JPH0747237Y2 - 車両用部品の呼吸構造 - Google Patents
車両用部品の呼吸構造Info
- Publication number
- JPH0747237Y2 JPH0747237Y2 JP8061790U JP8061790U JPH0747237Y2 JP H0747237 Y2 JPH0747237 Y2 JP H0747237Y2 JP 8061790 U JP8061790 U JP 8061790U JP 8061790 U JP8061790 U JP 8061790U JP H0747237 Y2 JPH0747237 Y2 JP H0747237Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grommet
- breathing
- housing
- hole
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両用灯具やリヤーフィニッシャーなど、密
閉室を有する車両用部品における呼吸構造に係り、特に
水の侵入防止が確実な呼吸構造に関するものである。
閉室を有する車両用部品における呼吸構造に係り、特に
水の侵入防止が確実な呼吸構造に関するものである。
[従来の技術] 車両用部品において、水の侵入による性能の劣化を防ぐ
ためには、ハウジングとレンズとをシールして、そのハ
ウジングおよびレンズにより画成される空間(室)内を
密閉した構造にすることが有効である。ところが、上述
の空間をただ単に密閉した密閉室構造では、温度変化な
どで前記密閉室内の圧力が変化し、前記ハウジングとレ
ンズとのシール性の最も低い部分から水を前記密閉室内
に吸込んでしまう不具合がある。そこで、上述の車両用
部品において、密閉室内と外部とを呼吸穴により連通さ
せことにより、上述の密閉室内の圧力変化を無くして、
上述の水の密閉室内への侵入を防ぐことができる。
ためには、ハウジングとレンズとをシールして、そのハ
ウジングおよびレンズにより画成される空間(室)内を
密閉した構造にすることが有効である。ところが、上述
の空間をただ単に密閉した密閉室構造では、温度変化な
どで前記密閉室内の圧力が変化し、前記ハウジングとレ
ンズとのシール性の最も低い部分から水を前記密閉室内
に吸込んでしまう不具合がある。そこで、上述の車両用
部品において、密閉室内と外部とを呼吸穴により連通さ
せことにより、上述の密閉室内の圧力変化を無くして、
上述の水の密閉室内への侵入を防ぐことができる。
以下、従来のこの種の車両用部品の呼吸構造を第3図を
参照して説明する。
参照して説明する。
この例は、車両用灯具について説明する。
図において、1はハウジングで、このハウジング1の全
周縁に接着凹部10を設ける。
周縁に接着凹部10を設ける。
2はレンズで、このレンズ2の全周縁に接着脚部20を設
ける。このレンズ2の接着脚部20を前記ハウジング1の
接着凹部10にホットメルトなどの接着剤11で接着固定す
る。この結果、レンズ2およびハウジング1により灯室
12が画成される。その灯室12内に光源バルブ(図示せ
ず)を配設する。
ける。このレンズ2の接着脚部20を前記ハウジング1の
接着凹部10にホットメルトなどの接着剤11で接着固定す
る。この結果、レンズ2およびハウジング1により灯室
12が画成される。その灯室12内に光源バルブ(図示せ
ず)を配設する。
3は前記ハウジング1の後部のほぼ中央より若干上の箇
所に設けた呼吸穴で、この呼吸穴3は前記灯室12内と外
部とを連通するものである。30は前記ハウジング1の呼
吸穴3の縁から後方に一体に延設した筒部である。
所に設けた呼吸穴で、この呼吸穴3は前記灯室12内と外
部とを連通するものである。30は前記ハウジング1の呼
吸穴3の縁から後方に一体に延設した筒部である。
4は呼吸グロメットで、このグロメット4はゴム弾性を
有する材料でコの字形乃至U字形の管状に構成されてい
る。このグロメット4の一端を前記筒部30に外嵌し、か
つこのグロメット4の他端を外部に開口させ、水の前記
灯室12内に侵入するのを防ぐことができる。
有する材料でコの字形乃至U字形の管状に構成されてい
る。このグロメット4の一端を前記筒部30に外嵌し、か
つこのグロメット4の他端を外部に開口させ、水の前記
灯室12内に侵入するのを防ぐことができる。
かかる車両用部品の呼吸構造において、灯室12内と外部
とが呼吸穴3および筒部30およびグロメット4を介して
連通するので、灯室12内の呼吸作用と、水の灯室12内へ
の侵入防止作用とを、果すことができる。
とが呼吸穴3および筒部30およびグロメット4を介して
連通するので、灯室12内の呼吸作用と、水の灯室12内へ
の侵入防止作用とを、果すことができる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述の従来の車両用部品の呼吸構造は、跳ね
上がった水がグロメット4の開口端から灯室12内に侵入
するのを防ぐために、コの字形乃至U字形の管状のグロ
メット4を使用する。このために、グロメット4の開口
端側の水平部に水Wが溜まり易く、その水Wがグロメッ
ト4を通して灯室12内に侵入する場合があるなどの問題
がある。
上がった水がグロメット4の開口端から灯室12内に侵入
するのを防ぐために、コの字形乃至U字形の管状のグロ
メット4を使用する。このために、グロメット4の開口
端側の水平部に水Wが溜まり易く、その水Wがグロメッ
ト4を通して灯室12内に侵入する場合があるなどの問題
がある。
本考案の目的は、水の侵入防止が確実な呼吸構造を提供
することにある。
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の問題を解決するために、グロメットの
一端部から他端部にかけての垂下部の長さを水が自然落
下して前記密閉室内への侵入を防ぐのに十分な長さと
し、そのグロメットの垂下部に透孔を設け、一方、ハウ
ジングに位置決め兼保形兼水膜破壊用の凸部を設けたこ
とを特徴とする。
一端部から他端部にかけての垂下部の長さを水が自然落
下して前記密閉室内への侵入を防ぐのに十分な長さと
し、そのグロメットの垂下部に透孔を設け、一方、ハウ
ジングに位置決め兼保形兼水膜破壊用の凸部を設けたこ
とを特徴とする。
[作用] 本考案は、水が自然落下して密閉室内への侵入を防ぐの
に十分な長さを有するグロメットの垂下部により、コの
字形乃至U字形の管状のグロメットを用いずに、水の侵
入を確実に防ぐことができる。
に十分な長さを有するグロメットの垂下部により、コの
字形乃至U字形の管状のグロメットを用いずに、水の侵
入を確実に防ぐことができる。
また、ハウジングの凸部をグロメットの透孔に挿入する
ことにより、グロメットのハウジングに対する位置決め
を行なうことができると共に、グロメットの外力による
潰れを防ぐことができる。
ことにより、グロメットのハウジングに対する位置決め
を行なうことができると共に、グロメットの外力による
潰れを防ぐことができる。
[実施例] 以下、本考案に係る車両用部品の呼吸構造の一実施例を
第1図および第2図を参照して説明する。
第1図および第2図を参照して説明する。
図において、第3図と同符号は同一のものを示す。
図中、5はゴム製の管状の呼吸グロメットで、この呼吸
グロメット5はハウジング1の筒部30に接続した一端の
接続口50と、その接続口50からほぼ直角に下方に折り曲
げて設けた垂下部51とからなる。前記垂下部51は、水が
自然落下して灯室内への侵入を防ぐのに十分な長さを有
している。この垂下部51の他端を下方に向けて開口し、
かつその垂下部51のほぼ中間部のハウジング1と対向す
る側の部分に円形の透孔52を設ける。
グロメット5はハウジング1の筒部30に接続した一端の
接続口50と、その接続口50からほぼ直角に下方に折り曲
げて設けた垂下部51とからなる。前記垂下部51は、水が
自然落下して灯室内への侵入を防ぐのに十分な長さを有
している。この垂下部51の他端を下方に向けて開口し、
かつその垂下部51のほぼ中間部のハウジング1と対向す
る側の部分に円形の透孔52を設ける。
6はハウジング1の背面から後方に一体に突設した凸部
で、この凸部6は断面円形をなし、その先端に薄板部60
を設ける。この凸部6の薄板部60を前記呼吸グロメット
5の透孔52から呼吸グロメット5の垂下部51中に挿入す
ると共に、その凸部6の薄板部60との境部分を前記呼吸
グロメット5の透孔52に嵌合する。
で、この凸部6は断面円形をなし、その先端に薄板部60
を設ける。この凸部6の薄板部60を前記呼吸グロメット
5の透孔52から呼吸グロメット5の垂下部51中に挿入す
ると共に、その凸部6の薄板部60との境部分を前記呼吸
グロメット5の透孔52に嵌合する。
前記凸部6の薄板部60は、その面と前記呼吸グロメット
5の垂下部51との軸とが平行になるように位置し、その
先端が前記呼吸グロメット5の垂下部51の透孔52と反対
側の内面に当接する。
5の垂下部51との軸とが平行になるように位置し、その
先端が前記呼吸グロメット5の垂下部51の透孔52と反対
側の内面に当接する。
この実施例における本考案の車両用部品の呼吸構造は、
以上の如き構成、すなわち呼吸グロメット5の垂下部51
の長さを、水が自然落下して密閉室内への侵入を防ぐの
に十分な長さとすることにより、跳ね上がった水が呼吸
グロメット5の開口に入ったとしても、垂下部51が長い
ので、水が途中で自然落下して開口から排出される。従
って、コの字形乃至U字形の管状のグロメットを用いず
に、水の侵入を確実に防ぐことができる。
以上の如き構成、すなわち呼吸グロメット5の垂下部51
の長さを、水が自然落下して密閉室内への侵入を防ぐの
に十分な長さとすることにより、跳ね上がった水が呼吸
グロメット5の開口に入ったとしても、垂下部51が長い
ので、水が途中で自然落下して開口から排出される。従
って、コの字形乃至U字形の管状のグロメットを用いず
に、水の侵入を確実に防ぐことができる。
また、ハウジング1の凸部6の薄板部60を呼吸グロメッ
ト5の透孔52から中に挿入することにより、呼吸グロメ
ット5のハウジング1に対する位置決めを行なうことが
できる。しかも、呼吸グロメット5が外力によって潰れ
るのを防ぐことができ、呼吸作用を十分に果すことがで
きる。
ト5の透孔52から中に挿入することにより、呼吸グロメ
ット5のハウジング1に対する位置決めを行なうことが
できる。しかも、呼吸グロメット5が外力によって潰れ
るのを防ぐことができ、呼吸作用を十分に果すことがで
きる。
なお、上述の実施例は、車両用灯具について説明した
が、その他フィニッシャーなどの車両用装飾部品にも本
考案の呼吸構造を利用することができる。
が、その他フィニッシャーなどの車両用装飾部品にも本
考案の呼吸構造を利用することができる。
[考案の効果] 以上から明らかなように、本考案の車両用部品の呼吸構
造は、グロメットの一端部から他端部にかけての垂下部
の長さを水が自然落下して前記密閉室内への侵入を防ぐ
のに十分な長さとし、そのグロメットの垂下部に透孔を
設け、一方、ハウジングに位置決め兼保形兼水膜破壊用
の凸部を設けたものであるから、コの字形乃至U字形の
管状のグロメットを用いずに、水の侵入を確実に防ぐこ
とができる。また、ハウジングの凸部をグロメットの透
孔に挿入することにより、グロメットのハウジングに対
する位置決めを行なうことができると共に、グロメット
の外力による潰れを防ぐことができる。
造は、グロメットの一端部から他端部にかけての垂下部
の長さを水が自然落下して前記密閉室内への侵入を防ぐ
のに十分な長さとし、そのグロメットの垂下部に透孔を
設け、一方、ハウジングに位置決め兼保形兼水膜破壊用
の凸部を設けたものであるから、コの字形乃至U字形の
管状のグロメットを用いずに、水の侵入を確実に防ぐこ
とができる。また、ハウジングの凸部をグロメットの透
孔に挿入することにより、グロメットのハウジングに対
する位置決めを行なうことができると共に、グロメット
の外力による潰れを防ぐことができる。
第1図は本考案に係る車両用部品の呼吸構造の一実施例
を示した断面図、第2図は第1図におけるII−II線断面
図である。 第3図は従来の車両用部品の呼吸構造を示した断面図で
ある。 1……ハウジング、12……灯室(密閉室)、2……レン
ズ、3……呼吸穴、5……呼吸グロメット、51……垂下
部、52……透孔、6……凸部、60……薄板部。
を示した断面図、第2図は第1図におけるII−II線断面
図である。 第3図は従来の車両用部品の呼吸構造を示した断面図で
ある。 1……ハウジング、12……灯室(密閉室)、2……レン
ズ、3……呼吸穴、5……呼吸グロメット、51……垂下
部、52……透孔、6……凸部、60……薄板部。
Claims (1)
- 【請求項1】ハウジングと、そのハウジングに接着固定
したレンズと、このレンズおよび前記ハウジングにより
画成された密閉室と、前記ハウジングに設け前記密閉室
と外部とを連通する呼吸穴と、その呼吸穴に一端を接続
しかつ他端を外部に開口したグロメットとを備えた車両
用部品の呼吸構造において、 前記グロメットの一端部から他端部にかけての垂下部は
水が自然落下して前記密閉室内への侵入を防ぐのに十分
な長さを有し、そのグロメットの垂下部に透孔を設け、 一方、前記ハウジングは、前記透孔に挿入する位置決め
兼保形兼水膜破壊用の凸部を設けたことを特徴とする車
両用部品の呼吸構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8061790U JPH0747237Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 車両用部品の呼吸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8061790U JPH0747237Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 車両用部品の呼吸構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0439153U JPH0439153U (ja) | 1992-04-02 |
JPH0747237Y2 true JPH0747237Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31625840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8061790U Expired - Lifetime JPH0747237Y2 (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 車両用部品の呼吸構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747237Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP8061790U patent/JPH0747237Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0439153U (ja) | 1992-04-02 |
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