JP3761532B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置に関し、詳しくは、映像機器等に用いられる薄型の画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラーテレビあるいはパソコン等のディスプレイ(画像表示装置)としては、陰極線管(Cathode Ray Tube)が主流であった。ところが近年は、画像表示装置に小型、軽量、薄型化が求められるようになり、それに応じて、様々な薄型の画像表示装置の開発、製品化が進められている。
【0003】
以上のような状況下において、最近は様々な薄型の画像表示装置の研究開発がなされており、その中でも液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイの開発が盛んである。液晶ディスプレイについては、携帯型パソコン、携帯型テレビ、ビデオカメラおよびカーナビゲーション等の様々な製品に応用されている。また、プラズマディスプレイについても、20インチあるいは40インチ級の大型ディスプレイ等の製品に応用されている。
【0004】
しかしながら、液晶ディスプレイは視野角が狭く、応答性能が遅いという問題点を抱えており、プラズマディスプレイについても高輝度が得にくく、消費電力が大きい等の問題点を抱えている。そこで、これらの問題を解決する薄型の画像表示装置として、常温で真空中に電子が放出される電界放出(Field Emission)という現象を応用した画像表示装置(以下「電界放出型画像表示装置」、あるいは単に「画像表示装置」という)が注目されている。この電界放出型画像表示装置は、自発光タイプであるため、広い視野角および高輝度を得ることが可能であり、また、基本原理(電子ビームを用いて蛍光体を発光させること)は従来の陰極線管と同様であるため、自然で色再現性の高い画像を表示することができる。
【0005】
この種の電界放出型画像表示装置は、例えば特許文献1に開示されている。この電界放出型画像表示装置は、通常1×10-7〜1×10-8torrの真空状態で駆動させるため、その内部を真空封止して電界放出型画像表示装置を製作しなければならない。したがって、このような薄型の電界放出型画像表示装置を製作する場合には、大気圧に耐え得る構造とする必要がある。この大気圧に耐え得る構造とするために、特許文献1には、電界放出型画像表示装置を構成する際に、その内部に支持部材を設ける技術が開示されている。
【0006】
図12は、従来技術に係る電界放出型画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。この図12に示された電界放出型画像表示装置は、絶縁性基板101a上に複数の電子源101bを有する電子放出源101と、この電子放出源101と対向するように、画像表示装置のパネル内面に形成された蛍光体層102と、電子放出源101と蛍光体層102との間に設けられた支持部材103とから構成されている。支持部材103は、電子放出源101と蛍光体層102との間でパネルにかかる外気圧による破損を防止するために、電子放出源101上に均等に設けられている。
【0007】
図13は、従来技術に係る他の電界放出型画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。この図13に示された電界放出型画像表示装置も図12に示された電界放出型画像表示装置と同様に、絶縁性基板201a上に複数の電子源201bを有する電子放出源201と、蛍光体層202と、電子放出源201と蛍光体層202との間に設けられた支持部材203とから構成されており、支持部材203は、電子放出源201と蛍光体層202との間でパネルにかかる外気圧による破損を防止するために、電子放出源201上に均等に設けられている。唯一異なる点は、図12の電界放出型画像表示装置を構成している支持部材103が正電位に帯電しているのに対して、図13の電界放出型画像表示装置を構成している支持部材203が負電位に帯電している点である。
【0008】
図12および図13に示された電界放出型画像表示装置によれば、それぞれ、電子放出源101,201と蛍光体層102,202との間に支持部材103,203を有しているので、大気圧に耐え得る構造の電界放出型画像表示装置とすることができる。そして、絶縁性基板101a,201a上に均一な間隔で設けられた電子源101b,201bから電子ビーム104,204が放出され、この電子ビーム104,204が蛍光体層102,202の所定の位置にランディングすることにより、電界放出型画像表示装置に様々な画像が表示される。なお、電界放出型画像表示装置を構成する際には、上記構成部材の他に種々の部材が必要であるが、図12および図13においては省略している。
【0009】
【特許文献1】
特開平3−149728号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図12に示された従来技術に係る電界放出型画像表示装置においては、支持部材103が正電位に帯電しているので、均一な間隔で放出された電子ビーム104が支持部材103側に近づくように曲がってしまい、最終的な電子ビーム104のランディング位置が蛍光体層102上で等ピッチとならない。また、図13に示された電界放出型画像表示装置においても、支持部材203が負電位に帯電しているので、均一な間隔で放出された電子ビーム204が支持部材203から離れるように曲がってしまい、最終的な電子ビーム204のランディング位置が蛍光体層202上で等ピッチとならない。したがって、電子ビーム104,204と蛍光体層102,202のランディング位置とがずれてしまい、良好な画像を得ることが困難となる。
【0011】
また、それぞれの電界放出型画像表示装置を構成する支持部材103,203は、蛍光体層102,202と接する部分に一定の厚みを有している。この厚みが所定以上であると、表示画像を見る者に横線として認識されてしまい、表示画像の品位を大幅に低下させてしまう。
【0012】
さらに、従来技術においては、電子放出源101,201と蛍光体層102,202との間に複数の支持部材103,203を設けているので、支持部材103,203の長さにバラツキがあると、支持部材が長い場合、蛍光体層102,202と接しているもののみに外気圧が加わり、画像表示装置の破損が発生するおそれがある。
【0013】
そこで、本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、画像表示装置の内部に、画像に悪影響を与えることのない支持部材を設けることによって、大気圧に耐え得る構造を有し、良好な画像を得ることが可能である画像表示装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る画像表示装置は、真空に保持された真空容器の内表面に形成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と前記電子放出源とを保持する支持部材とを備える画像表示装置において、前記支持部材が、前記電子放出源側に接している絶縁体からなる第一の部材と、前記蛍光体層側に接している導電体からなる第二の部材と、画像表示面に対して垂直方向に前記第一の部材と前記第二の部材との間に設けられ、所定の電圧が印加される電極部とから構成されていることを特徴とする。
【0015】
この画像表示装置によれば、蛍光体層側に接している支持部材は導電部であり帯電しないため、電子ビームは蛍光体層近傍では電界の影響を受けないこととなる。また、電極部が電子ビームの発散レンズを構成しているので、支持部材から十分に離れた位置から放出される電子ビームを偏向させることができる。したがって、電子ビームは、蛍光体層近傍では電界の影響を受けず、電子放出源近傍では支持部材から十分に離れた位置に電子源を設けることにより電界の影響を最小限に止め、さらに電極部で構成される発散レンズによって偏向させられるので、電子源の位置と、電極部を設ける位置等とを適宜調整することにより、電子ビームを蛍光体層上において等ピッチにランディングさせることが可能となり、良好な画像を得ることができる。
【0016】
本発明の他の構成に係る画像表示装置は、真空に保持された真空容器の内表面に形成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と前記電子放出源とを保持する複数の支持部材とを備える画像表示装置において、前記複数の支持部材のそれぞれが、前記電子放出源側に接している絶縁体からなる第一の部材と、前記蛍光体層側に接している導電体からなる第二の部材と、前記第一の部材と前記第二の部材との間に設けられ、所定の電圧が印加される電極部とを用いて構成され、画像表示面と平行な方向において隣り合う前記電極部の間隔が、画像表示面と平行な方向において隣り合う前記第一の部材または前記第二の部材の間隔よりも小さいことを特徴とする。
【0017】
上記構成の画像表示装置においては、前記電極部の幅が前記第一の部材の幅よりも大きく形成されていることが好ましい。それにより、蛍光体層近傍の空間は、電子放出源近傍に存在している電界の影響をさらに受けにくくなり、蛍光体層近傍の無電界領域をさらに確実に形成することができる。また、電極部によって形成される発散レンズの作用をさらに強めることができる。したがって、比較的容易に、電子ビームを蛍光体層上において等ピッチにランディングさせることが可能となり、良好な画像を得ることができる。
【0018】
また、上記構成の画像表示装置においては、前記第一の部材の前記電子放出源側に、前記第一の部材の幅よりも大きな幅を有する第二の電極部を設けた構成であることが好ましい。それにより、電子ビーム加速電界を前記絶縁部から離れた所で一定とすることができる。また、電子ビームを、支持部材から十分に離すことが可能となるので、電子ビームによる支持部材(前記絶縁部)の帯電を最小限に止めることができる。
上記構成の画像表示装置において、前記第二の部材がテーパ形状を有し、前記第二の部材の前記蛍光体側部分が前記電極部側部分よりも細く形成されていることが好ましい。
また、前記電極部が弾力性を有していることが好ましい。
また、前記第一の部材または前記第二の部材が弾力性を有していることが好ましい。
また、前記支持部材が、画像表示装置の画面中央ほど高い密度で配置されていることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る画像表示装置の分解斜視図を示したものである。図2は、図1に示された画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。本実施形態に係る画像表示装置は、図1および図2に示すように、絶縁性基板1a上に複数の電子源1bをマトリクス状に配置して形成されている電子放出源1と、電子源1bから放出される電子ビーム4によって励起されて画像を表示するパネル5の内表面に形成された蛍光体層2と、電子放出源1と蛍光体層2との間に形成された支持部材3とから構成されており、絶縁性基板1aとパネル5とで画像表示装置の真空容器を形成し、画像表示装置内は10-6〜10-8torr程度の真空度に保持されている。ここで本実施形態においては、図1に示すように、板状のパネルの画像表示面(パネル面部材5a)を周辺の壁部分(パネル枠部材5b)と切り離して、このパネル面部材5aの内面(真空側)に蛍光体層2を形成している。そして、後にこれら板状の画像表示面部(パネル面部材5a)、周辺の壁部分(パネル枠部材5b)および絶縁性基板1aとを同時に張り合わせることにより、画像表示装置の真空容器を形成している。
【0021】
電子放出源1としては、電子ビーム4をマトリクス状に放出できるものであれば、どのような形態のものでも使用可能であり、例えば、SnO2(Sb)薄膜またはAu薄膜等で形成された冷陰極線素子を用いて構成されるものがあげられる。ここで、電子源1bは、各電子源1bから発せられるそれぞれの電子ビーム4が蛍光体層2上において等ピッチにランディングするように、絶縁性基板1a上に所定の間隔で配置されている。ただし、支持部材3を設けるスペースを確保する必要があるため、支持部材3を挟む位置にあるそれぞれの電子源1bの間隔を他の電子源1bの間隔よりも大きくしている。
【0022】
蛍光体層2は、電子放出源1から放出された電子ビームの照射によって発光する蛍光体材料を、パネル内表面に塗布等して形成されている。パネル内表面に蛍光体材料を塗布等する場合には、カラー表示が可能な蛍光体層2とするために、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の順番で、多数の蛍光体のストライプがパネル内表面上に形成されるように塗布等を行う。このような蛍光体ストライプは、通常の陰極線管の蛍光面を形成する場合の工程と同じくフォトリソグラフ法の他に、スクリーン印刷法等によって形成できる。
【0023】
また、図3に示すように、ガラスパネル5の構成としては、板状のパネルの画像表示面と周辺の壁部分とを切り離さない構成(箱型形状)である場合も考えられる。但し、このようなガラスパネル5に蛍光面(蛍光体層2)を形成する場合は、パネルの周辺部の壁部が印刷工程上の障害となるため、一旦樹脂シート上に蛍光面を形成しておき、加熱又は加圧により蛍光体層を転写する転写方法を採用したり、比較的薄いガラス板上に蛍光体層を形成しておき、このガラス板をパネル内面に張り付けるなどの方法を用いる。
【0024】
支持部材3は、導電部3a、電極部3bおよび絶縁部3cを用いて構成されている。この支持部材3は、電極部3bを介して導電部3aと絶縁部3cとを接続して構成されており、導電部3aが蛍光体層2側に接するように、そして絶縁部3cが電子放出源1側に接するように、電子放出源1と蛍光体層2との間に設けられている。
【0025】
ガラスパネル5は、例えば、ガラス等の透明な材料を用いて形成されている。画像表示装置として機能させるためには、前述したように、ガラスパネル5の外部から、蛍光体層2から発せられる光が観察され得る必要があるからである。ただし、ガラスパネル5の全体が透明である必要はなく、ガラスパネル5における蛍光体層2と接する部分(図1においてはパネル面部材5a部分、図3においては最も面積の広い上面部分)が透明であればよい。以上の構成とすることによって、本実施形態に係る画像表示装置は、ガラスパネルの板厚をさほど厚くしなくても、十分外気圧に耐えることができる。したがって、フラットな構造でありながら、比較的軽量な画像表示装置とすることができる。
【0026】
図2は、上述したように、図1に示された画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。この図2に示すように、電子放出源1を構成している各電子源1bからは、適宜電子ビーム4が放出される。そして、各電子ビーム4は、蛍光体層2の所定の位置にランディングして、画像表示装置には様々な画像が表示される。以下、図2を用いて本実施形態に係る画像表示装置の動作および効果等を説明する。
【0027】
本実施形態に係る画像表示装置を構成する支持部材3は、導電部3aが蛍光体層2側に接するように、そして絶縁部3cが電子放出源1側に接するように、電子放出源1と蛍光体層2との間に挟持して設けられている。このように、支持部材3の蛍光体層2側は、導電部3aを用いて構成されているので、蛍光体層2と導電部3aと電極部3bとは同電位となり、蛍光体層2の近傍においては支持部材3(導電部3a)は帯電しない。したがって、電子ビーム4は蛍光体層2の近傍においては電界の影響を受けないこととなる。また、本実施形態においては、電子ビーム4が、帯電している絶縁部3cの影響をできるだけ受けないように、支持部材3を挟む各電子源1bを、可能な限り支持部材3から離れた位置に配置している。さらに、本実施形態においては、支持部材3を構成している電極部3bが、電子ビーム4に対して発散レンズとして作用するので、帯電している絶縁部3cから離れた位置から放出される電子ビームを支持部材側に偏向させることができる。
【0028】
したがって、本実施形態に係る画像表示装置は、絶縁性基板1a上に配置される電子源1bの位置と、支持部材3を構成する電極部3bの位置を適宜調整することによって、画像表示面においては、支持部材3の影響をなくした連続した画像を表示することができる。
【0029】
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2に係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施の形態1に係る画像表示装置と同様の構成を有しているが、支持部材の構造と、電子源の配置とが異なっている。
【0030】
本実施形態に係る画像表示装置を構成している支持部材13は、導電部13a、電極部13bおよび絶縁部13cを用いて構成されている。この支持部材13は、電極部13bを介して導電部13aと絶縁部13cとを接続して構成されており導電部13aが蛍光体層12側に接するように、そして絶縁部13cが電子放出源11側に接するように、電子放出源11と蛍光体層12との間に挟持されている。本実施形態における電極部13bは、実施の形態1における電極部と異なり、画像表示面と平行な方向に張り出した形に形成されている。このように形成された電極部13bは、上方からはリボン状に見える。また、本実施形態においては、電極部13bの幅を大きくしたことにより、電子ビーム14の通る部分たる開口部(隣り合う各電極部13bの間隔)が小さくなるので、それに合わせて絶縁性基板11a上に配置される電子源11bの間隔も調整している。具体的には、支持部材13をはさむ各電子源11bを、実施の形態1の場合よりもさらに支持部材13から離れた位置に配置している。
【0031】
本実施形態によれば、以上のような電子放出源11および支持部材13を用いて画像表示装置を構成しているので、蛍光体層12近傍の空間は、電子放出源11近傍に存在している電界の影響を受けにくくなり、蛍光体層12近傍の無電界領域をさらに確実に形成することができる。また、電極部13bによって形成される発散レンズの作用をさらに強めることができるとともに、電子ビーム14に対する(帯電している)絶縁部13cの影響を、実施の形態1の場合よりもさらに小さくすることができる。したがって、絶縁性基板11a上に配置される電子源11bの位置と、支持部材13を構成する電極部13bを設ける位置および大きさ等とを適当に調整することにより、比較的容易に、電子ビーム14を蛍光体層12上において等ピッチにランディングさせることが可能となるので、本実施形態に係る画像表示装置によれば良好な画像を得ることができる。
【0032】
(実施の形態3)
図5は、実施の形態3に係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施の形態2に係る画像表示装置と同様の構成を有しているが、支持部材の構造が異なる。
【0033】
本実施形態に係る画像表示装置を構成している支持部材23は、導電部23a、第一の電極部23b、絶縁部23cおよび第二の電極部23dを用いて構成されている。すなわち、本実施形態においては、導電部23aと絶縁部23cとの間に第一の電極部23bを設け、絶縁部23cの電子放出源21側に第二の電極部23dを設けている。この第一の電極部23bおよび第二の電極部23dは、絶縁部23cよりも、その幅が大きく形成されている。この第二の電極部には、基本的には蛍光体層に印加されているアノード電圧と、電子放出源11の電圧(通常は、0V)との間の所定の電圧を印加するのであるが、それぞれの支持部材23に形成された各々の第二の電極部23dに、それぞれ独立した電圧を印加することができるように構成されている。
【0034】
本実施形態によれば、以上のような第二の電極部23dを有する支持部材23を用いて画像表示装置を構成しているので、電子ビーム加速電界を絶縁部23cから離れた所で一定とすることができる。また、電子ビーム24は、支持部材23から十分に離れているので、電子ビーム24による支持部材23(絶縁部23c)の帯電を最小限に止めることができる。さらに、各第二の電極部23dへの印加電圧をそれぞれ独立して調整することにより、電子ビーム24の初速の広がり方および電子ビーム24の初速のベクトル等を制御することが可能となるので、画像を見ながらラスターピッチの調整を行うことができる。つまり、電子源1bのずれ(製造誤差等のずれ)によるビームランディングのずれを容易に補正することができる。したがって、絶縁性基板21a上に配置される電子源21bの位置と、支持部材23を構成する各電極部23b,23dを設ける位置および大きさと、各第二の電極部23dに印加する電圧等とを適当に調整することにより、比較的容易に、電子ビーム24を蛍光体層22上において等ピッチにランディングさせることが可能となるので、本実施形態に係る画像表示装置によれば良好な画像を得ることができる。
【0035】
(実施の形態4)
図6は、実施の形態4に係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施の形態1に係る画像表示装置と同様の構成を有しているが、支持部材の構造が異なっている。
【0036】
本実施形態に係る画像表示装置を構成している支持部材33は、導電部33a、電極部33bおよび絶縁部33cを用いて構成されている。この支持部材33は、電極部33bを介して導電部33aと絶縁部33cとを接続して構成されており導電部33aが蛍光体層32側に接するように、そして絶縁部33cが電子放出源31側に接するように、電子放出源31と蛍光体層32との間に挟持されている。本実施形態における導電部33aはテーパ形状を有しており、この導電部33aの蛍光体層32側に接している部分の方が、電極部33bと接している部分よりも細く形成されている。
【0037】
本発明のように、画像表示装置を支持部材で支えることにより、外気圧によるパネルの破損を防止する技術においては、支持部材の蛍光体層に接している部分が非常に小さく、画像表示上の妨げにならない場合には何ら問題はないが、画像表示装置を大型化するにつれてパネル中央への外気圧による応力が大きくなると、支持部材としてこの外気圧に耐え得る強度が必要となる。このとき、電子放出源側の支持部材はある程度の断面積を持たせることができるのであるが、蛍光体層側では表示画像に与える影響から、支持部材の断面積を大きくすることができない。本実施形態に係る画像表示装置は、このような問題を解決するためのものである。
【0038】
すなわち、本実施形態に係る画像表示装置によれば、支持部材33を構成する導電部33aが以上のように(テーパ形状に)形成されているので、導電部33aが蛍光体層32と接する部分に生じる画像非表示部を、最小限に止めることができる。したがって、本実施形態に係る画像表示装置によれば良好な画像を得ることができる。
【0039】
(実施の形態5)
本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施の形態4に係る画像表示装置と同様の構成を有しているが、支持部材の構造が異なっている。具体的には、電極部の構成のみが実施の形態4とは異なっている。本実施形態に係る電極部は、図4を用いて説明した実施の形態2に係る支持部材13を構成している電極部13bと同様の構成を有している。
【0040】
すなわち、本実施形態に係る支持部材は、実施の形態2における電極部13bと同様の構造を有する電極部と、実施の形態4における導電部33aと同様の構造を有する導電部とを用いて構成されている。したがって、本実施形態によれば、実施の形態2および実施の形態4のそれぞれの効果を併せ持った画像表示装置とすることができる。
【0041】
(実施の形態6)
図7は、実施の形態6に係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施の形態5に係る画像表示装置と同様の構成を有しているが、支持部材の構造が若干異なっており、弾力性を有する支持部材53を用いて画像表示装置が構成されている。具体的には、支持部材53を構成している電極部53bの構造のみが実施の形態5と異なっている。
【0042】
本実施形態に係る支持部材53を構成している電極部53bは、テーパ状に形成された導電部53aと接する電極第一構成部53b1と、絶縁部53cと接する電極第二構成部53b2とを用いて構成されている。この電極部53bは、電極第一構成部53b1と電極第二構成部53b2との間に所定の空間を形成するように、少なくとも一方の電極構成部に所定の変形を与えた後に、電極第一構成部53b1と電極第二構成部53b2とを張り合わせて、その断面を、左右の斜辺の等しい台形状に構成されている。本実施形態においては、電極第一構成部53b1に所定の変形を与えた後に、平板状の電極第二構成部53b2とこの電極第一構成部53b1とを張り合わせて、電極第一構成部53b1と電極第二構成部53b2との間に所定の空間を有する電極部53bを形成している。この電極部53bは、以上のような所定の空間を有しているので、この空間の分だけ電極第一構成部53b1が遊動可能である。したがって、このような電極部53bを用いて構成される支持部材53は、所定の弾力性を有することとなる。
【0043】
本実施形態によれば、以上のような支持部材53を用いて画像表示装置が構成されているので、支持部材53を構成している導電部53aあるいは絶縁部53cの長さにバラツキがあっても、所定の弾力性を有する電極部53bが緩衝材として機能することにより、各部材の長さのバラツキを吸収して、画像表示装置の平面度を維持することができる。したがって、応力が一点に集中することを防止し、画像表示装置に発生する変形や割れ等を防ぐことが可能となる。
【0044】
図8は、支持部材を構成している導電部に長さのバラツキが生じた場合の、本実施形態に係る支持部材(電極部)の変化を示したものである。この図8においては、左側の導電部(以下「左側導電部」という)63a1が最も長く形成されている。それに次いで中央の導電部(以下「中央導電部」という)63a2が長く形成されており、右側の導電部(以下「右側導電部」という)63a3が最も短く形成されている。これは、中央導電部63a2の長さを設計値とした場合において、左側導電部63a1が設計値よりも大きく、右側導電部63a3が小さくなった場合を示している。
【0045】
図8から明らかなように、各導電部63a1,63a2,63a3の長さにバラツキが生じても、あらかじめ電極部に所定の空間を持たせておくことによって(この場合は、設計値の導電部を用いて画像表示装置を構成したときに電極第一構成部が若干変形する程度に所定の空間を設けて)、電極部が各導電部63a1,63a2,63a3の長さのバラツキを吸収して、画像表示装置の強度を向上することができる。
【0046】
なお、以上の実施の形態4以降については、導電部がテーパ状の支持部材で、かつ、この導電部が横方向に延在させた面状であるものを用いて説明してきたが、本発明の支持部材は、これに限られるものではなく、柱状の支持部材をそれぞれ離間させて形成してもよい。また、多数の支持部材をそれぞれ別々に形成することは、画像表示パネルの生産を考えた上では非常に困難が伴う。したがって、図9に示すように、導電部43aのみを針状に形成してもよい。
【0047】
このようにすることで、画像表示面上で支持部材によって画像が遮られることを防ぐことができると共に、特に、支持部材の絶縁部に弾性を持たせた構成と組み合わせると、画面全体で外気圧を均等に受けることができるので、画像表示装置の強度を向上させることができる。
【0048】
(実施の形態7)
図10は、実施の形態7に係る画像表示装置の概略構成の断面図を示したものである。本実施形態に係る画像表示装置は、基本的には実施の形態5に係る画像表示装置を同様の構成を有しているが、支持部材の構造が若干異なっており、弾力性を有する支持部材73を用いて画像表示装置が構成されている。具体的には、支持部材73を構成している導電部73aの構造のみが実施の形態5と異なっている。
【0049】
本実施形態に係る支持部材73を構成している導電部73aは、図10に示すように所定形状(湾曲状)に形成されている。導電部73aは、このような湾曲形状を有しているので、ある程度の遊動が可能である。したがって、このような導電部73aを用いて構成される支持部材73は、所定の弾力性を有することとなる。
【0050】
本実施形態によれば、以上のような支持部材73を用いて画像表示装置が構成されているので、支持部材73を構成している電極部73bあるいは絶縁部73cの長さ(厚さ)にバラツキがあっても、所定の弾力性を有する導電部73aが緩衝材として機能することにより、各部材の長さのバラツキを吸収して、応力が一点に集中することを防止することができる。
【0051】
なお、実施の形態6においては所定の遊動性を有する電極部を用いて弾力性のある支持部材を構成する場合について、実施の形態7においては所定の遊動性を有する導電部を用いて弾力性のある支持部材を構成する場合について説明したが、本発明はこれらの構成に限定されるものではなく、例えば、所定の遊動性を有する絶縁部を用いて弾力性のある支持部材を構成したり、遊動性を有する電極部および導電部を用いて弾力性のある支持部材を構成してもよい。
【0052】
また、本発明においては、以上に説明した各実施形態をそれぞれ組み合わせることも可能である。したがって、各実施形態を組み合わせた画像表示装置を構成すれば、それぞれの実施形態の効果を併せ持った画像表示装置を得ることができる。
【0053】
また、以上の各実施形態においては、支持部材を画像表示装置の内部に均一に配置する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、例えば、図11に示すように、各実施形態に係る支持部材83を、画像表示装置の画面中央ほど高い密度で配置してもよい。このような構成の画像表示装置とすれば、高い応力が加わると予想される画面中央ほど支持部材83のトータルの反力を大きくすることが可能となるので、大気圧と応力とをバランスさせることができる。
【0054】
さらに、以上の各実施形態においては、真空容器中に電子放出源と蛍光体層と支持部材とを収容して構成する画像表示装置について説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。したがって、例えば、電子放出源と蛍光体層との間に、電子放出源から放出された電子ビームを偏向させる機能を有する電極、または電子ビームを集束させる機能を有する電極、さらには電子ビームを集束し偏向させる機能を有する電極等を設けるような構成としてもよい。このような構成とすれば、大気圧に耐え得るとともに、さらに画像の良好な高解像度を有する画像表示装置を提供することができる。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像表示装置の内部に、画像に悪影響を与えることのない支持部材を設けることによって、大気圧に耐え得る構造を有し、良好な画像を得ることが可能である画像表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る画像表示装置の分解斜視図
【図2】図1に示された画像表示装置の概略構成の断面図
【図3】図1と異なるガラスパネルを用いて構成された画像表示装置の分解斜視図
【図4】実施の形態2に係る画像表示装置の概略構成の断面図
【図5】実施の形態3に係る画像表示装置の概略構成の断面図
【図6】実施の形態4に係る画像表示装置の概略構成の断面図
【図7】実施の形態6に係る画像表示装置の概略構成の断面図
【図8】図7に示された画像表示装置を構成している電極部の変形状態を示す断面図
【図9】実施の形態4以降に用いられる支持部材の他の構成を示した斜視図
【図10】実施の形態7に係る画像表示装置の概略構成の断面図
【図11】各実施形態に係る支持部材を画像表示装置の画面中央ほど濃い密度で配置した状態を示す図
【図12】従来技術に係る電界放出型画像表示装置の概略構成の断面図
【図13】従来技術に係る他の電界放出型画像表示装置の概略構成の断面図
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,71 電子放出源
1a,11a,21a,31a,41a,51a,71a 絶縁性基板
1b,11b,21b,31b,41b,51b,71b 電子源
2,12,22,32,52,72 蛍光体層
3,13,23,33,43,53,73,83 支持部材
3a,13a,23a,33a,43a,53a,73a 導電部
3b,13b,33b,43b,53b,73b 電極部
3c,13c,23c,33c,43c,53c,73c 絶縁部
4,14,24,34,54,74 電子ビーム
5 ガラスパネル
5a パネル面部材
5b パネル枠部材
23b 第一の電極部
23d 第二の電極部
53b1 電極第一構成部
53b2 電極第二構成部
63a1 左側導電部
63a2 中央導電部
63a3 右側導電部

Claims (8)

  1. 真空に保持された真空容器の内表面に形成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と前記電子放出源とを保持する支持部材とを備える画像表示装置において、
    前記支持部材が、前記電子放出源側に接している絶縁体からなる第一の部材と、前記蛍光体層側に接している導電体からなる第二の部材と、画像表示面に対して垂直方向に前記第一の部材と前記第二の部材との間に設けられ、所定の電圧が印加される電極部とから構成されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 真空に保持された真空容器の内表面に形成された蛍光体層と、絶縁性基板上にマトリクス状に配置された電子源を有する電子放出源と、前記蛍光体層と前記電子放出源とを保持する複数の支持部材とを備える画像表示装置において、
    前記複数の支持部材のそれぞれが、前記電子放出源側に接している絶縁体からなる第一の部材と、前記蛍光体層側に接している導電体からなる第二の部材と、前記第一の部材と前記第二の部材との間に設けられ、所定の電圧が印加される電極部とを用いて構成され、画像表示面と平行な方向において隣り合う前記電極部の間隔が、画像表示面と平行な方向において隣り合う前記第一の部材または前記第二の部材の間隔よりも小さいことを特徴とする画像表示装置。
  3. 前記電極部の幅が前記第一の部材の幅よりも大きく形成されている請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第一の部材の前記電子放出源側に、前記第一の部材の幅よりも大きな幅を有する第二の電極部を設けた請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記第二の部材がテーパ形状を有し、前記第二の部材の前記蛍光体側部分が前記電極部側部分よりも細く形成されている請求項1または2に記載の画像表示装置。
  6. 前記電極部が弾力性を有している請求項1または2に記載の画像表示装置。
  7. 前記第一の部材または前記第二の部材が弾力性を有している請求項1または2に記載の画像表示装置。
  8. 前記支持部材が、画像表示装置の画面中央ほど高い密度で配置されている請求項1または2に記載の画像表示装置。
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