JP3423564B2 - 光学機器 - Google Patents
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Description
因する像振れを補正する機能を具備したカメラなどの光
学機器の改良に関するものである。
の撮影にとって重要な作業は全て自動化されているた
め、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起す可能性は
非常に少なくなっている。
防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影失敗を誘
発する要因は殆ど無くなってきている。
単に説明する。
通常1〜12Hzの振動であるが、シャッタのレリーズ
時点においてこのような手振れを起していても像振れの
無い写真を撮影可能とする為の基本的な考えとして、上
記手振れによるカメラの振動を検出し、その検出値に応
じて補正レンズを変位させてやらなければならない。従
って、カメラの振れが生じても像振れを生じない写真を
撮影できることを達成するためには、第1にカメラの振
動を正確に検出し、第2に手振れによる光軸変化を補正
することが必要となる。
にいえば、角加速度,角速度,角変位等を検出する振動
検出手段と、該センサの出力信号を電気的或は機械的に
積分して角変位を出力するカメラ振れ検出手段とをカメ
ラに搭載することによって行うことができる。そして、
この検出情報に基づいて撮影光軸を偏心させる補正光学
装置を駆動させることにより、像振れ抑制が可能とな
る。
ムについて、図7を用いてその概要を説明する。
振れ81p及び横振れ81yに由来する像振れを抑制す
るシステムの図である。
yは各々カメラ縦振れ振動、カメラ横振れ振動を検出す
る振動検出手段で、それぞれの振動検出方向を84p,
84yで示してある。85は補正光学装置(87p,8
7yは各々補正光学装置85に推力を与えるコイル、8
6p,86yは補正手段85の位置を検出する位置検出
素子)であり、該補正光学装置85には後述する位置制
御ループを設けており、振動検出手段83p,83yの
出力を目標値として駆動され、像面88での安定を確保
する。
れ補正装置(前述の振動検出手段,補正光学装置,コイ
ル,位置検出素子や後述する各種のIC等より構成され
る)の構造を示す分解斜視図であり、以下図8〜図17
を参照しつつ、この構造について説明する。
出耳71a(3ケ所(1ケ所は隠れて見えない))は不
図示の鏡筒に嵌合し、公知の鏡筒コロ等が孔71bにネ
ジ止めされ、鏡筒に固定される。
ーク72は、孔72aを貫通するネジで地板71の孔7
1cにネジ止めされる。又、第2ヨーク72にはネオジ
ウムマグネット等の永久磁石(シフト用マグネット)7
3が磁気的に吸着されている。尚、各永久磁石73の磁
化方向は図8に図示した矢印73aの方向である。
支持枠75(図12に拡大図あり)にはコイル76p,
76y(シフト用コイル)が強引に押し込まれて接合
(以下、この事を「パッチン接着」と記す)され(図1
2は未接着)、又、IRED等の投光素子77p,77
yも支持枠75の背面に接着され、スリット75ap,
75ayを通してその射出光が後述するPSD等の位置
検出素子78p,78yに入射する。
M(ポリアセタール樹脂)等の先端球状の支持球79
a,79b及びチャージバネ710が挿入され(図9及
び図11も参照)、支持球79aが支持枠75に熱カシ
メされ固定される(支持球79bはチャージバネ710
のバネ力に逆らって孔75bの延出方向に摺動可能であ
る)。
面図であり、支持枠75の孔75bに矢印79c方向に
支持球79b,チャージしたチャージバネ710,支持
球79aの順に挿入してゆき(支持球79a,79bは
同形状の部品)、最後に孔75bの周端部75cを熱カ
シメして支持球79aの抜け止めを行う。
図10(a)に示し、又図10(a)の断面図を矢印7
9c方向より見た平面図を図10(b)に示しており、
図10(b)の符合A〜Dに示す範囲の深さを図10
(a)のA〜Dに示す。
後端部は深さA面の範囲で受けられ規制される為、周端
部75aを熱カシメする事で支持球79aは支持枠75
に固定される。
深さB面の範囲で受けられる為に、該支持球79bがチ
ャージバネ710のチャージバネ力で孔75bより矢印
79cの方向に抜けてしまう事はない。
持球79bは図9に示す様に第2ヨーク72に受けられ
る為、支持枠75より抜け出る事はなくなるが、組立性
を考慮して抜け止め範囲B面を設けている。
bの形状は、該支持枠75を成形で作る場合においても
複雑な内径スライド型を必要とせず、矢印79cと反対
側に型を抜く単純な2分割型で成形可能なために、その
分寸法精度を厳しく設定出来る。
品となっている為に部品コストが下がるばかりでなく、
組立ミスが無く、部品管理上も有利である。
フッソ系のグリスを塗布し、ここにL字形の軸711
(非磁性のステンレス材)を挿入し(図8参照)、L字
軸711の他端は地板71に形成された軸受部71d
(同様にグリスを塗布し)に挿入し、3カ所の支持球7
9bを共に第2ヨーク72に乗せて支持枠75を地板7
1内に収める。
決め孔712a(3ケ所)を地板71の図11に示すピ
ン71f(3ケ所)に嵌合させ、同じく図11に示す受
け面71e(5ケ所)にて第1ヨーク712を受けて地
板71に対し磁気的に結合する(永久磁石73の磁力に
より)。
持球79aと当接し、図9に示す様に支持枠75は第1
ヨーク712と第2ヨーク72にて挟持され、光軸方向
の位置決めが為される。
2,第2ヨーク72の互いの当接面にもフッソ系グリス
が塗布してあり、支持枠75は地板71に対して光軸と
直交する平面内にて自由に摺動可能である。
に対し矢印713p,713y方向にのみ摺動可能に支
持していることになり、これにより支持枠75の地板7
1に対する光軸回りの相対的回転(ローリング)を規制
している。
5dの嵌合ガタは光軸方向には大きく設定しており、支
持球79a,79bと第1ヨーク712,第2ヨーク7
2の挾持による光軸方向規制と重複嵌合してしまうこと
を防いでいる。
ート714が被せられ、その上に複数のICを有するハ
ード基板715(位置検出素子78p,78y、出力増
幅用IC,コイル76p,76y駆動用IC等)が位置
決め孔715a(2ケ所)を地板71の図11に示すピ
ン71h(2ケ所)に嵌合され、孔715b,第1ヨー
ク712の孔712bとともに地板71の孔71gにネ
ジ結合される。
子78p,78yが工具にて位置決めされて半田付けさ
れ、又信号伝達用のフレキシブル基板716も面716
aがハード基板715の背面に破線で囲む範囲715c
(図8参照)に熱により圧着される。
交する平面方向に一対の腕716bp,716byが延
出しており、各々支持枠75の引っ掛け部75ep,7
5ey(図12参照)に引っ掛けられ、投光素子77
p,77yの端子及びコイル76p,76yの端子が半
田付けされる。
p,77y、コイル76p,76yの駆動はハード基板
715よりフレキシブル基板716を介在して行われる
ことになる。
bp,716by(図8参照)には各々屈折部716c
p,716cyを有しており、この屈折部の弾性により
支持枠75が光軸と直交する平面内に動き回る事に対す
る該腕部716bp,716byの負荷を低減してい
る。
面712cを有し、該突出面712cは絶縁シート71
4の孔714aを通り、ハード基板715と直接接触し
ている。この接触面のハード基板715側にはアース
(GND:グランド)パターンが形成されており、ハー
ド基板715を地板にネジ結合する事で第1ヨーク71
2はアースされ、アンテナになってハード基板715に
ノイズを与える事を無くしている。
71hに位置決めされ、前記ハード基板715上に両面
テープにて固定される。
(図8,図11参照)が開けられており、ここから第2
ヨーク72の背面が露出している。そして、この貫通孔
71iに永久磁石718(ロック用マグネット)が組み
込まれ、第2ヨーク72と磁気結合している(図9参
照)。
参照)にはコイル720(ロック用コイル)が接着さ
れ、又ロックリング719の耳部719aの背面には軸
受719b(図14参照)があり、アマーチュアピン7
21(図8,図14参照)にアマーチュアゴム722を
通し、該アマーチュアピン721を軸受719bに通し
た後、該アマーチュアピン721にアマーチュアバネ7
23を通し、アマーチュア724に嵌入してカシメ固定
する。
アバネ723のチャージ力に逆らってロックリング71
9に対し矢印725方向に摺動出来る。
8の背面方向から見た平面図であり、この図において、
ロックリング719の外径切り欠き部719c(3ケ
所)を地板71の内径突起71j(3ケ所)に合せてロ
ックリング719を地板71に押し込み、その後ロック
リングを時計方向に回して抜け止めを行う公知のバヨネ
ット結合により、ロックリング719は地板71に取り
付いている。
対し光軸回りに回転可能である。しかし、ロックリング
719が回転して再びその切り欠き719cが突起71
jと同位相になり、バヨネット結合が外れてしまうのを
防ぐ為にロックゴム726(図8,図14参照)を地板
71に圧入して、該ロックリング719がロックゴム7
26に規制される切り欠き部719dの角度θ(図14
参照)しか回転出来ない様に回転規制している。
照)にも永久磁石718(ロック用マグネット)が取り
付けられ、その孔727a(2ケ所)を地板71のピン
71k(図14参照)に嵌合して嵌め込み、孔727b
(2ケ所)と71n(2ケ所)によりねじ結合してい
る。
ーク727側の永久磁石718、及び、第2のヨーク7
2,ロック用ヨーク727により、公知の閉磁路を形成
している。
ク727がネジ結合される事で抜け止めされる。尚、図
14においては上記の説明の為にロックヨーク727は
省いて図示している。
と地板71のフック71m間(図14参照)にはロック
バネ728が掛けられており、ロックリング719を時
計まわりに付勢している。吸着ヨーク729(図8,図
14参照)には吸着コイル730が差し込まれ、地板7
1の孔729aによりネジ結合される。
の端子は、例えば4本縒り線のテトロン被覆線のツイス
トペア構成にしてフレキシブル基板716の幹部716
dに半田付けされる。
731y(図8参照)は各々位置検出端子78p,78
yの出力増幅用のICであるが、その内部構成は図15
の様になっている(IC731p,731yは同構成の
為、ここでは731pのみ示す)。
31ap,731bpは投光素子77pにより位置検出
素子78p(抵抗R1,R2より成る)に生じる光電流
78i1p,78i2pを電圧に変換し、差動アンプ7
31cpは各電流−電圧変換アンプ731ap,731
bpの差出力を求め増幅している。
した通り、スリット75ap,75ayを経由して位置
検出素子78p,78y上に入射するが、支持枠75が
光軸と垂直な平面内で移動すると位置検出素子78p,
78yへの入射位置が変化する。
向(図8参照)に感度を持っており、又スリット75a
pは矢印78apとは直交する方向(78ay方向)に
光束が拡がり、矢印78ap方向には光束が絞られる形
状をしている為、支持枠75が矢印713p方向に動い
た時のみ該位置検出素子78pの光電流78i1 p,7
8i2 pのバランスは変化し、差動アンプ731cpは
支持枠75の矢印713p方向に応じた出力をする。
(図8参照)に検出感度を持ち、スリット75ayは矢
印78ayとは直交する方向(78ap方向)に延出す
る形状の為に、支持枠75が矢印713y方向に動いた
時のみ該位置検出素子78yは出力を変化させる。
ンプ731ap,731bpの出力の和(位置検出素子
78pの受光量総和)を求め、この信号を受ける駆動ア
ンプ731epはこれに従って投光素子77pを駆動す
る。
定にその投光量が変化する為、それに伴い位置検出素子
78pの光電流78i1 p,78i1 pの絶対量(78
i1p+78i2 p)が変化する。その為、支持枠75
の位置を示す(78i1 p−78i2 p)である差動ア
ンプ731cpの出力も変化してしまう。
なる様に前述の駆動回路によって投光素子77pを制御
すれば、差動アンプ731cpの出力変化が無くなる。
石73,第1のヨーク712,第2のヨーク72で形成
される閉磁路内に位置し、コイル76pに電流を流す事
で支持枠75は矢印713p方向に駆動され(公知のフ
レミングの左手の法則)、コイル76yに電流を流す事
で支持枠75は矢印713y方向に駆動される。
をIC731p,731yで増幅し、その出力でコイル
76p,76yを駆動すると、支持枠75が駆動されて
位置検出素子78p,78yの出力が変化する構成とな
る。
(極性)を位置検出素子78p,78yの出力が小さく
なる方向に設定すると(負帰還)、該コイル76p,7
6yの駆動力により位置検出素子78p,78yの出力
がほぼ零になる位置で支持枠75は安定する。
行う手法を位置制御手法と云い、例えば外部から目標値
(例えば手振れ角度信号)をIC731p,731yに
混合させると、支持枠75は目標値に従って極めて忠実
に駆動される。
yの出力はフレキシブル基板716を経由して不図示の
メイン基板に送られ、そこでアナログ/デジタル変換
(A/D変換)が行われ、マイコンに取り込まれる。
号)と比較増幅され、公知のデジタルフィルタ手法によ
る位相進み補償(位置制御をより安定させる為)が行わ
れた後、再びフレキシブル基板716を通り、IC73
2(コイル76p,76y駆動用)に入力する。IC7
32は入力される信号を基に前記コイル76p,76y
を公知のPWM(パルス幅変調)駆動を行い、支持枠7
5を駆動する。
713y方向に摺動可能であり、上述した位置制御手法
により位置を安定させている訳であるが、カメラ等の民
生用光学機器においては電源消耗防止の観点からも常に
該支持枠75を制御しておく事は出来ない。だからとい
って非制御状態にしておくと、支持枠75は非制御状態
時には光軸と直交する平面内にて自由に動き回る事が出
来るようになる為、その時のストローク端(機械的端、
詳しくはメカロックリング)での衝突の音発生や損傷に
対しても対策しておく必要がある。
持枠75を係止するロック機構を具備している。
背面には3ケ所の放射状に突出した突起75fを設けて
あり、図16に示す様に突起75fの先端がロックリン
グ719の内周面719gに嵌合している。従って、支
持枠75は地板71に対して全ての方向に拘束されてい
る。
9と支持枠75の動作の関係を示す平面図であり、図1
4の平面図から要部のみ抜出した図である。尚、説明を
解り易くする為に実際の組立状態とは若干レイアウトを
変化させている。又、図16(a)のカム部719f
(3ケ所)は、図9,図13に示す通り、ロックリング
719の円筒の母線方向全域に渡って設けられている訳
ではないので図14の方向からは実際には見えないが、
説明の為に図示している。
の720aは図示しないフレキシブル基板等でロックリ
ング719の外周を通り、端子719hよりフレキシブ
ル基板716の幹部716d上の端子716eに接続さ
れる4本縒り線の引き出し線)は永久磁石718で挟ま
れた閉磁路内に入っており、コイル720に電流を流す
事でロックリング719を光軸回りに回転させるトルク
を発生する。
ンからフレキシブル基板716を介してハード基板71
5上の駆動用IC733に入力する指令信号で制御さ
れ、IC733はコイル720をPWM駆動する。
電するとロックリング719に反時計回りのトルクが発
生する様にコイル720の巻き方向が設定されており、
これによりロックリング719はロックバネ728のバ
ネ力に逆らって反時計方向に回転する。
に通電前はロックバネ728の力によりロックゴム72
6に当接して安定している。
チュア724が吸着ヨーク729に当接してアマーチュ
アバネ723を縮め、吸着ヨーク729とアマーチュア
724の位置関係をイコライズしてロックリング719
は図16(b)の様に回転を止める。
ャートである。
電(720bに示すPWM駆動)すると同時に吸着マグ
ネット730にも通電(730a)する。その為、吸着
ヨーク729にアマーチュア724が当接し、イコライ
ズされた時点でアマーチュア724は吸着ヨーク729
に吸着される。
ル720への通電を止めると、ロックリング719はロ
ックバネ728の力で時計回りに回転しようとするが、
上述した様にアマーチュア724が吸着ヨーク729に
吸着されている為、回転は規制される。この時、支持枠
75の突起75fはカム部719fと対向する位置に在
る(カム部719fが回転して来る)為、支持枠75は
突起75fとカム部719fの間のクリアランス分だけ
動ける様になる。
向に支持枠75が落下する事になるが、図17の矢印7
19iの時点で支持枠75も制御状態にする為、落下す
る事は無い。
9の内周で拘束されているが、実際には突起75fと内
周壁719gの嵌合ガタ分だけガタを有する。即ち、こ
のガタ分だけ支持枠75は重力G方向に落ちており、支
持枠75の中心と地板71の中心がずれている事にな
る。その為、矢印719iの時点から例えば1秒費やし
てゆっくり地板71の中心(光軸の中心)に移動させる
制御をしている。
ズ74を通して像の揺れを撮影者が感じて不快である為
であり、この間に露光が行われても、支持枠75の移動
による像劣化が生じない様にする為である。(例えば1
/8秒で支持枠を5μm移動させる) 詳しくは、図17の矢印719i時点での位置検出素子
78p,78yの出力を記憶し、その値を目標値として
支持枠75の制御を始め、その後1秒間費やしてあらか
じめ設定した光軸中心の時の目標値に移動してゆく(図
17の75g参照)。
ク状態)た後、振動検出手段からの目標値を基にして
(前述した支持枠75の中心位置移動動作に重なって)
支持枠75が駆動され、防振が始まる事になる。
時点で防振オフにすると、振動検出手段からの目標値が
補正手段を駆動する補正駆動手段に入力されなくなり、
支持枠75は中心位置に制御されて止まる。この時に吸
着コイル730への通電を止める(730b)。する
と、吸着ヨーク729によるアマーチュア724の吸着
力が無くなり、ロックリング719はロックバネ728
により時計回りに回転され、図16(a)の状態に戻
る。この時、ロックリング719はロックゴム726に
当接して回転規制される為に回転終了時の該ロックリン
グ719の衝突音は小さく抑えられる。
動手段への制御を断ち、図17のタイミングチャートは
終了する。
ラの像振れ補正機能に係る部分のみの回路構成を示した
のが、図18のブロック図である。
され、マイクロコンピュータ(以下、マイコンと記す)
1のA/D変換端子に入力される。また、補正レンズの
位置検出を行う位置検出手段4の出力は増幅手段5で増
幅され、マイコン1のA/D変換端子に入力される。マ
イコン1内ではこれら2つのデータの信号処理を行い、
補正レンズ駆動データを補正レンズ駆動手段6へ出力
し、補正レンズを駆動して像振れ補正を行う。また、ロ
ック・アンロック駆動手段7は、前述したアンロックコ
イルの駆動、アンロック状態保持等を行うものである。
に関する部分の具体的動作の例を、図19のフローチャ
ートを用いて説明する。
み処理によって行う。尚、前述のロック・アンロック制
御はカメラのメインフローの中において行われている。
ップ#81から動作を開始する。 [ステップ#81] 振れ検出手段2であるところの例
えば角速度センサの出力をA/D変換する。 [ステップ#82] 像振れ補正開始命令を受けたかど
うかの判定を行い、像振れ補正開始命令を受けていない
ならステップ#83へ進む。
行わない場合の動作である。 [ステップ#83] 像振れ補正を行わないので、DC
オフセット,積分演算の初期化を行う。 [ステップ#84] 像振れ補正開開始命令を受けてか
らの時間を計測するタイマをクリアする。
開始命令を受けていることを判定した場合は、ステップ
#85へ進む。 [ステップ#85] 像振れ補正開始命令を受けてから
所定時間が経過したかどうかの判定を行う。所定時間経
過していなければステップ#86へ進む。
命令を受けてから所定時間の間の動作であり、未だ像振
れ補正動作は行っていない。 [ステップ#86] DCオフセットの演算を行う。こ
れは、ハイパスフィルタの初期入力がDC分で急激な変
化をしないように(ステップ入力にならないように)す
るためである。 [ステップ#87] ハイパスフィルタ演算の初期化を
行い、積分結果を「0」にする。これは、電気的に補正
レンズを中心に保持するためである。
命令を受けてから所定時間が経過したことを判定した場
合は、ステップ#88以降の像振れ補正動作を開始す
る。 [ステップ#88] 像振れ補正を開始するために、角
速度センサのA/D変換出力から所定周波数(コンデン
サと抵抗で決まるカットオフ周波数)以下の成分をカッ
トし、実際の振れの信号成分のみを通過させるべくハイ
パスフィルタ演算を行う。 [ステップ#89] 角変位データを算出する為に公知
の積分演算を行う。 [ステップ#90] ズームやフォーカスのポジション
によって振れ角変位に対する補正レンズの偏心量(敏感
度)が変化するので、その調整を行う。 [ステップ#91] 上記の演算結果(像振れ補正駆動
用データ)をマイコン1内のSFTDRVで設定されるRAM
領域に格納する。 [ステップ#92] 補正レンズの位置を検出する位置
検出手段4の出力をA/D変換し、その結果をRAMの
SFTPSTに格納する。 [ステップ#93] フィードバック演算(SFTDRV−SF
TPST)を行う。 [ステップ#94] ループゲインと上記のフィードバ
ック演算結果を乗算する。 [ステップ#95] 安定な制御系にするために位相補
償演算を行う。 [ステップ#96] 上記位相補償演算結果をPWM信
号としてマイコン1のポートに出力し、割り込みが終了
する。
され、これにより補正レンズが駆動され、像振れが補正
が行われる。
われる。
は、静止した被写体だけでなく、動く被写体を追尾しな
がら撮影したり、被写体を変更したりして撮影すること
もあり、そのときは頻繁にパンニング動作(構図変更動
作)が行われる。
振れなどの振動については効果的であるが、パンニング
のような撮影者の意識的な低周波大振幅振れに関して
は、画像が不自然な挙動を示すことになる。特にパンニ
ングを終了した時や、パンニングの方向を変更した時に
は、画像が揺り戻るような挙動を示す。
する。
終了するまでの、角速度及び角変位の波形を示したもの
である。
9のステップ#88にて行われるハイパス演算結果であ
る角速度の波形は、図20(a)の様に、ステップ的に
変化し、パンニング中はハイパス演算によって徐々に
「0」に戻っていく波形となり、パンニングが終了する
と逆方向にステップ的に変化する。
位の波形は、図20(b)の様に、パンニング開始で大
きく変動し、パンニングが終了すると逆方向に変動す
る。この角変位出力に基づいて像振れ補正を行うので、
この逆方向の変動が画像の揺り戻しを発生させてしまう
のである。
においては正確で素早いフレーミングが行えず、シャッ
タチャンスを逃す可能性があった。
ニング動作後の画像の揺り戻しを少なくして操作性を向
上させ、かつ、画像の揺り戻し制御の状態から通常の像
振れ補正制御への移行を画像の観察者に違和感を与える
こと無くスムーズに行わせることのできる光学機器を提
供しようとするものである。
めに、本発明は、機器に加わる振れを検出する振れ検出
手段と、前記振れに起因する像振れを補正する補正光学
手段とを有し、前記振れ検出手段からの振れ信号に基づ
いて前記補正光学手段を駆動する光学機器において、パ
ンニング動作を検知するパンニング動作検知手段と、パ
ンニング動作終了を検知するパンニング動作終了検知手
段と、パンニング動作が検知されると、前記補正光学手
段を可動中心以外の所定位置に固定するための信号によ
り制御し、パンニング動作の終了が検知されると、前記
振れ検出手段よりの振れ信号のゲインが1に向けて徐々
に大きくなるようにそのゲインを増加させるとともに、
前記補正光学手段を所定位置に固定するための前記信号
のゲインが0に向けて徐々に小さくなるようにそのゲイ
ンを減少させる制御手段とを有することを特徴とする光
学機器とするものである。
に基づいて詳細に説明する。
ク図であり、ここでは像振れ補正機能付き光学機器とし
て、一眼レフカメラの交換レンズに適用した場合を想定
している。
あり、カメラ本体側から通信用のライン109c(クロ
ック信号用),109d(本体→レンズ信号伝達用)を
通じて通信を受け、その指令値によって、図8に示した
ような構成より成る振れ補正系102,フォーカス駆動
系104,絞り駆動系105の動作を行わせたり、振れ
補正系102の制御を行ったりする。
角変位センサ等の振れセンサ106、補正レンズの位置
を検出する位置センサ107、及び、前記振れセンサ1
06と位置センサ107の出力を基にレンズマイコン1
01にて算出された駆動信号によって補正レンズを駆動
し、像振れ補正を行う振れ補正駆動系108から成る。
れ補正動作を行わせるための像振れ補正開始用スイッチ
であり、像振れ補正動作を選択する場合にはこのスイッ
チSWISをONにする。
イコン101からの指令値によって焦点調節用のレンズ
を駆動してフォーカシングを行う。前記絞り駆動系10
5は、レンズマイコン101からの指令値によって、絞
りを設定された位置まで絞る又は開放状態に復帰させる
という動作を行う。
ズ内の状態(ズーム位置,フォーカス位置,絞り値の状
態など)や、レンズに関する情報(開放絞り値,焦点距
離,測距演算に必要なデータなど)を通信用のライン1
09e(レンズ→カメラ本体信号伝達用)よりカメラ本
体側に伝達することも行う。
102,フォーカス駆動系104,絞り駆動系105か
ら、レンズ電気系110が構成される。そして、このレ
ンズ電気系110に対しては、通信用のライン109
a,グランド用ライン109bを通じてカメラ内電源1
18から電源供給が行われる。
111として、測距部112,測光部113,シャッタ
部114,表示部115,その他の制御部116、及
び、これらの動作開始・停止などの管理,露出演算,測
距演算などを行うカメラマイコン117が内蔵されてい
る。この電気系111に対しても、その電源はカメラ内
電源118より供給される。
測距を開始させるためのスイッチであり、122(SW
2とも記す)はレリーズ動作を開始させるためのレリー
ズスイッチであり、これらは一般的には2段ストローク
スイッチであって、レリーズボタンの第1ストロークで
スイッチSW1がONし、第2ストロークでレリーズス
イッチSW2がONになるように構成されている。
択スイッチであり、露出モード変更は、該スイッチのO
N,OFFで行ったり、該スイッチ123と他の操作部
材との同時操作により行う方法などがある。
の動作説明を行う。
ャートに示すように動作し、前述のレンズ制御を行って
いる。以下、図2にしたがって動作説明をする。
かの操作がなされると、カメラ本体(以下、単にカメラ
と記す)から交換レンズ(以下、単にレンズと記す)へ
通信がなされ、レンズマイコン101はステップ#1か
ら動作を開始する。 [ステップ#1] レンズ制御,像振れ補正制御のため
の初期設定を行う。 [ステップ#2] カメラからの指令に基づいてフォー
カス駆動を行う。 [ステップ#3] ズーム及びフォーカスのポジション
検出を行う。 [ステップ#4] カメラからの通信やスイッチSWI
Sの状態に応じて、図16等で前述したような補正光学
手段である支持枠(補正レンズ)のロック・アンロック
制御を行う。 [ステップ#5] カメラからHALT(レンズ内のア
クチュエータの全駆動を停止する)命令を受信したかど
うかの判定を行い、HALT命令を受信していなければ
上記ステップ#2からの動作を繰り返す。
信していれば、ステップ#6へ移行する。 [ステップ#6] HALT制御を行う。ここでは全駆
動を停止し、レンズマイコン101はスリープ(停止)
状態になる。
よるシリアル通信割り込み、像振れ補正制御割り込みの
要求があれば、それらの割り込み処理を行う。
のデコード,絞り駆動などのレンズ処理を行う。そし
て、通信データのデコードによって、スイッチSW1の
ON,スイッチSW2のON,シャッタ秒時,カメラの
機種等が判別できる。
ック・アンロック制御動作について、図3のフローチャ
ートを用いて説明する。尚この実施の形態における像振
れ補正装置は、前述の図8等で述べた構造を持つものを
想定している。また、像振れ補正動作は、カメラのメイ
ンスイッチ、スイッチSW1,SWISの全てがONに
なったら開始するようなシステムであるものとする。 [ステップ#31] カメラのメインスイッチがONさ
れているかどうかの判定を行い、ONされていればステ
ップ#32へ進む。 [ステップ#32] カメラのスイッチSW1がONさ
れたかどうかの判定を行い、ONされていればステップ
#33へ進む。 [ステップ#33] スイッチSWISがONされたか
どうかの判定を行い、ONされていればステップ#34
へ進む。
チSW1,SWISの全てONであれば、ステップ#3
4からの像振れ補正動作を開始する。もし、どれか1つ
でもOFFの場合は、後述するステップ#40からの像
振れ補正終了動作を行う。 [ステップ#34] 像振れ補正開始フラグIS_ST
ARTをセットする。 [ステップ#35] アンロック吸着用マグネットに通
電をする。これは図16等で述べた様に、ロックリング
がロックバネに逆らって回転した状態を保持(ロック解
除状態)しておくためである。 [ステップ#36] 振れ補正駆動用のコイルに通電を
行う。 [ステップ#37] ロックリング駆動コイルに通電
し、ロックリングを回転させる。 [ステップ#38] ロックリング駆動時間が経過した
かどうかの判定を行う。このロックリング駆動時間は、
以下のステップ#39でロックリングの回転を停止して
も、アンロック吸着用マグネットによってロック解除状
態を保持できる時間があらかじめ設定されている。ここ
で、ロックリング駆動時間が経過していなければこのサ
ブルーチンを終了し、以後ロックリング駆動時間が経過
するまで同様の動作を繰り返する。その後、ロックリン
グ駆動時間が経過したことを判定すると、ステップ#3
9へ進む。 [ステップ#39] ロックリング駆動コイルへの通電
を停止する。これでロック解除状態となる。
チ、スイッチSW1,SWISのどれか1つでもOFF
の場合は、ステップ#40からの像振れ補正の終了動作
を行う。 [ステップ#40] 像振れ補正開始フラグIS_ST
ARTをクリアする。 [ステップ#41] アンロック吸着用マグネットへの
通電を停止する。これにより、ロックバネによってロッ
クリングがロック方向に回転しロック状態となる。 [ステップ#42] ロックリング駆動中にOFFされ
る場合があるので、ロックリング駆動コイルの通電も停
止しておく。 [ステップ#43] 補正レンズを可動中心位置に持っ
ていくセンタリング動作が終了したかどうかの判定を行
い、終了していなければこのサブルーチンを終了し、セ
ンタリング動作が終了するまで同様の動作を繰り返す。
その後、センタリング動作が終了したことを判定する
と、ステップ#44へ進む。 [ステップ#44] 可動中心位置に補正レンズがある
ので、振れ補正駆動用コイルへの通電を停止する。
われる。
発生するタイマ割り込みである。
みが発生すると、レンズマイコン101は、図4のステ
ップ#81から像振れ補正の制御を開始する。従来例と
同じ動作を行う部分は同一のステップ番号を記し、その
説明は省略する。
9とステップ#90の間において実行される、ステップ
#97(パンニング制御)である。以下、このパンニン
グ制御について、図5のフローチャートと図6のタイミ
ングチャートを用いて説明する。 [ステップ#11] パンニング動作中(PANFLG
=1)かどうかの判定を行い、パンニング動作中であれ
ばステップ#16へ進み、パンニング動作中でなければ
ステップ#12へ進む。
動作がなされたかどうかを判断する部分である。 [ステップ#12] 積分結果の角変位θが0.25°以上
であるかどうかの判定を行い、0.25°以上であればステ
ップ#13へ進み、0.25°未満であれば通常の撮影時等
であるのでパンニング制御を終了して図4のステップ#
90へ進む。 [ステップ#13] 200msec以上、角変位θが0.25
°を越える値であるか否かを判定し、この条件下になけ
ればステップ#15へ進むが、この条件を満足した場合
はステップ#14へ進む。 [ステップ#14] パンニング動作が開始されたとし
て、「PANFLG=1」とする。 [ステップ#15] 実際の角変位θに関係なく、この
時の角変位θを図6(f)に示す様に0.25°に固定す
る。これは、パンニング動作をスムーズに行える様にす
ると共に、補正レンズが機械的端に突き当たらないよう
にする為である。尚、ステップ#13から直接このステ
ップへ来た場合も、パンニング動作が開始されたことは
未だ判定することはできないが、ステップ#12におい
て積分結果である角変位θが0.25°以上あるので、パン
ニング動作が開始された可能性が高い為、補正レンズが
機械的端に突き当たること等を防止するために同様の処
理を行っている。
動作中であることを判定した場合は、前述した様にステ
ップ#16へ進み、以下パンニング動作中及び動作終了
後の処理を行う。 [ステップ#16] パンニング動作が終了(PANS
TOP=1)したかどうかの判定を行い、パンニングが
終了していなければステップ#17へ進む。
作が終了したかどうかの判定を行う部分である。 [ステップ#17] 角変位θが0.25°以上であるかど
うかの判定を行い、0.25°以上であればパンニング動作
の途中であるのでステップ#20進み、一方、0.25°未
満であればステップ#18へ進む。 [ステップ#18] パンニング動作が終了したか否か
を判定する為に、角変位θが150msec以上、0.25°以
下であるかどうかを調べる。この結果、この条件下に無
ければステップ#20へ進むが、この条件を満足すれば
パンニング動作が終了したとしてステップ#19へ進
む。 [ステップ#19] パンニング動作が終了したとし
て、「PANSTOP=1」とする。 [ステップ#20] パンニング動作終了後の制御に用
いるカウンタ(PANCOUNT)をクリアする。
動作の終了を判定した場合は、ステップ21へ進み、以
下パンニング動作終了後の処理を行う。 [ステップ#21] カウンタ値(PANCOUNT)を基にテ
ーブルデータからA,Bの値を読み出す。
ンであり、それぞれ図6(b),図6(c)に示すよう
に時間とともに「0→1」,「1→0」に変化してい
る。更に詳述すると、ゲインAは、パンニング動作終了
後に生じる画像の揺り戻しを抑える為に角変位θに掛け
て(A×θ)用いられるものであり、図6(a)に示す
様な急激な補正レンズの挙動を、図6(d)に示す様な
動きにする働きを持つ。また、ゲインBは、パンニング
動作中に角変位θの値を0.25°にしていたが、これに掛
けて(B×0.25°)用いられるものであり、所定位置
(0.25°)に固定されていた補正レンズを徐々に可動中
心位置へ戻すように作用する働きを持つ(図6(e)参
照)。
して使用することにより、それぞれの効果を兼ね備えた
動きをさせることが可能となる。つまり、パンニング動
作終了後の画像の揺り戻しを抑えると共に、徐々に補正
レンズを可動中心位置に戻すことができ、通常の像振れ
補正制御への移行をスムーズに行えるようになる。
おいて、上記の乗算及び加算の処理が実行される。 [ステップ#22] θA =A×θを演算する(図6
(d)参照)。 [ステップ#23] θB =B×0.25°を演算する(図
6(e)参照)。 [ステップ#24] θ=θA +θB を演算し(図6
(f)参照)、角変位データθを変更する。この新しい
角変位データθによって像振れ補正が行われることにな
る。 [ステップ#25] PANCOUNTをカウントアップする。 [ステップ#26] PANCOUNTの値が所定カウントTM
に達したか否かの判定を行い、達していなければ以下同
様の処理を繰り返し、その後所定カウントTMに達する
ことにより、ステップ#27へ進む。 [ステップ#27] フラグPANFLG,PANST
OPをクリアし、パンニング動作終了後の制御を終了す
る。
までは角変位θを所定位置(0.25°)に固定して通常の
像振れ補正を行い、パンニング動作が終了すると、ステ
ップ#21〜#27にて示した様に、角変位データのゲ
インを変更し、所定位置から徐々に可動中心に移動させ
ることを同時に行っているので、画像の揺り戻しが少な
くなり、頻繁なパンニング動作(フレーミング変更動
作)に対する操作性が向上する。
に撮影が行われても、撮影結果に悪影響を与えない速度
で移動させるので問題はない。
ウントTMに達した後)には通常の像振れ補正にスムー
ズに移行しているので、静止した被写体を撮影する場合
でも違和感がなく、非常に操作性が良い。
ヨーのプログラムを共有している例を示したが、別々に
設けても構わない。また、デジタル制御で行う例を示し
たが、アナログ制御で行っても良い。
込んだ例を示したが、像振れ補正装置が交換レンズ内に
なく、エクステンダのように、カメラとレンズの間に入
るアダプタや、交換レンズの前方に取り付けるコンバー
ジョン・レンズのどの中に入る付属品としての形態をと
っても良い。
ラなどのレンズ一体型のカメラ等に適用しても良く、更
には、その他の双眼鏡等の光学機器や他の装置,構成ユ
ニットとしても適用することができる。
して角速度センサを例にしているが、角加速度センサ,
加速度センサ,速度センサ,角変位センサ,変位セン
サ、更には画像振れ自体を検出する方法など、振れが検
出できるものであればどのようなものであってもよい。
A,Bは角変位出力に掛けるようにしているが、角速度
出力に掛ける構成にしても、同様の効果を得ることがで
きることは言うまでもない。
との操作部材を具備し、例えば動体被写体(動きの多い
被写体)の撮影モードが選択された場合に、上記の実施
の形態で述べたような信号処理を行うカメラ等であって
も構わない。
ば、パンニング動作後の画像の揺り戻しを少なくして操
作性を向上させ、かつ、画像の揺り戻し制御の状態から
通常の像振れ補正制御への移行を画像の観察者に違和感
を与えること無くスムーズに行わせることのできる光学
機器を提供できるものである。
交換レンズの回路構成を示すブロック図である。
ローチャートである。
ンロック動作を示すフローチャートである。
割り込み動作を示すフローチャートである。
制御動作を示すフローチャートである。
の信号波形を示す図である。
ある。
ある。
を説明する為の図である。
示す断面図である。
る。
構成を示す回路図である。
示す図である。
形を示す図である。
の像振れ補正系の回路構成を示すブロック図である。
である。
終了後の振れ検出手段の出力波形を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 機器に加わる振れを検出する振れ検出手
段と、前記振れに起因する像振れを補正する補正光学手
段とを有し、前記振れ検出手段からの振れ信号に基づい
て前記補正光学手段を駆動する光学機器において、 パンニング動作を検知するパンニング動作検知手段と、 パンニング動作終了を検知するパンニング動作終了検知
手段と、 パンニング動作が検知されると、前記補正光学手段を可
動中心以外の所定位置に固定するための信号により制御
し、パンニング動作の終了が検知されると、前記振れ検
出手段よりの振れ信号のゲインが1に向けて徐々に大き
くなるようにそのゲインを増加させるとともに、前記補
正光学手段を所定位置に固定するための前記信号のゲイ
ンが0に向けて徐々に小さくなるようにそのゲインを減
少させる制御手段とを有することを特徴とする光学機
器。 - 【請求項2】 複数の中より何れか一つの像振れ補正状
態に切換えることのできる像振れ補正状態切換手段を有
し、該像振れ補正状態切換手段によって選択可能な一つ
が、パンニング動作の開始及び終了に応じて前記制御手
段が動作する像振れ補正状態であることを特徴とする請
求項1記載の光学機器。
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