JPH0587718U - 車両用装置の呼吸構造 - Google Patents

車両用装置の呼吸構造

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JPH0587718U
JPH0587718U JP2845592U JP2845592U JPH0587718U JP H0587718 U JPH0587718 U JP H0587718U JP 2845592 U JP2845592 U JP 2845592U JP 2845592 U JP2845592 U JP 2845592U JP H0587718 U JPH0587718 U JP H0587718U
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housing
water
breathing
waterproof cover
grommet
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JP2845592U
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弘憲 今坂
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水の室内22への侵入をさらに確実に防ぐこ
とができる車両用装置の呼吸構造を提供することにあ
る。 【構成】 ハウジング100と別体のものからなる防水
カバー5をハウジング100の呼吸筒部11に装着して
グロメット4を覆い、その防水カバー5の前部側に呼吸
筒部11に外嵌して水が後部側に流れるのを防ぐ遮水壁
52を設けると共に、その防水カバー5の後部側にグロ
メット4を呼吸筒部11に装着するための開口部56を
設ける。この結果、車両用装置の前面側の上部に水が落
ちて来て、その水が呼吸筒部11の上面を前面側から後
部側に伝わろうとしても、防水カバー5の遮水壁52
で、水が遮水壁52より後方に伝わるのを阻止すること
ができる。従って、水の室内22への侵入をさらに確実
に防ぐことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばフロントターンシグナルランプやフォグランプ等の車両用灯 具、リヤーフィニッシャー、ガーニッシュ等、ハウジングとレンズからなる車両 用装置であって、その呼吸構造に係り、特に水の侵入を確実に防ぐことができる 車両用装置の呼吸構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フロントターンシグナルランプ等の車両用灯具を始めとする車両用装置におい て、水の侵入による性能劣化を防ぐためには、ハウジングとレンズとをシールし 、そのハウジングおよびレンズにより画成された室内を密閉した構造にすること が有効である。ところが、上述の室内をただ単に密閉した構造の場合、温度変化 などで密閉室内の圧力が変化し、シール性の最も低い部分から水を密閉室内に吸 い込んでしまう不具合がある。そこで、上述の車両用装置において、密閉室内と 外部とを、グロメットなどからなる呼吸構造により連通させて、密閉室内の圧力 変化を無くすと共に、水が外部から密閉室内に侵入するのを上述のグロメットで 防ぐように構成されている。
【0003】 以下、従来の車両用装置の呼吸構造を図8及び図9を参照して説明する。 この例は、フロントターンシグナルランプ等の車両用灯具に使用した例につい て説明する。 図においては、1は前面15を開口したハウジングである。このハウジング1 の前面開口部15の全周縁に凹部10を設ける。このハウジング1の後部のやや 上部に呼吸筒部11を後方に一体に突設し、かつその呼吸筒部11に後述する灯 室22内と外部とを連通させる呼吸孔12を設けると共に、この呼吸筒部11の 中間部の外周面に段部13を設ける。前記ハウジング1の後部の前記呼吸筒部1 1より上方から側方にかけての箇所に、逆U字形の防水壁14を、後方に一体に 突設する。この防水壁14は、前記呼吸筒部11及び後述するグロメット4を覆 い得る形状及び大きさをなす。 図において、2はレンズで、このレンズ2は内面に適宜のプリズムを刻設し、 内面の全周縁に接着脚20を一体に突設する。このレンズ2の接着脚20を前記 ハウジング1の凹部10にホットメルトなどの接着剤21により接着かつシール し、そのレンズ2およびハウジング1により密閉された室内、すなわち灯室22 を画成する。この灯室22内に光源バルブ(図示せず)を配設する。 図において、4はゴム製の管状のU字形をなすグロメットである。このグロメ ット4の一端(上端)開口41を呼吸筒部11の先端部に外嵌し、呼吸筒部11 の段部13にグロメット4の一端面を当接させ、そのグロメット4の他端(下端 )開口42を下方に向け、そのグロメット4の他端開口42を前記ハウジング1 の後部に対向させる。 かかるフロントターンシグナルランプにおいて、ハウジング1の内面(灯室2 2側の面)に反射面を直接設けたり、あるいは別体の反射体を灯室22内に配設 したりしても良い。また、図示をしないが、光源バルブの外側に着色キャップを カバーしても良いし、さらに前記レンズ2より灯室22内側にインナーレンズを 設けても良い。 なお、図において、3は車体、30は前記車体3と上述のフロントターンシグ ナルランプのハウジング1との間に介在させてパッキングである。 かくして、上述の車両用装置の呼吸構造においては、灯室22内と外部とが、 ハウジング1の呼吸孔12およびグロメット4を介して連通する。この結果、灯 室22内と外部との間において呼吸作用が行われ、灯室22内の圧力変化を無く すことができる。 また、グロメット4はU字形に屈曲し、かつ一端開口41を呼吸筒部11に外 嵌して他端開口42を下にして取付けたので、グロメット4の下端開口42に水 が入り、その水がグロメット4内を通って灯室22内に侵入しようとしても、屈 曲した長い道程のグロメット4内の途中で水はその自重で落下してグロメット4 の下端開口42から外部に排出され、水の逆侵入を防ぐことができる。 さらに、グロメット4の上方から側方にかけて覆う逆U字形状の防水壁14に より、フロントターンシグナルランプの前面側の上部に水が落ちて来たとしても 、その水は図8及び図9中の矢印イに示すように、防水壁14に沿ってグロメッ ト4の左右に流れ落ちるので、水がグロメット4の下端開口42に入るのをさら に確実に防ぐことができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来の車両用装置の呼吸構造は、ハウジング1の後部から防 水壁14を、ただ単にグロメット4を覆うように、後方に一体に突設したもので あるから、防水壁14の上面がほぼ水平である。このために、水が防水壁14に 沿って左右に流れ落ちる際に、防水壁14の上面を流れる一部の水が、矢印ロに 示すように、防水壁14の上面を前面側から後部側に伝わり、さらに防水壁14 の後部の開口端から下面に伝わって防水壁14の内部に入ることがある。この防 水壁14の内部に水が入ると、その水がグロメット4の下端開口42に入り込ん で、灯室22内に侵入する可能性がある等の問題がある。
【0005】 本考案の目的は、水の侵入をさらに確実に防ぐことができる車両用装置の呼吸 構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ハウジングと別体のものからなる防水カバーを前記ハウジングの呼 吸筒部に装着してグロメットを覆い、その防水カバーの前部側に前記呼吸筒部に 外嵌して水が後部側に流れるのを防ぐ遮水壁を設けると共に、その防水カバーの 後部側に前記グロメットを前記呼吸筒部に装着するための開口部を設けたことを 特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案は、上記の構成により、車両用装置の前面側の上部に水が落ちて来て、 その水が呼吸筒部の上面を前面側から後部側に伝わろうとしても、防水カバーの 遮水壁で、水が遮水壁より後方に伝わるのを阻止することができる。この結果、 水が防水壁の上面を前面側から後部側にさらに防水壁の後部開口端から下面に伝 わって防水壁の内部に入ることの可能性がある従来の車両用装置の呼吸構造と比 較して、水の室内への侵入をさらに確実に防ぐことができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の車両用装置の呼吸構造の一実施例を図1乃至図7を参照して説 明する。この例はフロントターンシグナルランプに使用した例を説明する。図中 、図8及び図9と同符号は同一のものを示す。 図において、5は防水カバーである。この防水カバー5は、ハウジング1と別 体の例えば合成樹脂製からなり、への字形状の上面部50と、その上面部50の 左右から垂下させて一体に設けた側面部51と、前部側の上半部に一体に設けた 遮水壁52とを備えた中空形状のカバー体をなすものである。前記側面部51の 前部側の下半分はハウジング1の後部の湾曲に沿って傾斜している。 この防水カバー5の遮水壁52の内面側の中央に呼吸筒部11の挿通用の短筒 部53を内側に一体に突設する共に、その遮水壁52の短筒部53に対して下方 の左右に2個のスクリュウ6の挿通用の透孔54をそれぞれ設け、かつその遮水 壁52の外面側にへの字形状のひさし部55を、そのひさし部55の頂点部の下 面が前記呼吸筒部挿通用の短筒部53の頂点部の内面とほぼ面一となすように設 ける。 この防水カバー5の後部側から底面部側にかけてグロメット4を前記呼吸筒部 11に装着するための開口部56を設ける。 なお、上述の実施例における遮水壁52は、前記側面部51のほぼ中央の所ま で設けているが、前記側面部51の下端まで設けても良い。
【0009】 図において、100はフロントターンシグナルランプのハウジングである。こ のハウジング100は、上下の幅が狭く(上下の寸法が小さく)、ハウジング1 00の上面と呼吸筒部11の上面とがほぼ面一となる。
【0010】 図において、60は前記ハウジング100の後部に一体に設けた防水壁部であ る。この防水壁部60は、への字形状の屋根部61と、その屋根部61の左右両 端から垂下させて一体に設けた側壁部62とからなる。前記屋根部61は、その 頂点部の上面が呼吸筒部11の頂点部の上面とほぼ面一となし、かつその長さが 呼吸筒部11の長さのほぼ2分の1となし、また前記防水カバー5を前記呼吸筒 部11に装着した際に、前記防水カバー5のひさし部55の下面と遮水壁52の 下端との間に位置するものである。前記側壁部62は、前記防水カバー5を前記 呼吸筒部11に装着した際に、前記防水カバー5の側面部51の外側に位置して 水が防水カバー5の遮水壁52の下端から防水カバー5内に侵入するのを防ぐも のである。図中63はスクリュウ6止用のボス部である。このボス部63は、前 記ハウジング100の防水壁部60の内側であって、前記防水カバー5を前記呼 吸筒部11に装着した際に、前記防水カバー5の透孔54と対向する位置に設け る。
【0011】 かくして、前記防水カバー5の短筒部53を前記ハウジング100の呼吸筒部 11に外嵌し、その防水カバー5の遮水壁52を防水壁部60の屋根部61の端 面に当てると共に、その防水カバー5の側面部51を防水壁部60の側壁部62 の内側に位置させ、かつその防水カバー5のひさし部55を防水壁部60の屋根 部61の上方に位置させる。次に、2本のスクリュウ6を防水カバー5の透孔5 4を挿通させ、かつハウジング100のボス部63にねじ込んで、前記防水カバ ー5を前記呼吸筒部11に装着する。
【0012】 この実施例における本考案の車両用装置の呼吸構造は、以上の如き構成からな るので、図1及び図3に示すように、フロントターンシグナルランプのハウジン グ100の前面側の上部に水が落ちて来て、その水が呼吸筒部11の上面を前面 側から後部側に伝わろうとしても、防水カバー5の遮水壁52で、水が遮水壁5 2より後方に伝わるのを阻止することができる。 すなわち、防水カバー5の遮水壁52で後方に伝わるのを阻止された水は、矢 印に示すように、防水カバー5のひさし部55の上面及び防水壁部60の屋根部 61の上面において、左右に振り分けられ、防水カバー5の側面部51の外面及 び防水壁部60の側壁部62の外面を通って流れ落ちるので、水が防水カバー5 の上面部50の上面を前面側から後部側に伝わり、さらに防水カバー5の後部開 口部56の端から下面に伝わって防水カバー5の内部に入るのを確実に防ぐこと ができる。 この結果、水が防水壁の上面を前面側から後部側にさらに防水壁の後部開口端 から下面に伝わって防水壁の内部に入ることの可能性がある従来の車両用装置の 呼吸構造と比較して、水の灯室2内への侵入をさらに確実に防ぐことができる。
【0013】 特に、この実施例においては、防水カバー5がハウジング100と別体のもの からなるので、ハウジング100の上下の幅が小さくても、グロメット4及び防 水カバー5をハウジング100に装着することができる。
【0014】 なお、上述の実施例においては、車両用灯具のフロントターンシグナルランプ について説明したが、本考案はその他の車両用装置に使用することができる。
【0015】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案の車両用装置の呼吸構造は、ハウジングと別 体のものからなる防水カバーを前記ハウジングの呼吸筒部に装着してグロメット を覆い、その防水カバーの前部側に前記呼吸筒部に外嵌して水が後部側に流れる のを防ぐ遮水壁を設けると共に、その防水カバーの後部側に前記グロメットを前 記呼吸筒部に装着するための開口部を設けたものであるから、車両用装置の前面 側の上部に水が落ちて来て、その水が呼吸筒部の上面を前面側から後部側に伝わ ろうとしても、防水カバーの遮水壁で、水が遮水壁より後方に伝わるのを阻止す ることができる。この結果、水が防水壁の上面を前面側から後部側にさらに防水 壁の後部開口端から下面に伝わって防水壁の内部に入ることの可能性がある従来 の車両用装置の呼吸構造と比較して、水の室内への侵入をさらに確実に防ぐこと ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の車両用装置の呼吸構造の一実施例を示
した組み付け状態の断面図
【図2】防水カバーをハウジングの呼吸筒部に装着する
前の状態の分解斜視図
【図3】防水カバーをハウジングの呼吸筒部に装着した
状態の一部背面図
【図4】防水カバーの正面図
【図5】防水カバーの背面図
【図6】防水カバーの側面図
【図7】図4におけるVII−VII線断面図
【図8】従来の車両用装置の呼吸構造を示した断面図
【図9】同じく一部背面図
【符号の説明】
100…ハウジング、11…呼吸筒部、2…レンズ、2
2…灯室、3…車体、4…グロメット、5…防水カバ
ー、52…遮水壁、56…開口部、60…防水壁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部を設けたハウジングと、そ
    のハウジングの前面開口部に配設したレンズと、前記ハ
    ウジングに設けた呼吸筒部と、その呼吸筒部に装着し
    て、前記ハウジングおよびレンズにより画成された室内
    と外部とを連通させるグロメットと、前記呼吸筒部に装
    着して前記グロメットを覆う防水カバーとを備え、前記
    防水カバーは、前記ハウジングと別体のものからなり、
    前部側には前記呼吸筒部に外嵌して水が後部側に流れる
    のを防ぐ遮水壁を有し、後部側には前記グロメットを前
    記呼吸筒部に装着するための開口部を有することを特徴
    とする車両用装置の呼吸構造。
JP2845592U 1992-04-28 1992-04-28 車両用装置の呼吸構造 Pending JPH0587718U (ja)

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