JPH02121201A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

Info

Publication number
JPH02121201A
JPH02121201A JP63273289A JP27328988A JPH02121201A JP H02121201 A JPH02121201 A JP H02121201A JP 63273289 A JP63273289 A JP 63273289A JP 27328988 A JP27328988 A JP 27328988A JP H02121201 A JPH02121201 A JP H02121201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
ventilation hole
reinforcing
ventilation
continuous porous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63273289A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Onda
恩田 邦夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
Priority to JP63273289A priority Critical patent/JPH02121201A/ja
Publication of JPH02121201A publication Critical patent/JPH02121201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リフレックスリフレクタ、フィニッシャ等の
擬似灯具を含む車両用灯具に関する。
(従来の技術) 一般に車両用灯具はハウジングの前面にレンズを配設す
ると共に、このハウジングとレンズとによって画成され
た灯室にソケットに装着したランプバルブを配設してい
る。そして、灯室への水の侵入を防止するために、ハウ
ジングとレンズとをホットメルト等のシール剤で完全に
シール接着したり、熱板溶着等により灯室の気密性を向
上させている。しかし、灯室の気密性が向上されるほど
ランプパルプを点灯すると発熱により灯室の内圧が急上
昇し、消灯時には内圧が低下する。この点灯・消灯のく
りかえしにより、内圧の高低変化でいわゆる呼吸作用が
発生し、例えば、ソケットのコード芯線等から灯具の外
部の水分が伝わって灯室内に吸収され、この水分が低温
部分で露結することにより、レンズ内面又はリフレクタ
の反射表面にくもりが発生する。そして、灯室に侵入し
た水分は、灯室の気密性が高いほど逆に灯室外に排出さ
れにくくなり除去されない。リフレックスリフレクタや
フィニッシャ等のような光源のない擬似灯具にあっても
昼夜の外気温の差により同様の現象が生じる。
この為、灯室の内圧を一定にして呼吸作用をなくし水分
の侵入を防止するために、従来の車両用灯具にあっては
、例えば第12図に示すように、熱可塑性樹脂によって
成形したハウジングaとレンズbとを熱板溶着により固
着すると共に、コードfを有するソケットeに装着した
ランプパルプCを灯室dに配設し、さらに、ハウジング
aの後部の上下位置に通気穴Qを穿設し、この通気穴q
に連通ずる湾曲した筒状のゴム製グロメットhを取付け
た構造の灯具がある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、かかる従来の灯具構造にあっては、例え
ば自動車のフロントコンビネーションランプやサイドマ
ーカーランプ等のように洗車時の^圧水が直接ランプ背
面にがかる灯具では、たとえグロメットhが湾曲してい
てもその開口から矢印(の如く灯室に水が侵入してしま
うという問題がある。また、ハウジングaの背面後方に
グロメットhが突出するため車体パネル(図示せず)に
干渉して不都合があるばかりか、グロメットhが外れ易
いなどの問題があり、さらに従来のものにあっては、通
気穴q及びグロメットhの内径が小さく設定しであるか
ら十分に呼吸作用を減少させるところまで至っていない
。即ち、従来のものでは通気穴q及びグロメットhの内
径寸法を大きくすれば空気の対流が良くなって呼吸作用
を少なくすることができるが、反面グロメットhの内径
を大ぎく設定すると埃塵等が呼吸作用に関係なく灯室に
侵入し易くなり、侵入した埃叩はレンズ内面やりフレフ
タ−を汚して配光性能を低下させる問題点もあった。
そこで本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、通
気穴からの埃塵侵入を防止し、しかも灯室内の呼吸作用
を茗しく低減して灯室内に水分の侵入を防止し、レンズ
内面やりフレフタのくもりを防止し、配光性能を良好に
保持し得る車両用灯具を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前述した問題点を解決するために、気密状態の
内部空間と外気とを連通させるための通気穴およびこの
通気穴周囲を囲繞する壁部を賜え、前記壁部内に前記通
気穴を塞ぐように通気性部材を圧接固定した車両用灯具
であって、前記通気性部材が撥水性および通気性を有す
る連続多孔質シートと、この連続多孔質シートの側面に
貼着された通気性補強用シートと、これら両シートをそ
の外周部分のみを埋設するようにインサート成形した硬
質筒状の補強部材と、この補強部材の外周を包囲して前
記壁部の内壁面に圧接される軟質筒状の防水部材とを備
えたことを特徴とする。
(作用) 気密状態の内部空間と外気とを連通させるための通気穴
を囲繞する壁部内に、通気穴の全周縁および壁部の内壁
に圧接固定される通気性部材が設けられているので、灯
具内部の内圧は大気圧に保たれて呼吸作用が防止される
とともに水滴や塵埃の侵入が防止される。
(実施例) 第1図には、本発明による車両用灯具の第1の実膿例が
示されている。
この車両用灯具1は、前面に開口を有するハウジング2
と、このハウジング2の前面にこれを覆うように接合さ
れるレンズ3と、これらハウジング2とレンズ3とによ
り画成された灯室4内に配置されるランプパルプ5とを
備えている。
ハウジング2は、合成樹脂で一体成形され、その前面開
口周縁部に溝部6を、その後部にソケット取付穴7を夫
々備えている。レンズ3は、その周縁全周に脚部8を備
え、この脚部8がハウジング2のi#li部6の中に挿
入されてホットメルト9により接合されている。また、
ランプパルプ5は、ハウジング2のソケット取付穴7に
挿着されたソケット10に保持されている。
また、ハウジング2の後部には、ソケット取付穴7の上
部に適宜径の通気穴11が形成されるとともにその通気
穴11にこれを囲繞する円筒状の壁部12が後方に向け
て突設されている。そして、この円筒状の壁部12内に
は、円筒状の通気性部材13が通気穴11を塞ぐように
水密に圧接固定されている。
この通気性部材13は1.第2図に拡大して示すように
、円板状の連続多孔質シート14と、この連続多孔質シ
ート14と同径の円板状でその一側面に貼着された通気
性補強用シート15と、両シート14.15の外周部分
のみを埋設するようにインサート成形した硬′R筒状の
補強部材16と、この補強部材16の外周を包囲する軟
質筒状の防水部材17とからなる。補強用シート15は
連続多孔質シート14の両側面に貼着してもよい。
連続多孔質シート14は、例えば四弗化エヂレン樹脂(
PTFE)等で形成され、連続気泡を有して空気やガス
は透過するが、水滴は透過しない通気性および溌水性を
有し、さらに柔軟性を有する。通気性補強用シート15
は、通気性を有しである程度の剛性を有する例えば不織
布などが用いられる。このような補強用シート15の一
側面にその外周部分に塗布された接着剤を介して連続多
孔質シート14を貼着する。こうして一体化された連続
多孔質シート14および補強用シート15は、補強部材
16を成形するための金型内の所定位置に配置される。
補強部材16はある程度の剛性を有する硬質ゴムや硬質
樹脂材料で成形され、溶融材料を金型内に注入して、両
シート14.15を一体的にインサート成形する。連続
多孔質シート14は、本来柔軟でインサート成形は不可
能であるが、補強用シート15で補強されているため、
インサート成形が可能になる。防水部材17は、軟質ゴ
ムあるいは軟質の樹脂材料で成形され、補強部材16の
外周に接着剤層を介在させて固定されるか、または補強
部材16の外周に一体にインサート成形される。
このようにして成形された通気性部材13は、補強用シ
ート15を外側に向けて、円筒状の壁部12内に圧入さ
れ、壁部12の底面の通気穴11の周縁および壁部12
の内壁面に外側の軟質防水部材17が圧接する。これに
より、車両用灯具1は、灯室4の内部と外気とが通気穴
11を塞ぐ通気性部材13を介して連通し、灯室4内部
と外気とが同気圧となって呼吸作用が防止されるうえ、
通気性部材13の特性により灯室内に水滴や塵埃の侵入
が防止されて、常に良好な配光特性が保持される。さら
に、連続多孔質シート14は、その−側面をある程度剛
性を有する補強用シート15に補強され、さらにこれら
が硬質の補強部材16に包囲されているので、その形状
が保持されて通気性部材13を壁部12内に圧入したと
きに通気性部材13の外側の防水部材17が圧縮されて
も、連続多孔質シート14の変形を防止されて連続多孔
質シート14における微細な通気孔が潰されて目詰まり
を起こすことがない。また、補強用シート15を外側に
向けることにより、溶剤等が直接11M多孔多孔−ト1
4にかからないので、連続多孔質シート14を変質させ
たり、その通気孔を広げたり潰したりすることがない。
第3図には、本発明による車両用灯具の第2の実施例が
示されている。
この車両用灯具18は、そのハウジング19の後部にこ
れを自動車の車体に取付けるための取付ボルト20.2
1を備えたものである。また、このハウジング19には
前記実施例と同様のレンズ3およびランプパルプ5が同
様の構成をもって設けられている。
このハウジング19には、ソケット取付穴7の上下に夫
々円筒状の壁部22,23が形成されている。上部の壁
部22には、取付ボルト20がそのねじ部が後方に突出
するように取付けられている。また、下部の壁部23は
その底面に通気穴24を、また下側の内壁面にその間口
から軸方向に沿う通気路25を夫々備えている。そして
この下部の壁部23内には、その通気穴24側に、これ
を塞ぐ前記実施例と同様の構成を右する通気性部材26
が連続多孔質シート27を補強用シート28および補強
部材29に保持されて水密に圧接固定され、間口側に通
気性部材26に離開して取付ボルト21が、その頭部を
超g波溶肴により開口を通気路25を残して塞ぐように
固定して上部、のボルト20と同様に取付けられている
。これにより通気性部材26と取付ボルト21の頭部と
の離開部分30は通気路25に連続する通気部分となる
したがって灯室4内と外気とは通気穴24を塞ぐ通気性
部材26を介して連通し、前記実施例と同様の作用効果
を得る。
第4図には、本発明による車両用灯具の第3の実施例が
示されている。
この重両用灯具31は、そのハウジング32の後部に取
付ボルトを備えたもので、前記実施例とは通気構造が異
なる。この実施例においても、このハウジング32には
前記各実施例と同様のレンズ3およびランプバルブ5が
同様の構成をもって取付けられている。
このハウジング32は、ソケット取付穴7の上下に後方
に突出する円筒状の壁部33.34を備え、下部の壁部
34の底面には適宜径の通気穴35が形成されている。
そしてこれらの壁部3334には取付ボルト36.37
がそのねじ部が後方に突出するように取付けられている
。また、下部の取付ボルト37は、その中心部軸方向に
貫通穴38が形成されるとともにこの貫通穴38に連続
する頭部の大径部39にrVI記各実施例と同様の構成
を備えた通気性部材40が連続多孔質シート41を補強
用シート42および補強部材43に保持されて圧接固定
され、その頭部がハウジング32の壁部34の底面およ
び内壁部に通気穴35を完全に塞ぐようにして超音波溶
着により固定されている。
このようにしても灯室4と外気とは通気穴35を塞ぐ通
気性部材40を介して連通し前記各実施例と同様の作用
効果を得る。
第5図には、本発明による車両用灯具の第4の実施例が
示されている。
この車両用灯具44は、車体パネル45の灯具数イ・1
間口46に内側から取付けるタイプのものである。
ハウジング47はその前面に車体パネル45の灯具取付
開口46よりも大ぎい開しコを備え、その前面開口周縁
全周には溝部48が形成されている。
そしてその後部にはソケット取付穴49が設けられ、こ
のソケット取付穴49にランプバルブ50を保持したソ
ケット51が挿着されている。レンズ52は灯具取付開
口46にその内側から表出する前面部53と、この前面
部53の周縁全周に後方向に連続するとともに車体パネ
ルの内側で外方に折曲される折曲部54を介してハウジ
ング47の溝部48に挿入される脚部55とを備えてい
る。
そしてその脚部55が同溝部48にホットメルト56を
介して接合されて灯室57を画成する。また、その下部
の脚部55の折曲部54には適宜径の通気穴58が形成
されるとともに、下部の脚部55とともに通気穴58を
取り囲む内壁部59が形成されている。そしてこの脚部
55と内壁部59との内側には前記各実施例と同様の構
成を備えた通気性部材60が連続多孔質シート61を補
強用シート62および補強部材63に保持されて通気穴
58を完全に塞ぐように圧接固定されている。
これにより灯室57と外気とは通気穴58を塞ぐ通気性
部材60を介して連通し、前記各実施例と同様の作用効
果を得る。
第6図には、本発明による車両用灯具の第5の実施例が
示されている。
この車両用灯具64は、ランプバルブを保持するソケッ
トに灯室と外気とを連通させる貫通部を備えたものであ
る。
図においてハウジング65の前面間口全周縁にレンズ6
6の脚部67を気密に固定するとともにハウジング65
とレンズ66とにより画成された灯室68内にハウジン
グ65の後部に形成され・たソケット取付穴69にラン
プバルブ70を保持したソケット71が挿着されている
。このソケット71は、合成樹脂製の筒体であって、第
7図に示すようにその上部に外方に突出する突起部72
と、この突起部72に離間してフランジ部73とを備え
、これら突起部72とフランジ部73とが弾性のパツキ
ン74を介してハウジング65のソケット取付穴69周
縁を気密に挟持してンケット取伺穴69に固定されてい
る。加えて、ソケット71の一側部には灯室68の内外
を連通させる通気穴となる貫通穴75を有する筒状の側
壁76が膨出して一体形成されている。また、その貫通
穴75の前部には段部77が内方に向けて突出して周設
されている。そしてこの側壁76内に前記各実施例と同
様の構成を備えた通気性部材78が連続多孔質シート7
9を補強用シート80および補強部材81に保持されて
段部77および内壁面に圧接されて水密に固定されてい
る。
これにより、灯室68と外気とが貫通穴75を塞ぐ通気
性部材78を介して連通し、@2各実施例と同様の作用
効果を得る。
次にこの発明を光源の無い擬似灯具に適用した実施例を
説明する。
第8図には本発明をリフレックスリフレクタに適用した
第6の実施例が示されている。
このリフレックスリフレクタ82は、透明樹脂製のレン
ズプレート83と、ハウジング84とを備えている。レ
ンズプレート83は、その裏面に多数の再帰性反射プリ
ズム85が形成されるとともに、その周縁全体に脚部8
6が形成されている。
脚部86はその全周でハウジング84の前面に超音波溶
着されている。
樹脂製のハウジング84には、取付ボルト87の0f1
部がそのねじ部が後方に突出するように同様に超音波溶
着されている。またハウジング84には、比較的小径の
通気穴88が形成されるとともに、その後部には通気穴
88よりも大径の円筒状の壁部89が形成されている。
そしてこの円筒状の壁部89の底面および内壁面には、
前記各実施例と同様の構成を備えた通気性部材90が連
続多孔質シート91を補強用シート92および補強部材
93に保持されて通気穴88を完全に塞ぐように水密に
圧接1111人されている。
これによりリフレックスリフレクタ82内部と外気とが
通気穴88を塞ぐ通気性部材90を介して連通し、前記
各実施例と同様の作用効果を(qる。
第9図には、本発明をリフレックスリフレクタに適用し
た第7の実施例が示されている。但しこのりフレックス
リフレクタ94のハウジングの前面には前記実施例と同
様のレンズプレート83が同様の構成をちって取付けら
れている。
ハウジング95には、その中央部に適宜径の通気穴96
が形成されるとともに、その後部には通気穴96よりも
大径の円筒状の壁部97が形成されている。そしてこの
円筒状の壁部97には、取付ボルト98がそのねじ部が
後方に突出するように取付けられている。この取付ボル
ト98は、その中心部軸方向に貫通穴99が形成される
とともに、この貫通穴9つに連続して頭部に設けられた
大径部100に前記各実施例と同様の構成を備えた通気
性部材101が連続多孔質シート102を補強用シート
103および補強部材104に保持されて圧接挿入され
、その頭部がハウジング95の壁部97の底面および内
壁面に通気穴96を完全に塞ぐようにして超音波溶着に
より固定されている。
このようにしてもリフレックスリフレクタ94内部と外
気とが通気穴96を塞ぐ通気性部材101を介して連通
し、前記各実施例と同様の作用効果を得る。
第10図には、本発明をリフレックスリフレクタに適用
した第8の実施例が示されている。この実施例におい一
〇もこのリフレックスリフレクタ105のハウジングの
前面には前記実施例と同様のレンズプレート83が同様
の構成をもって取付(プられている。
ハウジング106には、その中央部に適宜径の通気穴1
07が形成されるとともに、その後部に通気穴107よ
りも大径の円筒状の壁部108が形成されている。また
この壁部108はその下側の内壁面に開口から軸方向に
沿って通気路109を備えている。そしてこの壁部10
8内には、その通気穴107側に、これを塞ぐ前記各実
施例と同様の構成を備えた通気性部材110が連続多孔
質シート111を補強用シート112および補強部材1
13に保持されて水密に圧接固定され、開口側に通気性
部材110に離間して取付ボルト114がその頭部が超
音波溶着により開口を通気路109を残して塞ぐように
固定されて取付けられている。これにより通気性部材1
10と取イ」ボルト114の頭部との離間部分115が
通気路109に連続する通気部分となる。このようにし
てもリフレックスリフレクタ105内部と外気とが通気
穴107を塞ぐ通気性部材110を介して連通し、前記
各実施例と同様の作用効果を得る。
第11図には、本発明をフィニツシPに適用した第9の
実施例が示されている。
このフィニッシャ116は、樹脂成形レンズ117とハ
ウジング118とを備えている。レンズ117はその周
縁全体に脚部119が形成されている。脚部119はそ
の全周でハウジング118に接着剤を介して水密に接合
されている。ハウジング118にはその両端部に適宜径
の通気穴120が形成されるとともにその後部にはその
通気穴120よりも大径の円筒状の壁部121が形成さ
れている。そしてこの円筒状の壁部121の底面および
内壁面には、前記各実施例と同様の構成を備えた通気性
部材122が連続多孔質シート123を補強用シート1
24および補強部材125に保持されて通気穴120を
完全に塞ぐように水密に圧接挿入されている。
これにより、フィニッシャ116の内部と外気とが通気
穴120を塞ぐ通気性部材122を介して連通し、前記
各実流例と同様の作用効果を得る。
このフィニッシャについても、前述の各ランプ、リフレ
ックスリフレクタに適用した種々の構成が適用し得る。
(発明の効果) 以上のように、本発明による車両用灯具は、気密状態の
内部空間と外気とを連通させるための通気穴とこの通気
穴周囲を囲繞する壁部とを、通気性および撥水性を右す
る通気性部材で水密に塞ぐので、内部空間と外部とが同
気圧になり、気圧差による呼吸作用が防止されて、所望
の配光特性を良く維持することができる。また、通気性
部材を、撥水性および通気性を有する連続多孔質シート
と、この連続多孔質シートの側面に貼着された通気性補
強用シートと、これら両シートをその外周部分のみを埋
設するようにインサート成形した硬質筒状の補強部材と
、この補強部材の外周を包囲して壁部の内壁面に圧接さ
れる軟質筒状の防水部材とでM4成し、これを壁部内に
通気穴を塞ぐように圧接固定したので内部空間に水滴や
塵埃等が侵入する恐れがない。さらに、連続多孔質シー
トはその側面が補強用シートで補強され、さらにこれら
が補強部材で保持されているので、通気性部材の壁部内
への圧入時にJ3いて連続多孔質シートの変形を防止す
ることができ、すなわち通気孔の潰れを防止して通気穴
における初期に設定した通気迅を確保することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による車両用灯具の第1の実施例を示
す断面図、第2図は、第1図の部分拡大断面図、第3図
は、本発明による車両用灯具の第2の実施例を示す断面
図、第4図は、本発明による車両用灯具の第3の実施例
を示す断面図、第5図は、本発明による車両用灯具の第
4の実施例を示す断面図、第6図は、本発明による車両
用灯具の第5の実施例を示す断面図、第7図は、同灯具
の要部拡大断面図、第8図は、本発明による車両用灯具
の第6の実施例を示す断面図、第9図は、本発明による
車両用灯具の第7の実施例を示す断面図、第10図は、
本発明による車両用灯具の第8の実施例を示す断面図、
第11図は、本発明による車両用灯具の第9の実施例を
示す断面図、第12図は、従来の車両用灯具の一例を示
す断面図である。 4・・・灯室(内部空間)、11・・・通気穴、12・
・・壁部、13・・・通気性部材、14・・・連続多孔
質シート、15・・・通気性補強用シート、16・・・
硬質筒状の補強部材、17・・・軟質筒状の防水部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 気密状態の内部空間と外気とを連通させるための通気穴
    およびこの通気穴周囲を囲繞する壁部を備え、前記壁部
    内に前記通気穴を塞ぐように通気性部材を圧接固定した
    車両用灯具であって、前記通気性部材が撥水性および通
    気性を有する連続多孔質シートと、この連続多孔質シー
    トの側面に貼着された通気性補強用シートと、これら両
    シートをその外周部分のみを埋設するようにインサート
    成形した硬質筒状の補強部材と、この補強部材の外周を
    包囲して前記壁部の内壁面に圧接される軟質筒状の防水
    部材とを備えたことを特徴とする車両用灯具。
JP63273289A 1988-10-31 1988-10-31 車両用灯具 Pending JPH02121201A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273289A JPH02121201A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63273289A JPH02121201A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 車両用灯具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02121201A true JPH02121201A (ja) 1990-05-09

Family

ID=17525777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63273289A Pending JPH02121201A (ja) 1988-10-31 1988-10-31 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02121201A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001024353A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Nec Eng Ltd 圧力調整構造
JP2003336874A (ja) * 2002-05-15 2003-11-28 Nitto Denko Corp 通気部材およびこれを用いた通気筐体
JP2011142051A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Murakami Corp サイドミラー用ランプユニット
WO2015145970A1 (ja) * 2014-03-24 2015-10-01 日東電工株式会社 車両用ランプ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001024353A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Nec Eng Ltd 圧力調整構造
JP2003336874A (ja) * 2002-05-15 2003-11-28 Nitto Denko Corp 通気部材およびこれを用いた通気筐体
JP2011142051A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Murakami Corp サイドミラー用ランプユニット
WO2015145970A1 (ja) * 2014-03-24 2015-10-01 日東電工株式会社 車両用ランプ
JP2015185316A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 日東電工株式会社 車両用ランプ
CN106133436A (zh) * 2014-03-24 2016-11-16 日东电工株式会社 车辆用灯
EP3128224A4 (en) * 2014-03-24 2017-12-06 Nitto Denko Corporation Lamp for vehicle
US10036524B2 (en) 2014-03-24 2018-07-31 Nitto Denko Corporation Vehicle lamp

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4276246B2 (ja) 閉鎖されたランプハウジング内の通気装置
US4937710A (en) Ventilation system for headlamp
KR20010049300A (ko) 통기성 캡과, 그것을 포함하는 옥외용 램프, 자동차용램프 및 자동차용 전장 부품
US5536019A (en) Light unit having a sealing member for a light bulb containing pressure relief means
JP2007149470A (ja) 自動車用ヘッドランプの換気構造
JPH02121201A (ja) 車両用灯具
US6059437A (en) Vehicle lamp
JPH01279502A (ja) 車両用灯具
JPH01319216A (ja) 電気的スイツチ装置用の圧力補償部材
JPH01143102A (ja) 車両用灯具
JPH0138807Y2 (ja)
JPH09245507A (ja) 空気圧維持装置およびそれを用いた灯具
JP2011181220A (ja) 車両用灯具
JPH0353377Y2 (ja)
JP2963173B2 (ja) ランプ
JP3428308B2 (ja) 車両用装置の呼吸構造
US3249751A (en) Vehicle lamp
KR200215997Y1 (ko) 자동차용 방습 및 방수 램프
JP2018156762A (ja) 自動車用ヘッドランプの防水構造
JPH08315609A (ja) 防水型照明器具
JPH0754887Y2 (ja) 車輌用灯具
JP2538697Y2 (ja) 車両用灯具の呼吸構造
JP5564387B2 (ja) 車両用灯具
JPH07320507A (ja) 車両用装置における呼吸構造
JP2536949Y2 (ja) 車両用部品の呼吸グロメット