JPH0449761Y2 - - Google Patents

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JPH0449761Y2
JPH0449761Y2 JP7109588U JP7109588U JPH0449761Y2 JP H0449761 Y2 JPH0449761 Y2 JP H0449761Y2 JP 7109588 U JP7109588 U JP 7109588U JP 7109588 U JP7109588 U JP 7109588U JP H0449761 Y2 JPH0449761 Y2 JP H0449761Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 〔従来の技術〕 本考案は、灯具ボデイの後面から灯室内に挿入
担持するバルブ装着部を密閉する弾性体で成る防
水カバーに関するものである。
従来の車両用灯具は、第8図に示すように、灯
具ボデイ50の周縁に形設した嵌合溝51内に、
該灯具ボデイ50の前面開口を密閉するレンズ5
2の周縁に形設したシール足部53を嵌合して接
着固定すると共に、灯具ボデイ50の後面に開設
したバルブ装着孔54からバルブ保持金具55等
に固設したバルブ56を挿入して灯室57内に担
持すると共に、該バルブ装着孔54の開口縁周縁
に形成した筒部58にキヤツプ59を被蓋して密
閉する構造になついている。このキヤツプ59の
端面には、車体側から導入する配線60の導入孔
61が貫通形成してあり、該導入孔61から灯具
ボデイ50内に導入した配線60の端部を上記バ
ルブ56の端子62に接続していた。
また、この車両用灯具は上記の如く、灯室57
内が密閉される構造に成つており、ホツグランプ
やターンシグナルランプのように灯室57の容積
に比較して発光量の高いバルブ56を使用して点
灯減灯操作を繰り返すと、灯室57内で結露を生
じ、バルブ56の照射効率が低下するため、これ
を防止する通気構造63を灯具ボデイ50の後面
適宜位置に構成していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上記従来の構造においては、キヤツプ
59の配線導入孔61部分から灯室57内へ水跳
ね等による水滴が浸入するため、これ防止する防
水カバー(図示していはい)をキヤツプ59に被
蓋しなけらばならず、部品点数が増加して構造が
複雑になるばかりでなく、組付作業性を低下させ
るという問題を有するものであつた。然も、通気
構造63は、灯具ボデイ50の構成時に灯具ボデ
イ50と一体成型により構成するものであり、そ
のための金型構造が必要であり、上記灯具ボデイ
50に対するバルブ56装着部分の構成と相まつ
てコスト高の原因に成るという問題を併有するも
のであつた 本考案は、上記問題に鑑みて創案されたもので
あり、灯具ボデイの後面に構成した筒部に被着し
てバルブ装着孔を密閉する防水カバーに配線の導
入構造と通気構造を構成し、該防水カバーをバル
ブ装着孔部分に被着するだけで灯室内の防水作用
と通気作用をさせることができ、かつ組付作業性
やコスト性に優れた防水カバーを提案することを
目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る車両
用灯具の防水カバーは、灯具ボデイ後面に形成し
た筒部に被蓋してこれを密閉する弾性体で成る防
水カバーにおいて、筒本体内に仕切壁を形成して
前筒と後筒に区分し、前筒側の前端部には上記筒
部に被着する嵌合縁を構成すると共に、後筒側に
は上記仕切壁から立ち上がり、後筒内を軸方向に
二分する遮水壁を所定角度に傾斜形成して上室と
下室を構成し、該上室と下室を上記遮水壁の下端
部において〓間を設けて連通させると共に、下室
鉛直方向の筒壁に切欠孔を開設し、上室内には前
筒内と後筒内を連通する通気構造を、また下室内
には仕切部を貫通する配線の導入構造を構成し、
かつ上室開口部に蓋を被着したことを要旨とする
ものである。
上記遮水壁は、略45度に傾斜させ、かつ該遮水
壁の下端部に形成する〓間を下室の鉛直方向の筒
壁に開設した切欠孔よりも上方に位置開設するこ
とにより上室内への水滴の浸入防止効果を高める
ことができ、更に通気構造を、仕切壁の端面に貫
通させた通気孔に対応し、仕切壁の上室内端面に
形設した通気筒に略C字状に曲成したカバーチユ
ーブの上端側を接続させると共に、下端側開口を
仕切壁に対向させることにより構成し、かつその
外側に上記蓋を被せることにより密閉したもので
ある。
また、配線の導入構造は、仕切壁の下室内端面
に配線導入筒を突設すると共に、該配線導入筒の
軸心に貫通させた配線の挿通孔の円周方向内面に
複数の水切り溝を構成するという手段を講じてい
る。
〔作用〕
而して、上記構成によれば灯具ボデイの後面に
開設したバルブ挿入孔回りに形成した筒部に対す
る防水カバーの被着操作することにより、該バル
ブ装着孔構成部分の密閉をすると同時に、灯室内
への通気構造を構成して灯室内に換気作用を為
し、かつ該通気構造に対する路面からの水跳ね等
による水滴の浸入を防止し得る。
〔実施例〕
以下、本考案に係る車両用灯具の防水カバーに
関する一実施例を図面に従つて説明する。
図面において、1は、その前面に開口する灯室
2を形成する薄型の灯具ボデイであり、その前面
開口をレンズ3により密閉する構成に成る。即
ち、灯具ボデイ1の開口部周縁には嵌合溝1aが
形成してあり、該嵌合溝1a内にレンズ3の周縁
に形成したシール足部3aを嵌合し、接着剤4等
で両者を密着したものである。また灯具ボデイ1
の後面中央部にはバルブ装着孔5を開設すると共
に、該バルブ装着孔5の外周縁部にこれを囲繞す
る筒部6を立設してある。灯室2内に担持するバ
ルブ7は、バルブ保持金具8に支持した状態で該
筒部6を介してバルブ装着孔5から灯室2内に挿
入し、バルブ保持金具8を筒部6内において灯具
ボデイ1の後面に対するバルブ装着孔5回りに適
宜螺子等により固定する構成に成つている。本考
案に係る車両用灯具の防水カバー9は、上記筒部
6を被着するものであり、軟質ゴム等の弾性体で
成型して成るものである。この防水カバー9にお
いて、筒本体10の内壁円周方向に立設する仕切
壁11を形成して前筒12aと後筒12bに区分
し、前筒12a側の前端部には上記灯具ボデイ1
の後面に形成した筒部6に被着する嵌合縁13を
構成すると共に、後筒12b側には上記仕切壁1
1から筒本体10の軸方向に立ち上がり、後筒1
2b内を二分する遮水壁14を所定角度に傾斜形
成して上室15aと下室15bを構成し、該上室
15aと下室15bを上記遮水壁14の下端部に
おいて〓間Sを設けて連通させると共に、下室1
5bの鉛直方向に形成される筒壁に水抜き用の仕
切孔16を開設し、かつ上室15a内には該上室
15aと前筒12a内を連通する通気構造17
を、また下室15b内には仕切壁11を貫通する
配線18の導入構造19を構成し、更に上室15
aの開口部に蓋20を被着して成る。
上記遮水壁14は、望ましくは略45度に傾斜さ
せると共に、その下端部に形成した上記〓間Sを
介して下室15b内と連通させ、かつ該〓間Sを
下室15bの鉛直方向筒壁に開設した切欠孔16
よりも上方に形成することにより上室15内への
水滴の浸入防止効果を高めるように構成してあ
る。また通気構造17は、仕切壁11を貫通させ
た通気孔21に対応し、仕切壁11の上室15a
の内端面に形設した通気筒22に対し略C字状に
曲成したカバーチユーブ23の上端側を接続させ
ると共に、下端側を仕切壁11の端面に対向させ
ることにより構成し、かつその外側に上記蓋20
を被せることにより密閉してある。該蓋20は、
その外周縁内側端面にリブ24を具備しており、
該リブ24が後筒12bの開口縁内端に形成した
溝25に嵌合して密着するように成つている。
また、上記配線18の導入構造19は、仕切壁
11の下室15b内端面に配線導入筒26を突設
すると共に、該配線導入筒26の軸心に形成され
る配線の挿通孔27の円周方向内面に複数の水切
り溝28を構成したものである。而して、配線導
入筒26の挿通孔27から浸入する水滴は、該水
切り溝28に形成される水膜により内部への浸入
が阻止されるようになり、防止作用を為す。
本考案に係る防水カバー9は、灯具ボデイ1の
後面に形成した筒部6に被着した状態で、例えば
円環状等のホルダー又は灯具ハウジング等29に
より灯具ボデイ1側の筒部6に固着される構造に
成るものであり、適宜該ホルダーや灯具ハウジン
グ29を着脱させて、防水カバー9の装着又は取
り外しが可能と成る。
尚、灯具ボデイ1の後面に構成する筒部6の構
成、灯具ボデイ1に対するバルブ保持金具8の取
付構造、防水カバー9の筒本体10の形状又は大
きさ等については、上記実施例に限定されること
はなく、本考案の目的の範囲内において、適宜変
様構成することができることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案に係る車両用灯具の防水カバーは、以上
のように構成したから、該防水カバー以外に例え
ば灯具ボデイの後面に通気構造を形成する必要は
なく、また灯具ボデイ自体の構造も簡単に成るた
め組付作業性やバルブに対する保守作業等も容易
に成り、コスト的にも安価に成る等、本考案実施
後の実用上の効果に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る防水カバーを構成した車
両用灯具の平断面図、第2図は同じく側断面図、
第3図は防水カバーの拡大正面図、第4図は第3
図−線要部断面図、第5図は同じく第3図
−線要部断面図、第6図は第4図A矢視拡大断
面図、第7図は同じくB矢視拡大要部斜視図、第
8図は従来の車両用灯具の構造を示す平断面図で
ある。 1……灯具ボデイ、9……防水カバー、10…
…筒本体、11……仕切壁、12a……前筒、1
2b……後筒、13……嵌合縁、14……遮水
壁、15a……上室、15b……下室、16……
切欠孔、17……通気構造、18……配線、19
……導入構造、20……蓋、S……〓間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 灯具ボデイ後面に形成した筒部に被蓋してこ
    れを密閉する弾性体で成る防水カバーにおい
    て、筒本体内に仕切壁を形成して前筒と後筒に
    区分し、前筒側の前端部には上記筒部に被着す
    る嵌合縁を構成すると共に、後筒側には上記仕
    切壁から立ち上がり、後筒内を軸方向に二分す
    る遮水壁を所定角度に傾斜形成して上室と下室
    を構成し、該上室と下室を上記遮水壁の下端部
    において〓間を設けて連通させると共に、下室
    鉛直方向の筒壁に切欠孔を開設し、上室内には
    前筒内と後筒内を連通する通気構造を、また下
    室内には仕切部を貫通する配線の導入構造を構
    成し、かつ上室開口部に蓋を被着して成る車両
    用灯具の防水カバー。 (2) 遮水壁が略45度に傾斜していることを特徴と
    する請求項1記載の車両用灯具の防水カバー。 (3) 遮水壁の下端部に形成する〓間が下室の鉛直
    方向の筒壁に開設した仕欠孔よりも上方に位置
    することを特徴とする請求項1記載の車両用灯
    具の防水カバー。 (4) 通気構造が、仕切壁を貫通する通気孔を開設
    した仕切壁の上室内端面に形設した通気筒に略
    C字状に曲成したカバーチユーブの上端側を接
    続し、下端側開口を仕切壁に対向させたもので
    あることを特徴とする請求項1記載の車両用灯
    具の防水カバー。 (5) 配線の導入構造が、仕切壁の下室内端面に配
    線導入筒を突設すると共に、該配線導入筒の軸
    心に貫通させた挿通孔の円周方向内面に複数の
    水切り溝を構成して成ることを特徴とする請求
    項1記載の車両用灯具の防水カバー。
JP7109588U 1988-05-31 1988-05-31 Expired JPH0449761Y2 (ja)

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JP3595170B2 (ja) * 1998-09-02 2004-12-02 ホーチキ株式会社 防災機器用表示灯

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