JP3875515B2 - バルブソケット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は新規なバルブソケットに関する。詳しくは、合成樹脂製のソケット本体に取付孔の開口縁部を両側から挟持するフランジ部と係合片を有して成り、取付の容易性と共に確実性を有し、さらに丈夫であると共に見栄えが良好であるバルブソケットを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
バルブソケット、例えば、自動車用の灯具の光源となるバルブをボディに取り付けると共に給電のための中継点となるバルブソケットには、合成樹脂製のソケット本体を備え、ソケット本体はバルブ装着部と外部接続部とが前後に連設されて成る主部と該主部の外側面から径方向に延長形成されたフランジ部と同じく主部の外側面から突設された係合片とを備え、ボディに形成された取付孔の開口縁部を上記フランジ部と係合片とで挟持して、ボディに取り付けられるようにしたものがある。
【0003】
上記したタイプのバルブソケットにおいて、上記取付孔の防水を図る必要がある場合には、フランジ部の前面(係合片に対向した側の面)に弾性材から成るパッキングを重ね合わせ、該パッキングが取付孔の開口縁とフランジ部との間で弾性変形することによって、取付孔の防水を図ると共に、バルブソケットのガタつきが防止されていた。
【0004】
ところで、上記取付孔の防水を要しない場合には、パッキングを使用しないため、バルブソケットのガタつきを防止する方策を考えなければならない。
【0005】
そこで、従来にあっては、図8に示すように、主部aの外側面から径方向に延長形成されたフランジ部bに2つのスリットc、cによってフランジ部bの他の部分から離間された弾接片d、d及びe、eを形成し、これら弾接片d、d、e、eの係合片f、fに対向した側の面の先端部、すなわち、フランジ部bの外周部に相当する部分に接触突起g、g、・・・を突設させ、図示しない取付孔の開口縁部を係合片f、fとフランジ部bとで挟持したときに、上記弾接片d、d、e、eの接触突起g、g、・・・が取付孔の開口縁部の後面、すなわち、係合片f、fが接触している側の開口縁部と反対側の開口縁部に接触して、弾接片d、d、e、eが後方へ撓むことによって、該弾接片d、d、e、eに弾発力が発生し、従って、上記接触突起g、g、・・・が取付孔の開口縁部に弾発的に接触し、これによって、バルブソケットhのガタつきが無くなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のバルブソケットhにあっては、弾接片d、d、e、eの撓みによって生じる弾発力によって、ガタつきがない状態で確実に取り付けられるが、弾接片e、eのように接触突起g、gが形成された部分から基端までの長さが短いと、可撓性が小さく、取付のために大きな力を要するという問題がある。すなわち、上記したバルブソケットhが取り付けられる取付部には、円形をした取付孔と該取付孔に形成された挿通切欠とを備え、係合片f、fを挿通切欠に挿通させることによって、主部aのフランジ部bから前側の部分を取付孔に挿通し、その状態で、全体を一定の方向に回転させて、係合片f、fを上記取付孔の開口縁の挿通切欠以外の部分に対応させて、該係合片f、fとフランジ部bとによって取付孔の開口縁部を前後から挟持するようにする。そして、このときに、係合片f、fのフランジ部bに対向した側の面を取付孔の前側の開口縁部と同じ平面内に位置させるためには、弾接片d、d、e、eを撓ませなければならず、弾接片e、eのように可撓性が小さいと、これを撓ませるのに大きな力が必要となり、そのために、取り付けづらいという問題がある。
【0007】
また、弾接片d、dのように、接触突起g、gが形成された部分から基端までの長さを長くすれば、該弾接片d、dの可撓性が大きくなり、取付は容易になるが、弾発力が低下し、十分な取付トルクを得られないという問題があった。
【0008】
さらに、弾接片d、d、e、eは何れも片持ちバネ形状をしているため、少し大きな外力がかかると、基端部で折損してしまいやすいという問題もあった。
【0009】
さらにまた、弾接片d、dのようにその長さを長くするためには、スリットc、c、・・・を長く、すなわち、フランジ部bの奥の方まで形成しなければならず、そのために、主部aの寸法に制限を受けるという問題があった。特に、ウエッジベースバルブ用のバルブソケットにあっては、バルブを保持するバルブ保持部iの大きさは、ベース部の幅方向(図中矢印A参照)には短くすることが出来ないため、この方向での両端部には短い弾接片e、eしか形成することができず、寸法の小さい方向であるベース部の厚み方向(図中矢印B方向参照)の両端部で長い弾接片d、dを形成することになる。すると、該バルブ保持部iを前方から見ると、長方形を為すことになり、前方から見て円形に見えるバルブのガラス球との間で違和感が生じ、見栄えが悪くなるという問題がある。特に、最近の自動車用灯具においては、配光はリフレクタによって形成し、前面を覆うレンズは単にカバーとしてのみ機能させるために、レンズステップが形成されていない、いわゆる、素通しのものが使用される傾向にある。このように素通しのレンズ(前面カバー)を使用した場合には、灯具の内部が丸見えとなるため、バルブソケットのような部品にまで、見栄えの良さが求められることになる。
【0010】
そこで、本発明は、合成樹脂製のソケット本体に取付孔の開口縁部を両側から挟持するフランジ部と係合片を有して成り、取付の容易性と共に確実性を有し、さらに丈夫であると共に見栄えが良好であるバルブソケットを提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明バルブソケットは、上記した課題を解決するために、合成樹脂製のソケット本体と該ソケット本体に支持された導電性金属材料製のコンタクト部材とから成るバルブソケットであって、ソケット本体はほぼ円筒状をしたバルブ装着部と外部接続部とが前後に連設された主部と、該主部の外側面に径方向に延長形成されたフランジ部と、該フランジ部と協働して取付孔の開口縁部を挟持する係合片とが合成樹脂によって一体に形成されて成り、上記フランジ部には上記バルブ装着部の外周面に沿って延びる弧状スリットが複数箇所に形成されて、フランジ部のうち弧状スリットを挟んでソケット本体に対峙した部分が弧状弾接片とされ、上記弧状弾接片は両端が上記フランジ部の他の部分と連続した両持ちバネ形状にされ、上記弧状弾接片の上記係合片に対向した側の面に接触突起が形成されたものである。
【0012】
従って、本発明バルブソケットにあっては、フランジ部のうち、弧状スリットを挟んで主部と対向した部分に接触突起が形成されて弧状弾接片とされ、該弧状弾接片が撓むことによって生じる弾発力によって接触突起が取付孔の開口縁部に弾接して、バルブソケットが取付孔に安定に取り付けられる。そのため、本発明バルブソケットにあっては、弧状スリットの長さを選ぶことによって、任意の可撓性を有する弧状弾接片を形成することが出来、しかも、弧状スリットはバルブ装着部の外周面に沿って形成されるので、弧状スリットの長さをいかほどにしても、それが、バルブ装着部の形状に影響を与えることが無く、依って、バルブ装着部の形状設計の自由度が増大し、見栄えの良いバルブ装着部を形成することが可能になる。さらに、弧状弾接片は両端がフランジ部の他の部分と連続したいわゆる両持ちバネ形状をしているため、片持ちバネ形状のものに比較して高い可撓性を有すると共に、少し大きな外力がかかっても、基端部で折損しにくいという利点を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明バルブソケットの実施の形態について添付図面を参照して説明する。なお、図示した実施の形態は本発明をウエッジベースバルブ用のバルブソケットに適用したものである。
【0014】
図1にウエッジベースバルブの一例1を示す。
【0015】
ウエッジベースバルブ1は、ガラス球2と該ガラス球2の一端に連設された扁平なベース部3とによって外囲器が構成され、リードワイヤ4、4の中間部分が上記ベース部3に封着されており、リードワイヤ4、4のうちガラス球2内に位置する内部リード部4a、4aの先端間にフィラメント5が張設され、リードワイヤ4、4のうちベース部3の端部から外部に導出された部分4b、4bは外部リード部としてガラス球2の方へと折り返され、且つ、ベース部3の側面に沿って沿わされている。なお、2つの外部リード部4b、4bはベース部3のそれぞれ反対側の面に沿わされている。
【0016】
バルブソケット6は導電性を有する金属板によって形成されたコンタクト部材7、7と該コンタクト部材7、7が取着される合成樹脂製のソケット本体8とから成る(図1、図3参照)。
【0017】
ソケット本体8は上記ウエッジベースバルブ1が装着されるバルブ装着部9と外部接続部10とが前後に一体に連設された主部11を備える。バルブ装着部9はほぼ円筒状の外形を有し、外部接続部10はほぼ角筒状の外形を有する。そして、上記コンタクト部材7、7はバルブ装着部9から外部接続部10へと延在され、バルブ装着部9においてはウエッジベースバルブ1のベース部3を保持すると共に各外部リード部4b、4bと接触し、外部接続部10においては外部のコネクタと接続するためのコンタクト片となる(図2、図3、図4参照)。すなわち、本実施の形態にかかるバルブソケット6において、外部接続部10はコネクタ部として構成されている。
【0018】
上記主部11の外側面のうちバルブ装着部9と外部接続部10との境部から主部11の径方向に延長してフランジ部12が主部11に一体に形成されている。バルブ装着部9の外周面のうち互いにほぼ反対側に位置すると共にフランジ部12から離間した位置に係合片13、13が一体に突設されている。係合片13、13の後面、すなわち、フランジ部12に対向した側の面の周方向における一方の端部13a、13aは先端に行くに従ってフランジ部12から離間していく傾斜面とされており、また、フランジ部12に対向した側の面のうち傾斜面13a、13aが形成された端部と反対側の端部寄りの位置には係止突起13b、13bが形成されている(図5参照)。なお、フランジ部12に形成された孔14、14(図3参照)は成形時に係合片13、13を形成するための金型を抜くための型抜き孔である。
【0019】
上記フランジ部12には、上記型抜き孔14、14を避けた位置であって互いに反対側に位置する部分にバルブ装着部9の外側(周)面に沿って弧状スリット15、15が形成され、フランジ部12のうち上記弧状スリット15、15によって主部11から隔てられた部分16、16が弧状弾接片とされている。そして、上記弧状弾接片16、16の前面、すなわち、上記係合片13、13側を向いた面の外周部であってバルブ装着部9との2つの連結部と連結部との間の中間の位置に接触突起17、17が突設されている。また、弧状弾接片16、16の両端部を除く部分16a、16aの後面が浅く窪まされて薄肉部とされ、これによって両持ちバネ形状にされ、弧状弾接片16、16の両端部を除く部分16a、16aが大きな可撓性を有するようにされている(図2、図3、図4、図5参照)。
【0020】
フランジ部12の上記弧状弾接片16と16との間の部分には、基端部、すなわち、バルブ装着部9の外周面に接する部分からフランジ部12の外周縁に達する2条のスリット18、18、・・・によってフランジ部12の他の部分から隔てられた弾接片19、19が形成され、該弾接片19、19の先端部、すなわち、フランジ部12の外周部に相当する位置には接触突起20、20が突設されている(図2参照)。
【0021】
主部11のバルブ装着部9の外周面のうち上記弧状スリット15、15の周方向におけるほぼ中央部に対応した位置に弧状スリット15、15内に突出した整姿突起21、21が一体に形成されている(図2、図3参照)。
【0022】
さらに、主部11のバルブ装着部9の外側面のうち前後方向に見て上記弧状スリット15、15、スリット18、18、弾接片19、19及び係合片13、13と重ならない位置にストッパ突起22が一体に突設されている。該ストッパ突起22の後端はフランジ部12の前面に連続している(図2、図5参照)。
【0023】
図6に上記バルブソケット6が取り付けられる取付部に形成される取付孔の一例23を示す。取付孔23は基本的に円形を無し、ほぼ反対側の位置に2つの挿通切欠24、24が、また、これら挿通切欠24、24と別の位置にストッパ切欠25が形成されている。さらに、取付孔23の前側開口縁部のうち挿通切欠24、24の一端から僅かに離間した位置に係止凹部26、26が形成されている。
【0024】
バルブソケット6の取付孔23への取付は以下のようにして為される。
【0025】
まず、フランジ部12から前側の部分を取付孔23に後方から挿通する。このとき、係合片13、13を挿通切欠24、24に挿通し、ストッパ突起22をストッパ切欠25の一端部25aに位置させる(図6に実線で示す)。
【0026】
そして、係合片13、13の大部分が取付孔23の前側に出たところで、バルブソケット6を図6中矢印C方向に回転させる。すると、係合片13、13の傾斜面13a、13aが挿通切欠24、24の一方の端縁に当接し、且つ、挿通切欠24、24の一方の端縁が係合片13、13の傾斜面13a、13aを相対的に滑っていき、これによって、バルブソケット6はやや前方へと移動し、係合片13、13の後面が取付孔23の開口縁部の前面と接触するようになる。上記したように、バルブソケット6はフランジ部12の前面、弧状弾接片16、16や弾接片19、19にあっては接触突起17、17、20、20が取付孔23の開口縁部の後面に接触した状態からやや前方へと移動すると、これら弧状弾接片16、16及び弾接片19、19がやや後方へと撓み、上記接触突起17、17、20、20が取付孔23の後側開口縁部に弾接した状態となる。
【0027】
それから、さらに、バルブソケット6を矢印C方向に回転させると、ストッパ突起22がストッパ切欠25の他方の端部25bに当接し(図6に2点鎖線で示す)、バルブソケット6をそれ以上矢印C方向に回転させることが出来なくなる。そして、このとき、係合片13、13の係止突起13b、13bは取付孔23の前側開口縁部に形成された係止凹部26、26に係合する。この係止突起13b、13bと係止凹部26、26との係合によって、バルブソケット6の取付操作をしていたものにはクリック感が伝わって、取付が完了したことを了知させることが出来る。また、係止突起13a、13aと係止凹部26、26との係合を解くためには一定の力以上の力で、バルブソケット6を矢印C方向と反対の方向へ回転させなければならないので、車輌の走行振動等、通常の使用態様で予測される外力によってはバルブソケット6が取付孔23から脱落してしまうようなことはない。
【0028】
なお、上記したバルブソケット6にあっては、主部11のバルブ装着部9の外周面に沿ってかなり長い範囲に亘って、且つ、互いに反対側の位置に弧状スリット15、15が形成されているので、取付孔23に挿通する際に、力の入れ加減が全周に亘って均一でないと、バルブソケット6が傾いて取り付けられてしまう惧がある。すなわち、弧状スリット15、15の一方の側でバルブソケット6を前方へ押す力が強いと、該弧状スリット15が形成された側が反対側の部分より余分に前方へ移動し、そのために、バルブソケット6が傾いてしまう惧がある。そこで、上記バルブソケット6にあっては、バルブ装着部9の外周面のうち弧状スリット15、15の周方向におけるほぼ中央部に対応した位置に弧状スリット15、15内に突出した整姿突起21、21が設けられている。このため、バルブソケット6を取付孔23に挿通するとき、上記整姿突起21、21が取付孔23の後側開口縁部に当接し、バルブソケット6はそれ以上は取付孔23に挿入されないようになっている。これによって、バルブソケット6は正しい姿勢で、すなわち、傾きのない状態で取付孔23に取り付けられることになる。
【0029】
また、上記バルブソケット6にあっては、弾接片19、19が設けられており、該弾接片19、19は弧状弾接片16、16の接触突起17、17間を結ぶ線と直交する方向の両端に位置する接触突起20、20を有し、これによって、周方向にほぼ等間隔に離間した4つの位置において接触突起17、20、17、20が取付孔23の後側開口縁部に弾接するので、各弾接片16、16、19、19が取付状態の安定のために及ぼす弾発力のバランスが良くなり、バルブソケット6の姿勢が乱れ難くなる。
【0030】
上記したバルブソケット6にあっては、取付孔23に取り付けた際に該取付孔23の後側開口縁部に弾接して取付状態を安定させる弾接片をバルブ装着部9の外周面に沿って延びる弧状スリット15、15によって主部11から離間した弧状の弾接片16、16としたので、弧状スリット15、15を長く取ることによって弧状弾接片16、16に大きな可撓性を持たせることが出来、そのために、取付操作を行い易いという利点を有する。
【0031】
また、弧状弾接片16、16は大きな可撓性を有しながら、その両端部が主部11に連結され、いわゆる両持ちバネ形状を為しているため、破損しにくいという利点も有する。
【0032】
さらに、弧状弾接片16、16を形成するためのスリット15、15はバルブ装着部9の外周面に沿って延び、主部11の径方向に奥まで形成する必要がないので、バルブ装着部9の外形状を円筒形にすることが出来、このバルブソケット6を使用する灯具の見栄えの向上に寄与する。すなわち、最近の自動車用灯具においては、配光はリフレクタによって形成し、前面を覆うレンズは単にカバーとしてのみ機能させるために、レンズステップが形成されていない、いわゆる、素通しのものが使用される傾向にある。このように素通しのレンズ(前面カバー)を使用した場合には、灯具の内部が丸見えとなるが、上記バルブソケット6を使用した自動車用灯具にあっては、これに装着されるバルブ1のガラス球2の形状(円形)と同じ外形ライン(円形)を有するバルブ装着部9が見えることになり、見るものに違和感を与えることがない。すなわち、見栄えが向上する。
【0033】
なお、上記実施の形態において外部接続部10をコネクタ部として構成したが、図7に示すバルブソケット6Aのように、外部接続部10においてコンタクト部材7、7をコード27、27と接続し、該コード27、27を介して外部電源部と接続するようにしても良い。なお、図7のバルブソケット6Aの外部接続部10以外の部分の構成は上記バルブソケット6におけると同様である。
【0034】
また、上記実施の形態の説明にあっては、本発明をウエッジベースバルブを装着するためのバルブソケットに適用したものとして説明したが、本発明の適用範囲がウエッジベースバルブ用のバルブソケットに限定されることを意味するものではない。例えば、金属ベースを備えたバルブを装着するためのバルブソケットにも適用することが出来る。
【0035】
その他、上記した実施の形態において示した各部の形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。
【0036】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明バルブソケットは、合成樹脂製のソケット本体と該ソケット本体に支持された導電性金属材料製のコンタクト部材とから成るバルブソケットであって、ソケット本体はほぼ円筒状をしたバルブ装着部と外部接続部とが前後に連設された主部と、該主部の外側面に径方向に延長形成されたフランジ部と、該フランジ部と協働して取付孔の開口縁部を挟持する係合片とが合成樹脂によって一体に形成されて成り、上記フランジ部には上記バルブ装着部の外周面に沿って延びる弧状スリットが複数箇所に形成されて、フランジ部のうち弧状スリットを挟んでソケット本体に対峙した部分が弧状弾接片とされ、上記弧状弾接片は両端が上記フランジ部の他の部分と連続した両持ちバネ形状にされ、上記弧状弾接片の上記係合片に対向した側の面に接触突起が形成されたことを特徴とする。
【0037】
従って、本発明バルブソケットにあっては、フランジ部のうち、弧状スリットを挟んで主部と対向した部分に接触突起が形成されて弧状弾接片とされ、該弧状弾接片が撓むことによって生じる弾発力によって接触突起が取付孔の開口縁部に弾接して、バルブソケットが取付孔に安定に取り付けられる。そのため、本発明バルブソケットにあっては、弧状スリットの長さを選ぶことによって、任意の可撓性を有する弧状弾接片を形成することが出来、しかも、弧状スリットはバルブ装着部の外周面に沿って形成されるので、弧状スリットの長さをいかほどにしても、それが、バルブ装着部の形状に影響を与えることが無く、依って、バルブ装着部の形状設計の自由度が増大し、見栄えの良いバルブ装着部を形成することが可能になる。さらに、弧状弾接片は両端がフランジ部の他の部分と連続したいわゆる両持ちバネ形状をしているため、片持ちバネ形状のものに比較して高い可撓性を有すると共に、少し大きな外力がかかっても、基端部で折損しにくいという利点を有する。
【0038】
請求項2に記載した発明にあっては、上記接触突起は上記弧状弾接片の周方向におけるほぼ中央に形成されたので、接触突起にかかる弾発力が周方向で均等になるため、バルブソケットの取付方向に対して平行な弾発力が生じ、バルブソケットの取付状態が安定する。
【0039】
請求項3に記載した発明にあっては、上記弧状弾接片の少なくとも両端部を除く部分の肉厚をフランジ部の他の部分より薄くしたので、弧状弾接片の可撓性がまして破損しにくくなり、また、肉厚を調整することによって所望の弾発力を得ることができる。
【0040】
請求項4に記載した発明にあっては、上記フランジ部の弧状スリットと弧状スリットの間にフランジ部の他の部分と2条のスリットを介して離間した弾接片を形成し、該弾接片の上記係合片に対向した側の面に接触突起を形成したので、弧状弾接片の接触突起の他にも取付孔の後側開口縁部に弾接する接触突起が設けられ、取付孔の後側開口縁部に作用する弾発力のバランスが良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエッジベースバルブの一例を示す概略斜視図である。
【図2】図3乃至図5と共に本発明バルブソケットの実施の形態を示すものであり、本図は正面図である。
【図3】背面図である。
【図4】図2のIV矢視図である。
【図5】図2のV矢視図である。
【図6】本発明に係るバルブソケットを取り付ける取付部、例えば、車輌用灯具のボディに形成される取付孔の一例を示す正面図である。
【図7】変形例を示す側面図である。
【図8】従来のバルブソケットの一例を示す正面図である。
【符号の説明】
6…バルブソケット、7…コンタクト部材、8…ソケット本体、9…バルブ装着部、10…外部接続部、11…主部、12…フランジ部、13…係合片、15…弧状スリット、16…弧状弾接片、17…接触突起、18…スリット、19…弾接片、20…接触突起、6A…バルブソケット
Claims (4)
- 合成樹脂製のソケット本体と該ソケット本体に支持された導電性金属材料製のコンタクト部材とから成るバルブソケットであって、
ソケット本体はほぼ円筒状をしたバルブ装着部と外部接続部とが前後に連設された主部と、該主部の外側面に径方向に延長形成されたフランジ部と、該フランジ部と協働して取付孔の開口縁部を挟持する係合片とが合成樹脂によって一体に形成されて成り、
上記フランジ部には上記バルブ装着部の外周面に沿って延びる弧状スリットが複数箇所に形成されて、フランジ部のうち弧状スリットを挟んでソケット本体に対峙した部分が弧状弾接片とされ、
上記弧状弾接片は両端が上記フランジ部の他の部分と連続した両持ちバネ形状にされ、
上記弧状弾接片の上記係合片に対向した側の面に接触突起が形成された
ことを特徴とするバルブソケット。 - 上記接触突起は上記弧状弾接片の周方向におけるほぼ中央に形成された
ことを特徴とする請求項1に記載のバルブソケット。 - 上記弧状弾接片の少なくとも両端部を除く部分の肉厚をフランジ部の他の部分より薄くした
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバルブソケット。 - 上記フランジ部の弧状スリットと弧状スリットの間にフランジ部の他の部分と2条のスリットを介して離間した弾接片を形成し、
該弾接片の上記係合片に対向した側の面に接触突起を形成した
ことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のバルブソケット。
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Publications (2)
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