JPH067522Y2 - 自動車用灯具 - Google Patents
自動車用灯具Info
- Publication number
- JPH067522Y2 JPH067522Y2 JP1986178570U JP17857086U JPH067522Y2 JP H067522 Y2 JPH067522 Y2 JP H067522Y2 JP 1986178570 U JP1986178570 U JP 1986178570U JP 17857086 U JP17857086 U JP 17857086U JP H067522 Y2 JPH067522 Y2 JP H067522Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- ventilation pipe
- tip
- lamp body
- ventilation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、灯体の内部と外部とを空気が自由に流通でき
るようにして、レンズ内面の曇りを防止するようにした
自動車用灯具に関するものである。
るようにして、レンズ内面の曇りを防止するようにした
自動車用灯具に関するものである。
<従来の技術> 灯具におけるレンズ内面の曇りを防止するには、灯体の
内部を完全な密閉構造にするか、逆に灯体内部の熱気や
湿気を灯体の外へ排出しえるように灯体の内部と外部と
を空気が自由に流通できるようにすれば良い。
内部を完全な密閉構造にするか、逆に灯体内部の熱気や
湿気を灯体の外へ排出しえるように灯体の内部と外部と
を空気が自由に流通できるようにすれば良い。
しかし、灯体の内部と外部とを空気が自由に流通できる
ように、灯体の背面部にその内部と外部とを連通させる
ための通気口を形成すると、洗車時や雨天走行時に通気
口を通して雨水が灯体の内部に浸入しやすくなるので、
従来では、第3図に示す如く、灯体1に形成せしめた通
気口2にゴムや合成樹脂製の通気管3を接続させて、通
気口2からの雨水の浸入防止を図っていた。しかし乍ら
この場合、通気管3を相当長く形成しなければ、下方か
ら飛び跳た雨水滴aがその先端開口3cから灯体内部へ浸
入することがあった。
ように、灯体の背面部にその内部と外部とを連通させる
ための通気口を形成すると、洗車時や雨天走行時に通気
口を通して雨水が灯体の内部に浸入しやすくなるので、
従来では、第3図に示す如く、灯体1に形成せしめた通
気口2にゴムや合成樹脂製の通気管3を接続させて、通
気口2からの雨水の浸入防止を図っていた。しかし乍ら
この場合、通気管3を相当長く形成しなければ、下方か
ら飛び跳た雨水滴aがその先端開口3cから灯体内部へ浸
入することがあった。
そこで第4図に示す如く、通気管3の先端開口3cを灯体
1の背面方へ向けて屈曲させたものが提案されたが、こ
れも通気管3を相当長く形成しなければ灯体1の背面で
跳返った雨水滴aが先端開口3cから灯体内部へ浸入して
しまうことがあった。
1の背面方へ向けて屈曲させたものが提案されたが、こ
れも通気管3を相当長く形成しなければ灯体1の背面で
跳返った雨水滴aが先端開口3cから灯体内部へ浸入して
しまうことがあった。
しかも、通気管3の先端開口3cを下に向けてもあるいは
灯体の背面方へ向けても、通気管3の先端開口3cが水滴
bでもって塞がれると、光源バルブの点灯・消灯に伴な
う灯体1内部の温度変化による呼吸作用によって、その
水滴bが灯体内に吸い込まれてレンズ内面や反射鏡表面
を曇らせてしまう不具合があった。
灯体の背面方へ向けても、通気管3の先端開口3cが水滴
bでもって塞がれると、光源バルブの点灯・消灯に伴な
う灯体1内部の温度変化による呼吸作用によって、その
水滴bが灯体内に吸い込まれてレンズ内面や反射鏡表面
を曇らせてしまう不具合があった。
<考案が解決しようとする課題> 本考案はこの様な従来の不具合に鑑みてなされたもので
あり、灯体の内部と外部とを連通させるための通気口に
接続する通気管を従来のものより短かく形成しても、雨
水滴が通気管から灯体内へ浸入する虞れがなくなると共
に、灯体内部の呼吸作用によって水滴が灯体内へ吸い込
まれる虞れのない自動車用灯具を提供せんとするもので
ある。
あり、灯体の内部と外部とを連通させるための通気口に
接続する通気管を従来のものより短かく形成しても、雨
水滴が通気管から灯体内へ浸入する虞れがなくなると共
に、灯体内部の呼吸作用によって水滴が灯体内へ吸い込
まれる虞れのない自動車用灯具を提供せんとするもので
ある。
<課題を解決するたの手段> 斯る目的を達成する本考案の自動車用灯具は、灯体の背
面部に灯体の内部と外部とを連通させるための通気口を
形成し、該通気口に通気管を接続せしめてなる自動車用
灯具において、前記通気管の先端部側を下方へ向け垂下
させ、該先端部に当該通気管内部と連通する小さな呼吸
用穴を多数個穿設すると共に該先端部の先端を閉塞板で
閉塞せしめ、且つ上記呼吸用穴の一部を上記閉塞板の上
面と面一状に配置させる共に、上記閉塞板を前記通気管
の内部方へ突出する断面略凸形状に形成した事を特徴と
したものである。
面部に灯体の内部と外部とを連通させるための通気口を
形成し、該通気口に通気管を接続せしめてなる自動車用
灯具において、前記通気管の先端部側を下方へ向け垂下
させ、該先端部に当該通気管内部と連通する小さな呼吸
用穴を多数個穿設すると共に該先端部の先端を閉塞板で
閉塞せしめ、且つ上記呼吸用穴の一部を上記閉塞板の上
面と面一状に配置させる共に、上記閉塞板を前記通気管
の内部方へ突出する断面略凸形状に形成した事を特徴と
したものである。
<実施例> 以下、本考案実施の一例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。
説明する。
灯具Aは従来と同様に、灯体1の背面部1aに灯体1の内
部と外部とを連通させるための通気口2を形成せしめ、
その通気口2に通気管3を連通接続させると共に、灯体
1の内部に光源バルブ4や反射鏡5を設置し、灯体1の
前面開口部にレンズ6を取付けて構成される。
部と外部とを連通させるための通気口2を形成せしめ、
その通気口2に通気管3を連通接続させると共に、灯体
1の内部に光源バルブ4や反射鏡5を設置し、灯体1の
前面開口部にレンズ6を取付けて構成される。
通気口2は灯体1の背面部1aを貫通させて開口形成する
と共に、通気管3を接続させるための接続口2aを灯体背
面部1aの外側に向け一体に突出形成してなる。
と共に、通気管3を接続させるための接続口2aを灯体背
面部1aの外側に向け一体に突出形成してなる。
通気管3はゴム製または合成樹脂製のチューブ材等を用
いて略逆L字型に成形せしめ、その基端開口部3aを灯体
1の通気口2の接続口2aに連通接続させ、先端部3b側を
下方へ向けて垂下させる。そして、通気管3の先端部3b
には、小さな呼吸用穴8を多数個穿設すると共に、通気
管3の先端部3bの先端を閉塞板7でもって閉塞させる。
いて略逆L字型に成形せしめ、その基端開口部3aを灯体
1の通気口2の接続口2aに連通接続させ、先端部3b側を
下方へ向けて垂下させる。そして、通気管3の先端部3b
には、小さな呼吸用穴8を多数個穿設すると共に、通気
管3の先端部3bの先端を閉塞板7でもって閉塞させる。
閉塞板7は、単純な円形平板形状に形成しても良いが、
好ましくはその上面に水滴が滞留しないように、その中
央部分が通気管3の内部方へ突出した断面略凸形状に形
成して、通気管先端部3bの先端開口部分を閉塞せしめる
ようにする。
好ましくはその上面に水滴が滞留しないように、その中
央部分が通気管3の内部方へ突出した断面略凸形状に形
成して、通気管先端部3bの先端開口部分を閉塞せしめる
ようにする。
また、呼吸用穴8は、灯体1の通気口2に接続した通気
管3の内部と外部との空気流通を確保するためのもので
あり、通気管3の先端部3bに通気管3の内部と連通させ
て先端部3bの延長方向と直交する方向に開口すると共
に、各々通気管3の内径よりも十分に小さい径の穴に形
成する。この際、多数個の呼吸用穴8を通気管3の先端
部3bにアトランダムに穿設させても良いが、図示実施例
の如く、先端部3bの周方向及び高さ方向に対して規則的
に配列形成させることが好ましい。そしてその一部、詳
しくは、先端部3bの最下段に穿設する呼吸用穴8は、閉
塞板7の上面と面一となる位置に開口形成させる。
管3の内部と外部との空気流通を確保するためのもので
あり、通気管3の先端部3bに通気管3の内部と連通させ
て先端部3bの延長方向と直交する方向に開口すると共
に、各々通気管3の内径よりも十分に小さい径の穴に形
成する。この際、多数個の呼吸用穴8を通気管3の先端
部3bにアトランダムに穿設させても良いが、図示実施例
の如く、先端部3bの周方向及び高さ方向に対して規則的
に配列形成させることが好ましい。そしてその一部、詳
しくは、先端部3bの最下段に穿設する呼吸用穴8は、閉
塞板7の上面と面一となる位置に開口形成させる。
尚、この通気管3は全体をゴム製チューブ材等を用いて
同一体に成形しても良いし、図示実施例の如く基端開口
部3a側と先端部3b側とを別々に成形して、後加工により
一体に接続させるようにしても良い。後者の場合、基端
開口部3a側をゴム製チューブ材とし、先端部3b側を樹脂
材で成形しても良い。
同一体に成形しても良いし、図示実施例の如く基端開口
部3a側と先端部3b側とを別々に成形して、後加工により
一体に接続させるようにしても良い。後者の場合、基端
開口部3a側をゴム製チューブ材とし、先端部3b側を樹脂
材で成形しても良い。
<考案の効果> 本考案の自動車用灯具は斯様に構成したので、下方また
は灯体の背面から飛び跳ねて通気管の先端から通気管内
部へ浸入しようとする雨水滴は、閉塞板でもって確実に
その浸入が阻止され、また通気管の先端部に穿設せしめ
た呼吸用穴から通気管内部へ浸入しようとする雨水滴
は、小さな呼吸用穴によりその勢いが減殺されるため灯
体の通気口までは届かず、従って通気管の長さを従来の
ものより短かく形成しても、雨水が通気管の先端ないし
は先端部から灯体内へ浸入するような虞れが全くなくな
る。
は灯体の背面から飛び跳ねて通気管の先端から通気管内
部へ浸入しようとする雨水滴は、閉塞板でもって確実に
その浸入が阻止され、また通気管の先端部に穿設せしめ
た呼吸用穴から通気管内部へ浸入しようとする雨水滴
は、小さな呼吸用穴によりその勢いが減殺されるため灯
体の通気口までは届かず、従って通気管の長さを従来の
ものより短かく形成しても、雨水が通気管の先端ないし
は先端部から灯体内へ浸入するような虞れが全くなくな
る。
しかも、通気管の先端部には多数個の呼吸用穴を穿設せ
しめたので、仮にいくつかの呼吸用穴が水滴で塞がれる
ようなことがあっても全部の呼吸用穴が塞がれるような
ことはないので、通気管の呼吸用穴を通して常時空気が
灯体の内部と外部とを自由に流通でき、従って灯体内部
の空気交換機能が損われることがないだけでなく、灯体
内部の呼吸作用によって水滴が灯体内へ吸い込まるよう
な虞れがなくなる。
しめたので、仮にいくつかの呼吸用穴が水滴で塞がれる
ようなことがあっても全部の呼吸用穴が塞がれるような
ことはないので、通気管の呼吸用穴を通して常時空気が
灯体の内部と外部とを自由に流通でき、従って灯体内部
の空気交換機能が損われることがないだけでなく、灯体
内部の呼吸作用によって水滴が灯体内へ吸い込まるよう
な虞れがなくなる。
更に、呼吸用穴の一部を閉塞板の上面と面一状に配置さ
せる共に、閉塞板を通気管の内部方へ突出する断面略凸
形状に形成したので、仮に通気管内に水滴が浸入して
も、閉塞板上に水滴は呼吸用穴を通して速やかに通気管
の外へ排出されてしまい、水滴が通気管の内部に滞留す
るようなことがなくなる。
せる共に、閉塞板を通気管の内部方へ突出する断面略凸
形状に形成したので、仮に通気管内に水滴が浸入して
も、閉塞板上に水滴は呼吸用穴を通して速やかに通気管
の外へ排出されてしまい、水滴が通気管の内部に滞留す
るようなことがなくなる。
また、従来のものと比較して格別な構成部材を必要とす
る訳ではなく、単に通気管の先端部先端を閉塞する共に
先端部に多数の呼吸用穴を穿設するだけの極めて簡単な
構造にて形成することが出来るので、通気管自体の構造
を格別に複雑化、大型化させることがなく、従来とほぼ
同様のコストと取付けスペースでもって通気管を設置す
ることが出来る。
る訳ではなく、単に通気管の先端部先端を閉塞する共に
先端部に多数の呼吸用穴を穿設するだけの極めて簡単な
構造にて形成することが出来るので、通気管自体の構造
を格別に複雑化、大型化させることがなく、従来とほぼ
同様のコストと取付けスペースでもって通気管を設置す
ることが出来る。
第1図は本考案実施の一例を示す断面図、第2図は第1
図の(2)-(2)線に沿える拡大断面図、第3図及び第4図
は従来例を説明する一部切欠側面図である。 図中、Aは灯具、1は灯体、1aは灯体背面部、2は通気
口、3は通気管、3bは通気管の先端部、7は閉塞板、8
は呼吸用穴、である。
図の(2)-(2)線に沿える拡大断面図、第3図及び第4図
は従来例を説明する一部切欠側面図である。 図中、Aは灯具、1は灯体、1aは灯体背面部、2は通気
口、3は通気管、3bは通気管の先端部、7は閉塞板、8
は呼吸用穴、である。
Claims (1)
- 【請求項1】灯体の背面部に灯体の内部と外部とを連通
させるための通気口を形成し、該通気口に通気管を接続
せしめてなる自動車用灯具において、前記通気管の先端
部側を下方へ向け垂下させ、該先端部に当該通気管内部
と連通する小さな呼吸用穴を多数個穿設すると共に該先
端部の先端を閉塞板で閉塞せしめ、且つ上記呼吸用穴の
一部を上記閉塞板の上面と面一状に配置させる共に、上
記閉塞板を前記通気管の内部方へ突出する断面略凸形状
に形成した事を特徴とする自動車用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986178570U JPH067522Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | 自動車用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986178570U JPH067522Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | 自動車用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383707U JPS6383707U (ja) | 1988-06-01 |
JPH067522Y2 true JPH067522Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31120826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986178570U Expired - Lifetime JPH067522Y2 (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | 自動車用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067522Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9885456B2 (en) | 2014-04-23 | 2018-02-06 | Nitto Denko Corporation | Ventilation device and vehicular lamp |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS587201A (ja) * | 1981-07-08 | 1983-01-17 | 流郷 準二郎 | 右足でも左足でも履ける左右同型の伸縮性のあるマラソン靴 |
-
1986
- 1986-11-19 JP JP1986178570U patent/JPH067522Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9885456B2 (en) | 2014-04-23 | 2018-02-06 | Nitto Denko Corporation | Ventilation device and vehicular lamp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6383707U (ja) | 1988-06-01 |
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