JP3457162B2 - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JP3457162B2
JP3457162B2 JP25459497A JP25459497A JP3457162B2 JP 3457162 B2 JP3457162 B2 JP 3457162B2 JP 25459497 A JP25459497 A JP 25459497A JP 25459497 A JP25459497 A JP 25459497A JP 3457162 B2 JP3457162 B2 JP 3457162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
display device
phosphor layer
electron
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25459497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1196942A (ja
Inventor
寛二 今井
達昭 渡邉
博 青野
弥彦 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP25459497A priority Critical patent/JP3457162B2/ja
Priority to US09/148,270 priority patent/US6320310B1/en
Priority to EP06010143A priority patent/EP1763059A3/en
Priority to EP98117236A priority patent/EP0903768A3/en
Publication of JPH1196942A publication Critical patent/JPH1196942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3457162B2 publication Critical patent/JP3457162B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J31/00Cathode ray tubes; Electron beam tubes
    • H01J31/08Cathode ray tubes; Electron beam tubes having a screen on or from which an image or pattern is formed, picked up, converted, or stored
    • H01J31/10Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes
    • H01J31/12Image or pattern display tubes, i.e. having electrical input and optical output; Flying-spot tubes for scanning purposes with luminescent screen
    • H01J31/123Flat display tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/028Mounting or supporting arrangements for flat panel cathode ray tubes, e.g. spacers particularly relating to electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/467Control electrodes for flat display tubes, e.g. of the type covered by group H01J31/123
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/86Vessels; Containers; Vacuum locks
    • H01J29/864Spacers between faceplate and backplate of flat panel cathode ray tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels
    • H01J2329/86Vessels
    • H01J2329/8625Spacing members

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に関
し、詳しくは、映像機器等に用いられる薄型の画像表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーテレビあるいはパソコン等
のディスプレイ(画像表示装置)としては、陰極線管
(Cathode Ray Tube)が主流であっ
た。ところが近年は、画像表示装置に小型、軽量、薄型
化が求められるようになり、それに応じて、様々な薄型
の画像表示装置の開発、製品化が進められている。
【0003】以上のような状況下において、最近は様々
な薄型の画像表示装置の研究開発がなされており、その
中でも液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイの
開発が盛んである。液晶ディスプレイについては、携帯
型パソコン、携帯型テレビ、ビデオカメラおよびカーナ
ビゲーション等の様々な製品に応用されている。また、
プラズマディスプレイについても、20インチあるいは
40インチ級の大型ディスプレイ等の製品に応用されて
いる。
【0004】しかしながら、液晶ディスプレイは視野角
が狭く、応答性能が遅いという問題点を抱えており、プ
ラズマディスプレイについても高輝度が得にくく、消費
電力が大きい等の問題点を抱えている。そこで、これら
の問題を解決する薄型の画像表示装置として、常温で真
空中に電子が放出される電界放出(Field Emi
ssion)という現象を応用した画像表示装置(以下
「電界放出型画像表示装置」、あるいは単に「画像表示
装置」という)が注目されている。この電界放出型画像
表示装置は、自発光タイプであるため、広い視野角およ
び高輝度を得ることが可能であり、また、基本原理(電
子ビームを用いて蛍光体を発光させること)は従来の陰
極線管と同様であるため、自然で色再現性の高い画像を
表示することができる。
【0005】この種の電界放出型画像表示装置は、例え
ば特開平3−149728号公報に開示されている。こ
の電界放出型画像表示装置は、通常1×10-7〜1×1
-8torrの真空状態で駆動させるため、その内部を
真空封止して電界放出型画像表示装置を製作しなければ
ならない。したがって、このような薄型の電界放出型画
像表示装置を製作する場合には、大気圧に耐え得る構造
とする必要がある。この大気圧に耐え得る構造とするた
めに、特開平3−149728号公報には、電界放出型
画像表示装置を構成する際に、その内部に支持部材を設
ける技術が開示されている。
【0006】図12は、従来技術に係る電界放出型画像
表示装置の概略構成の断面図を示したものである。この
図12に示された電界放出型画像表示装置は、絶縁性基
板101a上に複数の電子源101bを有する電子放出
源101と、この電子放出源101と対向するように、
画像表示装置のパネル内面に形成された蛍光体層102
と、電子放出源101と蛍光体層102との間に設けら
れた支持部材103とから構成されている。支持部材1
03は、電子放出源101と蛍光体層102との間でパ
ネルにかかる外気圧による破損を防止するために、電子
放出源101上に均等に設けられている。
【0007】図13は、従来技術に係る他の電界放出型
画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。
この図13に示された電界放出型画像表示装置も図12
に示された電界放出型画像表示装置と同様に、絶縁性基
板201a上に複数の電子源201bを有する電子放出
源201と、蛍光体層202と、電子放出源201と蛍
光体層202との間に設けられた支持部材203とから
構成されており、支持部材203は、電子放出源201
と蛍光体層202との間でパネルにかかる外気圧による
破損を防止するために、電子放出源201上に均等に設
けられている。唯一異なる点は、図12の電界放出型画
像表示装置を構成している支持部材103が正電位に帯
電しているのに対して、図13の電界放出型画像表示装
置を構成している支持部材203が負電位に帯電してい
る点である。
【0008】図12および図13に示された電界放出型
画像表示装置によれば、それぞれ、電子放出源101,
201と蛍光体層102,202との間に支持部材10
3,203を有しているので、大気圧に耐え得る構造の
電界放出型画像表示装置とすることができる。そして、
絶縁性基板101a,201a上に均一な間隔で設けら
れた電子源101b,201bから電子ビーム104,
204が放出され、この電子ビーム104,204が蛍
光体層102,202の所定の位置にランディングする
ことにより、電界放出型画像表示装置に様々な画像が表
示される。なお、電界放出型画像表示装置を構成する際
には、上記構成部材の他に種々の部材が必要であるが、
図12および図13においては省略している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図12
に示された従来技術に係る電界放出型画像表示装置にお
いては、支持部材103が正電位に帯電しているので、
均一な間隔で放出された電子ビーム104が支持部材1
03側に近づくように曲がってしまい、最終的な電子ビ
ーム104のランディング位置が蛍光体層102上で等
ピッチとならない。また、図13に示された電界放出型
画像表示装置においても、支持部材203が負電位に帯
電しているので、均一な間隔で放出された電子ビーム2
04が支持部材203から離れるように曲がってしま
い、最終的な電子ビーム204のランディング位置が蛍
光体層202上で等ピッチとならない。したがって、電
子ビーム104,204と蛍光体層102,202のラ
ンディング位置とがずれてしまい、良好な画像を得るこ
とが困難となる。
【0010】また、それぞれの電界放出型画像表示装置
を構成する支持部材103,203は、蛍光体層10
2,202と接する部分に一定の厚みを有している。こ
の厚みが所定以上であると、表示画像を見る者に横線と
して認識されてしまい、表示画像の品位を大幅に低下さ
せてしまう。
【0011】さらに、従来技術においては、電子放出源
101,201と蛍光体層102,202との間に複数
の支持部材103,203を設けているので、支持部材
103,203の長さにバラツキがあると、支持部材が
長い場合、蛍光体層102,202と接しているものの
みに外気圧が加わり、画像表示装置の破損が発生するお
それがある。
【0012】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るためになされたもので、画像表示装置の内部に、画像
に悪影響を与えることのない支持部材を設けることによ
って、大気圧に耐え得る構造を有し、良好な画像を得る
ことが可能である画像表示装置を提供することを目的と
する。
【0013】上記目的を達成するための本発明に係る画
像表示装置は、真空に保持された真空容器の内表面に形
成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配
置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と
前記電子放出源とを保持する複数の支持部材とを備え、
前記蛍光体層と前記電子放出源との間に前記支持部材が
挟持されている画像表示装置において、前記支持部材
が、前記電子放出源側に接している絶縁部と、前記蛍光
体層側に接している導電部と、前記絶縁部と前記導電部
との間に設けられ前記絶縁部の幅よりも大きい幅を有す
る第一の電極部と、前記絶縁部の前記電子放出源側に設
けられ前記絶縁部の幅よりも大きな幅を有する第二の電
極部とを用いて構成され、複数設けられた各第二の電極
部にそれぞれ独立して電圧を印加することが可能であ
、前記電子源が、前記電子源から放出される電子ビー
ムが前記蛍光体層において等ピッチにランディングする
ように前記絶縁性基板上に配置されていることを特徴と
する。本発明に係る画像表示装置によれば、前記蛍光体
層側に接している前記支持部材は導電部であり帯電しな
いため、前記電子ビームは前記蛍光体層近傍では電界の
影響を受けないこととなる。また、前記電極部が前記電
子ビームの発散レンズを構成しているので、前記支持部
材から十分に離れた位置から放出される前記電子ビーム
を偏向させることができる。したがって、本発明によれ
ば、前記電子ビームは、前記蛍光体層近傍では電界の影
響を受けず、前記電子放出源近傍では前記支持部材から
十分に離れた位置に前記電子源を設けることにより電界
の影響を最小限に止め、さらに前記電極部で構成される
発散レンズによって偏向させられるので、前記電子源の
位置と、前記電極部を設ける位置等とを適宜調整するこ
とにより、前記電子ビームを前記蛍光体層上において等
ピッチにランディングさせることが可能となり、良好な
画像を得ることができる。
【0014】また、前記電極部の幅が前記絶縁部の幅よ
りも大きく形成されていることにより、前記蛍光体層近
傍の空間は、さらに電界の影響を受けにくくなり、前記
蛍光体層近傍の無電界領域を確実に形成することがで
き、前記電極部によって形成される発散レンズの作用を
さらに強めることができる。したがって、比較的容易
に、前記電子ビームを前記蛍光体層上において等ピッチ
にランディングさせることが可能となり、良好な画像を
得ることができる。
【0015】さらに、前記絶縁部の前記電子放出源側
に、前記絶縁部の幅よりも大きな幅を有する第二の電極
部を設けたことにより、電子ビーム加速電界を前記絶縁
部から離れた所で一定とすることができる。また、前記
電子ビームを、前記支持部材から十分に離すことが可能
となるので、前記電子ビームによる前記支持部材(前記
絶縁部)の帯電を最小限に止めることができる。
【0016】さらに、複数設けられた第二の電極部
それぞれ独立して電圧を印加することができるので、
第二の電極部への印加電圧をそれぞれ独立して調整する
ことにより、前記電子ビームの初速の広がり方および前
記電子ビームの初速のベクトル等を制御することが可能
となるので、画像を見ながら支持部材近傍での表示画像
の均一性の乱れの調整を行うことができる。したがっ
て、前記電子源のずれ(製造誤差等のずれ)によるビー
ムランディングのずれを容易に補正することが可能とな
り、比較的容易に、前記電子ビームを前記蛍光体層上に
おいて等ピッチにランディングさせることができる。
【0017】また、本発明に係る画像表示装置において
は、前記導電部がテーパ形状を有し、前記導電部の前記
蛍光体層側に接している部分が前記電極部と接している
部分よりも細く形成されていることが好ましい。この好
ましい例によれば、前記支持部材を構成する前記導電部
がテーパ状に形成されているので、前記導電部と前記蛍
光体層とが接している部分が表示画像を見る者に認識さ
れることを、最小限に止めることができる。したがっ
て、本発明に係る画像表示装置によれば、表示画像が遮
られることのない良好な画像を得ることが可能となる。
【0018】また、本発明に係る他の構成の画像表示装
置においては、真空に保持された真空容器の内表面に形
成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配
置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と
前記電子放出源とを保持する複数の支持部材とを備え、
前記蛍光体層と前記電子放出源との間に前記支持部材が
挟持されている画像表示装置において、前記支持部材
が、前記電子放出源側に接している絶縁部と、前記蛍光
体層側に接している導電部と、前記絶縁部と前記導電部
との間に設けられた電極部とを用いて弾力性を有するよ
うに構成され、前記電子源が、前記電子源から放出され
る電子ビームが前記蛍光体層において等ピッチにランデ
ィングするように前記絶縁性基板上に配置されているこ
とを特徴とする。この構成によれば、前記支持部材の長
さにバラツキが生じても、所定の弾力性を有することに
より、応力が一点に集中することを防止して、画像表示
装置に発生する変形や割れを防ぐことが可能となる。
【0019】さらに、弾力性ある前記支持部材を構成す
る際には、前記電極部が弾力性を有していることが好ま
しい。この好ましい例によれば、前記電極部以外の支持
部材の構成部材の長さにバラツキが生じても、前記電極
部がそのバラツキを吸収することができる。また、弾力
性ある前記支持部材を構成する際には、前記導電部が弾
力性を有していることが好ましい。この好ましい例によ
れば、前記導電部以外の支持部材の構成部材の長さにバ
ラツキが生じても、前記導電部がそのバラツキを吸収す
ることができる。さらに、弾力性ある前記支持部材を構
成する際には、前記絶縁部が弾力性を有していることが
好ましい。この好ましい例によれば、前記絶縁部以外の
支持部材の構成部材の長さにバラツキが生じても、前記
絶縁部がそのバラツキを吸収することができる。
【0020】また、本発明に係る画像表示装置において
は、前記支持部材が、画像表示装置の画面中央ほど高い
密度で配置されていることが好ましい。この好ましい例
によれば、大気圧による応力が集中する画面中央部のパ
ネルを確実に支持できるので、薄型でかつ大画面の画像
表示装置を実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、実施の形態1に係る画像表示
装置の分解斜視図を示したものである。図2は、図1に
示された画像表示装置の概略構成の断面図を示したもの
である。本実施形態に係る画像表示装置は、図1および
図2に示すように、絶縁性基板1a上に複数の電子源1
bをマトリクス状に配置して形成されている電子放出源
1と、電子源1bから放出される電子ビーム4によって
励起されて画像を表示するパネル5の内表面に形成され
た蛍光体層2と、電子放出源1と蛍光体層2との間に形
成された支持部材3とから構成されており、絶縁性基板
1aとパネル5とで画像表示装置の真空容器を形成し、
画像表示装置内は10-6〜10-8torr程度の真空度
に保持されている。ここで本実施形態においては、図1
に示すように、板状のパネルの画像表示面(パネル面部
材5a)を周辺の壁部分(パネル枠部材5b)と切り離
して、このパネル面部材5aの内面(真空側)に蛍光体
層2を形成している。そして、後にこれら板状の画像表
示面部(パネル面部材5a)、周辺の壁部分(パネル枠
部材5b)および絶縁性基板1aとを同時に張り合わせ
ることにより、画像表示装置の真空容器を形成してい
る。
【0022】電子放出源1としては、電子ビーム4をマ
トリクス状に放出できるものであれば、どのような形態
のものでも使用可能であり、例えば、SnO(Sb)
薄膜またはAu薄膜等で形成された冷陰極線素子を用い
て構成されるものがあげられる。ここで、電子源1b
は、各電子源1bから発せられるそれぞれの電子ビーム
4が蛍光体層2上において等ピッチにランディングする
ように、絶縁性基板1a上に所定の間隔で配置されてい
る。ただし、支持部材3を設けるスペースを確保する必
要があるため、支持部材3を挟む位置にあるそれぞれの
電子源1bの間隔を他の電子源1bの間隔よりも大きく
している。
【0023】蛍光体層2は、電子放出源1から放出され
た電子ビームの照射によって発光する蛍光体材料を、パ
ネル内表面に塗布等して形成されている。パネル内表面
に蛍光体材料を塗布等する場合には、カラー表示が可能
な蛍光体層2とするために、例えば赤(R)、緑
(G)、青(B)の順番で、多数の蛍光体のストライプ
がパネル内表面上に形成されるように塗布等を行う。こ
のような蛍光体ストライプは、通常の陰極線管の蛍光面
を形成する場合の工程と同じくフォトリソグラフ法の他
に、スクリーン印刷法等によって形成できる。
【0024】また、図3に示すように、ガラスパネル5
の構成としては、板状のパネルの画像表示面と周辺の壁
部分とを切り離さない構成(箱型形状)である場合も考
えられる。但し、このようなガラスパネル5に蛍光面
(蛍光体層2)を形成する場合は、パネルの周辺部の壁
部が印刷工程上の障害となるため、一旦樹脂シート上に
蛍光面を形成しておき、加熱又は加圧により蛍光体層を
転写する転写方法を採用したり、比較的薄いガラス板上
に蛍光体層を形成しておき、このガラス板をパネル内面
に張り付けるなどの方法を用いる。
【0025】支持部材3は、導電部3a、電極部3bお
よび絶縁部3cを用いて構成されている。この支持部材
3は、電極部3bを介して導電部3aと絶縁部3cとを
接続して構成されており、導電部3aが蛍光体層2側に
接するように、そして絶縁部3cが電子放出源1側に接
するように、電子放出源1と蛍光体層2との間に設けら
れている。
【0026】ガラスパネル5は、例えば、ガラス等の透
明な材料を用いて形成されている。画像表示装置として
機能させるためには、前述したように、ガラスパネル5
の外部から、蛍光体層2から発せられる光が観察され得
る必要があるからである。ただし、ガラスパネル5の全
体が透明である必要はなく、ガラスパネル5における蛍
光体層2と接する部分(図1においてはパネル面部材5
a部分、図3においては最も面積の広い上面部分)が透
明であればよい。以上の構成とすることによって、本実
施形態に係る画像表示装置は、ガラスパネルの板厚をさ
ほど厚くしなくても、十分外気圧に耐えることができ
る。したがって、フラットな構造でありながら、比較的
軽量な画像表示装置とすることができる。
【0027】図2は、上述したように、図1に示された
画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。
この図2に示すように、電子放出源1を構成している各
電子源1bからは、適宜電子ビーム4が放出される。そ
して、各電子ビーム4は、蛍光体層2の所定の位置にラ
ンディングして、画像表示装置には様々な画像が表示さ
れる。以下、図2を用いて本実施形態に係る画像表示装
置の動作および効果等を説明する。
【0028】本実施形態に係る画像表示装置を構成する
支持部材3は、導電部3aが蛍光体層2側に接するよう
に、そして絶縁部3cが電子放出源1側に接するよう
に、電子放出源1と蛍光体層2との間に挟持して設けら
れている。このように、支持部材3の蛍光体層2側は、
導電部3aを用いて構成されているので、蛍光体層2と
導電部3aと電極部3bとは同電位となり、蛍光体層2
の近傍においては支持部材3(導電部3a)は帯電しな
い。したがって、電子ビーム4は蛍光体層2の近傍にお
いては電界の影響を受けないこととなる。また、本実施
形態においては、電子ビーム4が、帯電している絶縁部
3cの影響をできるだけ受けないように、支持部材3を
挟む各電子源1bを、可能な限り支持部材3から離れた
位置に配置している。さらに、本実施形態においては、
支持部材3を構成している電極部3bが、電子ビーム4
に対して発散レンズとして作用するので、帯電している
絶縁部3cから離れた位置から放出される電子ビームを
支持部材側に偏向させることができる。
【0029】したがって、本実施形態に係る画像表示装
置は、絶縁性基板1a上に配置される電子源1bの位置
と、支持部材3を構成する電極部3bの位置を適宜調整
することによって、画像表示面においては、支持部材3
の影響をなくした連続した画像を表示することができ
る。
【0030】(実施の形態2)図4は、実施の形態2に
係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものであ
る。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施
の形態1に係る画像表示装置と同様の構成を有している
が、支持部材の構造と、電子源の配置とが異なってい
る。
【0031】本実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる支持部材13は、導電部13a、電極部13bおよ
び絶縁部13cを用いて構成されている。この支持部材
13は、電極部13bを介して導電部13aと絶縁部1
3cとを接続して構成されており導電部13aが蛍光体
層12側に接するように、そして絶縁部13cが電子放
出源11側に接するように、電子放出源11と蛍光体層
12との間に挟持されている。本実施形態における電極
部13bは、実施の形態1における電極部と異なり、画
像表示面と平行な方向に張り出した形に形成されてい
る。このように形成された電極部13bは、上方からは
リボン状に見える。また、本実施形態においては、電極
部13bの幅を大きくしたことにより、電子ビーム14
の通る部分たる開口部(隣り合う各電極部13bの間
隔)が小さくなるので、それに合わせて絶縁性基板11
a上に配置される電子源11bの間隔も調整している。
具体的には、支持部材13をはさむ各電子源11bを、
実施の形態1の場合よりもさらに支持部材13から離れ
た位置に配置している。
【0032】本実施形態によれば、以上のような電子放
出源11および支持部材13を用いて画像表示装置を構
成しているので、蛍光体層12近傍の空間は、電子放出
源11近傍に存在している電界の影響を受けにくくな
り、蛍光体層12近傍の無電界領域をさらに確実に形成
することができる。また、電極部13bによって形成さ
れる発散レンズの作用をさらに強めることができるとと
もに、電子ビーム14に対する(帯電している)絶縁部
13cの影響を、実施の形態1の場合よりもさらに小さ
くすることができる。したがって、絶縁性基板11a上
に配置される電子源11bの位置と、支持部材13を構
成する電極部13bを設ける位置および大きさ等とを適
当に調整することにより、比較的容易に、電子ビーム1
4を蛍光体層12上において等ピッチにランディングさ
せることが可能となるので、本実施形態に係る画像表示
装置によれば良好な画像を得ることができる。
【0033】(実施の形態3)図5は、実施の形態3に
係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものであ
る。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施
の形態2に係る画像表示装置と同様の構成を有している
が、支持部材の構造が異なる。
【0034】本実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる支持部材23は、導電部23a、第一の電極部23
b、絶縁部23cおよび第二の電極部23dを用いて構
成されている。すなわち、本実施形態においては、導電
部23aと絶縁部23cとの間に第一の電極部23bを
設け、絶縁部23cの電子放出源21側に第二の電極部
23dを設けている。この第一の電極部23bおよび第
二の電極部23dは、絶縁部23cよりも、その幅が大
きく形成されている。この第二の電極部には、基本的に
は蛍光体層に印加されているアノード電圧と、電子放出
源11の電圧(通常は、0V)との間の所定の電圧を印
加するのであるが、それぞれの支持部材23に形成され
た各々の第二の電極部23dに、それぞれ独立した電圧
を印加することができるように構成されている。
【0035】本実施形態によれば、以上のような第二の
電極部23dを有する支持部材23を用いて画像表示装
置を構成しているので、電子ビーム加速電界を絶縁部2
3cから離れた所で一定とすることができる。また、電
子ビーム24は、支持部材23から十分に離れているの
で、電子ビーム24による支持部材23(絶縁部23
c)の帯電を最小限に止めることができる。さらに、各
第二の電極部23dへの印加電圧をそれぞれ独立して調
整することにより、電子ビーム24の初速の広がり方お
よび電子ビーム24の初速のベクトル等を制御すること
が可能となるので、画像を見ながらラスターピッチの調
整を行うことができる。つまり、電子源1bのずれ(製
造誤差等のずれ)によるビームランディングのずれを容
易に補正することができる。したがって、絶縁性基板2
1a上に配置される電子源21bの位置と、支持部材2
3を構成する各電極部23b,23dを設ける位置およ
び大きさと、各第二の電極部23dに印加する電圧等と
を適当に調整することにより、比較的容易に、電子ビー
ム24を蛍光体層22上において等ピッチにランディン
グさせることが可能となるので、本実施形態に係る画像
表示装置によれば良好な画像を得ることができる。
【0036】(実施の形態4)図6は、実施の形態4に
係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものであ
る。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施
の形態1に係る画像表示装置と同様の構成を有している
が、支持部材の構造が異なっている。
【0037】本実施形態に係る画像表示装置を構成して
いる支持部材33は、導電部33a、電極部33bおよ
び絶縁部33cを用いて構成されている。この支持部材
33は、電極部33bを介して導電部33aと絶縁部3
3cとを接続して構成されており導電部33aが蛍光体
層32側に接するように、そして絶縁部33cが電子放
出源31側に接するように、電子放出源31と蛍光体層
32との間に挟持されている。本実施形態における導電
部33aはテーパ形状を有しており、この導電部33a
の蛍光体層32側に接している部分の方が、電極部33
bと接している部分よりも細く形成されている。
【0038】本発明のように、画像表示装置を支持部材
で支えることにより、外気圧によるパネルの破損を防止
する技術においては、支持部材の蛍光体層に接している
部分が非常に小さく、画像表示上の妨げにならない場合
には何ら問題はないが、画像表示装置を大型化するにつ
れてパネル中央への外気圧による応力が大きくなると、
支持部材としてこの外気圧に耐え得る強度が必要とな
る。このとき、電子放出源側の支持部材はある程度の断
面積を持たせることができるのであるが、蛍光体層側で
は表示画像に与える影響から、支持部材の断面積を大き
くすることができない。本実施形態に係る画像表示装置
は、このような問題を解決するためのものである。
【0039】すなわち、本実施形態に係る画像表示装置
によれば、支持部材33を構成する導電部33aが以上
のように(テーパ形状に)形成されているので、導電部
33aが蛍光体層32と接する部分に生じる画像非表示
部を、最小限に止めることができる。したがって、本実
施形態に係る画像表示装置によれば良好な画像を得るこ
とができる。
【0040】(実施の形態5)本実施形態に係る画像表
示装置は、基本的には実施の形態4に係る画像表示装置
と同様の構成を有しているが、支持部材の構造が異なっ
ている。具体的には、電極部の構成のみが実施の形態4
とは異なっている。本実施形態に係る電極部は、図4を
用いて説明した実施の形態2に係る支持部材13を構成
している電極部13bと同様の構成を有している。
【0041】すなわち、本実施形態に係る支持部材は、
実施の形態2における電極部13bと同様の構造を有す
る電極部と、実施の形態4における導電部33aと同様
の構造を有する導電部とを用いて構成されている。した
がって、本実施形態によれば、実施の形態2および実施
の形態4のそれぞれの効果を併せ持った画像表示装置と
することができる。
【0042】(実施の形態6)図7は、実施の形態6に
係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものであ
る。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施
の形態5に係る画像表示装置と同様の構成を有している
が、支持部材の構造が若干異なっており、弾力性を有す
る支持部材53を用いて画像表示装置が構成されてい
る。具体的には、支持部材53を構成している電極部5
3bの構造のみが実施の形態5と異なっている。
【0043】本実施形態に係る支持部材53を構成して
いる電極部53bは、テーパ状に形成された導電部53
aと接する電極第一構成部53bと、絶縁部53cと
接する電極第二構成部53bとを用いて構成されてい
る。この電極部53bは、電極第一構成部53bと電
極第二構成部53bとの間に所定の空間を形成するよ
うに、少なくとも一方の電極構成部に所定の変形を与え
た後に、電極第一構成部53bと電極第二構成部53
とを張り合わせて、その断面を、左右の斜辺の等し
い台形状に構成されている。本実施形態においては、電
極第一構成部53bに所定の変形を与えた後に、平板
状の電極第二構成部53bとこの電極第一構成部53
とを張り合わせて、電極第一構成部53bと電極
第二構成部53bとの間に所定の空間を有する電極部
53bを形成している。この電極部53bは、以上のよ
うな所定の空間を有しているので、この空間の分だけ電
極第一構成部53bが遊動可能である。したがって、
このような電極部53bを用いて構成される支持部材5
3は、所定の弾力性を有することとなる。
【0044】本実施形態によれば、以上のような支持部
材53を用いて画像表示装置が構成されているので、支
持部材53を構成している導電部53aあるいは絶縁部
53cの長さにバラツキがあっても、所定の弾力性を有
する電極部53bが緩衝材として機能することにより、
各部材の長さのバラツキを吸収して、画像表示装置の平
面度を維持することができる。したがって、応力が一点
に集中することを防止し、画像表示装置に発生する変形
や割れ等を防ぐことが可能となる。
【0045】図8は、支持部材を構成している導電部に
長さのバラツキが生じた場合の、本実施形態に係る支持
部材(電極部)の変化を示したものである。この図8に
おいては、左側の導電部(以下「左側導電部」という)
63aが最も長く形成されている。それに次いで中央
の導電部(以下「中央導電部」という)63aが長く
形成されており、右側の導電部(以下「右側導電部」と
いう)63aが最も短く形成されている。これは、中
央導電部63aの長さを設計値とした場合において、
左側導電部63aが設計値よりも大きく、右側導電部
63aが小さくなった場合を示している。
【0046】図8から明らかなように、各導電部63a
,63a,63aの長さにバラツキが生じても、
あらかじめ電極部に所定の空間を持たせておくことによ
って(この場合は、設計値の導電部を用いて画像表示装
置を構成したときに電極第一構成部が若干変形する程度
に所定の空間を設けて)、電極部が各導電部63a
63a,63aの長さのバラツキを吸収して、画像
表示装置の強度を向上することができる。
【0047】なお、以上の実施の形態4以降について
は、導電部がテーパ状の支持部材で、かつ、この導電部
が横方向に延在させた面状であるものを用いて説明して
きたが、本発明の支持部材は、これに限られるものでは
なく、柱状の支持部材をそれぞれ離間させて形成しても
よい。また、多数の支持部材をそれぞれ別々に形成する
ことは、画像表示パネルの生産を考えた上では非常に困
難が伴う。したがって、図9に示すように、導電部43
aのみを針状に形成してもよい。
【0048】このようにすることで、画像表示面上で支
持部材によって画像が遮られることを防ぐことができる
と共に、特に、支持部材の絶縁部に弾性を持たせた構成
と組み合わせると、画面全体で外気圧を均等に受けるこ
とができるので、画像表示装置の強度を向上させること
ができる。
【0049】(実施の形態7)図10は、実施の形態7
に係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したもので
ある。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実
施の形態5に係る画像表示装置を同様の構成を有してい
るが、支持部材の構造が若干異なっており、弾力性を有
する支持部材73を用いて画像表示装置が構成されてい
る。具体的には、支持部材73を構成している導電部7
3aの構造のみが実施の形態5と異なっている。
【0050】本実施形態に係る支持部材73を構成して
いる導電部73aは、図10に示すように所定形状(湾
曲状)に形成されている。導電部73aは、このような
湾曲形状を有しているので、ある程度の遊動が可能であ
る。したがって、このような導電部73aを用いて構成
される支持部材73は、所定の弾力性を有することとな
る。
【0051】本実施形態によれば、以上のような支持部
材73を用いて画像表示装置が構成されているので、支
持部材73を構成している電極部73bあるいは絶縁部
73cの長さ(厚さ)にバラツキがあっても、所定の弾
力性を有する導電部73aが緩衝材として機能すること
により、各部材の長さのバラツキを吸収して、応力が一
点に集中することを防止することができる。
【0052】なお、実施の形態6においては所定の遊動
性を有する電極部を用いて弾力性のある支持部材を構成
する場合について、実施の形態7においては所定の遊動
性を有する導電部を用いて弾力性のある支持部材を構成
する場合について説明したが、本発明はこれらの構成に
限定されるものではなく、例えば、所定の遊動性を有す
る絶縁部を用いて弾力性のある支持部材を構成したり、
遊動性を有する電極部および導電部を用いて弾力性のあ
る支持部材を構成してもよい。
【0053】また、本発明においては、以上に説明した
各実施形態をそれぞれ組み合わせることも可能である。
したがって、各実施形態を組み合わせた画像表示装置を
構成すれば、それぞれの実施形態の効果を併せ持った画
像表示装置を得ることができる。
【0054】また、以上の各実施形態においては、支持
部材を画像表示装置の内部に均一に配置する場合につい
て説明したが、本発明はこの構成に限定されるものでは
ない。したがって、例えば、図11に示すように、各実
施形態に係る支持部材83を、画像表示装置の画面中央
ほど高い密度で配置してもよい。このような構成の画像
表示装置とすれば、高い応力が加わると予想される画面
中央ほど支持部材83のトータルの反力を大きくするこ
とが可能となるので、大気圧と応力とをバランスさせる
ことができる。
【0055】さらに、以上の各実施形態においては、真
空容器中に電子放出源と蛍光体層と支持部材とを収容し
て構成する画像表示装置について説明したが、本発明は
この構成に限定されるものではない。したがって、例え
ば、電子放出源と蛍光体層との間に、電子放出源から放
出された電子ビームを偏向させる機能を有する電極、ま
たは電子ビームを集束させる機能を有する電極、さらに
は電子ビームを集束し偏向させる機能を有する電極等を
設けるような構成としてもよい。このような構成とすれ
ば、大気圧に耐え得るとともに、さらに画像の良好な高
解像度を有する画像表示装置を提供することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像表示装置の内部に、画像に悪影響を与えることのな
い支持部材を設けることによって、大気圧に耐え得る構
造を有し、良好な画像を得ることが可能である画像表示
装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る画像表示装置の分解斜視図
【図2】図1に示された画像表示装置の概略構成の断面
【図3】図1と異なるガラスパネルを用いて構成された
画像表示装置の分解斜視図
【図4】実施の形態2に係る画像表示装置の概略構成の
断面図
【図5】実施の形態3に係る画像表示装置の概略構成の
断面図
【図6】実施の形態4に係る画像表示装置の概略構成の
断面図
【図7】実施の形態6に係る画像表示装置の概略構成の
断面図
【図8】図7に示された画像表示装置を構成している電
極部の変形状態を示す断面図
【図9】実施の形態4以降に用いられる支持部材の他の
構成を示した斜視図
【図10】実施の形態7に係る画像表示装置の概略構成
の断面図
【図11】各実施形態に係る支持部材を画像表示装置の
画面中央ほど濃い密度で配置した状態を示す図
【図12】従来技術に係る電界放出型画像表示装置の概
略構成の断面図
【図13】従来技術に係る他の電界放出型画像表示装置
の概略構成の断面図
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,71 電子放出
源 1a,11a,21a,31a,41a,51a,71
a 絶縁性基板 1b,11b,21b,31b,41b,51b,71
b 電子源 2,12,22,32,52,72 蛍光体層 3,13,23,33,43,53,73,83 支
持部材 3a,13a,23a,33a,43a,53a,73
a 導電部 3b,13b,33b,43b,53b,73b 電
極部 3c,13c,23c,33c,43c,53c,73
c 絶縁部 4,14,24,34,54,74 電子ビーム 5 ガラスパネル 5a パネル面部材 5b パネル枠部材 23b 第一の電極部 23d 第二の電極部 53b 電極第一構成部 53b 電極第二構成部 63a 左側導電部 63a 中央導電部 63a 右側導電部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 弥彦 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−334837(JP,A) 特開 平3−49135(JP,A) 特開 平6−342635(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 29/86 - 29/98

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空に保持された真空容器の内表面に形
    成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配
    置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と
    前記電子放出源とを保持する複数の支持部材とを備え、
    前記蛍光体層と前記電子放出源との間に前記支持部材が
    挟持されている画像表示装置において、 前記支持部材が、前記電子放出源側に接している絶縁部
    と、前記蛍光体層側に接している導電部と、前記絶縁部
    と前記導電部との間に設けられ前記絶縁部の幅よりも大
    きい幅を有する第一の電極部と、前記絶縁部の前記電子
    放出源側に設けられ前記絶縁部の幅よりも大きな幅を有
    する第二の電極部とを用いて構成され、複数設けられた
    各第二の電極部にそれぞれ独立して電圧を印加すること
    が可能であり、前記電子源が、前記電子源から放出され
    る電子ビームが前記蛍光体層において等ピッチにランデ
    ィングするように前記絶縁性基板上に配置されているこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記導電部がテーパ形状を有し、前記導
    電部の前記蛍光体層側に接している部分が前記電極部と
    接している部分よりも細く形成されている請求項1に
    載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 真空に保持された真空容器の内表面に形
    成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配
    置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と
    前記電子放出源とを保持する複数の支持部材とを備え、
    前記蛍光体層と前記電子放出源との間に前記支持部材が
    挟持されている画像表示装置において、 前記支持部材が、前記電子放出源側に接している絶縁部
    と、前記蛍光体層側に接している導電部と、前記絶縁部
    と前記導電部との間に設けられた電極部とを用いて弾力
    性を有するように構成され、前記電子源が、前記電子源
    から放出される電子ビームが前記蛍光体層において等ピ
    ッチにランディングするように前記絶縁性基板上に配置
    されていることを特徴とする画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記電極部が弾力性を有している請求項
    に記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記導電部が弾力性を有している請求項
    に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記絶縁部が弾力性を有している請求項
    に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部材が、画像表示装置の画面中
    央ほど高い密度で配置されている請求項1からのいず
    れか1項に記載の画像表示装置。
JP25459497A 1997-09-19 1997-09-19 画像表示装置 Expired - Fee Related JP3457162B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25459497A JP3457162B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 画像表示装置
US09/148,270 US6320310B1 (en) 1997-09-19 1998-09-04 Image display apparatus
EP06010143A EP1763059A3 (en) 1997-09-19 1998-09-11 Image display apparatus
EP98117236A EP0903768A3 (en) 1997-09-19 1998-09-11 Spacer structure for a flat image display apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25459497A JP3457162B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 画像表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003113310A Division JP3761532B2 (ja) 2003-04-17 2003-04-17 画像表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1196942A JPH1196942A (ja) 1999-04-09
JP3457162B2 true JP3457162B2 (ja) 2003-10-14

Family

ID=17267218

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25459497A Expired - Fee Related JP3457162B2 (ja) 1997-09-19 1997-09-19 画像表示装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6320310B1 (ja)
EP (2) EP0903768A3 (ja)
JP (1) JP3457162B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025454A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-09 Kabushiki Kaisha Toshiba 画像表示装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3507392B2 (ja) * 1999-02-25 2004-03-15 キヤノン株式会社 電子線装置
JP2003109524A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Toshiba Corp 画像表示装置
US6879097B2 (en) * 2001-09-28 2005-04-12 Candescent Technologies Corporation Flat-panel display containing electron-emissive regions of non-uniform spacing or/and multi-part lateral configuration
CN100463100C (zh) * 2004-06-01 2009-02-18 佳能株式会社 图像显示装置
KR20060059616A (ko) * 2004-11-29 2006-06-02 삼성에스디아이 주식회사 스페이서를 구비하는 전자방출 표시장치
KR20060087646A (ko) * 2005-01-31 2006-08-03 삼성전자주식회사 서포트 부재, 이를 갖는 백라이트 어셈블리 및 이를 갖는표시장치

Family Cites Families (39)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3875442A (en) 1972-06-02 1975-04-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Display panel
JPS5853462B2 (ja) 1976-09-20 1983-11-29 松下電器産業株式会社 画像表示装置
JPS5842583B2 (ja) 1976-12-15 1983-09-20 松下電器産業株式会社 画像表示装置
US4145633A (en) 1977-05-12 1979-03-20 Rca Corporation Modular guided beam flat display device
US4404493A (en) 1981-04-03 1983-09-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Picture image display apparatus
US5675212A (en) 1992-04-10 1997-10-07 Candescent Technologies Corporation Spacer structures for use in flat panel displays and methods for forming same
EP0109010A3 (de) 1982-11-10 1986-10-29 Siemens Aktiengesellschaft Flache Bildwiedergabevorrichtung
JPS60172152A (ja) 1984-02-15 1985-09-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
FR2568394B1 (fr) 1984-07-27 1988-02-12 Commissariat Energie Atomique Dispositif de visualisation par cathodoluminescence excitee par emission de champ
JPS61264640A (ja) 1985-05-20 1986-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
JPS6229046A (ja) 1985-07-31 1987-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平面型画像表示装置
JPS62147635A (ja) 1985-12-20 1987-07-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 表示装置
JP2622842B2 (ja) 1987-10-12 1997-06-25 キヤノン株式会社 電子線画像表示装置および電子線画像表示装置の偏向方法
DE3852276T2 (de) 1987-11-16 1996-01-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd Bildwiedergabevorrichtung.
FR2633763B1 (fr) 1988-06-29 1991-02-15 Commissariat Energie Atomique Ecran fluorescent trichrome a micropointes
DE68911846T2 (de) 1988-10-26 1994-04-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd Video-Bildschirm.
JPH02288052A (ja) 1989-04-26 1990-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置
EP0405262B2 (en) * 1989-06-19 2004-01-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Flat panel display device
US5160871A (en) 1989-06-19 1992-11-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Flat configuration image display apparatus and manufacturing method thereof
JP2827306B2 (ja) 1989-08-04 1998-11-25 松下電器産業株式会社 画像表示装置
JP2976118B2 (ja) 1989-11-07 1999-11-10 キヤノン株式会社 画像表示装置
JPH03192639A (ja) 1989-12-22 1991-08-22 Furukawa Electric Co Ltd:The 平面陰極線表示装置
JPH04249048A (ja) 1991-02-01 1992-09-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平面型表示装置
US5229691A (en) 1991-02-25 1993-07-20 Panocorp Display Systems Electronic fluorescent display
US5859508A (en) 1991-02-25 1999-01-12 Pixtech, Inc. Electronic fluorescent display system with simplified multiple electrode structure and its processing
US5278475A (en) 1992-06-01 1994-01-11 Motorola, Inc. Cathodoluminescent display apparatus and method for realization using diamond crystallites
US5504387A (en) 1992-12-26 1996-04-02 Sanyo Electric Co., Ltd. Flat display where a first film electrode, a dielectric film, and a second film electrode are successively formed on a base plate and electrons are directly emitted from the first film electrode
EP0614209A1 (en) 1993-03-01 1994-09-07 Hewlett-Packard Company A flat panel display
US5475192A (en) 1993-03-15 1995-12-12 Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd. Keytop sheet for push-button switches
GB2276270A (en) * 1993-03-18 1994-09-21 Ibm Spacers for flat panel displays
JPH06342635A (ja) 1993-06-01 1994-12-13 Canon Inc 画像表示装置
CA2172803A1 (en) 1993-11-04 1995-05-11 Nalin Kumar Methods for fabricating flat panel display systems and components
JPH07326206A (ja) 1994-06-01 1995-12-12 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気機器の斜め取付構造
JP3285703B2 (ja) * 1994-06-01 2002-05-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
US6377002B1 (en) 1994-09-15 2002-04-23 Pixtech, Inc. Cold cathode field emitter flat screen display
JPH08236044A (ja) 1995-02-24 1996-09-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 平面型表示装置とその製造方法並びに線光源
JP3083076B2 (ja) 1995-04-21 2000-09-04 キヤノン株式会社 画像形成装置
US5949395A (en) 1995-12-21 1999-09-07 Telegen Corporation Flat-panel matrix-type light emissive display
EP0896358B1 (en) 1997-08-01 2008-09-10 Canon Kabushiki Kaisha Electron beam apparatus, image forming apparatus using the same, components for electron beam apparatus, and methods of manufacturing these apparatuses and components

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006025454A1 (ja) * 2004-09-03 2006-03-09 Kabushiki Kaisha Toshiba 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0903768A2 (en) 1999-03-24
EP0903768A3 (en) 2001-04-04
EP1763059A3 (en) 2007-06-06
US6320310B1 (en) 2001-11-20
JPH1196942A (ja) 1999-04-09
EP1763059A2 (en) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5859508A (en) Electronic fluorescent display system with simplified multiple electrode structure and its processing
US7495377B2 (en) Field emission display (FED) and method of manufacture thereof
US7449825B2 (en) Double-faced field emission display device
US7319286B2 (en) Display device
US20090058258A1 (en) Light emission device and display device using the light emission device as its light source
JP3892769B2 (ja) 表示装置
JP3457162B2 (ja) 画像表示装置
US8441595B2 (en) Light emitting device and display device having the same
KR100479840B1 (ko) 표시장치
JP4494301B2 (ja) 画像表示装置
JP3761532B2 (ja) 画像表示装置
JP2003187723A (ja) 真空表示素子
JP2003242908A (ja) 画像表示装置
TWI289317B (en) Image display device
US7071607B2 (en) Display device having a large number of cathode lines
JP3976424B2 (ja) 画像表示装置
JP2752137B2 (ja) フラットディスプレイ
JPH02250247A (ja) 平板型画像表示装置
JP2008181863A (ja) 画像表示装置
WO2006006365A1 (ja) 表示装置
JPS6222362A (ja) 真空容器
US20060220522A1 (en) Image display device
JP2006031982A (ja) 電界放出型表示装置
JPH03266341A (ja) 画像形成装置
JP2003031165A (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080801

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090801

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100801

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees