JP2847485B2 - 車両用灯具の水抜孔 - Google Patents

車両用灯具の水抜孔

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JP2847485B2
JP2847485B2 JP7315861A JP31586195A JP2847485B2 JP 2847485 B2 JP2847485 B2 JP 2847485B2 JP 7315861 A JP7315861 A JP 7315861A JP 31586195 A JP31586195 A JP 31586195A JP 2847485 B2 JP2847485 B2 JP 2847485B2
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wall
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housing
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浩邦 大杉
啓之 千竃
光雄 山田
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SUTANREE DENKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばリアコンビ
ネーションランプなど車両用灯具の構成に関するもので
あり、詳細には、ハウジング内への浸水に備えて車両用
灯具に水抜孔を設けるときの構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用灯具90の水抜孔
94の構成の例を示すものが図5であり、ハウジング9
1の開口部には全周にわたりシール溝91aが設けら
れ、このシール溝91a中には、例えばゴムなどの弾性
部材でスポンジ状の紐状などに形成されたパッキン92
が嵌着され、このパッキン92にレンズ93の一部、例
えばレンズ脚部93aを圧接することでハウジング91
内の防水が行われるものとされている。
【0003】このとき、前記パッキン92には、前記車
両用灯具90を車両へ取付けた状態で下辺となる位置に
切欠部92aが設けられて水抜孔94とされ、若しもハ
ウジング91内へ浸水を生じた場合には、この切欠部9
2a、即ち、水抜孔94から排水が行われるものとされ
て、ハウジング91内に水分が溜りレンズに曇りなどを
生じることを防止している。
【0004】尚、パッキン92に切欠部92aが設けら
れたことで、当然にハウジング91内は切欠部92a
(水抜孔94)を介して外気と連通するものとなるが、
この切欠部92aが下辺に設けられていることで、例え
ば降雨など重力方向に沿い流れる水がハウジング91内
に侵入することはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成の車両用灯具90においては、例えば洗車
装置における加圧水流などが前記切欠部92aの部分に
達するとハウジング91内への浸水を生じるものとな
り、一般的にこの種の車両用灯具90は気密性のものと
して製造されていると認識している使用者に、品質上の
疑問を抱かせる問題点を生じ、この点の解決が課題とさ
れるものとなっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的な手段として、ハウジン
グのシール溝中に嵌着したパッキンにレンズを圧接して
シールを行う構成とされ、車両への取付状態で下辺とな
る前記シール溝中の前記パッキンには切欠部が設けられ
て成る車両用灯具の水抜孔において、前記下辺となる前
記シール溝の外壁面と内壁面とには、前記切欠部の位置
に略対応して夫々が対峙しないように水平方向に適宜な
間隔を設けて外壁開口部と内壁開口部とが設けられ、且
つ、前記外壁開口部と内壁開口部との間の内壁面からは
複数の減圧リブが外壁面に向かい突出形成され、前記内
壁開口部は前記複数の減圧リブ中の1枚で前記外壁開口
部が設けられた側から覆われる構成としてあることを特
徴とする車両用灯具の水抜孔を提供することで、洗車時
などの加圧水流によっても浸水を生じないものとして課
題を解決するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す一実施
形態に基づいて詳細に説明する。図1に符号1で示すも
のはハウジングであり、このハウジング1の開口部には
シール溝2が設けられ、該シール溝2中にはパッキン3
が嵌着され、該パッキン3にレンズ4のレンズ脚部4a
を圧接することでハウジング1のシールが行われている
ものである点は従来例のものと同様である。
【0008】また、前記パッキン3には、車両への取付
状態で下辺となるシール溝2の位置に切欠部3aが設け
られ、この切欠部3aをもって水抜孔5とされるもので
ある点も従来例のものと同様であるが、本発明により前
記シール溝2中の前記パッキン3に切欠部3aが設けら
れた位置に略対応して、外壁開口部21と、内壁開口部
22と、複数の減圧リブ23とが設けられている。
【0009】図2及び図3は前記水抜孔5を更に詳細に
示すものであり、先ず、前記シール溝2はハウジング1
の外側寄りに設けられる外壁面2aと、内側寄りに設け
られる内壁面2bと、底面2cとの3面で溝状に形成さ
れるものであり、前記外壁開口部21は図4に示すよう
に前記外壁面2aに孔状として設けられている。
【0010】一方、前記内壁開口部22は前記内壁面2
bに切欠状として設けられるものであり、このときに、
例えば一方が切欠部3aの左端であれば、他方は右端と
言うように前記外壁開口部21とは夫々が対峙しないよ
うに水平方向に適宜の間隔を設けて設置されると共に、
前記切欠部3aの範囲内に設けられるものとされてい
る。
【0011】また、前記減圧リブ23は外壁開口部21
と内壁開口部22との間に前記内壁面2b側から外壁面
2aに向かい任意の複数枚が突出して形成されるもので
あり、このときに、前記減圧リブ23中の1枚は、例え
ば略L字状などとして形成され、前記内壁開口部22を
外壁開口部21側から覆うものとされている。
【0012】次いで、上記の構成とした本発明の水抜孔
5の作用及び効果について説明を行えば、例えば洗車時
など、加圧された水流が外壁開口部21から侵入した場
合、この外壁開口部21が設けられているシール溝2部
分は切欠部3aとされてパッキン3が設けられていない
ので、水流は加圧による方向性を持った状態でシール溝
2内に浸水する。
【0013】このときに、本発明により前記内壁開口部
22は外壁開口部21とは直接に対峙することのない位
置として形成され、且つ、両者の間には減圧リブ23が
設けられているので、前記外壁開口部21からの水流
は、先ず内壁面2b若しくは減圧リブ23に衝突するも
のとなるので、前記減圧リブ23の形状、数などを適宜
に設定しておくで、流速を効果的に減速させるものとな
る。
【0014】また、前記減圧リブ23の1枚が前記内壁
開口部22を外壁開口部21側から覆う形状とされてい
るので、前記した外壁開口部21から侵入する水流に多
少の流速と方向性が残っている場合でも、その水流が内
壁開口部22から浸水するのを防止できるものとなる。
【0015】尚、本発明の水抜孔5の構成で万一にハウ
ジング1内に浸水を生じた場合には、そのハウジング1
内の水は重力で内壁開口部22からシール溝2内に滴下
し、更に、外壁開口部21から外部に排出されるものと
なるが、このときの流速はそれ程に早くなく減圧リブ2
3が抵抗となることはなく、従って、排出が阻害される
ことはない。
【0016】また、上記の説明では水抜孔5は、シール
溝2の下辺の一個所に設けられているものとして説明を
行ったが、例えばハウジング1が水平方向に幅の広いも
のである場合などには、同一の構成とした水抜孔5を複
数箇所に設けるものとすることも自在である。
【0017】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、下
辺となるシール溝の外壁面と内壁面とには、切欠部の位
置に略対応して夫々が対峙しないように水平方向に適宜
な間隔を設けて外壁開口部と内壁開口部とが設けられ、
且つ、前記外壁開口部と内壁開口部との間の内壁面から
は複数の減圧リブが外壁面に向かい突出形成され、前記
内壁開口部は前記複数の減圧リブ中の1枚で前記外壁開
口部が設けられた側から覆われる構成とした車両用灯具
の水抜孔としたことで、例えば洗車時に使用される加圧
水流が水抜孔に加えられた場合においても、外壁開口部
と内壁開口部とに適宜な間隔を与えたことと、減圧リブ
を設けたことにより、外壁開口部から侵入した水流を減
速させて内壁開口部からのハウジング内への浸水を防止
できるものとし、使用者に品質上の疑問を生じさせない
ものとして、商品性の向上に極めて優れた効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用灯具の水抜孔の一実施形
態を示す説明図である。
【図2】 同じ実施形態の要部を拡大して示す正面図で
ある。
【図3】 図2のA―A線に沿う断面図である。
【図4】 図2のB―B線に沿う断面図である。
【図5】 従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1……ハウジング 2……シール溝 2a……外壁面 2b……内壁面 2c……底面 21……外壁開口部 22……内壁開口部 23……減圧リブ 3……パッキン 3a……切欠部 4……レンズ 4a……レンズ脚部 5……水抜孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−161207(JP,A) 実開 昭60−156603(JP,U) 実公 平4−25772(JP,Y2) 実公 昭57−60168(JP,Y2) 実公 昭51−44630(JP,Y2) 実用新案登録2536949(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 7/00 F21Q 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングのシール溝中に嵌着したパッ
    キンにレンズを圧接してシールを行う構成とされ、車両
    への取付状態で下辺となる前記シール溝中の前記パッキ
    ンには切欠部が設けられて成る車両用灯具の水抜孔にお
    いて、前記下辺となる前記シール溝の外壁面と内壁面と
    には、前記切欠部の位置に略対応して夫々が対峙しない
    ように水平方向に適宜な間隔を設けて外壁開口部と内壁
    開口部とが設けられ、且つ、前記外壁開口部と内壁開口
    部との間の内壁面からは複数の減圧リブが外壁面に向か
    い突出形成され、前記内壁開口部は前記複数の減圧リブ
    中の1枚で前記外壁開口部が設けられた側から覆われる
    構成としてあることを特徴とする車両用灯具の水抜孔。
JP7315861A 1995-11-10 1995-11-10 車両用灯具の水抜孔 Expired - Lifetime JP2847485B2 (ja)

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