JP2011060474A - 船灯の防水・水抜き装置 - Google Patents

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Isamu Machida
勇 町田
Norio Kobayashi
則男 小林
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Abstract

【課題】 高い防水基準を満足した上での浸水に対し、これが自動的に排出される船灯の防水・水抜き装置を提供する。
【解決手段】 内部に光源17が収容される中空部を有し、周囲に光源17からの光を透過させる透光部11を有する灯体10の底壁に、上下に貫通開口した水抜き穴20を備え、その下側に弁室21を備え、弁室21は、頂面に水抜き穴20が開口されているとともに底面に大気に開放された排水口22が開口され、弁室21内に、スポンジ状の不透水性弾性材からなり弁室21の高さより稍小さく形成された弁体23が上下動自在に収容され、排水口22からの水圧によって弁体が上昇することによって水抜き穴20を閉鎖させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、船舶のマスト、右舷、左舷及び船尾等に設置し、船舶の航行又は停泊時の安全のために他の船舶等に対し当船を認識させることに使用する船灯内への浸水がしにくくかつ内部に侵入した水を排出させるための船灯の防水・水抜き装置に関する。
一般に、船灯には、信号灯と航海灯があり、航海灯としては前部灯(マスト灯)、停泊灯(アンカーライト)、船尾灯(スターンライト)、左舷灯(ポートライト)、右舷灯(スターボードライト)及び紅灯がある。これらはいずれも海水、風雨及び直射日光に曝され、過酷な気候条件下に置かれるものであるとともに、船舶の安全航行にはなくてはならないものであるため、海上の厳しい環境の中でも十分安全に持ち堪えられる耐環境性が無ければならない。
従来の船灯は、図6に示すように透光性材料によって形成された円筒状の透光胴部11の下端側をボトム部材12に連結して閉鎖し、上部をトップ部材13に連結し、トップ部材13に設けた開口を天蓋14にて閉鎖した中空状の灯体10を有し、ボトム部材12の底板16に支持させたソケットに電球や図には示してないがLEDからなる光源17を装着して構成されている。また、底板に16に水抜き穴20が開口されており、内部に侵入した水は、この水抜き穴20から排出されるようになっている。(例えば特許文献1)。
このような船灯は、荒天時の航行等、厳しい外部環境におかれた際に耐えうる耐久性と防水性が要求され、一定の防水基準が定められている。
特開2007−27054号公報
従来の防水基準では、上述したように、底板に水抜き穴を設けてもよい程度の防水基準であったが、近年の船舶はその性能が向上し、航行速度が増すと共に荒天時の航行に耐える能力が増しており、このため、防水基準が改正され、より厳しい防水性能が要求されるようになり、従来の水抜き穴を常時開放している構造では、新基準を満足できないという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を鑑み、より厳しい防水性能を満足し、また、灯体内に浸水した場合にはこれが自然に排水される船灯の防水・水抜き装置の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明の特徴は、内部に光源が収容される中空部を有し、周囲に前記光源からの光を透過させる透光部を有する灯体の底壁に、上下に貫通開口した水抜き穴を備え、該水抜き穴位置の下側に弁室を備え、該弁室は、頂面に前記水抜き穴が開口されているとともに底面に大気に開放された排水口が開口され、前記弁室内に、水に浮くスポンジ状の不透水性弾性材からなる弁体が収容され、該弁体は、前記弁室内において上下に移動可能に収容され、排水口からの水圧によって前記水抜き穴を閉鎖する方向に動作されるようにしてなる船灯の防水・水抜き装置にある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記弁体には、その上面に突設され前記水抜き穴に遊嵌される柱状体を一体に有すると共に該柱状体の根元部に下側が太径のテーパー部を一体に有し、該テーパー部が前記水抜き穴の開口縁に当接して該水抜き穴が閉鎖されるようにしたことにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1又は2何れか1の請求項の構成に加え、前記弁室は、前記船灯の底板を頂面とし、該底板の下に突設したリング状凸部を周壁とし、該周壁の下端開口部に嵌合される底蓋を底面として構成され、前記底蓋は、前記周壁に対して係合する弾性爪を一体に有していることにある。
本発明に係る船灯の防水・水抜き装置は、内部に光源が収容される中空部を有し、周囲に前記光源からの光を透過させる透光部を有する灯体の底壁に、上下に貫通開口した水抜き穴を備え、該水抜き穴位置の下側に弁室を備え、該弁室は、頂面に前記水抜き穴が開口されているとともに底面に大気に開放された排水口が開口され、前記弁室内に、水に浮くスポンジ状の不透水性弾性材からなる弁体が収容され、該弁体は、前記弁室内において上下に移動可能に収容され、排水口からの水圧によって前記水抜き穴を閉鎖する方向に動作されるようにしたことにより、航行中における波浪が作用しても、排水口からの水圧や弁体自体の浮力によって、弁体が水抜き穴を閉じる方向に動作し、これを閉鎖するため、従来に比べて防水性能が大幅に向上し、新基準を充分満足するものとすることができる。
また、過酷な条件下の航行によって浸水した場合であっても、弁体が常開状態に戻った際に浸水が自然流下され、また、光源の点灯によって灯体内部の温度が上昇した際の灯体内空気の膨張によって前記弁体が強制的に押し開かれ、排気とともに内部の水が排出される。
更に本発明においては、前記弁体には、その上面に突設され前記水抜き穴に遊嵌される柱状体を一体に有すると共に該柱状体の根元部に下側が太径のテーパー部を一体に有し、該テーパー部が、弁体上昇時に前記水抜き穴の開口縁に当接して該水抜き穴を閉鎖するようにしたことにより、外からの小さい水圧に対しても敏感に反応して迅速且つ高い密閉度を得ることができる。
本発明に係る船灯の防水・水抜き装置を実施した船灯の一例を示す部分断面図である。 本発明に係る船灯の防水・水抜き装置の第1実施例を示す断面図である。 同上の底面図である。 本発明に係る船灯の防水・水抜き装置の第2実施例の断面図である。 同底面図である。 従来の船灯を示す断面図である。
次に、本発明の実施の形態を図面に示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る船灯の防水・水抜き装置を実施した船灯一例を示している。図において符号10は中空の灯体であり、この灯体10は円筒状をした透光胴部11を有し、その下端側をボトム部材12に連結して閉鎖し、上部をトップ部材13に連結し、トップ部材13に設けた開口を天蓋14にて閉鎖した構造となっている。天蓋14はこれを開くことができるように止めネジ15にて固定されている。ボトム部材12の底板16に固定したソケットに電球からなる光源17が装着されている。
この灯体10の底板16の中央の平らな部分及び、周縁の環状凹溝の底部分にそれぞれ、本発明に係る水抜き装置18、18が設置されている。図2〜図3は該水抜き装置の第1実施例を示している。この例の水抜き装置は、底板16即ち灯体10の中空空間の底壁に上下に貫通開口させた3つの水抜き穴20と、この水抜き穴20を頂面に開口させた配置に前記底板下に形成した弁室21と、その弁室の底面に形成した排水口22及び該弁室21内に収容した弁体23から構成されている。
弁室21は、底板16と、その下面に突設した四角をしたリング状凸部からなる周壁24及び底面を構成する底蓋25とによって囲まれて構成されている。底蓋25は、四角形をした板状の本体部の両縁に係止爪26,26が一体に立ち上げられており、これが周壁24内に挿入され、周壁内面の係止段部27,27に契合することによって抜け止めされている。
底蓋25には、水抜き穴20とは水平方向の位置を互いに違えた位置、更に具体的には底板16の3つの水抜き穴20の中央に対応する位置に排水口22が開口されている。
弁体23は、独立気泡を含ませたスポンジ状のゴム材からなり、比重が水より小さい弾性材をもって形成されており、その外径は、前記弁室内21に緩く嵌り合う方形状に形成されている。その厚さは、弁室21の高さより稍小さく形成され、常時は自重によって弁室21の下側にあり、水抜き穴20が常時開かれた状態となっている。
このように構成される水抜き装置においては、排水口22から外部の水圧が作用したときは、その水圧によって弁体23が押し上げられ、また、弁室21が水没したときは弁体23の浮力と排水口22からの水圧によって上昇し、水抜き穴20を閉じる方向に移動してこれを閉じることにより、水抜き穴20からの浸水が防止される。
また、各種の外圧によって水抜き穴20や、天蓋13と上端開口部との隙間等から灯体10内に浸入した水は底板上、即ち水抜き穴20の上に溜まるが、弁室が水没していない状態や排水口から水圧が作用していない状態に戻ることによって弁体23は常開状態となり、溜まった浸入水は、自重によって水抜き穴20から流出する。
また、何らかの条件によって弁体23押し上げられた状態から下側へ戻らず、水抜き穴20が閉じられた状態にあっても、光源15を点灯することによって灯体10内の温度が上昇し、内部の空気が温められて膨張して内圧が高くなることによって、弁体23が押し下られる方向に動作され、これによって灯体10内の底部に溜まっている水が排出される。
図4、図5は本発明の第2実施例を示しており、この例では弁室21の頂面を構成する底板16に1個の水抜き穴20が弁室中央部分に形成されており、弁体23の上面中央に、水抜き穴20に遊嵌される柱状体30が一体に形成されている。この柱状体30の根元部に下側が太径のテーパー部31が一体に成形されている。
このテーパー部31は、下端が水抜き穴20より大きく形成され、常時はテーパー部31の外周と水抜き穴20の下端開口縁との間に隙間が生じるようになっており、弁体23が上昇することによって、テーパー部31の外周が水抜き穴20の下端開口縁32に当接することによってこれを閉鎖するようになっている。
この例では、図2、図3に示した例と同様に、排水口22から外部の水圧が作用したときは、その水圧によって弁体23が押し上げられ、また、弁室21が水没したときは弁体23の浮力と排水口22からの水圧によって上昇し、テーパー部31が水抜き穴20の下端開口縁32に当接することによって水抜き穴20を閉じ、浸水が防止される。
また、前述したように灯体10内に浸入した水は底板上、即ち水抜き穴20の上に溜まるが、弁室が水没していない状態や排水口から水圧が作用していない状態に戻ることによって弁体23は常開状態となり、溜まった浸入水は、自重によって水抜き穴20から流出する。
また、前述と同様に、光源15を点灯することによって灯体10内の温度が上昇し、内部の空気が温められて膨張して内圧が高くなることによって、弁体23が押し下られる方向に動作され、これによって灯体10内の底部に溜まっている水が排出される。
10 灯体
11 透光胴部
12 ボトム部材
13 トップ部材
14 天蓋
15 止めネジ
16 底板
17 光源
18 水抜き装置
20 水抜き穴
21 弁室
22 排水口
23 弁体
24 周壁
25 底蓋
26 係止爪
27 係止段部
30 柱状体
31 テーパー部
32 開口縁

Claims (3)

  1. 内部に光源が収容される中空部を有し、周囲に前記光源からの光を透過させる透光部を有する灯体の底壁に、上下に貫通開口した水抜き穴を備え、該水抜き穴位置の下側に弁室を備え、該弁室は、頂面に前記水抜き穴が開口されているとともに底面に大気に開放された排水口が開口され、前記弁室内に、水に浮くスポンジ状の不透水性弾性材からなる弁体が収容され、該弁体は、前記弁室内において上下に移動可能に収容され、排水口からの水圧によって前記水抜き穴を閉鎖する方向に動作されるようにしてなる船灯の防水・水抜き装置。
  2. 前記弁体には、その上面に突設され前記水抜き穴に遊嵌される柱状体を一体に有すると共に該柱状体の根元部に下側が太径のテーパー部を一体に有し、該テーパー部が前記水抜き穴の開口縁に当接して該水抜き穴が閉鎖されるようにしてなる請求項1に記載の船灯の防水・水抜き装置。
  3. 前記弁室は、前記船灯の底板を頂面とし、該底板の下に突設したリング状凸部を周壁とし、該周壁の下端開口部に嵌合される底蓋を底面として構成され、前記底蓋は、前記周壁に対して係合する弾性爪を一体に有してなる請求項1又は2の何れか1に記載の船灯の防水・水抜き装置。
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