JP3435433B2 - 多目的貨物船の船倉配置構造 - Google Patents
多目的貨物船の船倉配置構造Info
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- B63B25/20—Detachable decks for motor vehicles or the like
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、ブレイクバ
ルクおよびコンテナの３種類の貨物を同時に積載可能に
した船舶の船倉の配置構造に関する。
ルクおよびコンテナの３種類の貨物を同時に積載可能に
した船舶の船倉の配置構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、複数種の貨物を積載する船舶と
しては、例えばコンテナ専用船に建設機械などの分解部
品（以下、「ブレイクバルク」という）を積載する船舶
や、自動車運搬船にコンテナを積載する船舶が従来より
知られている。図６は従来のコンテナ専用船の所定の船
底位置にブレイクバルクを積載した例を示す図である。
図６において、コンテナ専用船１０１は、船首水槽１０
２、コンテナ用船倉空間１０３、エンジン室１０４、居
室１０５、煙突１０６、プロペラ１０７、舵１０８、エ
ンジン１０９等から概ね構成されている。
しては、例えばコンテナ専用船に建設機械などの分解部
品（以下、「ブレイクバルク」という）を積載する船舶
や、自動車運搬船にコンテナを積載する船舶が従来より
知られている。図６は従来のコンテナ専用船の所定の船
底位置にブレイクバルクを積載した例を示す図である。
図６において、コンテナ専用船１０１は、船首水槽１０
２、コンテナ用船倉空間１０３、エンジン室１０４、居
室１０５、煙突１０６、プロペラ１０７、舵１０８、エ
ンジン１０９等から概ね構成されている。
【０００３】コンテナ用船倉空間１０３には、ミッドシ
ップＭＳの前後に所定の空間１１０が形成されるよう
に、コンテナストッパ１１１およびビーム１１２を設け
ている。コンテナストッパ１１１は、コンテナの四隅部
コーナーを橋渡しする金具である。また、ビーム１１２
は、横方向のセルガイド間に橋渡しする金具である。こ
れらコンテナストッパ１１１およびビーム１１２によ
り、これら金具１１１，１１２の上にコンテナ１１３が
積載されることになり、この下に空間１１０が形成され
ることになる。
ップＭＳの前後に所定の空間１１０が形成されるよう
に、コンテナストッパ１１１およびビーム１１２を設け
ている。コンテナストッパ１１１は、コンテナの四隅部
コーナーを橋渡しする金具である。また、ビーム１１２
は、横方向のセルガイド間に橋渡しする金具である。こ
れらコンテナストッパ１１１およびビーム１１２によ
り、これら金具１１１，１１２の上にコンテナ１１３が
積載されることになり、この下に空間１１０が形成され
ることになる。
【０００４】したがって、コンテナストッパ１１１およ
びビーム１１２の下方の空間１１０に、ブレイクバルク
１１４を積載し、これ以外の空間にコンテナ１１３を積
載している。そして、上記コンテナ専用船１０１では、
コンテナ１１３およびブレイクバルク１１４を積載した
ときに、コンテナ１１３およびブレイクバルク１１４の
重心はミッドシップＭＳの位置よりやや前方になるよう
に積載していた。
びビーム１１２の下方の空間１１０に、ブレイクバルク
１１４を積載し、これ以外の空間にコンテナ１１３を積
載している。そして、上記コンテナ専用船１０１では、
コンテナ１１３およびブレイクバルク１１４を積載した
ときに、コンテナ１１３およびブレイクバルク１１４の
重心はミッドシップＭＳの位置よりやや前方になるよう
に積載していた。
【０００５】図７は、従来の自動車運搬船にコンテナを
積載した例を示す図である。図７において、自動車運搬
船２０１は、概ね、船首水槽２０２、車両用船倉空間２
０３、エンジン室２０４、居室２０５、煙突２０６、プ
ロペラ２０７、舵２０８、ランプ２０９、エンジン２１
０等から構成されている。この自動車運搬船２０１で
は、暴露甲板２１１の上にコンテナ２１３を積載し、車
両用船倉空間２０３の内部の複数階の車両収容部２１２
に車両２１４を積載している。そして、上記自動車運搬
船２０１では、コンテナ２１３および車両２１４を積載
したときに、コンテナ２１３および車両２１４の重心は
ミッドシップＭＳの位置よりやや前方になるように積載
していた。
積載した例を示す図である。図７において、自動車運搬
船２０１は、概ね、船首水槽２０２、車両用船倉空間２
０３、エンジン室２０４、居室２０５、煙突２０６、プ
ロペラ２０７、舵２０８、ランプ２０９、エンジン２１
０等から構成されている。この自動車運搬船２０１で
は、暴露甲板２１１の上にコンテナ２１３を積載し、車
両用船倉空間２０３の内部の複数階の車両収容部２１２
に車両２１４を積載している。そして、上記自動車運搬
船２０１では、コンテナ２１３および車両２１４を積載
したときに、コンテナ２１３および車両２１４の重心は
ミッドシップＭＳの位置よりやや前方になるように積載
していた。
【０００６】このように、上記コンテナ専用船１０１も
上記自動車運搬船２０１でも、貨物の重心がミッドシッ
プＭＳよりやや前方になるようにする理由は、船体自身
の重心がミッドシップＭＳよりやや後方にあり、船舶の
前後の喫水調整（トリム調整）に不可欠のことであるか
らである。このような理由から、見かけの比重が異なる
貨物を３種類以上積載する船舶を実現することは困難な
ことであった。
上記自動車運搬船２０１でも、貨物の重心がミッドシッ
プＭＳよりやや前方になるようにする理由は、船体自身
の重心がミッドシップＭＳよりやや後方にあり、船舶の
前後の喫水調整（トリム調整）に不可欠のことであるか
らである。このような理由から、見かけの比重が異なる
貨物を３種類以上積載する船舶を実現することは困難な
ことであった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、見か
けの比重の異なる貨物を３種類積載して運搬することが
要求されてきている。しかしながら、上述した理由によ
り、トリム調整が困難なことから、見かけの比重の異な
る貨物を３種類積載して運搬することは、従来、実現さ
れていなかった。したがって、従来の船舶による運搬で
は、運航効率が悪いという欠点があった。本発明は、上
述した従来の欠点を解消し、見かけの比重の異なる貨物
を３種類同時に積載し運航可能にした多目的貨物船の船
倉配置構造を提供することを目的としている。
けの比重の異なる貨物を３種類積載して運搬することが
要求されてきている。しかしながら、上述した理由によ
り、トリム調整が困難なことから、見かけの比重の異な
る貨物を３種類積載して運搬することは、従来、実現さ
れていなかった。したがって、従来の船舶による運搬で
は、運航効率が悪いという欠点があった。本発明は、上
述した従来の欠点を解消し、見かけの比重の異なる貨物
を３種類同時に積載し運航可能にした多目的貨物船の船
倉配置構造を提供することを目的としている。
【０００８】上記目的を達成するために、本願請求項１
に係る発明は、多目的貨物船の船倉配置構造において、
船倉は、所定の隔壁に車両搬出、搬入用水密扉並びに所
定の隔壁の間にコンテナストッパーおよびセルガイド間
に橋渡し可能なビームを有し、ミッドシップの後方に配
置した見かけ比重が約０．０５〔ｔ／m3〕の車両を積載
する車両用船倉空間と、前記ミッドシップの前後の所定
の船底領域に配置した見かけ比重が約０．０５〜１．０
〔ｔ／m3〕のブレイクバルクを積載するブレイクバルク
用船倉空間と、前記ミッドシップの所定の後方位置から
前方に渡って配置した見かけ比重が約０．５〔ｔ／m3〕
のコンテナを積載するコンテナ用船倉空間とからなるこ
とを特徴とする。また、本願請求項２に係る発明は、請
求項１記載の多目的貨物船の船倉配置構造において、前
記車両用船倉空間、前記ブレイクバルク用船倉空間およ
び前記コンテナ用船倉空間は、当該船倉の用途とは異な
る他の貨物をも収納することができるものであることを
特徴とする。
に係る発明は、多目的貨物船の船倉配置構造において、
船倉は、所定の隔壁に車両搬出、搬入用水密扉並びに所
定の隔壁の間にコンテナストッパーおよびセルガイド間
に橋渡し可能なビームを有し、ミッドシップの後方に配
置した見かけ比重が約０．０５〔ｔ／m3〕の車両を積載
する車両用船倉空間と、前記ミッドシップの前後の所定
の船底領域に配置した見かけ比重が約０．０５〜１．０
〔ｔ／m3〕のブレイクバルクを積載するブレイクバルク
用船倉空間と、前記ミッドシップの所定の後方位置から
前方に渡って配置した見かけ比重が約０．５〔ｔ／m3〕
のコンテナを積載するコンテナ用船倉空間とからなるこ
とを特徴とする。また、本願請求項２に係る発明は、請
求項１記載の多目的貨物船の船倉配置構造において、前
記車両用船倉空間、前記ブレイクバルク用船倉空間およ
び前記コンテナ用船倉空間は、当該船倉の用途とは異な
る他の貨物をも収納することができるものであることを
特徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図１ないし図５を参照して説明する。図１は本発明の
実施の形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造を示す側
面図である。図２は本発明の実施の形態に係る多目的貨
物船の船倉配置構造の一部を示す上甲板の平面図、図３
は本発明の実施の形態に係る多目的貨物船の船倉配置構
造の貨物の積載の例を示す側面図、図４は本発明の実施
の形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造の貨物の積載
の他の例を示す側面図、図５は本発明の実施の形態に係
る多目的貨物船の船倉配置構造の貨物の積載のさらに他
の例を示す側面図である。
て図１ないし図５を参照して説明する。図１は本発明の
実施の形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造を示す側
面図である。図２は本発明の実施の形態に係る多目的貨
物船の船倉配置構造の一部を示す上甲板の平面図、図３
は本発明の実施の形態に係る多目的貨物船の船倉配置構
造の貨物の積載の例を示す側面図、図４は本発明の実施
の形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造の貨物の積載
の他の例を示す側面図、図５は本発明の実施の形態に係
る多目的貨物船の船倉配置構造の貨物の積載のさらに他
の例を示す側面図である。
【００１０】これらの図において、本発明における船舶
１は、船体１ａの最前方に船首水槽２を設けている。ま
た、船体１ａには、船首水槽２とエンジン室４との間
に、コンテナ用船倉空間３ａ、ブレイクバルク用船倉空
間３ｂ、および車両用船倉空間３ｃが設けられている。
エンジン室４の上部には車両用船倉空間３ｃが設けられ
ており、その車両用船倉空間３ｃの上部には居室５が設
けられている。居室５の後方上部には煙突６が設けられ
ている。また、エンジン室４の後方外部には、プロペラ
７と、舵８とがそれぞれ設けられている。このエンジン
室４の内部には、エンジン９が設けられている。また、
船体１ａの船尾にはランプ１１が配置されており、この
ランプ１１を地上に渡しかけ、車両の搬入、搬出に使用
することができる。また、符号１ｂは荷役用クレーン設
備である。
１は、船体１ａの最前方に船首水槽２を設けている。ま
た、船体１ａには、船首水槽２とエンジン室４との間
に、コンテナ用船倉空間３ａ、ブレイクバルク用船倉空
間３ｂ、および車両用船倉空間３ｃが設けられている。
エンジン室４の上部には車両用船倉空間３ｃが設けられ
ており、その車両用船倉空間３ｃの上部には居室５が設
けられている。居室５の後方上部には煙突６が設けられ
ている。また、エンジン室４の後方外部には、プロペラ
７と、舵８とがそれぞれ設けられている。このエンジン
室４の内部には、エンジン９が設けられている。また、
船体１ａの船尾にはランプ１１が配置されており、この
ランプ１１を地上に渡しかけ、車両の搬入、搬出に使用
することができる。また、符号１ｂは荷役用クレーン設
備である。
【００１１】次に、この船舶１の各船倉の配置構造につ
いて説明する。コンテナ用船倉空間３ａは、図１に示す
ように、コンテナ１０ａを積載したときの重心Ｇａがミ
ッドシップＭＳの前方側の所定の領域（ミッドシップＭ
Ｓより前方に０．０５Ｌ〜０．１５Ｌの領域）Ａｒａに
なるように配置している。これは、コンテナ１０ａが見
かけの比重ρａが約０．５〔ｔ／m3〕であるため、ミッ
ドシップＭＳより前方側の所定の領域（ミッドシップＭ
Ｓより前方に０．０５Ｌ〜０．１５Ｌの領域）Ａｒａに
当該重心Ｇａが配置されると、船舶１の重心がミッドシ
ップＭＳより後方にあるので、トリム調整が容易になる
からである。
いて説明する。コンテナ用船倉空間３ａは、図１に示す
ように、コンテナ１０ａを積載したときの重心Ｇａがミ
ッドシップＭＳの前方側の所定の領域（ミッドシップＭ
Ｓより前方に０．０５Ｌ〜０．１５Ｌの領域）Ａｒａに
なるように配置している。これは、コンテナ１０ａが見
かけの比重ρａが約０．５〔ｔ／m3〕であるため、ミッ
ドシップＭＳより前方側の所定の領域（ミッドシップＭ
Ｓより前方に０．０５Ｌ〜０．１５Ｌの領域）Ａｒａに
当該重心Ｇａが配置されると、船舶１の重心がミッドシ
ップＭＳより後方にあるので、トリム調整が容易になる
からである。
【００１２】前記ブレイクバルク用船倉空間３ｂは、図
１に示すように、ブレイクバルク１０ｂを積載したとき
の重心ＧｂがミッドシップＭＳの前方側の所定の領域
（ミッドシップＭＳより前方に０〜０．１５Ｌの領域）
Ａｒｂにくるように配置している。これは、ブレイクバ
ルク１０ｂが見かけの比重ρｂが、０.０５〜１.０〔ｔ
／m3〕であるため、ミッドシップＭＳより前方側の所定
の領域Ａｒｂに当該重心Ｇｂが配置されると、船舶１の
重心がミッドシップＭＳより後方にあるので、トリム調
整が容易になるからである。
１に示すように、ブレイクバルク１０ｂを積載したとき
の重心ＧｂがミッドシップＭＳの前方側の所定の領域
（ミッドシップＭＳより前方に０〜０．１５Ｌの領域）
Ａｒｂにくるように配置している。これは、ブレイクバ
ルク１０ｂが見かけの比重ρｂが、０.０５〜１.０〔ｔ
／m3〕であるため、ミッドシップＭＳより前方側の所定
の領域Ａｒｂに当該重心Ｇｂが配置されると、船舶１の
重心がミッドシップＭＳより後方にあるので、トリム調
整が容易になるからである。
【００１３】前記車両用船倉空間３ｃは、車両１０ｃを
積載したときの重心ＧｃがミッドシップＭＰの後方の所
定の領域（ミッドシップＭＳより後方に０．２Ｌ〜０．
３Ｌの領域）Ａｒｃにくるように配置している。これ
は、車両１０ｃが見かけの比重ρｃが、約０．０５〔ｔ
／m3〕であるため、ミッドシップＭＳより後方側の所定
の領域Ａｒｃに当該重心Ｇｂが配置されても、モーメン
トが小さいので、船舶１の船首水槽２に注排水すること
により、容易にトリム調整をすることが可能となるから
である。
積載したときの重心ＧｃがミッドシップＭＰの後方の所
定の領域（ミッドシップＭＳより後方に０．２Ｌ〜０．
３Ｌの領域）Ａｒｃにくるように配置している。これ
は、車両１０ｃが見かけの比重ρｃが、約０．０５〔ｔ
／m3〕であるため、ミッドシップＭＳより後方側の所定
の領域Ａｒｃに当該重心Ｇｂが配置されても、モーメン
トが小さいので、船舶１の船首水槽２に注排水すること
により、容易にトリム調整をすることが可能となるから
である。
【００１４】また、車両用船倉空間３ｃの一部には、図
３、図４に示すように、居室５の前方の暴露甲板１２の
中央部に方形状のハッチ１３を設け、当該ハッチ１３を
ハッチカバー２３で覆えるようにしてある。また、エン
ジン室４の前方の車両用船倉空間３ｃの上甲板の車両甲
板１５ｓには、図２に示すように、上記ハッチ１３と同
じ面積のオープニング１６を設けるとともに、ハッチカ
バー２３で覆えるようにしてある。また、この上甲板の
車両甲板１５ｓには、図２に示すように、この上甲板の
甲板１５ｓから一階下の甲板１５に向けてスロープウェ
イ１７ｓが設けられている。
３、図４に示すように、居室５の前方の暴露甲板１２の
中央部に方形状のハッチ１３を設け、当該ハッチ１３を
ハッチカバー２３で覆えるようにしてある。また、エン
ジン室４の前方の車両用船倉空間３ｃの上甲板の車両甲
板１５ｓには、図２に示すように、上記ハッチ１３と同
じ面積のオープニング１６を設けるとともに、ハッチカ
バー２３で覆えるようにしてある。また、この上甲板の
車両甲板１５ｓには、図２に示すように、この上甲板の
甲板１５ｓから一階下の甲板１５に向けてスロープウェ
イ１７ｓが設けられている。
【００１５】同様に、上甲板の車両甲板１５ｓの下部の
車両甲板１５，１５，…にも、上記ハッチ１３と同じ面
積のオープニングを設けるとともに、ハッチカバー２３
で覆えるようにしてある。同様に、各車両甲板１５，１
５，…には、図３、図４に示すように、各階を結ぶスロ
ープウェイ１７，１７，…が配置されている。ここで、
ハッチ１３をハッチカバー２３で覆い、かつ、各オープ
ニングをハッチカバー２３で覆えば自動車専用の車両用
船倉空間３ｃとなる。また、スロープウェイ１７，１
７，…を介して各階の車両用船倉３０，３０，…に車両
を搬入、搬出させることが可能になるとともに、ブレイ
クバルク用船倉空間３ｂにも車両を搬入、搬出すること
が可能となる。また、ハッチ１３からハッチカバーを外
し、かつ、各オープニングにハッチカバーを外せば、コ
ンテナ用船倉空間３ａとして使用することができる。
車両甲板１５，１５，…にも、上記ハッチ１３と同じ面
積のオープニングを設けるとともに、ハッチカバー２３
で覆えるようにしてある。同様に、各車両甲板１５，１
５，…には、図３、図４に示すように、各階を結ぶスロ
ープウェイ１７，１７，…が配置されている。ここで、
ハッチ１３をハッチカバー２３で覆い、かつ、各オープ
ニングをハッチカバー２３で覆えば自動車専用の車両用
船倉空間３ｃとなる。また、スロープウェイ１７，１
７，…を介して各階の車両用船倉３０，３０，…に車両
を搬入、搬出させることが可能になるとともに、ブレイ
クバルク用船倉空間３ｂにも車両を搬入、搬出すること
が可能となる。また、ハッチ１３からハッチカバーを外
し、かつ、各オープニングにハッチカバーを外せば、コ
ンテナ用船倉空間３ａとして使用することができる。
【００１６】さらに、車両用船倉空間３ｃの一部には、
リフタブルカーデッキ２０が設けられており、車高に応
じて車両用船倉空間３ｃの一部の倉庫３０ａの天井高さ
を変更できるようにしてある。また、ブレイクバルク用
船倉空間３ｂの後方隔壁１８には、図３、図４に示すよ
うに、水密扉１９が設けられており、車両用船倉空間３
ｃのタンクトップ（上甲板の車両甲板１５ｓ）から車両
を搬入、搬出ができるようになっている。
リフタブルカーデッキ２０が設けられており、車高に応
じて車両用船倉空間３ｃの一部の倉庫３０ａの天井高さ
を変更できるようにしてある。また、ブレイクバルク用
船倉空間３ｂの後方隔壁１８には、図３、図４に示すよ
うに、水密扉１９が設けられており、車両用船倉空間３
ｃのタンクトップ（上甲板の車両甲板１５ｓ）から車両
を搬入、搬出ができるようになっている。
【００１７】〔積載態様１〕次に、コンテナ１０ａ、ブ
レイクバルク１０ｂおよび車両１０ｃを積載する本来の
積載態様について図１を参照して説明する。前記ブレイ
クバルク１０ｂは、車両を使用して、ランプ１１、各ス
ロープウェイ１７，１７，…を通ってブレイクバルク用
船倉空間３ｂに搬入し、図１に示すように積載する。ま
た、コンテナ１０ａを積載するときには、図１に示すよ
うに、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上部の各隔壁１
８の間にストッパおよびビーム２１，２１，２１で橋渡
する。ここで、コンテナストッパは、車両１０ｃの四隅
部コーナーを橋渡しする金具である。また、ビーム２１
は、横方向のセルガイド間に橋渡しする金具である。こ
のようにストッパおよびビーム２１，２１，２１を橋渡
ししたところで、図１に示すように、コンテナ用船倉空
間３ａの内部ではセルガイド方式でコンテナ１０ａを積
載する。また、船体１ａの上甲板の上部の暴露部では、
図１に示すように、コンテナ１０ａのラッシング金物等
により固縛され、積載する。さらに、車両１０ｃは、図
１に示すように、各階の車両用船倉３０，３０，…に積
載される。また、上甲板の車両甲板１５の天井部は、リ
フタブルカーデッキ２０により天井高さを変更して、車
高の高い車両１０ｃｃを積載できる。
レイクバルク１０ｂおよび車両１０ｃを積載する本来の
積載態様について図１を参照して説明する。前記ブレイ
クバルク１０ｂは、車両を使用して、ランプ１１、各ス
ロープウェイ１７，１７，…を通ってブレイクバルク用
船倉空間３ｂに搬入し、図１に示すように積載する。ま
た、コンテナ１０ａを積載するときには、図１に示すよ
うに、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上部の各隔壁１
８の間にストッパおよびビーム２１，２１，２１で橋渡
する。ここで、コンテナストッパは、車両１０ｃの四隅
部コーナーを橋渡しする金具である。また、ビーム２１
は、横方向のセルガイド間に橋渡しする金具である。こ
のようにストッパおよびビーム２１，２１，２１を橋渡
ししたところで、図１に示すように、コンテナ用船倉空
間３ａの内部ではセルガイド方式でコンテナ１０ａを積
載する。また、船体１ａの上甲板の上部の暴露部では、
図１に示すように、コンテナ１０ａのラッシング金物等
により固縛され、積載する。さらに、車両１０ｃは、図
１に示すように、各階の車両用船倉３０，３０，…に積
載される。また、上甲板の車両甲板１５の天井部は、リ
フタブルカーデッキ２０により天井高さを変更して、車
高の高い車両１０ｃｃを積載できる。
【００１８】〔積載態様２〕次に、多数のコンテナ１０
ａと少ない台数の車両１０ｃを積載する場合についての
積載態様について図３を参照して説明する。この場合に
は、車両用船倉空間３ｃの一部に設けたハッチ１３から
ハッチカバーを外し、かつ、各オープニング１６，１
６，…からハッチカバーを外す作業が必要となる。さら
に、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上部の各隔壁１８
の間に橋渡ししてあるストッパおよびビームを取り除い
ておく。すると、図３に示すように、居室５の直前下に
ある車両用船倉空間３ｃの一部にもコンテナ１０ａを積
載できるとともに、ブレイクバルク用船倉空間３ｂにも
コンテナ１０ａを積載することができる。
ａと少ない台数の車両１０ｃを積載する場合についての
積載態様について図３を参照して説明する。この場合に
は、車両用船倉空間３ｃの一部に設けたハッチ１３から
ハッチカバーを外し、かつ、各オープニング１６，１
６，…からハッチカバーを外す作業が必要となる。さら
に、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上部の各隔壁１８
の間に橋渡ししてあるストッパおよびビームを取り除い
ておく。すると、図３に示すように、居室５の直前下に
ある車両用船倉空間３ｃの一部にもコンテナ１０ａを積
載できるとともに、ブレイクバルク用船倉空間３ｂにも
コンテナ１０ａを積載することができる。
【００１９】〔積載態様３〕次に、コンテナ１０ａと多
くの台数の車両１０ｃを積載する場合についての積載態
様について図４を参照して説明する。この場合には、図
４に示すように、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上部
の各隔壁１８の間にストッパおよびビーム２１，２１，
２１で橋渡しておく。また、水密扉１９を通って車両１
０ｃをブレイクバルク用船倉空間３ｂの内部にまで、積
載する。これにより、車両用船倉空間３ｃのほかに、ブ
レイクバルク用船倉空間３ｂに車両１０ｃを積載するこ
とができる。なお、コンテナ１０ａは、図１に説明した
積載方式と同様の方式を採用して積載するものとする。
くの台数の車両１０ｃを積載する場合についての積載態
様について図４を参照して説明する。この場合には、図
４に示すように、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上部
の各隔壁１８の間にストッパおよびビーム２１，２１，
２１で橋渡しておく。また、水密扉１９を通って車両１
０ｃをブレイクバルク用船倉空間３ｂの内部にまで、積
載する。これにより、車両用船倉空間３ｃのほかに、ブ
レイクバルク用船倉空間３ｂに車両１０ｃを積載するこ
とができる。なお、コンテナ１０ａは、図１に説明した
積載方式と同様の方式を採用して積載するものとする。
【００２０】〔積載態様４〕次に、コンテナ１０ａとブ
レイクバルク１０ｂと車両１０ｃとを積載する他の積載
態様について図５を参照して説明する。この場合には、
図５に示すように、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上
部の各隔壁１８の間にストッパおよびビーム２１，２
１，２１で橋渡しておくとともに、これらストッパおよ
びビーム２１，２１，２１の上に架設デッキ２２，２
２，…を橋渡ししておく。そして、車両１０ｃについて
は、図５に示すように、車両用船倉空間３ｃに積載する
とともに、本来のブレイクバルク用船倉空間３ｂにも積
載する。また、ブレイクバルク１０ｂについては、図５
に示すように、架設デッキ２２，２２，…で橋渡したコ
ンテナ用船倉空間３ａの一部の内部に積載する。さら
に、コンテナ１０ａについては、図５に示すように、前
方のコンテナ用船倉空間３ａの内部の一部に積載する。
また、船体１ａの暴露部にも、図５に示すように、コン
テナ１０ａを積載している。積載方式は、積載態様１で
説明した方式を採用している。
レイクバルク１０ｂと車両１０ｃとを積載する他の積載
態様について図５を参照して説明する。この場合には、
図５に示すように、ブレイクバルク用船倉空間３ｂの上
部の各隔壁１８の間にストッパおよびビーム２１，２
１，２１で橋渡しておくとともに、これらストッパおよ
びビーム２１，２１，２１の上に架設デッキ２２，２
２，…を橋渡ししておく。そして、車両１０ｃについて
は、図５に示すように、車両用船倉空間３ｃに積載する
とともに、本来のブレイクバルク用船倉空間３ｂにも積
載する。また、ブレイクバルク１０ｂについては、図５
に示すように、架設デッキ２２，２２，…で橋渡したコ
ンテナ用船倉空間３ａの一部の内部に積載する。さら
に、コンテナ１０ａについては、図５に示すように、前
方のコンテナ用船倉空間３ａの内部の一部に積載する。
また、船体１ａの暴露部にも、図５に示すように、コン
テナ１０ａを積載している。積載方式は、積載態様１で
説明した方式を採用している。
【００２１】以上説明したように積載態様１ないし積載
態様４からもわかるように、コンテナ用船倉空間３ａ、
ブレイクバルク用船倉空間３ｂあるいは車両用船倉空間
３ｃは、当該名称の貨物に専用に使用するものではな
く、積載態様（使用の態様）によっては当該船倉の用途
とは異なる他の貨物を収納することができる。
態様４からもわかるように、コンテナ用船倉空間３ａ、
ブレイクバルク用船倉空間３ｂあるいは車両用船倉空間
３ｃは、当該名称の貨物に専用に使用するものではな
く、積載態様（使用の態様）によっては当該船倉の用途
とは異なる他の貨物を収納することができる。
【００２２】また、本発明の実施の態様では、基本的、
車両１０ｃの積載による重心ＧｃはミッドシップＭＳよ
り後方になるように車両用船倉空間３ｃが配置されてお
り、コンテナ１０ａおよびブレイクバルク１０ｂの積載
による重心ＧａおよびＧｂはミッドシップＭＳより前方
にくるようにコンテナ用船倉空間３ａおよびブレイクバ
ルク用船倉空間３ｂが配置されているので、本来の積載
態様でない積載態様（積載態様２，３，４）でも、重心
位置が本来のものとほぼ同じになり、トリム調整を容易
に行なうことができる。上述したように本発明の実施の
形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造によれば、見か
け比重の異なる貨物を同時に積載することが可能になっ
て、輸送効率が著しく向上する。また、本発明の実施の
形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造によれば、多様
な積載態様が可能であるので、積載貨物の自由度が増加
し、輸送効率も向上する。
車両１０ｃの積載による重心ＧｃはミッドシップＭＳよ
り後方になるように車両用船倉空間３ｃが配置されてお
り、コンテナ１０ａおよびブレイクバルク１０ｂの積載
による重心ＧａおよびＧｂはミッドシップＭＳより前方
にくるようにコンテナ用船倉空間３ａおよびブレイクバ
ルク用船倉空間３ｂが配置されているので、本来の積載
態様でない積載態様（積載態様２，３，４）でも、重心
位置が本来のものとほぼ同じになり、トリム調整を容易
に行なうことができる。上述したように本発明の実施の
形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造によれば、見か
け比重の異なる貨物を同時に積載することが可能になっ
て、輸送効率が著しく向上する。また、本発明の実施の
形態に係る多目的貨物船の船倉配置構造によれば、多様
な積載態様が可能であるので、積載貨物の自由度が増加
し、輸送効率も向上する。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、見
かけ比重の異なる貨物を同時に積載することが可能にな
り、輸送効率が著しく向上する。また、本発明によれ
ば、多様な積載態様が可能となるので、積載貨物の自由
度が増加し、輸送効率も向上する。
かけ比重の異なる貨物を同時に積載することが可能にな
り、輸送効率が著しく向上する。また、本発明によれ
ば、多様な積載態様が可能となるので、積載貨物の自由
度が増加し、輸送効率も向上する。
【図１】本発明の実施の形態に係る多目的貨物船の船倉
配置構造を示す側面図である。
配置構造を示す側面図である。
【図２】本発明の実施の形態に係る多目的貨物船の船倉
配置構造の一部を示す平面図である。
配置構造の一部を示す平面図である。
【図３】本発明の実施の形態に係る多目的貨物船の船倉
配置構造の貨物の積載の例を示す側面図である。
配置構造の貨物の積載の例を示す側面図である。
【図４】本発明の実施の形態に係る多目的貨物船の船倉
配置構造の貨物の積載の他の例を示す側面図である。
配置構造の貨物の積載の他の例を示す側面図である。
【図５】本発明の実施の形態に係る多目的貨物船の船倉
配置構造の貨物の積載のさらに他の例を示す側面図であ
る。
配置構造の貨物の積載のさらに他の例を示す側面図であ
る。
【図６】従来のコンテナ専用船にブレイクバルクを積載
した例を示す側面図である。
した例を示す側面図である。
【図７】従来の自動車運搬船にコンテナを積載した例を
示す側面図である。
示す側面図である。
１ 船舶
１ａ 船体
２ 船首水槽
３ａ コンテナ用船倉空間
３ｂ ブレイクバルク用船倉空間
３ｃ 車両用船倉空間
４ エンジン室
５ 居室
９ エンジン
１０ａ コンテナ
１０ｂ ブレイクバルク
１０ｃ 車両
１１ ランプ
１２ 暴露甲板
１３ ハッチ
１５ 車両甲板
１６ オープニング
１７ スロープウェイ
１８ 隔壁
１９ 水密扉
２２ 架設デッキ
２３ ハッチカバー
ＭＳ ミッドシップ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭62−261587（ＪＰ，Ａ)
特開 昭54−122593（ＪＰ，Ａ)
特公 昭63−36998（ＪＰ，Ｂ１)
上野喜一郎，船の知識，日本，海文堂
出版株式会社，1979年 １月20日，９
版，ｐ．99−100
橋本武昭，船舶積荷，日本，天然社,
1952年 ６月10日，ｐ．13−14
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B63B 11/02
B63B 25/00
Claims (2)
- 【請求項１】 多目的貨物船の船倉配置構造において、 船倉は、 所定の隔壁に車両搬出、搬入用水密扉並びに所定の隔壁
の間にコンテナストッパーおよびセルガイド間に橋渡し
可能なビームを有し、ミッドシップの後方に配置した見
かけ比重が約０．０５〔ｔ／m3〕の車両を積載する車両
用船倉空間と、 前記ミッドシップの前後の所定の船底領域に配置した見
かけ比重が約０．０５〜１．０〔ｔ／m3〕のブレイクバ
ルクを積載するブレイクバルク用船倉空間と、 前記ミッドシップの所定の後方位置から前方に渡って配
置した見かけ比重が約０．５〔ｔ／m3〕のコンテナを積
載するコンテナ用船倉空間とからなることを特徴とする
多目的貨物船の船倉配置構造。 - 【請求項２】 前記車両用船倉空間、前記ブレイクバル
ク用船倉空間および前記コンテナ用船倉空間は、当該船
倉の用途とは異なる他の貨物をも収納することができる
ものであることを特徴とする請求項１記載の多目的貨物
船の船倉配置構造。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000147767A JP3435433B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 多目的貨物船の船倉配置構造 |
| DE10081502T DE10081502B4 (de) | 2000-05-19 | 2000-07-19 | Mehrzweckfrachtschiff |
| CNB008007810A CN1211250C (zh) | 2000-05-19 | 2000-07-19 | 多目的货船船舱配置结构 |
| PCT/JP2000/004833 WO2001087701A1 (fr) | 2000-05-19 | 2000-07-19 | Structure de cale de navire de charge pour cargaisons diverses |
| KR10-2002-7000707A KR100478166B1 (ko) | 2000-05-19 | 2000-07-19 | 다목적 화물선의 선창 배치 구조 |
| PL354679A PL204668B1 (pl) | 2000-05-19 | 2000-07-19 | Struktura ładowni w uniwersalnym statku towarowym |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000147767A JP3435433B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 多目的貨物船の船倉配置構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001328585A JP2001328585A (ja) | 2001-11-27 |
| JP3435433B2 true JP3435433B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=18653909
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000147767A Expired - Lifetime JP3435433B2 (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 多目的貨物船の船倉配置構造 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
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| KR (1) | KR100478166B1 (ja) |
| CN (1) | CN1211250C (ja) |
| DE (1) | DE10081502B4 (ja) |
| PL (1) | PL204668B1 (ja) |
| WO (1) | WO2001087701A1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| SE0301430L (sv) * | 2003-05-16 | 2004-04-20 | Tts Ships Equipment Ab | Anordning vid lastdäck för fordon på fartyg |
| KR20050007497A (ko) * | 2003-07-08 | 2005-01-19 | (주)미래해운 | 선박 |
| WO2005095197A1 (en) * | 2004-03-03 | 2005-10-13 | Great American Lines, Inc. | Multi-mode ship for transporting vehicles |
| FI122136B (fi) * | 2005-09-20 | 2011-09-15 | Waertsilae Finland Oy | Vesikulkuneuvo |
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| CN106114764A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-11-16 | 南通中远川崎船舶工程有限公司 | 一种汽车滚转船舱内坡道连续式布置方式 |
| CN107244383B (zh) * | 2017-07-04 | 2024-03-01 | 宏康控股有限公司 | 一种多用途船的船体结构 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1288938B (de) * | 1967-02-04 | 1969-02-06 | Blohm Voss Ag | Schiffsrumpf, insbesondere fuer ein Frachtschiff |
| US3889619A (en) * | 1974-02-06 | 1975-06-17 | Pullman Inc | Barge construction |
| JPS5415287A (en) * | 1977-07-04 | 1979-02-05 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Foldable deck for ship |
| JPS54120187A (en) * | 1978-03-10 | 1979-09-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Cargo hold formed between decks |
| JPS57130886A (en) * | 1981-02-05 | 1982-08-13 | Hitachi Zosen Corp | Container/car carrier ship |
| JPS59156891U (ja) * | 1983-04-08 | 1984-10-22 | 三井造船株式会社 | 貨物船の可動カ−デツキ装置 |
| FI97459C (fi) * | 1993-01-27 | 1996-12-27 | Pekka Eino Rapeli | Yksikkölastilaiva |
-
2000
- 2000-05-19 JP JP2000147767A patent/JP3435433B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2000-07-19 WO PCT/JP2000/004833 patent/WO2001087701A1/ja active IP Right Grant
- 2000-07-19 KR KR10-2002-7000707A patent/KR100478166B1/ko active IP Right Grant
- 2000-07-19 DE DE10081502T patent/DE10081502B4/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-07-19 PL PL354679A patent/PL204668B1/pl unknown
- 2000-07-19 CN CNB008007810A patent/CN1211250C/zh not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| 上野喜一郎，船の知識，日本，海文堂出版株式会社，１９７９年 １月２０日，９版，ｐ．９９−１００ |
| 橋本武昭，船舶積荷，日本，天然社，１９５２年 ６月１０日，ｐ．１３−１４ |
Also Published As
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|---|---|
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