JP3726467B2 - ランプソケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直管型蛍光ランプを取外し可能に支持するランプソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ランプソケットには突き合わせ型ものと、挟み込み型のものと、ワンタッチ挟み込み型のものとが知られている。
【0003】
突き合わせ型ランプソケットは、ソケット本体に内蔵した一対の弾性を有する接触金具で付勢される作動体を備え、この作動体は一般的には円形の板状をなし、そこに開けられたピン通孔は接触金具の平板状をなすランプピン接触部で作動体の裏側から塞がれている。このような構成の一対のランプソケット間に直管型蛍光ランプを取付けるには、このランプの一端のランプピンを一方のランプソケットが有する作動体のピン通孔に差込みながら作動体を押込んだ後、蛍光ランプを前記押込みの方向とは逆方向に戻すように軸方向に動かして他方のランプソケットの作動体のピン通孔に蛍光ランプの他端のランプピンを差込むことによって、取付けることができ、又、この取付けの手順と逆の手順により装着された蛍光ランプを取外せるようになっている。
【0004】
挟み込み型ランプソケットは、ソケット本体の下端部に開放するピン通過溝を有するとともに、ソケット本体に弾性を有する一対の接触金具を収容している。これらの金具は、ピン通過溝と連通してソケット本体の前面に開口された円形孔に沿う配置でソケット本体の幅方向に対向して設けられている。このような構成のランプソケット間に直管型蛍光ランプを取付けるには、このランプをその端部に突出された2本のランプピンが上下方向に並ぶ姿勢として、これらのピンをピン通過溝に通過させた後、蛍光ランプ全体を略90°回動させることにより、一対の接触金具を弾性変形させながら前記2本のランプピンを、水平方向に並ばせるとともに前記両接触金具でソケット本体の幅方向に挟持することによって、取付けることができ、又、この取付けの手順と逆の手順により装着された蛍光ランプを取外せるようになっている。
【0005】
ワンタッチ挟み込み型ランプソケットは、ソケット本体にその下部周面及び前面にわたって連続して開放される一対のランプピン取付け溝を設けている。又、ソケット本体に収容された一対の接触金具を備え、これら接触金具は、正面から見て略V字形状をなしたピン受部を有していて、これらの受部は、ランプピン取付け溝を斜めに交差するように配置された弾性変形可能な接触片の先端に折り曲げられた円弧状のピン接触端部を有している。この構成のランプソケット間に直管型蛍光ランプを取付けるには、このランプをその端部に突出された2本のランプピンが水平方向に並ぶ姿勢として、そのまま押し上げて、これらのピンをピン取付け溝に夫々挿入すればよい。それにより、ピン受部のV字の折り曲げ部を支点として接触片が弾性変形されて前記ピンの挿入を許し、やがて、ピン接触端部にランプピンが夫々弾性的に係合されることにより、蛍光ランプを取付けることができ、又、この取付け状態から蛍光ランプを引き下げることによりこのランプを取外せるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記突き合わせ型ランプソケットでは蛍光ランプを取付けるのに、このランプの一端のランプピンを一方のランプソケットのピン通孔に差込んだ後、ランプを軸方向に動かして他方のランプソケットのピン通孔に他端のランプピンを挿入させなければならないから、二工程の手間を必要とするという問題がある。同様に、挟み込み型のランプソケットでも、ピン通過溝にランプピンを通過させた後に、蛍光ランプを回動させなければならないから、二工程の手間を必要とするという問題がある。
【0007】
これに対して、ワンタッチ挟み込み型ランプソケットでは、蛍光ランプの取付け・取外しをいずれも下方から1工程で行なえる点で優れている。
【0008】
しかし、蛍光ランプの取外し方向が下向きであるため、大きな衝撃や振動が加えられた場合に、不用意に蛍光ランプが脱落する恐れがある。このような恐れを解消するためには、接触金具のばね力を大きくしてランプ保持力を高めればよいが、そのようにすると、接触片が硬くなるから、特に、蛍光ランプを外す際に過大な操作力を要し、蛍光ランプの取外し操作性が大きく損なわれるという問題がある。
【0009】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、蛍光ランプを容易に着脱できるとともに、取付けられた蛍光ランプが不用意に脱落することを確実に防止できるランプソケットを得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下部周面及び前面にわたり連続して開放された互いに平行な一対のランプピン取付け溝を有したソケット本体と、このソケット本体に収容され前記ランプピン取付け溝に取外し可能に挿入されるランプピンが着脱される一対の弾性変形可能な導電性接触金具と、を具備するランプソケットを前提とする。
【0011】
そして、前記第1の課題を解決するために、請求項1の発明は、前記接触金具が有する弾性変形可能な接触片が、前記ランプピン取付け溝の上下方向に延びる前面溝部に対して斜めに交差するように配置される斜状のガイド部を有し、このガイド部の前記前面溝部側に位置される幅方向片側に、前記ガイド部をその裏面側に突出するように折り曲げて形成され前記ガイド部の表面側から前記ランプピンが装着されてこのピンを支えるピン装着凹部を設けるとともに、この凹部の上側に並べてピン外し用切欠きを設け、前記ピン装着凹部に装着されたランプピンが押上げられた際に前記切欠きを通して前記ガイド部の裏面側に前記ランプピンを配置可能であるとともに、前記裏面側を通して前記ランプピンを引出し可能としたことを特徴とするものである。
【0012】
この請求項1の発明に係るランプソケットに直管型蛍光ランプを取付けるには、このランプをその端部に突出された2本のランプピンが水平方向に並ぶ姿勢として、そのまま押し上げて、これらのピンをランプピン取付け溝に挿入すればよい。そうすると、2本のランプピンは、夫々対応する斜めの接触片のガイド部の表面に接触しつつこれら接触片を弾性変形させながら押上げられ、やがて、これらガイド部のピン装着凹部の下端部を乗り越えた直後にこれらの凹部にガイド部の表面側から夫々係合される。それにより、蛍光ランプを支持できる。このランプ装着状態では、水平方向に並んだ2本のランプピンに対して、一対の接触片の弾性力を両ランプピン間からソケット本体の幅方向外側に向けて作用させて蛍光ランプを支持するので、ピン装着凹部の下端部からランプピンを外すような接触片の動きが防止されて高いランプ保持力を得ることができる。
【0013】
そして、装着された蛍光ランプを取外すには、以下の手順で行なえばよい。
【0014】
まず、蛍光ランプをそのまま平行に押上げる。ピン装着凹部の上端はこの凹部よりも上側位置の接触片部分との間に角部等の屈曲構造を実質的に介在することなく連続されているから、ランプピンは前記押上げにより接触片の弾性変形を伴って容易にピン装着凹部から抜け出すことができる。そうすると、一対のランプピンは、いずれもピン装着凹部の上方にあるピン外し用切欠きに到達して接触片のガイド部から外れるので、接触片は夫々蓄えられた弾性力を解放するように変位して元に戻される。それにより、ランプピン取付け溝の前面溝部でソケット本体の幅方向の動きを拘束されているランプピンは、結果的にガイド部の裏面側に配置される。
【0015】
次に、蛍光ランプを引き下げる。そうすると、前面溝部に沿って下降する両ランプピンは、対応するガイド部の裏面に接触しつつ両接触片全体を弾性変形させるとともにこれら接触片間を開きながら下降して、ランプピン取付け溝から引出される。したがって、蛍光ランプを一対のランプソケット間から取外すことができる。
【0016】
又、前記第1の発明を実施するにあたり、請求項2の発明のように、前記ガイド部の表面側に斜めに突出するランプ支えを、前記ピン装着凹部の下側に位置して前記ガイド部から切起こすとよい。
【0017】
この請求項2の発明において、ランプ装着時にガイド部の表面に接しながら押上げられるランプピンと接する場合には、ガイド部から切起こされたランプ支えは、弾性変形してランプ装着凹部へのランプピンの通過を許す。そして、ランプの装着状態において、万一、ランプ装着凹部からランプピンが下方に外れた場合には、直ちにランプピンを下側から受け止めて、このランプピンの下降、つまりは蛍光ランプの脱落を防止する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0019】
図1は第1の実施の形態に係るランプソケットを備えた蛍光灯照明器具の構成を示す側面図であり、この蛍光灯照明器具11は、図示しない点灯用回路部品が組込まれた器具本体12の長手方向両端部に夫々配置された図示しないソケット取付け金具にランプソケット13を個別に取付けるとともに、これら一対のソケット13にわたって直管型蛍光ランプ(以下、単にランプと略称する)14を着脱可能に取付けて形成されている。図4に一端部を拡大して示されるランプ14は、周知のように直管構造のバルブの両端部に図示しないフィラメントを内側に支持する口金14aを夫々取付けてなり、これらの口金14aの端面には前記フィラメントに電気的に接続される互いに平行な2本のランプピン14bが突設されている。
【0020】
図2〜図4等に示されるように第1の実施の形態に係るランプソケット13は、ソケット本体15と、少なくとも一組の一対の接触金具16とを具備している。
【0021】
合成樹脂製のソケット本体15は、後面が開放されたソケットボディ21と、このボディ21の開放された後面を塞いでソケットボディ21にねじ22を介して連結されたカバー23とから形成されている。図3中24は夫々ソケットボディ21の幅方向中央部に一体に突設された上側凸部25と下側凸部26とに夫々設けられ前記ねじ22が螺合されるねじ孔である。なお、両凸部25、26は一体に連続しソケットボディ22の長手方向(上下方向)に延びて設けてもよいが、図示のように分割して設けることはソケット本体15の成型材料を少なくできる点で優れている。ソケット本体15にはその上端面に開放されるリード線通孔27が開けられている。
【0022】
ソケット本体15には上下両凸部25、26の両側に位置して互いに平行な一対のランプピン取付け溝28が設けられている。これら取付け溝28は、ソケット本体15の円弧状をなした下部周面に開放して設けられた下面溝部28aと、この溝部28aに連続してソケット本体15の前面に開放して設けられた前面溝部28bとから形成されている。前面溝部28bは上下方向に延びて設けられている。又、図3に示されるようにソケット本体15内には、一対の第1固定部29と一対の第2固定部30とが一体に突設されている。
【0023】
一対の接触金具16は、弾性を有する導電性金属板を曲げ成形してなる一体成形品であり、図3〜図5等に示されるように水平な板状をなす取付け片31と、この取付け片31の一端から斜めに折り曲げられた接触片32とから形成されている。これら接触金具16は、その両片31、32がなす鋭角な曲げ部16aの裏面を第1固定部29に沿わせるとともに接触片32の表面を第2固定部30を接触させた姿勢でソケットボディ21内に組込まれている。両接触金具16はソケットボディ21の幅方向に線対称となる配置で設けられていて、その弾性変形可能な接触片32は多少弾性変形した状態で第2固定部30に当接されている。各取付け片31の夫々には図4に示されるようにリード線33が半田付け等により接続されて、これらリード線33の夫々は前記リード線通孔27を通してランプソケット13の外部に引出されるようになっている。
【0024】
前記のようにソケット本体15に収容された接触金具16の接触片32は斜状のガイド部34を有している。このガイド部34は、前記前面溝部28bに対して斜めに交差するように、しかも、下部を前記下面溝部28aに対向して配置され、かつ、その自由端となる接触片32の先端部(下端部)は前記下側凸部26の側面から離れて配置され、それにより、前記側面方向への接触片32全体の弾性変形を許すように設けられている。
【0025】
ガイド部34における前記前面溝部28b側に位置される幅方向片側には、ピン装着凹部35と、ピン外し用切欠き36と、ランプ支え37とが上下方向に並べられて設けられている。
【0026】
すなわち、ピン装着凹部35は、ガイド部34の上下方向中間部を、その裏面側、言い換えれば、ソケット本体15の幅方向中央部側に向けて突出するように折り曲げて形成されている。この凹部35はガイド部34の全幅にわたり設けられている。それにより、ピン装着凹部35とその下側のガイド部34部分との境界Pは、図3及び図5(A)に示されるように段状をなしているとともに、ピン装着凹部35とその上側のガイド部34部分は前記のような段差を実質的に設けることなく連続されている。したがって、接触片32は略段違い平行状に折り曲げ加工されている。なお、図5(B)中38はピン装着凹部35より上側のガイド部34部分の弾性変形を容易にするためのスリットである。
【0027】
ピン外し用切欠き36は、前記前面溝部28b側に位置されるガイド部34の幅方向片側においてピン装着凹部35の上側に並べて設けられている。第1の実施の形態では、ピン装着凹部35の上側から取付け片31にわたって連続して切欠いているが、取付け片31の部分は切欠かなくても良い。ランプ支え37は、前記前面溝部28b側に位置されるガイド部34の幅方向片側においてピン装着凹部35の下側に並べて設けられている。このランプ支え37はガイド部34の表面側にガイド部34より少し急な傾斜をもって斜めに突出するものであって、ガイド部37から切起こして設けられている。
【0028】
前記構成のランプソケット13にランプ14を取付ける手順を図6により説明する。まず、図6(A)に示されるようにランプ14をその端部に突出された2本のランプピン14bが水平方向に並ぶ姿勢として、そのまま器具本体12と平行な姿勢で押し上げて、これらのピン14bをランプピン取付け溝28の下面溝部28aに夫々挿入するだけでよい。
【0029】
この挿入により、はじめに、両ランプピン14bは、両接触片32のガイド部34の表面に接しながらこれら接触片32全体をその自由端部が互いに近づく方向に前記曲げ部16aを支点として夫々弾性変形させる。そうすると、両接触片32の自由端が下側凸部26の側面に図6(B)に示すように押し当てられるから、この後においては曲げ部16aと下側凸部26に拘束された前記自由端とを支点として接触片32をその中間部が裏面側に凸となるように弾性変形させながらランプピン14bの上方への挿入が行われる。
【0030】
こうしたランプピン14bの挿入に伴って、これらのピン14bは、やがて、ランプ支え37をも弾性変形させながら乗り越え、引き続きガイド部34とピン装着凹部35の下端部とがなす段状の境部P(図3参照)を乗り越えて、その直後に接触片32の表面側からピン装着凹部35に夫々係合される。それにより、一対の接触片32の弾性力は水平方向に並んだ2本のランプピン14b間からこれらのピン14bに対してソケット本体15の幅方向外側に向けて作用するから、節度感をもって弾性的係合が行われる。こうして、図6(C)に示されるようにランプピン14bと両接触金具17とが電気的かつ機械的に接続されてランプ14が取付けられる。
【0031】
又、ランプソケット13からランプ14を取外す手順を図7図により説明する。
【0032】
まず、ランプ14を引き下げるのではなく、この逆にランプ14をそのまま平行に押上げる。そうすると図7(A)に示すようにランプピン14bは接触片32を更に裏面側に弾性変形させながら上昇するので、ピン装着凹部35から上方に抜け出す。この場合、ピン装着凹部35の上端がこの凹部35よりも上側位置のガイド部34部分との間に大きな角部等の屈曲構造を実質的に介在することなく連続されているから、接触片32の前記弾性変形を伴って容易にピン装着凹部35から抜け出すことができる。
【0033】
このような係合の解除により、一対のランプピン14bは、いずれもピン装着凹部35の上方にあるピン外し用切欠き36に到達して接触片32のガイド部34から外れるとともに、前記前面溝部28bの上端に当接される。そのため、既述のように弾性変形された接触片32が夫々蓄えられた弾性力を解放して第2固定部30に当るまで変位して、これら固定部30で位置規制される。それにより、節度感を得ることができるとともに、両接触片32の自由端は下側凸部26の側面から離れて自由状態となる。こうした接触片32の復元動作により、図7(B)に示されるようにランプピン取付け溝28の前面溝部28bでソケット本体15の幅方向の動きを拘束されているランプピン14bは、結果的にガイド部34の裏面側に配置される。
【0034】
次に、ランプ14を平行に引き下げる。そうすると、前面溝部28bに沿って下降する両ランプピン14bは、対応する接触部32におけるガイド部34の裏面に接触しつつ下降する。この時、両ランプピン14bに押されて両接触片32全体は第2固定部30を支点として何ら拘束されていない自由端間が開くように極めて容易に弾性変形し、それにより、図7(C)に示されるように両ランプピン14bの下方への通過を許す。したがって、ランプ14を一対のランプソケット13間から軽く引抜くことができる。なお、以上のランプ取外し時におけるガイド部34の上部を表側から裏側に迂回するランプピン14bの動きを図5(A)中矢印で示す。
【0035】
前記のようにランプ14を取付ける時には、ランプ14を単に押上げるワンタッチ操作だけでよく、軸方向に二度移動させたり、押上げた後にランプ14を回動させる必要がないので、簡単にランプを装着できる。そして、ランプ14を取外す時には、接触片32を無理に弾性変形させる必要がなく、一端押上げた後に引き下げるという既述の操作により、簡単に取外すことができる。
【0036】
そして、前記のランプ装着状態では、水平方向に並んだ2本のランプピン14bに対して、一対の接触片32の弾性力を両ランプピン14b間からソケット本体15の幅方向外側に向けて作用させた係合状態でランプ14を支持するとともに、ピン装着凹部35がランプピン14bを下側から支持し、かつ、接触片32の先端は下側凸部26に当って動き止めされているので、ピン装着凹部35の段状の境部Pを下方に無理矢理乗り越えてピン装着凹部35からランプピン14bを外すような接触片32の動きが防止されて高いランプ保持力を得ることができる。それだけではなく、既述のようにランプ14を取外すには、まず、脱落方向とは逆に上方向にランプ14を押上げる必要がある。したがって、前記のように下方から押上げるだけでランプ14を簡易に取付け得るにも拘らず、振動や衝撃等が作用してもそれに拘らずランプピン14bがピン装着凹部35から不用意に外れて、ランプ14が脱落する恐れがない。
【0037】
しかも、万が一、ピン装着凹部35からランプピン14bが下方に外れた場合にも、前記凹部35の真下に突出しているランプ支え37にランプピン14bが受け止められるから、ランプ14の不用意な脱落を確実に防止できる。
【0038】
又、ランプ14の着脱操作によればランプピン14bは、接触片32の幅方向全体に接するのではなく、前記前面溝部28bよりの片側部分だけに接して移動されるので、ランプ14が装着された状態において、一対の接触片32は、互いの間の間隔が、前面溝部28b側の方がカバー23側相互間の間隔よりも狭くなるように傾けられる。そのため、弾性変形している接触片32の前記傾きに従って、ランプ14にはその軸方向の押圧力を与えることができる。従って、一対のランプソケット13により、ランプ14をその軸方向両側から押さえて、このランプ14を軸方向に動かないように保持できる。
【0039】
なお、本発明は前記第1の実施の形態には制約されない。例えば、取付け片はソケット本体15の幅方向に水平に配置することなく、ソケット本体15の長手方向(上下方向)に延びて設けてもよく、この場合、上下方向に延びた取付け片の下端部が下面溝部28b側に位置され、前面溝部28b側に配置される幅方向片側のみに前記下端部を除いてスリット等で取付け片に対して非連続とした弾性変形可能な接触片32を、取付け片の下端からこの取付け片とともにV字状をなすように斜め上向きに折り曲げて実施してもよい。しかし、第1の実施の形態のようにすることは、接触金具を構成する金属材料の使用量を少なくできる点で優れるだけではなく、ピン接触凹部を長く確保してランプピンとの接触信頼性をより向上できる点で優れている。
【0040】
又、本発明はランプ支え37を省略してもよい。この場合、境界Pからのピン装着凹部35の深さがより深くなるように凹部35を形成して実施することが、確実なランプ脱落止めを得る点で好ましい。
【0041】
更に、本発明は、前記第1の実施形態に示した1灯用のランプソケットに実施を制約されるものではなく、一内のランプ取付け溝及びこれらに対応する一対の接触金具を複数組み備えて、複数本のランプを装着できるようにした多灯用のランプソケットにも適用できる。
【0042】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0043】
請求項1に記載の発明によれば、直管型蛍光ランプをその端部に突出された2本のランプピンが水平方向に並ぶ姿勢のまま押し上げるだけで、その他にランプを移動させたり回動させたりする手間を要することなく、1工程で前記ランプを取付けることができる。又、ランプの取外しは、前記ランプを一旦上方に移動させてからランプピンを接触片のガイド部の裏側に通して引き下げるという手順で容易で行なうことができる。そして、既述のように前記ランプを取外すには、まず、ランプの脱落方向とは逆の上方向に蛍光ランプを押上げる必要があるから、前記のように下方から押上げるだけで蛍光ランプを取付け得るにも拘らず、振動や衝撃等が作用してもランプピンが接触金具から不用意に外れる恐れがなく、したがって、取付けられた蛍光ランプの不用意な脱落を確実に防止できる。
【0044】
請求項2の発明によれば、万が一、ランプピンがピン装着凹部から下方に外れることがあったとしても、それ以上の脱落をガイド部から切起こされたピン支えで防止できるので、ランプソケットに装着された蛍光ランプの不用意な脱落をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るランプソケットを備えた照明器具の構成を示す側面図。
【図2】(A)は第1の実施の形態に係るランプソケットの構成を示す正面図。(B)は第1の実施の形態に係るランプソケットの構成を示す後面図。
【図3】第1の実施の形態に係るランプソケットの構成をカバーを取除いて示す後面図。
【図4】第1の実施の形態に係るランプソケットの構成を蛍光ランプの端部とともに示す分解斜視図。
【図5】(A)は第1の実施の形態に係るランプソケットが備える接触金具の構成を示す側面図。(B)は第1の実施の形態に係るランプソケットが備える接触金具の構成を示す正面図。(C)は第1の実施の形態に係るランプソケットが備える接触金具の構成を示す下面図。
【図6】(A)〜(C)は第1の実施の形態に係るランプソケットの一部を切欠いてこのソケットにランプが取付けられる際の接触金具の動きを順を追って示す後面図。
【図7】(A)〜(C)は第1の実施の形態に係るランプソケットの一部を切欠いてこのソケットからランプを取外す際の接触金具の動きを順を追って示す後面図。
【符号の説明】
13…ランプソケット、
14…直管形蛍光ランプ、
14b…ランプピン、
15…ソケット本体、
16…接触金具、
28…ランプピン取付け溝、
28b…前面溝部、
32…接触片、
34…ガイド部、
35…ピン装着凹部、
36…ピン外し用切欠き、
37…ランプ支え。

Claims (2)

  1. 下部周面及び前面にわたり連続して開放された互いに平行な一対のランプピン取付け溝を有したソケット本体と、このソケット本体に収容され前記ランプピン取付け溝に取外し可能に挿入されるランプピンが着脱される一対の弾性変形可能な導電性接触金具と、を具備するランプソケットにおいて、
    前記接触金具が有する弾性変形可能な接触片が、前記ランプピン取付け溝の上下方向に延びる前面溝部に対して斜めに交差するように配置される斜状のガイド部を有し、
    このガイド部の前記前面溝部側に位置される幅方向片側に、前記ガイド部をその裏面側に突出するように折り曲げて形成され前記ガイド部の表面側から前記ランプピンが装着されてこのピンを支えるピン装着凹部を設けるとともに、この凹部の上側に並べてピン外し用切欠きを設け、
    前記ピン装着凹部に装着されたランプピンが押上げられた際に前記切欠きを通して前記ガイド部の裏面側に前記ランプピンを配置可能であるとともに、前記裏面側を通して前記ランプピンを引出し可能としたことを特徴とするランプソケット。
  2. 前記ガイド部の表面側に斜めに突出するランプ支えを、前記ピン装着凹部の下側に位置して前記ガイド部から切起こしたことを特徴とする請求項1に記載のランプソケット。
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