JPH0754887Y2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JPH0754887Y2
JPH0754887Y2 JP1697391U JP1697391U JPH0754887Y2 JP H0754887 Y2 JPH0754887 Y2 JP H0754887Y2 JP 1697391 U JP1697391 U JP 1697391U JP 1697391 U JP1697391 U JP 1697391U JP H0754887 Y2 JPH0754887 Y2 JP H0754887Y2
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JP
Japan
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lens
lamp
lamp body
space
reflex reflector
Prior art date
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JP1697391U
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JPH04108805U (ja
Inventor
義春 有馬
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は新規な車輌用灯具に関す
る。詳しくは、レンズとリフレックスリフレクターとの
間の空間部の防水を確実にすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の車輌用灯具の一例aを示す
ものである。
【0003】bはランプボデイであり、照射部cと反射
部dとが一体に形成され、照射部cには電球eが支持さ
れている。
【0004】fはランプボデイbの前面開口を覆うよう
にランプボデイbに取着されたレンズであり、該レンズ
fの反射部dに対応した部分には前方に開口した凹部g
が形成されている。また、レンズにfには凹部gとレン
ズf背面とを連通させる小さな通気孔hが形成されてい
る。
【0005】iはリフレックスリフレクターであり、レ
ンズfの凹部gにぴったりと嵌合される大きさの板状を
した主部jと該主部jの周縁から後方へ突出した周壁k
とが有色透明、例えば、赤色透明の合成樹脂によって一
体に形成されている。尚、主部jの背面には図示しない
既知の再帰反射素子が一面に形成されている。
【0006】しかして、リフレックスリフレクターiは
レンズfの凹部g内に内嵌され、その周壁kの後端面が
レンズfの凹部g内底面に超音波融着により固定され
る。これによって、レンズfとリフレックスリフレクタ
ーiとの間に空間部lが形成される。
【0007】そして、レンズfとリフレックスリフレク
ターiとの間の空間部lは完全に密閉されていることを
要し、上記通気孔hはその密閉度のチェックに使用され
る。即ち、通気孔hから空間部l内にエアを充填して、
該エアが漏れることがないか否かによって、空間部lの
密閉度をチェックするものである。
【0008】そして、上記密閉度のチェックを行った後
は、レンズfの凹部g背面に例えば、ブチルゴム溶液等
のシール材mを添着して、通気孔hを閉塞する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
車輌用灯具aにあっては、レンズfの凹部g背面にシー
ル材mを添着するのみで通気孔hの閉塞を行っているの
で、何かの拍子に該シール材mが剥離したりすることが
あって、空間部lの防水が確実でないと言う問題があ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案車輌用灯
具は、上記した課題を解決するために、レンズをランプ
ボデイに固定するための取付ネジがレンズとレンズの前
面に固定されたリフレックスリフレクターとの間に形成
された空間部と外部とを連通させる通気路に螺合され、
レンズと取付ネジとランプボデイの間にシール材が介在
されたものである。
【0011】
【作用】従って、本考案車輌用灯具にあっては、取付ネ
ジが通気路に螺入されるので、先ず、これによって該通
気路が塞がれ、更に、レンズと取付ネジとランプボデイ
の間にシール材が介在されるので、レンズとリフレック
スリフレクターとの間の空間部の気密性がより確実とな
る。また、通気路に螺入される取付ネジはレンズをラン
プボデイに取り付けるためのものであるので、通気路を
閉塞するための部品が特別に増えるということもない。
【0012】
【実施例】以下に本考案車輌用灯具の詳細を添付図に示
す実施例に従って説明する。
【0013】尚、図示した実施例は、本考案を自動車用
のリアコンビネーションランプに適用したものである。
【0014】図中1がリアコンビネーションランプであ
る。
【0015】2はランプボデイであり、3つの灯室部
3、4、5と4つのダミー部6、6、7、7と中間部8
とが合成樹脂により一体に形成されて成る。
【0016】灯室部3、4は上下に稍離間して位置さ
れ、正面からみて横長の長方形に形成され、それぞれ放
物面状の後面部9、9と該後面部9、9の上下両縁から
略水平に前方へ向かって突出した平面部10、10、・
・・とから成り、右端が左端に比してかなり後方の位置
で終わっている。
【0017】11、11は灯室部3、4の後面部9、9
の右端に寄った位置に着脱自在に支持された電球であ
る。
【0018】ダミー部6、6はそれぞれ灯室部3の左端
の下端部を除いた部分及び灯室部4の左端の上端部を除
いた部分に各別に連続し略左右方向に延びており、水平
断面で見て前方に対して中窪の凹曲面を為す後面部1
2、12と該後面部12、12の上下両縁から前方へ向
かって略水平に突出した平面部13、13、・・・とか
ら成る。
【0019】ダミー部7、7は灯室部3、4の右端縁に
各別に連続し、略前後方向に延びており、水平断面で見
て右方に対して中窪の凹曲面を為す後面部14、14と
該後面部14、14の上下両縁から右方へ向かって略水
平に延びる平面部15、15、・・・とから成る。
【0020】3つ目の灯室部5は灯室部3、4の左側
端、上側ダミー部6の下縁、下側ダミー部6の上縁に囲
まれた位置にあり、その放物面状をした後面部16の略
中央部には電球17が着脱自在に支持されている。
【0021】上記中間部8は灯室部3及び上側ダミー部
7と灯室部4及び下側ダミー部7との間に位置し、これ
ら各部分3、4、7、7の前端より稍後方に引っ込んだ
部分に位置している。
【0022】18はレンズであり、上記ランプボデイ2
の前面開口を覆うようにランプボデイ2に取着されてい
る。そして、該レンズ18のうち上記ランプボデイ2の
中間部8の左側略5分の2の部分に対向した部分には前
方に向かって開口した横長長方形の凹部19が形成され
ている。
【0023】そして、上記凹部19の背面の左右両端に
寄った部分には後方へ向かって突出したボス20、20
が突設されている。また、ボス20、20には後端に開
口した螺穴20a、20aが形成されており、更に、螺
穴20a、20aの奥端と凹部19との間を連通させる
通気孔21、21が形成されている。
【0024】また、凹部19の前面の周縁部には全周に
亘って延びる据付溝22が形成されている。
【0025】23は正面からみて横長長方形をしたリフ
レックスリフレクターであり、板状をした主部24と該
主部24の周縁から後方へ向けて突出した周壁25とが
有色透明、例えば、赤色透明の合成樹脂によって一体に
形成されて成る。そして、主部24の背面には図示しな
い既知の再帰反射素子が全面に亘って多数形成されてい
る。
【0026】このようなリフレックスリフレクター23
はレンズ18の凹部19に嵌め込まれる。そして、リフ
レックスリフレクター23の周壁25の後端部は凹部1
8内の据付溝22内に嵌合され、その状態で超音波融着
によりリフレックスリフレクター23がレンズ18に一
体的に結合される。
【0027】そして、上記通気孔21、21を利用し
て、レンズ18とリフレックスリフレクター23との間
に形成された空間部26の気密度のチェックが行われ、
空間部26の気密度に問題がなければ、レンズ18がラ
ンプボデイ2に取り付けられる。このとき、ランプボデ
イ2の中間部8を背面側から挿通された取付ネジ27、
27がレンズ18のボス20、20の螺穴20a、20
aに螺合されて、これによって、レンズ18のランプボ
デイ2への取付が確実にされる。
【0028】更に、このときに、例えば、ブチルゴム溶
液等がレンズ18のボス20、20の後端面及び/又は
ランプボデイ2の中間部8の前面に塗布され、これによ
って、シール材28が添着される。
【0029】しかして、このリアコンビネーションラン
プ1にあっては、レンズ18とリフレックスリフレクタ
ー23との間の空間部26を外部と連通させる通気路の
一部であるボス20、20の螺穴20a、20aが取付
ネジ27、27の螺入によって塞がれ、かつ、ボス2
0、20の後端面とランプボデイ2の中間部8の前面と
の間にシール材28、28が介在され、更に、取付ネジ
27、27の締め付けによってボス20、20の後端面
と中間部8の前面とが圧着されるので、通気路を為す通
気孔21、21及び螺穴20a、20aが外部に対して
完全に密閉され、レンズ18とリフレックスリフレクタ
ー23との間の空間部26が気密に保たれる。
【0030】尚、ダミー部6、6、7、7の各後面部1
2、12、14、14を前方(14、14に関してはそ
れに対応したレンズ18の部分がある方を前方とす
る。)に対して中窪の凹曲面としてあるので、これを前
方からレンズ18を通してみると、奥行き間を感じるこ
とが出来る。
【0031】
【考案の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本考案車輌用灯具は、ランプボデイの前面開口を覆
うレンズとレンズの前面に固定されたリフレックスリフ
レクターとの間に空間部を設け、該空間部と外部とを連
通させる通気路が設けられた車輌用灯具において、上記
レンズをランプボデイに固定するための取付ネジが上記
通気路に螺合され、レンズと取付ネジとランプボデイの
間にシール材が介在されたことを特徴とする。
【0032】従って、本考案車輌用灯具にあっては、取
付ネジが通気路に螺入されるので、先ず、これによって
該通気路が塞がれ、更に、レンズと取付ネジとランプボ
デイの間にシール材が介在されるので、空間部の気密性
がより確実となる。また、通気路に螺入される取付ネジ
はレンズをランプボデイに取り付けるためのものである
ので、通気路を閉塞するための部品が特別に増えるとい
うこともない。
【0033】尚、上記実施例において示した具体的な形
状乃至構造は何れも本考案の具体化に当たってのほんの
一例を示したものにすぎず、これらによって本考案の技
術的範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案車輌用灯具を自動車用のリアコンビネー
ションランプに適用した実施の一例を示した要部の拡大
断面図である。
【図2】正面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】従来の車輌用灯具の一例を示す要部の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 車輌用灯具 2 ランプボデイ 18 レンズ 20a、21 通気路 23 リフレックスリフレクター 26 空間部 27 取付ネジ 28 シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプボデイの前面開口を覆うレンズと
    レンズの前面に固定されたリフレックスリフレクターと
    の間に空間部を設け、該空間部と外部とを連通させる通
    気路が設けられた車輌用灯具において、上記レンズをラ
    ンプボデイに固定するための取付ネジが上記通気路に螺
    合され、レンズと取付ネジとランプボデイの間にシール
    材が介在されたことを特徴とする車輌用灯具。
JP1697391U 1991-03-01 1991-03-01 車輌用灯具 Expired - Lifetime JPH0754887Y2 (ja)

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JP1697391U JPH0754887Y2 (ja) 1991-03-01 1991-03-01 車輌用灯具

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JPH04108805U JPH04108805U (ja) 1992-09-21
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