JPH0753208Y2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

Info

Publication number
JPH0753208Y2
JPH0753208Y2 JP6324589U JP6324589U JPH0753208Y2 JP H0753208 Y2 JPH0753208 Y2 JP H0753208Y2 JP 6324589 U JP6324589 U JP 6324589U JP 6324589 U JP6324589 U JP 6324589U JP H0753208 Y2 JPH0753208 Y2 JP H0753208Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
inner lens
lamp body
coloring
heat shield
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6324589U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH034404U (ja
Inventor
雅光 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP6324589U priority Critical patent/JPH0753208Y2/ja
Publication of JPH034404U publication Critical patent/JPH034404U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0753208Y2 publication Critical patent/JPH0753208Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車輌用灯具内部のインナーレンズを取付ける構
造に関する。
〔従来技術〕
車輌用灯具のうち、例えばターンシグナルランプ等には
着色用インナーレンズとアウターレンズとが設けられて
いる(実開昭63−33503)。そして、着色用インナーレ
ンズは、ランプが点灯した際に着色した光を発するため
に所望の色に着色されており、アウターレンズはランプ
が消灯した際に着色用インナーレンズの色を打ち消すた
めの光拡散用凹凸等が形成されている。
このような着色用インナーレンズとアウターレンズを備
えた車輌用灯具の一例として、第7図及び第8図に従来
例のターンシグナルランプの断面を示す。第7図は縦断
面図、第8図は水平断面図である。ランプボディ10に対
し、ランプバルブ12が取付けられ、さらにこのランプバ
ルブ12を水平面内で囲むように着色用インナーレンズ14
がランプボディ10に取付けられる。この取付は、水平断
面でU字型をした着色用インナーレンズ14の端部を、ラ
ンプボディ10に形成された凹部16に嵌合し、この嵌合部
分に接着剤であるシーラ18が充填されることにより行わ
れる。また着色用インナーレンズ14の外側には拡散イン
ナーレンズ20が設けられるが、この拡散インナーレンズ
20もランプボディ10に取付けられる。このような車輌用
灯具においては、上下方向におけるランプバルブ12とラ
ンプボディ10との隙間が小さく、ランプバルブ12の熱か
らランプボディ10を守るためにプロテクターと呼ばれる
遮熱板22が設けられる。この遮熱板22は、ランプボディ
10に設けられた略L字状の爪24によって支持される。
〔考案の解決しようとする課題〕
しかしながら以上説明した従来の車輌用灯具において
は、着色用インナーレンズ14がシーラ18によってランプ
ボディ10に取付けられるので、着色用インナーレンズ14
がランプボディ10から浮き上がるのを防止するため、イ
ンナーレンズ14の先端に突起26を設け拡散インナーレン
ズ20の内側に当接させていた。したがって、着色用イン
ナーレンズ14の端部の嵌合形状のみならず前記突起26の
分だけ着色用インナーレンズ14の形状を複雑にしてい
た。
さらに遮熱板22を支持するための爪24をランプボディ10
に形成しなければならず、ランプボディ10を製作する際
に金型を複雑なものとしていた。
本考案は以上の問題点に鑑みなされたもので、レンズ形
状及びランプボディの形状を簡単にすることができる車
輌用灯具を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、本考案は、前方が開口し
たランプボディと、このランプボディの前記開口に装着
されるアウターレンズと、前記ランプボディに取付けた
ランプバルブと、前記ランプバルブの前方を覆うインナ
ーレンズとを備えた車輌用灯具において、前記ランプバ
ルブの外周に臨む前記ランプボディ内面の上下方向を覆
うように当該ランプボディに固定される遮熱板と、前記
遮熱板に端部が嵌合して取付けられた前記インナーレン
ズとを有することを特徴とする。
〔作用〕
従来から存在する遮熱板に対してインナーレンズの端部
を嵌合して取り付けることにより、インナーレンズを直
接ランプボディに取り付ける必要がなく、ランプボディ
の形状を簡単にすることができる。また接着によらず嵌
合によって取付けを行うので、インナーレンズの浮き上
がりを防止でき、従来のような突起をレンズに設ける必
要がない。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第6図において説明す
る。本実施例は着色用インナーレンズとアウターレンズ
を備えた車両用灯具としてターンシグナルランプを例に
説明する。第2図はターンシグナルランプと、テール&
ストップランプとが一体的に設けられたリヤコンビネー
ションランプを車両後方から見た図(リヤコンビネーシ
ョンランプの正面図)、第3図は第2図の線III−IIIに
沿う断面図、第4図は第2図の線IV−IVに沿う断面図、
第5図は第3図の要部拡大図、第6図は第4図の要部拡
大図、第1図は第5図及び第6図に用いられる遮熱板
(プロテクター)を兼ねる取付け金具を示す斜視図であ
る。
第2図及び第3図に示すように、ランプボディ10により
上下に2つの灯室30,31が画成され、この灯室30,31にラ
ンプバルブ12,17が装着されてテール&ストップランプ3
2及びターンシグナルランプ34が一体に形成されてい
る。テール&ストップランプ32は点灯すると赤色の光を
発する。
ターンシグナルランプ34は、ランプバルブ17の前方を覆
うポリカーボネイト樹脂製のアンバー色の着色用インナ
ーレンズ14と、その外側に設けられ、光を拡散させるた
めの拡散インナーレンズ20と、さらにその外側に設けら
れ、灯室31の前方開口に装着されるアクリル樹脂製の白
色のアウターレンズ36とを備えている。ターンシグナル
ランプ34のランプバルブ17が点灯すると、着色用インナ
ーレンズ14によって光がアンバー色になり、拡散インナ
ーレンズ20により拡散され広い範囲の角度からターンシ
グナルランプ34の点灯が確認できることになる。ランプ
バルブ17が消灯すると白色のアウターレンズ36の働きに
より、着色用インナーレンズ14の着色が打ち消され、外
部からターンシグナルランプ34が消灯していることをは
っきり見ることができる。
また上下方向におけるランプバルブ17周りの灯室空間は
狭い(第3図参照)ため、バルブ17の上下位置にはラン
プボディ10をランプバルブ17の熱から守るためプロテク
ターと呼ばれる遮熱板22が設けられている。左右方向に
おけるランプバルブ17周りの灯室空間は大きい(第4図
参照)ので、前記遮熱板22は左右方向にはなく、ランプ
バルブ17の上方及び下方にのみ設けられている。
第3図のターンシグナルランプ34の拡大図を第5図に示
し、第4図のターンシグナルランプ34の拡大図を第6図
に示す。ランプボディ10に対し遮熱板22を兼用する取付
金具38がねじ40によって固定される。この取付金具38は
上下に二枚の遮熱板22を有し、ランプバルブ17を上下か
ら挟むように囲む。また取付金具38に対し、着色用イン
ナーレンズ14が爪(ランス)42により係合する。
この遮熱板を兼用する取付金具38の斜視図を第1図に示
す。この取付金具は上下二つに分割(第1図符号39は分
割位置を示す)され、各分割体44はねじ孔46を有してお
り、ねじ40(第6図参照)によってランプボディ10に固
定されるようになっている。取付金具38の中央にはラン
プバルブ17を挿入するための丸孔47が開いている。また
取付金具38の左右には凹部48が形成され、着色用インナ
ーレンズ14の端部50が嵌合できるようになっているとと
もに、この凹部48を形成する斜面52にランス用孔54が開
けられており、着色用インナーレンズ14の端部50内側に
形成された爪(ランス)42が嵌合するようになってい
る。
次ぎに本実施例のターンシグナルランプ34の組付作業に
ついて説明する。先ずランプボディ10が形成する灯室31
内に取付金具38を挿入し、ねじ40によってランプボディ
10へ固定する。この取付金具38の中央の丸孔47に対しラ
ンプバルブ17を挿入し取付ける。その後、着色用インナ
ーレンズ14を取付金具38に対し取付ける。このとき着色
用インナーレンズの両端部50を取付金具の二つの凹部48
にあてがい第1図中矢印方向から押圧することにより、
着色用インナーレンズ14の両端部50の爪(ランス)42が
取付金具38の凹部48の傾斜面56に沿って滑り、傾斜面56
に形成されたランス用孔54にパチンと嵌合する。その
後、拡散インナーレンズ20やアウターレンズ36をランプ
ボディ10に対して取付けて組付けを終了する。
以上のような本実施例によれば、着色用インナーレンズ
14は、インナーレンズ14の両端に形成された爪(ラン
ス)42が取付金具38のランス用孔54に嵌合することによ
って取付けられるので、従来のように接着剤を用いて取
付けるものではなく従って浮き防止のための突起26(第
8図)を設ける必要がない。また接着剤を用いて取付け
るために必要な着色用インナーレンズ14両端部の形状も
必要でない。従って着色用インナーレンズ14の形状を簡
単なものとすることができる。
さらに、ランプボディ10に接着剤による取付を行うため
の凹部16(第8図)を形成する必要がなく、遮熱板22を
保持するための爪24(第7図)を形成する必要もない。
従ってランプボディ10の形状を簡単にでき、ランプボデ
ィ10を製作するための金型形状を簡素化できる。
さらに、着色用インナーレンズ14を、爪(ランス)42と
ランス用孔54の嵌合によってランプボディ10に取付ける
ので、従来の接着剤による取付けに比べ取付けが確実と
なり、作業の信頼性を高めることができる。
また接着剤による取付けを行わないので、浮き防止のた
めの突起26(第8図)を必要とせず、着色用インナーレ
ンズ14とアウターレンズ20との距離が大きい場合も突起
26の存在によってランプの見栄えを悪くすることがな
い。
なお前記実施例では取付金具38を上下二分割した構造と
なっているが、一体化された構造としてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の車輌用灯具によれば、従来
別体になっていたインナーレンズを取付けるための取付
金具と遮熱板とを一体化することによって、遮熱板を保
持するための爪をランプボディに設ける必要がなくラン
プボディの形状を簡単にすることができる。またインナ
ーレンズはランプボディに対し接着剤で直接に取付ける
ものではなく、遮熱板に対して嵌合して取付けるので、
浮き防止のための突起を設ける必要がなく、接着剤取付
のための端部の形状も必要でなくなり、従ってレンズの
形状を簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に使用される遮熱板を兼ねる
取付金具の斜視図、第2図は本実施例の車輌用灯具であ
るターンシグナルランプを含むリヤコンビネーションラ
ンプを車輌後方からみた全体図(ランプの正面図)、第
3図は第2図の線III−IIIに沿う断面図、第4図は第2
図の線IV−IVに沿う断面図、第5図は第3図の要部拡大
図、第6図は第4図の要部拡大図、第7図は従来例のタ
ーンシグナルランプの縦断面図を示すもので第5図に対
応する図、第8図は従来例のターンシグナルランプの水
平断面図を示すもので第6図に対応する図である。 10…ランプボディ、12…ランプバルブ、14…インナーレ
ンズ、17…ランプバルブ、20…拡散インナーレンズ、22
…遮熱板、34…ターンシグナルランプ、36…アウターレ
ンズ、39…テール&ストップランプ、42…ランス、54…
ランス用孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前方が開口されたランプボディと、このラ
    ンプボディの前記開口に装着されるアウターレンズと、
    前記ランプボディに取付けたランプバルブと、前記ラン
    プバルブの前方を覆うインナーレンズとを備えた車輌用
    灯具において、 前記ランプバルブの外周に臨む前記ランプボディ内面の
    上下方向を覆うように当該ランプボディに固定される遮
    熱板と、前記遮熱板に端部が嵌合して取付けられた前記
    インナーレンズとを有することを特徴とする車輌用灯
    具。
JP6324589U 1989-06-01 1989-06-01 車輌用灯具 Expired - Lifetime JPH0753208Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6324589U JPH0753208Y2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 車輌用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6324589U JPH0753208Y2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 車輌用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH034404U JPH034404U (ja) 1991-01-17
JPH0753208Y2 true JPH0753208Y2 (ja) 1995-12-06

Family

ID=31593119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6324589U Expired - Lifetime JPH0753208Y2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 車輌用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0753208Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH034404U (ja) 1991-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2787415B2 (ja) 車輌用標識灯
JPH01233130A (ja) 車輛用灯具
JPH0366765B2 (ja)
JPH0753208Y2 (ja) 車輌用灯具
JPH0685281B2 (ja) ランプ一体型フロントグリル
JPH01109142A (ja) 車輌用後部信号灯
JPS6242408Y2 (ja)
JPH02807Y2 (ja)
JPS6321047Y2 (ja)
JPH0128564Y2 (ja)
JPH0716248Y2 (ja) 車両用灯具
JPH0113283Y2 (ja)
JPH0127207Y2 (ja)
JPH0449769Y2 (ja)
JPH0353364Y2 (ja)
JPH0323608Y2 (ja)
JPH03647Y2 (ja)
JPH0449770Y2 (ja)
JP2538696Y2 (ja) 車両用灯具
JPS59158202U (ja) 自動車のランプ構造
JPH0128567Y2 (ja)
JPH081523Y2 (ja) 車両用灯具
JPH0127208Y2 (ja)
JPH02808Y2 (ja)
JPH0112326Y2 (ja)