JPH09163547A - 電気接続箱の排水構造 - Google Patents
電気接続箱の排水構造Info
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- JPH09163547A JPH09163547A JP7318154A JP31815495A JPH09163547A JP H09163547 A JPH09163547 A JP H09163547A JP 7318154 A JP7318154 A JP 7318154A JP 31815495 A JP31815495 A JP 31815495A JP H09163547 A JPH09163547 A JP H09163547A
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- Japan
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- junction box
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電気接続箱内の水分を排水可能で、しかも外部
から水分が浸入するのを防止する。 【解決手段】底壁11の中央部にスカート部12が設け
られ、その中心部に排水孔13が設けられている。排水
孔13には、逆止弁20が挿入されている。この逆止弁
20は通常は自重で下側に降下しており、これによっ
て、排水孔13が開かれている。また、外部から所定の
圧力がかかったときには、逆止弁20が押し上げられて
排水孔13が閉じられている。したがって、通常は電気
接続箱1内の水分が排水孔13を通って外部に排出され
るが、逆止弁20に外部から所定の圧力がかかると、排
水孔13が閉じられて外部の水分が電気接続箱1内に浸
入するのを防止できる。
から水分が浸入するのを防止する。 【解決手段】底壁11の中央部にスカート部12が設け
られ、その中心部に排水孔13が設けられている。排水
孔13には、逆止弁20が挿入されている。この逆止弁
20は通常は自重で下側に降下しており、これによっ
て、排水孔13が開かれている。また、外部から所定の
圧力がかかったときには、逆止弁20が押し上げられて
排水孔13が閉じられている。したがって、通常は電気
接続箱1内の水分が排水孔13を通って外部に排出され
るが、逆止弁20に外部から所定の圧力がかかると、排
水孔13が閉じられて外部の水分が電気接続箱1内に浸
入するのを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部の水分を排水
すると共に外部から水分が浸入するのを防止可能な電気
接続箱の排水構造に関する。
すると共に外部から水分が浸入するのを防止可能な電気
接続箱の排水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気接続箱は、内部の水分を排水できる
と共に、外部から水分が入らないように各種の排水構造
が適用されている。このような排水構造としては、例え
ば実開昭63−172215号公報の「電気接続箱の排
水構造」が提案されている。この電気接続箱は、図9に
示すように箱本体100(符号は付け直した)の底部の
コネクタカバー101に排水孔102を設け、この排水
孔102の周囲に外部に突出する排水孔壁103を設
け、更に図10に示すように、排水孔壁103を前端部
から後端部にかけて徐々に低くしたものである。排水孔
102の上側には反射板104が設けられ、反射板10
4とコネクタカバー101との隙間は水滴105より小
さくなっている。
と共に、外部から水分が入らないように各種の排水構造
が適用されている。このような排水構造としては、例え
ば実開昭63−172215号公報の「電気接続箱の排
水構造」が提案されている。この電気接続箱は、図9に
示すように箱本体100(符号は付け直した)の底部の
コネクタカバー101に排水孔102を設け、この排水
孔102の周囲に外部に突出する排水孔壁103を設
け、更に図10に示すように、排水孔壁103を前端部
から後端部にかけて徐々に低くしたものである。排水孔
102の上側には反射板104が設けられ、反射板10
4とコネクタカバー101との隙間は水滴105より小
さくなっている。
【0003】この電気接続箱では、例えば雨天時に車両
が前方106に走行すると、排水孔壁103の前端部に
空気及び水滴が当たり、電気接続箱内に水滴が浸入する
のを防止できる。また、排水孔壁103の後方には、空
気の流れによって負圧が生じ、この負圧により電気接続
箱内の水滴105が吸い出される。
が前方106に走行すると、排水孔壁103の前端部に
空気及び水滴が当たり、電気接続箱内に水滴が浸入する
のを防止できる。また、排水孔壁103の後方には、空
気の流れによって負圧が生じ、この負圧により電気接続
箱内の水滴105が吸い出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の排水構
造では、排水孔102が常時開放されているため、例え
ば高圧洗車や高速道路の雨天走行時などでは、排水孔壁
103の後方又は下方から排水孔102目掛けて水圧が
かかる場合があり、これを遮蔽するものがないため、内
部に水分が浸入するのを防止できないという問題があっ
た。電気接続箱内に水分が浸入すると、内部の電気接続
部が被水してショートしたり或いは腐食が進行するとい
う不具合が生ずる。
造では、排水孔102が常時開放されているため、例え
ば高圧洗車や高速道路の雨天走行時などでは、排水孔壁
103の後方又は下方から排水孔102目掛けて水圧が
かかる場合があり、これを遮蔽するものがないため、内
部に水分が浸入するのを防止できないという問題があっ
た。電気接続箱内に水分が浸入すると、内部の電気接続
部が被水してショートしたり或いは腐食が進行するとい
う不具合が生ずる。
【0005】そこで、本発明の目的は上述した課題を解
消することであり、内部の水分を排水できると共に、外
部から水分が浸入するのを防止可能な電気接続箱の排水
構造を提供することである。
消することであり、内部の水分を排水できると共に、外
部から水分が浸入するのを防止可能な電気接続箱の排水
構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
気接続箱の底壁に排水孔を設け、所定の圧力がかかった
とき前記排水孔を閉じる逆止弁を前記排水孔に設けたこ
とを特徴とする電気接続箱の排水構造によって達成する
ことができる。また、さらなる構成として、電気接続箱
の底壁に導水口を設け、逆止弁に設けられた排水孔が外
部からの所定の圧力がかかった時に該排水孔を閉じる底
部を前記底壁に接続しているスカート部に設けた電気接
続箱の排水構造とすることもできる。
気接続箱の底壁に排水孔を設け、所定の圧力がかかった
とき前記排水孔を閉じる逆止弁を前記排水孔に設けたこ
とを特徴とする電気接続箱の排水構造によって達成する
ことができる。また、さらなる構成として、電気接続箱
の底壁に導水口を設け、逆止弁に設けられた排水孔が外
部からの所定の圧力がかかった時に該排水孔を閉じる底
部を前記底壁に接続しているスカート部に設けた電気接
続箱の排水構造とすることもできる。
【0007】この電気接続箱の排水構造においては、逆
止弁に外部から所定の圧力がかかったときに排水孔が逆
止弁によって閉じられて、外部の水分が浸入するのを防
止できる。通常は、逆止弁が開けられて排水孔から内部
の水分が排水される。この排水孔においては、逆止弁の
摺動方向に水の移動を整えるスカート部分を備える構成
すとすることができる。これによって、逆止弁の排水及
び防水作用をより効果的に実行することができる。
止弁に外部から所定の圧力がかかったときに排水孔が逆
止弁によって閉じられて、外部の水分が浸入するのを防
止できる。通常は、逆止弁が開けられて排水孔から内部
の水分が排水される。この排水孔においては、逆止弁の
摺動方向に水の移動を整えるスカート部分を備える構成
すとすることができる。これによって、逆止弁の排水及
び防水作用をより効果的に実行することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気接続箱の
排水構造の実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係る第一実施形態の電気接続箱の排
水構造の一部断面図、図2は図1のA−A断面図、図3
は本発明に係る電気接続箱の分解断面図、図4は本発明
に係る逆止弁の通常の状態を示す断面図、図5は本発明
に係る逆止弁の所定の圧力がかかったときの状態を示す
断面図である。
排水構造の実施形態について、図面を参照して説明す
る。図1は本発明に係る第一実施形態の電気接続箱の排
水構造の一部断面図、図2は図1のA−A断面図、図3
は本発明に係る電気接続箱の分解断面図、図4は本発明
に係る逆止弁の通常の状態を示す断面図、図5は本発明
に係る逆止弁の所定の圧力がかかったときの状態を示す
断面図である。
【0009】図1において、本発明を適用した電気接続
箱1(下側のみ図示)は、中央部に向かって下り傾斜に
なっている底壁11が設けられ、その中央部に適宜な高
さHの円筒状のスカート部12が外側に向けて突出され
ている。スカート部12の上部側には排水孔13が設け
られ、そして、排水孔13の下部側、つまりスカート部
12下端部には大径部14が設けられている。大径部1
4は中央から周囲にかけて適宜な角度で下り傾斜した傾
斜面15を持つ開口で構成されている。
箱1(下側のみ図示)は、中央部に向かって下り傾斜に
なっている底壁11が設けられ、その中央部に適宜な高
さHの円筒状のスカート部12が外側に向けて突出され
ている。スカート部12の上部側には排水孔13が設け
られ、そして、排水孔13の下部側、つまりスカート部
12下端部には大径部14が設けられている。大径部1
4は中央から周囲にかけて適宜な角度で下り傾斜した傾
斜面15を持つ開口で構成されている。
【0010】排水孔13の内側には、適宜な幅の支持部
16が複数個設けられている。隣接する支持部16,1
6の間には、図2に示すように電気接続箱1内部の水分
を排水するための導水路17が設けられている。図1に
示すように、支持部16の上部側は底壁11の内面より
内側に突出しており、その上端部は大径に形成されてい
る。
16が複数個設けられている。隣接する支持部16,1
6の間には、図2に示すように電気接続箱1内部の水分
を排水するための導水路17が設けられている。図1に
示すように、支持部16の上部側は底壁11の内面より
内側に突出しており、その上端部は大径に形成されてい
る。
【0011】排水孔13内には逆止弁20が挿入されて
いる。逆止弁20は、適宜な長さの弁棒21と、弁棒2
1の下端部に設けられた弁体22と、弁棒21の上端部
に設けられた係止ヘッド23とで構成されている。弁棒
21は、スカート部12の支持部16で上下移動自在に
支持されている。弁体22の上端部には、スカート部1
2の傾斜面15と同一角度で傾斜した当接面24が設け
られている。係止ヘッド23は、支持部16の上端面に
係止可能な大きさに形成されている。
いる。逆止弁20は、適宜な長さの弁棒21と、弁棒2
1の下端部に設けられた弁体22と、弁棒21の上端部
に設けられた係止ヘッド23とで構成されている。弁棒
21は、スカート部12の支持部16で上下移動自在に
支持されている。弁体22の上端部には、スカート部1
2の傾斜面15と同一角度で傾斜した当接面24が設け
られている。係止ヘッド23は、支持部16の上端面に
係止可能な大きさに形成されている。
【0012】この逆止弁20をスカート部12に組み付
ける場合は、図3に示すように逆止弁20の係止ヘッド
23を、スカート部12の大径部14から係止孔13内
に挿入する。そして、係止ヘッド23が支持部16の内
側に突出したとき、挿入を停止する。これによって、逆
止弁20が不用意に抜け外れることなく、しかも上下移
動可能に保持される。
ける場合は、図3に示すように逆止弁20の係止ヘッド
23を、スカート部12の大径部14から係止孔13内
に挿入する。そして、係止ヘッド23が支持部16の内
側に突出したとき、挿入を停止する。これによって、逆
止弁20が不用意に抜け外れることなく、しかも上下移
動可能に保持される。
【0013】この電気接続箱1においては、通常時に
は、図4に示すように逆止弁20が自重で降下してお
り、係止ヘッド23が支持部16の上端面に係止した状
態で保持されている。そして、弁体22の当接面24
が、スカート部12の傾斜面15から離れている。した
がって、電気接続箱1内部の水分25が、底壁11の内
面から排水孔13の導水路17、傾斜面15と当接面2
4の隙間及び大径部14を通って外部に排出される。
は、図4に示すように逆止弁20が自重で降下してお
り、係止ヘッド23が支持部16の上端面に係止した状
態で保持されている。そして、弁体22の当接面24
が、スカート部12の傾斜面15から離れている。した
がって、電気接続箱1内部の水分25が、底壁11の内
面から排水孔13の導水路17、傾斜面15と当接面2
4の隙間及び大径部14を通って外部に排出される。
【0014】これに対して、例えば車両の走行時や高圧
洗車時などに、図5に示すようにスカート部12の大径
部14に外側から所定の圧力P以上の圧力がかかると、
この圧力Pが逆止弁20の弁体22の下面に作用して逆
止弁20が押し上げられる。そして、弁体22の当接面
24がスカート部12の傾斜面15に当接した状態で、
逆止弁20が保持される。
洗車時などに、図5に示すようにスカート部12の大径
部14に外側から所定の圧力P以上の圧力がかかると、
この圧力Pが逆止弁20の弁体22の下面に作用して逆
止弁20が押し上げられる。そして、弁体22の当接面
24がスカート部12の傾斜面15に当接した状態で、
逆止弁20が保持される。
【0015】すなわち、所定の圧力Pがかかったときに
は、通常時には開けられている弁体22の当接面24と
スカート部12の傾斜面15との間の隙間が閉じられる
ので、大径部14に入り込んだ水分25が、排水孔13
から電気接続箱1内に浸入するのを防止することができ
る。また、スカート部12が弁体22の周囲を包み込む
構成となっているので、弁体22とスカート部12との
隙間から入る水は、電気接続箱1内にまで入り込もうと
する水の圧力が弁棒21の長手方向に集約されるように
整流されることとなる。従って、水が電気接続箱1内に
まで入り込もうとする力と逆止弁20の摺動方向にかか
る力とをほぼ同じ大きさとすることができ、排水と逆止
作用との区切りに対する設定と実際の動作とをほぼ同様
にし、正確な逆止弁の作用を実行させることができる。
は、通常時には開けられている弁体22の当接面24と
スカート部12の傾斜面15との間の隙間が閉じられる
ので、大径部14に入り込んだ水分25が、排水孔13
から電気接続箱1内に浸入するのを防止することができ
る。また、スカート部12が弁体22の周囲を包み込む
構成となっているので、弁体22とスカート部12との
隙間から入る水は、電気接続箱1内にまで入り込もうと
する水の圧力が弁棒21の長手方向に集約されるように
整流されることとなる。従って、水が電気接続箱1内に
まで入り込もうとする力と逆止弁20の摺動方向にかか
る力とをほぼ同じ大きさとすることができ、排水と逆止
作用との区切りに対する設定と実際の動作とをほぼ同様
にし、正確な逆止弁の作用を実行させることができる。
【0016】以上のように、本発明の電気接続箱の排水
構造を適用した電気接続箱1は、所定の圧力で排水孔1
3を閉じる逆止弁20を設けたので、通常時は逆止弁2
0によって排水孔13が開けられて、電気接続箱1内の
水分25が排水孔13から排水される。また、逆止弁2
0に外部から所定の圧力Pがかかったときには、逆止弁
20によって排水孔13が閉じられて、外部の水分25
が排水孔13を通って電気接続箱1内に浸入するのを防
止することができる。これによって、電気接続箱1内の
電気接続部がショートしたり、腐食したりするのを防止
できる。
構造を適用した電気接続箱1は、所定の圧力で排水孔1
3を閉じる逆止弁20を設けたので、通常時は逆止弁2
0によって排水孔13が開けられて、電気接続箱1内の
水分25が排水孔13から排水される。また、逆止弁2
0に外部から所定の圧力Pがかかったときには、逆止弁
20によって排水孔13が閉じられて、外部の水分25
が排水孔13を通って電気接続箱1内に浸入するのを防
止することができる。これによって、電気接続箱1内の
電気接続部がショートしたり、腐食したりするのを防止
できる。
【0017】図6は本発明に係わる第二実施形態の電気
接続箱の排水構造を示す部分断面図である。また、図7
は図6の電気接続箱の逆止弁が閉まった状態を示す部分
断面図である。図8は図6の電気接続箱の逆止弁のみの
正面図である。図6に示すように、電気接続箱の底壁3
1には排水口33が円筒状のスカート部32によって形
成されている。そして、スカート部32先端には逆止弁
40が配置されている。スカート部32の先端部の構成
としては、排水口33の中心位置に貫通穴を有し、この
貫通穴から周囲に下る斜面を備える底部34が設けられ
ている。また、この斜面に沿って延びてスカート部32
を貫通する導水口35が四方向に備えられている。
接続箱の排水構造を示す部分断面図である。また、図7
は図6の電気接続箱の逆止弁が閉まった状態を示す部分
断面図である。図8は図6の電気接続箱の逆止弁のみの
正面図である。図6に示すように、電気接続箱の底壁3
1には排水口33が円筒状のスカート部32によって形
成されている。そして、スカート部32先端には逆止弁
40が配置されている。スカート部32の先端部の構成
としては、排水口33の中心位置に貫通穴を有し、この
貫通穴から周囲に下る斜面を備える底部34が設けられ
ている。また、この斜面に沿って延びてスカート部32
を貫通する導水口35が四方向に備えられている。
【0018】このスカート部32に被さるように逆止弁
40の円筒状側壁41が配置されている。スカート部3
2の底部34に対してそれと同様の形状を以て当接する
逆止弁40の底部において、その中心から伸びる弁棒4
3とその先端に配設された係止ヘッド44が排水口33
の中心位置の貫通穴に挿入され、逆止弁40がスカート
部32の底部34に保持される。逆止弁40の移動は上
下方向のみに規制され、且つ弁棒43長さだけ移動可能
となっている。
40の円筒状側壁41が配置されている。スカート部3
2の底部34に対してそれと同様の形状を以て当接する
逆止弁40の底部において、その中心から伸びる弁棒4
3とその先端に配設された係止ヘッド44が排水口33
の中心位置の貫通穴に挿入され、逆止弁40がスカート
部32の底部34に保持される。逆止弁40の移動は上
下方向のみに規制され、且つ弁棒43長さだけ移動可能
となっている。
【0019】底部34部分の周半径は底壁31に接続し
ているスカート部32上部より小さくなっており、逆止
弁40の円筒状側壁41との間に空間46を作りだし、
この空間46と導水口35とが弁の開口時に接続するよ
うな配置となっている。図8をもとに電気接続箱の逆止
弁の内部構造を説明すると、側壁41から空間46内部
に全周に渡って張り出す係止突起45が備えられ、この
係止突起45には導水口35に対応する各位置に切欠け
部42が備えられている。更に、逆止弁40の底部48
には切欠け部47の各位置に対応して排水孔42が配置
されている。
ているスカート部32上部より小さくなっており、逆止
弁40の円筒状側壁41との間に空間46を作りだし、
この空間46と導水口35とが弁の開口時に接続するよ
うな配置となっている。図8をもとに電気接続箱の逆止
弁の内部構造を説明すると、側壁41から空間46内部
に全周に渡って張り出す係止突起45が備えられ、この
係止突起45には導水口35に対応する各位置に切欠け
部42が備えられている。更に、逆止弁40の底部48
には切欠け部47の各位置に対応して排水孔42が配置
されている。
【0020】従って、図6の流れの矢印Fで示すよう
に、排水口33から流れる水は導水口35を通り、空間
46及び切欠け部47を経由して排水孔42に至る。ま
た、逆止弁が閉まった状態となる時は、図7に示すよう
に、排水孔42がスカート部32の底部34に当接して
塞がれる構成となっており、これによって外部から圧力
がかかった場合に水の侵入を防ぐことができる。
に、排水口33から流れる水は導水口35を通り、空間
46及び切欠け部47を経由して排水孔42に至る。ま
た、逆止弁が閉まった状態となる時は、図7に示すよう
に、排水孔42がスカート部32の底部34に当接して
塞がれる構成となっており、これによって外部から圧力
がかかった場合に水の侵入を防ぐことができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は電気接続
箱の底壁に排水孔を設け、所定の圧力がかかったとき前
記排水孔を閉じる逆止弁を前記排水孔に設けたので、排
水孔の外部に所定の圧力が作用したときには、排水孔に
設けられた逆止弁が閉じられて、外部の水分が浸入する
のを防止できると共に、通常は逆止弁が開けられて内部
の水分が排水される。これによって、電気接続箱内の電
気接続部がショートしたり或いは腐食するのを防止する
ことができる。
箱の底壁に排水孔を設け、所定の圧力がかかったとき前
記排水孔を閉じる逆止弁を前記排水孔に設けたので、排
水孔の外部に所定の圧力が作用したときには、排水孔に
設けられた逆止弁が閉じられて、外部の水分が浸入する
のを防止できると共に、通常は逆止弁が開けられて内部
の水分が排水される。これによって、電気接続箱内の電
気接続部がショートしたり或いは腐食するのを防止する
ことができる。
【図1】本発明に係る電気接続箱の排水構造を適用した
電気接続箱の一部断面図である。
電気接続箱の一部断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明に係る電気接続箱の分解斜視図である。
【図4】本発明に係る逆止弁の通常の状態を示す断面図
である。
である。
【図5】本発明に係る逆止弁に所定の圧力がかかったと
きの状態を示す断面図である。
きの状態を示す断面図である。
【図6】本発明に係わる第二実施形態の電気接続箱を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図7】図6の電気接続箱の逆止弁が閉まった状態を示
す部分断面図である。
す部分断面図である。
【図8】図6の電気接続箱の逆止弁のみの正面図であ
る。
る。
【図9】従来例に係る電気接続箱の斜視図である。
【図10】図9のX−X断面図である。
1 電気接続箱 11 底壁 12 スカート部 13 排水孔 15 傾斜面 20 逆止弁 21 弁棒 22 弁体 23 係止ヘッド 24 当接面 32 スカート部 33 排水口 34 底部 35 導水口 40 逆止弁 42 排水孔 45 係止部 46 空間 47 切り欠き
Claims (2)
- 【請求項1】 電気接続箱の底壁に排水孔を設け、 外部から所定の圧力がかかったとき前記排水孔を閉じる
逆止弁を前記排水孔に設けたことを特徴とする電気接続
箱の排水構造。 - 【請求項2】 電気接続箱の底壁に導水口を設け、逆止
弁に設けられた排水孔が外部からの所定の圧力がかかっ
た時に該排水孔を閉じる底部を前記底壁に接続している
スカート部に設けたことを特徴とする電気接続箱の排水
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318154A JPH09163547A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電気接続箱の排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7318154A JPH09163547A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電気接続箱の排水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09163547A true JPH09163547A (ja) | 1997-06-20 |
Family
ID=18096096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7318154A Pending JPH09163547A (ja) | 1995-12-06 | 1995-12-06 | 電気接続箱の排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09163547A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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