JPH07327331A - モータのドレイン構造 - Google Patents

モータのドレイン構造

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JPH07327331A
JPH07327331A JP11723494A JP11723494A JPH07327331A JP H07327331 A JPH07327331 A JP H07327331A JP 11723494 A JP11723494 A JP 11723494A JP 11723494 A JP11723494 A JP 11723494A JP H07327331 A JPH07327331 A JP H07327331A
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JP
Japan
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motor
cover
tubular body
water
drain
Prior art date
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Pending
Application number
JP11723494A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Sekiguchi
昭彦 関口
Akihiro Shibuya
明宏 渋谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型化と防水性のいずれも両立することができ
るようにしたモータのドレイン構造を提供する。 【構成】排水あるいは通気のためにモータ本体の側面に
設けられたドレインにおいて、内部に邪魔板1を有しモ
ータ2内と連通している管体3と、この管体3を取り囲
むカバー4とから構成されている。なお、カバー4を管
体3と平行な垂直壁としたり、カバー4を先端に至るに
したがって拡開する形状に形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータの排水や通気のた
めに設けられるドレインに係り、特に水がかかる虞れが
あるところに設置される形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両搭載型モータのように水が
かかる虞れがあるところに設置されるモータには、モー
タ内部に入った水の排水や通気のためにドレインが設け
られている。
【0003】これは、例えば図5ないし図7に示すよう
に、モータ10が設置状態において下側となるモータ側
面部分にモータ内部と連通する管体(ドレイン)11を
設けたものである。
【0004】管体11の先端は斜めに切断されていると
ともに、その内部に2カ所の邪魔板12、12が設けら
れている。ここで、モータ10に水がかかったとする。
水は矢示F方向に沿ってモータ本体から管体11を伝わ
り管体11の開口部13に水膜を形成する。これと同時
に高温状態(例えば、50度から80度程度)にあるモ
ータは水がかかったことにより冷却され、内部に負圧が
発生する。
【0005】このため、水膜は管体11を通って内部に
吸い上げられモータ内部に水が入ってしまうこととなる
が、これが回転不良等の故障を誘発する原因となる。そ
こで図5に示すように、管体11を十分長く(30mm程
度)すれば水を阻止することができるが、管体11が大
きく突出することとなるためこれが邪魔となって、モー
タの設置位置に制限が生じることとなる。
【0006】一方、小型化するためには図7に示すよう
に、管体11を短くすることが考えられるが、そうする
と、水膜が内部に吸引され易くなってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、前記した
従来のものにおいては、管体を長くして防水性を優先さ
せるか、管体を短くして小型化を優先させるかの二者選
択をせまられるという問題がある。
【0008】本発明は前記事項に鑑みてなされたもの
で、小型化と防水性のいずれも両立することができるよ
うにしたモータのドレイン構造を提供することを技術的
課題とする。
【0009】また、小型化と防水性を備えたドイレンを
容易に成型できるドイレン構造とすることを技術的課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記技術的課題
を解決するために、排水あるいは通気のためにモータ本
体の側面に設けられたドレインにおいて以下のような構
成とした。
【0011】即ち、第1の構成においては、モータ内と
連通している管体と、この管体を取り囲むカバーとから
なっている。この管体とカバーは金属あるいは合成樹脂
又はゴムで形成することができる。また、管体の先端を
斜めに切断してもよい。
【0012】第2の構成では、前記第1の構成に加えて
管体の内部に邪魔板を設けたものである。この邪魔板は
例えば、管体内部を半月状の板で仕切るように設けるこ
とができ、この邪魔板を複数個交互に設ければ防水効果
が向上する。
【0013】また、第3の構成では、前記カバーを前記
管体と平行な垂直壁とした。これは例えば、カバーと前
記管体とを同軸に形成することができる。さらに、第4
の構成では、前記カバーを先端に至るにしたがって拡開
する円錐状に形成した。なお、カバーは必ずしも円形で
ある必要はなく、楕円形あるいは多角形とすることがで
きる。また、カバーは前記管体の先端部のみを取り囲む
ように形成してもよい。
【0014】
【作用】第1の構成において、モータ内と連通している
管体を取り囲むようにカバーを設けたため、水がモータ
にかかった場合、水はモータ本体の側面からカバーの下
縁に伝わる。ここでカバーは管体よりも大径なため水膜
が形成され難く水切れが良い。このため、管体に水膜が
形成されてしまうことはなく、水をモータ内に吸引して
しまう虞れはない。したがって、管体が短くとも防水性
が低下することはない。
【0015】また、第2の構成においては第1の構成に
加えて、管体の内部に邪魔板を設けたので更に防水性が
良好となる。さらに第3の構成においては、前記カバー
を前記管体と平行な垂直壁としたため、カバーと管体と
を一体成型する場合にその成型が容易となる。
【0016】また、第4の構成では、前記カバーを先端
に至るにしたがって拡開する形状に形成したので、カバ
ーの下縁の周囲長を長くすることができ、水膜の形成を
さらに抑える効果を得ることができる。
【0017】
【実施例】
〈実施例1〉本発明の第1実施例を図1及び図2に基づ
いて説明する。
【0018】この発明は排水あるいは通気のためにモー
タ本体の側面に設けられたドレインの構造に関するもの
である。ドレインAは図1に示すように、モータ2を所
定位置に取り付けた状態においてモータ2の下面となる
位置に設けられている。そしてモータ2内と連通せしめ
た管体3と、この管体3を取り囲むように形成されたカ
バー4とを金属または合成樹脂により一体に成型してあ
る。即ち、前記管体3は断面円形をなしており、モータ
2内部と外部とを連通するもので、モータ2側面に設け
られた取り付け穴2aを貫通して設けられている。そし
て、管体3の一端に設けられたストッパ3aにより穴2
aに固定されている。
【0019】前記管体3の内部には邪魔板1が2カ所設
けられている。この邪魔板1は半月状の板で上下にずら
して対向的に形成されており、水の侵入を阻止して防水
効果が得られるようになっている。また、前記管体3の
先端は約30度の角度で斜めに切断されており、水膜が
形成され難い構造となっている。
【0020】前記管体3の基部周囲からはカバー4が延
出されている。このカバー4は前記管体3と同様に円形
をなしており、その外径は前記管体3の外径の2倍程度
に設定されている。そして、カバー4の先端高は管体3
の先端高と同一に設定されている。
【0021】前記カバー4は前記管体3と平行な垂直
壁、即ち、直管となっており、前記管体3とは同軸に形
成されている。このため、ドレインAを一体成型するこ
とが容易である。
【0022】前記した構成において、モータ2に水がか
かったとすると、水は矢示F方向に沿ってモータ本体か
らカバー4に流れる。カバー4は外径が大きいため従来
のように水膜が形成されることはなく、水はカバー4の
下縁から落下する。したがって管体3に水膜が形成され
てしまうことはなく、モータ2の内圧がどのように変化
しても水をモータ内部に吸引してしまうことはない。こ
のため、管体3が短くても十分な防水性が得られる。な
お、実験では管体3の全長が15mm以下でも十分な防
水性が得られた。
【0023】また、前記邪魔板1は設けることが望まし
いが、邪魔板1がなくとも十分な防水性が得られる。 〈実施例2〉本発明の第2実施例を図3及び図4に基づ
いて説明する。
【0024】この実施例は前記第1実施例におけるカバ
ー4の形状を変更したものである。即ち、前記第1実施
例では、前記管体3と平行な垂直壁、即ち、直管となっ
ていたが、この実施例ではこれを先開きの形状としたも
のである。
【0025】この実施例ではカバー4の基部の外径を小
さくすることができるため、例えば、外径が小さいモー
タへの取り付けに有利である。一方、カバー4の基部の
外径を実施例1と同様とすれば、カバー4の先端部の径
を大きくすることができる。このため防水性が一層向上
する。
【0026】その他の構成及び作用については前記実施
例と同様のため同一符号を付してその説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】本発明の第1の構成においては、モータ
内と連通している管体を取り囲むようにカバーを設けた
ため、管体に水膜が形成され難く水をモータ内に吸引し
てしまう虞れはない。したがって、管体が短くとも防水
性が低下することはなく、防水性と小型化とを両立させ
ることができる。
【0028】また、第2の構成においては第1の構成に
加えて、管体の内部に邪魔板を設けたので更に防水性が
良好となる。さらに第3の構成においては、前記カバー
を前記管体と平行な垂直壁としたためカバーと管体とを
一体成型する場合にその成型が容易となる。
【0029】また、第4の構成では、前記カバーを先端
に至るにしたがって拡開する円錐状に形成したので、カ
バーの下縁の周囲長を長くすることができ、水膜の形成
をさらに抑える効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す一部切欠したモータ
全体の側面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すモータ全体の背面図
である。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部の背面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す一部切欠した要部の
側面図である。
【図5】従来のモータのドレイン構造を示す一部切欠し
たモータ全体の側面図である。
【図6】従来のモータのドレイン構造を示す一部切欠し
た要部の側面図である。
【図7】従来のモータのドレイン構造を示すモータ全体
の背面図である。
【符号の説明】
1・・邪魔板 2・・モータ 2a・・穴 3・・管体 3a・・ストッパ 4・・カバー A・・ドイレン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排水あるいは通気のためにモータ本体の側
    面に設けられたドレインにおいて、 モータ内外と連通している管体と、この管体を取り囲む
    カバーとから構成されていることを特徴とするモータの
    ドレイン構造。
  2. 【請求項2】排水あるいは通気のためにモータ本体の側
    面に設けられたドレインにおいて、 内部に邪魔板を有しモータ内外と連通している管体と、
    この管体を取り囲むカバーとから構成されていることを
    特徴とするモータのドレイン構造。
  3. 【請求項3】前記カバーが前記管体と平行な垂直壁であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のモ
    ータのドレイン構造。
  4. 【請求項4】前記カバーが先端に至るにしたがって拡開
    する形状に形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載のモータのドレイン構造。
JP11723494A 1994-05-30 1994-05-30 モータのドレイン構造 Pending JPH07327331A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100403475B1 (ko) * 2000-08-11 2003-10-30 지엠대우오토앤테크놀로지주식회사 자동차 파워윈도우용 모터의 에어홀커버
KR101228985B1 (ko) * 2006-11-03 2013-02-01 한라공조주식회사 팬 모터 하우징의 드레인 홀 구조
CN106130234A (zh) * 2016-08-03 2016-11-16 江门市科业电器制造有限公司 一种防水风扇电机
JP2019075974A (ja) * 2017-10-16 2019-05-16 株式会社ミツバ 駆動装置

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