからの画像クロック入力によりカウント動
作を行なってそのカウント値を示す信号を出力し、メモ
リ41に対して書き込みアドレスを指示する。
【0029】読み出しアドレスカウンタ43は、書き込
みアドレスカウンタ42と同様にクリア信号が入力端子
CLRから入力された時に初期化を行ない、入力端子C
Kからの読み出しクロック入力によりカウント動作を行
なってそのカウント値を示す信号を出力し、メモリ41
に対して読み出しアドレスを指示する。
【0030】減算回路44は、入力端子b,aからそれ
ぞれ入力される書き込みアドレスカウンタ42及び読み
出しアドレスカウンタ43の各出力信号が示すカウント
値の差を求め、その値を示す信号を出力端子b−aから
出力する。なお、その差はメモリ41に蓄積されている
データ量(蓄積量)Cを示す。ラッチ45,46はそれ
ぞれ外部装置36から制御部27を介して送られてくる
所定量A,Bを示す信号をラッチ(設定)して比較回路
47へ出力する。
【0031】比較回路47は、入力端子aから入力され
るメモリ41の蓄積量Cを示す信号と入力端子b,cか
らそれぞれ入力される所定量A,Bを示す各信号とを比
較し、図4に示すようにメモリ41の蓄積量Cが所定量
A以上(C>A)になった時に、出力端子a<bから出
力する信号をハイレベル“H”にし、その立ち上がりで
F/F回路48をセット状態にしてそこから出力される
ニアフル信号を“H”(オン状態)に変化させる。
【0032】また、メモリ41の蓄積量Cが所定量B以
下(C<B)になった時に出力端子a<cから出力する
信号をローレベル“L”にし、その立ち下がりでF/F
回路48をリセット状態にしてそこから出力されるニア
フル信号を“L”(オフ状態)に変化させる。
【0033】ここで、図1に戻ってこの実施例の作用を
説明する。外部装置36から原稿画像の読取開始を要求
する読取開始指示信号が送られてくると、制御部27は
第1,第2の画像読取部2,3へ読み取り動作の開始
(スタート)を指示すると共に、第1のメモリ部30上
の画像データがI/F制御部35へ転送されるように画
像データ選択部34へ指示を出す。
【0034】それによって、第1,第2の画像読取部
2,3が原稿給送部5によって給送した原稿両面の各画
像をそれぞれ読み取り、第1の画像読取部2によって読
み取られた第1面の画像データ(第1画像データ)は第
1のメモリ部30へ、第2の画像読取部3によって読み
取られた第2面の画像データ(第2画像データ)は第2
のメモリ部33へそれぞれ入力され、第1のメモリ部3
0は入力された第1画像データをメモリへ蓄積せずに
(単なるバッファメモリとして記憶しながら読み出し
て)そのまま画像データ選択部34へ送出する。
【0035】一方、制御部27はニアフル信号の状態を
監視し、ニアフル信号がオン状態になった(出力され
た)時に第1,第2の画像読取部2,3へ読み取り動作
の停止(ストップ)を指示し、第2のメモリ部33内の
画像データがI/F制御部35へ転送されるように画像
データ選択部34へ指示を出す。その後、ニアフル信号
がオフ状態になった時に再び第1,第2の画像読取部
2,3へ読み取り動作の開始を指示すると共に、第1の
メモリ部30内の画像データがI/F制御部35へ転送
されるように画像データ選択部34へ指示を出す。
【0036】以後、外部装置36から予め指示された領
域に相当する画像データの転送が終了するまで上記動作
が繰り返される。外部装置36は、I/F制御部35を
介して制御部27と通信を行ない、第2のメモリ部33
内のメモリ量を検出し、自らの処理能力に合わせて所定
量A,Bを制御部27に指示する。
【0037】図5はこの両面画像読取装置による原稿の
両面画像読み取り動作の一例を示すタイミングチャー
ト、図6はその第1面画像と第2面画像の読み取り領域
区分の一例を示す説明図である。ここで、第2のメモリ
部33のメモリ41は全原稿の1/3に相当する蓄積容
量を有するものとする。
【0038】読み取りが指示されると、第1のメモリ部
30に入力された原稿第1面の領域aの画像データを外
部装置36へ転送し、ニアフル信号がオン状態になった
時に第1,第2の画像読取部2,3による読み取り動作
を停止させ、第2のメモリ部33のメモリ41に蓄積さ
れた原稿第2面の領域dの画像データを外部装置36へ
転送する動作に切り替え、メモリ41が空(ここでは所
定量Bを「0」とする)になった時に第1,第2の画像
読取部2,3による読み取り動作を再開させる。
【0039】そして、再びニアフル信号がオン状態にな
るまで第1のメモリ部30に入力された原稿第1面の領
域bの画像データを外部装置36へ転送する。以後、上
述と同様の動作を繰り返し、第1のメモリ部30に入力
された原稿第1面の領域cの画像データを外部装置36
へ転送する動作に至り、予め設定された所定の画像領域
の読み取りが終了した時に原稿第2面の領域fの画像デ
ータを外部装置36へ転送する動作に切り換え、第2の
メモリ部33のメモリ41が空になった時に原稿1ペー
ジの両面画像読み取りを終了する。
【0040】この実施例によれば、原稿両面の画像読み
取りを行なうと、所定量A(ニアフル)に達する毎に第
1,第2の画像読取部2,3による読み取り動作を停止
させるためスループットが低下してしまうが、低コスト
で原稿両面の画像読み取りを実現したいユーザはメモリ
量を少なくして低コストの使い方をし、多少コスト高に
なっても高スループットを得たいユーザはメモリ量を多
くして高スループットを得ることができ、スキャナシス
テムとしての自由度が高まる。なお、各メモリ部30,
33内のメモリは汎用メモリモジュール(SIMM等)
が搭載可能に構成されており、ユーザは任意にメモリを
増設することができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、原稿1ページに満たない蓄積容量の蓄積手段(原
稿の第2面用のメモリ)を用い、原稿1ページの中でそ
れぞれの読み取り面からの画像データを小ブロックに分
け、交互に分割して外部装置に転送することができるの
で、蓄積手段の蓄積容量が原稿1ページ分に満たなくて
も原稿両面の画像を略同時に読み取ることができ、低コ
ストの両面画像読取装置を構成することができる。
【0042】なお、請求項2の発明によれば、外部装置
の処理能力に合わせて任意にニアフル量を設定できるの
で、スキャナシステムとしての自由度が高まる。請求項
3の発明によれば、蓄積手段を容易に増設できるので、
用途や代価に合わせて最適な両面画像読取装置を構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の両面画像読取装置の制御系を示すブロッ
ク構成図である。
【図2】この発明の一実施例である両面画像読取装置を
示す全体構成図である。
【図3】図1に示した第2のメモリ部33の具体例を示
すブロック構成図である。
【図4】図3に示した第2のメモリ部33のニアフル検
出回路によるニアフル検出動作の一例を示すタイミング
図である。
【図5】図1に示した両面画像読取装置による原稿の両
面画像読み取り動作の一例を示すタイミング図である。
【図6】同じくその第1面画像と第2面画像の読み取り
領域区分の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1:両面画像読取装置 2:第1の画像読取部 3:第2の画像読取部 5:原稿給送部 27:制御部 30:第1のメモリ部 33:第2のメモリ部 34:画像データ選択部 35:I/F制御部 36:外部装置 41:デュアルポートメモリ(蓄積手段) 42:書き込みアドレスカウンタ 43:読み出しアドレスカウンタ 44:減算回路 45,46:ラッチ(ニアフ
ル量設定手段) 47:比較回路 48:F/F回路(ニアフル
信号出力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿給送手段により給送された原稿の第
    1面及び第2面の各画像をそれぞれ読み取る第1,第2
    の画像読取手段を備えた両面画像読取装置において、原稿1ページに相当する容量よりも小さい蓄積容量を有
    し、 前記第2の画像読取手段によって読み取られた画像
    データを蓄積する蓄積手段と、 該蓄積手段に所定量以上の画像データが蓄積された時に
    ニアフル信号を出力するニアフル信号出力手段と、 該手段からニアフル信号が出力された時に前記第1,第
    2の画像読取手段による読取動作を停止させ、該ニアフ
    ル信号の出力が解除された時に該読取動作を再開させる
    読取制御手段と、 前記ニアフル信号出力手段からニアフル信号が出力され
    ていない時には前記第1の画像読取手段からの画像デー
    タを、ニアフル信号が出力されている時には前記蓄積手
    段からの画像データをそれぞれ選択して外部装置に出力
    する外部出力手段とを設けたことを特徴とする両面画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の両面画像読取装置におい
    て、前記外部装置からの指示に基づいて前記ニアフル信
    号出力手段からニアフル信号が出力される時とそれが解
    除される時の前記蓄積手段による画像データの蓄積量を
    それぞれ前記蓄積容量以内で任意に設定するニアフル量
    設定手段を設けたことを特徴とする両面画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の両面画像読取装置
    において、前記蓄積手段を着脱可能に搭載したことを特
    徴とする両面画像読取装置。
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