JP5137556B2 - 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置 - Google Patents

振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、手振れなどの振動による光軸のずれを補正する振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルムービーカメラ(以下、総称して単にデジタルカメラと表記する)が一般のユーザにも広く普及してきている。カメラの取り扱いに不慣れなユーザは、撮影時に手振れをしやすく、それを補正するために様々な手法が提案されている。デジタルカメラの中には、携帯電話機の一機能として搭載されるものや、片手で握って撮影するスタイルのものもある。このような、片手の親指を使って撮影するスタイルの機器では、両手で撮影する一般的なスタイルのカメラ以上に手振れが生じやすいという傾向がある。
このような手振れを補正するための一手法として、つぎのような手法が実用化されている。すなわち、カメラの振動を検出する振動検出素子と、その振動によるブレを打ち消す方向にレンズの位置を動かす駆動素子によって、光軸を補正する手法である。
特開平10−213832号公報
本発明者は、上記振動検出素子および駆動素子を有機的に制御するための振動補正制御回路を開発した。本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、光軸補正系に係る動作検証を簡単な手法で実現することができる振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置を提供することにある。
本発明のある態様の補正装置は、振動に応じて撮像装置の光軸を補正する振動補正制御回路であって、撮像装置の振動を検出する振動検出素子の出力信号に応じて撮像装置の移動量を示す振動成分信号を生成する第1イコライザと、駆動されるレンズまたは駆動される撮像素子の位置を検出する位置検出素子の出力信号および振動成分信号に基づいて、レンズまたは撮像素子の位置を補正すべく駆動素子を制御するための駆動信号を生成する第2イコライザと、第1イコライザに検証用信号を入力する検証用信号入力回路と、振動成分信号および位置検出素子の出力信号に基づいて、駆動素子、位置検出素子および第1イコライザの動作検証をする制御部と、を備える。
本発明によれば、光軸補正系に係る動作検証を簡単な手法で実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る振動補正制御回路20を搭載した撮像装置500の構成を示すブロック図である。
撮像装置500は、レンズ60、駆動素子80、位置検出素子70、振動検出素子50、振動補正制御回路20、撮像素子100および画像処理部200を備える。
振動補正制御回路20は、第1イコライザ24、第2イコライザ40、ADC22、DAC46および制御部90を有する。
第1イコライザ24は、HPF26、パン・チルト判定回路28、ゲイン調整回路30、積分回路32、センタリング処理回路34およびゲイン調整回路36を含む。第2イコライザ40は、加算回路42およびサーボ回路44を含む。
撮像素子100は、光学部品であるレンズ60を透過した光信号を電気信号に変換する。撮像素子100はCCDセンサまたはCMOSイメージセンサを採用することができる。画像処理部200は、撮像素子100により撮像された画像信号に対し、各種加工を施したり、圧縮符号化したりする。
駆動素子80、たとえばボイスコイルモータは、レンズ60を駆動する。位置検出素子70、たとえばホール素子は、レンズ60の位置を検出する。振動検出素子50、たとえばジャイロセンサは、撮像装置500に加わる振動を検出する。
第1イコライザ24は、振動検出素子50の出力信号に応じて撮像装置500の移動量を求め、その移動量を補正するための振動成分信号を生成する。撮像装置500の移動量は、振動検出素子50の出力信号を積分して求めることができる。
第2イコライザ40は、位置検出素子70の出力信号および第1イコライザ24により生成された信号に基づいて、レンズ60の位置を補正すべく駆動素子80を制御するための信号を生成する。駆動素子80は、この信号に基づき、レンズ60の光軸と撮像素子100の中心とが一致するようレンズ60の位置を制御する。
制御部90は、第2イコライザ40に入力されるべき位置検出素子70の出力信号、および第1イコライザ24から出力される振動成分信号に基づいて、駆動素子80、位置検出素子70、振動検出素子50および第1イコライザ24の動作を検証する。制御部90は、CPUであってもよいし、所定の判定、または所定の演算および判定を実行する論理回路であってもよい。
実施の形態1では、少なくとも、駆動素子80、位置検出素子70、振動検出素子50および振動補正制御回路20が加振機で加振された状態で動作検証する。もちろん、撮像装置500全体を加振してもよい。なお、後述する実施の形態2では加振機を利用しない例を説明する。
制御部90は、上述したように加振された状態で、位置検出素子70の出力信号と第1イコライザ24の出力信号との位相差がゼロまたは略ゼロであるか否かを検証する。略ゼロとは、設計者がゼロとみなすべく設定した範囲内にある値である。位相差がゼロまたは略ゼロである場合、良と判定し、そうでない場合、不良と判定する。
また、制御部90は、上述したように加振された状態で、位置検出素子70の出力信号と第1イコライザ24の出力信号の振幅が逆極性で等しいまたは略等しいか否かを検証する。略等しいとは、設計者が等しいとみなすべく設定した範囲内にある値である。振幅が逆極性で等しいまたは略等しい場合、良と判定し、そうでない場合、不良と判定する。もちろん、上記位相差の判定と、当該振幅の判定を両方実行することができる。
不良と判定された場合、駆動素子80、位置検出素子70、振動検出素子50および振動補正制御回路20の、少なくとも一つに何らかの不具合があることを検出することができる。なお、どの構成要素に不具合があるかまでは、上述した判定のみでは特定することができない。
第1イコライザ24の出力信号は、振動検出素子50により検出された加速度成分に基づいて算出された撮像装置500の移動量を打ち消すための信号である。そのため、この信号に基づき駆動素子80がレンズ60を当該移動量を打ち消す方向に移動させた場合、位置検出素子70の出力信号は上述した二つの判定条件を満たす筈である。
制御部90は、上述した判定を実行するために具体的には、位置検出素子70の出力信号(図1の信号A)と第1イコライザ24の出力信号(図1の信号B)を加算し、換言すれば、両信号の絶対値を減算し、ゼロまたは略ゼロになるか否か判定する。
制御部90は、CPUが採用される場合、第1イコライザ24の処理を代替的に実行することができる。すなわち、振動検出素子50の出力信号に基づく移動量の補償処理を、第1イコライザ24によりハードウェア的に処理することも、制御部90によりソフトウェア的に処理することもできる。当該CPUは上記動作検証処理と上記移動量の補償処理の両方を担うことができる。
以下、振動補正制御回路20の構成および動作をより具体的に説明する。
振動検出素子50は、ジャイロセンサ50aを採用することができる。以下、ジャイロセンサ50aを採用する例で説明する。以下、ジャイロセンサ50aは、撮像装置500を持つユーザの手振れによる加速度を角速度として検出するものとする。位置検出素子70は、ホール素子70aを採用することができる。以下、ホール素子70aを採用する例で説明する。駆動素子80は、ボイスコイルモータ(VCM)80aを採用することができる。以下、VCM80aを採用する例で説明する。
ジャイロセンサ50aは、撮像装置500のXYの2軸方向の角速度を検出する。ジャイロセンサによって得られたアナログの角速度信号は、図示しない増幅回路により増幅された後、ADC(アナログデジタルコンバータ)22に出力される。ADC22は、当該増幅回路により増幅された角速度信号をデジタルの角速度信号に変換する。ADC22から出力された角速度信号は、第1イコライザ24に出力される。
第1イコライザ24において、まず、ADC22から出力されたデジタルの角速度信号がHPF(ハイパスフィルタ)26に入力される。HPF26は、ジャイロセンサ50aから出力された角速度信号のうち、手振れによる周波数成分より低い周波数成分を除去する。一般的に、手振れによる周波数成分は、1〜20Hzであるため、たとえば、角速度信号から0.7Hz以下の周波数成分が除去される。
パン・チルト判定回路28は、HPF26が出力する角速度信号に基づいて、撮像装置500のパン動作、チルト動作を検出する。パン・チルト判定回路28は、一定期間連続して角速度信号が所定値以上となることを検出したときに、パン動作中またはチルト動作中であると判定する。なお、被写体の移動などに応じて撮像装置500を水平方向に動かすことをパン動作といい、垂直方向に移動させることをチルト動作という。
ゲイン調整回路30は、パン・チルト判定回路28の判定結果に応じて、HPF26から出力される角速度信号の増幅率を変更する。たとえば、パン動作中またはチルト動作中でない場合には、ゲイン調整回路30はHPF26が出力する角速度信号の強度を維持するようなゲイン調整を行う。また、パン動作中またはチルト動作中の場合には、ゲイン調整回路30は、HPF26が出力する角速度信号の強度を減衰して出力が0となるようなゲイン調整を行う。
積分回路32は、ゲイン調整回路30が出力した角速度信号を積分して、撮像装置500の移動量を示す振動成分信号を生成する。たとえば、積分回路32は、図示しないデジタルフィルタを含んで構成することが好適であり、図示しないレジスタに設定されたフィルタ係数に応じたフィルタ処理を行うことによって振動成分信号、つまり撮像装置500の移動量を求める。
撮像装置500において手振れ補正処理を行う場合、補正処理を継続して実行するうちにレンズ60の位置が基準位置から徐々に離れていき、レンズ60の可動範囲の限界点付近に達する場合がある。このとき、手振れ補正処理を継続すると、レンズ60はある一方の方向には移動できるが、他方には移動できなくなる。センタリング処理回路34はこれを防止するために設けられるものである。
センタリング処理回路34から出力された振動成分信号は、ゲイン調整回路36によりホール素子70aの出力信号の範囲に調整される。ゲイン調整回路36によって調整された振動成分信号は、第2イコライザ40に出力される。
ホール素子70aは、ホール効果を利用した磁気センサであり、レンズ60のXおよびY方向の位置検出素子として機能する。ホール素子70aによって得られたレンズ60の位置情報を含むアナログの位置信号は、図示しない増幅回路により増幅された後、ADC22に出力される。ADC22は、当該増幅回路により増幅されたアナログの位置信号をデジタルの位置信号に変換する。なお、ADC22は、上記アナログの角速度信号および上記アナログの位置信号を時分割でデジタルの信号に変換する。
ADC22から出力された位置信号は、第2イコライザ40に出力される。第2イコライザ40において、まず、ADC22から出力された位置信号は、加算回路42に入力される。また、加算回路42には、ゲイン調整回路36によって調整された振動成分信号が入力される。加算回路42は、入力された位置信号と振動成分信号とを加算する。加算回路42から出力された信号は、サーボ回路44に出力される。サーボ回路44は、加算回路42からの出力信号に応じて、VCM80aの駆動を制御する信号を生成する。なお、サーボ回路44において、サーボ制御用のデジタルフィルタを用いたフィルタ処理が行われてもよい。
サーボ回路44から出力されたVCM駆動信号は、DAC(デジタルアナログコンバータ)46によりデジタル信号からアナログ信号に変換される。アナログのVCM駆動信号は、図示しない増幅回路により増幅された後、VCM80aに出力される。VCM80aは、VCM駆動信号に基づいてレンズ60のXおよびY方向の位置を移動させる。
ここで手振れがない場合と手振れがある場合の本実施の形態の撮像装置500の動作について説明する。
(手振れがない場合の動作)
手振れのない場合には、撮像装置500に角速度が生じないため、第1イコライザ24の出力する信号は“0”となる。VCM80aによって駆動されるレンズ60の位置は、その光軸と撮像装置500に備えられる撮像素子100の中心とが一致するため、ホール素子70aからのアナログの位置信号は、ADC22により“0”を示すデジタルの位置信号に変換された後、第2イコライザ40に出力される。よって、サーボ回路44は、現在のレンズ60の位置を維持するようにVCM80aを制御する信号を出力する。
また、レンズ60の光軸と撮像素子100の中心とが一致しない場合、ホール素子70aからのアナログの位置信号は、ADC22により“0”と異なる値を示すデジタルの位置信号に変換された後、第2イコライザ40に出力される。サーボ回路44は、ADC22の出力するデジタルの位置信号の値に応じて、位置信号の値が“0”となるようにVCM80aを制御する。
このような動作を繰り返すことによって、レンズ60の光軸と撮像素子100の中心とが一致するように、レンズ60の位置が制御される。
(手振れがある場合の動作)
VCM80aによって駆動されるレンズ60の位置は、その光軸と撮像素子100の中心とが一致するため、ホール素子70aからのアナログの位置信号は、ADC22により“0”を示すデジタルの位置信号に変換された後、第2イコライザ40に出力される。
一方、手振れによって撮像装置500が移動するため、積分回路32およびセンタリング処理回路34は、ジャイロセンサ50aで検出された角速度信号に基づいて、撮像装置500の移動量を示す振動成分信号を出力する。
サーボ回路44は、ADC22が出力する“0”を示す位置信号と、センタリング処理回路34が出力する振動成分信号と、を加算した信号に応じて、VCM80aの駆動信号を生成する。このとき、位置信号は“0”であるにも関わらず、“0”でない振動成分信号が加算されているため、サーボ回路44はレンズ60を移動させる補正信号を生成する。
なお、本実施の形態の手振れ補正は、撮像素子から出力される画像信号を一度メモリに読み込み、次の画像との比較から手振れの要素を排除する、いわゆる電子式手振れ補正ではなく、上述のとおり、レンズを光学的にシフトさせるレンズシフト方式などのような光学式手振れ補正である。
サーボ回路44が出力する補正信号に基づいて、VCM80aはレンズ60を移動させるため、撮像素子100は手振れによる被写体のぶれを抑制した信号を得ることができる。このような制御を繰り返すことによって、手振れ補正制御が実現される。
図2は、実施の形態1に係るホール素子70aの出力信号(波形A)と第1イコライザ24の出力信号(波形B)との関係を示す図である。図2では説明を分かりやすくするため、アナログ信号で描いているが、実際はデジタル信号である。
図2に示すように、ホール素子70aの出力信号(波形A)と第1イコライザ24の出力信号(波形B)とに位相差がなく、かつ振幅が逆極性で等しい状態が、手振れ成分が理想的に補正されている状態である。すなわち、VCM80a、ホール素子70a、ジャイロセンサ50aおよび振動補正制御回路20が正常動作している状態である。
以上説明したように実施の形態1によれば、光学式手振れ補正に係る動作検証を簡単な手法で実現することができる。また、アナログ/デジタル変換後のデジタル信号を制御部90で演算および比較することにより、簡単で高精度な検証が可能となる。また、振動補正制御回路にCPUが搭載される場合、そのCPUを動作検証にも有効活用することができる。
図3は、本発明の実施の形態1の変形例に係る振動補正制御回路20を搭載した撮像装置500の構成を示すブロック図である。
本変形例に係る撮像装置500の構成および動作は、図1に示した基本例の構成および動作と基本的に同様である。相違点は、制御部90が検証すべき信号を取り出す位置が異なる点である。
本変形例では、ホール素子70aの出力信号と第1イコライザ24の出力信号との位相差がゼロまたは略ゼロであるか否かを検証するため、加算回路42の出力信号Cがゼロまたは略ゼロになるか否か判定する。すなわち、上述した基本例では、制御部90がホール素子70aの出力信号(図1の信号A)と第1イコライザ24(図1の信号B)との加算を実行したが、本変形例では加算回路42がその加算を担う。制御部90は、その加算結果がゼロまたは略ゼロになるか否かの判定のみを行う。本変形例のその他の動作は、上述した基本例と同様である。
以上説明したように実施の形態1の変形例によれば、実施の形態1の基本例と同様の効果を奏する。本変形例は、当該基本例と比較し、制御部90の処理を簡素化することができる。
図4は、本発明の実施の形態2に係る振動補正制御回路20を搭載した撮像装置500の構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る撮像装置500の構成および動作は、図1に示した実施の形態1に係る撮像装置の構成および動作と基本的に同様である。相違点は、加振機を用いずに動作検証が実行可能な点、および第1イコライザ24に検証用信号を入力する検証用信号入力回路95が追加された点である。以下、具体的に説明する。
制御部90は、第1イコライザ24に検証用信号入力回路95から検証用信号Dが入力された状態で、第1イコライザ24の出力信号およびホール素子70aの出力信号に基づいて、VCM80a、ホール素子70aおよび第1イコライザ24の動作を検証する。
検証用信号Dは、正弦波信号であってもよい。正弦波信号は、振動補正制御回路20の外部または内部の正弦波発振器により生成された信号を用いることができる。後者のケースとして、第2イコライザ40内に正弦波発振器が設けられる場合がある。サーボ回路44の動作検証にも正弦波信号が用いることができる。
図4では、検証用信号Dとして、正弦波発振器から発振されたデジタル信号の正弦波が第1イコライザ24の入力に供給される。なお、デジタル信号の正弦波をデジタル/アナログ変換したアナログ信号の正弦波をADC22の前段に供給するようにしてもよい。このとき、デジタル/アナログ変換を時分割処理でDAC46に実行させることができる。
制御部90は、実施の形態1と同様に、ホール素子70aの出力信号と第1イコライザ24の出力信号との位相差がゼロまたは略ゼロであるか否かを検証する。より具体的には、ホール素子70aの出力信号と第1イコライザ24の出力信号の振幅が逆極性で等しいまたは略等しいか否かを検証する。
また、制御部90は、第1イコライザ24に検証用信号Dが入力された状態で、第1イコライザ24の出力信号に基づいて、第1イコライザ24の動作を検証することができる。具体的には、検証用信号Dと、第1イコライザ24の出力信号との位相差が90度または略90度であるか否かを検証する。第1イコライザ24は積分回路32を含むため、第1イコライザ24が正常であれば、第1イコライザ24の出力信号はその入力信号に対して90度、位相が遅延する筈である。
図5は、実施の形態2に係る、検証用信号(波形D)、第1イコライザ24の出力信号(波形B)、およびホール素子70aの出力信号(波形A)との関係を示す図である。 図5に示すように、検証用信号(波形D)と第1イコライザ24の出力信号(波形B)との位相差が90度の状態が理想的に移動量が検出されている状態である。すなわち、第1イコライザ24が正常動作している状態である。また、ホール素子70aの出力信号(波形A)と第1イコライザ24の出力信号(波形B)とに位相差がなく、かつ振幅が逆極性で等しい状態が、手振れ成分が理想的に補正されている状態である。すなわち、VCM80a、ホール素子70a、ジャイロセンサ50aおよび振動補正制御回路20が正常動作している状態である。
以上説明したように実施の形態2によれば、光学式手振れ補正に係る動作検証を簡単な手法で実現することができる。また、検証用信号を入力することにより、加振された状態を擬似的に作ることができ、加振機を用いる必要がない。また、実施の形態1と同様に、アナログ/デジタル変換後のデジタル信号を制御部90で演算および比較することにより、簡単で高精度な検証が可能となる。また、振動補正制御回路にCPUが搭載される場合、そのCPUを動作検証にも有効活用することができる。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態2においても、加算回路42の出力信号Cを制御部90に供給して動作検証することが可能である。
また、動作検証の結果、ホール素子70aの出力信号と第1イコライザ24との間で振幅の絶対値に差がある場合、ジャイロセンサ50aおよびホール素子70aの少なくとも一方の出力信号を、その差がなくなるよう増幅または減幅することにより修正することが可能である。ジャイロセンサ50aおよびホール素子70aの後段に設けられる、図示しない増幅回路の増幅率を調整すればよい。
なお、以上の実施の形態では、振動検出素子50、位置検出素子70および駆動素子80はそれぞれジャイロセンサ、ホール素子およびボイスコイルモータとしたが、本発明はそれに限られるものではない。たとえば、振動検出素子50は直線方向の加速度を検出するセンサを用いて、加速度信号に基づいて撮像装置500の振動を検出する構成にすることができる。また、駆動素子80はピエゾ素子やステッピングモータなどを用いることができる。位置検出素子70はMR素子またはフォトスクリーンダイオードなどを用いることができる。
また、以上の実施の形態では、レンズを駆動させて手振れ補正処理を行うレンズシフト式としたが、本発明はこれに限られるものではない。たとえば、本発明は撮像装置500のぶれに応じて撮像素子100をシフトさせる撮像素子シフト方式にも適用することができる。このとき、位置検出素子70は撮像素子100の位置を検出し、駆動素子80は撮像素子100を駆動する素子とすることができる。
本発明の実施の形態1に係る振動補正制御回路を搭載した撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る位置検出素子の出力信号(波形A)と第1イコライザの出力信号(波形B)との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係る振動補正制御回路を搭載した撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る振動補正制御回路を搭載した撮像装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る、検証用信号(波形D)、第1イコライザの出力信号(波形B)、および位置検出素子の出力信号(波形A)との関係を示す図である。
符号の説明
20 振動補正制御回路、 22 ADC、 24 第1イコライザ、 26 HPF、 28 パン・チルト判定回路、 30 ゲイン調整回路、 32 積分回路、 34 センタリング処理回路、 36 ゲイン調整回路、 40 第2イコライザ、 42 加算回路、 44 サーボ回路、 46 DAC、 50 振動検出素子、 60 レンズ、 70 位置検出素子、 80 駆動素子、 90 制御部、 95 検証用信号入力回路、 100 撮像素子、 200 画像処理部、 500 撮像装置。

Claims (4)

  1. 振動に応じて撮像装置の光軸を補正する振動補正制御回路であって、
    前記撮像装置の振動を検出する振動検出素子の出力信号に応じて前記撮像装置の移動量を示す振動成分信号を生成する第1イコライザと、
    駆動されるレンズまたは駆動される撮像素子の位置を検出する位置検出素子の出力信号および前記振動成分信号に基づいて、前記レンズまたは前記撮像素子の位置を補正すべく駆動素子を制御するための駆動信号を生成する第2イコライザと、
    前記第1イコライザに検証用信号を入力する検証用信号入力回路と、
    前記振動成分信号および前記位置検出素子の出力信号に基づいて、前記駆動素子、前記位置検出素子および前記第1イコライザの動作検証をする制御部と、
    を備え、
    前記制御部の前記動作検証は、前記位置検出素子の出力信号と前記振動成分信号との位相差がゼロまたは略ゼロであるか否か、かつ両信号の振幅が逆極性で等しいまたは略等しいか否かの検証をすることを特徴とする振動補正制御回路。
  2. 振動に応じて撮像装置の光軸を補正する振動補正制御回路であって、
    前記撮像装置の振動を検出する振動検出素子の出力信号に応じて前記撮像装置の移動量を示す振動成分信号を生成する第1イコライザと、
    駆動されるレンズまたは駆動される撮像素子の位置を検出する位置検出素子の出力信号および前記振動成分信号に基づいて、前記レンズまたは前記撮像素子の位置を補正すべく駆動素子を制御するための駆動信号を生成する第2イコライザと、
    前記第1イコライザに検証用信号を入力する検証用信号入力回路と、
    前記振動成分信号および前記位置検出素子の出力信号に基づいて、前記駆動素子、前記位置検出素子および前記第1イコライザの動作検証をする制御部と、
    を備え、
    前記制御部の前記動作検証は、前記位置検出素子の出力信号と前記振動成分信号との加算後の信号の振幅がゼロまたは略ゼロであるか否かの検証をすることを特徴とする振動補正制御回路。
  3. 振動に応じて撮像装置の光軸を補正する振動補正制御回路であって、
    前記撮像装置の振動を検出する振動検出素子の出力信号に応じて前記撮像装置の移動量を示す振動成分信号を生成する第1イコライザと、
    駆動されるレンズまたは駆動される撮像素子の位置を検出する位置検出素子の出力信号および前記振動成分信号に基づいて、前記レンズまたは前記撮像素子の位置を補正すべく駆動素子を制御するための駆動信号を生成する第2イコライザと、
    前記第1イコライザに正弦波の検証用信号を入力する検証用信号入力回路と、
    前記検証用信号と前記振動成分信号とに基づいて、前記第1イコライザの動作検証をする制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記検証用信号と、前記振動成分信号との位相差が90度または略90度であるか否かの検証をすることを特徴とする振動補正制御回路。
  4. 前記レンズと、
    前記撮像素子と、
    前記駆動素子と、
    前記位置検出素子と、
    前記振動検出素子と、
    請求項1からのいずれかに記載の振動補正制御回路と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
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