JP3428308B2 - 車両用装置の呼吸構造 - Google Patents

車両用装置の呼吸構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジング及びレ
ンズにより室が画成され、この室内の呼吸を行う車両用
装置の呼吸構造に係り、特にグロメットの呼吸筒への外
嵌方向の寸法が小でかつ水の室内への侵入効果が大であ
る車両用装置の呼吸構造に関するものである。なお、車
両用装置とは、例えばリヤーコンビネーションランプや
ヘッドランプやフォグランプ等の車両用灯具、リヤーフ
ィニッシャーやガーニッシュ等の車両用装飾装置等々で
あって、ハウジング及びレンズにより灯室や室が画成さ
れているものを言う。 【0002】 【従来の技術】以下、従来の車両用装置の呼吸構造を図
6を参照して説明する。この例は、車両用灯具のリヤー
コンビネーションランプの呼吸構造について説明する。
図6においては、1は前面が開口されたハウジングであ
る。このハウジング1の前面開口部の全周縁には凹部1
0が設けられている。図6において、2は内面に適宜の
プリズムが刻設されたレンズである。このレンズ2の内
面の全周縁には接着脚20が一体に突設されている。こ
のレンズ2の接着脚20が前記ハウジング1の凹部10
にホットメルトなどの接着剤21で接着かつシールされ
ることにより、ハウジング1及びレンズ2によって密閉
された室、すなわち灯室22が画成される。この灯室2
2内には光源バルブ(図示せず)が配設されている。 【0003】前記ハウジング1の後部のやや上部には呼
吸筒11が後方に一体に突設されており、その呼吸筒1
1の内部には前記灯室22内と外部とを連通させる呼吸
孔12が呼吸筒11の軸方向に設けられおり、かつこの
呼吸筒11の中間部の外周面には段部13が設けられて
いる。また、前記ハウジング1の後部の前記呼吸筒11
より下方の箇所にはほぼ「へ」の字形の遮水壁14が後
方に一体に突設されている。図6において、3はゴム製
の管状のU字形をなすグロメットである。このグロメッ
ト3の一端(上端)開口31を呼吸筒11の先端部に外
嵌し、呼吸筒11の段部13にグロメット3の一端面を
当接させ、そのグロメット4の他端(下端)開口32を
下方に向け、そのグロメット4の他端開口32を前記ハ
ウジング1の遮水壁14の上部に対向させる。 【0004】かくして、上述の車両用装置の呼吸構造に
おいては、灯室22内と外部とが、ハウジング1の呼吸
孔12およびグロメット3を介して連通する。この結
果、灯室22内と外部との間において呼吸作用が行わ
れ、灯室22内の圧力変化を無くすことができる。さら
に、グロメット3はU字形に屈曲し、かつ一端開口31
を呼吸筒11に外嵌して他端開口32を下にして取付け
たので、グロメット3の下端開口に水が入り、その水が
グロメット3内を通って灯室22内に侵入しようとして
も、屈曲した長い道程のグロメット3内の途中で水はそ
の自重で落下してグロメット3の下端開口32から外部
に排出され、水の逆侵入を防ぐことができる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の呼吸構造は、U字形に屈曲したグロメット3を使用す
るので、グロメット3の呼吸筒11への外嵌方向(呼吸
筒11の軸方向)の寸法T1が、図6に示すように、大
である。このために、車両用装置(この例ではリヤーコ
ンビネーションランプ)を車体に装備した際に、その車
両用装置の後方側にはU字形に屈曲したグロメット3を
収容するための空間が大きく必要とする、等の問題があ
る。 【0006】本発明の目的は、グロメットの呼吸筒への
外嵌方向の寸法が小でかつ水の室内への侵入防止効果が
大である車両用装置の呼吸構造を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ハウジングにほぼ長方形状の呼吸筒が
一体に設けられており、この呼吸筒の内部に室内と外部
とを連通する呼吸孔が呼吸筒の軸方向に設けられてお
り、呼吸筒の先端にグロメットが外嵌されて呼吸孔が外
部に対して密閉され、このグロメットが呼吸筒への外嵌
方向の寸法が小であり、このグロメット、呼吸筒のうち
少なくとも何れか一方に呼吸口が設けられており、呼吸
孔内部に迷路壁が設けられており、この迷路壁により呼
吸口から呼吸孔を経て室内に至る呼吸路が迷路状に形成
されており、呼吸口を呼吸可能に覆う覆い壁がハウジン
グ側に向かってグロメットに一体に設けられていること
を特徴とする。 【0008】本発明は、上記の構成により、室内と外部
とが、ハウジングの呼吸孔およびグロメットを介して連
通するので、室内と外部との間において呼吸作用が行わ
れ、室内の圧力変化を無くすことができる。しかも、キ
ャップ形状のグロメットを使用するので、グロメットの
呼吸筒への外嵌方向の寸法が小さい。また、呼吸口が覆
い壁で覆われているので、水が呼吸口に入るのをこの覆
い壁で防ぐことができる。たとえ、水が呼吸口に入った
としても、呼吸口から呼吸孔を経て室内に至る呼吸路が
迷路壁により迷路状に形成されているので、呼吸口に入
った水がこの迷路状の呼吸路を通って室内に侵入するの
を確実に防ぐことができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用装置の呼吸
構造の一実施の形態を図1乃至図5を参照して説明す
る。この例は車両用灯具のリヤーコンビネーションラン
プに使用した例について説明する。図中、図6と同符号
は同一のものを示す。 【0010】この実施の形態における本発明の車両用装
置の呼吸構造は、リヤーコンビネーションランプのハウ
ジング1の上部と下部とにそれぞれ設けられており、上
下同様の構成をなす。 【0011】ハウジング1には背面から見て横長のほぼ
長方形状の呼吸筒110が一体に設けられている。この
呼吸筒110の先端には段部130を介して外径が小の
嵌合部11が設けられている。上述の呼吸筒110の内
部には呼吸孔120が呼吸筒110の軸方向に設けられ
ており、この呼吸孔120により室内22と外部とが連
通するように構成されている。なお、上述の呼吸筒11
0の上辺及び左右両辺にリブを設けて、後述する呼吸口
15に水が入るのを防ぐように構成しても良い。 【0012】上述の呼吸筒110の先端嵌合部111に
は、呼吸孔120を外部に対して密閉するキャップ形状
のグロメット4が、外嵌されている。このグロメット4
は例えばゴム製からなる。このグロメット4の内面には
前記呼吸筒110の先端嵌合部111に水密に外嵌する
正面から見て横長のほぼ長方形状をなし、かつ高さが低
い嵌合部40が一体に設けられている。また、このグロ
メット4の内面の嵌合部40の内側には底が浅い凹部4
1が設けられている。この結果、呼吸筒110の開口端
面(嵌合部111の端面)とグロメット4の凹部41内
面との間には呼吸隙間42が形成されることとなる。こ
のグロメット4の呼吸筒110への外嵌方向(呼吸筒1
10の軸方向)の寸法T2は、嵌合部40の高さ(この
高さが低い)と肉厚との和であって、U字形状の従来の
グロメットと比較して小さい。 【0013】上述の呼吸筒110及び嵌合部111の下
辺の中央部には呼吸口15が設けられている。また、上
述の呼吸孔120の内部には水平の迷路壁16がハウジ
ング1と一体に設けられている。この迷路壁16の端面
と呼吸筒110の開口端面(嵌合部111の端面)とは
面一である。この迷路壁16は、呼吸口15から呼吸隙
間42及び呼吸孔120を経て灯室22内に至る呼吸路
を迷路状に形成するものである。 【0014】上述のグロメット4の下辺には呼吸口15
を呼吸可能に覆う覆い壁43がハウジング1側に向かっ
て一体に設けられている。この覆い壁43の内面には凹
部が設けられている。 【0015】この実施の形態における本発明の車両用装
置の呼吸構造は、以上の如き構成からなるものであるか
ら、灯室22内と外部とが、ハウジング1の呼吸孔12
0及びグロメット4の呼吸隙間42及び呼吸筒110の
呼吸口15を介して連通するので、灯室22内と外部と
の間において呼吸作用が行われ、灯室22内の圧力変化
を無くすことができる。しかも、キャップ形状のグロメ
ット4を使用するので、グロメット4の呼吸筒110へ
の外嵌方向(呼吸筒110の軸方向)の寸法T2は、嵌
合部40の高さ(この高さが低い)と肉厚との和であっ
て、かつこの例ではグロメット4の下辺の覆い壁43が
ハウジング1側に向かって一体に設けられているので、
U字形状の従来のグロメットと比較して小さい。また、
呼吸口15が覆い壁43で覆われているので、水が呼吸
口15に入るのをこの覆い壁43で防ぐことができる。
たとえ、水が呼吸口15に入ったとしても、呼吸口15
から呼吸隙間42及び呼吸孔120を経て灯室22内に
至る呼吸路が迷路壁16により迷路状に形成されている
ので、呼吸口15に入った水がこの迷路状の呼吸路を通
って灯室22内に侵入するのを確実に防ぐことができ
る。 【0016】さらに、この実施の形態において、呼吸口
15を呼吸筒110の下辺側に設けたので、水が呼吸口
15に入るのをさらに防ぐことができる。 【0017】なお、上述の実施の形態において、呼吸口
15は呼吸筒110に設けたものであるが、この呼吸口
15はグロメット4又はグロメット4及び呼吸筒110
の双方に設けても良い。 【0018】また、上述の実施の形態において、遮水壁
14を設けたが、この遮水壁14は特に設けなくても良
い。 【0019】さらに、上述の実施の形態において、グロ
メット4の内面に凹部41を設けて呼吸隙間42を形成
したが、この凹部41及び呼吸隙間42を設けなくても
良い。この場合、迷路壁16の先端を呼吸筒110の先
端よりも若干小さくして、呼吸作用を確保する。 【0020】さらにまた、上述の実施の形態において、
覆い壁43をハウジング1及び遮水壁14に呼吸作用の
妨げとならない程度に近接させれば、水が呼吸口15に
入るのをさらに防ぐことができる。 【0021】さらにまた、上述の実施の形態において、
呼吸筒110及びグロメット4の嵌合部40は横長のほ
ぼ長方形をなすが、この呼吸筒110及びグロメット4
の嵌合部40の形状はこの長方形に限定されない。 【0022】なお、この実施の形態においては、リヤー
コンビネーションランプの車両用灯具に使用した例につ
いて説明したが、本発明はその他の車両用灯具、または
リヤーフィニッシャーやガーニッシュ等の車両用装飾装
置等々の車両用装置にも適用できる。 【0023】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両
用装置の呼吸構造は、キャップ形状のグロメットを使用
するので、グロメットの呼吸筒への外嵌方向の寸法が小
さい。また、呼吸口が覆い壁で覆われているので、水が
呼吸口に入るのをこの覆い壁で防ぐことができる。たと
え、水が呼吸口に入ったとしても、呼吸口から呼吸孔を
経て室内に至る呼吸路が迷路壁により迷路状に形成され
ているので、呼吸口に入った水がこの迷路状の呼吸路を
通って室内に侵入するのを確実に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の車両用装置の呼吸構造の一実施の形態
を示し、本発明の呼吸構造を装備したリヤーコンビネー
ションランプの一部背面図である。 【図2】図1におけるII−II線断面図である。 【図3】図1におけるIII−III線断面図である。 【図4】グロメットを取り除いた状態の一部背面図であ
る。 【図5】図4におけるV−V線断面図である。 【図6】従来の車両用装置の呼吸構造を示し、この従来
の呼吸構造を装備したリヤーコンビネーションランプの
縦断面図である。 【符号の説明】 1…ハウジング、10…灯室、14…遮水壁、110…
呼吸筒、111…嵌合部、120…呼吸孔、130…段
部、15…呼吸口、16…迷路壁、2…レンズ、22…
灯室、4…グロメット、40…嵌合部、41…凹部、4
2…呼吸隙間、43…覆い壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−31210(JP,A) 特開 平7−161207(JP,A) 特開 平7−302505(JP,A) 特開 平8−138419(JP,A) 実開 平3−43206(JP,U) 実開 平1−130214(JP,U) 実開 平1−129704(JP,U) 実開 平6−31004(JP,U) 実開 昭60−29306(JP,U) 実開 昭59−41810(JP,U) 実開 平1−80704(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 後部に向かって湾曲したハウジングと、 該ハウジングと共に室を画成する レンズと、 前記ハウジングに一体に設けられたほぼ長方形状の呼吸
    筒と、 前記呼吸筒の内部に前記室内と外部とを連通するように
    前記呼吸筒の軸方向に設けられた呼吸孔と、 前記呼吸筒の先端に外嵌されて前記呼吸孔を外部に対し
    て密閉し、前記呼吸筒への外嵌方向の寸法が小のキャッ
    プ形状のグロメットと、 前記呼吸筒、前記グロメットのうち少なくとも何れか一
    方に設けられた呼吸口と、 前記呼吸孔内部に設けられ、前記呼吸口から前記呼吸孔
    を経て前記室内に至る呼吸路を迷路状に形成する迷路壁
    と、 前記グロメットに一体に設けられ、前記ハウジング側に
    向かって呼吸口を呼吸可能に覆う覆い壁と、を備えたこ
    とを特徴とする車両用装置の呼吸構造。
JP24329796A 1996-09-13 1996-09-13 車両用装置の呼吸構造 Expired - Fee Related JP3428308B2 (ja)

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JP5772780B2 (ja) * 2012-10-04 2015-09-02 株式会社デンソー 車両用衝突検知装置
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