JPH1098588A - 画像読み取り装置及び画像読み取り方法 - Google Patents

画像読み取り装置及び画像読み取り方法

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JPH1098588A
JPH1098588A JP8249499A JP24949996A JPH1098588A JP H1098588 A JPH1098588 A JP H1098588A JP 8249499 A JP8249499 A JP 8249499A JP 24949996 A JP24949996 A JP 24949996A JP H1098588 A JPH1098588 A JP H1098588A
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JP
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Application number
JP8249499A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Ikeda
英敏 池田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH1098588A publication Critical patent/JPH1098588A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の大きさなどの制約を受けずに、原稿の
両面読み取り時間を短縮する画像読み取り装置及び画像
読み取り方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 原稿表面を読み取る光学ユニットと、原
稿裏面を読み取る光学ユニットを備え、原稿表面を読み
取る光学ユニットから発する照射と原稿裏面を読み取る
光学ユニットから発する照射が、互いに干渉しないよう
に位置をずらす手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、デ
ィジタル複写機、スキャナ等に用いられる多階調の原稿
画像データの読み取りを行なうことができる画像読み取
り装置及び画像読み取り方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の観点から、オフィ
スで大量に消費される紙資源を節約する気運が高まり、
ページプリンタなどで文書・グラフ・写真画像の印刷を
行なう場合に印刷用紙の両面に印字したり、このような
両面印刷物に対してさらに両面コピーを取る機会が増え
てきた。一方、印刷物の画像をコンピュータなどに取り
込むためには、一般に1次元の自己走査型イメージセン
サを副走査方向に走査し、原稿の画像データを1ライン
毎に順次読み取っていくことのできる画像読み取り装置
が用いられるが、両面印刷物の画像読み取りを行なう場
合、まず表面を読み取ったあと原稿を手で裏にひっくり
返し、裏面の画像を読み取るといった操作を行なわなけ
ればならない。この操作を自動化するために、原稿用紙
の自動給紙装置、すなわちオートドキュメントフィーダ
ー(以降ADFと呼ぶ)を用いて原稿の自動反転を行う
ことが行われる。
【0003】以下に、このようなADF付きの従来の画
像読み取り装置について図面を参照しながら説明する。
図7は、従来の画像読み取り装置の概略図を示す。
【0004】図7に示すように、画像読み取り装置は、
原稿1を載置する原稿載置ガラス2と、原稿1を搬送し
原稿載置ガラス2に密着させる目的も持ったADF3
と、画像の読み取り開始前に画像処理部にシェーディン
グ補正のための白基準データを与える白基準板4と、原
稿1を走査してライン毎に逐次、原稿1を読みとるキャ
リッジ5を有する。
【0005】キャリッジ5は、支持シャフト6上にスラ
イド自在に連結され、キャリッジ5の動きは原稿の読み
取り方向だけに限定されている。実際にキャリッジを移
動させる場合は、駆動モータ7の回転が、駆動ワイヤ
8、駆動プーリ9、従動プーリ10を通じて、キャリッ
ジ5の直線方向の駆動力として伝達される。なお、駆動
ワイヤ8に張力を与えるために、スプリングなどの張力
発生部材11が接続されている。
【0006】光学キャリッジ5は、原稿1に光を照射す
る光源12、原稿1からの反射光を規制するアパーチャ
13、反射ミラー14、イメージセンサ上の照度分布を
均一化するシェーディング補正板15、原稿1をイメー
ジセンサ上に結像させる結像レンズ16、原稿1からの
反射像を読み取り、電気信号に変換するラインイメージ
センサ17を備える。
【0007】ADF3の概略構成は、原稿用紙をセット
する給紙トレイ23、原稿1を給紙する給紙ローラー2
4、原稿1を搬送する搬送ローラー25、原稿1を原稿
載置ガラス2に搬送する搬送ベルト26、原稿を排紙す
る排紙ローラー27、排紙された原稿をストックする排
紙トレイ28により構成される。なお、ローラー,ベル
トを駆動するためのモーター及び駆動伝達系や、原稿の
通過・有/無などを検出するセンサー等は図示していな
い。
【0008】図8に示すように、この画像読み取り装置
は、ラインイメージセンサ17から得られるイメージ信
号を増幅し、ラインイメージセンサ17の画素毎の変動
を補正するサンプリング回路などを含むアナログ処理部
18と、A/D変換器19と、シェーディング補正演算
器・拡大縮小・MTF補正演算器等を含む画像処理部2
0と、読み取りデータを一時的に蓄えるバッファメモリ
21と、外部機器とのデータの授受を行なうインタ−フ
ェイス22から構成される。
【0009】なお、ラインイメージセンサ17やA/D
変換器19や画像処理部20などの動作を制御するタイ
ミング発生回路、全電気回路の制御を行なうCPU、C
PUの制御プログラムが格納されているROM、CPU
のワーク用のRAM、各種制御対象物のオン/オフや制
御対象物の状態を観測するためのI/Oポート、光源1
2を点灯させるための駆動回路、キャリッジ駆動モータ
13の駆動回路等も実際は必要だが、本質的な問題に関
係しないので図示していない。
【0010】以上の様に構成された従来の画像読み取り
装置について、以下にその動作を図7、図8を参照しな
がら説明する。
【0011】まず、外部ホスト(図示せず)より原稿の
読み取り命令が出されると、CPU(図示せず)は、A
DF3にセットされている原稿1の給紙制御を開始し、
原稿は給紙ローラー24、原稿1を搬送する搬送ローラ
ー25、搬送ベルト26によりパス[A]の経路を通過
し原稿載置ガラス2にセットされる。
【0012】次に、キャリッジ駆動モータ7を回動さ
せ、駆動プーリ9及び駆動ワイヤ8にて連結されたキャ
リッジ5を白基準板4の位置まで駆動する。その位置に
達したことを検出するとCPUはキャリッジ5を停止さ
せ、光源12を点灯させる。
【0013】光源12を点灯後、ラインイメージセンサ
17によりその位置に配置された白基準板4の読み取り
動作を開始する。イメージセンサ19の出力信号は、ア
ナログ処理部18により増幅されてA/D変換器19に
入力される。A/D変換されたデータは、後で説明する
シェーディング補正に使うため、メモリ(図示せず)に
保存される。白基準板読み取りが終了した後、CPUは
再びキャリッジ5を一定速度で駆動する。
【0014】CPUは、キャリッジ5が原稿1の読み取
り開始点に達したことを検出すると、ラインイメージセ
ンサ17の画像読み取り動作を再開する。そして、光源
12よりの光束は、原稿1の読み取り部に照射され、原
稿1の読み取り部分の反射像がキャリッジ5内に入射す
る。
【0015】さらに、キャリッジ5内に導かれた原稿1
の注目する主走査1ライン分だけアパーチャ13で制限
される。この反射像は、反射ミラー14で反射して、イ
メージセンサ上の照度分布を均一化するシェーディング
補正板15を通過後、レンズ16でラインイメージセン
サ17に結像し、反射率データとして取り込まれる。
【0016】その後、イメージセンサ出力は、上記説明
と同様にしてA/D変換器23にてディジタルデータに
変換される。この画像データは、先に保存しておいた白
基準データを基に画像処理部20でシェーディング補正
演算が行なわれる。シェーディング補正後の画像データ
は、さらに画像処理部20で指定された拡大または縮小
処理,MTF補正処理を行った後、バッファメモリ21
に順次取り込まれ、インターフェース22を通じて出力
される。
【0017】この一連の動作に対して、キャリッジ5を
副走査方向にその解像度分の1ラインだけ移動させる毎
に行っていく。原稿の読み取り終了部までキャリッジ5
を移動すると、読み取りは終了し、光源12は消灯され
るとともに、駆動モータ13を駆動し、キャリッジ5を
原稿の読み取り開始部へ移動させ動作を終了する。以上
の動作により2次元の原稿の画像データを平面的に読み
取っていくことができる。
【0018】このようにして、原稿の表面を読み取った
後、原稿1は搬送ベルト26により後戻りし、搬送ロー
ラー25によりパス[B]の経路を通過し、原稿の裏面
が原稿載置ガラス2にセットされる。この後、先に説明
したのと同様に原稿読み取りを行う。原稿1の裏面読み
取りが終了した後、原稿1は排紙ローラー27によって
排紙トレイ28に搬送される。そして給紙トレイ23か
ら次の原稿を給紙し読み取りを続ける。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像読み取り装置において、原稿の裏面を読み取るため
に、手で原稿を裏返しする構成によると、大量の両面原
稿を読み取るのに時間がかかってしまう。又、ADFに
よる原稿反転機能を持っていてもその反転時間がかかっ
てしまうことになる。さらに、ADFによる原稿反転で
は、原稿を反転させるために原稿の大きさの制約があ
り、はがき、名刺ぐらいの小さな原稿には適用できない
という問題点がある。
【0020】そこで本発明は、原稿の大きさなどの制約
を受けずに原稿の両面読み取り時間を短縮できる画像読
み取り装置及び画像読み取り方法を提供することを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読み取り装
置は、原稿表面を読み取る手段と、原稿裏面を読み取る
手段と、前記原稿表面を読み取る手段から発する照射と
前記原稿裏面を読み取る手段から発する照射が、互いに
干渉しないように位置をずらす手段とを備えている。
【0022】上記構成により、原稿両面を同時に読み取
ることができ、原稿反転の時間ロスをなくすことができ
る。また、原稿用紙のサイズの制約を受けることなく両
面読み取りが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の画像読み
取り装置は、原稿表面を読み取る手段と、原稿裏面を読
み取る手段と、前記原稿表面を読み取る手段から発する
照射と前記原稿裏面を読み取る手段から発する照射が、
互いに干渉しないように位置をずらす手段とを備えてお
り、原稿両面を同時に読み取ることができ、原稿反転に
よるロスタイムをなくすことができる。
【0024】本発明の請求項2記載の画像読み取り装置
は、原稿表面を読み取る手段に対する裏写り防止手段
と、原稿裏面を読み取る手段に対する裏写り防止手段と
を備えている。この構成により、原稿表面を読み取り、
あるいは原稿裏面を読み取り何れの場合でも、原稿読み
取りの際に裏写りの無いきれいな画像読み取りを実現で
きる。
【0025】本発明の請求項3記載の画像読み取り装置
は、原稿表面を読み取る手段に対する裏写り防止手段
を、原稿裏面を読み取る手段側に配置している。この構
成により、原稿表面読み取りと原稿裏面読み取りを同時
に行った場合でも、原稿表面画像をきれいに読み取るこ
とができる。
【0026】本発明の請求項4記載の画像読み取り装置
は、原稿裏面を読み取る手段に対する裏写り防止手段
を、原稿表面を読み取る手段側に配置している。この構
成により、原稿表面読み取りと原稿裏面読み取りを同時
に行った場合でも、原稿裏面画像をきれいに読み取るこ
とができる。
【0027】本発明の請求項5記載の画像読み取り装置
は、原稿表面を読み取る手段と、原稿裏面を読み取る手
段と、原稿表面を読み取る手段から発する照射と原稿裏
面を読み取る手段から発する照射が、互いに干渉しない
ように位置をずらす手段と、読み取った原稿データを少
なくとも原稿の表か裏のどちらか1ページ分記憶する手
段と、記憶する手段に保存された画像データを印刷する
手段とを備えており、原稿両面を同時に読み取り、この
読み取りデータをプリンタに直接出力することができ
る。
【0028】本発明の請求項6記載の画像読み取り方法
は、原稿表面を読み取り、読み取った画像データを記憶
する手段へ記憶するステップと、記憶された画像データ
を転送して印刷するステップとを含み、記憶する手段に
おいて画像データを転送済みの領域を原稿裏面から読み
取った画像データの記憶のために用いている。この構成
により、原稿両面を同時に読み取り、この読み取りデー
タをプリンタに直接出力する場合でも、データを一時的
に記憶する手段を増やさないで済むため、安価に構成す
ることができる。
【0029】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1
における画像読み取り装置の概略図であり、図2は、本
発明の実施の形態1における読み取り光学系の構成図、
図3は、本発明の実施の形態1における電気回路ブロッ
ク図である。
【0030】図1に示すように、画像読み取り装置は原
稿1の表面読み取り部29と裏面読み取り部30とから
構成される。
【0031】先ず、原稿1の表面読み取り部29から構
成を説明する。2aは表面読み取り部29の原稿載置ガ
ラスであり、原稿1の読み取り開始前に画像処理部にシ
ェーディング補正のための白基準データを与える白基準
板4aと、原稿1を走査してライン毎に逐次原稿1の表
面を読みとるキャリッジ5aとを有する。キャリッジ5
aは支持シャフト6a上に連結され、キャリッジ5aの
動きは原稿の読み取り方向だけに限定されている。実際
にキャリッジを移動させる場合は、駆動モータ7aの回
転が、駆動ワイヤ8a,駆動プーリ9a,従動プーリ1
0aを通じて、キャリッジ5aの直線方向の駆動力とし
て伝達される。なお、駆動ワイヤ8aに張力を与えるた
めにスプリングなどの一対の張力発生部材11aが接続
されている。
【0032】光学キャリッジ5aは、原稿1を照射する
光源12aと、原稿1からの反射光を規制するアパーチ
ャ13aと、反射ミラー14aと、イメージセンサ上の
照度分布を均一化する原稿1と結像レンズとの間に固定
されたシェーディング補正板15aと、原稿1をイメー
ジセンサ上に結像させる結像レンズ16aと、原稿1か
らの反射像を読み取り、電気信号に変換するラインイメ
ージセンサ17aとを備える。原稿1の裏面読み取り部
30の構成は、表面読み取り部29を、原稿1を基準と
して上下反転させてある点を除き原稿1の表面読み取り
部29と同じであり、各構成部品の符号は添字bで示し
た。
【0033】図2において、31aはキャリッジ5aに
対する裏写り防止板、31bはキャリッジ5bに対する
裏写り防止板である。
【0034】図3において、図3(a)がキャリッジ5
aに対する信号処理回路ブロックを示し、図3(b)が
キャリッジ5bに対する信号処理回路ブロックである。
どちらも同じ構成なので、図3(a)のみ構成を説明す
る。
【0035】信号処理回路は、ラインイメージセンサ1
7aから得られるイメージ信号を増幅し、ラインイメー
ジセンサ17aの画素毎の変動を補正するサンプリング
回路などを含むアナログ処理部18aと、A/D変換器
19aと、シェーディング補正演算器・拡大縮小・MT
F補正演算器等を含む画像処理部20aと、読み取りデ
ータを一時的に蓄えるバッファメモリ21aと、外部機
器とのデータの授受を行なうインタ−フェイス22aと
から構成される。
【0036】また、ラインイメージセンサ17aやA/
D変換器19aや画像処理部20aなどの動作を制御す
るタイミング発生回路と、全電気回路の制御を行なうC
PUと、CPUの制御プログラムが格納されているRO
Mと、CPUのワーク用のRAMと、各種制御対象物の
オン/オフや制御対象物の状態を観測するためのI/O
ポートと、光源12aを点灯させるための駆動回路と、
キャリッジ駆動モータ13の駆動回路等も実際は必要だ
が、本質に関係しないので省略してある。
【0037】以上の様に構成された画像読み取り装置に
ついて、以下にその動作を図1〜図3を参照しながら説
明する。
【0038】まず、外部ホスト(図示せず)より原稿の
読み取り命令が出されると、CPU(図示せず)は、2
つのキャリッジ駆動モータ7a、7bを回動させ、2つ
のキャリッジ5a、5bを白基準板4a、4bの位置ま
で駆動する。その位置に達したことを検出すると、CP
Uは2つのキャリッジを停止させ、光源12a、12b
を点灯させる。光源を点灯後、2つのラインイメージセ
ンサ17a、17bにより、それぞれの位置に配置され
た白基準板4a、4bの読み取り動作を開始し、シェー
ディング補正に使うデータのサンプリングを行う。
【0039】白基準板読み取りが終了した後、CPUは
再び2つのキャリッジ5a、5bを一定速度で駆動す
る。ここで、キャリッジ5aが原稿1の読み取り開始点
に先に達するので、この時点でラインイメージセンサ1
7aの画像読み取り動作を開始する。そして、光源12
aからの光束は、原稿1の表面読み取り部に照射され、
原稿1の表面読み取り部分の反射像がキャリッジ5a内
に入射し、ラインイメージセンサ17aに結像し、反射
率データとして取り込まれる。
【0040】その後、イメージセンサ出力は、A/D変
換器19aにてディジタルデータに変換される。この画
像データに対して、先に保存しておいた表面のシェーデ
ィング補正データを基に画像処理部20aでシェーディ
ング補正演算が行なわれる。シェーディング補正後の画
像データは、さらに画像処理部20aで指定された拡大
または縮小処理,MTF補正処理が施された後、バッフ
ァメモリ21aに順次取り込まれ、インターフェース2
2aを通じて出力される。
【0041】この一連の動作に対して、キャリッジ5a
を副走査方向にその解像度分の1ラインだけ移動させる
毎に行っていく。原稿の読み取り終了部までキャリッジ
5aを移動すると読み取りは終了し、光源12aは消灯
されるとともに、駆動モータ13aを駆動し、キャリッ
ジ5aを原稿の読み取り開始部へ移動させ原稿1の表面
読み取り動作を終了する。一方、原稿1の裏面読み取り
に対しては、キャリッジ5bがキャリッジ5aよりも時
間的に後に原稿1の読み取り開始点に先に達するので、
この時点でラインイメージセンサ17bの画像読み取り
動作を開始する。
【0042】一方、光源12bからの光束は、原稿1の
表面読み取り部に照射され、原稿1の表面読み取り部分
の反射像がキャリッジ5b内に入射し、ラインイメージ
センサ17bに結像し、反射率データとして取り込まれ
る。その後、イメージセンサ出力は、A/D変換器23
bにてディジタルデータに変換される。この画像データ
に対して先に保存しておいた表面のシェーディング補正
データを基に画像処理部20bでシェーディング補正演
算が行なわれる。シェーディング補正後の画像データ
は、さらに画像処理部20bで指定された拡大または縮
小処理,MTF補正処理が施された後、バッファメモリ
21bに順次取り込まれ、インターフェース22aを通
じて出力される。
【0043】この一連の動作に対して、キャリッジ5b
を副走査方向にその解像度分の1ラインだけ移動させる
毎に行っていく。原稿の読み取り終了部までキャリッジ
5bを移動すると読み取りは終了し、光源12bは消灯
されるとともに、駆動モータ13bを駆動し、キャリッ
ジ5bを原稿の読み取り開始部へ移動させ原稿1の裏面
読み取り動作を終了する。
【0044】以上の動作により原稿の両面画像データを
読み取っていくことができる。なお、図3(b)に示す
ように、ラインイメージセンサ17aとラインイメージ
センサ17bの信号処理回路を、A/D変換器23の前
でマルチプレクサ31によりミキシングして回路を簡単
化してもよい。さらに、図示はしていないが、ミキシン
グするポイントは、例えばA/D変換器23以降であっ
てもよい。即ち、性能とコストを鑑みて、適当なポイン
トでミキシングすればよい。
【0045】さて、本発明の実施の形態1における画像
読み取り装置の別の構成例を図4に示す。図4に示すよ
うに、この画像読み取り装置は、原稿1を搬送させる機
能を持ったADF3と、画像の読み取り開始前に画像処
理部にシェーディング補正のための白基準データを与え
る白基準板4と、原稿1の表面を読み取る光学ユニット
32と、原稿1の裏面を読み取る光学ユニット33と、
画像1の表面読み取り開始前に画像処理部にシェーディ
ング補正のための白基準データを与える白基準板4a
と、画像の裏面読み取り開始前に画像処理部にシェーデ
ィング補正のための白基準データを与える白基準板4b
とを有する。
【0046】光学ユニット32、33は、図1に示した
光学キャリッジ5a,5bと、その構成はほぼ同じだ
が、光学ユニット自身は固定されていて動かないところ
が光学キャリッジと異なる。
【0047】ADF3は、原稿1をセットするための給
紙トレイ23と、原稿1を給紙する給紙ローラー24
と、原稿1を搬送する搬送ローラー25とにより構成さ
れる。なお、ローラーを駆動するためのモーター及び駆
動伝達系や、原稿の通過・有/無などを検出するセンサ
ー等は図示していない。
【0048】実際の読み取り動作については、先の説明
とほぼ同じであり、その動作概略は、原稿を読み取る前
に光学ユニット32,33と白基準板4a,4bから、
シェーディング補正の白基準データサンプリングを行な
った後、原稿をADF3によって給紙し、原稿1の両面
読み取りを行うものである。図4に示す構成例において
も、二つの光学ユニットが、互いに光の干渉が発生しな
いように構成されており、これにより、原稿1の両面読
み取りが可能となる。
【0049】(実施の形態2)以下、本発明の実施の形
態2について説明する。図5は、本発明の実施の形態2
における画像読み取り・画像形成装置の概略図であり、
図6は本発明の実施の形態2におけるページメモリ構成
図を示している。
【0050】以下に、図5,図6を用いて動作の説明を
行う。図5に示すように、実施の形態1で説明した図1
または図4に示す原稿両面読み取り型の画像読み取り装
置34と、レーザープリンタなどの画像形成装置35か
ら構成される。ここで、図6に示すページメモリ36
は、画像読み取り装置34か画像形成装置35のいずれ
かに取り付けられているものとし、図5の構成図の中に
は記載していない。
【0051】図6に示すように、画像読み取り装置34
の出力データは、実施の形態1で説明した様に、まずキ
ャリッジ5aまたは光学ユニット32による表面読み取
りデータが出力され、しばらくして、表面読み取りデー
タとキャリッジ5bまたは光学ユニット33による裏面
読み取りデータが同時に入力される。画像読み取りに際
しては、表面読み取り位置は裏面読み取り位置よりも必
ず先行している。この読み取りデータがページメモリ3
6へ渡される。そして、ページメモリ36には、まず表
面読み取りデータが入力される。ある程度、表面読み取
りデータがページメモリ36に蓄積され、しかも裏面読
み取りデータがページメモリ36に到達する前に、画像
形成装置35の印刷の起動をかけ、表面読み取りデータ
に対する印刷動作を開始する。このあと、裏面読み取り
データがページメモリ36に入力され、すでに画像形成
装置35にデータが送られた領域に、裏面読み取りデー
タを蓄積する。
【0052】このように画像読み取り装置34の表面読
み取り位置が裏面読み取り位置よりも必ず先行している
ことを利用することで、ページメモリ36は、原稿片面
のデータ容量で原稿両面分のデータを扱うことができ
る。また、表面読み取りデータに対する印刷動作が完了
した後に、裏面読み取りデータに対する印刷動作を行
う。これによって、原稿の両面に対して、複写できる。
【0053】なお、裏面読み取りデータに対する印刷動
作を行う前に、画像形成装置35により、表面印刷終了
後の用紙を反転する機能を備えていれば、両面原稿を両
面複写することも可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、原稿表面を読み取る手
段と、原稿裏面を読み取る手段と、原稿表面を読み取る
手段から発する照射と原稿裏面を読み取る手段から発す
る照射が、互いに干渉しないように位置をずらす手段と
を備えたことにより、原稿両面を同時に読み取ることが
でき、原稿反転の時間ロスをなくすことができる。
【0055】また、原稿表面を読み取る手段に対する裏
写り防止手段と、原稿裏面を読み取る手段に対する裏写
り防止手段とを備えたことにより、原稿表面の読み取
り、あるいは原稿裏面の読み取り何れの場合でも、原稿
読み取りの際に裏写りの無いきれいな画像読み取りを実
現できる。
【0056】また、原稿表面を読み取る手段に対する裏
写り防止手段を、原稿裏面を読み取る手段側に配置する
ことにより、原稿表面読み取りと原稿裏面読み取りを同
時に行った場合でも、原稿表面画像をきれいに読み取る
ことができる。
【0057】また、逆に原稿裏面を読み取る手段に対す
る裏写り防止手段を、原稿表面を読み取る手段側に配置
することにより、原稿表面読み取りと原稿裏面読み取り
を同時に行った場合でも、原稿裏面画像をきれいに読み
取ることができる。
【0058】また、原稿の大きさなどの制約を受けずに
原稿両面を同時に読み取ることができる。
【0059】また、原稿表面を読み取る手段と、原稿裏
面を読み取る手段と、原稿表面を読み取る手段から発す
る照射と原稿裏面を読み取る手段から発する照射が、互
いに干渉しないように位置をずらす手段と、読み取った
原稿データを少なくとも原稿の表か裏のどちらか1ペー
ジ分記憶する手段と、記憶する手段に保存された画像デ
ータを印刷する手段とを備えることにより、原稿両面を
同時に読み取り、この読み取りデータをプリンタに直接
出力することができる。
【0060】また、画像読み取り装置の表面読み取り位
置が裏面読み取り位置よりも必ず先行していることを利
用することで(あるいはその逆でも可)、ページメモリ
は原稿片面のデータ容量で原稿両面分のデータを扱うこ
とができ、原稿両面を同時に読み取り、この読み取りデ
ータをプリンタに直接出力する場合でも、データを一時
的に保存するメモリーを増やさないで済むため、安価に
構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像読み取り装
置の概略図
【図2】本発明の実施の形態1における読み取り光学系
の構成図
【図3】(a)本発明の実施の形態1における電気回路
ブロック図 (b)本発明の実施の形態1における電気回路ブロック
【図4】本発明の実施の形態1における画像読み取り装
置の概略図
【図5】本発明の実施の形態2における画像読み取り・
画像形成装置の概略図
【図6】本発明の実施の形態2におけるページメモリ構
成図
【図7】従来の画像読み取り装置の概略図
【図8】従来の画像読み取り装置における電気回路ブロ
ック図
【符号の説明】 1 原稿 29 表面読み取り部 30 裏面読み取り部 31a,31b 裏写り防止板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿表面を読み取る手段と、原稿裏面を読
    み取る手段と、前記原稿表面を読み取る手段から発する
    照射と前記原稿裏面を読み取る手段から発する照射が、
    互いに干渉しないように位置をずらす手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記原稿表面を読み取る手段に対する裏写
    り防止手段と、前記原稿裏面を読み取る手段に対する裏
    写り防止手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載
    の画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】前記原稿表面を読み取る手段に対する裏写
    り防止手段を、前記原稿裏面を読み取る手段側に配置す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】前記原稿裏面を読み取る手段に対する裏写
    り防止手段を、前記原稿表面を読み取る手段側に配置す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】原稿表面を読み取る手段と、原稿裏面を読
    み取る手段と、前記原稿表面を読み取る手段から発する
    照射と前記原稿裏面を読み取る手段から発する照射が、
    互いに干渉しないように位置をずらす手段と、読み取っ
    た原稿データを少なくとも原稿の表か裏のどちらか1ペ
    ージ分記憶する手段と、前記記憶する手段に保存された
    画像データを印刷する手段とを備えたことを特徴とする
    画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】原稿表面を読み取り、読み取った画像デー
    タを記憶する手段へ記憶するステップと、記憶された画
    像データを転送して印刷するステップとを含み、前記記
    憶する手段において画像データを転送済みの領域を原稿
    裏面から読み取った画像データの記憶のために用いるこ
    とを特徴とする画像読み取り方法。
JP8249499A 1996-09-20 1996-09-20 画像読み取り装置及び画像読み取り方法 Pending JPH1098588A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7064874B2 (en) 2000-10-25 2006-06-20 Sharp Kabushiki Kaisha Both-side document reading apparatus and both-side document reading method
CN102137214A (zh) * 2010-01-21 2011-07-27 夏普株式会社 图像读取器和图像形成装置
DE102004012029B4 (de) * 2003-08-05 2012-11-08 Hewlett-Packard Development Co., L.P. Bilderfassungsvorrichtung, System mit derselben und Verfahren zum doppelseitigen Abtasten eines Objekts

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