JP2012189924A - 動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ - Google Patents

動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ Download PDF

Info

Publication number
JP2012189924A
JP2012189924A JP2011055118A JP2011055118A JP2012189924A JP 2012189924 A JP2012189924 A JP 2012189924A JP 2011055118 A JP2011055118 A JP 2011055118A JP 2011055118 A JP2011055118 A JP 2011055118A JP 2012189924 A JP2012189924 A JP 2012189924A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
camera shake
movement
integrator
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011055118A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Ohara
正満 大原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011055118A priority Critical patent/JP2012189924A/ja
Publication of JP2012189924A publication Critical patent/JP2012189924A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】積分演算の精度と収束特性を両立した動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズを提供する。
【解決手段】制御回路306は、報知信号eから手ぶれ以外の動きの開始と終了を検出する。制御回路306は、報知信号eに基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは積分器(2)304が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御するとともに積分器(2)304が出力する角度信号を積分器(1)303の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影者の手ぶれを検出する動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズに関し、特には、積分演算の精度と収束特性を両立した動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズに関するものである。
撮影者の手ぶれを検出する動き検出装置においては、ジャイロなどの動き検出手段が出力する角速度信号を積分器などの積分手段によって積分して角度信号をえる。この角度信号に基づいて、光学系内の可動レンズを移動させたり、撮像素子を移動させたりすることによって、撮影者の手ぶれを補正する。
撮像装置の動きとして、撮影者の意図しない手ぶれと撮影者が意図的に行うパンニングや流し撮りなどの構図変更の動きがある。撮影者の意図しない手ぶれを検出する手ぶれ検出装置とこれを有する撮像装置が実用化されている。しかし、従来の手ぶれ検出装置とこれを有する撮像装置では、撮影者が意図的に行うパンニングや流し撮りなどの構図変更においても、これらを撮影者の意図しない手ぶれとして取り扱うので、撮影者に違和感を覚えさせることがあった。
この問題を解決した振れ検出装置が、特許文献1に開示されている。特許文献1に記載の振れ検出装置は、振れ検出手段から出力される電気信号を積分する第1の積分手段と、前記第1の積分手段の出力を積分する第2の積分手段と、所定のタイミングから所定時間経過後の前記第2の積分手段の出力を用いて、前記第1の積分手段の出力を補正する補正手段とを備える。これによって、振れ補正性能の低下を防止又は抑制することができる。
特開2007−19686号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、積分演算の精度と収束特性を両立することは困難であった。本発明は、前記課題を解決し、積分演算の精度と収束特性を両立した動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の動き検出装置は、自身の動きに応じた角速度信号を出力する動き検出手段と、前記角速度信号を積分して角度信号を出力する第1、第2の積分手段と、前記角速度信号に基づいて手ぶれ以外の動きの開始及び終了を示す報知信号を生成する報知信号生成手段と、前記報知信号に基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは前記第2の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御するとともに前記第2の積分手段が出力する角度信号を前記第1の積分手段の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御する制御手段と、を備え、前記第2の積分手段のカットオフ周波数は、前記第1の積分手段のカットオフ周波数よりも高い、ことを特徴とする。
また、本発明の撮像装置は、前記動き検出装置を有する、ことを特徴とする。
また、本発明の交換レンズは、前記動き検出装置を有する、ことを特徴とする。
また、本発明のカメラシステムは、カメラ本体と交換レンズから構成されるカメラシステムであって、前記交換レンズは、自身の動きに応じた角速度信号を出力する動き検出手段、を備え、前記カメラ本体は、前記角速度信号を積分して角度信号を出力する第1、第2の積分手段と、前記角速度信号に基づいて手ぶれ以外の動きの開始及び終了を示す報知信号を生成する報知信号生成手段と、前記報知信号に基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは前記第2の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御するとともに前記第2の積分手段が出力する角度信号を前記第1の積分手段の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御する制御手段と、を備え、前記第2の積分手段のカットオフ周波数は、前記第1の積分手段のカットオフ周波数よりも高い、ことを特徴とする。
また、本発明のカメラ本体は、前記カメラシステムに使用可能なカメラ本体である。
以上のように、本発明によれば、手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは、カットオフ周波数の高い第2の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御するとともに第2の積分手段が出力する角度信号を第1の積分手段の初期値とし、手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは、第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御するので、積分演算の精度と収束特性を両立した動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズを提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施例である動き検出装置の構成を示すブロック図 動き検出装置の各部の信号波形を示す第1の波形図 動き検出装置の各部の信号波形を示す第2の波形図 動き検出装置の各部の信号波形を示す第3の波形図 報知信号生成手段の各部の信号波形を示す波形図 報知信号を示す第1の波形図 報知信号を示す第2の波形図 積分器のゲインの周波数特性を示すイメージ図 積分器のブロック図 積分器(1)(2)の動作シーケンスを示す図 実施形態2によるデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図 実施形態3による交換レンズの概略図 実施形態4によるカメラシステムの概略図
(実施の形態1)
(1.構成)
(1 動き検出手段)
図1は、本発明の実施例である動き検出装置の構成を示すブロック図である。本発明の動き検出手段の一例であるジャイロ100は、撮像装置の動きを検出して動き検出信号aを出力する。動き検出信号aは、角速度信号である。ジャイロ100が出力する動き検出信号aは、アナログ信号処理LSI内200内のHPF201とBPF205に送られる。
(2.1 動き検出装置−アナログ信号処理−)
アナログ信号処理LSI200に送られた動き検出信号aは、HPF(ハイ・パス・フィルタ)201で低周波数成分を遮断され、AMP(増幅器)202で増幅された後、LPF(ロー・パス・フィルタ)203で高周波数成分を遮断される。
ジャイロ100が出力する動き検出信号aは温度変化や経時変化による直流ドリフトがあるので、HPF201でこれらの低周波数成分を遮断する。直流精度の高いジャイロを使用する場合は、HPF201を削除することができる。ジャイロ100が出力する動き検出信号aの振幅はデジタル信号処理LSI300内のADC(ADコンバータ)301の電圧検知分解能に対して小さいので、AMP202で増幅する。撮影者の手ぶれの周波数成分は高々20Hz程度なので、LPF203でノイズとなる高周波数成分を遮断する。ノイズが問題とならない場合は、LPF203を削除することができる。
動き検出信号aの直流ドリフトによる低周波数成分をHPF201で遮断してからAMP202に入力しないとAMP202の出力が飽和することがある。一方、LPF203の挿入位置は、どこでも構わない。
以上のアナログ信号処理が施された動き検出信号aは、動き検出信号bとして、デジタル信号処理LSI300内のADC301に送られる。
(2.2 動き検出装置−デジタル信号処理−)
デジタル信号処理LSI300に送られた動き検出信号bは、ADC301でデジタル化され、HPF302で低周波数成分を遮断された後、積分器(1)303、積分器(2)304で積分される。ここで、積分器(2)304のカットオフ周波数は、積分器(1)303のカットオフ周波数よりも高い。
一般に、入力の周波数が低いほど積分器(1)303、積分器(2)304のゲインは高くなるので、積分器(1)303、積分器(2)304の出力が飽和しないように、HPF302で低周波数成分を遮断することで低周波数のゲインを制限し積分器(1)303、積分器(2)304の出力の飽和を防ぐ。積分器(1)303、積分器(2)304は、ジャイロ100が出力する角速度信号である動き検出信号a、bを角度信号である補正信号cに変換する。
積分器(1)303、積分器(2)304の出力は、スイッチ308に送られる。スイッチ308は、制御回路306からの指示にしたがって、積分器(1)303の出力と積分器(2)304の出力のいずれを補正信号cとするかを選択的に切り換える。また、積分器(2)304の出力は、一定の条件の下、積分器(1)303の初期値とされる。
以上のデジタル信号処理が施された動き検出信号bは、補正信号cとして、出力端子400に送られる。
(2.3 動き検出装置−信号波形−)
図2は、動き検出装置の各部の信号波形を示す第1の波形図である。横軸は時間、縦軸は電圧である。上段は動き検出信号aの信号波形、中段は動き検出信号bの信号波形、下段は補正信号cの信号波形である。スイッチ308は、積分器(1)303の出力が補正信号cとなるように接続されている。
時刻t1までの期間は、すべての信号に撮影者の手ぶれによる微小な振動が観測される。時刻t1から時刻t2までの期間は、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったので、動き検出信号aが大きく変化している。動き検出信号bは、AMP202の出力が飽和したために飽和している。補正信号cも、積分器(1)303の出力が飽和したために飽和している。時刻t2以降の期間は、撮影者の意図的な構図変更が終了したので、動き検出信号aには時刻t1までと同様に撮影者の手ぶれによる微小な振動が観測される。動き検出信号bには、時刻t1から時刻t2までの期間でAMP202の出力が飽和した影響によって破線Aに示す直流ドリフトを伴った状態で撮影者の手ぶれによる微小な振動が観測される。補正信号cは、時刻t1から時刻t2までの期間で積分器(1)303の出力が飽和したことと、動き検出信号bが破線Aに示す直流ドリフトを伴っていることの影響によって相当の期間が経過しないと時刻t1までの期間と同じ状態に復帰しない。
つまり、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行った後には、相当の期間が経過しないと補正信号cが構図変更を行う前と同じ状態に復帰しない。
ここで、例えばHPF201の遮断周波数を高周波数側に設定しておけば、補正信号cが飽和状態から構図変更を行う前と同じ状態に復帰するまでの期間を短縮できるが、HPF201の周波数特性の影響で、手ぶれとして検出したい数Hz程度の信号に対して、振幅の減衰・位相の変化という悪影響が生じ、精度良く手ぶれを検出できなくなる。
動き検出装置を有する撮像装置は、補正信号cによって検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)または撮像素子を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。動き検出装置を有する交換レンズは、補正信号cによって検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。動き検出装置を有するカメラシステムは、補正信号cによって検出された撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、交換レンズの光学系内の手ぶれ補正レンズ(群)またはカメラ本体の撮像素子を駆動することによって撮影者の手ぶれを補正する。したがって、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったときに、撮影者に違和感を覚えさせることがある。
図3は、動き検出装置の各部の信号波形を示す第2の波形図である。横軸は時間であり、単位は秒である。上段は撮影者の手ぶれの信号波形であり縦軸は角度である。中段は動き検出信号aまたはbの信号波形であり縦軸は角速度である。下段は補正信号cの信号波形であり縦軸は角度である。スイッチ308は、積分器(1)303の出力が補正信号cとなるように接続されている。撮影者の意図的な構図変更が終了した時刻を0秒としている。
図2においては、撮影者の意図的な構図変更が終了した時刻t2以降の期間は、補正信号cは、時刻t1から時刻t2までの期間で積分器(1)303の出力が飽和したことと、動き検出信号bが破線Aに示す直流ドリフトを伴っていることの影響によって相当の期間が経過しないと時刻t1までの期間と同じ状態に復帰しなかった。図3は、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行っている期間において、積分器(1)303に対して動作を停止するように指示した場合の動作を示している。
そうであったとしても、補正信号cは、破線Bで示すように0秒から30秒程度まで直流ドリフトを伴っている。制御回路306が、撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行っている期間において、積分器(1)303に対して動作を停止するように指示したとすると、撮影者の意図的な構図変更が終了したときに、積分器(1)303は、通常、初期値0°から動作を再開することになる。これが補正信号cの直流ドリフトの原因となる。
理想的には、時刻0秒における撮影者の手ぶれの角度と時刻0秒において積分器(1)303が動作を再開するときの初期値が同じになるようにすればよい。この様子を図4に示す。図4は、動き検出装置の各部の信号波形を示す第3の波形図である。横軸及び上段、中段、下段それぞれの縦軸は、図3と同じである。また、上段は撮影者の手ぶれの信号波形であり図3と同じである。中段は動き検出信号aまたはbの信号波形であり図3と同じである。下段は補正信号cの信号波形であり、時刻0秒におけるその初期値は、図3において0°であったのに対して、図4においては上段の撮影者の手ぶれの信号波形の時刻0秒の角度と同じ100度程度になっている。これによって、補正信号cは、直流ドリフトを伴わない。
しかしながら、撮影者の手ぶれの信号波形の時刻0秒における角度を知ることは実質的に不可能であるから、何らかの手立てが必要になる。その手立てについて説明する前に、撮影者が意図的に行なうパンニングや流し撮りなどの構図変更の開始と終了を報知する報知信号生成手段の実施例について説明する。
(3. 報知信号生成手段)
再び図1を用いて、報知信号生成手段の処理について説明する。アナログ信号処理LSI200に送られた動き検出信号aは、BPF(バンド・パス・フィルタ)205で低周波数成分と高周波数成分を遮断され、AMP206で増幅される。ここで、BPF205の換わりに微分器やHPFを使用することもできる。
撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったときの動き検出信号aの周波数成分は、撮影者の手ぶれの周波数成分よりも低いので、手ぶれの周波数成分である高周波数成分をBPF205で遮断する。
次に、図5を用いて、動き検出信号aの低周波数成分をBPF205で遮断する理由について説明する。図5は、報知信号生成手段の各部の信号波形を示す波形図である。横軸は時間、縦軸は電圧である。上段は動き検出信号aの信号波形、下段は報知信号d(図1参照)の信号波形である。図5では、撮影者の手ぶれによる微小な振動は図示していない。
時刻t1から時刻t2までの期間で撮影者が意図的にパンニングや流し撮りなどの構図変更を行ったので、図2と同様に動き検出信号aが大きく変化している。報知信号dは、BPF205の低周波数成分遮断機能によって動き検出信号aの変化点近傍(時刻t1の直後と時刻t2の直前)でインパルス状に変化する。報知信号dのインパルス状の変化を用いて、撮影者が意図的に行なうパンニングや流し撮りなどの構図変更の開始と終了を検出する。
以上のアナログ信号処理が施された報知信号dは、デジタル信号処理LSI300内のADC305に送られる。ADC305は、報知信号dをデジタル化した報知信号eを制御回路306に送る。
尚、BPF205は、ADC301で取得したデジタルデータが所望の周波数帯域の信号成分を含んでいる場合には、このデジタルデータに対してBPF処理を施すことで実現することもできる。
(4. 制御手段)
再び図1を用いて、制御手段の処理について説明する。デジタル信号処理LSI300に送られた報知信号dは、ADC305でデジタル化され、報知信号eとして、制御回路306に送られる。
制御回路306は、報知信号eから撮影者が意図的に行なうパンニングや流し撮りなどの構図変更(以下、「手ぶれ以外の動き」と記載する場合がある。)の開始と終了を検出する。制御回路306は、報知信号eに基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは積分器(2)304が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御するとともに積分器(2)304が出力する角度信号を積分器(1)303の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御する。
制御回路306が報知信号eから撮影者が意図的に行なうパンニングや流し撮りなどの構図変更の開始と終了を検出する方法として、二つの方法を説明する。
まず、図6を参照しながら第1の方法を説明する。図6は、報知信号eを示す第1の波形図である。横軸は時間、縦軸は電圧である。第1の方法では、報知信号eが第1の閾値−Vsを下回ると手ぶれ以外の動きの開始を検出する(時刻t3)。また、報知信号eが第2の閾値Vsを上回ると手ぶれ以外の動きの終了を検出する(時刻t4)。
次に、図7を参照しながら第2の方法を説明する。図7は、報知信号eを示す第2の波形図である。横軸は時間、縦軸は電圧である。第2の方法では、第1の方法と同様に報知信号eが第1の閾値−Vsを下回ると手ぶれ以外の動きの開始を検出する(時刻t3)。一方、報知信号eが所定の範囲±Veに所定の時間teが経過するまで留まると手ぶれ以外の動きの終了を検出する(時刻t5)。
第1の閾値−Vs、第2の閾値Vsは、ゼロレベル電圧のばらつきに撮影者の通常の手ぶれによる微小な振動によって発生する電圧振幅の2.5倍程度を加えた値に設定するのがよい。本実施の形態では、ゼロレベル電圧のばらつきを0.025V、撮影者の通常の手ぶれによる微小な振動によって発生する電圧振幅を0.25Vとして、Vs=0.025+0.25×2.5=0.65(V)としている。
また、所定の範囲±Veは、ゼロレベル電圧のばらつきに撮影者の通常の手ぶれによる微小な振動によって発生する電圧振幅を加えた値に設定するのがよい。本実施の形態では、ゼロレベル電圧のばらつきを0.025V、撮影者の通常の手ぶれによる微小な振動によって発生する電圧振幅を0.25Vとして、Ve=0.025+0.25=0.275(V)としている。所定の時間teは、報知信号eが撮影者の意図的な構図変更の途中に一度ゼロ点をクロスすると撮影者の意図的な構図変更が終了したと誤検出するのを防ぐため、BPF205の特性を考慮して設定するのがよい。本実施の形態では、te=60msとしている。
第1の方法は、より簡易に手ぶれ以外の動きの終了を検出することができる。一方、第2の方法は、実際に手ぶれ以外の動きが終了した後に手ぶれ以外の動きの終了を検出することができる。
デジタル信号処理LSI300は、ADC301とHPF302の間に直流成分除去手段を備える。HPF201にてアナログ信号レベルで直流成分の除去が行われているが、アナログ回路の温度特性によるDCレベルの変動や、動き検出手段であるジャイロセンサ100の出力ドリフトが発生するため、積分演算を行う直前で、直流成分を除去する必要がある。直流成分除去手段は、LPF307と減算器309を備える。LPF307は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bの高周波数成分を遮断する。減算器309は、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bからLPF307の出力を減算する。減算器309の出力には、直流成分が除去された、ADC301によってデジタル化された動き検出信号bが得られる。
(5.1 積分器−伝達関数−)
図8は、積分器(1)303、積分器(2)304のゲインの周波数特性を示すイメージ図である。図8(a)(b)(c)において、横方向は周波数を示し、右に行くほど周波数が高くなる。また、縦方向はゲインを示し、上に行くほどゲインが高くなる。積分器のゲインの周波数特性の理論的なイメージは、図8(b)のようになる。しかし、これでは、0Hzでのゲインが無限大になる。そこで、図8(a)に示す周波数特性を加えて、低周波数領域のゲインをクリップする不完全積分の構成(図8(c))を用いるのが一般的である。これは、積分器(1)303、積分器(2)304ともに同じである。
ここで、図8(a)の伝達関数は、式(1)となり、図8(b)の伝達関数は、式(2)となる。
Figure 2012189924
Figure 2012189924
したがって、図8(c)で示される積分器(1)303、積分器(2)304の伝達関数は、式(3)となる。
Figure 2012189924
ただし、本実施の形態による積分器(1)303、積分器(2)304は、デジタル回路で構成されているので、式(3)をZ変換して、離散化された伝達関数に直すと式(4)となる。
Figure 2012189924
離散系のサンプリング周期Tsは、離散系のサンプリング周波数が撮影者の手ぶれの周波数成分よりも十分に高くなるように設定すればよい。撮影者の手ぶれの周波数成分は高々20Hz程度なので、離散系のサンプリング周波数を1kHzとすると、離散系のサンプリング周期Tsは1msとなる。
積分器(1)303、積分器(2)304ともに式(4)の離散化された伝達関数であらわされる。積分ゲインKi、積分定数αを変更することによって積分器(1)303、積分器(2)304のカットオフ周波数fcを適切に設定することができる。すなわち、積分器(2)304のカットオフ周波数を積分器(1)303のカットオフ周波数よりも高く設定することができる。本実施の形態において、積分器(1)303のカットオフ周波数は、0.01Hzであり、積分器(2)304のカットオフ周波数は、0.1Hzである。
(5.2 積分器−詳細−)
図9は、積分器(1)303、積分器(2)304のブロック図である。1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなる。このとき、制御回路306は、二つのセレクタの0側の入力を選択している。2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは積分器(2)304が出力する角度信号が補正信号cとなる。また、積分器(2)304が出力する角度信号を積分器(1)303の初期値とする。このとき、制御回路306は、二つのセレクタの1側の入力を選択している。3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなる。このとき、制御回路306は、二つのセレクタの0側の入力を選択している。
(5.3 積分器−動作シーケンス−)
図10は、積分器(1)303、積分器(2)304の動作シーケンスを示す図である。外乱検知信号は、報知信号eに基づいて、手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了するまでの間、Hレベルとなる。二つのセレクタは、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは0側の入力を選択している。2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは1側の入力を選択している。本実施の形態において、所定の時間は、1s〜2sである。3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは0側の入力を選択している。制御回路306は、積分器(1)303の積分定数α1、積分器(2)304の積分定数α2を図10のように制御する。
このような動作シーケンスとすることで、手ぶれ以外の動きが終了した時刻t1からt2までの間は、積分器(2)304を比較的高いカットオフ周波数設定で動作させ積分演算を高速に収束させ、時刻t2以降は積分器(2)304での積分演算値を初期値とした積分器(1)303を低いカットオフ周波数設定で動作させることで高精度に積分演算を実現することができる。
(実施の形態2)
次に、撮像装置の実施形態を説明する。本実施の形態による撮像装置は、デジタルスチルカメラである。
図11は、本実施の形態によるデジタルスチルカメラ500の構成を示すブロック図である。デジタルスチルカメラ500は、実施の形態1にかかる動き検出装置と同じ機能を、ジャイロ100および動き検出部506cによって実現している。
動き検出部506cは、図1に示すアナログ信号処理LSI200およびデジタル信号処理LSI300を備えている。デジタルスチルカメラ500は、実施の形態1による動き検出装置と同じ動作を行って補正信号cを生成し、補正信号cを用いて手ぶれを補正することが可能である。具体的には、デジタルスチルカメラ500は、動き検出信号aによって特定される撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系501内の手ぶれ補正レンズ501aを駆動する。これによって、撮影者の手ぶれを補正することができる。
動き検出部506cは、報知信号eから撮影者が意図的に行なうパンニングや流し撮りなどの構図変更の開始と終了を検出する。制御回路306は、報知信号eに基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは積分器(2)304が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御するとともに積分器(2)304が出力する角度信号を積分器(1)303の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御する。これによって、積分演算の精度と収束特性を両立した動き検出装置を有するデジタルスチルカメラ500を提供することができる。
図11に示すデジタルスチルカメラ500は、ジャイロ100と、光学系501と、CCD502と、AFE(アナログフロントエンド)503と、バス504と、SDRAM505と、信号処理LSI506と、LCD(液晶ディスプレイ)507と、シャッタ釦508とを有している。
光学系501は、被写体の像をCCD502上に結像する。光学系501は、複数のレンズ群で構成されており、手ぶれ補正レンズ501aを含む。手ぶれ補正レンズ501aは、光学系501内で光軸501bと垂直な平面内を移動することによって、手ぶれによって生じたデジタルスチルカメラ500の動きを打ち消す。
CCD502は、撮像素子であり、結像した被写体の画像信号を出力する。AFE503は、CCD502の出力する画像信号(アナログ信号)をデジタル信号である画像データに変換して、バス504を経由してSDRAM505に格納する。
信号処理LSI506は、CPU506a、信号処理部506b、及び、動き検出部506cを備えている。動き検出部506cは、実施の形態1による動き検出装置の機能のうち、ジャイロ100を除く機能を有している。以下では、動き検出装置に関連して説明した機能の説明は省略する。
CPU506aは、デジタルスチルカメラ500全体の制御を行う。信号処理部506bは、AFE503によってSDRAM505に格納された画像データを、LCD507での表示に適した表示データに変換してLCD507に出力する。シャッタ釦508の半押しによって合焦動作が開始され、全押しによって撮影が行われる。信号処理部506bは、SDRAM505に格納された画像データが、シャッタ釦508の全押しによって撮影された画像データであるときは、記録データに変換してメモリカード509に記録する。メモリカード509に記録された記録データは、信号処理部506bによって表示データに変換されてLCD507に表示される。
ジャイロ100から出力された動き検出信号aは、信号処理LSI506内の動き検出部506cに送られる。動き検出部506cは、報知信号eから撮影者が意図的に行なうパンニングや流し撮りなどの構図変更の開始と終了を検出する。制御回路306は、報知信号eに基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは積分器(2)304が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御するとともに積分器(2)304が出力する角度信号を積分器(1)303の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御する。補正信号cは、CPU506aに送られる。
CPU506aは、補正信号cに基づいてデジタルスチルカメラ500の動きを打ち消す方向に手ぶれ補正レンズ501aを動かすようレンズ駆動回路510に制御信号を送る。
なお、手ぶれ補正レンズ501aを光軸501bと垂直な平面内で駆動する代わりに、撮像素子であるCCD502を光軸501bと垂直な平面内で駆動することによって、撮影者の手ぶれを補正してもよい。
(実施の形態3)
次に、手ぶれ補正機能つきの交換レンズの実施形態を説明する。本実施の形態による交換レンズは、レンズ交換が可能なカメラ本体に使用可能な交換レンズである。
図12は、本実施の形態による交換レンズ600の概略図である。交換レンズ600は、実施の形態1にかかる動き検出装置と同じ機能を有している。交換レンズ600は、実施の形態1による動き検出装置と同じ動作を行って補正信号cを生成し、補正信号cを用いて撮影者の手ぶれを補正することが可能である。具体的には、交換レンズ600は、動き検出信号aによって特定される撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、光学系内の手ぶれ補正レンズ501aを駆動する。これによって、撮影者の手ぶれを補正することができる。
信号処理LSI506は、報知信号eから撮影者が意図的に行なうパンニングや流し撮りなどの構図変更の開始と終了を検出する。制御回路306は、報知信号eに基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは積分器(2)304が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御するとともに積分器(2)304が出力する角度信号を積分器(1)303の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは積分器(1)303が出力する角度信号が補正信号cとなるようにスイッチ308を制御する。これによって、積分演算の精度と収束特性を両立した動き検出装置を有する交換レンズ600を提供することができる。
図12に示す交換レンズ600は、ジャイロ100と、信号処理LSI506と、レンズ駆動回路510と、対物レンズ601と、ズームレンズ602と、絞り603と、手ぶれ補正レンズ501aと、フォーカスレンズ604とを含む。信号処理LSI506は、実施の形態2によるデジタルスチルカメラ500に組み込まれていた信号処理LSI506である。ただし、信号処理部506bは、なくてもかまわない。交換レンズ600によって手ぶれが打ち消される具体的な説明は、実施の形態2と同じであるため省略する。
(実施の形態4)
以下、カメラシステムの実施形態を説明する。図13は、本実施の形態によるカメラシステムの概略図である。本実施の形態によるカメラシステムは、カメラ本体700および交換レンズ800を有している。
カメラシステムは、全体として、動き検出信号aによって特定される撮影者の手ぶれを打ち消す方向に、交換レンズ800の光学系内の手ぶれ補正レンズ501aを駆動する。これによって撮影者の手ぶれを補正することができる。
交換レンズ800は、対物レンズ601、ズームレンズ602、絞り603、手ぶれ補正レンズ501a、フォーカスレンズ604を含む。通信手段(1)605は、ジャイロ100から出力された動き検出信号aをカメラ本体700に送るとともに、カメラ本体700から出力された補正信号cをレンズ駆動回路510に送る。
実施の形態3による手ぶれ補正機能つきの交換レンズ600と比較すると、交換レンズ800には通信手段(1)605が設けられている一方、信号処理LSI506が設けられていない。信号処理LSI506の機能に相当する機能は、カメラ本体700内に設けられている。通信手段(1)605は、交換レンズ800がカメラ本体700と通信するために用いられる。
カメラ本体700は、通信手段(2)701、信号処理LSI702、CCD502を含む。その他の撮影に必要となる構成要素については、説明を省略する。通信手段(2)701は、交換レンズ800から出力された動き検出信号aを信号処理LSI702に送るとともに、信号処理LSI702から出力された補正信号cを交換レンズ800に送る。信号処理LSI702は、通信手段(2)701を経由して交換レンズ800から送られた動き検出信号aを取得する動き検出信号取得部(図示せず)と実施の形態1による動き検出装置の機能のうち、ジャイロ100を除く機能を有している。本実施の形態によるカメラシステムの動作は、通信手段(1)605、通信手段(2)701を経由する以外は実施の形態2によるデジタルスチルカメラの動作と同様であるので、説明を省略する。なお、手ぶれ補正レンズ501aを光軸と垂直な平面内で駆動する代わりに、撮像素子であるCCD502を光軸と垂直な平面内で駆動することによって、撮影者の手ぶれを補正してもよい。
本発明によれば、撮影者の手ぶれ以外の外乱に影響を受けることなく高精度な手ぶれ補正ができるので、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ機能付き携帯電話などの撮像装置、交換レンズ式カメラシステムのカメラシステム、交換レンズ、カメラ本体に適用して有用である。
100 ジャイロ
200 アナログ信号処理LSI
201 HPF
202 AMP
203 LPF
205 BPF
206 AMP
300 デジタル信号処理LSI
301 ADC
302 HPF
303 積分器(1)
304 積分器(2)
305 ADC
306 制御回路
307 LPF
308 スイッチ
309 減算器
400 出力端子

Claims (5)

  1. 自身の動きに応じた角速度信号を出力する動き検出手段と、
    前記角速度信号を積分して角度信号を出力する第1、第2の積分手段と、
    前記角速度信号に基づいて手ぶれ以外の動きの開始及び終了を示す報知信号を生成する報知信号生成手段と、
    前記報知信号に基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは前記第2の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御するとともに前記第2の積分手段が出力する角度信号を前記第1の積分手段の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第2の積分手段のカットオフ周波数は、前記第1の積分手段のカットオフ周波数よりも高い、
    ことを特徴とする動き検出装置。
  2. 請求項1に記載の動き検出装置を有する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の動き検出装置を有する、
    ことを特徴とする交換レンズ。
  4. カメラ本体と交換レンズから構成されるカメラシステムであって、
    前記交換レンズは、
    自身の動きに応じた角速度信号を出力する動き検出手段、
    を備え、
    前記カメラ本体は、
    前記角速度信号を積分して角度信号を出力する第1、第2の積分手段と、
    前記角速度信号に基づいて手ぶれ以外の動きの開始及び終了を示す報知信号を生成する報知信号生成手段と、
    前記報知信号に基づいて、1)手ぶれ以外の動きが開始されるまでは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御し、2)手ぶれ以外の動きが開始されてから手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過するまでは前記第2の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御するとともに前記第2の積分手段が出力する角度信号を前記第1の積分手段の初期値とし、3)手ぶれ以外の動きが終了しさらに所定の時間が経過したあとは前記第1の積分手段が出力する角度信号が補正信号となるように制御する制御手段と、
    を備え、
    前記第2の積分手段のカットオフ周波数は、前記第1の積分手段のカットオフ周波数よりも高い、
    ことを特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項4に記載のカメラシステムに使用可能なカメラ本体。
JP2011055118A 2011-03-14 2011-03-14 動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ Withdrawn JP2012189924A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011055118A JP2012189924A (ja) 2011-03-14 2011-03-14 動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011055118A JP2012189924A (ja) 2011-03-14 2011-03-14 動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012189924A true JP2012189924A (ja) 2012-10-04

Family

ID=47083118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011055118A Withdrawn JP2012189924A (ja) 2011-03-14 2011-03-14 動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012189924A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106603921A (zh) * 2016-12-22 2017-04-26 惠州Tcl移动通信有限公司 一种基于移动终端切换前后摄像头的方法及其系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106603921A (zh) * 2016-12-22 2017-04-26 惠州Tcl移动通信有限公司 一种基于移动终端切换前后摄像头的方法及其系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9626743B2 (en) Image stabilization apparatus, method of controlling the same, image capturing apparatus, lens apparatus, and storage medium
US9374531B2 (en) Image shake correcting apparatus and control method for same, lens barrel, optical apparatus, and imaging apparatus
US9031396B2 (en) Image shake correcting apparatus and control method for same, lens barrel, optical apparatus, and imaging apparatus
US7840126B2 (en) Vibration detecting device, imaging apparatus, and vibration detecting method
JP2008310313A (ja) 動き検出装置、動き検出装置を備えた撮像装置、交換レンズおよびカメラシステム
CN108377330B (zh) 图像抖动校正设备、镜头设备、摄像设备和控制方法
US10230897B2 (en) Control apparatus, image capturing apparatus, lens apparatus, control method, and non-transitory computer-readable storage medium
US20090040320A1 (en) Image stabilization control circuit
US8923691B2 (en) Shake correcting device and imaging apparatus having shake correcting device
JP2012058545A (ja) 撮像装置
JP2009151028A (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP2007140064A (ja) 像振れ補正機能付き光学機器
JP6039212B2 (ja) 像ブレ補正装置、撮像装置及び像ブレ補正装置の制御方法
JP2010273335A (ja) ぶれ補正装置とそれを備えた撮像装置
JP2013210614A (ja) 撮像装置
JP2013054264A (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP2010191236A (ja) 動き検出装置とこれを有する撮像装置、交換レンズ、カメラシステム、カメラ本体
US11943536B2 (en) Apparatus, imaging apparatus, interchangeable lens, and method for controlling image blur correction
JP5137556B2 (ja) 振動補正制御回路およびそれを搭載する撮像装置
JP2012189924A (ja) 動き検出装置とこれを有する撮像装置、カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ
JP2012163772A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2013179788A (ja) モータ駆動装置とそれを用いた鏡筒およびカメラ
JP2018116134A (ja) 像ブレ補正装置および光学機器
US10748255B2 (en) Image blur correction device, optical apparatus, and control method
JP2011013555A (ja) ブレ補正装置及び光学機器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140603