JPH07326206A - 電気機器の斜め取付構造 - Google Patents
電気機器の斜め取付構造Info
- Publication number
- JPH07326206A JPH07326206A JP14396294A JP14396294A JPH07326206A JP H07326206 A JPH07326206 A JP H07326206A JP 14396294 A JP14396294 A JP 14396294A JP 14396294 A JP14396294 A JP 14396294A JP H07326206 A JPH07326206 A JP H07326206A
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- JP
- Japan
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- mounting
- electric device
- mounting structure
- substrate
- mounting portion
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気部品を斜めに取り付ける必要がある場合
に、できるかぎり部品の共用化を可能とさせる。 【構成】 バックカバー10の一部の取付部11はヒン
ジ部12を介して当該バックカバー10と接続している
ため、バルブソケットなどを取付部11に取り付けてか
らヒンジ部12を屈曲させて取付部11を斜めにするこ
とができる。このため、取り付ける部材の側に斜めにす
る構造を設けなくても、自由な角度にすることができ
る。従って、平坦に取り付ける部材も斜めに取り付ける
部材も共用化でき、それぞれ取り付けてからヒンジ部1
2で屈曲して斜めにすればよい。
に、できるかぎり部品の共用化を可能とさせる。 【構成】 バックカバー10の一部の取付部11はヒン
ジ部12を介して当該バックカバー10と接続している
ため、バルブソケットなどを取付部11に取り付けてか
らヒンジ部12を屈曲させて取付部11を斜めにするこ
とができる。このため、取り付ける部材の側に斜めにす
る構造を設けなくても、自由な角度にすることができ
る。従って、平坦に取り付ける部材も斜めに取り付ける
部材も共用化でき、それぞれ取り付けてからヒンジ部1
2で屈曲して斜めにすればよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器などを基板上
に対して斜めに取り付ける取付構造に関する。
に対して斜めに取り付ける取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気機器などを基板上に対して斜めに取
り付けるものとして、図8および図9に示す車両用リア
コンビネーションランプが知られている。車両用リアコ
ンビネーションランプでは、車体外面に露出するレンズ
部の裏面にバルブ1を保持するバックカバー2が備えら
れており、バックカバー2上ではバルブソケット3に固
定された金具4を当該バックカバー2に形成されたねじ
止めボス5にねじ止めして固定されている。個々のバル
ブ1を様々な角度で斜めに保持する必要があることか
ら、それぞれのバルブソケット3や金具4を対応する角
度に応じて形成している。
り付けるものとして、図8および図9に示す車両用リア
コンビネーションランプが知られている。車両用リアコ
ンビネーションランプでは、車体外面に露出するレンズ
部の裏面にバルブ1を保持するバックカバー2が備えら
れており、バックカバー2上ではバルブソケット3に固
定された金具4を当該バックカバー2に形成されたねじ
止めボス5にねじ止めして固定されている。個々のバル
ブ1を様々な角度で斜めに保持する必要があることか
ら、それぞれのバルブソケット3や金具4を対応する角
度に応じて形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の車両用
リアコンビネーションランプにおいては、個々のバルブ
を所定の角度にするために、バルブソケット3や金具4
を個別に形成しているため、部品の共用化が難しいとい
う課題があった。本発明は、上記課題にかんがみてなさ
れたもので、電気部品を斜めに取り付ける必要がある場
合に、できるかぎり部品の共用化を可能とさせることを
目的とする。
リアコンビネーションランプにおいては、個々のバルブ
を所定の角度にするために、バルブソケット3や金具4
を個別に形成しているため、部品の共用化が難しいとい
う課題があった。本発明は、上記課題にかんがみてなさ
れたもので、電気部品を斜めに取り付ける必要がある場
合に、できるかぎり部品の共用化を可能とさせることを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、基板上に電気機器を斜め
に取り付ける電気機器の斜め取付構造であって、上記基
板の一部であって上記電気機器を取り付ける部位の取付
部が、当該基板に対して傾動可能に接続された構成とし
てある。
め、請求項1にかかる発明は、基板上に電気機器を斜め
に取り付ける電気機器の斜め取付構造であって、上記基
板の一部であって上記電気機器を取り付ける部位の取付
部が、当該基板に対して傾動可能に接続された構成とし
てある。
【0005】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載の電気機器の斜め取付構造において、上記取付部
は上記基板に対してヒンジ部で接続されており、当該取
付部と基板とヒンジ部とは屈曲可能な素材にて一体的に
形成した構成としてある。さらに、請求項3にかかる発
明は、請求項2に記載の電気機器の斜め取付構造におい
て、上記取付部は多角形に形成され、上記ヒンジ部はこ
の多角形における複数の周辺に形成されており、斜めに
取り付ける方向に応じて一辺のヒンジ部だけを残して他
を切断して使用するように構成してある。さらに、請求
項4にかかる発明は、請求項2または請求項3に記載の
電気機器の斜め取付構造において、上記基板の裏面から
上記取付部に当接する凸部を形成されて当該取付部が所
定の角度となるよう押し出す角度調整部材を備えて構成
してある。
に記載の電気機器の斜め取付構造において、上記取付部
は上記基板に対してヒンジ部で接続されており、当該取
付部と基板とヒンジ部とは屈曲可能な素材にて一体的に
形成した構成としてある。さらに、請求項3にかかる発
明は、請求項2に記載の電気機器の斜め取付構造におい
て、上記取付部は多角形に形成され、上記ヒンジ部はこ
の多角形における複数の周辺に形成されており、斜めに
取り付ける方向に応じて一辺のヒンジ部だけを残して他
を切断して使用するように構成してある。さらに、請求
項4にかかる発明は、請求項2または請求項3に記載の
電気機器の斜め取付構造において、上記基板の裏面から
上記取付部に当接する凸部を形成されて当該取付部が所
定の角度となるよう押し出す角度調整部材を備えて構成
してある。
【0006】さらに、請求項5にかかる発明は、請求項
4に記載の電気機器の斜め取付構造において、上記角度
調整部材は、上記基板に対して裏面側に折り返し可能に
一体的に形成され、折り返したときに上記凸部が上記取
付部の裏面に当接するように構成してある。さらに、請
求項6にかかる発明は、請求項4または請求項5に記載
の電気機器の斜め取付構造において、上記取付部は上記
基板に対して一辺にて屈曲可能なヒンジ部で接続される
ととも他辺にて容易に切断可能なつなぎ部にて連続して
おり、上記角度調整部材の凸部が上記基板の裏面から当
該取付部を押し出すときに上記つなぎ部を切断させるよ
うに構成してある。
4に記載の電気機器の斜め取付構造において、上記角度
調整部材は、上記基板に対して裏面側に折り返し可能に
一体的に形成され、折り返したときに上記凸部が上記取
付部の裏面に当接するように構成してある。さらに、請
求項6にかかる発明は、請求項4または請求項5に記載
の電気機器の斜め取付構造において、上記取付部は上記
基板に対して一辺にて屈曲可能なヒンジ部で接続される
ととも他辺にて容易に切断可能なつなぎ部にて連続して
おり、上記角度調整部材の凸部が上記基板の裏面から当
該取付部を押し出すときに上記つなぎ部を切断させるよ
うに構成してある。
【0007】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、電気機器を取り付ける部位の取付部が基板に
対して傾動可能となっているので、最終的に斜めになる
にしても取り付け時には斜めを意識せずに取付部に取り
付け、電気機器を取り付けてから取付部を傾動させるこ
とによって斜めとすることができる。また、上記のよう
に構成した請求項2にかかる発明においては、請求項1
に記載の電気機器の斜め取付構造において、取付部と基
板とヒンジ部とが屈曲可能な素材にて一体的に形成して
あるので、傾動させたいときに同ヒンジ部で屈曲させる
だけでよい。
おいては、電気機器を取り付ける部位の取付部が基板に
対して傾動可能となっているので、最終的に斜めになる
にしても取り付け時には斜めを意識せずに取付部に取り
付け、電気機器を取り付けてから取付部を傾動させるこ
とによって斜めとすることができる。また、上記のよう
に構成した請求項2にかかる発明においては、請求項1
に記載の電気機器の斜め取付構造において、取付部と基
板とヒンジ部とが屈曲可能な素材にて一体的に形成して
あるので、傾動させたいときに同ヒンジ部で屈曲させる
だけでよい。
【0008】さらに、上記のように構成した請求項3に
かかる発明においては、当初、多角形の取付部は複数の
周辺に形成されたヒンジ部で基板と接続されているの
で、この時点では取付部は傾動不可能となっている。し
かし、一辺のヒンジ部だけを残して他を切断することに
より、残ったヒンジ部を湾曲させて傾動させることがで
きる。従って、斜めに取り付ける方向に応じていずれか
のヒンジ部を切断すればよい。さらに、上記のように構
成した請求項4にかかる発明においては、角度調整部材
を取り付けると、その凸部が基板の裏面から取付部に当
接して押し出し、当該取付部を所定の角度とする。ここ
において、その凸部の長さによって押し出される量が変
わり、角度を調整することになる。
かかる発明においては、当初、多角形の取付部は複数の
周辺に形成されたヒンジ部で基板と接続されているの
で、この時点では取付部は傾動不可能となっている。し
かし、一辺のヒンジ部だけを残して他を切断することに
より、残ったヒンジ部を湾曲させて傾動させることがで
きる。従って、斜めに取り付ける方向に応じていずれか
のヒンジ部を切断すればよい。さらに、上記のように構
成した請求項4にかかる発明においては、角度調整部材
を取り付けると、その凸部が基板の裏面から取付部に当
接して押し出し、当該取付部を所定の角度とする。ここ
において、その凸部の長さによって押し出される量が変
わり、角度を調整することになる。
【0009】さらに、上記のように構成した請求項5に
かかる発明においては、角度調整部材は基板に対して裏
面側に折り返し可能に一体的に形成されているので、電
気機器を取付部に取り付けてから折り返すことにより、
凸部が取付部の裏面に当接する。さらに、上記のように
構成した請求項6にかかる発明においては、取付部がヒ
ンジ部とともにつなぎ部で基板に接続されており、角度
調整部材を装着すると、その凸部が基板の裏面から当該
取付部を押し出そうとするため、容易に切断可能なつな
ぎ部が切断され、ヒンジ部が湾曲して取付部が斜めに支
持される。
かかる発明においては、角度調整部材は基板に対して裏
面側に折り返し可能に一体的に形成されているので、電
気機器を取付部に取り付けてから折り返すことにより、
凸部が取付部の裏面に当接する。さらに、上記のように
構成した請求項6にかかる発明においては、取付部がヒ
ンジ部とともにつなぎ部で基板に接続されており、角度
調整部材を装着すると、その凸部が基板の裏面から当該
取付部を押し出そうとするため、容易に切断可能なつな
ぎ部が切断され、ヒンジ部が湾曲して取付部が斜めに支
持される。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電気機器
を取り付けてから取付部を傾動させることによって斜め
とするため、各取付構造としては同一の角度の部品を使
用しておくことができ、部品の共用化を実現することが
可能な電気機器の斜め取付構造を提供することができ
る。
を取り付けてから取付部を傾動させることによって斜め
とするため、各取付構造としては同一の角度の部品を使
用しておくことができ、部品の共用化を実現することが
可能な電気機器の斜め取付構造を提供することができ
る。
【0011】また、請求項2にかかる発明によれば、一
体的に形成されたヒンジ部を湾曲させるだけで傾動で
き、構成を簡易にすることができる。さらに、請求項3
にかかる発明によれば、切断するヒンジ部を変更するだ
けで、斜めにする角度を容易に変更できる。さらに、請
求項4にかかる発明によれば、取り付ける角度調整部材
の凸部によって容易に斜めの角度を調整できる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、基板を折り返すだ
けで極めて容易に斜めにすることができる。さらに、請
求項6にかかる発明によれば、当初、取付部はヒンジ部
とつなぎ部で接続されているので、電気機器の取り付け
時に安定しているし、また、斜めにするときにも角度調
整部材を取り付ければ自然につなぎ部は切断されてしま
うので、手間もかからない。
体的に形成されたヒンジ部を湾曲させるだけで傾動で
き、構成を簡易にすることができる。さらに、請求項3
にかかる発明によれば、切断するヒンジ部を変更するだ
けで、斜めにする角度を容易に変更できる。さらに、請
求項4にかかる発明によれば、取り付ける角度調整部材
の凸部によって容易に斜めの角度を調整できる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、基板を折り返すだ
けで極めて容易に斜めにすることができる。さらに、請
求項6にかかる発明によれば、当初、取付部はヒンジ部
とつなぎ部で接続されているので、電気機器の取り付け
時に安定しているし、また、斜めにするときにも角度調
整部材を取り付ければ自然につなぎ部は切断されてしま
うので、手間もかからない。
【0012】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる電気機器の斜
め取付構造を適用した車両用リアコンビネーションラン
プにおけるバックカバーを断面図により示しており、図
2は斜視図により示している。いずれにおいても、構成
の要旨を説明するために概略的に図示している。図にお
いて、バックカバー(基板に該当)10は樹脂にて薄い
筺形に形成されており、開口を上方に向けた状態で上面
に図示しないバルブソケットを装着できるようになって
いる。バックカバー10には、図2に示すように、周辺
を一部切り欠いた取付部11が形成されている。取付部
11は、矩形部分の周辺のうち一辺を残して他辺を切り
欠いてあり、この残した一辺は薄肉としてヒンジ部12
を形成している。また、ヒンジ部12と対向する辺は完
全には切り欠かず、つなぎ部13を残してある。取付部
11の周辺は上方に周壁11aを突出して形成してあ
り、また、周壁11aの上面には配線を引き込むための
切り溝11a1を形成してある。さらに、取付部11の
内部にはバルブソケットを固定するためのビス止め孔1
1bを形成してある。
明する。図1は本発明の一実施例にかかる電気機器の斜
め取付構造を適用した車両用リアコンビネーションラン
プにおけるバックカバーを断面図により示しており、図
2は斜視図により示している。いずれにおいても、構成
の要旨を説明するために概略的に図示している。図にお
いて、バックカバー(基板に該当)10は樹脂にて薄い
筺形に形成されており、開口を上方に向けた状態で上面
に図示しないバルブソケットを装着できるようになって
いる。バックカバー10には、図2に示すように、周辺
を一部切り欠いた取付部11が形成されている。取付部
11は、矩形部分の周辺のうち一辺を残して他辺を切り
欠いてあり、この残した一辺は薄肉としてヒンジ部12
を形成している。また、ヒンジ部12と対向する辺は完
全には切り欠かず、つなぎ部13を残してある。取付部
11の周辺は上方に周壁11aを突出して形成してあ
り、また、周壁11aの上面には配線を引き込むための
切り溝11a1を形成してある。さらに、取付部11の
内部にはバルブソケットを固定するためのビス止め孔1
1bを形成してある。
【0013】バックカバー10の外側面には薄肉部14
を介して当該バックカバー10の下面と概ね同一形状の
折り返しカバー15が一体的に接続されており、この折
り返しカバー15は薄肉部14にてバックカバー10の
下面側に折り返したときに、その先端のロック突起15
aがバックカバー10の下面に形成したロック受け凹部
16に係止し、固定されるようになっている。また、折
り返したときに取付部11の下面に対面する位置には山
形の凸部15bが形成してある。同凸部15bは、裾部
分が取付部11のヒンジ部12に対面する位置となって
おり、その斜面が取付部11の斜めにしたい角度に合わ
せて形成してある。
を介して当該バックカバー10の下面と概ね同一形状の
折り返しカバー15が一体的に接続されており、この折
り返しカバー15は薄肉部14にてバックカバー10の
下面側に折り返したときに、その先端のロック突起15
aがバックカバー10の下面に形成したロック受け凹部
16に係止し、固定されるようになっている。また、折
り返したときに取付部11の下面に対面する位置には山
形の凸部15bが形成してある。同凸部15bは、裾部
分が取付部11のヒンジ部12に対面する位置となって
おり、その斜面が取付部11の斜めにしたい角度に合わ
せて形成してある。
【0014】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。まず、バックカバー10の取付部11にバル
ブソケットを装着し、配線などを行なう。次に、図3に
示すように、折り返しカバー15をバックカバー10の
下面側に折り返す。折り返していくと、山形の凸部15
bの頂点が取付部11の下面に突き当たり、強く押すと
つなぎ部13が切れる。さらに、図4に示すように、折
り返しカバー15のロック突起15aがロック受け凹部
16に係止するまで折り返すと、取付部11は凸部15
bの斜面に沿って斜めに押し上げられ、バルブソケット
を斜めに取り付けたのと同じようになる。なお、図3お
よび図4においてはバルブソケットを二点鎖線で示して
いる。
説明する。まず、バックカバー10の取付部11にバル
ブソケットを装着し、配線などを行なう。次に、図3に
示すように、折り返しカバー15をバックカバー10の
下面側に折り返す。折り返していくと、山形の凸部15
bの頂点が取付部11の下面に突き当たり、強く押すと
つなぎ部13が切れる。さらに、図4に示すように、折
り返しカバー15のロック突起15aがロック受け凹部
16に係止するまで折り返すと、取付部11は凸部15
bの斜面に沿って斜めに押し上げられ、バルブソケット
を斜めに取り付けたのと同じようになる。なお、図3お
よび図4においてはバルブソケットを二点鎖線で示して
いる。
【0015】このように、バックカバー10の一部の取
付部11はヒンジ部12を介して当該バックカバー10
と接続しているため、バルブソケットなどを取付部11
に取り付けてからヒンジ部12を屈曲させて取付部11
を斜めにすることができる。このため、取り付ける部材
の側に斜めにする構造を設けなくても、自由な角度にす
ることができる。図5〜図7は、本発明の他の実施例に
かかるリアコンビネーションランプを示している。上述
した実施例においては、取付部11を斜めにするための
ヒンジ部12は当該取付部11のある一辺に固定されて
いた。本実施例においては、必要に応じてヒンジ部12
を変更できるようにしている。
付部11はヒンジ部12を介して当該バックカバー10
と接続しているため、バルブソケットなどを取付部11
に取り付けてからヒンジ部12を屈曲させて取付部11
を斜めにすることができる。このため、取り付ける部材
の側に斜めにする構造を設けなくても、自由な角度にす
ることができる。図5〜図7は、本発明の他の実施例に
かかるリアコンビネーションランプを示している。上述
した実施例においては、取付部11を斜めにするための
ヒンジ部12は当該取付部11のある一辺に固定されて
いた。本実施例においては、必要に応じてヒンジ部12
を変更できるようにしている。
【0016】バックカバー110は、角部にコネクタ1
11を備えており、当該コネクタ111を介して外部配
線と接続できるようになっている。コネクタ111から
は内蔵する端子金具(図示せず)に接続された被覆電線
112が引き出されており、当該被覆電線112はバッ
クカバー110上に形成された電線保持台113に保持
されて当該バックカバー110上の所定の経路に配線さ
れている。この電線保持台113は上面に形成した溝あ
るいは爪により、被覆電線112をバックカバー110
から僅かに浮かせた状態で保持するものである。バック
カバー110の所々には、中央部にバルブソケット12
1を固定する取付部114を形成してある。取付部11
4は概ね矩形のエリアの周囲を切り欠いた部分であり、
各辺の一部を切り残してつなぎ片115としてある。取
付部114は、当初、四方をつなぎ片115でバックカ
バー110と連結されているので、取付部114はバッ
クカバー110と一体となっていて特に斜めにすること
はできない。しかし、つなぎ片115を切断することは
容易であるので、四方のつなぎ片115のうち三方を切
断すると一辺のつなぎ片115だけでバックカバー11
0に連結することになる。このため、残ったつなぎ片1
15をヒンジ部とし、この辺で屈曲して取付部114を
斜めにすることが可能となる。
11を備えており、当該コネクタ111を介して外部配
線と接続できるようになっている。コネクタ111から
は内蔵する端子金具(図示せず)に接続された被覆電線
112が引き出されており、当該被覆電線112はバッ
クカバー110上に形成された電線保持台113に保持
されて当該バックカバー110上の所定の経路に配線さ
れている。この電線保持台113は上面に形成した溝あ
るいは爪により、被覆電線112をバックカバー110
から僅かに浮かせた状態で保持するものである。バック
カバー110の所々には、中央部にバルブソケット12
1を固定する取付部114を形成してある。取付部11
4は概ね矩形のエリアの周囲を切り欠いた部分であり、
各辺の一部を切り残してつなぎ片115としてある。取
付部114は、当初、四方をつなぎ片115でバックカ
バー110と連結されているので、取付部114はバッ
クカバー110と一体となっていて特に斜めにすること
はできない。しかし、つなぎ片115を切断することは
容易であるので、四方のつなぎ片115のうち三方を切
断すると一辺のつなぎ片115だけでバックカバー11
0に連結することになる。このため、残ったつなぎ片1
15をヒンジ部とし、この辺で屈曲して取付部114を
斜めにすることが可能となる。
【0017】バルブソケット121は、プラス側端子を
一極備えるものとプラス側端子を二極備えるものとがあ
り、筒状の本体121aの上端にはねじ止め片121b
が形成され、下端にはそれぞれ下方に開口を有する圧接
刃を収容する圧接刃保持片121cが形成されている。
各圧接刃はプラス側端子あるいはマイナス側端子と一体
的に形成されており、マイナス側端子と一体の一片と、
プラス側端子を一極備えるものでは一片であるがプラス
側端子を二極備えるものでは二片とを備えている。かか
るバルブソケット121をバックカバー110に固定す
るときには取付部114に形成されているねじ受けボス
114aの上面にねじ止め片121bを位置合わせして
固定する。このとき、バックカバー110上に配線され
ている被覆電線112はバルブソケット121の圧接刃
保持片121cと直交するように保持されており、バル
ブソケット121をバックカバー110上に載置すると
きに圧接刃保持片121cが保持している圧接刃の切り
溝が被覆電線112に食い込んで接続が行なわれる。図
6は、バルブソケット121が取付部114に取り付け
られた状態を断面図により示している。
一極備えるものとプラス側端子を二極備えるものとがあ
り、筒状の本体121aの上端にはねじ止め片121b
が形成され、下端にはそれぞれ下方に開口を有する圧接
刃を収容する圧接刃保持片121cが形成されている。
各圧接刃はプラス側端子あるいはマイナス側端子と一体
的に形成されており、マイナス側端子と一体の一片と、
プラス側端子を一極備えるものでは一片であるがプラス
側端子を二極備えるものでは二片とを備えている。かか
るバルブソケット121をバックカバー110に固定す
るときには取付部114に形成されているねじ受けボス
114aの上面にねじ止め片121bを位置合わせして
固定する。このとき、バックカバー110上に配線され
ている被覆電線112はバルブソケット121の圧接刃
保持片121cと直交するように保持されており、バル
ブソケット121をバックカバー110上に載置すると
きに圧接刃保持片121cが保持している圧接刃の切り
溝が被覆電線112に食い込んで接続が行なわれる。図
6は、バルブソケット121が取付部114に取り付け
られた状態を断面図により示している。
【0018】バックカバー110の下面であって取付部
114の外側熱溶着用の突起116が突出して形成さ
れ、また、バックカバー110の外周面にも係止突起1
17が形成されている。また、図6に示すように、当該
バックカバー110の下面に対して上記取付部114を
覆うように取り付け可能な角度調整部材130が備えら
れており、同角度調整部材130には上記突起116が
貫通可能な突起貫通孔131と上記係止突起117と係
止可能な係止凹部132が形成されている。また、この
角度調整部材130には上記取付部114に当接する山
形の凸部133が形成されている。
114の外側熱溶着用の突起116が突出して形成さ
れ、また、バックカバー110の外周面にも係止突起1
17が形成されている。また、図6に示すように、当該
バックカバー110の下面に対して上記取付部114を
覆うように取り付け可能な角度調整部材130が備えら
れており、同角度調整部材130には上記突起116が
貫通可能な突起貫通孔131と上記係止突起117と係
止可能な係止凹部132が形成されている。また、この
角度調整部材130には上記取付部114に当接する山
形の凸部133が形成されている。
【0019】取付部114の周囲のつなぎ片115のう
ち三方のつなぎ片115を切断しておき、かかる角度調
整部材130をバックカバー110の下面に装着する
と、図7に示すように、凸部133が取付部114を押
し上げ、残ったつなぎ片115をヒンジ部として斜めに
する。取付部114が斜めになれば、これに装着されて
いるバルブソケットも斜めになり、バルブを斜めに取り
付けることができる。上述したように、つなぎ片115
は四方のうちどの辺を残すことも自由であるので、取付
部114を斜めにする方向の自由に設定できる。また、
角度調整部材130の凸部133の高さを変えれば斜め
にする角度も調整できる。ここにおいて、同凸部133
の上面と取付部114とを接着したりねじ止めすればぐ
らつかなくするようにできる。なお、取付部114を斜
めに変位させる関係上、バックカバー110上に配線さ
れる被覆電線112には、このときの変位量を見込んで
ある程度のゆとりが確保されている必要がある。
ち三方のつなぎ片115を切断しておき、かかる角度調
整部材130をバックカバー110の下面に装着する
と、図7に示すように、凸部133が取付部114を押
し上げ、残ったつなぎ片115をヒンジ部として斜めに
する。取付部114が斜めになれば、これに装着されて
いるバルブソケットも斜めになり、バルブを斜めに取り
付けることができる。上述したように、つなぎ片115
は四方のうちどの辺を残すことも自由であるので、取付
部114を斜めにする方向の自由に設定できる。また、
角度調整部材130の凸部133の高さを変えれば斜め
にする角度も調整できる。ここにおいて、同凸部133
の上面と取付部114とを接着したりねじ止めすればぐ
らつかなくするようにできる。なお、取付部114を斜
めに変位させる関係上、バックカバー110上に配線さ
れる被覆電線112には、このときの変位量を見込んで
ある程度のゆとりが確保されている必要がある。
【図1】本発明の一実施例にかかる電気機器の斜め取付
構造を適用した車両用リアコンビネーションランプにお
けるバックカバーの断面図である。
構造を適用した車両用リアコンビネーションランプにお
けるバックカバーの断面図である。
【図2】同バックカバーの部分斜視図である。
【図3】同バックカバーの断面図である。
【図4】同バックカバーの断面図である。
【図5】他の実施例にかかるバックカバーの平面図であ
る。
る。
【図6】図5におけるVI−VI線矢視断面図である。
【図7】図6において角度調整部材を取り付けた状態の
断面図である。
断面図である。
【図8】従来の車両用リアコンビネーションランプにお
けるバックカバーの断面図である。
けるバックカバーの断面図である。
【図9】同車両用リアコンビネーションランプの断面図
である。
である。
10…バックカバー 11…取付部 12…ヒンジ部 13…つなぎ部 14…薄肉部 15…折り返しカバー 15b…凸部 110…バックカバー 114…取付部 115…つなぎ片 121…バルブソケット 130…角度調整部材 133…凸部
Claims (6)
- 【請求項1】 基板上に電気機器を斜めに取り付ける電
気機器の斜め取付構造であって、 上記基板の一部であって上記電気機器を取り付ける部位
の取付部が、当該基板に対して傾動可能に接続されてい
ることを特徴とする電気機器の斜め取付構造。 - 【請求項2】 上記請求項1に記載の電気機器の斜め取
付構造において、上記取付部は上記基板に対してヒンジ
部で接続されており、当該取付部と基板とヒンジ部とは
屈曲可能な素材にて一体的に形成されていることを特徴
とする電気機器の斜め取付構造。 - 【請求項3】 上記請求項2に記載の電気機器の斜め取
付構造において、上記取付部は多角形に形成され、上記
ヒンジ部はこの多角形における複数の周辺に形成されて
おり、斜めに取り付ける方向に応じて一辺のヒンジ部だ
けを残して他を切断して使用することを特徴とする電気
機器の斜め取付構造。 - 【請求項4】 上記請求項2または請求項3に記載の電
気機器の斜め取付構造において、上記基板の裏面から上
記取付部に当接する凸部を形成されて当該取付部が所定
の角度となるよう押し出す角度調整部材を備えて構成し
たことを特徴とする電気機器の斜め取付構造。 - 【請求項5】 上記請求項4に記載の電気機器の斜め取
付構造において、上記角度調整部材は、上記基板に対し
て裏面側に折り返し可能に一体的に形成され、折り返し
たときに上記凸部が上記取付部の裏面に当接するように
構成したことを特徴とする電気機器の斜め取付構造。 - 【請求項6】 上記請求項4または請求項5に記載の電
気機器の斜め取付構造において、上記取付部は上記基板
に対して一辺にて屈曲可能なヒンジ部で接続されるとと
も他辺にて容易に切断可能なつなぎ部にて連続してお
り、上記角度調整部材の凸部が上記基板の裏面から当該
取付部を押し出すときに上記つなぎ部を切断させるよう
に構成したことを特徴とする電気機器の斜め取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14396294A JPH07326206A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 電気機器の斜め取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14396294A JPH07326206A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 電気機器の斜め取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07326206A true JPH07326206A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=15351107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14396294A Abandoned JPH07326206A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 電気機器の斜め取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07326206A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6320310B1 (en) | 1997-09-19 | 2001-11-20 | Matsushita Electronics Corporation | Image display apparatus |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP14396294A patent/JPH07326206A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6320310B1 (en) | 1997-09-19 | 2001-11-20 | Matsushita Electronics Corporation | Image display apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20031219 |