JPH0568018U - 車両用装置の呼吸構造 - Google Patents

車両用装置の呼吸構造

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JPH0568018U
JPH0568018U JP785192U JP785192U JPH0568018U JP H0568018 U JPH0568018 U JP H0568018U JP 785192 U JP785192 U JP 785192U JP 785192 U JP785192 U JP 785192U JP H0568018 U JPH0568018 U JP H0568018U
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JP
Japan
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grommet
breathing
housing
breathing structure
adhesive
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Application number
JP785192U
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Inventor
行夫 川口
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメット4の抜けを確実に防ぐことができ
る車両用装置の呼吸構造を提供することにある。 【構成】 グロメット4、ハウジング1のうち、少なく
とも何れか一方に、グロメット抜け止手段(加締ピン1
4や取付座43、又は凸部45)を、設ける。この結
果、グロメット4の抜け止を機械的に行なうので、接着
剤でグロメットの抜け止を行なう従来の車両用装置の呼
吸構造と比較して、グロメット4の抜け止効果が大であ
る。また、接着剤等のガスでレンズ2等に白化が発生す
るような虞がなく、見栄え上でも問題がない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばフォグランプなどの車両用灯具、リヤーフィニッシャー、ガ ーニッシュなど、ハウジング(リム等)およびレンズにより密閉室が画成された 車両用装置であって、その呼吸構造に係り、特にグロメットの抜けを確実に防ぐ ことができる車両用装置の呼吸構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フォグランプなどの車両用灯具を始めとする車両用装置において、水の侵入に よる性能劣化を防ぐためには、ハウジングとレンズとをシールし、そのハウジン グおよびレンズにより画成された室内を密閉した構造にすることが有効である。 ところが、上述の室内をただ単に密閉した構造の場合、温度変化などで密閉室内 の圧力が変化し、シール性の最も低い部分から水を密閉室内に吸い込んでしまう 不具合がある。そこで、上述の車両用装置において、密閉室内と外部とを、グロ メットなどからなる呼吸構造により連通させて、密閉室内の圧力変化を無くすと 共に、水が外部から密閉室内に侵入するのを上述のグロメットで防ぐように構成 されている。
【0003】 以下、従来の車両用装置の呼吸構造を図3を参照して説明する。 この例は、車両用補助前照灯としてのフォグランプなどの車両用灯具に使用し た例について説明する。 図においては、1はPP(ポリプレピレン)等の合成樹脂等からなるハウジン グである。このハウジング1の前面に開口16を設け、そのハウジング1の前面 開口部16の全周縁に凹部10を設ける。このハウジング1の後部のやや上部に 呼吸筒11(ボス座)を後方に一体に突設し、その呼吸筒11に後述する灯室2 2内と外部とを連通させる呼吸孔12を設けると共に、この呼吸筒11の中間部 の外周面に段部13を設ける。 図において、2はレンズである。このレンズ2は内面に適宜のプリズムを刻設 し、内面の全周縁に接着脚20を一体に突設する。このレンズ2の接着脚20を 前記ハウジング1の凹部10にホットメルトなどの接着剤21により接着かつシ ールし、そのレンズ2およびハウジング1により密閉された室内、すなわち灯室 22を画成する。この灯室22内に光源バルブ(図示せず)を配設する。 4はゴム製の管状のU字形をなすグロメットである。このグロメット4の一端 (上端)開口41を呼吸筒11の先端部に外嵌し、呼吸筒11の段部13にグロ メット4の一端面を当接させ、そのグロメット4の他端(下端)開口42を下方 に向け、そのグロメット4の他端開口42を前記ハウジング1の後部壁に対向さ せる。 かくして、上述の車両用装置の呼吸構造においては、灯室22内と外部とが、 ハウジング1の呼吸孔12およびグロメット4を介して連通する。この結果、灯 室22内と外部との間において呼吸作用が行われ、灯室22内の圧力変化を無く すことができる。さらに、グロメット4は中間部がU字形に屈曲し、かつ一端開 口41を呼吸筒11に外嵌して他端開口42を下にして取付けたので、グロメッ ト4の下端開口42に水3が入り、その水3がグロメット4内を通って灯室22 内に侵入しようとしても、屈曲した道程のグロメット4内の途中で水3はその自 重で落下してグロメット4の下端開口42から外部に排出され、水3の逆侵入を 防ぐことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかる車両用装置の呼吸構造においては、グロメット4がハウジング1の呼吸 筒11から抜け落ちるのを防ぐために、グロメット4の一端開口41の端面とハ ウジング1の呼吸筒11の段部13とを接着剤で接着している。ところが、上述 の従来の車両用装置の呼吸構造におけるハウジング1の材料は主にPP(ポリプ ロピレン)からなるので、接着剤の接着力が弱くグロメット4が呼吸筒11から 抜け落ちることがある。また、その接着剤のガスが呼吸筒11の呼吸孔12から 灯室22内に入り込み、その接着剤のガスでレンズ2等に白化が発生し、見栄え 等に問題がある。
【0005】 本考案の目的は、グロメットの抜けを確実に防ぐことができる車両用装置の呼 吸構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、グロメットに、ハウジングのうち、少なくとも何れか一方に、グロ メット抜け止手段を、設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案は、上記の構成により、グロメットの抜け止を機械的に行なうので、接 着剤でグロメットの抜け止を行なう従来の車両用装置の呼吸構造と比較して、グ ロメットの抜け止効果が大である。また、接着剤等のガスでレンズ等に白化が発 生するような虞がなく、見栄え上でも問題がない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の車両用装置の呼吸構造の実施例の内の2例を図1及び図2を参 照して説明する。 図1は本考案の車両用装置の呼吸構造の第1の実施例を示した断面図である。 この例は車両用補助前照灯としてのフォグランプに使用した例を説明する。図中 、図3と同符号は同一のものを示す。 図において、14は加締ピンである。この加締ピン14は、二点鎖線に示すよ うに、ハウジング1の呼吸筒11の上方に隣接してかつ段部15を介して一体に 突設する。43は取付座である。この取付座43は、グロメット4の一端に前記 加締ピン14と対向させて他端と逆方向に一体に突設してなる。この取付座43 に内径が前記加締ピン14の外径とほぼ等しいか若干小さい透孔44を設ける。 かくして、グロメット4の一端開口41をハウジング1の呼吸筒11の先端部 に外嵌すると共に、そのグロメット4の取付座43の透孔44をハウジング1の 加締ピン14に外嵌し、その加締ピン14の先端部分を熱溶融して、実線に示す ように、半球形状17に熱加締て、グロメット4の取付座43をハウジング1の 段部15に固定する。
【0009】 この実施例における車両用装置の呼吸構造は、以上の如き構成からなるので、 グロメット4の抜け止を熱加締17で機械的に行なうので、接着剤でグロメット の抜け止を行なう従来の車両用装置の呼吸構造と比較して、グロメットの抜け止 効果が大である。また、レンズ2等に白化が発生するような虞がなく、見栄え上 でも問題がない。
【0010】 図2は本考案の車両用装置の呼吸構造の第2の実施例を示した断面図である。 この例は車両用補助前照灯としてのフォグランプに使用した例を説明する。図中 、図1及び図3と同符号は同一のものを示す。 図において、45は凸部である。この凸部45は、グロメット4の一端部に一 端開口41と逆方向に一体に突設する。 かくして、グロメット4の一端開口41をハウジング1の呼吸筒11の先端部 に外嵌すると共に、そのグロメット4の凸部45を車体5等の固定部部に当接さ せて、グロメット4の抜け方向側を車体5等の固定部分で規制する。
【0011】 この実施例のものは、上述の第1の実施例のものと同様の作用効果を達成する ことができる。
【0012】 なお、上述の実施例においては、車両用灯具の車両用補助前照灯としてのフォ グランプについて説明したが、本考案はその他の車両用装置に使用することがで きる。 また、図面では省略したが、前記ハウジング1の後部の前記呼吸筒11より上 方の箇所および下方の箇所に、逆U字形の防水壁および板形状の遮水壁を、後方 にそれぞれ一体に突設しても良い。
【0013】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の車両用装置の呼吸構造は、グロメットに、 ハウジングのうち、少なくとも何れか一方に、グロメット抜け止手段を、設けた ものであるから、グロメットの抜け止を機械的に行なうので、接着剤でグロメッ トの抜け止を行なう従来の車両用装置の呼吸構造と比較して、グロメットの抜け 止効果が大である。また、接着剤等のガスでレンズ等に白化が発生するような虞 がなく、見栄え上でも問題がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用装置の呼吸構造の第1の実施例
を示した断面図
【図2】本考案の車両用装置の呼吸構造の第2の実施例
を示した断面図
【図3】従来の車両用装置の呼吸構造を示した断面図
【符号の説明】
1…ハウジング、10…凹部、11…呼吸筒、12…呼
吸孔、13…段部、14…加締ピン、15…段部、16
…前面開口部、17…熱加締、2…レンズ、20…接着
脚部、21…接着剤、22…灯室、3…水、4…グロメ
ット、41…一端開口、42…他端開口、43…取付
座、44…透孔、45…凸部、5…車体(固定部分)。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉室を画成するハウジングおよびレン
    ズなどと、そのハウジングに装着し、前記密閉室内と外
    部とを連通させるグロメットとを備えた車両用装置の呼
    吸構造において、 前記グロメット、前記ハウジングのうち少なくとも何れ
    か一方に、グロメット抜け止手段を、設けたことを特徴
    とする車両用装置の呼吸構造。
  2. 【請求項2】 抜け止手段は、ハウジングに設け、グロ
    メットに加締付けるピンであることを特徴とする請求項
    1に記載の車両用装置の呼吸構造。
  3. 【請求項3】 抜け止手段は、グロメットに設け、固定
    部分に当接させる凸部であることを特徴とする請求項1
    に記載の車両用装置の呼吸構造。
JP785192U 1992-02-24 1992-02-24 車両用装置の呼吸構造 Pending JPH0568018U (ja)

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JPH0568018U true JPH0568018U (ja) 1993-09-10

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